※この作品はR-18です。

ツンデレわん娘の躾け方   作:デイジー亭

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さぁわん娘視点。
なんか死ぬほど長くなった。
ラブコメにつきものの、すれ違い通信をお愉しみください。
もうこいつら、すれ違いっていうか、ねじれの位置だな。


第14話 なでなでで躾けよう! わん娘視点

~前回までのあらすじ~

 

 邪知暴虐のブリーダーにより、罠にハマったアカネ・クリムゾン。

 

 乳揉みコンドーム手コキWith机という謎のプレイを強要される。

 

 だが、ヒロインとはピンチの時にこそ、その輝きを魅せるもの。

 

 手加減というものを知らないばかいぬは、握撃にて彼の圧政を破砕する。

 

 彼の様子がおかしいが、恐らく気持ちよすぎたのだろう。

 

 都合の良い解釈は止まらず、ついに掌中には生じさせた爆炎にて。

 

 彼を最大限に悦ばせるための確信を得る。

 

 さぁ彼に奉仕しよう。

 

 お代はいらぬ、当然のこと。

 

 だんなさまに、快楽の喘ぎをもたらすのは、およめさんの義務であり権利だ。

 

 喜び勇んで再度の握撃。

 

 あまりの快楽に、椅子ごと倒れる彼。

 

 蒸気機関車の如き手捌きで、追撃する彼女。

 

 このまま彼を、快楽の奴隷に堕としてくれようぞ。

 

 だが彼が発した言葉。

 

 気持ちよくない。痛い。

 

 彼女の自信は破砕され、見せられたのは、その大きさを増し、赤く闘志に染まった闘魂。

 

 なんだ、やっぱり気持ちいいのだ。照れ屋さんね、もう。

 

 笑劇のチンポビンタ。

 

 彼女は崩れ落ちる彼を見て、自らの不明をやっと悟ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 「クリム。何か申し開きはあるか」

 

 ズボンを履き直し、怒り顔の彼。

 

 彼の叱責に、しっぽと耳がしゅーんとする。

 

 正座の態勢を取りつつ、想う。

 

 

 

 彼に怒られるのは久しぶりだ。

 

 前に怒られたのは、彼の実印をこっそり借りて。

 

 婚姻届けを役所に提出しようとしたのが、バレた時だろうか。

 

 

 

 あの時は、彼もさすがに怒りを露わにこう告げた。

 

 

 

 クリム。お前の名前の欄。文字が間違っている。

 

 親御さんから預かった大事なお前を、このままおよめさんにするわけにはいかぬ。

 

 さすがにこれは、アホすぎる。

 

 

 

 そう。この世界では、ブリーダーとわん娘の婚姻届けはわん娘文字……

 

 古代語による名前の記入も、記入欄には必要なのだが。

 

 彼の名前は、筆跡も含め、完璧に書けていたが。

 

 自分の名前の部分が、アカヌ・クリムズンになっていたのだ。

 

 凄まじいまでのパチモン臭。

 

 

 

 だって、大事なのはクリムの部分。

 

 彼が呼んでくれるところだもの。

 

 わん娘古代文字とか、書くの初めてだったんだもの。

 

 

 

 戸籍謄本と照合され、記入誤りにより返送された封筒。

 

 それを見た時の彼の表情は、今でも忘れられない。

 

 このばかいぬと、顔に書いてあったのだ。

 

 

 

 それ以来、自分の名前がわん娘古代文字で書けるようになるまで。

 

 婚姻届けの提出は、禁止されてしまったのだ。

 

 実印を勝手に使われたのは、特に気にしていなかったらしい。

 

 結婚までの道のりは遠い。 

 

 目下、練習中である。

 

 でも古代語って、そろそろ古いと思うの。

 

 だってあたしには腸捻転を起こしたミミズにしか見えないもの、あれ。

 

 

 

 彼らは知らないが、婚姻届けに記載するわん娘古代文字は、書く物ではない。

 

 専用の判で押して綴るものである。役場で借りれるのだ。

 

 肉筆では記載できないからである。

 

 

 

 それには、過去に嫉妬深すぎて、わん娘古代文字……

 

 すなわち、統一言語を破壊して、愛するブリーダーを独り占めしようとした、あるわん娘のスキル。

 

 幻惑精神『言語崩壊』バベルが関わっていたりするのだが。

 

 それはまた別のお話である。

 

 

 

 というか、わん娘古代文字を解読できるブリーダーも。

 

 少々間違えていたとは言え、読めるレベルで書けるわん娘も。

 

 とんでもなくレアな存在である。

 

 というか、書く事自体が無理なはずなのだが。

 

 判という媒体を通さないと、読めるものにならないはずなのだ。

 

 過去に追加された世界法則に反している。

 

 結婚にかける、彼らの狂った情熱が伺える。

 

 婚姻届けの書き方も知らぬ、アホだけど。

 

 

 

 

 

 

 彼の顔をちら見する。

 

 大層お怒りのようだ。

 

 このばかいぬと、顔に極太の毛筆で揮毫されている。

 

 これは、謝罪にも根気が必要だろう。

 

 てへっ☆で許してもらえるのは、婚姻届けの提出までである。

 

 

 

 「そ……その……悦んでるのかと思って……つい……」

 

 慎重に言葉を選び、指先同士をつんつんしながら、上目遣いで彼を見る。

 

 溜息を吐く彼。

 

 ここまでの怒りは初めてかもしれぬ。

 

 

 

 「クリム。オレの気持ちと痛みがわかっていなかったとは……これはおよめさん失格では?」

 

 彼の呟き。全身から血の気が引く。

 

 およめさん失格。

 

 婚姻届けに記載する、わん娘古代文字さえ書けたなら、すぐにでもなれるはずなのに。

 

 音速で遠ざかっていく、幸せな結婚生活を幻視する。

 

 

 

 これは本気だ。本気で自分は、捨ていぬにされるかもしれない。

 

 もはや、この身は彼にしか愛されたくないのに。

 

 捨てられたら、絶望のあまり即死するかも。

 

 

 

 いや、即死するならまだマシだ。

 

 もし万が一即死できなかったら。

 

 ずっと、ただ一人で生きていくなど。

 

 暗い余生どころの騒ぎではない。

 

 生きている意味の10割を失った上で生きるなど。

 

 そんなもの、死体の方がまだマシだ。

 

 慌てて心底からの謝罪を告げる。

 

 

 

 「お、およめさん失格……! ご、ごめんなさいブリーダー! 捨てないで! なんでもするから!」

 

 (す、すていぬっ……! すていぬはいや……! あたし、まだあなたと居たい……! もし捨てられたら……そしてもし生き残ってしまったら……! 世界にあたしの居場所なんて無い! もう、あなた無しじゃ生きている意味なんて無いのに……!)

 

 三つ指を突き、涙ながらに、謝罪する。

 

 止めどなく溢れる涙。

 

 恐怖が心を支配する。

 

 

 

 許してもらえるならどんなことでも受け入れよう。

 

 尻穴を舐めよう。糞尿を啜ろう。死ねと言われればすぐにでも、この場で焼滅してくれる。

 

 何、自分の今の出力なら。

 

 絶望の炎で自らを焼き尽くすぐらい、一瞬すらかからない。

 

 残った炭を、愛して欲しい。それだけで、この魂は救われるのだ。

 

 

 

 恐怖で頭が上げられない。

 

 彼の顔を見れない。

 

 もし、失望した顔をしていたら。

 

 もし、もういらないと言われてしまったら。

 

 そのような絶望に、この身は絶対に耐えられぬ。

 

 

 

 震えつつ、彼の言葉を待つ。

 

 どうか、どうか捨てないで。

 

 もうおよめさんなんて贅沢は言わない。

 

 メルヘンなど、もう捨てる。

 

 奴隷でも良い。物扱いでもいい。

 

 どうかお傍に、置いてください。

 

 

 

 「クリム。頭を上げろ」

 

 彼の声。

 

 怒りは含んでいないのはわかる。

 

 だが、もし怒りすら通り越していたら。

 

 

 

 「上げられないわ……ブリーダーに許してもらえるまで。あたしは頭を下げ続けるわ」

 

 (こわい……こわい……やだやだ……すてないで……あたしを……あいしてほしい……

 あいしてくれなくてもいい……ただ、そばにいたい……)

 

 

 

 自分の愚かな行動に、涙が止まらない。

 

 何が爆熱! シャイニングわん娘フィンガー! だ。

 

 そんなもので彼を喜ばせることができるなど。

 

 あの時の自分はどうかしていたのだ。

 

 

 

 彼の反応が無い。

 

 恐怖の時間が続く。

 

 せめて頭でも踏んでくれれば、自分に興味を失っていないという事である。

 

 というか、踏んで欲しい。踏まれて奴隷扱いされるなど。

 

 これはある意味メルヘンではなかろうか。

 

 自分の中で、メルヘンの定義が変化していくのを感じる。

 

 

 

 彼にされることの、全てがメルヘンなのかも。

 

 いや、そうだ。

 

 そうでなければ、おかしい。

 

 彼に頭を踏まれてもメルヘン。

 

 彼の尻穴を舐めるのもメルヘン。

 

 彼が関わる全ての事項は、メルヘン世界の出来事だ。

 

 

 

 というか、尻穴舐め。

 

 是非やってみたい。

 

 どんな味がするのだろう。

 

 キスの前でももう構わん。

 

 今すぐオレのケツを舐めろと言ってくれないだろうか。

 

 息が荒くなってきた。

 

 あのケツは、あたしのものだ。

 

 

 

 ……いかん、目的を見失うな、あたし。

 

 またおかしな方向に走り出した、暴走機関車のごとき思考を強制的に元の路線へ。

 

 マゾ心を満足させるのは、許してもらってからだ。

 

 そうだ、このままの態勢でにじり寄り、彼の足の裏に頭を潜りこませるのはどうだろう。

 

 頭を踏まれる=許してもらえるの公式が成り立つ可能性は高い。

 

 ならば、セルフで踏まれに行けば、興奮も得られて一石二鳥。

 

 よし、ならばさっそく…… 

 

 

 

 四肢に力を籠め、スライディング土下座を披露するのは、今……

 

 

 

 なでなで。先の先を取られて、頭を撫でられる。

 

 なんというタイミングか。さすがは我がブリーダー。

 

 達人芸を披露してきた。

 

 喜びに、瞬時に頭が沸騰する。

 

 

 

 「くぅぅぅぅん……くぅぅぅぅぅぅん……」

 

 (あああああああ♡さわってくれたっ♡あたしを見捨ててないっ♡愛してるぅぅぅぅぅぅ♡♡♡はっ……だ、だめよクリム……罠かもしれない……反省の姿勢を崩した瞬間、すていぬにされる可能性はまだ残っているのよ……! きもちいい……♡ひび割れた心に沁みわたるわ……♡)

 

 喜びに跳ね回りそうになる身体を、なんとか理性で留める。

 

 だが、鼻にかかった甘え声が出る。

 

 駄目だ。駄目だが、これは止められぬ。

 

 愛を失いかけたこの身に、このなでなでは猛毒だ。

 

 だが反省の姿勢を見せるのが重要だ。

 

 声はこの際、しょうがない。

 

 だってきもちいいんだもん。

 

 

 

 ぶんぶん。

 

 しっぽが振れまくっているのは気づかない、クリムちゃんであった。

 

 そして、なでなでは続く。

 

 幸せすぎる、拷問の始まりであった。

 

 

 

 なでなで。

 

 「く、くううううん……きゅーん……」

 

 (んっはぁぁぁぁぁ♡♡♡きもちいいっ♡♡♡あたし、ブリーダーになでなでされるために生きてるものッ♡♡♡愛がっ♡♡♡もっと深まっちゃうっ♡♡♡これ以上好きになるなんてっ♡♡♡あたし、どうなっちゃうのっ♡♡♡)

 

 しっぽがさらに激しく揺れる。

 

 絶望からの、愛情たっぷりのなでなで。

 

 精神体寄りのわん娘には、凄まじい威力を叩きだす攻撃である。

 

 彼は意図してやったのではないが……

 

 落差のあまり、脳が過剰な幸福物質を分泌し続ける。

 

 

 

 なでなで。

 

 「きゅーん……きゅーん……♡」

 

 (あああああああっ♡脳ッ♡とけっ♡とけるっ♡もう、愛してることしかわからないっ♡♡♡)

 

 

 

 この世の全てが愛しい。

 

 つまり、彼が愛しい。

 

 だって自分の世界は。

 

 彼が全てなのだから。

 

 

 

 なでなで。

 

 「くぅぅぅぅん♡くぅぅぅぅぅん♡」

 

 (ふわぁっ♡のーみそっ♡トロットロになるぅっ♡♡♡すきっ♡だいすきっ♡あいしてるっ♡こんなあたしが、こんなにあいしてもらっていいのかしらっ♡♡♡)

 

 ちかちかと、あまりの幸福に、下げた視界が明滅する。

 

 彼の側に居られるだけでも幸せなのに。

 

 こんなに愛されてもいいのだろうか。

 

 

 

 彼の手が止まる。

 

 (ふわぁ……♡もっとなでなでして……♡だいすき……♡)

 

 どうしたのだろうか。もっと撫でて欲しい。

 

 一撫でごとに、あなたをもっと好きになる。

 

 その感覚が、とてもすき。

 

 

 

 「クリム。反省しているか」

 

 「はひっ! 反省してますぅっ!」

 

 (あ、あぶないっ! すていぬの可能性は残ってるッ! 喜んでる場合じゃないわ、あたしっ! 反省の意を、全身で表現するのよ……! アタシ、ハンセイシテマス……ナデナデ、スキ……早く撫でてよ。もう)

 

 反省の意が見られぬ。

 

 喉元過ぎれば溶けた鉄をも飲み干しかねぬ勢い。

 

 彼女の辞書に、反省という言葉自体は存在するが。

 

 消えるボールペンで書かれているせいか、頭が茹るとすぐに消滅するのである。

 

 

 

 「…………………………」

 

 彼は無言のまま。

 

 どうだ。セーフか。

 

 

 

 なでなで。

 

 「きゅーん♡きゅーん♡」

 

 (やったっ♡なでなでっ♡うれしいっ♡すきっ♡すきっ♡もっとっ♡まんまと騙されたわねっ♡このクリムちゃんにかかれば、ブリーダーもチョロいもんよっ♡やーいやーい♡あいらーびゅー♡♡♡)

 

 メスガキ煽りばかいぬシステム起動。

 

 何故起動した。このばかいぬ、凄まじい程の手のひらドリルである。

 

 

 

 なでなで。

 

 「くうぅぅん♡ハッ♡ハッ♡ハッ♡」

 

 (んふぅぅぅぅぅぅっ♡なでなで好きぃぃぃぃぃぃ♡一生なでなでし続けてほしいわっ♡♡♡愛犬の頭を撫でるのは、ブリーダーの義務だものっ♡24時間なでなでしてっ♡手を止めたら、甘えてわんわんしちゃうかもっ♡ほーら、もっと撫でるのよっ♡もうっ♡すきっ♡)

 

 

 彼の手が止まる。

 

 むっ。なでなでを止めるとは、気の利かぬブリーダー……

 

 

 

 「クリム。尻が浮いている気が」

 

 「きゅーん♡反省してるわっ♡」

 

 (ひゅいっ♡あぶないっ♡ばれるとこだわっ♡でも、一連のなでなででわかったわっ♡ブリーダーがあたしを捨てる可能性、ゼロっ♡♡♡でも、反省している様子を見せつつっ♡思う存分なでなでを味わうべきっ♡♡♡クリムちゃん、大勝利ッ♡♡♡)

 

 上がっていた尻を下げる。

 

 あくまで自分は反省しているという体を崩してはならぬ。

 

 捨てられはしまいが、なでなでが終わる可能性がある。

 

 

 

 なでなで。

 

 「ハッ♡ハッ♡ハッ♡」

 

 (わんっ♡わんわんっ♡なでなでっ♡うれしいわんっ♡もっともっとっ♡なでなでしないと、また握撃しちゃうんだからっ♡♡♡土下座には土下座の良さがあるわっ♡♡♡)

 

 彼の闘志注入棒の、運命やいかに。

 

 

 

 彼の手が止まる。

 

 しまった。この完璧に隠した内心がバレたか。

 

 だが、彼はチョロい。なんとか誤魔化せるはず。

 

 

 

 「クリム。しっぽコプターしているが」

 

 「ハッ♡ハッ♡はっ♡はんせい……♡はんせい……♡」

 

 (もうっ……♡なでなでを止めるのは駄目よ……♡だんなさまの義務を、怠っているわ♡早く♡なでて♡もうっ♡あたし、がまんできないっ♡これ以上のお預けは、闘魂注入棒の今後に関わるわよっ♡♡♡)

 

 前半部分の世界が終わったかのような心理は、夢幻の如く儚く消えた。

 

 ここにおわすのは、ただ一匹のばかいぬである。

 

 

 

 興奮状態で撫でを待っていると、彼の手が首に差し込まれる。

 

 なるほど、首絞めプレイ。

 

 よし、受け入れよう。

 

 

 

 決意を固めると、顎の下を撫でられる。

 

 嬉しいサプライズである。

 

 

 

 なでなで。

 

 「きゅーん……♡きもちいい……♡」

 

 (んふー♡安心するわ、これ……♡ママが言っていた通り、顎下もイイのね……♡)

 

 

 

 母は言っていた。

 

 なでなでの道は奥深い。

 

 あたしの身体で、あなたのパパがなでなでしていない部位なんて、存在しないのよ。

 

 でも気をつけて。わん娘には、撫でられてはいけない場所があるの。

 

 いっぱいあるのだけれど……そうね。 

 

 結婚までは、ある部位。そこだけは、撫でられてはいけないわ。

 

 トぶわよ。

 

 

 

 なでなで。

 

 「んふぅぅぅ……♡うきゅぅぅぅぅ…………♡」

 

 (ママ……♡なでなではやっぱりいいものね……♡全身撫でまわされて、愛されてる実感を得たいわ……♡♡♡)

 

 沸騰していた脳が沈静化する。

 

 激しい撫でと、優しい撫で。

 

 

 

 使い分けてこそ、一流のブリーダーと言えるだろう。

 

 この自分の身体でもって、彼の撫で技術を養成し。

 

 一流のブリーダーに仕立て上げねばならぬ。

 

 これは、一生をかけて取り組む仕事と言えるだろう。

 

 

 

 彼女が誤った上から目線の使命感に燃えていると。

 

 彼の手が止まる。

 

 (もうっ♡きまぐれなだんなさまねっ♡なでなでを止めるなんて、自覚が足りないわっ♡よーし、おねだりをっ♡バレへんバレへん♡)

 

 そう思い、とびっきりの甘え声を喉から……

 

 

 

 とんとん。指先で叩くように。

 

 ホットパンツの上から付け根を。

 

 尾骨の上から、馬尾……神経が集中している部位だ。

 

 そこに刺激が与えられる。

 

 やばい。これは。

 

 

 

 「んきゅっ!? んきゅぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 (あっきゃああああああ!? しっぽ、らめえぇえええええええ♡♡♡♡♡)

 

 あまりの激感に、尻を振って快感を逃がす。

 

 なんという不躾なだんなさまか。

 

 

 

 ママも言っていたが、しっぽはわん娘の弱点。

 

 嫁入り前に触らせてはいけない部分である。

 

 軽々に本体を握って、肉片にされたヒトも多い。

 

 付け根といえど、これにはさすがに怒りを見せなければ……

 

 

 

 (でもあたし、およめさん内定してるものっ♡♡♡気持ちいいし、全然おっけー♡♡♡

 しゅごいっ♡♡♡ヤバいっ♡♡♡こんなの、耐えられないッ♡♡♡おしりを振って、快感を逃がさないと♡♡♡おもらしいっぱいしちゃうっ♡♡♡だいじょうぶ、まだおもらし愛犬ってバレてないッ♡♡♡おしりダンスで、なんとかがまんっ♡♡♡)

 

 馬尾には神経が集中しており、尾骨神経を始めとして、骨盤神経・下腹神経・陰部神経・坐骨神経等の末梢神経と複雑に連結している。

 

 おもらし愛犬たる彼女については、特に陰部神経への影響が大きく。

 

 快感を逃がさねば、盛大なおもらしの危険性があるのだ。 

 

 

 

 ふりふり。ぷりぷり。

 

 しっぽをふりふり。おしりをぷりぷり。快感を逃がす。

 

 彼のアツい視線を感じるが、尻を止めることができない。

 

 今止めたら、おむつの許容量を超えた尿が、溢れ出してしまう。

 

 

 

 さすがに、手コキ失敗からのおもらしは、愛想を尽かされかねぬ。

 

 また捨てられる恐怖に襲われるのは勘弁である。

 

 ふりふりと尻を振り。

 

 快感を逃がし、なんとか落ち着きを取り戻すのだ。

 

 

 

 ふりふり。ぷりぷり。

 

 よし、なんとか快感を逃がし切れそうだ。

 

 セーフセーフ。危ういところであった。 

 

 ふりふり……ぴたり。

 

 

 

 とんとん。

 

 再度の衝撃。なんてことだ。

 

 「きゅうううううん♡♡♡」

 

 (ひいあぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡付け根っ♡♡♡らめっ♡♡♡だんなさま内定してても、こんなに無遠慮にさわるのは、マナー違反よっ♡♡♡付け根はいちにちいっかいまでっ♡♡♡次やったら、許しちゃうんだからっ♡♡♡)

 

 

 

 ふりふり。ぷりぷり。

 

 おしりを振って快感を逃がす。

 

 なんとかまだ堪えられる。

 

 じょばじょばするのは、結婚してからである。

 

 尻の動きが加速する。

 

 前回収まったと思った衝撃が、まだ馬尾に残留していたのだ。

 

 

 

 ふりふり。ぷりぷり。

 

 ふりふり……ぴたり。

 

  

 

 とんとん。

 

 三度目の衝撃。

 

 もうゆるして。

 

 「きゅうううん♡きゅううううん♡」

 

 (ひいんっ♡いぢわるっ♡いぢわるだわっ♡あたしがおしりを必死に振ってるの、わからないなんてっ♡愛犬ごころのわからないだんなさまねっ♡そんなところもだいすきっ♡♡♡)

 

 

 

 ふりふり。ぷりぷり。

 

 必死に尻を振って快感を逃がす。

 

 まだだ。まだ耐えられる。いやちょっと漏れ気味だけど、プシャァだけはなんとか……

 

 

 

 とんとん。とんとん。

 

 四度目、五度目。彼の手つきに遠慮がない。

 

 「きゃうんっ♡きゃうんっ♡し、しっぽらめぇっ♡」

 

 (ひゃいんっ♡ひゃいんっ♡き、気づいてないわけじゃないわこのヒトっ♡♡♡あたしがおしり振ってるのを見て、楽しんでるっ♡♡♡ひどいっ♡♡♡ドえすっ♡♡♡ご主人様っ♡♡♡もっといぢめてくださいっ♡♡♡)

 

 

 

 ふりふりふりふり。ぷりぷりぷりぷり。

 

 尻を必死に振り、彼を喜ばせる。

 

 快感が馬尾と膀胱に滞留し続け、決壊の恐怖が近づいてきた。

 

 彼に捨てられたくない。

 

 でも、もう一回でもとんとんされてしまったら。

 

 きっと、自分は……

 

 

 

 

 とんとんとんとんとんとんとんとんっ! 

 

 まさかの鬼連打。愛犬の尾骨を、ボタンか何かと勘違いしている。

 

 伏せたままのまなざしが、ぐるりと白目を剥く。

 

 アカンやつ。

 

 「きゃいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん♡♡♡」

 

 (もうらめぇえぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇえぇ♡もれるぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡くりむのおまかせミックスじゅーちゅ♡♡♡いっぱいサービスしちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♡♡♡♡♡)

 

 

 

 ぷりんっ! ぷりんっ! ぷりりんっ! ぷしっ! 

 

 尻を必死に振りながら、少しでも快感を逃がそうと試みる。

 

 ばかいぬになった膀胱から、レモンジュースが溢れる。

 

 だが、だいじょうぶだ。思ったよりは膀胱内の残弾は少なかったようだ。

 

 

 

 ぷりんぷりんとおしりを振りたくりながら、脳内でどこか冷静な彼女が告げる。

 

 大丈夫、おもらしはバレてはいない。

 

 だってバレていたら、既に彼に落ち度を追求され。

 

 もっとひどいことをされている頃合いである。

 

 彼は自分の落ち度を追求するのが大好きなのだ。

 

 ドSにも程がある。

 

 なので、今するべきことは、快感を逃がすことに専念するべきだ。

 

 故に、尻を振りまくらなければ。

 

 

 

 (きゃいんっ♡きゅうううぅん♡もういっかいされたら……♡三つ指ついた、およめさん謝罪ポーズ、保てない……♡ゆるしてブリーダー♡反省した振りをしておきたいのっ♡♡♡だって、チョロいブリーダーなら、そろそろ許してくれる頃合いだものっ♡♡♡やーいやーい♡♡♡いっつも騙されて、恥ずかしくないのかしらっ♡♡♡このにぶチンっ♡♡♡ちんちんはおっきいけど♡♡♡許してもらったらすぐに、あたしのものにしてあげるわっ♡♡♡次の手コキは、慎重にいくわよっ♡♡♡反応を確かめたら、すぐに無様な喘ぎ声を上げさせてやるわっ♡♡♡あたしのしっぽをいぢめた罰よっ♡♡♡)

 

 

 

 反省、ゼロ。

 

 このばかいぬ、すぐに調子に乗る癖を直さなければ、じきに己が身を破滅させることだろう。

 

 まぁ、いつものことである。

 

 

 

 ぷりんっ! ふりふり……ぷりぷり……ぴたり。

 

 なんとか快感を逃がし終える。

 

 いや、まだすごい尻としっぽと膀胱に、快感が溜まってるけど。

 

 これでスパンキングされたら、多分飛び上がりながらおもらし顔面サービスをしかねぬ。

 

 次弾は既に装填を始めているのだ。

 

 

 

 でも愛するヒトの顔面におもらし。

 

 すっごく興奮するわ。

 

 ケツを振って誘うべきかしら。

 

 邪悪な算段を考えていると。 

 

 

 

 また喉の下を撫でられる。

 

 なでなで。

 

 「んふー♡やさしい……♡」

 

 (んんんっ♡ケツはシバいてもらえなかったけど……♡これはこれでまんぞく……♡)

 

 沸騰した脳が沈静化する。

 

 落ち着きを取り戻せそうだ。

 

 

 

 なでなで。

 

 「きゅぅん……♡んきゅぅ……♡」

 

 (ふああああ……♡♡♡やさしい……♡♡♡やさしいあなたと、ドSなあなた……どっちがほんとのあなたなの……♡どっちも好きだけど♡♡♡さすがはあたしのだんなさま♡一粒で二度おいしいとは、素晴らしいわねっ♡♡♡ご褒美に、手コキはすっごい優しく♡♡♡今度こそ、愛の奴隷に堕としてあげるわ……♡♡♡感謝しなさい……♡♡♡)

 

 

 

 うっとりとリラックスしつつ、脳内でメスガキ……? 煽り。

 

 もう許してもらえたと考えてもいいだろう。

 

 愛情たっぷりの撫でに、確信する。

 

 さぁ、しっぽの付け根まで撫でさせてあげたのだ。

 

 そろそろ、顔を上げても……

 

 

 

 なでなで。まさか。そこは。

  

 「きゃうんっ!?」

 

 (おなかっ!? だめっ!)

 

 慌てて尻を下げる。

 

 駄目だ。そこは。そこだけは。

 

 

 

 「クリム。尻を上げろ」

 

 彼の冷たい声。

 

 だが、ここだけは駄目なのだ。

 

 ママも、まぁしっぽまではオッケーだけど、そこだけは許してはいけないと言っていた。

 

 

 

 「だ、だめぇ……おなかはだめ……♡」

 

 (ゆ、ゆるして……♡ここだけは、駄目なの……♡)

 

 だんなさまに心の中だけでなく、口に出して口答えするなどとんでもないことである。

 

 だが、ここ。おなかだけは、撫でられてはいけないのだ。

 

 ママが絶対にそれだけはいけないと言っていた。

 

 あんなに真剣なママの顔。初めて見たのだ。

 

 意味はよくわからないが、絶対にヤバい。

 

 

 

 「尻を上げろ。反省が足りないのではないか」

 

 彼の声が温度をまた下げる。

 

 捨てられる恐怖が再燃する。

 

 涙が頬を伝うが、おなかだけは守らねば。

 

 大丈夫。捨てられることは、ないはず……

 

 

 

 「だって……♡だってぇ……♡」

 

 (だめよ……♡捨てられるよりはマシだけど……ここを嫁入り前に撫でられるなんて……それだけは、たとえだんなさまのお願いでも……将来のおよめさんとしては、だめ……)

 

 

 

 決意を固める。

 

 断固、拒否しなければ。

 

 

 

 「クリム。……およめさんになるためには、必要なことだ」

 

 彼の声。なるほど、およめさんになるために必要なのか。

 

 

 

 「きゅうん……お、およめさん……♡は、はい……♡おなか、なでなでしてください……♡」

 

 (わかったわっ♡ママはああ言ってたけど♡ママはママ、あたしはあたしだものっ♡我が家においては、嫁入り前のおなかなでなではセーフとさせていただきますっ♡♡♡)

 

 

 

 決意が一瞬で破砕される。

 

 断固、受け入れなければ。

 

 

 

 尻を上げて、おなかに彼の手を受け入れる態勢を作る。

 

 大丈夫。

 

 ママはたぶん、大げさに言っていただけだろう。

 

 

 

 彼の満足げな気配。

 

 およめさんの従順な姿に満足しているのだろう。

 

 チョロいだんなさまである。

 

 さぁ、禁じられたおなかなでなで。

 

 如何なるものか、味わってやろうではないか。

 

 

 

 何、どうせ、大したことはないだろう。

 

 せいぜい永遠の愛を誓って、およめさん奴隷に堕とされるぐらいで済むはずだ。

 

 安いものである。

 

 そう考えていると。

 

 

 

 なでなで。

 

 下腹を。子宮を皮膚の上から撫でられる。

 

 快感が爆発する。

 

 なんだこれ。ちょっとこれ、マズいわね。

 

 

 

 「きゃううううううん♡きゃうううううううううううん♡」

 

 (ひぁぁぁぁあぁぁぁっ♡♡♡あかちゃんべやぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡あかちゃん欲しいっ♡♡♡あなたのこども、いっぱい産みたいっ♡♡♡一人じゃまんぞくできないっ♡♡♡ぽんぽんぽんぽん産みたくなるぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡)

 

 

 

 皮膚の上から、子宮に直接彼の意志が流し込まれる。

 

 わん娘の最大の急所。

 

 愛が極限にまで高まった場合、そこは愛するブリーダーに対して、完全に無防備となる。

 

 なでなでされてしまった場合、子宮に直接言い聞かされてしまい。

 

 そこを起点に、彼の願望通りの身体にカスタマイズされてしまうのだ。

 

 ちなみに、一般人が撫でた場合、肉片になる。相手が。

 

 わん娘を創造した、世界の粋な計らいである。

 

 世界自体が変態なのだ。

 

 

 

 彼女は知らないが、彼女の母もこれをやられた。

 

 彼らが結ばれた日。

 

 愛する父におしっこを飲み尽くされた後、ママはおなかを見せて、完全な服従態勢を取り。

 

 彼におなかを撫でられながら、子宮に言い聞かされたのだ。

 

 

 

 ちいさな家。愛しいお前と、子供は一人。おしっこは毎日飲みたい。

 

 子供は一人だけでいい。だって愛を確かめる時間が減ってしまうから。

 

 愛の結晶は一人で十分。

 

 わかったら一人分だけ排卵するように。

 

 あと、膣痙攣は起こすな。ちんちんもげるから。

 

 

 

 そう、なでなでにて言い聞かされて、子宮はこれを快諾。

 

 クリムひとりぶんの卵子を吐き出し、彼女が産まれたのだ。

 

 

 

 マーテルの父は、沢山の子を望み。

 

 覇道ブリーダーは、三つ子が産まれたら面白いなぁとか思いながら痙攣する社長を撫でまわし尽くした。

 

 

 

 そう。わん娘の悲しい宿命を破壊するための、裏技。

 

 それがおなかなでなでなのである。

 

 別名・子宮言い聞かせシステム。

 

 ちんちんの頑強さはそれほど関係が無かった。

 

 

 

 ちなみに、広まってはいない。

 

 ちんちんが無事だった男たちも、なでなでが原因だと知らぬからだ。

 

 性癖を想いつつ、おなかを撫でたら、子宮に言い聞かせられるなど。

 

 ふざけた生態に過ぎる。

 

 誰がこんな馬鹿が酔っ払って付けたような、クソみたいな設定を信じるというのか。

 

 うるさいぞ。(豹変)

 

 

 

 ぷりんぷりんとケツを揺らし。ぶるんぶるんと乳を揺らす。

 

 全身でいやいやをする。

 

 彼におなかなでなでにて言い聞かされた、彼の願望。

 

 それは。

 

 

 

 キスはまだしない。

 

 まずはそのクソデカおっぱいを調教し尽くし、そのだんなさまに見せられない、恥ずかしいであろう乳首もしゃぶり倒す。

 

 そして、初夜はまだまだ先だ。

 

 次はケツ……

 

 

 

 先ほど少し撫でられた時に感じた彼の意志。

 

 彼の性癖に底が見えぬ。

 

 いったい自分はどうされてしまうのか。

 

 というか、乳→ケツの流れがおかしい。

 

 キスはどこでしてもらえるのだろう。

 

 

 

 既にオーバーキルであるが、彼は手をわきわきさせている。

 

 撫で尽くすつもりだ。

 

 ちょっと勘弁して欲しいが、逃げられる気がしない。

 

 ルチャドーラとして、チャンピオンとして。

 

 受ける義務があるだろう。

 

 でも許して。

 

 

 

 「クリム。なでなでするが……いいな?」

 

 確認ではない。拒否権など無いと告げる、彼の低い声。

 

 「は、はひぃ……♡や、やさしくっ……♡なでてくださいぃ……♡」

 

 (ひ……ひぃぃぃぃっ♡たす、助からない……♡さっきのだけでも、とんでもないのにっ♡♡♡このヒト、あたしをどうするつもりなのっ♡♡♡ゆるしてっ♡♡♡ゆるしてくだしゃいっ♡♡♡)

 

 

 

 ふりふりと、ケツを振りながら慈悲を乞う。

 

 ちらりと顔を上げてみる。

 

 次の獲物を見た彼の顔を見て。

 

 ちょっと濡らした上に漏らした。

 

 

 

 にっこりと、耳まで裂けるような笑顔を魅せる彼。

 

 やばい、死んだ。

 

 殺人手コキの代償は、思った以上にクソでかかった。

 

 

 

 なでなで。

 

 ケツの次はどこがいいかな。まずは尿道かな……

 

 「きゃいんっ♡きゃいんっ♡お、おにゃかぁ♡だめになるぅ♡」

 

 (ひえええええええっ♡♡♡す、すでにおもらし愛犬なのにっ♡♡♡やばいっ♡♡♡おしっこ癖が、ひどくなっちゃう♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 膀胱がさらに緩くなった! 

 

 

 

 なでなで。

 

 うーん。次は背面乳揉みごはんとかいいかもしれんな……

 

 「あひぃぃぃ……♡や、やさしくっ……♡やさしい……♡あひっ♡」

 

 (それっ♡♡♡あたし逃げられないッ♡♡♡無防備ごはんっ♡♡♡あああっ♡♡♡覚えちゃったぁっ♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 クリムは背面乳揉みごはんの心得のヒントを得た! 

 

 

 

 なでなで。

 

 うーん。何匹産ませるかな……とりあえず、少なめに50匹……

 

 「ふぅぅぅぅ♡ふぅぅぅぅ♡ま、まだおよめさんにもっ♡なってないのにぃ♡」

 

 (ご……ごじゅうっ!? 赤ちゃん部屋、くったくたになっちゃうっ♡ぜんぜん少なめじゃないわそれっ♡♡♡)

 

 

 

 なでなで。

 

 いやぁ60……いやいや70……

 

 「あ、あかちゃん部屋っ♡そこ、だめぇ♡ママの自覚、できちゃうう♡」

 

 (ひぃぃぃぃっ♡このヒト、マジだわっ♡♡♡マジで、50は少ないと思ってるッ♡♡♡あああ、子宮があああああああ♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 卵巣が活発化した! 

 

 

 

 なでなで。

 

 うーんキリが悪いな……でも100はさすがにキツいか……? 

 

 「きゅぅぅぅぅぅん♡ひっ……♡ひっ……♡ふぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 (そうっ♡♡♡50でもキツいって気づいてッ♡♡♡あたし、しんじゃうっ♡♡♡)

 

 

 

 とんとん。

 

 まぁいけるやろ。男は黙って種付けざんまい。子宮を叩き潰して一人っ子機能を破壊しよう。

 

 一度に5人ずつぐらいでいいかな。あと射精時に膣痙攣はやめろよ。マジでもげる。

 

 「とんとんらめぇぇぇぇぇ♡あかちゃんべやにひびくのぉぉぉぉ♡♡♡」

 

 (あっきゃあああああああ♡♡♡♡♡ほんとに殺されるぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡三つ子でも、社長のおなかやばいぐらい膨らんでるのにっ♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 スイッチが入れられた際、多重妊娠機能がアクティベートされる準備が整った! 

 

 現在予定されている同時妊娠数:5

 

 愛の結晶を授かる際、膣痙攣が起こせなくなった! 

 

 

 

 とんとん。

 

 うーん。100か。そういえば、昔、101匹の子犬が出て来る映画が……

 

 「のっく♡らめっ♡きすもしてないのにっ♡あかちゃんへやっ♡♡♡さきにっ♡♡♡」

 

 (うっきゅううううううう♡♡♡あ、あれは一匹で産んだわけじゃないわっ♡♡♡おばかさんっ♡♡♡やーいやーい、ばーかばーか♡♡♡あたしなら、一人で産めちゃうけどっ♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 101匹出産するまで、生理が止まらなくなった! 

 

 

 

 とんとんなでなで。

 

 ふむ。しかし手コキのみもつまらぬ。自発的に面白い奉仕でもしてくれないものかな。

 

 「あっきゅっ♡ひああっ♡♡♡ひきゅうううう♡♡♡」

 

 (お、おもっ♡面白いってっ♡芸人じゃないんだからっ♡この無茶振り仮面ッ♡♡♡できらぁっ♡♡♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 なんか面白い奉仕方法を考えることとなった! 

 

 

 

 ぷしっぷしっと、床に流れていく液体。

 

 子宮から流れる、変態性癖を告げる命令。

 

 もはや頭のなかはぐちゃぐちゃだ。

 

 

 

 何が通常性癖なのかも、もうわからぬ。

 

 とりあえず、ケツは舐めたい。

 

 それだけは、わかる。

 

 これは言い聞かされてはいないが、まぁセーフやろ。

 

 

 

 とんとん。なでなで。わしわし。ぶるぶる。

 

 オラッ♡なんか面白いことになれっ♡愛してるぞッ♡

 

 「あっきゅっ♡ひあっ♡ひああっ♡ふぎゅううう♡♡♡オ”ッ♡♡♡」

 

 (あいまいぃぃぃぃぃぃぃぃ♡とりあえず、足舐めでどうですかぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ♡♡♡♡♡あたしも愛してますうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡)

 

 子宮言い聞かせシステム発動! 

 

 なんか面白いことになることとなった! 

 

 

 

 あまりの躾けに、もはや姿勢を保てぬ。

 

 三つ指を突いた腕が折れ、態勢を崩し。

 

 床にごろんと転がり、腹を見せてしまう。

 

 

 

 やばい。完全に無防備な姿勢。

 

 ノーガードにも程がある。

 

 このまま教え込まれ続ければ、わん娘ですらなくなりかねぬ。

 

 おうまさんにされるだけで済めば、御の字であろう。

 

 

 

 ぎしぎしと、軋む顔を上げる。

 

 やばい。見たくないけど、みないと。

 

 落ち度を見つけた彼が、ぎらぎらと瞳を残虐に輝かせている。

 

 あ、死んだわ。さようなら、わん娘としてのあたし。

 

 初めまして、なんか面白い事になったあたし。

 

 

  

 「クリム。三つ指を崩したな。

 

 およめさんとしての自覚が足りない。

 

 だから。

 

 ママとしての自覚まで、処女のまま刷り込んでやろう。

 

 嬉しいだろう?」

 

 彼が噛んで含めるように告げる。

 

 その途中でいい事を思いついたとばかりに、にんまりと口が裂ける。

 

 

 

 何故処女のママ自覚。

 

 接続詞はどこに繋がっているのか。

 

 せめて今すぐ貫いてくれないだろうか。

 

 また人格が崩壊させられる予感。

 

 これはさすがに、許しを請わねばマズい。

 

 

 

 「ひゃ、ひゃぁぁ……ゆるっ♡ゆるしてっ♡あたしっ♡は、はんせいしてますっ♡ほんとですっ♡その証拠にっ♡あ、あしっ♡あしをお舐めしますっ♡だからっ♡ゆるしてっ♡」

 

 (こ、ころされるっ♡愛で死ぬっ♡いや、物理的には死なないけどっ♡おもしろ生物にされるっ♡これ以上の変態性癖は、尊厳にかかわるわっ♡よし、足を舐めてなんとか冷静に……)

 

 

 

 必死に反省をアピール。

 

 大丈夫、足舐めももちろんメルヘンだ。

 

 うがいの後にキスをすればセーフ。

 

 だが。彼の口は裂け続ける。

 

 

 

 「駄目だ。そんなひどいことはさせられない。

 

 だって。キスがまだだろう? 

 

 ちゃんと、お前の意志を尊重しよう。

 

 さぁ、続けよう。

 

 大丈夫だ。

 

 ちゃんと、責任持って。

 

 躾け尽くしてやろうではないか」

 

 ひどいことの定義がおかしい。

 

 処女のまま子宮を躾けるのは、ひどくはないのだろうか。

 

 愛するヒトながら、ちょっとドSが過ぎると思うの。

 

 そこは別に尊重してくれなくても良かった。

 

 

 

 「きゃいんっ♡き、キスなら今からでもっ♡」

 

 (今からっ♡キスをすればっ♡なんとかひどいことは……裂けっ!?)

 

 彼の口角が上がり続ける。もはや耳まで物理的に裂けている。

 

 おかしい。彼はいつから悪魔超人に。

 

 いや、もっと邪悪な何かだ。

 

 

 

 「駄目だ。初めてはロマンティックなキスをするのだろう。

 

 この状況、ロマンティックとは言えぬ。

 

 だって、聞き分けの無い愛犬に、躾けをしているだけだ。

 

 

 

 だから、キスはお預け。まだまだそんなこと。

 

 とてもとても。出来はしない。

 

 代わりに子宮を躾けてやろう。

 

 およめさんとして、かわいい赤ちゃんを産むのは義務だろう?」

 

 

 

 ロマンティックなキスをするために植え付けられる変態性癖。

 

 なんてこと。メルヘンの定義を書き換え、自分はいつでもキスができるようになったのに。

 

 彼の性癖により、長期間に渡りキスが禁じられた。

 

 その前の調教期間は年単位まであり得る。

 

 キスをした瞬間、心停止まであるヤツだ。

 

 およめさんといえども、さすがに……

 

 

 

 「お、およめさんっ♡でもっ♡あたし、壊れちゃうっ♡なでなでだめっ♡とんとんだめっ♡わしわしだめっ♡ぶるぶるだめっ♡あたしのあかちゃん部屋、唇より先に捧げちゃうっ♡あたし、メルヘンよりえっちを優先する、だめなわん娘になっちゃうっ♡」

 

 (だ、駄目っ♡♡♡あたしの子宮躾け、断固阻止ッ♡♡♡キスする前に第一子妊娠どころか、第五子までノンストップ♡♡♡えっちなことしか考えられない、どすけべよめになっちゃうっ♡♡♡な、なりた……いやだめよくりむっ♡♡♡流されてはいけないわ♡♡♡)

 

 

 

 もはや脳内が錯乱状態。

 

 受け入れ態勢を整えようとする身体に、停止信号を必死に送る。

 

 おい、何故あたしは背中を浮かせているのか。

 

 撫でやすい態勢を取りつつある。

 

 マゾといっても、度が過ぎる己の身体。

 

 

 

 ゆっくりと手を近づける彼。

 

 「許してっ♡きゃいんきゃいんっ♡くーん♡きゅうぅぅぅん♡きゅぅぅぅぅぅぅん♡」

 

 (たすっ♡♡♡助からないっ♡♡♡言葉なんて、通じるわけないっ♡♡♡もう、甘え声しか残ってないっ♡♡♡あ、愛らしいあたしを、やさしいだんなさまが、壊すはずないわっ♡♡♡)

 

 

 

 あらんかぎりの甘え声を上げる。

 

 ゆるしてください。イチャイチャしたい。

 

 なでなでされると、壊れちゃう。

 

 

 

 さらに手を近づける彼。

 

 「きゅーん♡きゅうぅぅぅん♡きゃいいいぃぃぃぃん♡あ、ああっ♡あああああっ♡♡♡だめっ♡たすっ、たすけてっ♡ママッ♡」

 

 (ひゅいっ♡♡♡さ、さようなら、今までのあたしっ♡♡♡こんにちわ、新しい面白いあたしっ♡♡♡ママ、あたし、されるがママにぽんぽん産むわっ♡♡♡今までありがとうっ♡♡♡)

 

 

 

 もはやこれまで。今までの冷静かつ理知的なクリムちゃんとはこれでさよならだろう。

 

 これからは、えっちな事しか頭にない。

 

 彼を悦ばせる面白いプレイだけを必死に考える、芸人みたいなおよめさんママになるのだ。

 

 吉本新ひぎぃである。

 

 

 

 そして。

 

 

 

 

 

 

 なでなで。首元を撫でる、やさしい手。

 

 「くぅぅぅぅん♡えっ? ぶ、ブリーダー?」

 

 (た、たすかっ……た……?)

 

 信じられない。彼が自分の落ち度を追求し尽くさぬとは。

 

 これは、天変地異の前触れか。

 

 あっ。口が普通のヒトみたいになってる。

 

 さすが、擬態もうまいのね。

 

 

 

 なでなで。

 

 「きゅぅぅん♡し、信じてたわ……♡あたしとキスする前に、ひどいことなんてしないって♡」

 

 (や、やった……♡♡♡あたし勝ったわ、ママ♡♡♡まだおよめさんへの道は残ってる♡♡♡)

 

 喜びに安堵の溜息が漏れる。

 

 まだ、冷静で理知的なクリムちゃんとはお別れではないらしい。

 

 

 

 「反省したか? クリム」

 

 ヒトの振りを取り戻した、彼の声。

 

 一も二もなく、答える。

 

 「はいっ♡はんせい、しましたぁ……♡あたし、およめさんとしての自覚をもって、ブリーダーの闘魂を、細心の注意を払って気持ちよくします……♡させてくださいっ♡♡♡」

 

 (も、もう失敗できないわ……♡痛みを与えた瞬間、バッドエンド確定……♡だ、だいじょうぶ……あたしなら、なんとかなるわ……今までも、なんとかなってきたもの!)

 

 根拠の無い自信は一流。

 

 なんとかなってなかった結果、面白い感じに開発されつつある彼女。

 

 きらめく瞳はアホの子の証である。

 

 

 

 彼は満足そうに。

 

 自分の首元を撫で。

 

 もう片方の手で、耳と額を撫でてくれる。

 

 そして、耳元で聞こえる、セクシーな低音。濡れる。

 

 

 

 「よーしよーし。いい子だ。

 

 もう、オレの闘魂を虐めないな? 

 

 いや、マジで」

 

 「はいっ♡ちゃんと、ブリーダーに確認しながらっ♡しこしこしますっ♡なでなで嬉しい……♡」

 

 (はいっ♡次はマジでやばいものっ♡もっと撫でて♡テンション上げすぎないように、気をつけないと……♡)

 

 

 

 「次にやったら、もう許さん。

 

 子宮を徹底的に躾けて、オレの赤ちゃんを産む事しか考えられないようにしてやるからな。

 

 奉仕なんざ、させてやらん。

 

 イチャイチャなど夢の向こう。

 

 オレの手で、無様に淫らに喘ぐだけの、肉人形にしてくれる」

 

 (ひ、ひぃぃ……♡)

 

 わかる。彼は本気だ。もう粗相は許されない。

 

 

 

 「だが、上手に奉仕できたなら。

 

 イチャイチャラブラブ、してやろう。

 

 かわいいお前を、甘やかして。

 

 メルヘンたっぷりの、愛を囁いてやる。

 

 そして、お前の望むように。

 

 いつか、ロマンティックなキスをしよう」

 

 (やったわっ♡今日はステーキねっ♡)

 

 わかる。彼は本気だ。イチャラブチュッチュの明るい未来は存在する。

 

 

 

 「まぁ、キスが終わったら。思いっきり、撫でてやるが。

 

 泣いても叫んでもやめない。

 

 オレとの愛の結晶を産みたくてたまらない、およめさんの自覚に溢れたママに。

 

 お前を躾け尽くしてやろう」

 

 (まぁ、いいわっ♡キスが終わったら、正式なおよめさんみたいなものよねっ♡いっぱい産むわっ♡)

 

 イケる。キスが終われば、自分は無敵。ぽんぽんぽんぽん愛の結晶を産み落としてくれよう。

 

 

 

 「あと、うまくできたとしても、しっぽは定期的に躾ける。

 

 お前の愛らしいケツ振りが見たい。

 

 これは、メルヘン的にセーフだろう。

 

 いいか?」

 

 「はひっ♡しっぽであたしを操縦してっ♡はしたないケツ振り、見てください……♡おなかも……♡き、キスの後なら……♡いくらでも……♡およめさんの自覚のあとは、ママの自覚を躾けてください……♡♡♡」

 

 (うんっ♡ケツ振りもおよめさんの義務ねっ♡おむつを万全に用意しておかないとっ♡次は3枚重ねねっ♡ママとしても、誠心誠意頑張るわっ♡♡♡)

 

 わかる。愛されている。ケツを振って、さらなる愛を得るのだ。

 

 

 

 「よし。では乳揉みコンドーム手コキWith机、再開だ。

 

 オレを喜ばせておくれ」

 

 彼の満足そうな顔。

 

 「はいっ♡だんなさまの闘魂注入棒♡あたしのあかちゃんべやに、こいぬの素を気持ちよく♡いっぱい注ぎ込めるように♡しっかり♡クッソやさしく♡シゴきます……♡」

 

 (わんっ♡がんばるわんっ♡でも、たまの刺激は必要よねっ♡)

 

 

 

 元気にお返事し、彼女は心中でイタズラの必要性について考察した。

 

 乳揉みコンドーム手コキWith机中に、またも彼の悲鳴が響きかねぬ。

 

 反省しないわん娘である。

 

 

 

 

 

 子宮言い聞かせシステムがインストールされた! 

 

 メルヘンの定義が変化した! 

 

 色々と面白い性癖が刷り込まれた! 

 

 

 

 

 

 

 つづかない

 

 

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