(AIで)爆乳で着衣で露出で実況で告白で~なエロ妄想集 作:ほんだ
──パタン。
私は、逃げるように本を閉じた。
軽い音が、熱に浮かされた部屋の空気をわずかに揺らす。
呼吸が荒い。
心臓が肋骨を内側から殴りつけるように脈打ち、全身の血液が沸騰しているかのような錯覚に陥る。額に滲んだ汗が、頬を伝って顎先から滴り落ちた。
「……一旦、休憩します」
誰に対するでもない言い訳を、私は乾いた唇から絞り出した。
カメラの赤いランプは、相変わらず無機質に点滅している。まるで、「まだ足りない」「もっとその恥ずかしい本性を晒せ」と急かしているかのようだ。
私はその視線から逃れるように、カウンターに背を向けた。
限界だった。
これ以上、あの呪詛のようなテキストを読み続ければ、私は私でなくなってしまう。
「性処理人形」「公衆便器」。
そんな言葉を自らの口で紡ぐたびに、脳髄が甘く痺れ、マシュ・キリエライトとしての自我が溶かされていく感覚。
それが恐ろしかった。
そして何より恐ろしいのは、その恐怖と同じくらい──あるいはそれ以上に、身体の奥底が「歓喜」に震えている事実だった。
「水……水を、飲まないと……」
喉が、カラカラに乾いていた。
朗読で酷使したせいだけではない。
身体中の水分が、汗と、卑しい愛液となって股間から失われているせいだ。
私はふらつく足取りで、部屋の隅にあるキッチンスペースへと向かった。
真っ白なシステムキッチン。
生活感のない、モデルルームのような空間。
私はシンクに近づき、震える手で頭上の吊り戸棚を開けた。
ない。
引き出しを開ける。
ない。
どこを探しても、コップの一つも、グラスの欠片も見当たらない。
食器類が一切排除されているのだ。
「……どうして……」
嫌がらせだ。
この部屋を用意した何者かは、私が喉を乾かしてここに辿り着くことを予見していた。
その上で、人間らしく水を飲む権利さえも剥奪しようとしているのだ。
私の視線が、シンクの端に設置された給水機に吸い寄せられた。
それは、公園で見かけるような、上向きの蛇口だった。
ただし、位置が極端に低い。
シンクの深さも相まって、普通の蛇口よりもずっと低い位置に、銀色のノズルがぽつんと突き出している。
ここから水を飲むには、どうすればいい?
手で掬って飲む?
いいえ、私の手は、今は鎧の手甲に覆われている。
これでは水を溜めることはできない。
となれば、方法は一つしかない。
直接、口をつけること。
「……っ」
私は想像し、息を呑んだ。
この低い位置にあるノズルに口を近づけるためには、シンクに手をつき、上半身を深く折り曲げなくてはならない。そうすれば必然的に、腰は高く持ち上がり、お尻は後ろに突き出されることになる。
それは、先ほど鏡の前で取らされたポーズよりも、さらに無防備で、さらに動物的な姿勢だ。
背後には、キッチンを見渡す監視カメラがある。
私が水を飲もうとすれば、そのカメラは私の背後から、大きく開かれた股と、突き出されたお尻を、特等席で捉えることになるだろう。
「……嫌です。そんな、みっともない真似……」
私は首を振った。
こんな罠には乗らない。我慢すればいい。
けれど、そう思った直後、喉の奥が張り付くような渇きを訴えた。
熱い。
身体が火照って、思考がまとまらない。
冷たい水が欲しい。
この身を焦がすような卑しい熱を、物理的に冷やさなければ、どうにかなってしまいそうだ。
私は、震える唇をわずかに開けながら、顔を近づけた。
シューッという音と共に、銀色のノズルから、思っていたよりもはるかに少ない水量で、磨き上げられたシンクへと零れ落ちる。
その透明な輝きを見た瞬間、理性のタガが一つ外れた。
「……飲むだけ、です。……水分補給は、任務遂行に必要な……メンテナンスですから」
誰に聞かせるわけでもない言い訳を呟き、私はシンクの縁に両手をついた。
ひんやりとしたステンレスの感触が、熱を持った掌に心地よい。
私はゆっくりと、腰を落とした。両足を大きく開き、膝を軽く曲げる。重たい鎧がガチャリと音を立て、胸の肉が重力に従って垂れ下がる。
さらに上半身を倒していく。
顔をシンクの中に突っ込むような体勢。背中が反り、レオタードが食い込んだお尻が、天井に向かって高く、高く突き上げられる。スカートがめくれ上がり、太ももの裏側が涼しい空気に晒される。
恥ずかしい。
背後のカメラが、今の私をどう映しているか、想像するだけで肌が粟立つ。
「シールダー・マシュ、発情により喉を渇かせ、四つん這いで給水行動を開始」
そんなテロップが流れているかもしれない。
けれど、渇きには勝てなかった。
私は、蛇口からチョロチョロと零れる銀色の流れを、恨めしそうに見つめた。
あと少し。あと数センチ。
唇が水を感じる距離まで近づき──私は、舌を出した。
──ジュボッ。
僅かな水が舌を打ち、口の中に飛び込んでくる。
冷たい。美味しい。
砂漠に雨が染み込むように、水が乾いた粘膜を潤していく。
「んっ……ふぅ……っ! れろ、じゅっ……!」
上手く飲めない。
水圧が弱すぎて、蛇口から零れ落ちる水を、舌で必死に絡め取らなければならない。私は夢中で舌を動かした。レロレロと舌先を震わせ、滴り落ちる水を追いかけ、唇ですぼめて吸い込む。
──ピチャ、ピチャ、ジュルルッ。
静寂な部屋に、私が水を啜る水音が響き渡る。
それは人間が水を飲む音ではなかった。まるで、喉を渇かせた野良犬が、水たまりの水を必死に舐め取っているような、下品で野性的な音。
(私……今、なんて格好を……)
水を飲みながら、冷静な部分の私が、俯瞰で自分を見ていた。
シンクに手をつき、腰を振るように動かしながら、舌を出して水を求めている女。鎧からはみ出した爆乳が、激しい呼吸に合わせて揺れている。そして背後には、無防備に晒されたお尻がある。
このポーズ。
先ほどの朗読で読んだ、「四つん這いの姿勢」そのものではないか。
『私は人間じゃなくて、交尾するためだけの獣ですから』
脳裏に、あのテキストの一節が蘇る。
そうだ。これは獣の飲み方だ。手を使わず、器も使わず、ただ本能のままに口だけで貪る。
その浅ましさが、今の私にはお似合いなのだ。
水が、顎を伝って首筋へ、そして胸の谷間へと流れ落ちていく。
冷たい雫が、熱く火照った乳房の隙間を滑り落ちる感覚に、背筋がゾクゾクと震えた。
冷やしているはずなのに、逆に熱くなる。口元の刺激が、神経を通って股間へと直結しているみたいだ。
「んんっ! じゅぽっ、ちゅぅ……っ」
もっと。もっと欲しい。
私はさらに顔を近づけ、ノズルの先端を咥え込む勢いで吸いついた。金属の硬い感触が唇に当たる。その硬さと冷たさが、なぜかひどく懐かしく、そして淫らなものに感じられた。
まるで、何か別の硬い棒を、口で奉仕させられているような──。
その連想に行き当たった瞬間、私の舌の動きが変わった。
ただ水を飲むためだけの動きから、その「硬いもの」を慈しみ、刺激し、喜ばせるような、粘着質な動きへ。
無意識のうちに、腰がくねりと揺れた。太ももの内側を、新たな愛液がツツーッと伝い落ちる。私は自分が何をしているのかもわからぬまま、シンクの上の蛇口に向かって、一心不乱に舌を使い続けていた。
磨き上げられたステンレスのシンクが、鏡のように私の顔を映し出していることにも気づかずに。
...▼
──ジュポッ、ジュルルッ……。
静寂なキッチンに、粘着質な水音が響き続けている。
それは、喉を潤すための嚥下音ではない。
もっと卑しく、もっと貪欲に、何かを吸い上げ、絡め取るための音だ。
私の舌は、意思を持った生き物のように、銀色のノズルに巻き付いていた。
冷たい金属の感触。
勢いよく噴き出す水流の圧力。
それらが口内を暴れ回る感覚が、私の脳髄を痺れさせ、思考を白濁させていく。
「んむっ……! じゅぷっ、んくぅ……っ」
息ができない。
鼻で荒い呼吸を繰り返しながら、私は口を離せなかった。
いや、離そうとしなかった。
渇きはもう、とっくに癒えている。
それなのに、私の口はまだ「何か」を求め続けていた。この硬い突起を口に含み、そこから溢れ出る液体を飲み干すという行為そのものに、強烈な中毒性を感じてしまっていたからだ。
ふと、視線が落ちた。
私の顔の下。
磨き上げられたステンレスのシンクの底面。そこに、鏡のように私の顔が映り込んでいた。
「……ぁ」
一瞬、思考が凍りついた。
そこに映っていたのは、高潔なシールダーの顔ではなかった。
重みで胸を垂らし、腰を突き出し、必死な形相で蛇口に吸い付いている女。髪は乱れ、頬は紅潮し、目はトロンと潤んで焦点が合っていない。
そして何より、その口元だ。
だらしなく開かれた唇から、飲み込みきれなかった水がボタボタと溢れ出し、顎を伝って胸元へと糸を引いている。突き出された舌は、媚びるように赤く、銀色の棒を迎え入れている。
(これ……まるで……)
既視感があった。
それは、私が経験したことのない、けれど知識として──あるいは、この部屋の書棚にある卑猥な資料で見たことのある光景。
男根への奉仕、フェラチオ。
そう、今の私は、水を飲んでいるのではない。まるで、見えない相手の男性器を口に含み、必死に奉仕し、その射精を促している「性処理人形」そのものの顔をしていた。
「んぐっ! じゅる、ちゅぅ……っ!」
その事実に気づいた瞬間、羞恥で身がすくむはずだった。
けれど、私の身体は逆の反応を示した。背筋にゾクリと電流が走り、子宮の奥がキュンと収縮したのだ。
(見てください、私、なんて顔をして……)
シンクに映る自分の痴態を見つめながら、私は心の中で語りかけた。
本来なら見せてはいけない、恥ずかしく卑しい顔。
でも、どうしてだろう。この顔を見られていると想像するだけで、頭がおかしくなりそうなほど興奮してしまう。
「せん、ぱい……んむっ、ふぁ……っ」
口からノズルを離さずに、漏れ出る吐息だけで言葉を紡ぐ。
硬い金属のノズルが、私の唇を押し広げ、歯に当たり、口腔内を蹂躙する。その硬度と冷たさが、次第に熱を帯びた「別のもの」へと変換されていく。
(このノズルの形……硬さ……。なんだか、男性のモノのように見えて……)
妄想が暴走する。
これは蛇口ではない。雄の、硬く勃起したイチモツだ。
私は今、そのカリ首を舌で転がし、尿道口から溢れ出る先走りの汁を、ありがたく頂戴しているのだ。
そう認識した瞬間、私の舌使いは、より一層いやしいものへと変貌した。
ただ水を吸うのではない。
ノズルの先端を舌先で執拗にレロレロと舐め回し、根元までくわえ込むように唇をすぼめ、頬をこけさせて吸いつく。
──ジュッ、ジュポポポポッ!
水音が変わった。
真空状態で吸い上げるような、下品極まりない音。静寂なキッチンに、私が立てる卑猥なバキューム音が響き渡る。
背後のカメラは、この音を余すことなく拾っているだろう。そして、私の突き出された無防備なお尻と、その奥で小刻みに揺れるアナルも、同時に記録しているはずだ。
「んんっ! おっ、おぉ……っ!」
喉の奥に水流が当たる。
イラマチオ、喉突き。
ちろちろと流れ出るだけだった水が、それを意識して勢い良く音を立てて吸い込んだことで、私の喉ちんこを叩くほどに強引に流れ込んでくる。苦しく、むせ返りそうになる。その苦しさが「征服されている」という快感に繋がり、私の腰をガクガクと震わせた。
口と、性器は繋がっている。
誰かが言ったそんな説を、今の私は身を持って証明していた。喉の奥を刺激されるたびに、呼応するように膣の奥が疼き、ナカが濡れていく。
子宮口がパクパクと開閉し、見えないペニスを求めて収縮を繰り返している。
──ツツー、ッ。
太ももの内側を、熱い液体が伝い落ちた。
飲みこぼした水ではない。私の股間から溢れ出た、粘り気のある愛液だ。
それが、レオタードの股布を通り越し、処理していない剛毛の森を濡らし、伝い落ちていく。
(あぁ……濡れてる。口も、下も、ぐしょぐしょです)
シンクに映る私の口元は、涎と水でベタベタになり、だらしなく開かれている。
そして見えないけれど、私の股間もまた、同じように愛液で汚れ、毛にまみれて、だらしなく口を開けているのだろう。
上と下。
二つの口が、同時に「何か」をねだって、泣いている。
「れろっ、じゅ……っ、練習……これ、練習、です……」
誰に対する言い訳なのか。
私は、水を飲むという行為を、完全に「フェラチオの練習」へとすり替えていた。
いつか来る本番のため、本物の肉棒をくわえるその時のために。私は今、この無機質な蛇口相手に、必死で奉仕のテクニックを磨いているのだ。
そう思うと、もっと上手くやらなければという義務感と、もっともっと汚れたいという被虐願望が湧き上がってくる。
私はわざと、口の端から水を垂れ流した。
ボタボタとシンクに落ちる水滴が、まるで顔射された後の精液のように見えるように。
そしてさらに大きな音を立てて、ノズルに吸い付いた。
──チュポッ! ジュルルルルッ!
シンクに映る私の顔は、もう高潔な英霊の面影など微塵もなかった。
そこにいるのは、ただ快楽のために口を使い、男根を貪る、一匹の雌豚だった。
「ふ、ぁ……い……じゅっ、おいひぃ……です……っ」
水がおいしいのか。
それとも、奉仕することがおいしいのか。
混濁した意識の中で、私はとろけた目を細め、冷たい蛇口に熱い舌を這わせ続けた。
私の理性は、この鏡面の向こう側に完全に沈み込み、二度と浮上しないような気がしていた。
...▼
──プハァ……ッ。
私はシンクの蛇口から唇を離した。
荒い息と共に、あごを伝って水滴が胸の谷間へと滑り落ちる。
それなりには水を飲んだとは思う。物理的な乾きは癒やされたはずだった。
それでも私の身体を焦がす「渇き」は、少しも治まってはいなかった。むしろ、水という刺激を与えたことで、喉の奥と、それに直結した下腹部の疼きは、より一層激しく、粘着質な熱を帯びて暴れ出していた。
「……足りない。水じゃ……薄すぎます」
もっと、濃密なものが欲しい。
喉に絡みつき、胃壁に張り付くような、確かな質量と熱量を持った「何か」が。私の思考は、先ほどの朗読で植え付けられた『精液便女』という単語に支配されていた。
水ではダメだ。
私が本当に欲しているのは、清冽な水なんかじゃない。もっとドロドロとして、生臭くて、生命力に溢れた──雄の精液だ。
私はふらつく足取りで、キッチンの背後にある冷蔵庫へと振り返った。
先ほど確認した時、そこには大量の「栄養補給ゼリー」が入っていた。
今の私に必要なのはそれだ。
空腹を満たすためではない。この、どうしようもない口寂しさと、何かをくわえて吸い出したいという衝動を満たすための「代替品」として。
バタン、と冷蔵庫の扉を開ける。
冷気と共に、整然と並べられた銀色の容器が目に飛び込んできた。
「……あ」
私は息を呑み、その一本を手に取った。
最初に見た時は、ただのレトルトパウチだと思っていた。
しかし熱に浮かされた今の私の目には、それは全く別の形状に見えていた。
それは、コンビニで売っているような平たいパウチではなかった。
医療用の軟膏や、あるいは宇宙食のチューブを思わせる、太い円筒形の容器。私の手首ほどの太さがあり、長さも二十センチほど。そして先端には、太い吸い口が付いている。
「これ……まるで……」
張り詰めた銀色のボディ。手にずっしりとくる重み。そして、握った時の、硬すぎず柔らかすぎない絶妙な弾力。
それは、シンプルな形状のディルド──あるいは、張り詰めた男性器そのものに見えた。
最初に確認した時は、私はまだ「正常」だったから気づかなかったのだ。でも、今の「発情した雌」の視点で見れば、この部屋に用意された食料さえもが、私を辱めるための道具だったことが痛いほど理解できた。
「……おチンポ、様……?」
無意識に、そんな卑猥な敬称が口をついて出た。
私はその銀色の棒を、両手で恭しく握りしめた。
冷たい。
だが私が握りしめ、掌の熱を伝えることで、中身のゼリーはすぐに人肌に温まるだろう。
そうすれば、これはもう食料ではない。私という性処理人形のためにあてがわれた、疑似的な「肉棒」だ。
私はゆっくりと、先端のキャップをねじ切った。
プチュッ、という音と共に、ノズルの先から半透明のゼリーが少しだけ顔を出す。とろりとした、粘度の高い液体。それはまるで、興奮した男性器の先端から滲み出る、我慢汁のようだった。
「いただきます……おチンポ様の、精液……」
私は舌を出し、その先端をレロリと舐め取った。
甘い。
人工的な甘味料の味。けれど、今の私の脳は、それを「濃厚な雄の味」だと誤認していた。
「んっ……おいしい……」
私はノズルを唇に押し当てた。
すぐに吸い出したりはしない。
まずは、唇でその感触を楽しむ。
柔らかい唇の粘膜で、硬いプラスチックのノズルを挟み込み、感触を確かめるようにムニュムニュと動かす。焦らすように。相手が人間なら、「早くしろ」と腰を振ってくるのを待つように。
そして、私は口を開き、ノズルを深々とくわえ込んだ。
太い。
普通のストローとは違う、喉を押し広げるような太さ。私は頬を限界まで窄め、口の中を真空状態にして、一気に吸い上げた。
──ズズズズッ! ジュボッ! チュルルルルッ!
静寂なキッチンに、先ほどの水飲み音よりもさらに粘着質で、卑猥な吸引音が響き渡る。
ドロリとしたゼリーの塊が、食道を滑り落ちていく。
重い。水とは違う、圧倒的な質量。喉の奥にへばりつくような粘り気が、私に「異物を飲み込んでいる」という事実を強烈に意識させる。
「んグッ! んぐぅ……っ! じゅぽっ、ふぁ……っ!」
苦しい。
一息に吸い込むには量が多い。
けれど、私は口を離さなかった。むしろ、右手でチューブの底を握りしめ、ポンプのように押し出した。それは、射精を促すために男性の睾丸を刺激し、根元から搾り取る手つきそのものだった。
私は、これは食事ではないと完全に自覚していた。
栄養を摂るため? いいえ。
私は今、この銀色の棒を「おチンポ様」と見做し、そこから放たれる白濁液を、一滴残らず搾り取り、飲み干す訓練をしているのだ。
(見てください、私の頬が……こんなに扱けて……)
冷蔵庫の扉の鏡面仕上げに、私の顔が映る。
頬が内側に窪み、目は白目を剥きかけ、必死の形相でチューブに吸い付いている女。その口元からは、飲み込みきれなかったゼリーが白く泡立ち、口角から溢れて滴り落ちている。
まるで、大量の精液を顔射され、口内射精された直後のような、無様で淫らな顔。
「んんーッ! じゅっ、じゅるるッ! ごくっ、ごくッ!」
喉が鳴る。
ゼリーを飲み込むたびに、食道が痙攣し、快感が背骨を駆け抜ける。
おいしい。
ただの栄養補給食なのに、どうしてこんなに甘美で、満たされるのだろう。それはきっと、私が「精液を飲むための器」として完成されつつあるからだ。胃袋が満たされる感覚が、まるで子宮が種付けで満たされる感覚とリンクし、私の本能を狂わせていく。
私はチューブを口から少し抜き差しした。
ズポッ、ズポッ、という音。
唾液とゼリーが混ざり合い、ヌチャヌチャとした卑猥な粘液音が生まれる。私は舌を巧みに使い、ノズルの周りを舐め回し、螺旋を描くように絡め取る。
先ほどの朗読で読んだ、「ご奉仕」のテクニック。
それを、私は無意識に実践していた。
「せん、ぱい……でますか……? わたしのくちのなか……だして……っ」
チューブの中身が減り、空気が混ざり始める。ジュルッ、ブチュッ、という音が漏れる。
それが、絶頂間際のペニスの脈動のように感じられた。
私はラストスパートをかけるように、頭を前後に激しく振った。
自ら喉奥を突き上げ、嘔吐反射すら快感に変えながら、最後の「一滴」まで貪り尽くす。鎧の胸当てがカチャカチャと音を立て、爆乳が揺れる。太ももの間では、溢れ出た愛液が完全に乾く暇もなく、新たな洪水を起こしていた。
……そして。
──ブチュルルルッ!
最後の塊が、私の喉奥に噴射された。
私はそれを「誤嚥」することなく、恍惚の表情で飲み干した。
「んっ……ぐっ……ぷはぁ……っ!」
空になったチューブが、手から滑り落ちて床に転がる。
カラン、という軽い音が、事後の静寂を引き裂いた。
私は荒い息をつきながら、口元を拭わなかった。唇の周りには、ベトリとしたゼリーが白くこびりついている。それを舌先で名残惜しそうに舐め取り、私は熱っぽい瞳でカメラを見つめた。
「……ごちそうさま、でした。おチンポ、様の……精子、全部、飲みました……」
それは幻覚だ。
私が飲んだのはただのゼリーだ。
けれど、私の心と身体は、確かに「濃厚な中出し」を口で受け止めたという事実に書き換えられていた。
満腹感ではない。征服感と、所有されたという安心感が、私を芯からとろけさせていた。
私は床に座り込んだ。
食後の気だるさ──いいえ、事後の気だるさに身を委ねながら。
私の視線は、無意識のうちに自分の太ももへと落ちた。そこには、口から溢れたゼリーの飛沫と、股間から溢れた愛液が混ざり合い、黒いニーソックスを汚していた。
上も下も、ぐしょぐしょ。
その不快感さえもが、今の私には「雌の勲章」のように思えてならなかった。
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