※この作品はR-18です。

ふしぎな気遣い   作:佐田トレコ

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試み4

「…とにかく、拓也も。…今から勇太君のお母さんにお尻ペンペンして貰いなさい。お母さんとのお話は、それからです。」

「…はい…。」

 

おそらく何も詳しい事情を知らないであろう母親に、奈津子からお尻ペンペンされるよう命じられる。

拓也は何が何だかわからないまま、今にも泣きそうな顔で奈津子に目をやった。

 

「…あらあら…、"拓也君"、お尻ペンペンが怖いの?…そうよね〜、とっても痛いからね〜?…でも、悪いことしちゃったんだから、仕方ないわよね〜?」

 

…ほら、おいで?

奈津子は慣れた手つきで、拓也を膝の上へ寝かせる。

もうズボンの下のお尻はパンパンに腫れているのに、またお尻を叩かれるんだ…。

その恐怖で涙目になる拓也だったが、不可解な点もある。

お尻ペンペンの体勢が整っているのに、ズボンを穿いたままなのだ。

 

「…じゃあいくよ〜、"拓也君"。」

 

(…えっ?…こ、このまま…?)

 

…バッシィィィィ〜ンッ!!!

 

「…あっ!?」

 

かなりの強さに、驚いて声をあげてしまったが…、思ったほどは痛くない。

ズボンとパンツを穿いているだけで、こうも違うのか…。

しかし、拓也にまだ手をあげたことのない母親の美由紀は、その大きな音に驚き、こんなに強く叩くのかと不安になった様子だった。

 

「…え…、お…、思ったより…、強く叩くんですね…?」

「…えぇ、"お仕置き"ですからね。…これでも、拓也君にはかなり手加減してるんですよ?」

「…えぇっ!?…こ、これで…!?」

「…はい。…服の上からですし、このぐらいはしないと…。…あまり弱くしすぎても、躾として逆効果ですから…。」

「…な、なるほど…。」

 

美由紀は拓也を叱った経験があまり無いせいか、奈津子の言う"お尻の叩き方"や"どの程度叩けば良いか"など、その全てを100パーセント正しいことだとすっかり信じ込んでいる。

 

「…じゃあ、このぐらいの強さで…、明らかに痛がるくらいに叩けば良いんですね?」

「…そうですね…、子供ってやっぱり、"痛がるフリ"が上手ですから…。そこを見極めるには、やっぱり、回数をこなさないといけませんね。」

 

…バシィィィィンッ!!!

 

「…あぅっ…!?」

「…ふふっ…、痛がってるように見えるでしょう?…本当は拓也君、今のはほとんど痛くなかったんですよ?」

「…えっ!?…ほ、本当にっ!?拓也…っ!!」

 

もちろん、元々が腫れている尻を叩かれているわけなので…、全く痛くないわけがない。

ただ、ズボンとパンツを穿かされているおかげで、いつもより我慢出来るのは確かだった。

 

「…う…、うん…。…じつは、そんなに…。」

 

ここで大袈裟に「痛い!」とウソをついても、奈津子にはすぐバレてしまうだろう。

下手をすれば…、それが口実となり、"お尻ペンペン300回の刑"になってしまうかもしれない。

拓也はそれを恐れて、正直に答えたのだが…。

 

「…まぁっ!…危うく騙されるところだったわ。…勇太君のお母さん、どうかこの子にも…、厳しく"お仕置き"をしてやって貰えませんか?」

「…えぇ、構いませんが…、本当に、良いんですか?…拓也君なら、お口で何度も注意をすれば、お尻まで叩かなくても…。」

「…いいえ。今日まで、ずっとそうしてきたんです。…その結果、こうなってしまったんですから…。…家でもこれからは、拓也にみっちりお尻ペンペンするつもりです。」

 

(…えっ?…ええ〜っ!!?)

 

母親である美由紀の言葉に、驚きを隠せない拓也。

 

「…ただ…、やはり"やり方"と言うか…、勝手がわからないので、今日は勇太くんのお母さんに是非、どうやれば良いのかを教えて頂きたくて…。」

「…わかりました。…私で良かったら、喜んで協力しますわ。」

 

そう言うと奈津子は再び、膝に寝かせている拓也に声を掛ける。

 

「…じゃあ、"拓也君"。今からおばさんが、沢山お尻ペンペンしてあげるから…。とっても痛いと思うけど、我慢してね?」

「…は…、はい…。」

 

(…た、沢山って…、ついさっき、おばさんから100回以上叩かれたばかりなのに…!?)

 

ズボンの中はまだヒリヒリしていて、触ったらすぐにわかるほど腫れたままだ。

しかし奈津子はあくまで、"今から"お仕置きすることを強調しつつ、ズボンの上から思いっきり尻を叩いた。

 

…バッシィィィィ〜ン!!!!

 

「…ぎゃああっ!?」

「…うふふ…、今のは、ちょっと痛かったかな…?拓也君のお母さん、このぐらい強くても大丈夫ですよ?」

「…そ、そうなんですか…。でも…、かなり強いような…?」

「…えぇ、そのくらいで丁度良いんです。ズボンの上からだと、少し手加減するだけで全く痛くなくなってしまうので…。」

「…な、なるほど…。」

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