「…あ痛たたたた…。」
「…あはは、拓也君…、ひどい目に遭ったね…。」
拓也の母親である美由紀から、仲良く3ケタ以上のお尻ペンペンを受けた2人は、腫れた尻を擦りながら、近くの公園まで来ていた。
「…わ、笑いごとじゃないよ…。僕…、今日は何も悪いことしてないのに、本当に100回以上叩くんだもん…。…あ痛たた…。」
「…ふふっ、おかげで僕はずいぶん気持ちが楽になったけどね?…拓也君、ありがとう。」
「…な、何のこと?」
とぼける拓也に、勇太もそれ以上は何も言わなかった。
2人がしばらくそのまま尻を擦っていると…。
「…あら、拓也君じゃない?」
「…えっ…?」
振り返ると、そこに居たのは買い物袋を提げた1人の女性。
「…あ、綾子ちゃんのお母さんっ?」
「…えぇ、そうよ?覚えててくれたのね?嬉しいわ。」
「…あ、はは…。」
「…えっと…、お隣の子も…、授業参観で見た覚えがあるわね?…勇太君…だっけ?」
「…は、はい…、そうです…。」
「…あはっ、やっぱり〜。」
通りがかったのは、同じクラスのある女子の母親だった。
拓也とは面識があったが、勇太は何度か見かけたことがある程度らしい。
「…それにしても…、どうしたの?こんなところで…。」
「…い、いや〜…。」
「…お尻を擦っているように見えたけど…。…もしかして2人共、何か悪戯をして、お母さんからお尻ペンペンでもされちゃった?うふふ…っ。」
「…なっ、何でそれを…!?」
「…えっ?」
拓也が口を滑らせたと気付いた時には、すでに隠せるような雰囲気ではなかった。
「…あらっ?…冗談のつもりだったけど…、図星だった?…ご、ごめんね〜?」
「…も、もう…、拓也君ってば…。」
「…うぅ…、ごめんよ…。」
同じクラスの女子の母親に、つい先程までお尻ペンペンされていたことを知られてしまった2人は、恥ずかしさで顔を真っ赤にしている。
「…うふふ…、でも、そんなに恥ずかしがることじゃないわよ?家でも、綾子に時々やってるし…。」
「…えっ!?…あ、綾子ちゃんに…!?」
「…お尻、ペンペン…?」
「…えぇ、そうよ?…意外だった?」
「…はっ、はい…。」
2人の知る綾子は…、明るくて、勉強も出来て…、先生に叱られている姿なんてほとんど見たことがない。
そんな綾子が、家では母親からお尻ペンペンされているなんて…。
「…うふふ…、ねぇ2人共、男の子のお母さんと、女の子のお母さんって…、どっちが怖いと思う?」
「…えっ?」
「…男の子の方がよく叱られるイメージだけど…、じつはお母さんって、意外と女の子の方が遠慮なく叱れるのよ?…自分も昔、女の子だったからかな?」
「…へぇ〜っ…。」
2人は何だか、聞いてはいけない秘密の話を聞いてしまったような気がして…、少しドキドキした。
「…家の綾子もね、ひょっとしたら学校では、ずっと良い子ちゃんなのかもしれないけど…。家だと本当にだらしがないのよ?…お洋服を脱ぎっぱなしにしたり…、テストの答案だって、点数が悪い時は絶対に自分から見せに来ないんだから。」
「…あはは、僕とおんなじだ…。」
「…えぇ。男の子も女の子も一緒。…悪いことをしたら、お尻を裸にひん剥いて…、ぴしゃん!ぴしゃん!ぴしゃん!…ってやるの。…家の綾子も、いつも最初は強がっているんだけど…、そのうち「…痛い!…痛い〜!」って言って大泣きするわよ?」
「…な、泣くまで…、やるんですか…?」
「…えぇ。痛くなかったらお仕置きにならないでしょう?…さっき2人もお尻擦ってたけど…、相当、きつくやられたんじゃない?」
「…うぅっ…。」
「…あはは、そうよね〜?どこの家のお母さんも、きっと同じよ?…子供がとっても大事だから…、きつ〜くお尻を叩くの。…将来、立派な大人になって欲しいからね。」
2人はズボンの中で腫れた尻をヒリヒリさせながら、綾子の母親の話を聞いていた。
(…ま、まさか綾子ちゃんが、お母さんからお尻を叩かれてるなんて…。)
クラスメイトの秘密を知ってしまい、動揺する拓也。
「…ふふ、意外と多いのよ?…お家でお母さんから、お尻を叩かれてる子。」
「…えっ?…そ、そうなんですか…?」
「…えぇ。…母親同士でお喋りすると、どうしても、そういう躾の話になるからね…。…意外とみんな言わないだけで、厳しくやってるのよ〜?…おばさんの周りは…、やっぱり女の子のお母さんが多いかな?」
「…へ、へぇ〜…?」
拓也と勇太は、綾子の母親のお仕置き話にしばらくその場で聞き入ってしまった。