ならばどうするか。そう。救性主の登場です。
~前回までのあらすじ~
愛犬を立派な手コキ愛犬へと躾けるため。
彼女のしっぽをコキ倒さんとするあなた。
まずは彼女の良妻願望を擽り。抵抗を封じ。
返す刀で付け根をとんとん。
己の立場をわからせる。
だが、敵もさる者さすがのばかいぬ。
メスガキ気質を全開にし。
あなたの躾けに抵抗する。
だが。あなたの勝利は約束されていた。
そもそもこれは、勝負ですらなかったのだ。
しっぽをコキ倒されるか、およめさんになるのを諦めるか。
不自由な二択を突きつけるあなた。
観念した彼女は、わん娘的淫語でおねだりを実施し、あなたを困惑させる。
わん娘的淫語・しっぽ編は研究が進んでいなかったためだ。
あなたは、おいおいヒト向け淫語を彼女に仕込むことを。
堅く決意した。わん娘的淫語では、ちんちんに響かないためだ。
よし、クリム。これからしっぽをコくが。その前に。
あなたはわくわくとしっぽを揺らす、愛犬に対し。
先ほど浮上した疑問について、尋ねることとした。
単純に好奇心からである。
クリム。わん娘にとって、しっぽの太さとは?
「……し、しっぽが太いのはエロさの証。
お前はドスケベだって言われてるようなものよ。
太いとか。もっての他よ。あなたじゃなきゃ、火葬してるわ」
ふむ。なるほど。太ければ太いほどエロいのか。
確かに、社長のしっぽも太い。
愛犬のしっぽはさらに太い。
そして愛犬はややドスケベだ。恐らくその言説は正しい。
しかしながら。
社長のしっぽよりも愛犬のしっぽは太い。
だが淫乱具合は社長が上。ならば飽くまで資質の話。
愛犬をあのようなド淫乱にするわけにはいかぬ。
あなたは決意を固めた。
調教し尽くすが、飽くまで普段はお淑やかに。
あなたの前でだけ淫らな雌犬に変身する。
そんな良妻愛犬に躾けよう。
太い場合の事は分かった。ならば。
ならば、クリム。細い場合は?
「細いということは、あまり褒められたことではないわ。
貧乳はステータスでは無いように。
性的魅力に欠けるということよ。
体型で言うと、ローリエ先輩みたいなものね」
なるほど。巨乳学派浪漫派に所属するあなたとしては、賛成である。
貧乳に需要はあるとは思うが、自分には理解できない。
細ければ細いほど、魅力に欠ける。
あとこいつ、先輩に対して敬意というものを持ちえないのだろうか。
……細いほど性欲が薄いということではないようだ。
尺度の軸が、些かブレているように感ずるが。
まぁわん娘の生態は謎に包まれてるというか……
意味不明な部分が多い。
だが、一つ疑問がある。
理想的な太さというものは、存在するのだろうか。
クリム。ちょうどいいしっぽの太さって、どのぐらい?
「えっ? ……わからないわ。しっぽの太さの話になると。
お互いキレ散らかすもの。誰もわからないんじゃないかしら。
あたしたち、毛並み以外の話題では、しっぽに触れないわ。
もちろん毛並みも褒めるだけよ。侮辱したら殺し合いだもの」
なるほど。研究が進んでいなかった理由はそれか。
キレる時は、リーゼントを侮辱されたヤンキーよりも。
なお酷い激情を魅せる彼女たち。
そして本いぬたちも、理想的な太さについては曖昧なようだ。
とりあえず、馬鹿にされたら殺せばいい。なんという蛮族か。
今までその謎を解き明かそうとした、勇気あるしっぽ学者たち。
その冥福を心中で祈る。
彼らは、恐らく。
須らく、肉片になったに違い無い。
研究資料が、ブリーダー養成校にも無かったのも納得である。
触れれば即死の地雷に、寄り付く者などいるはずもない。
そして、ふと。
あなたは不思議に思った。
なんでコイツらヒトと共存できてるんだろう。
もちろん、答えは明白。
あなたと同様に、軽度のケモナーにとっては。
彼女たちの美貌と、スタイル。そしてみみしっぽ。
自分の命と闘魂注入棒を賭ける価値があるからである。
「ねぇ。いつコくのかしら」
ふりふりとしっぽを振りながら、愛犬が尋ねてくる。
あなたは早速。
ある程度理解した、わん娘的淫語を活用することとした。
そんなにコかれたいのか、このごんぶとしっぽ。
性欲がしっぽの太さに比例するならば、この逞しさ。
お前の淫らさは、群を抜いているということだな?
「ひぃんっ♡そ、そんなっ♡エロくていやらしいわっ♡
く、くりむの……♡どす恋しっぽ、ブリーダーの愛でごっつぁんしてくださいっ♡」
あなたは頷いた。どうやら満足して頂けたらしい。
そして、しっぽの太さを淫らに表現するには、大相撲本場所が重要なようだ。
なんなんだこいつら。関取だったのか。まったくわからん。
さて。これ以上考えると、頭がおかしくなりそうだ。
改めて彼女のしっぽを見る。
ふわふわとして柔らかそうだ。
まず、握ってみねば話になるまい。
あなたは、そっと彼女のごんぶとをにぎにぎした。
にぎにぎ。
「ひあっ…………! どすこぉぉぉぉぉぉぉぉいっ♡♡♡♡♡」
ふわふわとした感触が、手のひらを擽り。
そして感じる、確かな筋肉の感触。
触り心地は極上だ。
彼女がケツをびくんびくんと震わせ、土俵入りを告げる。
どうやら急所というのは本当のようだ。
あとわん娘的淫語をやめろ。
ちんちんは艶姿に興奮しつつ、唐突な大関入場に大層混乱した。
勃てればいいのか笑えばいいのかよくわからぬ。
「ひ……♡ひんっ♡ブリーダー、あたしのごんぶと、しっかり握りすぎぃ……♡♡♡」
彼女が上目遣いに、こちらを見る。なにをほざくかコイツ。
自分の闘魂は、あれ程力強く握り潰そうとしたくせに。
ぎゅむ。ぎゅむぎゅむっ。
「きゃいいいいいいんッッ♡♡♡ひんっ♡ひんひんっ♡つよっ、つよいわっ♡♡♡
あたしのしっぽ、こわれちゃ……うっきゅううううううっ♡♡♡」
しっぽを踏まれた犬のような声を上げる彼女の淫らな悲鳴。
あなたはさらにしっぽを握る力を強めた。
あなたのしっぽをいぢめた罪の重さを、自覚させるためだ。
何。渾身の力を籠めても問題ない逞しさを感じる。
思う存分にぎにぎしてやろう。
どうだクリム。自分の痛みが理解できたか。
これに懲りたら……
「わかったわっ♡とっても気持ちよかったのねっ♡……ブリーダー?」
あなたは敗北を悟った。
クリム。自分が悪かった。どうやら自分は、お前をマゾに躾けすぎたようだ。
「えっ? な、なによぅ……あたし、ドМじゃなきゃっひぃぃぃぃぃぃん♡♡♡♡♡」
ぎゅむぎゅむと、ドМを悦ばせながらあなたは考えた。
どうしよう。
コイツ、躾ければ躾けるほど、あなたの闘魂をいぢめる気しかしない。
これは、抜本的な改革が必要なのでは。
だが、その方法とは。
ぎゅむぎゅむ。ぎゅぎゅっ。
「きゃいんっ♡♡♡きゃいんっ♡♡♡きゃっひぃぃぃぃんッ♡♡♡」
大喜びでケツを跳ね回らせる愛犬。
ほほえましいが、あなたの顔に笑みは浮かばない。
彼女は恐らく、強く握られる=気持ちいい。
そう感じていることだろう。
ならば。逆のアプローチが必要である。
さわさわ。
「……? やさしい……。ブリーダー、握らないの?」
彼女がケツをふりふり、聞いてくる。
やはり、理性を取り戻したようだ。
飴と鞭。
無知でムッチムチな彼女には、ついつい鞭を使いがちだが。
ここは飴に糖衣をまぶし。甘さを舐め尽くさせるべきだろう。
クリム。やはりしっぽも闘魂も。
優しく扱うべきだと思わないか。
しゅっ……しゅっ……
「んはぁっ♡急になに……? そ、そうね……♡そうかも……♡」
軽く彼女のしっぽをシゴきながら問いかける。
よし。この感じ。イケる。
ほうらクリム。おまえのごんぶと。
このぐらいが、一番気持ちいいんじゃないか?
やはり優しさは重要。そうは思わないか。
お互いに尊重しあってこそ。
真の愛はその姿を現すのだ。
しゅこしゅこ。
「ンきゅうっ♡あ、愛を感じるわ……♡このぐらいがいいのね……♡」
彼女が目を細め、うっとりと告げる。
よし。
うむ。この調子なら上書きできそうだ。
最初は些か調子に乗ってしまったが。
まだ軌道修正は可能。
あなたはさらに優しい愛の偉大さを、彼女に伝えることとした。
しゅこしゅこ。しゅこしゅこ。
「ふぁぁぁぁぁ……♡あたし、愛されてるぅぅぅ♡♡♡♡♡」
顔を蕩けさせ、愛情たっぷりの奉仕にくったりと寝そべる彼女。
いつもなら、自分の愛情に対し、そのようなだらしない姿を見せれば。
落ち度を追求し、その立場を分からせてやるところであるが。
今それをやると、彼女に対する洗脳が失敗する恐れがある。
ここは寛大な心で見逃すべき。
しゅこしゅこ。しゅこしゅこ。しゅしゅしゅのしゅ。
「きゅうんっ♡んふぅっ♡あッ♡あッ♡愛っ♡土俵戦士っ♡」
うむ。イイ感じだ。
あなたは手応えとコキ応え。
その二つを同時に感じ、深く満足し。
その勢いで、彼女のしっぽを握りしめた。
やっべ。
ぎゅうむっ。
「きゃっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃんっ♡♡♡
あたしっっっ♡握るっ♡♡♡つよくっ♡♡
きんもちぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡♡♡♡♡」
轟っ。
片言で快感を叫ぶ、彼女の掌中で炎が燃え盛る。
闘魂を最大限に刺激してしまったようだ。
これは、上書きは不可能では……?
クリム。落ち着け。今のはそう……ちょっとしたやらかしである。
「ブリーダー♡あたし、わかったのっ♡
強ければ強いほどいいのねっ♡
次はあなたのごんぶとをっ♡♡♡
あたしの全力でッ♡♡♡
愛し尽くしてあげるからッ♡♡♡」
あなたは直感した。
もうこれ取返しが付かねーな。
しゅっこしゅっこ。
「物足りないわ……♡もっと強くぅ……♡」
あなたは天を仰いだ。
やはり、ドМの躾けは段階を踏むべき。
ブリーダーわかった。
最初からクライマックスは、間違っていたのだ。
しゅっこしゅっこ。
「きゅうんっ♡これもイイけど……♡やっぱり愛は力いっぱい伝えるべきね……♡」
ボウッ。ボワァッ。シュゴォッ。
愛犬の手の内で燃え盛る、愛の炎。
色は白い輝きを魅せている。
恐らく鉄も容易く溶断するだろう。
クリムさん? あの……
「どうしたの? あたし、今ちょうどいい火加減を探すのに夢中なのだけれど」
駄目だ。焼滅手コキのトレーニングに夢中だ。強すぎたのだ。
ヒトもわん娘も、言われた事を忘れることはあっても。
自分の身で体感したことは忘れにくいという。
先ほどの渾身のにぎにぎ。これを忘れさせるためには……
きらり。浴場のドアの外。洗濯機の上の鈍い輝き。
あなたは救世主を見つけた気分となった。
そうか。あれがあった。
本来はもうちょっと……こう。
違う目的で使いたかったのだが。致し方ない。
しゅこしゅこグワッッッシィ。
「ふぁぁぁぁ……♡きゃっひぃぃぃぃぃぃん♡♡♡♡♡」
フェイントからの全力の握撃。
びっくんびっくんして浴場の床をまたも黄色く汚す愛犬。
あなたはぐったりした彼女をそのままに。
洗濯機の上の、それを摘まみ上げた。
たった一つの冴えた方法。
それをもって、愛犬をドМの沼から掬い上げ。
ばかいぬから健全なおよめさん雌犬へとするために。
掌中では、五円玉が誇らしげに鈍く輝いていた。
つづかない