めっちゃ優しい香りで大好きです。
これで私は実質セリア先生と同居しているということで。
崇め奉ります。
「セリア、なにか付けてます?」
セリアの新しく務める学院での授業準備のためリオたちは書庫に来ていた。
魔法や術式についての書物を片っ端から読み漁り必要な点をノートに書き綴っていたセリアはリオの問いかけにきょとんとした顔を向けた。
そして2、3回瞬きをした後に思い出したようで照れた顔に変わる
「えっとね、新しく香水をつけてみたの。お店で試したら気に入ってしまってね、あんまり強くない香りなのだけれどおかしく、ないかしら……?」
セリアは自分の髪を両手で押さえ込み上目遣いで訊ねた。
「凄く甘くて優しい香りですね。好きですよ」
リオは照れもてらいもなく素直に答えた。
その真っ直ぐな言葉にセリアは嬉しそうに微笑んだ。
「そうなの。落ち着く香りだなって。良かったリオが気に入ってくれたならこれからも使うわ」
「俺の好みは気にせずに好きなもの使ってください」
リオは苦笑しながらセリアに諭す
しかし間髪入れずにセリアからだめよ!と一蹴されてしまった。
「一緒に暮らしているのだから相手のことを考えなきゃ。それに私はリオが好きだと思うものを使いたいの」
「……」
リオは立ち上がりすたすたとセリアの背後に回る。
はあ、とため息を付きながらセリアを後ろから抱きしめ囁く
「好きですよ。」
「ど、どっちが?」
セリアはまだ慣れないリオからの触れ合いに照れながら振り向いた。
目が合うと彼は幸せそうにはにかみ、すかさずセリアに口付けを落とす。
「セリアより好きなものなんてありませんけど」
「そうじゃなくて……」
むぅとセリアは不服そうに顔を背け彼の腕から逃れようとするがリオは離そうとしない。加減はしているがセリアの力では振りほどくことはできずしぶしぶと抵抗を止めた。
「逃げないでください」
「……にげ、られないわよ」
セリアの髪に顔を埋めたままリオはセリアに抱きついたまま動かない。
「この香り凄く落ちつく……。一生くっついていたい」
「リオは時々子どもっぽくなるわね」
仕方ないわね。たまにはリオを甘やかしてあげましょう。
最近はあんまり歳上扱いしてくれないし、お姉さんとして威厳を保たないと。
「ほら、リオおいで」
セリアは振り向いてリオに両手を広げてみせる。リオは目を瞬かせた。
「撫でてあげるわ」
セリアは少々ドヤ顔でリオを見つめた。
「はい」
リオは床に膝をつきセリアに頭を下げた。まるで忠誠を誓うような姿勢に苦笑しながらセリアはリオの頭に手を置いた。
「よしよし、リオはいつも頑張ってるわ。えらいえらい」
まるで飼い犬のように大人しく撫でられるリオは10秒後にはセリアのささやかな胸元に飛び込んでいた。
「……セリア」
「どうしたの?」
「襲っていいですか」
「……え?」
香水全然関係ないですね
いちゃいちゃしたかっただけ
さて次はえちえちな展開へ。