ダージリンを好き過ぎる整備士は無自覚にダージリンを堕としていた。 作:オッパイは正義マン
俺とダージリンは全校生徒が集まる講堂の壇上へと上がっていた。
ダージリンと婚約し、赤ちゃんが孕んだことを公表するためだった。
俺の手を恋人繋ぎのようにしっかり、指と指を絡ませるようにし、握りしめダージリンは俺に全身を預けるようにし寄り添っていた。
「この度の大洗戦、勝利を収める事真におめでたい事ですわ。これは、ひとえに皆の頑張りがあってこそと言えるでしょう。そして次の対戦校は知波単学園です。大洗学園程じゃ、ありませんがここまで実力で勝ちを進めてきたことは事実。手強い相手と、なるでしょう。その前にもう一つ報告したいことがございます。」
全校生徒は大方予想がついているのか温かい目で俺たちの事を見つめ、ダージリンの発言を待った。
「そう、わたくしは隣りにいる大事で最も愛しているお方、神童巧さんと卒業を条件に婚約する事になりましたの。」
それを聞いた女生徒達はキャーッと黄色い悲鳴をあげた。
「ダージリン様ー!お似合いですわよ~!」等と声が聞こえる。
「おほんっ!!静粛に。そしてわたくしは大好きな心の底より信頼しているこの旦那様の赤ちゃんが出来ましたので、戦車道はこの日から引退いたします。」
「ダージリン様、辞めないで下さいませ!」「ダージリン様がお辞めになったら我らはどうすれば!」等と、不安に包まれていた。
「それに当たってはわたくしの後継者を手配済みです。ローズヒップッ!!前へ。」
壇上の舞台袖に待機していた赤毛の少女、勝気に溢れたローズヒップが壇上の前に現れた。
「皆様方!敬愛するダージリン様の意思を受け継ぎ私が聖グロリアーナを優勝へと導きましょう!打倒黒峰!ですわっ!」
ローズヒップの見事な演説により、女生徒達はローズヒップに全てをかけたのだった。
「ふぅっ~、なんとか皆の前で公表する事ができましたわね。」
ダージリンはどっと疲れていた。あの後、全校生徒に質問攻めにあったのだ。主に、俺との関係についてだった。
「ダージリン、お疲れ様。チュ❤❤」
俺がこの世で一番愛する女性にキスを落とす。
「ぁ……❤❤旦那様ぁ❤❤❤あの……わたくしまた旦那様に愛して欲しくなってきましたの❤❤❤旦那様が側にいたからわたくしは重大な役目を終えることが出来ましたの。わたくしの全ては旦那様……❤❤❤❤あなたの御心のままに……ですわぁ………❤❤❤❤」
目をとろつかせ、ハートマークを浮かべながら交尾をおねだりする愛おしい婚約者を拒否することなど有りもしなかった。