「…とにかく、拓也も。…今から勇太君のお母さんにお尻ペンペンして貰いなさい。お母さんとのお話は、それからです。」
「…はい…。」
おそらく何も詳しい事情を知らないであろう母親に、奈津子からお尻ペンペンされるよう命じられる。
拓也は何が何だかわからないまま、今にも泣きそうな顔で奈津子に目をやった。
「…あらあら…、"拓也君"、お尻ペンペンが怖いの?…そうよね〜、とっても痛いからね〜?…でも、悪いことしちゃったんだから、仕方ないわよね〜?」
…ほら、おいで?
奈津子は慣れた手つきで、拓也を膝の上へ寝かせる。
もうズボンの下のお尻はパンパンに腫れているのに、またお尻を叩かれるんだ…。
その恐怖で涙目になる拓也だったが、不可解な点もある。
お尻ペンペンの体勢が整っているのに、ズボンを穿いたままなのだ。
「…じゃあいくよ〜、"拓也君"。」
(…えっ?…こ、このまま…?)
…バッシィィィィ〜ンッ!!!
「…あっ!?」
かなりの強さに、驚いて声をあげてしまったが…、思ったほどは痛くない。
ズボンとパンツを穿いているだけで、こうも違うのか…。
しかし、拓也にまだ手をあげたことのない母親の美由紀は、その大きな音に驚き、こんなに強く叩くのかと不安になった様子だった。
「…え…、お…、思ったより…、強く叩くんですね…?」
「…えぇ、"お仕置き"ですからね。…これでも、拓也君にはかなり手加減してるんですよ?」
「…えぇっ!?…こ、これで…!?」
「…はい。…服の上からですし、このぐらいはしないと…。…あまり弱くしすぎても、躾として逆効果ですから…。」
「…な、なるほど…。」
美由紀は拓也を叱った経験があまり無いせいか、奈津子の言う"お尻の叩き方"や"どの程度叩けば良いか"など、その全てを100パーセント正しいことだとすっかり信じ込んでいる。
「…じゃあ、このぐらいの強さで…、明らかに痛がるくらいに叩けば良いんですね?」
「…そうですね…、子供ってやっぱり、"痛がるフリ"が上手ですから…。そこを見極めるには、やっぱり、回数をこなさないといけませんね。」
…バシィィィィンッ!!!
「…あぅっ…!?」
「…ふふっ…、痛がってるように見えるでしょう?…本当は拓也君、今のはほとんど痛くなかったんですよ?」
「…えっ!?…ほ、本当にっ!?拓也…っ!!」
もちろん、元々が腫れている尻を叩かれているわけなので…、全く痛くないわけがない。
ただ、ズボンとパンツを穿かされているおかげで、いつもより我慢出来るのは確かだった。
「…う…、うん…。…じつは、そんなに…。」
ここで大袈裟に「痛い!」とウソをついても、奈津子にはすぐバレてしまうだろう。
下手をすれば…、それが口実となり、"お尻ペンペン300回の刑"になってしまうかもしれない。
拓也はそれを恐れて、正直に答えたのだが…。
「…まぁっ!…危うく騙されるところだったわ。…勇太君のお母さん、どうかこの子にも…、厳しく"お仕置き"をしてやって貰えませんか?」
「…えぇ、構いませんが…、本当に、良いんですか?…拓也君なら、お口で何度も注意をすれば、お尻まで叩かなくても…。」
「…いいえ。今日まで、ずっとそうしてきたんです。…その結果、こうなってしまったんですから…。…家でもこれからは、拓也にみっちりお尻ペンペンするつもりです。」
(…えっ?…ええ〜っ!!?)
母親である美由紀の言葉に、驚きを隠せない拓也。
「…ただ…、やはり"やり方"と言うか…、勝手がわからないので、今日は勇太くんのお母さんに是非、どうやれば良いのかを教えて頂きたくて…。」
「…わかりました。…私で良かったら、喜んで協力しますわ。」
そう言うと奈津子は再び、膝に寝かせている拓也に声を掛ける。
「…じゃあ、"拓也君"。今からおばさんが、沢山お尻ペンペンしてあげるから…。とっても痛いと思うけど、我慢してね?」
「…は…、はい…。」
(…た、沢山って…、ついさっき、おばさんから100回以上叩かれたばかりなのに…!?)
ズボンの中はまだヒリヒリしていて、触ったらすぐにわかるほど腫れたままだ。
しかし奈津子はあくまで、"今から"お仕置きすることを強調しつつ、ズボンの上から思いっきり尻を叩いた。
…バッシィィィィ〜ン!!!!
「…ぎゃああっ!?」
「…うふふ…、今のは、ちょっと痛かったかな…?拓也君のお母さん、このぐらい強くても大丈夫ですよ?」
「…そ、そうなんですか…。でも…、かなり強いような…?」
「…えぇ、そのくらいで丁度良いんです。ズボンの上からだと、少し手加減するだけで全く痛くなくなってしまうので…。」
「…な、なるほど…。」