度重なる躾けにより、どんどんばかいぬ具合が増してゆく彼女。
元々だったかもしれませんが。
~前回までのあらすじ~
ブリーダーの邪悪な奸計を、特に意識することもなく。
ただそのばかいぬ具合によって破砕した、アカネ・クリムゾン。
愛する彼が崩れ落ちる姿に、やっと己の不明を悟る。
おせぇ。
そして、反省を求められた彼女。
捨てられる恐怖に怯え、メルヘンの定義まで変化させるほどの。
心底からの反省を見せる。
だがそれも束の間、根はシベリアン。
彼のなでなでに嬉しくなりすぎちゃってしまい、ばかいぬっぷりを取り戻す。
だが、敵もさるもの。
通常性癖の型・頭と顎下なでなでにて油断させ。
返す刃でケツ振り調教。
さらにはママにより禁じられた、おなかなでなでを強要してきたのだ。
断固拒否の姿勢を見せるも、およめさんの立場を人質に取られ。
抵抗虚しく、子宮を躾けられる彼女。
とんでもない異常性癖を、これでもかとばかりに刷り込まれ。
頽れた落ち度を追求され、さらなる徹底的な破壊の予感。
堕ちたメルヘンを利し、なんとか許しを求めるも。
あれだけ情熱的に求めてきたキスを、すげなく断るドSな彼。
もはや観念する他は無し。最後の儚い抵抗をしつつ、自分の終わりを悟る。
処女のままママみを植え付けられる覚悟を決めた時。
彼のきまぐれにより奇跡が起こる。
許してもらえたのだ。さらに忠誠心を高める彼女。
だが、忘れてはならぬ。このわん娘、ばかいぬである。
さて、酷い目に会うどころか、最近稀に多い人格崩壊の危機であったが。
なんとか許してもらえた。さすが愛するヒト、チョロいわ。
アカネ・クリムゾンは、椅子に座り。
彼好みに、乳をはしたなく机に押し付けた。
こうね。これが好きなんでしょう。まったく、あたしのおっぱい好き過ぎね。
満足そうに、頷いた彼。
どうやらニーズは満たせているようだ。
「クリム。自信の程は」
「任せて♡ブリーダー♡今度こそ、あなたの闘魂を、クッソ優しくシゴき抜いてあげるわっ♡」
(もうっ♡心配性ねっ♡大丈夫よっ♡あたし、かしこいわん娘だものっ♡同じ失敗は、二度繰り返さないわっ♡)
少し不安げな彼の顔。
とてもかわいい。舐めてあげたい。
うまくできれば、顔面舐めもご褒美に追加してもらおう。
彼女は思った。
「では、頼む。オレはお前のクソデカおっぱいを楽しむことにする」
「うんっ♡おっぱい揉んでねっ♡」
(もうっ♡やっぱりおっぱい星人♡あなた専用おっぱいを、思う存分楽しんで♡)
やはり、愛されている。捨てられる可能性はゼロだ。
高まる気分。震えるハート。
彼女の中のメスガキが、不気味に胎動を始める。
どんな躾けでも、心の中にあるメスガキを、わからせるには至らぬのだ。
「よし。では」
意を決した彼が、専用おっぱいを楽しみ始める。
もみもみ。
「ンんっ♡はぁぁ……♡あ、あたしもイくわよ……♡」
(んきゅっ♡おっぱいから伝わるこの気持ち……♡不安と期待が3:7♡もうっ♡心配性さんねっ♡手コキ愛犬の事故発生の可能性は、もはや飛行機事故よりも低いのよっ♡)
乳から伝わる彼の心。
安心させてやらねば。
渾身の身体制御により、握力を極限まで弱める。
いける。これならば痛みを与えることはあるまい。
「うむ。では優しく、優しくだぞ……」
「はぁい……♡んきゅっ♡え、えいっ♡」
(ぬぅっ……! こ、ここまで力を弱めれば……!)
さわさわ。
コンドームに包まれた闘魂を、かすめるように奉仕する。
(しゅっ……しゅごいっ♡なぁにこれっ♡握るだけじゃわからない、この脈動っ♡)
先ほどは、完全に血流が止まるほどの握力を発揮していた。
そのため、信頼できる手応えは感じていたが……脈動を感じるのは、これが初である。
びっくんびっくん言ってる。
凄まじいパワーを感じる。
だが、調子に乗ってはならない。
まずは、この弱体化状態を保ち。
少しでもこの愛しい闘魂に慣れなければ。
決意を固める。
「よーしよしよし。えらいぞクリム」
ぎゅむぎゅむ。
彼によるお褒めの乳揉み。
「んひっ♡はひぃっ♡ほ、褒められながらおっぱい揉まれるの……♡
さいこう……♡もっとがんばるわね……♡」
(んはぁぁぁぁっ♡さいっっっっこうっ♡ほめられて♡♡♡おっぱいまで揉んでもらえるなんてっ♡♡♡あたし、奉仕が癖になっちゃいそうっ♡♡♡この感覚、忘れられないわっ♡♡♡……あら。あたし、何考えてたんだっけ……たぶん、大したことじゃないわね……とりあえず、がんばりましょうっ♡)
うむ。奉仕をしたら褒められて、気持ちよく乳を揉まれる。クリム覚えた。
さて。大胆に力を……
「よし。頑張りすぎるなよ。優しくだぞ、優しくな」
「うンっ♡うきゅうっ♡し、しこしこするわね……♡」
(あっ♡♡♡気持ちいいっ♡♡♡そ、そうだわ……♡やさしく、やさしくね……♡)
乳いぢめ自動刷り込みシステム限定起動。
やさしく。
そうだ。優しくせねば。あぶないあぶない。
また、反省する事態に発展するところだ。
慎重に行こう。
しゅっ…………しゅっ…………
操縦桿を握られ、言い聞かされたため、そのまま優しい奉仕を継続。
(ああんっ♡この脈動っ♡ルチャの鼓動を感じるわっ♡やさしく、やさしく……♡)
「うむ。素晴らしい。ちゃんと手加減が出来ている。
その調子だクリム。えらいえらい」
ぐにぐに。
彼の逞しい大好きな手。
手のひら全体で、乳を机に押しつけられて、褒めてもらった。
「んふぅっ♡あ、あたしのおっぱい……♡机とあなたの手にサンドイッチされて……♡
すっごくはしたないカタチになっちゃってる……♡もっと♡あなたごのみのカタチにして……♡」
(ひゃうんっ♡ひゃんひゃんっ♡伝わってくるわ……♡まんぞくしてくれてる……♡あたしのおっぱいを、押し付けるご褒美も……♡あなたごのみにあたしを躾けたい証♡わかったわ♡じゃあ、少しだけ……♡少しだけ早く……♡慎重……! 慎重……! ほんの……少しだけ……! こ、このぐらい……!?)
しゅっ……しゅっ……
手の速度を、ほんのわずか。微細な力加減で、わずかに上げる。
繊細な力加減を必要とする、なんという難しい作業か。いや作業ではない。
そのような、仕事のようなものであるものか。
これは、およめさんとしての奉仕だ。
キスをして、幸せな家庭を築くための必須技能である。
(くっ……! な、なんて難しいの……! これなら、まだ大丈夫ね……!
しばらくはこれで、慣らさないと……! 握り込むのは、まだがまんよクリム……!)
必死に自分の力を制御する。
わん娘スキルが進化した時。
自分の筋力も大きく向上した。さっき気づいたが。
力加減が難しすぎる。
だが、やらねば。
やらなければ、ハッピーエンドにはたどり着けないのだ。
このクリム。一意専心で奉仕を継続する。
「いいぞクリム。手加減がうまいな。もっといやらしいカタチにしてやろう」
ぎゅううう……
乳を掴まれ、机から持ち上げられる。
「んきゅううううう♡んきゅうっ♡んっはぁっ♡あ、あたしのおっぱい……♡
浮いちゃったぁ……♡」
(ンお”ッ♡♡♡お、おっぱい……♡す、すっごいはしたないカタチになってる……♡お、おっきくなってないこれ……? あたしのおっぱい、こんなに大きかったかしら……?)
先ほど餅つきを楽しまれた際は、ここまではしたなく歪んでいなかったのだが。
まさか。育乳されている……?
あり得る。彼の愛をあれほど吸い込まされたのだ。
乳ぐらい成長するだろう。
なんといっても、愛とは万能である。
しゅっ……しゅっ……
愛情たっぷりに手を緩く握り、コンドーム越しに彼の愛を感じる。
(もうっ♡とんでもないだんなさまねっ♡およめさんのからだ、気づかないうちに大きさまで変えるなんてっ♡大きくしすぎちゃだめよっ♡さぁ続き♡そ──────っと……そ──────っと……)
瞬時に受け入れる事を決意。
およめさんをカスタマイズするのは、だんなさまの義務であり権利だ。
「いいぞクリム。その調子。褒美に机にたっぽんさせてやろう」
乳から愛しい手が離れる。なんと。この技は通じぬと、先程あれほど。
(もうっ♡わすれっぽいだんなさまねっ♡ばーか♡ばーか♡)
すかさずメスガキ煽り。この間、実に0.001秒の早業である。
だっぽぉぉぉん。ぎゅうむっ!
自由落下して机に当たる瞬間に、上から乳が押しつぶされる。
なんと。このブリーダー。新技をすぐに編み出したというのか。
「あっぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡つ、つよいっ♡つよすぎぃッ♡あたしのおっぱい、潰れちゃうっ♡♡♡♡♡」
(か、カスティゴォォォォォ♡♡♡しかもっ♡♡♡雪崩式ッ♡♡♡♡♡ゆ、油断したわっ♡♡♡サレンダー(流暢な発音で)♡♡♡♡♡調子に乗って、申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡)
ルードの新技に即座に屈服。この間、実に0.0001秒の早業である。
しゅっ……しゅっ……
屈服の証に、彼の闘魂を繊細に撫ぜる。なんと逞しい闘魂か。
この自分を瞬時に即堕ち2コマさせるとは。
「よしよし。びっくりしても大丈夫だな」
たっぽんたっぽん。
下から乳を掬い上げられ、重さを確かめられる。
「うんっ♡ひぃんっ♡あ、あたしのおっぱい、重い……?」
(んふっ♡あたしの性長を確かめたいのねっ♡いいわっ♡じっくり量るのよっ♡)
しゅっ……しゅっ……
自慢の胸を、彼の手に支えられる満足感。
優しく闘魂を撫ぜる。
「大丈夫だ。クソ重い」
「お、おんなのこに重いっていうの……♡マナー違反よ……♡」
(もうっ♡だいすきなくせにっ♡……待って。不穏な思念を感じるわ……)
しゅっ……しゅっ……
乳から感じる邪悪な気持ち。不安に思いつつも、奉仕を継続する。
「大丈夫だ。乳の重さはノーカウント。この重さこそが、オレを喜ばせる。
お前の乳なら、例え100kg有っても支えることができるだろう」
「……ひゃ、ひゃっきろ超えるまで、育てたりしないわよね……?
それ、もうわん娘のカタチしてないわよ……」
(ほ、本気だわ……! このヒト、本気で100kg越えさせようとしてる……! 馬鹿じゃないの!? 本体の2倍より、少し軽いぐらいじゃない、それ! や、ヤバいわクリム……わん娘どころか、生物としての尊厳を失いかねないわ……!)
しゅっ……しゅっ……
あまりの業の深さ。愛しているとは言え、それはもはやただのよくわからん生き物である。
本体より重い胸など、馬鹿と冗談が総動員。武道館が埋まるほどの惨状である。
戦慄しつつ、機嫌を損ねないよう、慎重に闘魂に奉仕する。
迂闊な動きは自分のわん娘としての死を招くのだ。
「嫌なのか?」
ぐにぃぃぃぃぃ……
心底不思議そうな問いかけと共に。
言い聞かせるように、乳を持ちあげられる。
「ひぃあああああっ♡だ、だめっ♡そんなだらしないおっぱいしてたら、おそとを歩けなくなっちゃう……♡だんなさまにおっぱい支えられないと、ちゃんと歩けない要介護愛犬になっちゃう……♡」
(ひぃっ……! と、当然のことだと思ってる……! あたしをよくわからん生き物にすることを……! まってまって、ウェイトウェイト。話せばわかるわ……! 幸い、まだ乳遊び愛犬破壊おぢさんに憑かれてはいない目よ……! 慎重に、翻意させなければ! あたしの未来はないわ……!)
しゅっ……しゅっ……
慎重に。刺激せぬよう。爆弾を扱うように、闘魂に奉仕する。
えへへ。だんなさま。きもちいいですか助けてください。
「問題は無い。それならそうで、室内飼いすれば……」
彼がたわごとを言う途中で、言葉を止める。
わかる。これは碌な事を考えていない目だ。
自分のわん娘生、これでゲームオーバーだ。
儚い命であった。
さようなら。まともなあたし。
こんにちは。よくわからん生き物になったあたし。
「すまないクリム。100kgはやり過ぎだな。
乳の重さについては後ほど検討しよう。50kgぐらいなら大丈夫だろうか」
「……Iカップで概ね4kgぐらいよ。
50kgとか、何カップだか想像もできないわ。
いい? ブリーダー。常識の範囲内。常識の範囲内で育てて頂戴。
愛しているといっても、さすがに気軽に面白生物にされるのは。
あたしもさすがに怒るわ」
(せっ……セ────ーッフ!!! 危ない。50kgならまだ……待って♡あたしの体重とほぼ変わらんわよそれっ! まだ助かってない……! いや待つのよクリム。通常の重さを知らない可能性があるわ……! まずは通常の重さを知ってもらうべき……! そして、後で教え込まないと……!)
しゅっ……しゅっ……
なんとか助かった安堵に、脱力しつつ彼の闘魂に奉仕する。
綱渡りすぎないか、あたしのわん娘生。
思わずジト目になりつつ、奉仕を継続することとする。
「……そういえばクリム。少々……刺激が弱すぎる。
もう少しだけ、力を強めてくれないか」
なでなで。
彼がさすがに自分のジト目に気づいたのか。
優しく乳を撫でながら、要望を言ってくる。
やっとか。ちょうど慣れてきたところだ。
「んふー♡やさしい……♡わかったわ♡ちょっとだけね♡
そーっと、そーっと……♡」
(よぉっし♡腕の見せ所ねっ♡もうっ♡心配症なんだからっ♡見てなさいっ! これがっ! あたしのっ! 手加減よっ!!!!!!!!!!!!)
ぎゅむぅっ!!!!!!! ガッシガッシガッシ!!!!!!!!
おっと。些か強いか……? いや。これぐらいなら多分……
いや、なんかビックンビックンしてるわね。これはマズいやつよ。
ガタァン!!!!!!!!
彼は椅子ごと倒れた。
「だ、だいじょうぶブリーダー!?」
(やっっっっっべ!!! 手加減ってほんと、苦手だわっ! で、でもブリーダーは優しいから……!)
おっと。彼の目が死んでるわ。
「クリム。手コキは諦めよう。ヒト類にはまだ早かった。
恐らく数千年の時の果て。
いつかはヒトがわん娘の手コキを楽しめる日が来るだろう」
死んだ目のまま、なにやらスケールの大きい話を告げる彼。
いかん。およめさんの義務と権利を剥奪する気だ。
翻意させねば。
「そ、そんな……! ブリーダー! 諦めちゃダメよ!
あたしたちの燃える闘魂に不可能は無いって! あの時言ってくれたじゃない!」
(いやよっ……! だって、あたしまだ、頑張り切れてないわ……! 諦めるなんてだめよっ! あなたのために、あたし、頑張るから……!)
涙ながらに縋りつくが、彼の目は死んだまま。
おかしい。そんなに痛くはなかったはず。
だってあんなに手加減したのに。
「クリム。もういいじゃないか。オレがお前を可愛がる。
お前は気持ちいい。
オレも思う存分お前を可愛がることができ、気持ちよくこいぬを仕込める。
そこに何の問題があるのか」
およめさんとしてではなく、ペットとしての扱い。
そんなこと。認められない。認めたくない。
だって。だって。ペット扱い……そんなの……
「あ、あたし……!
およめさんとして、だんなさまを気持ちよくしてあげたいもの!
可愛がられるだけなんていや! そんなのペットと同じよ! ぺ、ペット……♡
あなたに首輪を着けられて……♡
室内飼いされておっぱいをアホみたいな大きさにされるなんて……♡
そ、そんなの……♡」
(そんなの……! ペット……? 一日中、彼の部屋で……? 思うがままに可愛がられて……♡およめさんじゃないなら、甘え倒してもいいってこと……? 好きなだけ、おかおぺろぺろ♡ちょっとばかり、粗相をしても許される……♡あれ、わるくはないんじゃないのかしら♡面白いいきものにされても、彼以外はあたしを見る事はない……♡問題が無い気がしてきたわ……♡♡♡♡♡)
高速で頭を廻し、考える。
利点。欠点。将来設計。
ふと顔を上げて、彼の顔を見る。
そして。彼の目に宿る。
愛犬乳遊び破壊おぢさん。
マズい。
「や、やっぱりダメよっ! そ、そうだ! お手本! お手本があればうまくできるわ!
料理だってそうだったじゃない!」
(あっっっっぶなっっっっっ! 危うく洗脳されるところだわっ! あくまであたしはおよめさんっ! 面白いいきものじゃないのよっ! な、なんてヒトなの……! 言葉巧みにあたしをだまそうとするなんて……! そう……お手本が無いのが悪いわ。やっぱり、何事も先人というのは重要よっ!)
「クリム。お手本とは言うが。
お前の目の前で。
誰か別のヒト雌がオレの闘魂をシゴいているのを見て、我慢できるのか?」
彼がおかしなことを宣う。
「そんなの、触ろうとした瞬間にそいつを肉片にするわ。当然じゃないの」
(何を言ってるのよ。馬鹿じゃないの? そんな事、あたしが許すわけないじゃない。誰よ。先人とか言ったの)
一瞬で自らの言動を忘却する、ばかいぬ具合。
このわん娘、ばかいぬというより、健忘症の懸念まである。
そして、彼の視線が、自らの背後に。
おや。背後には何も無いはずだが……?
「どうしたの? ブリーダー?」
とりあえず、聞いてみる。
ちょっと目の色がおかしい感じだ。
また、おかしな発想をした恐れがある。
「クリム。喜べ。極上の教材がある」
なんだと。教材。教材というと。ヒト……?
「えっ? だ、誰よ? 浮気ッ!? 浮気なのっ!? 死ぬわよッ! あたしがっ! 瞬時に即死するわっ!
しかも教材ってことは闘魂注入棒を持っているってことね! 浮気でしかもホモッ!! 絶対に許さないわ!
世界の全てを焼き尽くすわ! 覚悟しなさいっ!」
(わん娘じゃないわねっ! 闘魂注入棒があるとなると、ヒト雄っ! なんてことっ! そんな素振り……! 無かったわ……! かくなる上は! この世界を焼滅させる……! 今度は生き物だけなんてチャチな事は言わないわッ! あなたが生き残るために、最低限必要な部分のみ残し! 地表自体を焼き払ってくれる……!)
しっぽをぴーんと立て。
深紅の女王『世界焼滅』レーヴァテインを最大出力で起動。
今の自分は、プロミネンスと同等の熱を地表に放てる。
もはや景色すらも愛せなくしてくれる。
「クリム。そんな地獄のようなプレイを、愛するお前を差し置かなくてもするはずがないだろう。
オレの愛を疑うのか」
なるほど。やめよう。愛するあたしだものね。愛するヒトを疑うのはよくない。クリムしってる。
深紅の女王『世界焼滅』レーヴァテインを停止。
「う、疑ってはいないけど……でもどうするの? そんな都合の良い教材なんて、どこにあるのよ?」
(う、疑ってなんていないんだからねっ! でも教材……? そんなもの、心当たりがないわ……?)
「あるではないか。そこに」
彼が自分の背を指した。
「……? どこ?」
(さっきは何も無かったはずだけど……)
振り向き、教材を探す。見当たらない。
「……何もないわよ?」
(うーん……? 何か見逃しが……?)
また彼が自分の背を指す。
また振り向き、教材を探す。
彼が自分を騙すはずが無い。
きっと何かがあるはず。
「……ないわ」
(もしかして、動いているのかしら……?)
また自分の背を指す。
「ううううっ!!! がるるるるるっ!!!」
(どこよっ! まさか、今度こそ初めての嘘なのっ!? 誤魔化す気ッ!?)
ぐるぐると背後を探し、目を皿のようにして、教材を探す。
ない。何もない。驚くほどに、何もない。
「ちょっと! ブリーダー! からかわないで! 何もないじゃないっ!」
(こ、今度こそ嘘をついたわねっ! しんじらんないっ! 初めての嘘が、こんなくだらない事なんてっ! 許さないわっ! ご奉仕地獄で、今度こそ昇天させてあげるっ! 覚悟することねっ!)
顔を真っ赤にして苦情を申し立てるが、彼はどこ吹く風だ。
なんて面の皮のイケメンな男なのだろう。しゅき。
「あるではないか。
とてもシゴきやすそうで、お前自身が体感できる、極上の教材が」
あっ。ドヤ顔。むかつくけどかっこいいわ。カメラはあったかしら……
……? 自分自身?
「……………………………………?
(体感……? あたし、棒は生えてないわよ……?)
……………………………………ッ!
(あたしにある、闘魂注入棒に似た…………!)
ま、まさかっ!!! こ、これは駄目よっ!!!!!」
(まさかっ! そんなひどいことっ! 悪魔的発想ッ! あ、あたしのしっぽ……! しっぽで手コキを実演する気なのっ!? 気が狂ってるわよこのヒトッ! でも好きッ!)
なんてことだ。この男。
わん娘の象徴にして、最大の弱点。まぁ子宮はノーカンとして。
敏感かつ繊細。
毛並みの整い具合は淑女の証。
この、自分のしっぽを使って……!
手コキを実演しようなどとっ!
(気持ちよさそうじゃないっ!)
このばかいぬ、一体なんなのか。
つづかない