(AIで)爆乳で着衣で露出で実況で告白で~なエロ妄想集 作:ほんだ
曲が終わり、フロアに静寂が落ちる。
最初の一曲でもう呼吸が荒い。その呼吸を整えるために大きく、意識して息を吸い、そしてゆっくりと吐く。
最初、戸惑いがちにまばらだった拍手が、私が息を吐ききるころには歓声とともに会場を大きく満たしていく。
「"Svelte Ice"、聞いていただき、ありがとうございました。」
私の挨拶、それで再びフロアは一気に静まり返る。
ストリングスが厚い、言ってしまえば地下アイドルのライブとしてはいささか場違いな曲を歌い上げたが、それでも私はたしかに達成感は感じてしまう。アイドルソングというカテゴリからは外れているかも知れないが、個人的にかなり好きな曲ではあった。
だがこの曲に続いて即座にもう一曲というのは体力はともかく気力的に辛い。いや正直に言えば、衣装の関係もあって体力的にも厳しい。打ち合わせの際にここでMCを挟んでも良いと言われていなければ、セットリストそのものから作り直してもらう所だった。
なによりも私が地下アイドルとしてステージに立つ目的からは、この曲の持つイメージと乖離し過ぎている。
二度目のライブ予定は、私が考えていたよりも早くオファーが来た。
一般的な、というほどに私は地下アイドルに詳しくないが、これほど早くに予定を埋められたのは、やはり最初のデビューライブでそれなりの反響があったかららしい。
私に声がかかったということから判るが、今回のこのイベントも歌やダンスが主体ではなく、風俗紛いの過激なまでのエロが売りだ。
それがエロを推すどころか、最初の一曲目からアイドルのライブとしても外れたかなりキツめの構成だ。
ただこれはイベント主催側からの指定だった。エロを全面に押し出しても構わないがアイドルならば少なくとも一曲は歌い抜け、というのが先方の言い分だ。そしてその出来次第で、今後定期的にライブの枠を回してもらえるのか、あるいは関係を切られるのか判断されるらしい。
つまりはこのステージ自体がある種のオーディションだった。
主催側の意向も判らなくはない。風俗紛いの興行でストリップ劇場衰退の二の舞となるのは願い下げだろう。それにあまりに風俗に寄せれば、アイドル側でなく観客の逃げ道を塞いでしまう。彼らからすれば、風俗でカネに任せて女を好きにするのではなく、あくまでアイドルを応援するという言い訳の下に、優しく持て成されたいらしい。
このステージも、前回のところと同じ主催ということもあり、ステージと花道はフロアから高く作られ、また透明アクリルで仕切られている。観客の乱入や、逆にアイドル側からのダイヴなどを、かなり警戒しているのが判る。
これらの壁は、ただ視られたいだけの私にとって、非常に都合がいい。配信ライブと違い、観客からのリアルな視線は感じられつつも、手を届かせないという意思を示せる。
「ふぅっ……ッ、その……どこかおかしかったでしょうか?」」
大きく深呼吸をし、わざとらしく問うてみる。
最初に話を聞いたときから危惧はしていたが、先の曲の余韻を流し去るのは、すこし時間が必要になりそうだ。一曲終わっただけで挨拶にも入っていないというのに、スマホになにか懸命に打ち込んでいる者の姿も目に入ってしまう。
今の状況で、私の今回のステージ衣装に関しての実況をしてもらえていると考えるのは、楽観的に過ぎる。
「あ……いえ、申し訳ございません。ご挨拶が遅れました。私、MiSAKIと名乗っております」
この空気のままでは、普通にMCを始めても、反応は薄いだろう。私の望む方向に盛り上げるには、先ほどの印象が強すぎて、障壁でしかない。
それにやはりフロアの観客の反応からも、どうノレばいいのか戸惑いが感じられる。時間は惜しいが、ここは少しばかり方向を示すためにも余裕が必要だ。二度目のライブ、無名の新人という立場を利用させてもらう形だが、わざとらしくない程度に失敗を挟みつつ、空気を変えたい。
「はじめましての方も、またお会いできた方も、よろしくお願いいたしますね? 私にとってはこれが二度目のステージ、何かと至らぬ点も多いかと思われますが、最後までお付き合いの上お楽しみくださいませ」
まだ荒い息を整えるためにも、あたりさわりのない挨拶を述べる。それにこの部分でキャラ付けをできるほどには余裕がなかったのだ。だが冷めてきた頭の片隅で、このキャラ付けの薄さを逆に利用しようとは思い至る。
曲が長かったのもあるが、わずかとはいえ間を開けた為にあまり時間は残されていない。今回も私はステージでイくことはできないだろうと残念に思うが、この場がオーディションならば次回には期待できる。
先ほどまで歌で観客を統べていたのだ。ここからは身体で制して見せるだけだ。
なによりもステージ衣装としても異様な今の私の姿は、ここが地下アイドルのライブ会場だと、観客に強く意識させらことができる。照明を可能な限りまで下げていた中での曲が終わった今、この姿で新人らしいミスの一つでもやって見せれば、流れは作れる。
「え……っと、ですね。正直に申しまして、私のこの姿、不審者ですよね?」
ライトアップされはっきりとステージに浮かびあげった私の姿は、不審というのも烏滸がましい、間違いなく異常な変質者だ。
頭は今回も口元だけを露出している全頭マスクで、しかも目の周り以外は黒のエナメルだ。一応は私からは見えるように目の周りだけはナイロン地だが、外からはまず分からない。そして身体には膝丈の薄いグレーのトレンチコートを纏い、首元までしっかりと閉じている。わずかに見える足元も黒のブーツだ。
「前回のステージに来てくださった方々にはお伝えしたのですが、私、夫にはこのようなステージに立っていると知られたくありませんの。ですから顔バレ身バレが防げるような衣装を、とお願いしたのですが……こちらを渡されたのです」
顔を出さず、身体のラインもコートで隠しきれば、なるほど確かに個人の特定は難しい。身バレ厳禁という設定には、相応しいのかもしれない。
それに夫に言えぬ秘密を持つ人妻、しかも露出狂と自ら告白するような女のコート姿だ。会場の男どもがそのコートの下、私の身体をどのように妄想しているのか、問いただしたくもなる。
マスクに合わせ煽情的な黒の下着か? あるいは縄で縛りあげられているのか? そもそもなにも身に付けず、全裸のままなのか? いや、地下アイドルに熱を上げるような男どものことだ。乳首にローターを貼り付けおマンコと肛門にバイブを咥えている姿や、全身に浅ましく下品な落書きを施された私を想像しているのかもしれない。
男どもの視線が私の身体に注がれ、品定めされているのが判る。
「ええ、ええ。露出狂の変態には、これがお似合いだ皆様もお考えでしょう? それに皆様がこのコートの下を、どのように思い描いておられるのか、私にも推測できます」
望んだとおりに、男どもが私の痴態を思い浮かべたのか、肉欲に爛れた目を私の身体に向け始める。そんな目で見上げられるのは羞恥心を煽り立てられ、身体が疼きはじめる。
「ああ……そう言えば、ちゃんとご説明してませんでしたね。私、その……殿方に見られて発情するド変態、いえ卑しい身体を見せつけてよがり狂う露出好きの変質者ですの。それに……」
そこで一度言葉を切ると、私は観客たちを見渡す。そして焦らすように間を空ける。
ここまで話せば、先のステージを知らぬ者でも気が付くだろう。私が淫乱変態マゾヒストの雌豚女だという事に。
その私の推測が正しいことを証明するかのように、フロアの男どもの誰もがゴクリと喉を鳴らし、股間を膨らませる。
「お気付きの方も多いご様子ですが、実は私、露出狂なだけでなく隷属願望のあるマゾ雌なのです。このような場所でステージに立って、お恥ずかしい姿を晒して皆様から蔑んで罵られたい。ドMのクソビッチでございます。皆様はこんな私をお望みですか?」
そこまで言って一呼吸置き、観客の反応を待つ。もちろんこの場で否定の声は上がらない。それどころか、肯定するように拍手すら起こる始末だ。
罵声や嘲笑の言葉が欲しいところだったが、アイドルファンと自称する者たちにはコールの指示が無ければその程度さえ難しいらしい。だが、今はそれでもいい。もう少し「MiSAKI」のキャラが立てば、自然と侮蔑に満ちたコールもできるだろう。
「私のようなド変態の卑しく歪んだ性癖を受け入れていただき、ありがとうございます。我慢もできぬ露出狂の私としては、今すぐにでもこのコートを脱ぎ捨てて、MiSAKIのすべてを晒したいのですが、それでは皆様にお愉しみいただけませんので、まずは……コートの裾から覗き込むというのはどうでしょうか?」
あえてステージ衣装の説明をせずに、観客たちに期待を持たせる。そして問うてはみたが、答えを待たずに花道へと脚を踏み出した。
ステージの高さはちょうどフロアに立てば頭が出るくらいだ。私がフロアを二分する狭い花道へと進めば、周囲すべてから男どもから見上げられる形になる。
私はコートの裾を少しだけ捲り上げるように脚を伸ばして進む。
「ふふっ、皆さん、もう準備万端ですね。私のコートの中身、見えますか? 想像してくださいましたか? 露出狂の変態女が、こんな姿をしているのですから、当然その中身も淫らに着飾っておりますわ。いかがですか? どのように見えていますか?」男どもの視線を意識すると、勝手に口角が上がり、嗤いそうになる。
花道を往復し終えればステージ中央でコートを脱ぐつもりだ。それを観客たちも予想はしているだろう。すぐに判るその中を敢えて想像させる。コートの下は全裸か下着だとでも考えているのか、覗こうとする男どもが花道に押し寄せる。その無様な振る舞いを嗤いながら、裾をわずかに開ける。
男どもが私のコートの下を妄想するだけで、私の身体もまた熱く火照ってくるのだ。男どもを煽るように、わざとらしくゆっくりと歩き続ける。
「ああ、そうですわ。夫は私のこの卑しい性癖のことはよく存じておりますの。ですのでコートの下は以前に夫からいただいた物を着けております」
そう言いながら、更に裾を持ち上げて見せる。だがフロアから見えるのはブーツ部分くらいだろう。
「この靴も夫がプレゼントしてくれたものです。これを履いているときは、いつでもあの人に足を舐めて貰ってるように感じて……。ぅんッ……ぁあっ……夫は、いつも足から……爪先から私を弄ぶんです。だから私、足を視られる、それだけで期待してしまうようになってしまいました……あッ!」
ステージ上で淫らな言葉を吐いて、私は自らを辱める。そんな羞恥心が興奮を高める。思い付きで口にした妄想だったが、足の指を攻められると思い浮かべただけで、身体の奥底が疼きはじめた。
ちょうど今私の履く黒いブーツの先端が、フロアの男どもの眼前だ。私はコートが翻らぬようにゆっくりと身を屈め、左のロングブーツのファスナーへと指先を伸ばした。
そこで一呼吸おいてから、言葉を続ける。
「ですが、今この場にはその夫の眼もございません。私を視てくださっているのは、ここにお集まりの皆様方。夫によって隠されていた私を、私の卑猥な衣装と卑劣な痴態をたっぷりと見てやっていただけないでしょうか?」
まだはっきりとは私の言葉に反応する者はいない。だがそれは想定済みだ。むしろこの程度のことで満足されても困る。もっと私を見て欲しい。蔑んでほしい。
だが黒のブーツを脱ぎ、同じく黒のタイツに包まれた爪先を花道へと下ろせば、柔らかく歪む爪先に周囲の男どもの視線が一斉に集中するのがわかった。そしてそのまま、花道と観客席とを遮る透明のアクリル板へと、指を開きながら爪先を伸ばしていく。
「ご照覧ください。これが夜な夜な変質的なまでに夫に舐め上げられている女の爪先でございます。ほら、今だってこんな風に擦り付けて、夫から愛撫されているつもりになってしまいます。んッ……ふぁ、よく躾けられておりますでしょう? このように、ねだるように拡げられますわ」
男どもに聞かせるために、あえて吐息を漏らす。爪先はアクリル板に軽く押し付け、わさりわさりと指を蠢かして見せる。足で感じるアクリル板の冷たさと硬さが心地よい。体重は掛けられないが、それが逆に指の動きに繊細さを与え、より扇情的に映るはずだ。
少し後ろでは、近付くことを諦め、スマホで爪先だけを撮影しようと突き出してくる者までいる。その浅ましい努力と肉欲に満ちた視線に免じて、サービスの一つくらいは返してやろうと視線と言葉とを向ける。
「先にも申しましたが、夫は私の性癖を存じていおります。そして私ほどではございませんが、少しばかり夫もマゾ気がございまして。私のこの爪先をこのように調教、開発したのは、私を悦ばすためだけでなく自分のためでもありましたの」
何を言いたいのか分かったようで、男どもの視線は熱を持ち、それでいて私が次に漏らす言葉を待って黙って耳を傾ける。
私は指を曲げ、爪先の先端をアクリル板に押し付ける。するとそこを起点として、爪先が僅かに広がり始める。
「ふふ、お判りになりました? 皆様のご想像の通りだと思いますわ。私、欲求不満のドスケベマゾ豚、性欲処理用の奉仕雌奴隷ですから、この足で、爪先で夫に尽くしておりますの。どのように奉仕しているかは……皆様ならお判りですよね?」
男どもの妄想を補強すべく、私は掴み撫で上げるように足の指を歪める。
私の足に何をさせたいのか、指でどこを攻められたいのか、さすがに視線だけではそこまでは読み取れないが、それでも男どもの欲望を感じ取り、私は更に爪先を拡げアクリル板へと押し付けていく。ただでさえ敏感な爪先の先端は、タイツ越しでさえどこか温く軟らかみのある感触を、私の身体に深く伝えてくる。
「あら、そういえばこちらの方々からは、陰になっておりましたか? 申し訳ございませんでした、どうぞご覧くださいな」
身体を翻し、花道で二分されたもう一方の観客席へと向き直る。ちらりちらりとは脚を見せてはいたが、さすがにコートの後姿だけでは不満も溜まるだろう。
爪先をアクリル板を繋ぐ細い支柱へと延ばし、指先で撫で上げて見せる。それぞれの妄想の中で、存分に自分たちの粗末なモノにこの爪先の蠢きを重ねる程度なら許そうというものだ。
「いかがですか? 皆様にはコート姿の私見えていないかもしれませんが、それだけでもお判りになるはずです。コートを羽織っていても判るくらいにいやらしく盛り上がってしまうこの淫らな胸と、ベルトで無理やりに括れさせた腰に、そこから続くだらしない尻肉の弛み。そしてご覧の爪先は……」
話しながらも、脚の動きは止めない。
実のところ男性経験そのものが皆無の私には、足での奉仕などそれこそ妄想の範疇だ。一応は映像で見たことはあるものの、その知識がどこまで役に立つものなのかは正直なところ分からない。
だが、少なくともこの場に居る男どもは、爪先での愛撫を知っている。あるいは想像できる。そして何よりも、女に爪先で弄ばれる自身の姿に興奮するらしい。
「ふふっ、もうすぐ私の口から申し上げるのも恥ずかしいことですが、夫のモノは太くて硬くてそれはそれはとても熱いのですけども、爪先でこうして丁寧に撫で上げらるだけで、すぐに絶頂に達してしまうのです。そしてそんな風に果てる時の夫はとても素敵なのですが、どこか可愛いらしくて……皆様は私の足でどのように反応していただけるのかしら?」
空調は効いているはずだが、タイツの中は蒸すように暑い。汗が滲むせいで、爪先が滑りそうになるが、その度に指を絡め直し、何とかバランスを保つ。
「さて。このまま皆様がお果てになるまで私の爪先を見つめてくださるというのも、身体だけを性欲処理の道具として扱われ私の心など一顧だにされておらぬようで、それはそれでドMの私にとってはご褒美とも言えるのですが……」
焦らされているようで、焦らしてみせる。これはこれで心地よいのだが、私には刺激が足りない。私が絶頂に至れるほどの時間が無いとはいえ、せっかくのステージだ。男どもには、もう少しばかり私の身体を目と声とで犯してもらいたい。
ブーツを手に取りステージへと脚を戻し、タイツのままに花道を歩く。きゅるりきゅるりとブーツとはまた違った音を立てて見せる。
「どうでしょう? コートの中、見えましたでしょうか? ご想像の通りでしたか? もしや……私の足だけに気を取られて、覗いていただけてないのでしょうか?」
ステージの中央に戻り、軽くコートの裾を翻して、そう問いかける。
反応が薄いところを見るに、少しばかりやり過ぎたのかもしれない。どうやら足を見るのに夢中だった男どもが多いようだ。あるいは空想上の私の「夫」とやらに自分を重ねるのに忙しかったのかもしれない。
限られているとはいえまだ時間はある。
もう少しばかりは、私の悦楽を高めるため、その醜い欲望を煮詰めていってもらいたいものだ。
R-18と言いつつ、全頭マスクでコート姿の変質者が、ステージの花道でブーツの爪先を観客に見せ付けるだけの回です。一応コートの中は、何かのコスプレ衣装ですけど、内容は次回で。
とりあえずこのステージパートはあと二回続く……予定です。
▼メモリ
地下アイドルがステージ上で性癖を告白する。
ステージ衣装を説明する。
▼脚注/オーサーズ・ノート
[ジャンル:官能小説]
[タグ:妄想告白]
[私視点。一人称]
[登場人物:私]
ステージで私は一人だけ。
露出欲求を耐える。
▼キャラクターブック
私,MiSAKI
私:[私。欲求不満。淫乱。露出狂。変態。マゾ雌。MiSAKI:爆乳アイドル。胸が大き過ぎる。お尻が大きい。揺れる。たゆむ。MiSAKI:乳首は太い。ドスケベボディ。オカズ専用。]
ステージ衣装,ボディスーツ,貞操帯
ボディスーツ:[黒。透ける。薄い。ぴちぴち。金のライン。衣装:スキンタイト。全身タイツ。身体のラインが出る。貞操帯:ビキニアーマー。金属ベルト。首輪。全頭マスク。]
ステージ,花道,フロア
ステージ:[狭い。暗い。花道:細く長い。観客から近い。手が届きそう。]
観客,男ども
観客:[濁った視線。淀んだ欲望。男ども:粘つく願望。臭い。]