最強の武器・五円玉に。
ばかいぬが 勝てるはずも ないでしょう。
さぁフラグ川柳もキマりました。開戦でございます。
~前回までのあらすじ~
引き続き、愛犬を立派な手コキ愛犬にするため。
しっぽ手コキに挑むあなた。
わん娘の、しっぽに対する謎のアツい想い。
ヤンキー染みたそのこだわりに、共存の難しさを悟る。
だがしかし。あなたは一流を超え、ヒト類をも超越したブリーダー。
言語の壁も、認識の壁も一向一揆。愛犬を見事、土俵入りさせる。
そしてしっぽを握られる痛み。それを味合わせることにより。
愛犬に罪の重さをわからせようとするが。
彼女は逆に、そのテンションを多いにアゲた。
マゾだからだ。
あなたは自らの育成方針の失敗を悟り。
今さらながら、優しい愛の重要さを語り始める。
完全に説得力の欠片も存在しない、空虚な言葉。
だが、クソチョロわん娘には一定の効果を示し。
躾けは成功するかと思われた。
だが、あなたは生来のドS。
下水を煮詰めて、天然水で稀釈し。
さらにそれを煮詰めて下水を足したような邪悪さを誇る。
無意識にドSを発揮し、握撃にて愛犬に悟らせてしまったのだ。
痛いの、超きもちいい。
そして、あなたの狂人ぶりを、完全に理解した愛犬。
巻き起こる爆炎に、あなたは己の闘魂注入棒のバッドエンドを悟る。
もはやこれまで。あなたは愛犬のしっぽを、思う存分握撃し。
動物虐待により、彼女を気絶させたる後に。
救世主に手を伸ばす。
それは、鈍い銅の輝きを放っていた……
ふりふり。ふりふり。
あなたはトレーニングに余念がなかった。
自分は催眠術師……自分は愛犬専門催眠術師……
自分は愛犬専門ドスケベ催眠術師……オラッ♡
自らの手で振るう、メトロノームの如く揺れる五円玉。
それを見つめつつ、自分の職業について認識を深めるあなた。
あなたの目がさらに濁りを増した。もはやドブの香りしか匂わせぬ色。
自己催眠である。
卑劣にも、自らの愛犬を催眠クソ雑魚乳首奴隷犬に堕とした、同期。
竹取正雄はこう言った。
催眠術に必要なのは、被害者のリラックス。被害者と加害者の信頼関係。
だが、聡明なあなたは気づいていた。
それでは、足りぬことを。
なんといっても、ローリエはメスガキ故、催眠に弱い事は確定的に明らか。
メスガキは催眠と種付けプレスに弱い。これは歴史が証明した事実である。
ツンデレたるあなたの愛犬には、メスガキを対象にした催眠術程度では。
その効果を発揮しない恐れは十分ある。
では、メスガキとツンデレの溝を埋める、架け橋とは何か。
オラッ♡オラオラッ♡最ッ高に……ハイな気分ってヤツだぁ!
今のオレなら、クリムを催眠に堕とす事など、デイアフタートゥモロウ……!
赤子の首を捻るような物だ……!
その答えがこれだ。自己催眠により付与する、自らへの絶対的な自信。
己が熟練のアカネ・クリムゾン専門ドスケベ催眠術師だと思い込むことにより。
催眠の成功率は大きく向上することだろう。
はじめてのさいみんじゅつ。
幼児のおつかいは緊張により、失敗することは多々ある。
だが、今のあなたは根拠を全く持たない、全能感に支配されている。
代償に、知能指数は凄まじい低下を見せたが。
些細な犠牲である。
その証拠に。
オレはキン肉〇ン……オレ、宙に飛べ……
はい……クリム専門ドスケベ催眠術師、空に浮かびます……
フワァッ。
あなたは大空を翔る、翼すらも手に入れた。
思い込みの強さと、異常性癖の業の深さなら。
国一番を超え、世界一と言っても過言では無いあなた。
空を舞う程度、出来ぬ方が不自然というものである。
そう……催眠ならね。
催眠ってすごい。あなたはリョナNGおじさんへの信仰心を、さらに高めた。
「んん……ブリーダー……しゅき……えへえへ。もっとぉ……」
宙から床に目を落とすと、可愛らしい寝言を漏らす愛犬。
非常に愛らしい。
あなたは浴場で宙を舞うという、愚行の代償に。
頭を天井にぶつけ、墜落しつつもそう思った。
「んふっ。あたしの犬歯の鋭さ、見える? ダイヤモンドだって……
ふんぎゃあああっ!? しっぽに感じるこの痛み!
こいつはとってもエクスタシィィィ!!??」
ずどむ。
犬なのに、猫ふんじゃったみたいな嬌声。
あなたは彼女のしっぽを盛大に押しつぶしながら。
逞しいその胸で、地面を掻き抱いた。
着地失敗である。
「なにっ!? なんなのっ!? どういう状況ッ!? ブリ―……ワオ。
目がなんかもう……狂気しか感じないわ。
知らない間にまたダメな方向に成長したのね。ブリーダー。
さよならあたしのわん娘生。今度こそ終りね」
気にするなクリム。ただの墜落式プランチャだ。
急遽トレーニングに励みたくなってな。
それはそうと、誰が狂人か。これはお仕置きせざるを得ない。
「自覚が無いって罪よね。もう何を言っても無駄だと思うし。
さっさとあたしのわん娘生にピリオドを打ってくれるかしら。
暇じゃないのよ。あたし。それに……
ペット嫁としての生も、悪くないって思えるの♡はやく♡ほら♡
ヘイヘイ♡愛してるわよブリーダー♡最初っから気が狂ってると思ってれば問題なし♡
どんどんあたしを壊しなさい♡ばーかばーか♡愛故にあたしは死ぬわ♡」
呆れた顔から、瞬時に発情した雌犬へと変身する愛犬。
完全に気が狂っている。誰がこんなひどいことを。
あなたは、下手人を地獄に堕とすことを決意した。
クリム。お前を壊すなんて。オレがそんな酷いことをするとでも?
まぁ、まずは椅子に座って、いつも通り乳を机に押し付けろ。
「んふっ♡自分自身の事が、まったくわかってないだんなさまね♡わかったわ♡
ほらっ♡はしたないの大好きよね♡まったく♡しょうがないわね♡」
愛犬が、とても素直に椅子に座り。
乳をこれでもかとばかりに、自らの手で歪ませる。
なんかもう、既に堕ちている感がすごいが。
それはそれ。当初の予定を貫こう。
いいぞクリム。さぁ躾けをしようか。
ところでこの五円玉を見てくれ。
コイツをどう思う?
「んふっ♡今度はどんな酷い事をしてくれるのかしら♡
……何よ。五円玉? まさかこんなチープなもんで。
この深紅の女王。重量級のスペルエストレージャ。
あなたの忠実なる奴隷犬たる、クリムちゃんを堕とせるとでも?
まだ乳ビンタの方がマシよ。というか乳ビンタして欲しいわ。
ほら♡あなたの大好物よっ♡ほらほらっ♡」
あなたは直感した。これは、五円玉を用いた催眠術は効かぬ。
リラックス具合は凄まじい。信頼関係も、恐ろしい勢いで高まっている。
あなたの愛犬は、マゾの本音全開で、乳ビンタを強請っている。
このような錯乱した姿。
完全にリラックスしつつ、全幅の信頼をする相手にしか、魅せる筈が無い。
催眠術の条件は完全に満たしている。
だが。こやつ。
五円玉に対し、一切興味が無い。
自分の事しか見ていない。
今も、眼球の1ミリ手前で五円玉を振っているが。
一切目に映る様子が無い。まばたきすらしていないのだ。
完全にガンギマると、催眠術は効かないのか。
あなたはまた新たな知見を得た。
相手がアホすぎると、キン肉〇ン式催眠術は効果が無い。
知能指数低下式催眠術破り。
なんという愛犬か。
この期に及んで、あなたに全力で抗っている。
クリム。タイム。
「認めるわ。焦らしプレイも、また良い。あたし覚えたもの」
「♪ ~♬~♬~♪ ~ソイヤッサッ!」
上機嫌の愛犬の鼻歌を聞きつつ、考える。
完全に計算外。まさかあそこまでばかいぬとは。
なんとか五円玉に興味を持たせねば。
束ねて棒金と化し、その重量を以て往復ビンタするというのは……
悦ぶだけだな。これは却下。なんだか効きそうな気もするが。
暴力は趣味ではない。
やはり、視覚あるいは聴覚による刺激でなければ、催眠術とは言えぬ。
こだわりは大事なのだ。だが、あの愛犬。
もはや、自分の身体しか見ておらぬ。先程も、闘魂注入棒に視線が……
またも、あなたの脳裏に舞い降りる、天からの啓示。
これだ。これなら、確実に催眠状態に堕とせる。
あなたは確信した。
「ちょっとブリーダー。お預けが長すぎるわ。まるで将棋ね。
公式ルールによれば、待ち時間は10分までよ。
さっさと乳ビンタして、言い聞かせなさい。
一瞬で堕ちるわよ。あたし。完璧な即堕ち2コマをお見せするわ。わんわん」
ここで愛犬からの物言い。
どんだけ堕ちたいのかアイツ。
もはや本音を隠す気すら見えぬ。
だが、それは聞けぬ相談というものだ。
ここで乳ビンタにより堕としても、つまらぬ。
飽くまで主導権はこちら側に無くてはならない。
あのドМの要望を素直に聞いていたら。
いつか首絞めプレイや、それ以上まで求めてきかねぬ。
動物愛護団体に訴えられかねぬ所業。
愛犬家として失格であろう。いや、それ以上に。
リョナNGおじさん教徒としては、それは許容できぬ。
異端審問に掛けられるのは勘弁である。
リョナNGおじさん教、異端審問官。
やつらはリョナを認めぬくせに、自らのリョナは許容する、宗教特有の矛盾を持つ。
身を守りつつ躾を合法的に行うため、やはり催眠術は必須である。
それに、飽くまで自分はイチャイチャチュッチュして、快楽と愛情で躾けたいのだ。
ヤツがメルヘン処女なら、こちらはメルヘン童貞。
このこだわり、捨てるぐらいなら潔く腹を切る所存である。
クリム。すまない。待たせたな。
あなたはおもむろに、コンドームを外し。
ビキニパンツを履きつつ。
彼女の方へ振り向いた。
「判断が遅い……! 命取りよ、ブリーダー!
もうお預けだけで堕ちそうになったわよ、あたし!
さっさと……あら。ビキニパンツ履いちゃったの?
ざんねん。でも、ビキニパンツ越しの闘魂注入棒。
これはこれで……♡」
あなたは確信した。
やはり。この愛犬。
闘魂注入棒しか見ていない。
とんだ淫乱めすいぬである。誰に似たのやら。
クリム。さぁ始めようか。
ぶるんぶるん。
机の向かいで、闘魂注入棒を揺らしてやる。
「ふわぁぁ……♡おっきぃ……♡
ごんぶとおにく、特等席で独り占めねっ♡じゅるり……」
よし。なんだか捕食の危険性すら感じるが。
やはり夢中のようだ。
ここで、腕を頭の後ろに。
腰を突き出し、一定間隔でグラインドさせる。
ほーら。ほぉーらほらほら。
「あっ♡あっあっ♡しゅごいっ♡
ビキニパンツに包まれた闘魂の猛り♡
その熱は、全てを焼き焦がさんばかりっ♡
キレてるッ♡キレてるぅ♡パンツに油圧ショベル入れてんのかいっ♡」
ボディービルの大会のような、お褒めの言葉を頂く。
よし。オーディエンスの反応は上々。このままキメる。
机を回り込み。彼女の顔の横へ。
闘魂を最大限に震わせながら、スクワッツ。
ぶるんっ! ぶるんっ!
「ひやああああ♡♡♡す、すな被りならぬチン被りッ♡
かぶりつきで見ちゃうわっ♡
こんなのタダとか、リョナNGおじさんが許しても!
あたし自身が許せないッ! 待っててブリーダー!
おひねりを用意しないと! ATMに全速力よッ!」
新宿二丁目の、秘密の劇場を訪れた有閑マダム。
旦那は愛しているが、それはそれ。
ビキニパンツに万札を突っ込むのを何よりも好む、彼女らの如き歓声を挙げ。
愛犬が立ち上がろうとする。
そうはさせぬ。というかそのままの格好でATMとは。
まっこと呆れた愛犬である。
自分以外に、眼帯ビキニに包まれているとは言え。
その淫らな裸体を晒そうとは、あまりにも自覚が足りぬ。
クリム。おひねりは不要だ。
ただし、このブリーダー渾身のダンス。
楽しむためには、条件がある。
「ふううっ♡ふぅぅっ♡わんわんっ♡
じょ、条件ッ!? なにっ!? 無料だなんて、神かしらっ!
な、なんでもするわッ♡だからもっと近くでッ♡」
よし。言質は取った。
わん娘はとっても自分に素直。
最近、善良さについては疑問を抱くようにはなったが……
基本的に嘘はつかないのだ。
もちろん、本音を喋らない事はあるが。
その習性を、利用するッ……!
さぁクリム。もっとサービスが欲しいか?
鼻先三センチの廻り続けるグラインド。愛犬の目がぐるぐると回る。
「ほっ……! 欲しいでしゅうううう♡もっともっと♡
ブリーダーの♡もっといいとこ♡見てみたいッ♡」
パン、パンと。堂に入ったコールをキメる愛犬。今だッ……!
よし。サービスが欲しければ催眠状態に堕ちろ。
一、二の。
ぶるん、ぶるんと左右に腰を振り。そして。
「さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ♡♡♡♡♡あふんっ♡」
がくがくと震えてアホになった後に、崩れ落ちる愛犬。
よし。かかった。
ストリップ劇場式催眠術。
土壇場で閃いた技だったが……この技は使える。
満足感に、股間と胸を膨らませるあなた。
その姿は、やり遂げた男の姿であった。
……この時、閃いた!
ルチャの鼓動はあなたの胸に!
ストリップ劇場式催眠術を習得した!
つづかない