※この作品はR-18です。

9-nine-After短編 R18置き場   作:パドル

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本作は9-nine-After短編のR18小説を投稿します。

9-nine-After短編『都、紙一重の恋 中』の続きとなっているので先にそちらをご覧になることをお勧めします。

今回の話は9-nine-シリーズをご存じない方でも楽しめる内容になっていると思いますが。

一応9-nine-のプレイを推奨します。

若干キャラ崩壊してるかもしれませんがご容赦ください。


都、紙一重の恋 下

〇

 

 

 翔(かける)の住むマンションの下で。

 

 

「それで、結局あなたのプレゼントは何だったのかしら」

 

 

「あ、気になっちゃいますか」

 

 

「はい、帰るギリギリになって渡したのも何か意味ありげで、気になってます」

 

 

「ふっふっふ、ズバリ、“ゴム”です」

 

 

「なるほど、ゴムね」

 

 

「ゴムですか~」

 

 

「……」

「……」

 

 

「ゴゴゴ、ゴムってのはもしかして……」

 

 

「……」

 

 

「だ、男女が汗だくになって絡み合うときに使うあの“ゴム”ですか~!」

 

 

「先輩、声でかい!声でけぇ!ここ住宅街っ!」

 

 

「す、すみません……」

 

 

「……ちなみに、理由を聞いても?」

 

 

「あ~、えっと、ここのところ、学校、勉強、アーティファクト、学校、勉強、アーティファクトの繰り返しだったじゃないですか」

 

 

「ええ」

 

 

「んで、明らかに二人の時間減ってるんですよ。で、さらに先日死にかけたじゃないですか。だからそろそろ爆発しそうかなって思って」

 

 

「ば、爆発というと、新海さんのせ、性欲がってことですか?」

 

 

「はい、みゃーこ先輩みたいなスーパー美人で肉感ボディの持ち主と付き合っている健康優良児で性欲の魔人であるうちのクソ兄貴が何もせずにたえられると思います?」

 

 

「これから、ヤ、ヤりまくりですか?」

 

 

「そうです、間違いなくヤりまくりますよ。で、まあそこは欲求を満たすわけですから仕方ない面もありますけど。私たち高校生ですので、節度を持たないと」

 

 

「要するに、間違いを起こさないようコントロールするために、あえて背中を押しに行ったということ?」

 

 

「そうです、そのためのゴムですよ、今日は誕生日を祝う日でシチュエーションとしては絶好の機会です。発散すべき時に発散しろよってことです。ついでに2人の精力剤も入れときました、完璧でしょ?」

 

 

「……納得はできました、けど、一つ問題があると思うんです……」

 

 

「問題?なんです?」

 

 

「天ちゃん、新海さんの……その、サイズを知ってるのかなって」

 

 

「サイズ?いや、通販するわけにもいかないから……店でパパっと……買って……」

 

 

「……」

 

 

「やっべえ、サイズ確認するの忘れてた」

 

 

「はぁ……もし使えなかったら……無駄に性欲を煽っただけになるわね」

 

 

「ど、どうしよ。今からにぃにの部屋に……」

 

 

「だ、ダメです……」

 

 

「香坂先輩?」

 

 

「二人の、その、まぐわいを邪魔するのは……いけないと思います……」

 

 

「ですよねぇ、あぁ……失敗したなぁ……」

 

 

「とりあえず、帰りましょう、私たちにできることは何もないわ」

 

 

「はぁ……にぃにのナニが小さいことを祈るしかありませんね」

 

 

 

 

 

〇

 

 

「……」

「……」

 

 

「天の野郎……」

 

 

 俺は手の中になる天のプレゼントもといゴムの入った箱を握り締めながら憤っていた。

 

 

「SSサイズ……俺のはそんなに小さくねえよ……」

 

 

 箱の表面に踊るサイズの表記が俺には使用不可であることを示していた。

 

 

「小さいよね、使えないよね……」

 

 

「ほんっとあいつ余計なことしかしねぇ……まさか」

 

 

 嫌な予感を感じ取り、俺へのプレゼントを開ける。

 

 

「それは?」

 

 

「精力剤だ」

 

 

「精力剤?」

 

 

「あ~、下半身を元気にするお薬だ。しかも男女両方用意してやがる」

 

 

「ああ~、私の分と翔(かける)君の分」

 

 

「……」

 

 

 どうすんだこの雰囲気。どうしてくれてんの?

 

 

 キスで高まっていたムードが氷解していく気がする。

 

 

 なんというか微妙に肩透かし感がぬぐえない。使えないゴムを握り締めているこの状況はなんとも間抜けだ。

 

 

 だが、下半身は自然と反応してしまって体勢がやや前傾姿勢をとらざるを得なくなる。

 

 

「……どうしたの、翔(かける)君」

 

 

「い、いや!な、なんでもないですよ?」

 

 

「……」

 

 

 都(みやこ)の方向に体を向けることができず、やや半身になりながら答える。

 

 

 やべえ、鎮まれ、もう一人の俺!

 

 

 あの日から高まり続けたムラムラが今、俺に降りかかっていた。

 

 

 都(みやこ)を見るだけで我慢ができなくなりそうだ……!

 

 

「……こっちむいて」

 

 

「む、無理……」

 

 

「……」

 

 

 途端に都(みやこ)は少し不機嫌になったかのような表情を浮かべる。

 

 

「こっち……むいて!」

 

 

「み、都(みやこ)!」

 

 

 都(みやこ)が突然力を込めて俺を振り向かせる。あっけにとられてしまった俺は力が入らず、都(みやこ)に向かって体が動く。

 

 

 そして。

 

 

「……えい」

 

 

「え……」

 

 

 ぽふっと音がなるかのように俺は抱きしめられた。

 

 

「都(みやこ)?」

 

 

「キスはさっきできたけど、最近、こうして抱きしめてもらったことなかったよね……」

 

 

「そ、そうだな」

 

 

「やらなくちゃいけないこと、時間も迫って急がないといけないのは分かるけど、こうして翔(かける)君に触れることができない時間が多くなるのが一番辛かった」

 

 

「……」

 

 

 ここのところ、アーティファクトや将来を見据えた勉強会、みんなでやることも増えて、ヴァルハラ・ソサイエティとしての結束は以前よりもぐっと増したと言っていい。

 

 

 だが、肝心の都(みやこ)との時間は減っているように思えた、一緒に行動するときは、決まって他の誰かが一緒に行動することが多く、抱きしめるほどのスキンシップも久しぶりな気がする。

 

 

 そして久しぶりに訪れた時間。思う存分、都(みやこ)を抱きしめられる、そんなひと時。

 

 

「……俺も、都(みやこ)とこういうことができないの、寂しかった」

 

 

「一緒だね……」

 

 

「ああ……」

 

 

「天ちゃんと、香坂先輩と、結城さんと、ヴァルハラ・ソサイエティのみんなとの時間も楽しいけど、やっぱり翔(かける)君との時間が一番大切だよ」

 

 

「俺も都(みやこ)との時間が一番だ……」

 

 

 そして感じる、都(みやこ)のあまりの柔らかさ。

 

 

 あ、と都(みやこ)が何かにかが付いたようだ。少し恥ずかしそうな顔をしたかと思うと。

 

 

「……そして、こういうことも……」

 

 

「お、おい、都(みやこ)……!」

 

 

 抱きしめていた都(みやこ)がすっと下に降りて俺の股の前に顔を持ってくる。そして、股間のモノに手を置いた。

 

 

「み、みやこ、ちょっと」

 

 

「おっきくなってる」

 

 

「んっ……」

 

 

 そしてやさしく撫で上げる。

 

 

 都(みやこ)の想定外のスキンシップに思わず情けない声を出してしまう。

 

 

「……」

 

 

 ていうかバレたよ、この状況で興奮しているのがムラムラしていることが都(みやこ)にばれてしまった。

 

 

 なんかすげえ恥ずかしい。

 

 

「あぁ……」

 

 

 ふと見ると都(みやこ)も顔が真っ赤になっている。これは……。

 

 

「もしかして、都(みやこ)も興奮してる?」

 

 

「え、いや、そんなこと……は」

 

「……ううん、そんなことある……」

 

「興奮……してる」

 

 

 あっさりと認めた。こういうエッチなことは都(みやこ)も苦手にしていたはずなのだが。

 

 

「はしたないけど、最近、全然できなくて、それで、翔(かける)君にしてあげたいな、って気持ちばっかり大きくなって」

 

「さっきも言ったけどソフィさんに指摘されて、あらためて思い知らされたの、私が翔(かける)君にこうしていられるのは奇跡のようなものなんだって」

 

「だからね、その、今はなにがなんでも、その事実を確かめたい。少なくとも、私が生きているこの枝でだけは、私は翔(かける)君のものなんだって実感が」

 

 

「都(みやこ)は俺のものじゃない」

 

 

 都(みやこ)の手を取る。

 

 

「あっ……」

 

 

「二人で生きるんだ、どっちかのものってわけじゃない、分かったか?」

 

 

「……うん」

 

 

 都(みやこ)を立たせ、爪先立たせる、なるべく身長差を減らして、体を支える。そして。

 

 

「実感なら与えるよ、溢れて制御できなくなるぐらい」

 

 

「かけるく……ん」

 

 

 近くなった都(みやこ)の唇をあらためて口づけた。

 

 

「ん、……ふ、はぁ……ん」

 

「む……ん、は、ちゅ……ん」

 

 

「……」

「……」

 

 

「翔(かける)君……」

 

 

「なんだ?」

 

 

「私と翔(かける)君は恋人なんだよね」

 

 

「そうだな」

 

 

「どんなことがあっても、変わらないよね」

 

 

「ああ、別の枝では違うかもしれないけど、この枝では間違いない、真実だ」

 

 

「実感……できたよ」

 

 

「そうか」

 

 

「……でも、まだ足りないよね」

 

 

 再び都(みやこ)が俺の股間を撫でる。

 

 

 今までのムラムラを解消するときが来たのだろうか。なら、俺の答えは。

 

 

「あ、ああ!足りないな……」

 

 

 必死に言葉を紡ぐ。

 

 

「じゃあ……」

 

 

「ああ……」

 

 

「電話……してくるね」

 

 

「あぁ、いってらっしゃい」

 

「……」

 

「ん?電話?」

 

 

「うん、電話」

 

 

「誰に?」

 

 

「お爺様に」

 

 

「あ、そ、そうか、どうぞ」

 

 

「ちょっと待っててね」

 

 

 そう言って都(みやこ)はリビングから玄関へ移動する。

 

 

 ……。

 

 

 ………。

 

 

 あれぇ?

 

 

 今、思いっきりそのまま本番に移行する流れでしたよね。

 

 

 なんかミスったかな……。

 

 

 このままズボン越しに興奮する分身をいさめながら、悶々とした時間が続いた。

 

 

 

 

 

 〇

 

 

「お……」

 

 

 数分ののち、都(みやこ)が戻ってきた。何だったんだ?

 

 

「あの、翔(かける)君」

 

 

「は、はい」

 

 

「許可もらったから、今夜は泊まっていくね」

 

 

「あぁ……」

 

「……」

 

「ん?泊まる!?」

 

 

「あ、先に翔(かける)君に許可取っておくの忘れてた……ごめんね、ダメだった?」

 

 

「いやいやいや、いいけどさ、なんで?」

 

 

「だってもう時間だから、いったん始めちゃったら、今日は帰れないかなって……」

 

 

「あっ、あ~、そう、だな」

 

 

 現在8時30分過ぎ、このまま、始めてしまうと帰れない。そうだった、配慮が足りなかった。

 

 

「いつでも泊まれるようにお泊りセットはこの部屋に置いてあるから大丈夫だと思ったんだけど、ごめんね、先走っちゃった」

 

 

「いやいや、俺の方こそ……その……」

 

 

 いつでもヤれるのを準備万端にしとくのもキモいからよかっただろうかなどと考えつつも、次の言葉が出てこない。

 

 

「都(みやこ)も……今日、したいのか」

 

 

 つい、理由を都(みやこ)に求めてしまう。……優柔不断かな、俺。

 

 

「翔(かける)君は……どうなの」

 

 

「都(みやこ)が決めてくれよ、大丈夫なのか分かるのは都(みやこ)なんだから」

 

 

「翔(かける)君が決めて、そしたら決心するから」

 

 

「水掛け論だな……これ」

 

 

「ふふふ、そうだね」

 

 

 そういうと都(みやこ)はベッドのそばに移動した。

 

 

「翔(かける)君、こっち来て」

 

 

「ん?」

 

 

 都(みやこ)のそばに駆け寄ると、座ってと言った。

 

 

「み、都(みやこ)、なにを」

 

 

 腰かけている今、俺の目の前に都(みやこ)の股がある状態である。

 

 

「ほら」

 

 

 思いっきりスカートをたくし上げた。

 

 

「みや、こ……」

 

 

 突然何をするかと思えば、その理由が分かった。

 

 

「濡れてる……な」

 

 

「うん、翔(かける)君がその、膨らませてる間に、私も濡らしてたの」

 

 

「つまり」

 

 

「私も、したい」

 

 

「都(みやこ)って本当にエッチになったな」

 

 

「……!お終いにする!?」

 

 

「いやいや、ごめんごめん、悪かったって」

 

 

「悪かったって思ってるなら……して?」

 

 

「ああ……!そうだ、その前に」

 

 

 机に置かれた例の薬を手に取る、用法容量を確認すると、薬を思い切って服用した。

 

 

 都(みやこ)へのプレゼントは空振りに終わったが、俺へのプレゼントは役に立ちそうだぞ天……!

 

 

「く……ぅ」

 

 

 パワーが溢れる……のか?そもそも、そんな即効性があるのかどうか。

 

 

 まあいい。

 

 

「これ、都(みやこ)の分」

 

 

「あ、精力剤」

 

 

 都(みやこ)も箱に書かれた用法容量を確認した後、少し迷ったのち、思いっきり飲み込んだ。

 

 

「む、はぁ、翔(かける)君」

 

 

「都(みやこ)、いくぞ」

 

 

「かけるく、ん……!」

 

 

 俺は都(みやこ)の肩を掴み、乱暴に口づけし。

 

 

 都(みやこ)をベッドに押し倒した。

 

 

 

 

 

 〇

 

 

「ん……かけるく……んむ」

 

 

 始めて都(みやこ)を抱いたあの時から、なにか進歩できただろうか。分からない。だが、テクニックなら少し進歩しただろう。

 

 

 口づけと同時に舌を絡め都(みやこ)の唾液を味わう。

 

 

 変態みたいだな言ってることが……。

 

 

「ん、……むむ、あ、ちゅ、む……」

 

 

 絡める。

 

 

「む……む~ちゅ……んむ……」

 

 

 なおも絡める。都(みやこ)の全てを吸い出すように。

 

 

「ん、ん~、んむむ、ぷは!」

 

 

 少し長く絡めすぎただろうか。酸素を求めるように都(みやこ)の胸が激しく上下する。

 

 

「かける!くんっ……はぁ、はぁ、キス、激し過ぎ、窒息するかと思った……はぁ」

 

 

「激しくしていいって言ってなかったっけ?」

 

 

「して、とは言ったけど、激しくしてとは言ってないよぉ」

 

 

「そっか、じゃあ、もうキスはやめとくか」

 

 

「しちゃ、ダメとも、言ってない……」

 

 

「じゃあ、もっとする」

 

 

「も、う。あ……む」

 

 

 再び、都(みやこ)に口づける、今度は短く、甘く。

 

 

「ん……ん……む、ちゅ、……ん」

 

 

 同時に今度は手を動かす。都(みやこ)の非常に豊満な胸に手を伸ばす。

 

 

「あ……っ、ん、翔(かける)くん、……ん」

 

 

 柔らかい、うん、柔らかい。

 

 

 語彙が貧相になってしまったがそうなるのも仕方がない。服の上から揉んでも変幻自在に形を変えるこの胸をなんと表現すればいいだろう。

 

 

「翔(かける)くんって……ん……おっぱい、好き、だよね……ん」

 

 

「おっぱいが嫌いな男はいないと思うがなぁ」

 

 

「自分だと、よく、わからない、から」

 

 

「持つものは持たざる者の気持ちがわからないからなぁ」

 

 

「それ、使い方、おかしい、と思う、ん……ん……はぁ」

 

 

 口惜しいが唇を離す。

 

 

 都(みやこ)の衣服に手をかける。

 

 

「あ、脱ぐよ……」

 

 

「脱がしたいんだけど」

 

 

「……恥ずかしいからダーメ」

 

 

「じゃあ、上半身だけ、半脱ぎで!」

 

 

「はいはい」

 

 

 都(みやこ)の手に誘導され、衣服を脱がす。胸のピンクのブラを露出させ、肩も半分だけ脱がす。

 

 

「なんで半脱ぎなの?」

 

 

「ん~、そっちの方がエロいから」

 

 

「もう、エッチ」

 

 

「男はみんなそうですよっと」

 

 

「あ……」

 

 

 今度はブラの上からおっぱいを触る。下着の硬さを感じながらも先ほどまでよりさらに柔らかい。

 

 

 都(みやこ)のピンク色の乳首とそれとは少し濃いめの乳輪がたぶん、ここだろうといった感じで触ってみる。

 

 

「……ん、翔(かける)くん?なにしてるの?」

 

 

「乳首はどこかなって」

 

 

「直接見ればいいのに」

 

 

「見えないからこそできることもある」

 

 

「もう……」

 

 

 少し呆れたような顔をしながらも付き合ってくれる。両手を使ってここかなと思う位置に両手の人差し指をそれぞれ置く。

 

 

「右胸、少しずれてる」

 

 

「ん?どっち方向に?」

 

 

「私から見て、もう少し右下」

 

 

「ここか」

 

 

「ん、そこ、だよ、っはぁ」

 

 

「……」

 

 

 自分でやり始めておいてなんだが何だこれは。

 

 

 ずいぶんと実践的な乳首当てゲームになってしまった。

 

 

「……じゃあ、ブラも脱がせていいか」

 

 

「……いいよ」

 

 

 都(みやこ)が背中を浮かせ俺がそこに手を入れる。ブラを外すのもずいぶん手慣れたもんだ。

 

 

「よっと……」

 

 

「うぅぅ……」

 

 

「おおお」

 

 

 ブラが完全に外され都(みやこ)の胸がフルオープンになる。若干汗ばんでるようなそんな蒸気を浴びながら露にされた都(みやこ)の胸を見る。

 

 

「……」

 

 

「翔(かける)くん、恥ずかしいよ」

 

 

「あぁ、悪い、感動してしまって」

 

 

「もう何回も見てるのに」

 

 

「だとしても男なら何度見ても、興奮する」

 

 

 都(みやこ)の小さな体から想像もつかないような大きさの半鐘型の乳房。それでいてアンバランスさはみじんもない小さなピンク色の乳首と少し濃い乳輪。

 

 

 乳首にはあえて触らないようにして円を描くように触ってみる。

 

 

「……ん、翔(かける)くん」

 

 

「どうした~」

 

 

「触らないの?」

 

 

「いや、現在進行形で触ってるだろ」

 

 

「そう、じゃなくて、……首を」

 

 

「ん、なんだって?」

 

 

 わざとらしく聞いてみる。

 

 

「……乳首を触らないのかなって」

 

 

「触ってほしいのか?」

 

 

「……そうじゃないけど」

 

 

「そっか、じゃあ触らない」

 

 

「あ……」

 

 

 引き続き、乳首の周りを揉み続ける。

 

 

「う~……」

 

 

「何か不満か~?」

 

 

「別に……」

 

 

 少し不満そうにぶー垂れる都(みやこ)。そんな顔も可愛い。

 

 

「でもそうだな~、そろそろ趣向を変えるか」

 

 

「やっと、んんん!」

 

 

 乳首ではなく、都(みやこ)の唇をもう一度奪う。

 

 

「ぷは、最初に戻る」

 

 

「ま、まって、翔(かける)くん、んんん……」

 

 

「待たない」

 

 

 都(みやこ)の口に再び舌をねじ込む。反射的に都(みやこ)の舌も伸びてきて互いに貪りあう。

 

 

「ん、む……、……ちゅ、ん」

 

 

「は、ん、ちゅ……ぅ、は」

 

 

「ん、あ、か、かけるくんっ」

 

 

「何だ」

 

 

「あそこも、触って」

 

 

「あそこじゃ分からん」

 

 

「もう、いじ、わる~……ん」

 

 

 どこから湧き出た余裕だろうか。都(みやこ)にちょっと悪戯をしたくなってしまう。

 

 

「わかった、わかったから……ん」

 

「乳首、いじってください、好きにして、ください」

 

 

「了解」

 

 

「ん!……あぁっ」

 

 

 手を都(みやこ)の背中に回し、その豊満な胸を押さえつけ、左の乳首を口に含み、右の乳首を残った手で弄ることにした。

 

 

「あぁ、んん、翔(かける)くん、いきなり、すぎだよ」

 

 

「……」

 

 

 おっぱい吸うってなかなか奥が深いな。自分からいくとちょっと空回りする、自分からいくのではなくおっぱいからきてもらう、こうしてるとちょうどいいかもしれない。

 

 

 そのままおっぱいを吸っていると感じていた、都(みやこ)がだいぶ余裕を取り戻し、俺の頭を手で支えてきた。

 

 

「翔(かける)くんっていつも頼りになるのにおっぱい吸ってる時は赤ちゃんみたいだね」

 

 

「っは、おっぱいを吸っている時、男は赤ちゃんに帰るんだよ」

 

 

「そうだね、おっぱい吸いながら言ってると説得力も段違い。よしよし、おっきい赤ちゃんでちゅね~」

 

 

 ……何か恥ずかしくなってきた。このまま、都(みやこ)ママになってもらうのもいいが、少し面白くない。

 

 

 右の乳首を少し強めに弄る。そして。

 

 

「っもう、赤ちゃんはもう片方の乳首をいじったりしないっよ……ん、ああっ!翔(かける)くんそっちは……ん」

 

 

 手で弄る乳首と吸う乳首のサイドチェンジだ。プラス……。

 

 

「か、翔(かける)くん、ちょっと強い、あ」

 

 

 歯を唇で包みながら甘噛みする、さすがに嚙むわけにはいかんからな。

 

 

「あ、ん、ん、あ、ちょっと、翔(かける)くん!」

 

 

「へ~、都(みやこ)は強い方が好きなのか」

 

 

「好きっなのかなっ、ん、あう」

 

 

 その後も刺激をリズムよく繰り返す、すると。

 

 

「ちょっと、そろそろ、やめて、かける、くん」

 

 

「ん~、なんで」

 

 

「い、イっちゃう、から」

 

 

「へぇ」

 

 

 再びいたずら心が芽生える。人間て胸だけでイけるのだろうかと。

 

 

 緩急をつけて乳首いじりを続行した。

 

 

「か、翔(かける)くん、ダメになっちゃう、から、やめて、ダメになっちゃう」

 

 

「……ダメになっちゃえ」

 

 

「そ、そんな……だ、ダメ、んんん、ああああぁあぁあぁっ!」

 

 

 都(みやこ)は大声を上げながら秘所から潮をふいた。

 

 

「お~」

 

 

 胸だけでイっちゃったの?マジ?……迷信だと思ってたんだが、あり得るんだな。

 

 

「都(みやこ)ママは変態だな」

 

 

 だからそんな言葉をポロっと口に出してしまった。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、か~け~る~く~ん!」

 

 

 しまった本気で怒らせてしまった。

 

 

「……!」

 

 

 やべえ、マジで怒ってる。

 

 

「翔(かける)くんがその気ならこっちだって考えがあるんだから」

 

 

 そう言って、都(みやこ)は起き上がり、逆に俺を押し倒す。そして、ズボンのチャックをカチャカチャと開け始めた。

 

 

「み、都(みやこ)さん?」

 

 

「私がイッた姿見たんだから、今度は翔(かける)君が私に見せる番だよね」

 

 

 そう言って。ズボンとパンツを完全に脱がせた。

 

 

 自身の象徴であり欲望が屹立する。

 

 

「翔(かける)くんのおちんちんってやっぱり大きいよね」

 

 

「他人と比較することはないんだが……まぁ、SSサイズではないな」

 

 

 天がプレゼントしてきたゴムはゴミ同然となったわけだ。

 

 

「都(みやこ)、何を」

 

 

「手でしてあげる」

 

 

 そう言って、都(みやこ)はその細やかな手で、俺のペニスを擦りだした。

 

 

「み、都(みやこ)、待ってくれ」

 

 

「待たない」

 

 

 ぶった切られた。俺も同じことしてたから自業自得ではあるが。

 

 

「く、う」

 

 

「ほ~ら、翔(かける)くん、この辺りが気持ちいい?」

 

 

 そう言って、竿の裏筋を丁寧になぞりだす。

 

 

 長くはもたないぞこれ。

 

 

「……都(みやこ)、口でやってくれないか」

 

 

「ダメ」

 

 

 またぶった切られた。

 

 

「お口でしたら翔(かける)君のイってる顔が見られないよね」

 

 

「……」

 

 

 よっぽど先ほど言われたことが腹に据えかねたようだ。

 

 

 これからは気をつけよう。

 

 

 そう思っていたら都(みやこ)のしごきが加速し始めた。

 

 

「みや、こ、やばい、って」

 

 

「しってるよ、顔を見ればわかるもん」

 

 

「あっ、くううううぅぅ!」

 

 

 もう我慢できない。

 

 

「み、都(みやこ)、出る!」

 

 

「出して!」

 

 

 そうして射精は放物線を描き。

 

 

 都(みやこ)の顔面べちゃべちゃと汚した。

 

 

「はわっ……む」

 

 

「……言わんこっちゃない」

 

 

「……翔(かける)君のイっちゃう顔が見られたからこれでおあいこだね」

 

 

「それでいいのか……」

 

 

 都(みやこ)は満足した様子でティッシュでベトベトになった顔をぬぐいだした。

 

 

「別に怒ってたわけじゃないよ、ただ、やられたらやり返さないとなって思っただけで」

 

 

「嘘つけ、絶対怒ってたぞ」

 

 

「かもしれないね、あと……」

 

 

 まんざらでもないと言いたげに顔を少し伏せ。

 

 

「ママって呼ばれたのが少し、興奮したかも」

 

 

「……」

 

 

 なんで我が彼女はそういうクルことを言うかね。

 

 

「あ、おちんちん、復活した」

 

 

「都(みやこ)」

 

 

「かけるく、ん」

 

 

 都(みやこ)の肩を掴み再びベッドに押し倒す。強引すぎないように優しくベッドに押し付ける。

 

 

「翔(かける)くん、するの?」

 

 

「ああ、前戯は必要ないだろ」

 

 

「そういえば、翔(かける)くん、ゴムは……」

 

 

「あ~……やべぇ、忘れてた」

 

 

 ゴムは都(みやこ)と健全な付き合いをする以上必需品と言っていい。俺たち高校生だからもしもがあったら大変だ。

 

 

「えっと、ゴムはここの引き出しに……あれ」

 

 

「どうしたの翔(かける)くん」

 

 

「ない……」

 

 

 やべぇ、切らしてた。前回やったのがだいぶ前だから忘れてた。

 

 

「どうしよう、天がくれたやつは使えんし、このままやめるのも……」

 

 

「翔(かける)くん」

 

 

 そう迷っていると、都(みやこ)から声がかかった。

 

 

「今日はつけないで、しよ」

 

 

「つけないで?」

 

 

「うん、生で」

 

 

「いや、それはさすがに……あ、都(みやこ)のアーティファクトで外に出すという手が……」

 

 

「その手は、今日使わない」

 

 

「アーティファクトも使わないってことは……」

 

「……」

 

「え!」

 

 

 都(みやこ)からの提案は非常に魅力的で俺の心に悪魔が囁きかける。だが、う~ん。

 

 

「ゴム使わず、生でやろうと」

 

 

「うん」

 

 

「大丈夫かなそれ」

 

 

「今日は大丈夫な日だよ、それに……」

 

 

「それに?」

 

 

「今日は生でしたい、翔(かける)くんを直接感じたい」

 

 

「都(みやこ)……」

 

 

「私のわがままだから、もし、翔(かける)君がやめるって言うなら……」

 

 

「……いや、やめない」

 

 

「ふぇ?」

 

 

「最後まで、抱かせてくれ、生で」

 

 

「……うん、よろしくお願いします」

 

 

 無責任なことは分かってる。高校生の身でなんてことを、何かあったらどうする気だ。そんな内なる声を俺の悪魔がかき消し、前に進ませる。

 

 

 それでも俺は、都(みやこ)を抱きたい。

 

 

 俺と都(みやこ)が恋人であるというこの枝にある真実を直接伝えたい。いやになるほど、この手で直接、都(みやこ)を感じさせたい。

 

 

 だから、俺は今だけは内なる悪魔を信じてもいいとそう思ったんだ。

 

 

 都(みやこ)のスカートをまくり、秘所を確認する。

 

 

「びっちゃびちゃだ、シミになりそうなくらい」

 

 

「もう、そんなこと言わないで……」

 

 

「脱がすぞ」

 

 

「……うん」

 

 

 その言葉を合図にパンツをずり降ろし艶やかな花弁とご対面する。ぶわっとした空気が俺の鼻腔を駆け巡る。

 

 

「……ん~、むぅ」

 

 

「どうした」

 

 

「翔(かける)君に、アソコ見られるのなんか恥ずかしい」

 

 

「アソコじゃないだろ」

 

 

「……」

 

 

「何してほしい?」

 

 

「翔(かける)くんに、その、……おまんこをかき回してグチャグチャにして欲しい」

 

 

「よく言えました」

 

 

「あっ」

 

 

 都(みやこ)は仰向けになりながら股をガバッと開くいわゆる正常位の体勢になる。

 

 

 やべぇ、緊張してきた、手汗がにじみ出ている。

 

 

「翔(かける)くん」

 

 

「あぁ」

 

 

「きて」

 

 

「!!」

 

 

 もう止まれない。

 

 

 自身の、いきり立った欲望を都(みやこ)のおまんこに触れさせる。

 

 

 そのまま、膣口へと持っていき沈ませる。

 

 

「ん」

 

 

「お、お」

 

 

 そのまま押し進めると都(みやこ)の反応がだんだん大きくなる。

 

 

「ん、ん、は、ぁ、ぁ、っ」

 

 

 そして、その奥、子宮口まで到達すると。

 

 

「ん、んん、はぁぁ、ぁ、ぁ、っ!」

 

 

 より大きな声で鳴いてくれた。

 

 

「翔(かける)くん、全部入った?」

 

 

「ああ、入ったよ……」

 

 

「じゃあ、思いっきり、動いていいよ」

 

 

「そう、する」

 

 

 そういって、前後運動を開始した。

 

 

「んんん、は……、あん……、あ、ぁ、ぁ、ぁっ……!」

 

 

 引いて、入れて、引いて、入れる。

 

 

 原始的な欲求だけを行動として分かりやすく示す、そんな運動。

 

 

 時には上下に丸く動かしながらも動かし続ける。

 

 

「ん、ぁ……は、っ……う、ぁ……!」

 

 

「都(みやこ)っ」

 

 

「あんっ、か、かけるく、んぁ、ん……っ……なに……ん」

 

 

「気持ちいかっ?」

 

 

「うん、んっ……気持ちい、気持ちいよ……んっ」

 

 

「じゃあ、キス、していいか」

 

 

「うん、っ……きてっ……ん」

 

 

 前後に激しく動きながら、都(みやこ)の唇を求める。

 

 

「ん、あ、ちゅ、……んむ、ちゅ、……あ、んむ、はぁっ」

 

 

 喘ぎ声を口で塞ぐと必死に空気を求め始める。その余暇を適度に与えながら、前後運動を続行する。

 

 

「ん、は、ぁ……む、……ぁ、ん、はぁ、ちゅ、ん」

 

 

「ん、はぁ、少し別のところを擦るか」

 

 

「え、あ、ん、んんん、む、ぁ……んんん」

 

 

 都(みやこ)の体を少し持ち上げ、ピストンする角度を変える。

 

 

「お、お腹の、裏側?ん、に、んむ、ちゅ……気持ちい、よ」

 

 

「ぷっは、こういうのなんて言うんだったけな、まぁ、いいや、名前はどうでも」

 

 

 唇を離し、そうやって、都(みやこ)を気持ちよくする方法を色々試していると、俺自身の限界もだいぶ、近くなってきた。

 

 

「み、都(みやこ)、そろそろ、イキそうだ」

 

 

「い、イクの?だったら、……ぁ、ちゃんと………ん、中に出してねっ」

 

 

「今更だけど本当に中、に出して大丈夫か?」

 

 

「いいの、あん、出して、出して、ん、溢れるぐらい、たくさん、出して!」

 

 

 都(みやこ)の膣がうねる。限界はかなり近い、なら。

 

 

「か、翔(かける)くん、また、おっぱい?」

 

 

 もう一回俺はおっぱいに戻ろう。

 

 

「子宮、突きながら、おっぱいもだなんて、翔(かける)くんは欲張り、ん、だね」

 

 

「でも、気持ちいだろ?」

 

 

「うん、気持ちい、よ」

 

 

 そう言いながら、おっぱいに吸いついている俺の頭を都(みやこ)が撫で始めた。

 

 

「不思議だね、まだおっぱいは出ないのに翔(かける)君に吸ってもらうと、すごく、その、興奮する、私、このままじゃ、ママになっちゃう、かも」

 

 

「ママになりたい?」

 

 

 つい反射的に聞いてしまった。直球すぎたか。

 

 

 興奮で頭の中がぼぅとする。これも精力剤が効いてきたのだろうか。理性よりも興奮を優先した言動になりつつある。自覚があるのが曲者だなこりゃ。

 

 

「かけるくんと赤ちゃんつくって、ママになっちゃう」

 

 

「……!みや、こ」

 

 

 ……都(みやこ)の方も興奮が抑えられなくなってきたのか、精力剤の影響か、言動が怪しくなる。もはや理性は思考の中から投棄され、本能のおもむくままお互いを貪り始めた。

 

 

 天……。この薬ってやべぇ薬じゃないよな?

 

 

 心の中でそうぼやきつつも、俺も本能に忠実になるのを抑えられなかった。

 

 

「どう、やったら、ママになれると思う?」

 

 

「えっと、かけるくんの精液、赤ちゃんの種をわたしの子宮に、赤ちゃんのお部屋にビューッビューッって出し続ければ、いつか、ママになれる、かな?」

 

 

 普段の都(みやこ)なら絶対にしない言動、興奮に拍車がかかる。

 

 

 もう、知らんぞ、そんなこと言ったら無茶苦茶にしちゃうぞ……!

 

 

「試してみる?」

 

 

「ためして、みたい、かけるく、んんん!」

 

 

 言い終わる前に都(みやこ)の唇を奪う。

 

 

「ん、……む、ちゅ、ん、……ぁ」

 

「ぷはっ、はぁ、はぁ、はぁ、かけるくんも、パパになりたいの?」

 

 

「そうだな、都(みやこ)がママならなりたいな」

 

 

「ふふ、わたしがママでかけるくんがパパかぁ、楽しい家庭になりそうだね」

 

 

 既に俺たちの間に、自分たちがまだ高校生で、そういう結果が許されない身分であるという前提は吹き飛んでる。自覚しているのに、止められない。

 

 

 今、自分の前にいるメスを。

 

 

 孕ませたくて仕方ないのだ。

 

 

「都(みやこ)!」

 

 

「あ、ん……っあ!、っ……ん、かけるくん、もっと、ついて!」

 

 

 ピストンを加速させる。ペニスが都(みやこ)の膣内を往復し、膣壁と膣奧を擦り続ける。

 

 

 子宮口を何度も突き、破ってしまうのではないかという勢いで子宮を持ち上げる。

 

 

 その内、子宮が子供を作る気だと認識したのか、下に降りてくる。

 

 

「はっ、あっ!、ん、んんん、はっ……ぁっ!」

 

 

「もう……、限界だ!」

 

 

「かけるくん、だして、だして、膣内に、子宮にいっぱい、精液だして」

 

 

「ああっ!」

 

 

「私を、ママに、して!」

 

 

「くぅっ……」

 

 

 その言葉が合図になった。

 

 

「~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!」

 

 

 ドピュドピュピュピュドビュビュビュ~~~~~~。

 

 

 そんな音がした気がした。

 

 

「あ……、ん、出てる、中に出てる」

 

 

「くっ……ぁっ、く、ぅ……」

 

 

 今までにない射精。見張られているという感覚からか、オナニーすらまともにできない環境だから。都(みやこ)とこうやってやる時にしか射精はまともにできない。

 

 

 都(みやこ)との初めての時もとんでもない量が出たが、今回はその比ではない。久しぶりであること、精力剤によるバフが重なって、俺の射精量は尋常じゃないほどに膨れ上がっていた。

 

 

 すさまじい高揚感、幸福感、……気持ちよすぎる。

 

 

 ペニスが、子宮口のあたりで破裂するように精液をぶちまけ、都(みやこ)の子宮をいっぱいに満たし染みわたっていった。

 

 

 出し終わったと思ってもなおピュッピュと出てくる。

 

 

「あ、ん、まだ……出てる、かけるくんは元気だね……」

 

 

「ぬ、抜くか?」

 

 

「……ダメ、まだしばらくこうしていたい」

 

 

「ああ……、分かった」

 

 

 そうしてしばらく、繋がったまま、そうしていると、都(みやこ)が俺の手を取った。

 

 

「都(みやこ)?」

 

 

「かけるくん、ここ」

 

 

 そう言いながら、俺の手を自分の下腹部、子宮のあるであろう場所に持っていった。

 

 

「ど、どうした」

 

 

「ちょうど、この辺りに私の子宮があるの」

 

 

「あ、ああ、そうだな、保健体育で、知ってる」

 

 

 何を言ってるのだろうか、自分の有り合わせの知識から、どう答えるべきか、探っていた。

 

 

「いま、私の子宮にはかけるくんの精液がパンパンに詰まってて、私の卵子がやってくるのを今か今かと待ってるの」

 

 

「う、うん」

 

 

 ずいぶんと生々しいことを説明する都(みやこ)に少し戸惑いながらも再び、俺は興奮し始めていた。

 

 

 この下に都(みやこ)の子宮があるのか……。

 

 

 いかん、また興奮してきた、出したばっかりだってのに。

 

 

「今日は、一応安全日だから、受精する確率は低いとは思うんだけど、ね、一応私がママになる可能性もゼロじゃない、だから__」

 

 

 ……都(みやこ)の言いたいことが分かった気がする。

 

 

 俺の中の理性が戻ってくる。

 

 

『……だから、ここでやめよう』

 

 

 都(みやこ)はそう言いたいのだ。

 

 

 膨らんでいた欲望が萎む気がした。

 

 

 俺たちはまだ高校生で。

 

 

 ママとパパになるのは早くて。

 

 

 自分の立場をわきまえよう。

 

 

 そう、俺の中の都(みやこ)が囁く。

 

 

 そして、ペニスを抜こうとした。

 

 

 だが、杞憂だった。

 

 

 都(みやこ)は既に正気とは程遠い、それを忘れていた。

 

 

 理性などあるわけなかったのだ。

 

 

「__だから、もっと中に欲しいの、かけるくんの精液、もっと、ちょうだい」

 

 

「……」

 

 

 ん?

 

 

「え、都(みやこ)さん……やめよう、じゃなくて、もっとやろう、と」

 

 

「……かけるくんはやめたいの?」

 

 

「いや、そうじゃないけど、え、都(みやこ)はもっとやりたいの?」

 

 

「うん」

 

 

 もっとやっていい、その事実を認識した俺のペニスも復活していく。

 

 

「かけるくんの精液、もっと欲しい、矛盾してるかもしれないけど、今日は、ママになる確率、低いから、少しでも確率を上げたい。だから」

 

 

 都(みやこ)は真っ赤になりながら、俺の眼を見つめる、とろんとしていて、あまりにも大胆すぎる発言、正気ではないだろう、だが、都(みやこ)が求めている、それだけで十分だ。

 

 

「赤ちゃん、つくろ?私をママにして?」

 

 

 その言葉をうけて、頭に金ダライを受けたような強い衝撃を受けた気がした。

 

 

 俺の中の理性が砕けた気がした。

 

 

「か、か、ける、くん、……ぁっ、ん、ちゅ」

 

 

 唇を奪う。今までよりも強烈に都(みやこ)の全てを飲みつくそうと必死に。

 

 

「あ、……ぁっん、ちゅ……うん、あ、あ、あ」

 

 

 そしてピストンを再開する。

 

 

「みやこの、せいだからな、思ったんだ、みやこの奥の奥に射精して、みやこを、孕ませたい!」

 

 

「うん、うん、いいよ、して、もっとして!孕ませて!」

 

 

 都(みやこ)が叫ぶように、乱れる。その艶やかさは言葉によって加速し、さらに高みへと昇る。

 

 

 

 

 

 数分後。

 

 

「みやこ、みやこ!」

 

 

「かける、くん、かけるくん!」

 

 

 今度は後ろから都(みやこ)を犯す、いや、愛する。都(みやこ)の大きなお尻に何度も打ち付け、俺の興奮は再び、絶頂を突破した。

 

 

「みやこ、出る、出る、ぞ」

 

 

「ん、か、けるくん、いいよ、だして、だして、んっ!」

 

 

「くぅっ!!」

 

 

「~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!」

 

 

 ドババ、ビュル、ビュルビュル、ブビュ。

 

 

 そんな感じで、再び、都(みやこ)の子宮に新たな精液を送り込む、確率は低いけれど、俺たちの子供になるかもしれない、そんな種を送り続ける。

 

 

 ビュ~ビュビュ、ピュッピュ。

 

 

 永遠に思えるような長い射精。

 

 

 どれだけ経ったか分からないが出し切った

 

 

「ぅ……ふぅ……はぁ」

 

 

「……いっぱい、出たね」

 

 

「ああ、出たな」

 

 

「ふふふ、しきゅう、たぽたぽだ。ほんとうにかけるくんとの赤ちゃん、できちゃうかな」

 

 

「どうだか、な、それは神様の導きのままに、かな」

 

 

 そう言いながら、都(みやこ)のお腹を見る。少し大きくなっただろうか、分からないけど。

 

 

「おなか、触っていい?」

 

 

 ついそんな言葉が出ていた。

 

 

「うん、どうぞ」

 

 

 許しを得て、都(みやこ)のお腹を触る。

 

 

 女の子って不思議だ、セックスして、お腹に子供を抱きながら、新たな家族を増やしてゆく。そういう人間の神秘が、子宮の中に詰まってるのだと。煮えすぎてとろけてしまった頭でも感じ取ることができた。

 

 

「この奥で、おれとみやこの赤ちゃんできるかもしれないんだよな」

 

 

「そうだね、どんな子かな?きっとかけるくんに似て、頼りがいのある男の子かな」

 

 

「いや、おれは、みやこに似て責任感の強い可愛い女の子が欲しいな」

 

 

「未来見すぎかな」

 

 

「そうだな」

 

 

 笑う。普段の都(みやこ)も俺も聞いたら恥ずかしさで卒倒してしまうような内容。でも頭が回らず、微笑ましいまま終わる。

 

 

「うん、ママもパパも待ってるからね~」

 

 

 そう言いながら、子宮のあたりを優しくさする。

 

 

 その姿は本当に妊娠したようで、たまらず俺を興奮させた。

 

 

「み、みやこ!」

 

 

「かけ、るく、ん」

 

 

 何度目か分からない口づけ、それはまた新たな始まりの合図。

 

 

「今夜は、寝かせないからな」

 

 

「……きて、かけるくん」

 

 

 そうして、理性のタガが外れた二匹の獣の交わりは夜が更けても続いた。

 

 

 普段なら絶対にしないであろう、言動、行動、一つ一つがこの世界の真実を映し出していた。

 

 

 他の枝では違っていてもこの世界では疑いのない真実。

 

 

 新海翔(にいみかける)が九條都(くじょうみやこ)を世界の誰よりも愛している。

 

 

 その真実だけが俺たちを祝福していた。

 

 

 

 

 

〇

 

 

 パシャ。

 

 

「ん?」

 

 

 奇妙な音で目を覚ます。

 

 

「っおはよう、翔(かける)くん」

 

 

「おはよう……都(みやこ)」

 

 

 都(みやこ)が反射的にスマホを後ろに隠す、なんだろう、まあいいか。

 

 

 時間は……昼前か、結構寝ちゃったな。

 

 

「昨日はすごかったね」

 

 

「あぁ、やりまくったなぁ」

 

 

 ……。

 

 

 …………。

 

 

「やべえ、ヤりすぎた」

 

 

 性欲が爆発してしまった。恐れていた事態だ。溜まっていたうっぷんが、ムラムラが、精力剤で引き出されてしまったんだ。

 

 

「薬の効果は、切れたみたいだな」

 

 

「うん……」

 

 

 都(みやこ)も顔を真っ赤にして昨日のことを振り返る。

 

 

「私あんな恥ずかしいこと言っちゃった、……孕ませてとか……赤ちゃんつくろとかぁ……ママになる……とか」

 

 

 顔が沸騰して湯気がでそうだ。確かに、昨日の都(みやこ)はエロすぎた。

 

 

「精力剤は当面、使用禁止だな」

 

 

「うん……」

 

 

 興奮しすぎて、互いに我を忘れるとは……。天のやつ一体どんなもんを買ってきたんだ?

 

 

 まあ、気持ちよかったけど。

 

 

「それはそれとしてだ、まずは……」

 

 

 都(みやこ)のお腹を見る、膨らんでる、ポッコリと。

 

 

「マジで、妊娠して、ないよな?」

 

 

 妙な不安感が残る。いくら、安全日とはいえ少しやりすぎたのでは?もしかしたらもしかするのでは?

 

 

「う~ん、そうだね、一応、大丈夫な日なんだけど……」

 

「……」

 

「不思議なんだけど、このままだと妊娠、しちゃうかもしれないって思っちゃってる……」

 

 

 ……後悔先に立たずだ。

 

 

「大丈夫だ、都(みやこ)、責任はとるから、都(みやこ)のお爺さんたちにぶん殴られる覚悟はしてるから」

 

 

「えっと、たぶん大丈夫だと思うけど……ふふ」

 

 

 不意に都(みやこ)が笑う。

 

 

「どうした」

 

 

「ママになるのはまだはやいかな~って思ってたんだけど、今の翔(かける)くん見てるといつでも大丈夫な気がしてきたから」

 

 

「いやいや、大丈夫じゃないぞ、人生設計はしっかりしないと、何か、手はないか」

 

 

「だったら、天ちゃんに相談してみる?」

 

 

「天に?……そういえばそんなこと言ってたような」

 

 

 今は午前11時ちょうど昼前の絶妙な時間帯だ。

 

 

 スマホを手に取り、連絡する。

 

 

「もしも~し、にぃに?」

 

 

「……天、頼みがある」

 

 

「はぁ、避妊薬を用意してくれと?」

 

 

「……なんで分かった」

 

 

「そりゃ分かりますよ、どうせ昨日あの後ずっこんばっこんやったんでしょ、それで、やべぇとなった」

 

 

「……おっしゃる通りで」

 

 

「一応、私は煽った側なので、もしもの時のアフターケアのことも考えてるのですよ」

 

 

「煽った自覚はあったのかよ、で、大丈夫なのか?」

 

 

「……ちょうどストックがあるな。この後持っていきますので待っててくださいます?」

 

 

「ストックってお前……まあいいや、この際、今はお前が頼りなんだ、頼む」

 

 

「そのかわり、食事をおごってもらえる権利を要求します」

 

 

「……分かった、背に腹は代えられん」

 

 

「OK、一週間分よろしくね」

 

 

「ん?一週間分?ずっとおごるの?」

 

 

「当たり前じゃないですか、何言ってんの。むしろそれだけに済ませているだけ大サービス、お礼言ってもいいぐらいですよ」

 

 

「……分かったよ」

 

 

「オッケー、あ、この後行くから、早速モック奢ってね、それと、私が来る前に、ちゃんと着替えて、掃除、それと換気を忘れないように」

 

 

「へいへい、分かりましたよ」

 

 

「そんじゃ、1時間後くらいに、じゃあね」

 

 

 そう言って電話が切れた。

 

 

 はぁ。

 

 

 奢らないといけないのは憂鬱だが、これからも都(みやこ)と暮らしていくためには必要なコラテラルダメージだ。そう思おう。

 

 

「天ちゃんはなんて?」

 

 

「ストックがあるから1時間後に持ってくるだとさ」

 

 

「ストック……あるんだ、何でだろう。あ、天ちゃん来るならお掃除しないとね」

 

 

「まず、その前にシャワーだな、都(みやこ)、先に入ってて」

 

 

「わ、分かった、使わせてもらいます」

 

 

 そういって、都(みやこ)は風呂場に向かう。

 

 

 ……。

 

 

「あぁ……」

 

 

 伸びをする、長い間盛りあっていたせいか、体中がバキバキだ。

 

 

「まずは、ベッドからだな」

 

 

 部屋の窓を開き、新鮮な空気を部屋に取り入れる、肌寒さで若干凍えるが、そうも言ってられない。

 

 

 そうして、掃除を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 〇

 

 

「つぎ、翔(かける)くんどうぞ」

 

 

「おう」

 

 

 都(みやこ)が出てきた、普段より少し早い気もするが、1時間後に約束がある分早めに出てきてくれたのだろう。

 

 

 俺も風呂場に向かう。

 

 

「あ、あの、翔(かける)くん!」

 

 

「ん、どうした、都(みやこ)」

 

 

「……」

 

 

 都(みやこ)を見ると顔が真っ赤だ。

 

 

「えっとね、……ママになりたいとか、は、孕ませてとか、色々、恥ずかしいこと言っちゃったけど……あれは、薬のせいで正常な判断ができなくなってただけだから……」

 

 

「お、おう……」

 

 

「まだ……早いのは分かってるから、けどいつか、翔(かける)君と本気で、そういうことしてみたいって思ってるのは事実で……」

 

 

 いつか。その日が来るまで。

 

 

「その時が来たら、……私を、ママにしてくれる?」

 

 

 一緒に歩いて行こう。

 

 

「ああ、その時が来たらな、一緒に、家族になろう、家族を増やそう」

 

 

「うぅ……やっぱり恥ずかしい」

 

 

「はは、あまりにも気が早すぎるからな、でも、昨日の都(みやこ)、最高にエロかったぞ」

 

 

「もう、……もう……!」

 

 

 ポカポカと力なく俺を叩く。そのわずかな痛みが心地よくて、ずっとそうしていたくて、

 

 

 気づけば都(みやこ)を抱きしめていた。

 

 

「いつか、家族になろう、約束だ、この枝では都(みやこ)とだけ約束する」

 

 

 他の枝がどうであろうとこの決意だけは絶対に譲らない。

 

 

 少なくともこの枝でだけは、俺が。

 

 

 都(みやこ)を幸せにして見せる。

 

 

 都(みやこ)と幸せになってみせる。

 

 

「絶対だよ、絶対!」

 

 

「あぁ、絶対」

 

 

 

 

 

 これからアーティファクトを集め終わっても

 卒業しても

 大学生になっても

 その先も

 俺は都(みやこ)と歩いて行く。

 

 

 

 二人でいこう。

 この紙一重の世界で恋をしたから。

 この想いが消えないように傍にいよう

 俺は強くないけど、きっと大丈夫。

 前だけを見つめていれば、きっと……。

 

 

 

 

 

 都(みやこ)、紙一重の恋 完

 

 




書ききった……。

最初はR18を書くつもりはありませんでしたが、いつの間にか書いていました。

次回作でお会いしましょう。
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