「ダメッ♡ぐりぐりやぁ♡」
朝。俺は遠坂さんに犯されていた。本当に起きた時にはもう遠坂さんが腰を打ち付け、ピストンをしているところだったのである。
俺が起きたにも関わらず、遠坂さんは変わらず腰を振り続け性行為を楽しんでいるようだ。
「とまってぇ♡おねがいぃ♡」
起きてから体内時計で45分程。一度射精されたが、まだ遠坂さんの陰茎は萎えることなく、勃起したままである。
そのため遠坂さんは止まることなく動くので、こちらも喘ぎ声を上げてしまうのである。
というか昨日俺意識なくなった後も犯されてたっぽいのに、遠坂さんの性欲はどうなってるんだ。そういう類の呪いがかけられてると言われても俺は信じるぞ。絶倫か?絶倫なのか?
とにかく気持ちいいのだが、体を洗いたいので抜け出せないか試みることにした。とは言っても上体を起こして遠坂さんの胸に手を置き押してみるくらいだ。
「一歌は何をしているのですか?」
遠坂さんは真剣な表情で俺を見つめながら腰を振っている。いや、ピストンをやめてくれ。
「体…あらぃ…♡たいぃん♡」
必死に嬌声を上げないように頑張ってみる。俺の言葉を聞いた遠坂さんはそうですかと言って俺の両脇に両手を差し込み軽々と持ち上げる。
「んんっ♡」
遠坂さんの未だに痛そうなくらいに勃起した陰茎が俺の生殖器から引き抜かれる。その際にすら俺は熱のこもった声を上げてしまう。
俺を持ち上げたままベットを降りて浴室へと移動する。
遠坂さんは俺を一度下すと、お湯が出るのを確認した後、シャワー浴び始める。え?俺は?と思っていると俺にもシャワーを浴びせてきて、遠坂さんは空いている右手で俺の乳首をいじり始めた。
「んっ…♡あっ…♡」
シャワーを止め、シャワーフックに掛ける遠坂さんの隙を突き俺は遠坂さんの陰茎をシコシコしてやる。やられっぱなしは嫌なのだ。
「一歌。ダメですよ」
遠坂さんはそう言って俺の乳首から手を離し、今なお陰茎をシゴく俺の手を止めさせた。
「なんで…?」
何かいけなかったのだろうか。そう思い視線を陰茎から遠坂さんの顔へと移動させる。
そこにはとんでもなくいい笑顔で俺を見つめる遠坂さんの顔がある。
「私は射精するなら一歌の膣内だと決めています。ですので手コキはダメです」
よく分からないがダメらしい。そうとなれば、俺は何もすることがないではないか。
遠坂さんは浴槽に湯を溜め出し、俺は呑気に入浴剤とかあるのかな。なんて考えていたら遠坂さんに持ち上げられ、太腿の付け根辺りを両手でしっかりと掴む遠坂さん。
俺は変わった持ち方だなと思っていると、遠坂さんがその状態で女性器に陰茎を突っ込んできたのである。
「ああっ♡ふかいぃ♡」
しかもグリグリされて…。これヤバい…。
遠坂さんはわざとその状態で浴室内を歩き始めた。ピストンしてないのになんで気持ちいいんだ。
「んん…♡これむりぃ…♡」
そしてある程度歩いた遠坂さんはそこからピストンを開始し、俺はただ喘ぐだけの肉壺になってしまう。
「あっ♡これ♡」
ダメなやつだーー。絶頂しちゃうやつだ。そう心の中で思っていると、遠坂さんがピストンを速めてきた。
「はや♡ダメッ♡」
これはもう持たないと確信し、流れに身を任せた。
「あああああ♡」
絶頂。快楽が脳を揺らし正常な判断力を失わせる。
俺が絶頂しても遠坂さんは射精していない。つまりまだこの時間は続くと言うことだ。
「びんかんだからぁぁ♡かげんしてぇ♡」
甘く、媚びるような声を出してしまう。本当ならこんな媚びた声は出したくないのに。媚びた声も遠坂さんには効かなかったようで、寧ろ陰茎が少し大きくなったような気がする。
「そろそろ私もイきます」
パンパンパンパン。スパートをかける遠坂さんは俺にディープキスをしながら膣内射精した。ビクビクと俺の膣内で震えながらもその白濁液は俺の膣内、子宮を白く染めていく。
今なお射精する陰茎に恐れを抱きながら、結合部から精液が溢れるのを肌で感じた。
「一歌。これで終わりではありませんからね」
遠坂さんは笑っていたけど、俺にとっては死神のように思えた。
ーーー
結局。あの後浴槽に二人で入りまったりしていたら勃起した陰茎をお風呂に入ったまま挿入されそこから遠坂さんの陰茎がしなしなになるまで計7回してしまった。
正直に遠坂さんは化け物かと思った。この性欲どうなってんだと思いつつされるがまま犯されていた俺も何も言えないけどな…。
その性行為のせいで俺は立てなくなり、髪や体を洗うのは全て遠坂さんにさせてしまった。
遠坂さんはむしろやる気満々で俺の体を隅々まで触り洗ってくれた。
まあ何回か絶頂させられたがね。
そんな性行為も終わり、風呂も済ませた後は服を着てラブホを後にした。
ちなみにラブホ出るまでずっとお姫様抱っこされてました。
外は快晴ということもあるし、何より休日。誰に出くわすかも分からないのでとりあえず下ろしてもらい自分の足で歩こうとするも生まれたての子鹿状態で遠坂さんが手を掴んでくれていなければその場に女の子座りをしてしまったことだろう。
結果として俺は微笑ましい顔を浮かべた人たちとすれ違い続けた。
顔から火が出そうなほどで、滅茶苦茶恥ずかしいが俺が腰抜けてるから悪いな。………ん?いや俺が腰抜けたのって遠坂さんのせいなんだしこれぐらい厳しい罰とも言えることだ。
きっと俺と同じように恥ずかしくて人の顔すら見れない。
俺を抱っこする遠坂さんを見上げてみる。んんん???なんか滅茶苦茶笑顔なんですけど。おかしいな。ふ、普通は顔がゆでだこみたいになるのが定番では…?何故遠坂さんは笑顔なんだ??分からないことを考えても仕方ないな。
俺は遠坂さんに家まで送ってもらえるようになっているのでナビゲーションをしながら家へと向かっていた。
途中男女共に同じくらい黄色い声が上がっているが、なんだと言うのだろうか。かなりねっとりとした視線をどこからか感じる。
まあとにかく何事もなく家に着けたのでヨシとしよう。
遠坂さんに下ろしてもらい、ペコリと頭を下げる。
「…ありがとう」
「いえ。どういたしまして。それよりまた一緒に遊びましょうね」
顔を上げ遠坂さんを見上げる。そこには満面の笑みで俺を見つめる遠坂さんがいた。
「またね」
「ええ」
俺は遠坂さんに背を向けて玄関へと向かう。3歩進んだところで後ろから抱きしめられた。何事かと思い顔だけだが後ろを向く。
「!?」
後ろを向いた瞬間俺は遠坂さんにキスをされ、俺の唇をわって遠坂さんの舌が中に侵入してくる。
「んっ…はあ…んっ…」
舌を絡ませ容赦なく俺の口内を嬲る遠坂さんはしばらくして満足したのか、口を離した。お互いの息づかいを感じながら顔を見つめる。
「一歌。目がとろんとしてますよ」
「ッ!」
俺はすぐに両手で頬を叩いた。そうすれば少しは引き締まると思ったからである。頬に痛みを感じながら、今度こそ俺は遠坂さんの抱擁から抜け出し玄関を開け中へと入った。
ーーー
遠坂は一歌が中に入ったのを見送った後、近くにあるハンバーガー屋さんに入っていく。まだお昼ではないものの、時間も10時過ぎということもあり少なくないお客さんが店内にいた。
遠坂は注文を済ませハンバーガー、ポテト、そしてメロンソーダを乗せたトレーを持って一人の男が座る席へと移動する。
周囲には誰も座っておらず、男は右手でスマホをいじりながら左手でLサイズのポテトを食べていた。
遠坂が近づいてくることに気づいた男は遠坂を一瞥し、再び視線をスマホへと落とした。
「せっかく貴方の親友が来たのに言葉もなしですか?」
遠坂はトレーをテーブルに置き、椅子に座る。
「悪友の間違いだろうが」
男は遠坂を見ることなく淡々とそう告げる。遠坂は何も言わずにハンバーガーの包みを開けかぶりついた。
「おい、凛。お前新しいセフレ出来たら紹介しろって言ったよな」
遠坂がハンバーガーを食べていると男はそう言って射るような視線を遠坂に向けた。
「彼女はセフレじゃありません」
遠坂は男の言葉を否定しつつ、メロンソーダを飲む。そんな遠坂を呆れた様子で見つつも男はため息を吐いた。
「んじゃこの女はなんなんだよ…」
そう言って男はスマホを遠坂に向ける。画面にはベットの上で虚な目をして口も半開きで唾液を流す犬塚一歌が映っている。
「将来の…妻?」
「………はぁ。唐突にこんなもん送ってきやがって…こんなエロいもん送ってくるな」
そう言って男は遠坂にスマホを手元に戻し、再び弄り始める。
「どうですか?とても可愛いでしょう?」
「んなこと言われてもな…。普通のを送ってくれよ。こんなイき顔見せられてもな」
「一歌と言って感度も良好な上に名器ですよ」
「へぇ…お前が褒めるということはランキングは変わったのか?」
「ええ。一歌が一位ですよ」
「一位!?お前あの社長より上ってことかよ!?」
声を抑えつつ、男は身を乗り出すようにして驚く。
「はい。清香さんも名器ですが、一歌には勝てませんね」
「おいおい…あの社長は俺も抱いたことあるから具合は知ってるけどよ…。あれより上だと?」
「一歌の体を知ったら他の女性では満足できないかもしれませんよ」
「……俺にも抱かせろよ」
「駄目に決まっているでしょう」
「はぁ?自慢かよ」
「自慢に決まってます」
「こいつぅ…」
「貴方にもこの人と思える人と出会えるといいですね」
「幸せそうな顔してるけどよ、この女とどんな関係なんだよ」
「それはもう愛し合った仲ですよ」
「…いやそりゃヤってるんだからある意味愛し合ってはいるだろうけどよ。お前強引にヤったんじゃねぇだろうな」
「………」
「まぁお前らしいと言うか。ま、精々他の男に取られないようにしとけよ」
「…分かってます」
男は立ち上がりトレーを持って片付けると店を出て行き、遠坂はメロンソーダを少し飲み、息を吐いた。
ーーー
「おかえり。ねぇーさん」
玄関で靴を脱ぎ風呂に入って寝ようと思っていた矢先。リビングから出てきた弟と鉢合わせしてしまった。
「……ただいま」
極めて冷静に。動揺していないように努める。表情筋が仕事をしていると信じて俺はお風呂場に向かおうとした。
でも、俺が弟の横を通り過ぎようとした時、俺の腕を掴まれそのまま廊下の壁へ追いやられる。なんか壁ドンみたいなことされてる。
「ねぇーさん。今までどこ行ってたの?」
「友達の家行ってた」
すまない弟よ。俺は嘘をついてしまった。でもなんか今の弟は少し怖いのだ。弟の顔を見ることが出来ず、横に視線を向けながら平坦な声で答える。
「友達の家に行ってるだけなら連絡くらいして欲しいな。ずっと連絡してもねぇーさんは出ないし、俺滅茶苦茶心配したんだからね」
「……ごめん」
「で、ねぇーさんは本当に友達の家に行ってたんだよね?」
「う、うん」
なんだ?この感じ。まるで何か知ってるみたいな…。ま、まさか…な。
「本当は男とラブホに行ってたわけじゃなくて?」
俺は思わず視線を弟の顔へと向けてしまい、それが失敗だと直ぐに直感する。弟の顔は歪み笑っていたのだ。その顔に思わず喉を鳴らした。
「ねぇーさん。今度は嘘をつかずに言ってね」
有無を言わせない顔に俺は小さく頷いた。冷や汗が一気に湧き出し、背中に伝う汗すら感じる。
「本当はどこに行ってたの?」
声は柔らかく、笑顔の弟だがこれは嘘をつけない。ついてはいけない。
つけば何をされるかわからない。
「……ら、ぶほに…い、ってました…」
そう答えれば俺の左腕を掴む弟の手が力強く握られ顔を顰める。
痛い。そう言うだけなのに、声が出せない。弟に怯えてどうする。俺はこいつの、正樹の姉だぞ。道を踏み外させてはいけない。なんとか落ち着けるように誘導するべきなんだ。
でも体の震えが何故か止まらない。何が怖いんだ。何に恐れているんだ。
「誰と?」
いつもの明るい弟の声ではなく、罪人に問い詰めるような低く粘りのある声。弟はもう笑顔ではなく無表情。それが怖い。
「……し、しりあい…」
「ねぇーさんは知り合いに股を開くような淫乱ビッチだったの?」
「…ち、ちがう…」
「でもこんな時間まで帰ってこないってことは相当セックスしたんでしょ?」
「……それ、は……」
「ねぇ。ねぇーさん」
「……なに」
「知り合いに股を開く淫乱ねぇーさん。俺は今嫉妬で頭がおかしくなりそうだよ」
無表情のまま俺の腕を引っ張りそのまま弟は自身の部屋へと俺を連れ込むと、ベットの上に俺を放り投げた。
俺はすぐに立ち上がり逃げようとしたが、それよりも速く弟が動き俺を押さえつけた。
「どうして!どこのどいつだよ!俺のねぇーさんとセックスした奴は!」
声は抑えているけど、やっぱり怖くて目を瞑ってしまう。
「俺がこんなにも堪えているのに。正攻法でねぇーさんに振り向いて欲しかったのに!こんなことしたくないのに!もう無理だ!」
弟は俺の服を剥ぎ取り、下着も脱がされ素っ裸にされる。弟は下だけを脱いでいる。
「綺麗だよ。ねぇーさん」
そんなこと今言われても俺は今の弟が少し怖い。頼むから理性を取り戻して欲しい。
「…は、母が帰ってくる…よ…」
そう言ってみるが、弟は心底どうでもよさそうな顔をして笑った。
「ああ。アレなら今頃海外で遊んでるよ」
「…どういうこと…?」
「邪魔だったから適当に金渡して海外で男でも見つけてきたらって言ったら喜んで海外に行ったよ」
つまり母親がこの部屋に来て何してるのアナタたちってならないということは本当に自力で抜け出すしかないのか。
「だから邪魔者はいないんだよねぇーさん。もしかしてアレが俺の部屋に来てヤることが止まるとでも思った?」
「……」
「ごめんね、ねぇーさん。俺もう引き返せないところまできてるから」
「引き返せる」
「引き返さない」
嘘だろ。今の確実に引き返して謝罪して終わりの流れだったじゃん。というか引き返すつもりないのか?
「こんな形でねぇーさんとセックスするとは思わなかったけどもう止まらないからね」
そう言って弟は俺の胸を愛撫しながらキスをしてくる。
遠坂さんも上手いけど弟もキスも愛撫も上手い。ていうかキスだけで蕩けそうなんだが。
「んっ…あ…」
「ねぇーさん、その表情凄く良いよ。でもその顔を知り合いにも見せたんでしょ?…イラつくなぁ…」
キスと愛撫だけで既に絶頂しそうなのに、この後されることを考えると身が持つのか。
「んあっ♡あっ♡だめっ♡」
「もうイきそうなの?ねぇーさん弱すぎでしょ」
乳首を執拗に責められ、引っ張ったり潰したりされて良いようにされてしまう。
「〜〜〜〜♡♡♡」
バチバチと火花が頭の中で弾ける。休日なのに爛れた時間が続いている。
「あぁ…ねぇーさん。なんていいイき顔なんだ。最高だよ」
「う…♡はーっ♡」
「これからねぇーさんを俺で染め上げるからね」
止めさせなければいけないのに。どうしてこうも疼いてしまうのか。
本当に淫乱になってしまったのだろうか。でも心の隅で性行為を期待している自分がいることを感じて俺は形容し難い気持ちになった。