ここは、マニアな人やツウな貴族が足しげく通う名店、
「オモチャ屋 絶対領域」。
今日も、新たな刺激を求め、客が来る。
☆★☆
カランコロン
新しくドアに付けた鈴が鳴る。
「んんんるぅぅぇっしゃぁいい!」
「久しぶりに来たと思えば、変わっていませんね。何も。」
そう言いながらカウンターに歩いてきたのは、リーリャだった。
「おぉ、あの時のべっぴんさんやんか。どうしたん?やっぱり、その年になっても…」
「勘違いしないでください。…パウロ様と来たのが、懐かしくって。」
「…あんなに元気やったのにな、パウロはん。」
「はい。今でもあの人の事を思うと、胸が締め付けられます。」
「なんなら肉体的にも締め付けられとったやん。」
フレディが、ガハハと笑う。
「…。」
「お、なんや、そんな儚げな顔しとっても、わての一番はあの娘だけやで?」
「ご冗談を。…懐かしいですね。今となっては。」
「あぁ、ホンマやな。…なんなら、思い出話としゃれこむか?」
リーリャは時間を気にするように外を確認し、カウンターの一角にあるバーの椅子に座る。
「駆けつけ一杯、『シュティランガー』か?」
「『フュートレック』で。」
「おいおい、死ぬ気か?」
「娘が優秀なので。」
「あんたも変わっとらんな。」
そう言ってフレディは、この店でも最上位の酒を持って来る。
「でも、ホンマにええんか?」
「今日は久しぶりの休日なんです。」
「…ほな、長話するか。あー、アレなんか覚えてるか?旦那さんと勝負してたの。」
「あぁ、転移事件前最後の…。」
「全然ちゃうやろ!あんたメロメロな顔で腕に抱き着いとったやん!」
「冗談です。」
「…アンタだけはいつになっても慣れへんなぁ。」
☆★☆
それは、ある寒い冬の日だった。
「ゼニス、リーリャ、ちょっといいか?」
そう言われて、私たちはパウロの部屋に集まった。
「なぁ、二人とも…。明日は久しぶりに仕事も無いし、今日は休日にしないか?」
一瞬頭にはてなが浮かぶが、すぐに意味が分かった。
「…パウロ、前みたいに激しくしない?」
「あ、あれは、その、反省はしている。」
「やめるつもりは無いんですね。…まぁ、求められている感じがして、癖になりますけど。」
「リーリャ、いい事でもあったの?」
「こ、これは出過ぎた真似を!」
「ま、昨日も優しくシてやったしな。」
「パウロ様!」
「あら、そうだったの?…気持ちよかった?」
「えぇ、それはもう夢見心地…って、ゼニス様も!」
「え?俺の嫁、可愛すぎん???」
☆★☆
「よ、フレディ。来たぞぅ。」
「…っらっしゃぁい。ん?今日は二人なんか。」
「残念、3人だ。」
パウロがニヤッと笑う。
「かーっ!嫁はん二人て、パウロも罪な男やのぅ!」
フレディがガハハと笑っているのをよそに、ゼニスは辺りをキョロキョロしていた。
「ん、ゼニスどうした?」
「パ、パウロ?ここどこなの?なんかエッチな匂いもするし。」
「失敬な、ここはそういう店やで?」
「そうですよゼニス様。この店は、アスラ王宮御用達の超穴場スポットなんです。」
パウロの腕に抱き着いたリーリャが言う。
顔を見るに、かなりごきげんなようだ。
「えぇ、ここが…?」
「ま、そこはいいだろ。…で?用意は?」
「ばっちりや。ほい、地下3号室のカギ。くれぐれも、部屋間違えん時や?」
「あれ、ここってそこまで真面目な店だったか?」
「こういう店やから真面目にせんとアカンと思うけど…。あれや、今2号室でハジメテの若い
カップルがおんねん。」
「年は?」
「成人してから付き合いだして、めでたく今日卒業。今頃、幸せそうに腰振っとるやろ。」
「いや、そこまでは聞いてないんだが…。」
「…頼むから、邪魔せんといてあげてや?」
「お前は俺を何だと思ってるんだ!」
☆★☆
俺は地下室へと続くドアを開ける。
すると、辺り一帯がムワッとした青春の匂いに包まれていることに気づく。
「…どうしたもんかな。」
「普通に通ればいいじゃないの。」
「バッカ、かわいそうだろ!」
「パウロ様、もう気づかれてます。」
前を見ると、顔を真っ赤にした青年がドアを閉めた。
…悪い事しちまったな。
「じゃ、じゃあ、行こうか。」
結局ドアから声が漏れていたが、聞かなかった事にしよう。
部屋に着くと、俺は桶に今回の主役を注ぐ。
「えと…。これ、何?」
「これはな、フレディおすすめの『ろーしょん』だ。」
「ろーしょん…聞いたことないですね。」
「それと、…エッチと、何の関係があるの?」
「体に塗るそうだ。ほら、早速つけるぞぅ。」
俺たちはするすると服を脱ぎ、ろーしょんを体に塗り始める。
「うわ、なんだか体につけるだけで気持ちいいですね…。」
リーリャが、感嘆の声を漏らす。
ゼニスも、いそいそと背中側に塗っている。
「つ、つけたけど…この後、どうするの?」
「じゃ、試してみるか。」
「え?」
俺は考える暇を与えず、ゼニスのアソコに指を差し込む。
「あぁぁ!」
ゼニスが悶えるように体をくねくねさせる。
かわいい。
「わ、私も反撃!」
そう言ってゼニスは、俺に勢いよく抱き着いてきて、必死に舌を口に入れてくる。
「お、ゼニス積極的だな。…ほら、リーリャ、んっ、ほっひほいほ。」
「もう、パウロ様は悪い人です。…えいっ。」
すると、リーリャは俺の息子を愛おしそうに見つめ、ゆっくりと口で咥える。
こ、これは、デジャブ!
「はぁ、はぁ…ふふっ、私達練習したの。パウロ、気持ちいい?」
「あぁ、腰が砕けそうだ。」
俺はガラにもないような事を言うが、そんな事は些細な事だ。
しっかりとゼニス達の一途さに感謝を言うと、ゼニスの胸を触ってみる。
ぷっくりと膨らんだモノをつつくと、ローションがねとっといやらしく糸を引く。
「ん…ふぅ。ね、パウロ、今日は、先にリーリャにして?」
「別にいいが…なんでだ?」
「最近、リーリャは生理でパウロとできてなかったでしょう?」
「なるほど。…リーリャ、いいか?」
「はい、もちろんです。…いっぱい突いてください。」
「それなら、期待に応えないと、なっ!」
「んんっ!」
俺はリーリャの腰をガシッと掴むと、そのまま挿入した。
「あ、はぁ…パウロ様、パウロ様…。」
「まったく、二人とも可愛いなぁ!俺、今日は頑張っちゃお!」
「あ、待ってください、ろーしょんで、感度が、あぁぁ!」
俺はリーリャの胸の下辺りから一気に舐め上げ、そのままキスをする。
余程良かったのか、ガクガクと体を震わせている。
「ぱ、ぱうろさま…。すき、すきですぅ!」
「あぁ、俺もだ。…出していいか?」
「はい!いっぱい!ここに!」
びゅくん、びゅりゅ、びゅるっ。
何だか強姦みたいで嫌だな…。
まぁ、それまがいの事はしたことあるから何も言えないが。
☆★☆
「ふふ、ぱうろさま…。」
リーリャはあの後息子を引き抜くと、疲れて寝てしまった。
余程感じているのだろうか。なんか嬉しいな。
「ね、パウロ♪」
「ん?なんだ、もう次か…ってゼニスか。」
「ちょっと、忘れないでよ!」
「わりぃわりぃ。…さ、ヤるか。」
ゼニスはさっきから俺たちのを見て何度か達していたようだ。
シーツが濡れている。いや、ローションか?
「ねぇ、もう私、我慢できないぃ…。」
「分かった。」
俺はゼニスのアソコに息子をあてがうと、ぬるぬると差し込んでいく。
「あ、あぁぁっ…。」
イったな。
「パウロ、もっと…。」
「言われなくても!」
ぐちゅ、ずちゅ、にちゅ。
ローションの音が頭に響く。
ゼニスが俺が出すのを今か今かと促すように、グネグネと
ちょ、ちょっと、早漏は嫌だ!
「ゼ、ゼニス!待って、もうちょっと待ってくれ!」
「だーめ。ほら、イっちゃえ♡」
俺の息子を、温かく包み込むゼニス。
こんなの、我慢する方が馬鹿らしくなってくる。
どぷっ、どぴゅ、どぷどぷどぷぅ…。
☆★☆
「で、張り切って更に4発?」
「や、やり過ぎた…。」
俺は何とかフレディに助けを求めに向かうと、生暖かい目で見られた。
「さっきのカップルはあんなに幸せそうに繋がって、幸せそうに帰っていったのに…。」
「うっせ。…待て、お前見てんの?」
「一応。」
「もう二度とこねぇよこんなとこ!」
「あんな?性に滾った奴らは監視してな何するか分からへんやろ?安心せぇ、そこまで
暇ちゃうわ。興味ない奴らのエッチなんかお断りや。」
「あぁ、もう分かった分かった…。ほら、服着せんの手伝ってくれ。」
「えぇ…?」
「なんだ、それともお前の店から裸の客が飛び出してもいいのか?」
「分かった!分かったから!」
フレディは渋々手伝いに行った。
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「こ、腰が…。」
「大丈夫ですかゼニス様…?あ、ありがとうございました。」
「おぅ、二度と来なくてええで!」
ドアが閉まると、ふぅと溜息を吐く。
「ハーレムなぁ。昔は好きやったな。」
そう言って、フレディは懐かしい写真を眺める。
「会いたいなぁ。…待っててな、カナ。」
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「懐かしいですね。」
「結局来たなぁ。」
フレディが、ガハハと笑う。
「…それで、カナというのは、誰の事で?」
「…」
フレディは途端に黙り込む。
「…出過ぎた真似を。お金、置いていきますね。」
「あぁ。…また来てや。」
そう言って、フレディはリーリャを見送った。
「オモチャ屋 絶対領域」
地下室
一号室:SMの部屋
二号室:ハジメテの部屋(20歳以下カップル限定)
三号室:ローションの部屋
それぞれ一晩一律アスラ銅貨7枚!