天王寺璃奈ちゃん作成の人を皮に出来るスイッチ……
対象に向けて押すと人は皮になってしまい、その皮を着ることでその人になれると言う恐ろしくも素晴らしい、夢のアイテムだ。しかも皮を脱げば元に戻るしその間のことは覚えていないと言うご都合主義な機能付き。
俺は璃奈ちゃんにこれを使ってスクールアイドルを着ることを依頼されている。
今俺はスクールアイドルμ'sのメンバー、園田海未ちゃんを皮にして着ている。
既に海未ちゃんとして絶頂したのである程度記憶を読んで本人に成り済ますこともできる。
「でも一人になったからにはもう少し私の身体を観察しておきたいですね」
鏡の前に立つとそこに映っているのは長く艶やかな蒼い髪、女性らしさを残しつつも鍛えられ引き締まった身体。まぁ少し胸が小さい、けど。まさに大和撫子といった女の子だ。
「そんな子を着ていると思うとまた、興奮してきました……破廉恥ですね、私は」
俺は自分の身体をおかずに、また自分を慰め始めた。
胸に手をやり揉み始める。
「んっ、あっ、はああああん!おっぱい気持ちいいですぅ」
乳首を摘んで引っ張るとさらに快感が増していく。
小さくても感度はいいみたいだ。そして股間に手を伸ばし割れ目をなぞり始める。
海未ちゃんの記憶によるとこの子はお風呂でよく自慰をしているようだ。
その光景を思い浮かべながら刺激を続ける。
もうあそこは愛液で濡れていた。クリトリスを刺激し、中指を膣内に入れて動かす。
グチュッという音を立てながらどんどん溢れてくる。
もう片方の手で乳首を引っ張ったり転がしたりするとさらに快楽が増す。
「ああ!!だめぇえ!!!イクぅぅっ!!」
ビクビクっと痙攣したように身体が跳ね上がると同時に一気に脱力する。
はぁはぁと息を整える。
鏡を見ると顔だけ真っ赤になっている海未ちゃんの顔があった。
「私ったらなんて破廉恥なんでしょう……」
顔を手で覆い隠しながら呟く。
ちょっぴり早すぎないかと思ったけど普段から恥ずかしいのですぐに終わらせようとこうなったようだ。もったいないなぁ。
ともあれ、次に皮にするのは誰にしようかな? と思っているとスマホにメッセージが届いていることに気づく。
相手は海未ちゃんの幼馴染み、南ことりちゃんか。大人しい性格の子だけど時々大胆な行動に出ることがあるんだよね。
どうしたんだろうと思いメッセージを開こうとすると新たな通知が来た。
『あのね、今日時間あるかな?ちょっと話したいことがあって』
内容的に二人きりになれそうだし渡りに船だ。海未ちゃんとして返事をして出かける準備をする。
まずはメイクをする。海未ちゃんはライブの時以外ではそんなに気合いを入れた化粧はしないらしく、いつも通りナチュラル系に仕上げて薄くリップを引く程度だ。髪を整えて、服装は……箪笥を開くと悩む。本人にあまり自覚はないようだけど海未ちゃんの私服は少しセンスが古いというか、ぶっちゃけダサいのだ。真面目な性格でファッション誌とか見ないせいだろう。
それに俺もまだスカートで外に出るのは少し恥ずかしい。なのでパンツスタイルを選ぶ。少しボーイッシュな感じなら違和感ないだろう。髪はポニーテールにまとめておいた。これでよし。
待ち合わせ場所に行くと既にことりちゃんがいた。
白いブラウスに水色のロングフレアスカートと清楚系の格好だ。髪は後ろで束ねている。
「お待たせしました」
「ううん、全然待ってないよ。なんだか今日の海未ちゃん、いつもとイメージ違うね?」
「そうですか?ことりと並んで歩くにはどんな服を着ればいいのか分からなかったのでかわいいと言うよりカッコいい感じにできたら、と」
俺は海未ちゃんの記憶を辿り、なるべく本人っぽく振る舞っている。
とは言え、相手は幼馴染みだし変に思われる可能性もありそうだ。気を付けないとな。
とりあえず近くの喫茶店に入ることにした。
俺はコーヒー、ことりちゃんはカフェオレをそれぞれ注文して一口飲む。
さて、本題に入ろう。
「それで、話したい事とは何ですか?」
ことりちゃんはカップを置くと話し始めた。
「えっとね、その、言いにくいんだけど今日も含めて海未ちゃんの服装って微妙っていうか……」
やっぱりそう来たか。まあ、当然だよなぁ。自分でもそう思うし。
「だから、今日はことりが海未ちゃんの全身をコーディネートしちゃいます!拒否権はありませんっ」
鶏冠が逆立ちそうな勢いで言う。
「そ、そんなにダメですか?この格好……」
「ランニングにいくならいいけどっ、デートに着てくるなら会った瞬間帰られても文句言えないよ?」
おおう、マジか。なんか怖いぞ? 俺のセンスは海未ちゃんと大差ないのか……
こうして、ことりちゃんに連れられ、いろんなショップを巡って買い物することになった。
まずは下着屋さんへやってきた。まずは中身から、ということらしい。
店員のお姉さんの視線を感じながらことりちゃんと一緒にランジェリーを選んで試着する。サイズが合わないと困るので測ることも忘れない。
「くっ……まるでサイズが変わりません」
「え、えーと、海未ちゃんはスレンダーだから……」
海未ちゃんを着ているとは言え男の俺がランジェリーショップにいると思うだけで緊張してしまう。
「海未ちゃん、もっとかわいいのとかセクシーなのも試着してみて?」
ことりちゃんに言われるまま、次から次に様々なデザインのブラジャーを着けたり脱いだりする。どれもかわいくてエロいデザインだけど、着けると恥ずかしさがこみ上げてきてなかなか選べなかった。
結局、シンプルな白にピンクのレースがついたものを購入することにした。うわ、女の子の下着ってこんなにするのか。
「じゃあいよいよ全身のコーディネートだね。今年の流行は……これかな?あとはこれとこれがマストアイテムで……」
あれよあれよという間に服を着せ替え人形のように着替えさせられていく。
「うん、かわいい。こんな海未ちゃん初めて見たかも!」
鏡に映った自分を見てみる。
そこにはいつもとは違う自分がいた。ストレートの髪はサラリと揺れ、白いブラウスの上に紺色のジャケットと白いスカートが清楚な雰囲気を出している。
「私には似合わないのでは……」
「いいの!海未ちゃんは自分のセンスを信じちゃダメ、ことりを信じて!」
「なんだかひどいこと言われてませんか?」
「じゃあ次はね、ちょっとフェミニンな感じにして……これ!」
また別の服を着せられる。ブラウスにフリルのついた白いスカートにリボン付きの靴下を履いている。さらに頭にカチューシャをつける。
「色は白いですが善子が着ていそうな感じですね」
「そうだね。善子ちゃんは周りからはちょっと浮いてるかもだけどいつもテーマがはっきりしてるから本人にはすごく似合ってるの」
「それでは私にはテーマが無いみたいじゃないですか」
「ないでしょ?とりあえず無難なのにしておこう、くらいで」
やめて。その口撃は海未ちゃんにも俺にも効く。
「次はちょっと大胆なのにしようか」
そう言ってことりちゃんが持ってきたのは黒のワンピースだった。
胸元が大胆に開いて谷間が見えるように。
スカート部分はタイトで足が長く見えるように計算されている。
背中も大きく開いているため肌が露出している。
これは果林ちゃんや絵里ちゃんじゃないと無理じゃないか?いや、それ以前に……
「ふふ……谷間が見えるデザインですか」
海未ちゃんに谷間ができると?
「あっ……その、海未ちゃん、ごめんね?」
「どうしたんですか?謝る事など何もないですよ。ふふふ」
ことりちゃんは俺の顔を見るなり申し訳なさそうな顔をしていた。
改めてことりちゃんに着せられた服は、肩と鎖骨が見えているノースリーブのトップスと膝上丈のフレアスカートの組み合わせ。トップスは白の生地に青のストライプ柄が入っている。ボトムは淡い水色に花の模様が入った爽やかな印象を受けるものだった。
普段の海未ちゃんなら絶対に着ないであろう組み合わせだが、ことりちゃんの言う通り、今の私はかわいい。
海未ちゃんは脚が綺麗なので短いスカートは似合うと思うんだけど本人は恥ずかしいからと穿きたがらないんだよね。
「次はー……」
「ま、まだ選ぶのですか?」
ことりちゃんに次から次に試着させられる。
もう何回着替えたかわからない。
ことりちゃんに渡された衣装を手に取る。
上は白のブラウスに紺色のベスト。下は白と緑のギンガムチェックのスカートに茶色いローファー。
かわいいけど、似合っているのか? 試しに鏡の前でくるりと回ってみる。
なんだかちょっと楽しくなってきたかも。
今度はピンクベージュのニットに黒いプリーツスカートか。
肩は出していないけど首回りが大きく空いている。
胸までは見えないけど大胆だな。
「あの、身体のラインが出る服は恥ずかしいので……」
「大丈夫だよ!海未ちゃん(胸以外は)スタイルいいから。それに……」
何か今さらっとディスられた気がする。
「さっきも言ったけど海未ちゃんはファッションに関しては自分を信じないで!全部ことりに任せて!」
本当に酷い事言われてるけど逆らえないのは何故だろう。
「じゃあ最後にこれ!」
白いブラウスに紺色のジャンパースカートというシンプルなもの。これくらいなら……
「この服、いいですね。私に似合いますかね?」
鏡に映った自分の姿を見てみる。
いつもと違う自分がいる。ストレートの黒髪がサラリと揺れる。
ブラウスの上にジャケットを着て紺色のスカートを履いていた。
なんだか別人みたいだ。
そして何より……俺は今、ことりに選んでもらった服を着ている。
女の子に、海未ちゃんになっているんだという実感が湧いて嬉しくなってくる。
……って、ことりちゃんの勢いに押されてずっと着せ替え人形にされてたけど違うんだよ!
ことりちゃんを皮にするのが目的だったのを思い出す。
この状況からどうしたら人目に付かない場所に行けるかな……?
絶頂する必要があることを考えればことりちゃんの部屋に行ければベストなんだけど……
「あ、そうだ。うちにあるアクセサリーがこの服にすごく合いそうなの。この服を買ったらうちに来て合わせてみよ?」
ナイスタイミングで話を振ってくれた。
そういうことなら、と海未ちゃんのお小遣いを使ってしまうのは心苦しいけど購入してそのまま着ていくことにする。
「はぁ~ん、海未ちゃん、かわいい~」
「そ、そんなに褒めないでください……恥ずかしいです」
帰り道はことりちゃんから腕を組んできてデートみたいだった。
いや、もしかしたらことりちゃんは最初からデートのつもりだったのかもしれないな。そこに現れた海未ちゃんが余りにダサいのでこういうことになったのかも。
「お茶入れてくるから先にお部屋に行ってて」
と言われ海未ちゃんの記憶に従ってことりちゃんの部屋に入る。
「え、すごいいい匂いがする……」
海未ちゃんの部屋は落ち着くって感じだったけれどことりちゃんの部屋は全てが濃厚で甘い、という感じだ。俺が女の子の部屋に入ることになれていないことを差し引いても女の子感がすごい。部屋の中を見渡すと本棚には服飾関係の本が多く並べられていて、机の上に置いてあるスクールアイドルの雑誌にも付箋が沢山貼られていてここのデザインがいいとかかわいいとかチェックが入っていた。
ベッドの上にはお気に入りの枕がある。あれのせいで大変なことになったと海未ちゃんの記憶が告げているけど……まぁ今は関係はないだろう。
「お待たせー」
お茶とお菓子を用意してきたことりちゃんにお礼を言って少しおしゃべりしたり。
「それでね、このアクセサリー、さっき買ってきた服と合わせてみたら絶対海未ちゃんに似合うと思うの!」
この部屋に来た目的であるアクセサリーを付けてみたり。
そして、そろそろお開きという流れになってことりちゃんが後ろを向いたタイミングでスイッチを押す。
ことりちゃんは空気を抜いたように萎んでいき、皮になった。
急いで海未ちゃんを脱いでことりちゃんに着替える。
元に戻った海未ちゃんには服を着せて、テーブルに突っ伏して眠っていたように工作しておく。
まだことりちゃんの記憶は読めないが、どうにか上手く演技するしかない。
「ん……私、寝ていたのですか?」
「う、うん。沢山試着したから疲れたんじゃないかな?」
「そう、ですね……でも、服を選んでもらって悪い気はしませんよ」
海未ちゃんは璃奈ちゃんと違い皮になっていたという認識はないし着られていた間の出来事も自分でしていたと認識しているはずだ。
「では私は帰りますね。今日は本当にありがとうございました」
「うん、またね。海未ちゃん」