※この作品はR-18です。

ツンデレわん娘の躾け方   作:デイジー亭

35 / 51
うん。コイツ、何故まだ堕ちてないんだ……?
いや、堕ちてそうで堕ちてないけどやっぱり堕ちてる……?


第16話 しっぽ手コキで躾けよう!準備編 わん娘視点

~前回までのあらすじ~

 

 愛するブリーダーの激しいなでなでにより。

 

 心の底からの反省を、一度は見せたアカネ・クリムゾン。

 

 乳揉みコンドーム手コキWith机の準備を整えた彼女の胸に。

 

 すぐに芽生える反骨……? いや、別の何かだこれ。

 

 慎重に愛する闘魂をさすさすするも。

 

 一瞬で自重を忘れ、金剛力を発揮せんとす。

 

 だが敵もさるもの。操縦桿を巧みに揉み。

 

 ピンチを華麗に回避してのける。

 

 そして、面白いいきものにされる危機に。

 

 彼女の逃走本能は大爆発。

 

 最大限に媚びつつ、彼の機嫌を取ろうとする。

 

 そして、彼から告げられる禁断のオーダー。

 

 「もうちょっとだけ強く」

 

 ちょっとの尺度は、彼とばかいぬで月とすっぽんほどの開きがあった。

 

 彼のちょっとはばかいぬにとっての握撃の合図。

 

 凄まじい勢いに、彼は思わず椅子からガタァン。

 

 そして告げられる、およめさんの義務と権利の剥奪。

 

 それを受け入れられぬ彼女は、ばかいぬ具合と健忘症を最大限に発揮。

 

 彼に邪悪な知見を与えた事。

 

 その事実に気づかぬままに、しっぽを追いかけばかいぬざんまい。

 

 そして、告げられる、わん娘の誇りへの侮辱。

 

 彼女はとっても、気持ちよい予感を感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 「ぶ、ぶりーだー。本気? わん娘のしっぽは繊細なのよ?」

 

 (た、たぶん絶対気持ちいい……! でも、しっぽは駄目よね……落ち着くのよクリム。

 ママが言ってたもの。無断で触られたら、ハンバーグにしなさいって)

 

 

 

 そう。わん娘のしっぽとは。毛並みで自らの呼び名を決める彼女たちにとって。

 

 最も重要な場所と言っても過言ではない。

 

 誇りと尊厳の核心なのだ。なんたって、毛並みが一番わかりやすい。

 

 クリムゾンたるこのしっぽを手コキなど。

 

 凄まじく気持ちよいに決まっているではないか。

 

 わかっている男である。

 

 彼女はそう思った。

 

 

 

 「オレの闘魂注入棒は、繊細ではないのか」

 

 「そ、そうじゃないけど……た、逞しいもの。それ。安心感すらあるわ。

 でもあたしのしっぽ、見てよこれ」

 

 (もうっ♡あなたのごんぶとおにく、逞しすぎるんだものっ♡手加減も間違えるというものだわっ♡

 でも、しっぽの繊細さは、ヒトにわかるものじゃないのよ?)

 

 

 

 ふりふり。ふさふさ。

 

 かわいらしくしっぽを振り、慈悲を乞う。

 

 

 

 ちょっと触れられただけで、激昂するほどの繊細さ。

 

 わん娘に喧嘩を売りたいなら、まずここを侮辱するか無断で触るべき。

 

 闘争本能がスイッチオンする、闘いのゴングと言っても過言ではないのだ。

 

 

 

 こここそが。鱗を持たぬ、彼女たちの逆鱗なのだ。 

 

 乱暴にされれば、愛するブリーダーとて。

 

 肉片にしてしまうかもしれぬ。それほど危険な部位なのだ。

 

 付け根セーフだけでも、わん娘としては非常に寛大である。

 

 

 

 アカネ・クリムゾンは自尾自賛した。あたしってなんて心が広いのかしら。

 

 しっぽも淑女の鑑のような毛並みですことよ。

 

 

 

 「うむ。ますます手コキがしたくなった。誘っているのか、淫らな愛犬め」

 

 「ヒィッ……!? ち、違うわっ! 見るからに繊細そうでしょっ!?」

 

 (なんでそうなるのよっ!? 誘ってなんか……うん……まぁ、優しく触ってくれるなら……♡)

 

 

 

 彼女は戸惑った。

 

 自分の愛らしいしっぽを見て、誘っているなどと。

 

 まぁ誘っているのだが。このままでは、乱暴にシゴかれかねぬ。

 

 というか、絶対にそうなる。彼に手加減を期待するのは無駄。

 

 くりむしってる。

 

 

 

 「クリム。お前はシベリアンっぽいだろう。しっぽ、太いぞ」

 

 「なっ……!? ふ、太いですって!? 気にしてるのにっ!」

 

 (ふとっ……!? い、いくらだんなさまでも、許せる事と許せない事があるのよっ!? 

 これはさすがに、わからせが必要なようね……!)

 

 

 

 しっぽが太い。これはヒトで言うところの。

 

 お前、ドスケベな顔してるよな。とか。

 

 この淫らな雌犬め。とか。

 

 そのような意味合いを含む。

 

 

 

 まぁ、しっぽが細いと言っても、それはそれでマズい。

 

 お前は性的魅力に欠ける。そういう意味になる。

 

 

 

 ともかく。わん娘のしっぽは、絶対にそのカタチを馬鹿にしてはいけないのだ。

 

 毛並みがいいね。それ以外でしっぽについて言及するのは禁忌だ。

 

 とにかく彼女たちは、しっぽに対しては、ヒト類の想像を絶するこだわりを持つのだ。

 

 髪を梳かす時間よりも、しっぽをブラッシングする時間の方が長い。 

 

 

 

 そんな部位を。この男は。

 

 思い切り、真正面から罵倒してのけたのだ。

 

 これは、許してはいけぬ。

 

 黙って気持ちよくシゴいてくれるなら、見逃した物を。

 

 久しぶりに、愛の鉄拳を……

 

 

 そう考えていると。彼がにこやかに発した言葉。

 

 

 

 「クリム。およめさんのポーズ」

 

 「わんっ♡……ハッ!? 図ったわね、ブリーダー!」

 

 (およめさんっ♡……わ、罠ッ!?)

 

 

 

 直ちに三つ指を突き、およめさんとしてあるべき姿勢を取り。

 

 歯噛みする。なんと巧妙な罠か。

 

 メルヘンが堕ちたとは言え、およめさんと言う言葉には弱い自分。

 

 その弱点を突かれた。

 

 なんという策士か。

 

 

 

 「クリム。そのまま待て」

 

 「くぅっ……よく躾けられたこの身が憎い……! 

 えへへ……♡およめさん……♡」

 

 (くっ……! 大ピンチよクリム♡どんなシゴき方してくれるのかしら……♡しっぽ手コキとか、社長でもされたことなさそう……♡きっと、気持ち良いに決まってるわっ♡だって誇りだもの♡)

 

 

 

 誇りとは何か。

  

 哲学的な問題である。

 

 口にした、憎しみという言葉は、どこから出て来たのだろうか。

 

 

 

 「クリム。しっぽ手コキはそんなに嫌か?」

 

 彼が不思議そうに聞いてくる。なんというヤツか。

 

 「……い、嫌っていうわけじゃないわ……でも、しっぽって。

 ちっちゃい頃にママから毛づくろいされて以来、他人に触らせたことないもの。

 そもそも、わん娘のしっぽに同意無しに触れた場合。

 正当防衛で、肉片にされても文句は言えないのよ? 誇りの問題よ。誇り」

 

 (もうっ♡なんて朴念仁なのかしらっ♡しっぽなんて、首輪付きの社長でさえっ♡シゴかれてるのなんて、見たことないわっ♡ヒトに触らせちゃいけないのよっ♡特別にッ♡そう、特別なだんなさまだからっ♡触らせてあげるんだからっ♡はやくおねだり、しなさいよっ♡)

 

 

 

 誇りを投げ捨てる決意を固める。

 

 ママのマスクを投げ捨てたように。

 

 

 

 そう。愛の前では誇りなどクソ。

 

 そのような段階、既に通り過ぎているのだ。

 

 あとはどのように、ブリーダーにしっぽ手コキをさせてくださいと。

 

 言わせるのかが勝負である。

 

 

 

 何故ならば、心の中のメスガキが囁いているのだ。

 

 やられっぱなしは、性に合わぬと。

 

 メスガキ煽りばかいぬシステムは、その活動を活発にしていた。

 

 負けるための準備である。

 

 

 

 「クリム。しっぽ手コキをして欲しくなったら、言うんだぞ」

 

 「えっ? 自分から言うわけないじゃない……アホなの? 

 さっさとしっぽ手コキをさせてくださいって言いなさいよ。

 ほら。こんなにかわいいクリムちゃんのしっぽを。

 あなたが言えば、すぐにでもコキ放題よ」

 

 (もうっ♡わからないだんなさまねっ♡あなたが一言いえば、それだけでオールパス♡あたしのしっぽを、コキ放題ッ♡ほんとはだめだけど、あなただから許しちゃうっ♡だって愛してるものッ♡でも、あたしからおねだりしちゃうとっ♡……あなた、ガチで容赦ないでしょ……またクッソ面白い性癖を、植え付けられかねない……しっぽで空を飛ばされても、不思議ではないわ……)

 

 

 

 そう。彼女が自分からしっぽをコけと言わぬのは、もう一つ理由がある。

 

 自分からおねだりすると、またも好き勝手される可能性が高い。

 

 大義名分が無くとも暴走する彼。もし彼がそれを得たなら。

 

 クリムコプターされることに、なりかねぬ。

 

 誇り以前の問題である。オモシロ愛犬百選に選ばれてしまう。

 

 そんなの、社長だけで十分だ。

 

 

 

 「クリム。しっぽ手コキをして欲しくなったら、言うんだぞ」

 

 「ふんっ。何度言われようと。あなたからおねだりしない限り、言わないわ。

 ……はやく♡おねだりしなさいよ♡ばーかばーか♡あいらーびゅー♡」

 

 (もうっ♡だーめっ♡ばーか、ばーか♡あたしだって、やられっぱなしじゃいられないっ♡今度こそ、あなたにおねだりさせてみせるっ♡さぁ、あたしの愛らしいしっぽをやさしくそれでいて繊細かつ淫らにコきたいって♡はやく言いなさい♡やれやれしょうがないなぁって言ってあげるっ♡)

 

 

 

 ぶんぶんと、しっぽを激しく振り、アピールしつつ。

 

 心のメスガキが煽り尽くす。

 

 彼を見下すのは最高だ。だって負けた時に、さらに気持ちいいからだ。

 

 おっと違う。クリムちゃんは、常に女王。誇り高く、無様に負けなければ。

 

 

 

 とんとん。

 

 付け根に走る、激感。

 

 「あヒィッ!? ぶ、ぶりーだーッ♡そこ、しっぽじゃないわっ♡

 付け根、とんとんしちゃだめっ♡愛犬虐待ッ♡♡♡おしり、ふりふりしちゃうっ♡」

 

 (ひゃああっ♡もうっ♡そこは本体じゃないわっ♡しょうがないヒトねっ♡おしりがあんまりにも、魅力的すぎたのかしらっ♡)

 

 

 

 ふりふりと、躾けられたケツ振りをする。

 

 付け根とんとんは、ふりふりの合図。

 

 かしこいクリムちゃんは、覚えが良いのだ。

 

 およめさんとして、ケツ振りだってお手のもの。

 

 さて。本体はいつ触ってもらえるのか……

 

 

 

 「先ほど言っただろう。ケツ振りはうまくできようが、できまいがやらせると」

 

 「ひぃんっ♡だって、目的はしっぽ手コキでしょっ!? おしりを振らせる必要なんて……

 ……あの。許してもらっても、いいでしょうか」

 

 (もうっ♡既に完璧よ、ケツ振りッ♡もう覚えさせる必要なんてっ♡……ちょっと待ってクリム。これはヤバいわ。いつものヤツよ。ひどいめに遭わされるヤツ。でも、どうする……待って♡あ、あたしがおねだりするまで、とんとんとんとんし続ける気……!)

 

 

 

 いかん。これは。必敗の型。

 

 この形に持ち込まれて、勝てた試しなど無い。

 

 とっても気持ちよくされてしまう。じゅるり。

 

 

 

 とんとんとんとんとんとんとんとんっ! 

 

 やはり、容赦がない。

 

 「んっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ♡♡♡♡♡や、やっぱりぃぃぃぃぃっ♡

 あたしが、自分からっ♡おねだりするまで、お尻を振らせる気ねっ♡♡♡」

 

 (うひぃぃぃぃぃぃッ♡♡♡やっぱりぃぃぃぃぃぃ♡♡♡この、きちくぅっ♡ご主人さまっ♡ドSっ♡大好きィィィィィィっ♡)

 

 

 激感に、尻を振って快楽を逃がす。

 

 逃げきれていない。このままでは。

 

 しっぽを自らシゴいて欲しいと、はしたないおねだりをしてしまう。

 

 だが、もはや負けは確定だろう。

 

 逆転の目は見えぬ。

 

 ならば。さらに彼を煽り、もっと気持ちよく負けるべき……! 

 

 心に決める。もっと焦らそう。

 

 

 

 とんとん。とんとん。パァンッ! 

 

 「んひっ♡あひぃっ♡きゃうううううううううんっ♡♡♡♡♡」

 

 (あっあっあっあっ♡きゃひぃぃぃんっ♡あ、愛犬のおしりをドラム扱いっ♡なんてすばらしいブリーダーなのっ♡およめさんごころが擽られるわっ♡)

 

 

 

 堕ちたメルヘン。

 

 彼にされることは、全てがメルヘンとなる。

 

 ケツドラムもまたメルヘン。

 

 かしこいクリムちゃんは覚えたのだ。

 

 

 

 「クリム。しっぽ手コキをされたくなったか? 降参したくば言うがいい」

 

 意地悪く彼が囁く。答えはもちろん。

 

 

 

 「ひんっ♡す、スペルエストレージャの辞書に……♡

 降参なんて言葉、載ってないものッ♡

 やーい、やーい♡無駄な努力よ愛してる♡」

 

 (だーめっ♡まだまだよっ♡あたし、負けてないッ♡だって、ここで負けたらッ♡もっと気持ちよくしてもらえないものっ♡およめさんとして、徹底抗戦よっ♡)

 

 

  

 およめさんとしてのケツ振りを魅せつつ。

 

 ケツ意を固める。いや、おしりは柔らかいが。

 

 ここで負けては、気持ちよい敗北が得られぬのだ。

 

 

 

 とんとんっ。とんとんっ。ぴたっ。

 

 

 

 「ひゃんっ♡ひゃぁんっ♡……?」

 

 (んふっ♡まだまだっ♡……あら、止まった……?)

 

 

 

 違和感に、およめさん奥義・ケツ振りをやめる。

 

 どうしたのだろうか。

 

 これまでの傾向から言って、ケツで一曲演奏されるどころか。

 

 フルオーケストラまでは想定していたのだが。

 

 

 

 「クリム。降参だ。しっぽ手コキは諦めよう」

 

 「えっ……? あ、諦めちゃ、駄目よッ! もっとケツをシバいて振らせてッ!」

 

 (な、なんでっ!? いつもなら、死ぬほどねちっこく責めてくれるじゃないっ! こんなお預け、愛犬虐待よっ! およめさん奥義で翻意させなきゃっ!)

 

 

 

 ブンブンとケツを振り、およめさんドラムとしての威容を示す。

 

 だが。だんなさまドラマーがその卓抜した演奏手腕を発揮することはない。

 

 なんだ。何が狙いなのか。感じる不穏な気配。やばい。

 

 

 

 「降参だと言っただろう。しっぽ手コキもさせぬとは、呆れた愛犬。

 およめさん検定は、やはり失格だな」

 

 

 

 えっ。

 

 

 

 「えっ……!? あ、あああっ……!」

 

 (あ、諦める……? つまり、乳揉みコンドーム手コキWith机もお預け、ということは……? ぺ、ペット確定じゃないっ! 何考えてたのよあたしっ! これ、そもそも勝負ですらないわっ!)

 

 

 

 顔面から血の気が引く音。

 

 そう。彼は別にしっぽ手コキなどする必要はない。

 

 自分が拒否すれば、当初のプランに移行するだけ。

 

 すなわち。およめさん候補からペットへの転落。

 

 

 

 クッソ面白いいきものへの進化確定である。

 

 今すぐ降参しなければ。

 

 誇りどころか、基本的わん娘権すら危うい。

 

 

 

 「こ、降参ッ! 降参よブリーダー! あたしが愚かだったわっ!」

 

 (な、なんてことっ! 今すぐ降参しなければ、あたしの未来はないわっ!)

 

 

 

 だが。彼から感じる不穏な気配は、さらにその勢力を強めた。

 

 

 

 「クリム。お前が仕方なくしっぽ手コキをさせてあげる。

 そのように考えているのなら。

 オレは別に、やらなくてもいい。予定通り、ペット嫁にしてやろう」

 

 

 

 「ううううぅぅぅっ! うううぅぅっ!」

 

 (くうっ! ペット嫁……!? およめさんじゃない。どうしようかしら。負けても負けなくても問題ないわよねそれ。こ、これは悩むわ……! 基本的わん娘権と、好き勝手に甘えられる権……! どちらがあたしにとって重要なの……!?)

 

 

 

 唸り声をあげ、葛藤と闘う。

 

 どうしよう。どっちも素晴らしいじゃない。

 

 でもアレね。やっぱりご奉仕もしたいわ。 

 

 愛されるより、愛したい方なのよあたし。

 

 

 

 「し、しっぽ手コキ、してくださいっ!」

 

 (奉仕欲求の勝ちッ! やはりこの手で、喘がせたいわっ!)

 

 

 

 一瞬で計算を終え、おねだりをする。

 

 だっておよめさんだし。ご奉仕とか憧れるもの。

 

 

 

 「クリム。あれだけ嫌がっておきながら。

 今さらそれは、虫が良すぎると思わないか」

 

 

 

 「そ、そんな……! お願いしますッ! ブリーダーッ! 

 あたし、およめさんに……!」

 

 (もうっ! いぢわるねっ! そういう事すると、あたし以外に好かれないわよっ! つまりそのままのあなたで居てっ! あたし、いぢわるされると燃えるものっ! 相性抜群ね、あたしたち♡)

 

 

 

 必死に言い募る振りをする。こうやって調子に乗らせれば。

 

 さらなるいぢわるが期待できるのだ。あたしって天才では。

 

 

 

 「クリム。何度言っても無駄だ。そう。

 もっと。

 いやらしい。

 旦那様の。

 好むような。

 おねだりで。

 お前の希望を。

 言わぬ限りは。

 オレがしっぽ手コキをしてやることは、ないだろう」

 

 

 

 噛んで含めるように囁く彼。なるほど。声が良い。

 

 そのウィスパーボイス。百億点満点。

 

 とびっきりの淫語で、虜にしてくれよう。

 

 

 

 「ひぃん……♡は、はい……♡だ、だんなさま……♡

 くりむのごんぶとでっ♡たくましい♡恥ずかしいしっぽを……♡

 ごしゅごしゅして、手コキ愛犬になるための作法を、いーっぱい♡♡♡

 あたしのしっぽに、教え込んでください……♡♡♡♡♡」

 

 (もう……♡恥ずかしい……♡どすけべさを、これでもかというほど、強調してあげる♡あたし、わかったわ♡はしたないなんてもう古い♡どすけべ愛犬が好みなんでしょ♡しっぽが太いあたしは、あなたから見てスケベさにあふれてるッ♡だって、こんなにごんぶとなんだものっ♡シゴき甲斐も、あると言う物だわっ♡どんどんどんどんシゴき倒して、あたしに淫らなごんぶとレッスンッ♡ヒァウィゴー♡♡♡)

 

 

 

 ふりふりふりふりぷしっ。

 

 

 私のしっぽはドスケベです。すごくドスケベ。

 

 なんたって太い。エロい証なので。とても淫らです。

 

 シゴき倒して、手コキ愛犬になるための作法を仕込んで頂きたく御座候。

 

 某のしっぽに、ご教授願おう。よし、行こう! 

 

 

 

 エキサイトわん娘翻訳に掛けた場合。こうなる。

 

 彼女は語彙力がとても貧困なのだ。

 

 わん娘学園における、淫語の成績も壊滅的である。

 

 

 

 彼女的にはとても表現力豊かな淫語だったため。

 

 嬉ションが漏れたで候。 

 

 

 

 「クリム。いいだろう。しょうがないから、しっぽ手コキをしてやろう。

 お礼は?」

 

 彼も満足したようだ。さすが自分。淫語の才能にすら溢れている。

  

 「はいっ♡♡♡ありがとうございますっ♡♡♡あたしの、はしたなくてごんぶとでっ♡♡♡

 それでいてたくましく、まるで旦那様の闘魂のような、雄々しいしっぽをッ♡♡♡♡♡

 好き放題、手コキしてくださいっ♡♡♡♡♡」

 

 (さすがあたしっ♡♡♡♡♡天才ねっ♡♡♡こやつ、まんまとあたしの企みにハマったわっ♡♡♡先生も見る目がないわっ♡あたしの淫語、10点だなんてっ♡いつだって、100点満点じゃないっ♡♡♡)

 

 

 

 調子に乗りっぱなしの彼女。

 

 彼女は忘れている。いろいろなものを。

 

 基本的わん娘権を失う危機だとか、自分でほざいた誇りという単語とか。

 

 ヒトにわん娘的な淫語は、あまり通じない事とか。

 

 授業ではやるが、わん娘淫語で興奮できるのは、わん娘言語学者浪漫学派だけであるとか。

 

 色々な事をばかいぬしながら、彼女はしっぽ手コキに臨むのであった。

 

 

 

 

 

 つづかない

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。