「…ねぇ、お母さん…、ほ、本当にここでやるの…?」
「…何を言っているのよ、いつもここでやってるじゃないの。」
「…そ、そうだけど…。」
「…もしかして、拓也君にお尻を見られるのが恥ずかしいの?…何を今さら。あなたさっき拓也君がされてる時、"もっと叩いてあげて"なんて言ってたじゃない。」
「…あ、あれは…。」
「…言い訳は聞きません。…あなたはお母さんが何度言っても、お部屋のお片付けをしなかったわね?…家ではそれは必ずお尻ペンペンの刑だって、昔から決まっているでしょう?」
「…う…。」
「…さ、お尻を出しなさい。…これ以上ワガママを言うようなら…、100回じゃなくて、"回数無制限"にするわよ?」
「…わっ、わかった…。脱ぐ、ちゃんと脱ぐから…。」
"回数無制限"という脅しに屈したのか、綾子は拓也の方をチラチラ気にしながら、下着に手をかけて膝下まで下ろす。
「…う…、うぅぅ〜っ…。」
「…そんなに恥ずかしがってないで、早くお母さんの膝へいらっしゃい。…まったく、いつもは早く叩け叩けってうるさい癖に…。」
「…そっ、そんなこと言ってないっ!」
「…あらそ〜う?…じゃあ、ゆ〜っくり叩こうかしら?…た〜っぷり時間をかけて、拓也君にもよく見て貰おうかしらね〜?」
「…なっ!?何でそうなるのっ!?」
「…誰かさんが、全然お部屋のお片付けをしないから。…お母さん、と〜っても怒ってるのよね〜?」
「…う…、や、やる…、今度から絶対。…ちゃんとやるから…。」
「…お母さん、綾子の"絶対"とか、"ちゃんとやる"は、もう聞き飽きました。…絶対、ちゃんとしないんだもんね〜?」
「…こっ…、今度は、本当に…!!」
…バッチィィィィィィ〜ンッ!!!!!
「…きゃあっ!?」
「…誰が信用しますか。…少し甘くしてたら、す〜ぐ調子に乗るんだから。…拓也君に見てもらって、少しは反省しなさいっ!」
…パァァァァァァ〜ンッ!!!!!
「…ぐっ…!」
「…ほらほら、お尻に真っ赤な手形がついてるところ、拓也君も見ているわよ〜?」
…バシィィィィィィッ!!!!!
「…あぁっ!?」
(…あ、あんまり見ちゃ駄目だと思うけど…。お尻に、あんなにくっきり手形が残るんだ…。…僕もさっきは、あんな感じだったのかな…?)
拓也は自分の尻の腫れ具合を直接見てはいないが…、今でもビリビリと灼けるような痺れが続いている。
身体を捻って鏡を見れば、綾子の母親の手形で埋め尽くされているに違いない。
拓也はそんなことを想像しながら、綾子の尻叩きを見守っていた。
…パァァァァァァ〜ン!!!!!…バシィィィィィッ!!!!!…ピシャァァァァァァンッ!!!!!
「…ぐっ…、…つぅ…っ!…あ痛っ…!」
(…綾子ちゃん…、痛がっては…、いる…、けど…、)
…バシィィィィィィッ!!!!!
(…そんなに、効いてるように見えない…?)
拓也がそんな風に思ったのは、母親に叩かれた時の、綾子のリアクションの薄さだった。
確かに尻を打たれるたびに、顔をしかめて痛がってはいるのだが…、拓也のように痛みのあまり叫んだり、我慢出来ず泣いたりすることはおそらく無いのだろう。
…そして、そのことは綾子の母親もよく理解していた。
(…はぁ〜…、この子ったら、痛がるフリだけはすっかり一人前なのよね…。…さて、どうしたものか…。)
綾子の母親は、昔から綾子が何か悪さをするたびに"お尻ペンペン"を用いて叱ってきたのだが…、どうも最近は、効き目が薄いような気がしていた。
(…お尻も段々大きくなってきたし…、ただ叩くだけじゃ、もう効かないのかしら…?…だったら、この際…、拓也君にも協力して貰って…。)
「…拓也君、ちょっとだけ良い?」
「…えっ…?…は…、はい…っ!」
拓也は自分がまた叱られると思ったのか、怯えた表情で綾子の母親を見る。
「…あっはっは、拓也君には、今日はもうお尻ペンペンしないわよ?…ただ少し、綾子のお仕置きに協力して貰おうと思ってね。」
「…きょ、協力…?」
「…えぇ。…拓也君、もっと近くに寄って…、綾子の真後ろからお仕置きを見ていて貰える?」
「…ちょ…っ!!?お、お母さんっ…!!?」
何と綾子の母親は、娘がお尻ペンペンされるところを拓也に間近から見せることで、綾子がより恥ずかしがって反省すると考えたのだ。
「…し、信じらんないっ!!…拓也君、男の子なんだよっ!!?」
「…えぇ。…もちろん申し訳ないと思っているわよ?見たくもない、綾子のお尻なんて近くで見せられて。」
「…〜っ!!?」