~前回までのあらすじ~
ルチャの超新星たるアカネ・クリムゾン。
彼女はわん娘学園において、その恐るべき生態を詳らかにして教授の胃を痛めつけ。
ルンルン気分で事務所へ向かい、イチャイチャお昼ごはんを楽しもうとする。
だが、愛するブリーダーの乳揉み式交渉術と、自身にインストールされた乳揉み自動刷り込みシステム。
2つの合わせ技により、物凄い都合の良い常識を刷り込まれてしまう。
差し当たっては愛する彼の好みのセクシーなブラを購入すべく、動き出す彼女なのであった。
乳揉みのみ恐ろしい勢いで描写され続けるハイスピード異常性癖ラブコメディ。
ズリ表現ですら、まともな物の描写は億光年の先である。
ついて……これるか……!?
「では、今日はここまで。……唄葉さん。バンド活動をする彼。
素敵だと思います。ですが、その……正直、もっと健全な関係をですね……」
「教授……! 私の愛は、私だけの物です……! 誰にも口を挟む権利など……!」
「あーそういうのいいから。いいセリフだけど、今そういうアレじゃないから。
アカネさんだけで私お腹いっぱいだから。さっさとこっちに来なさい!!!」
「いやぁぁぁ! ブリーダーにケツドラムしてもらうのおおおおお!」
「このっ! 大和撫子がケツドラムとかっ! 親が泣きますよ!」
「母は理解してくれました!」
「お前の母親どうなってんのよ!? ええいっ! 御免!」
バシーン! 私のケツはブリーダーだけの……バシーン! バシンバシーン!
遠ざかっていく教育的指導。コンプライアンスに配慮した素晴らしい指導である。
アカネ・クリムゾンは尊敬する教授の素晴らしい教育要綱に胸を熱くした。
「おーいアカネ。今日は放課後どうするのじゃー?」
先輩に声をかけられる。ローリエ先輩は今日もロリロリしい。買い食いのお誘いだろうか。
「あ、あたしはちょっとマーテル先輩に用がありまして。ローリエ先輩も来ます?」
「わたしですかー♡なんでしょー♡」
お目当ての人物を発見。彼女は色々デカいので見つけやすくて助かる。
「ふむん? マーテルと? どこに行くのじゃー?」
「爆乳専門のランジェリーショップに行こうかと……」
「……嫌味かおのれ! 妾のっ! ぼでーらいんをっ! 蔑んでおるんじゃろっ! このっ! おっぱいおばけどもっ!」
発狂して乳をチョップしてくるちびっ子。
「ローリエ先輩、痛い痛い。質問に答えただけじゃないですか」
「ローリエちゃんもー♡いつか育ちますよー♡元気出してー♡えいっ♡」
「ふがっ!? ふがふが……うう……やわらかいのじゃぁ……」
すかさずマーテル先輩により、ちびっ子が無力化される。さすがだ。
「アカネちゃーん♡ついに、ブリーダーさんに、下着姿を見せる気になったんですねー♡ママ感激♡」
この先輩、いいわん娘なのだが……親しいわん娘は全て自分の娘だと思っている節がある。
率直に言って、イカれている。母性が過ぎると毒にもなるのだろう。
だが、こういう時には頼りになる。
「え、ええ……お昼に、色気のないブラを見せてしまって……褒めてもらいましたけど、セクシー系も見たいって……」
「あらあらー♡じゃあ、クッソエロいブラが必要ですねー♡さっそくごーごー♡ローリエちゃんは?」
「行かぬ……妾は傷ついた……ブリーダーにこの痛み、ぶつけてくれる……!」
ローリエは知らない。怒りに任せてブリーダーをメスガキ煽りした瞬間、五円玉により催眠状態に堕とされることなど。
彼女は被害担当だった。メスガキ故致し方なし。
マーテル先輩のおすすめのランジェリーショップに向かう道すがら。
ぶるんぶるんぶるんぶるん。
通りすがりの童貞たちの性癖が破壊された。
ふた揃いのすっごいのが揺れるのを目撃してしまったためだ。
彼らはGカップは貧乳。そう言い切るようになり、その輝かしい未来を自ら閉ざした。
通りすがりの罪もない童貞の人生を無意識に破壊しつつ。
特に気づくこともない二人。
彼女たちは悪くない。童貞が悪いのだ。
思い出したように、尊敬する先輩から質問があった。
「アカネちゃんはー♡ブリーダーさんと、どこまで行ったんですかー♡」
「え? えへへ……胸を少々……」
「あららー♡吸わせてあげたの? それとも、闘志注入棒を挟んだんですかー♡?」
「揉まれました」
「…………」
「マーテル先輩?」
「……おっぱい以外は?」
珍しく語尾に♡マークがついていない。
「えっ? 何も。胸も本当ならキスの3か月後に……」
「待って待って。キスは? 当然してるのよね……?」
「えっ……そんな、まだ早いですよ」
「この娘、ほんとにどうにかしなきゃ……ブリーダーさんは何て?」
「ブリーダーはやたら触りたがりますが……」
「どこを?」
「胸を」
「キスは?」
「たまにしたそうにする時が……」
「させてあげないの?」
「は、初めては夜景の綺麗なホテルで、ブリーダーから告白された時に……」
ガッと。肩を掴まれる。
「いい……? アカネちゃん。これはわん娘として先に生まれた、先輩のアドバイスとして聞いて欲しいんだけど……」
笑顔が無い。今日は珍しい事が多いものだ。
「はい」
「あなた、死ぬわよ」
「えっ」
何故だ。
「いい? アカネちゃん。アカネちゃんは、ブリーダーさんと一日にどれぐらい一緒にいるの?」
「わん娘学校に行っている時以外は全部ですが……」
「それで、胸しか触らせてないの? キスもさせずに?」
「は、はい。おかしいですか?」
「キチ〇イ染みたメルヘン処女よ。男のヒトは、性欲っていうものがあるのよ……?
むしろ、あなたのブリーダーさん、よく浮気してないわね……? まぁクソメルヘンなあなたが生きている以上、ほんとにしてないんだろうけど……」
「ブリーダーが浮気するわけないじゃないですか」
あり得ぬことである。
「どうしてそんな自信満々なの……? 今の話を総合するとね。アカネちゃん」
「はい」
「あなたは3年以上一緒に居る、寝食を共にして一日の半分以上イチャイチャしている愛するブリーダーさんに対し、毎日そのクッソエロいムッチムチボディをバカ犬みたいに押し付けておきながら。
やっと最近彼に乳を揉ませただけの、やたらと期待を持たせるのに無駄にガードが堅いメルヘン愛犬なのよ……?
ふつうのブリーダーさんなら、とっくに浮気してズッコンバッコンしてる頃よ」
「えっ」
そんな馬鹿な。世間一般でも自分ぐらいのガードの硬さがデフォルトではないのか。
ノーガード戦法など、はしたない。彼女は目を白黒させた。
「そ、そんなはず……コン先輩とか、唄葉先輩とかは……」
「二人ともとっくにキスぐらいしてるわ!!! 無理やり聞き出したもの!! このメルヘン! 下着選んでる場合じゃないのよ!! いや大事だけども!! とっととキスぐらいしなさい!!! ほんとに死ぬわよ!!! あなたメルヘンなんだから!!! いやメルヘンだからキスしてない……? ああ意味わかんない! おかあさん知らない!!」
「せ、先輩! 落ち着いて!」
「これが落ち着いて居られる!? 世の中少女漫画じゃないのよ!!! 読者だってそろそろチンポの1本や2本、さっさと入れろって思ってるわよ!!!」
だが挿入シーンはまだ先だ。構想的にはあと最低30話はかかる。筆者は気が狂っているためだ。
「先輩!? 読者って誰ですか!?」
「気にしない! ……ともかくー♡アカネちゃん♡」
ずずいっ……と顔を寄せられる。目が欠片も笑ってない。すごくこわい。
「ひゃ、ひゃい」
「もうちょっと、頑張りましょうねー♡……いやほんと。身近で死亡事故とか見たくないわよ、わたし。いや事故ではなく痴情のもつれ……?
とりあえず、ブリーダーさんを誘惑する、予定よりすんごいブラを……もはや乳首とか丸出しの方が良いのでは……?」
「あ、先輩」
「なにかしらー♡?」
「乳首はちょっと……恥ずかしいので……」
「……………………………………」
無言で地獄突きされた。すごく痛い。
「いらっしゃいませ。本日はどのような……」
「アカネちゃん♡これにしましょう♡」
「マーテル先輩!? これ、ブラじゃなくて紐……」
「うるせぇ♡さっさとメルヘン脱却しろ♡」
「ヒィィ……せ、せめてこれぐらいは……」
「却下♡こっち♡」
「ひええ……こっちはただのニップレスじゃないですか……」
「ワガママな娘ねぇ♡じゃあ、定番のこれ♡」
「もう持ってます……むしろ事務所のわん娘全員持ってるじゃないですか……」
「そういえばマッサージの時はアカネちゃんもこれだものね♡新鮮味がたりないかー♡じゃあこっち♡」
「わおん!? リオのサンバ!?」
「お客様、こちらは? バカには見えないブラでございます。お安くしておきますよ」
「店員さん!? お金取るんですか!? エアーで!?」
「演技指導の料金込みでございます」
「やりますねー♡わたしも負けてられません♡」
「ひん……セクシーどころか、ゼク〇ィ待ったなし……こんなの見せたらすぐに赤ちゃん仕込まれちゃう……♡かわいいこいぬ、いっぱい産まされちゃう……♡」
「「…………」」
「ふ、ふたりとも? 目が怖いんですが……」
「クッソかわいいわねこのメルヘン……ブリーダーさんを早く苦痛から解放してあげないと……」
「このいぢめてオーラで処女? お客様、僭越ながらキレますよ?」
「なんでっ!?」
「店員さん、とりあえずこれにしておきますかー♡ちょっと布が大きすぎるけど、たぶんアカネちゃんのブリーダーさんは好きでしょ、これ♡わたしのブリーダーも好きですし♡反応を見てまた来ます♡」
「やれやれ、仕方ありませんね……次は媚薬も用意しておきます。ところでお客様方、モデルに興味は? もちろん店内にしか張り出しませんとも。ええ。私もわん娘ですから。流出など致しませんとも」
「うーん♡ブリーダーがダメって言うと思います♡アカネちゃんのブリーダーさんもそうよね?」
「前えっちな仕事のオファーが来た時に、会社ごと滅ぼしてましたけど……」
「それだけ愛されているのにまだ乳揉みだけ……? ムカついて参りました。次に来店された暁にはお覚悟を。どんな奥手なブリーダーさんも飢えた獣になる商品を用意しますとも。
お代はプレイ内容を報告していただければそれで」
「わぁ、お得♡やったねアカネちゃん♡」
「この店員さん、目が怖いです……」
なんやかんやでランジェリーショップで目的のブツを購入し。その後。
「さぁ、アカネちゃーん♡さっさとブリーダーさんを誘惑しに行きなさい♡成果報告待ってるわー♡
期限は明日の朝の授業までね♡
いい機会だから、会議室で他の娘の進展も確認しちゃいましょう♡
成果無しとか言ったらー♡私自らディープキスカマして貴様のメルヘンを破砕し、気絶させてから全裸に剥いて、ふん縛ってわん娘が淫らな雌犬になる、我が家秘伝のちょっと非合法なクスリをがぶ飲みさせてからブリーダーさんの前に放り出すからねー♡
……本気だぞ。わたしは。絶対にやるからな。絶対に、だ」
鈍く輝く眼光。野生が解放されている。
「ヒィッ」
恐怖に足がすくむ。ちょっと漏らしたかもしれない。
「じゃ、わたしはブリーダーと事務所で赤ちゃんプレイをするのでー♡またねー♡」
ひらひらと手を振りつつ事務所に向かうマーテル先輩っぽい何か。
彼女は覚悟を決めた。
「よし! ……まずは公園で理想のキスのシチュエーションを……」
ブランコで妄想に耽り、自らに残された猶予を盛大に無駄遣いする、くりむちゃんなのであった……
彼女がママにされるがママに、尊厳を破壊されずに済む可能性……
その確率は、どんどんと低下していくのであった。
つづかない