「うわぁあああああああああああああ」
僕は走った。いつも僕をいじめっ子から守ってくれた大切な存在であり大好きなだった隣の家のお姉ちゃんが、よりにもよって僕をいじめていたあいつらに汚される光景を目の当たりにして、思考回路がうまく機能せずわけもわからないまま逃げるように走った。
「――!?」
その時、病弱故の運動不足からか足がもつれ転んでしまう。
「・・・痛い」
その痛みは血がにじみ出ている膝なのか自身の心なのか、僕は判断できなかった。
「・・・グス」
涙が止まらない
先ほど衝撃的な光景が脳裏から離れず、絶えずフラッシュバックする。
大好きだったお姉ちゃんの声があいつらに媚びるように発せられ自ら進んであいつらの肉棒を口に含み、自分の秘所へ受け入れ、嬌声を発しながら絶頂する。
そこには僕の存在など欠片ほども存在しない男と女、快楽に飲まれた大好きだった人が乱れていた。
まるで自分の身体が地面をすり抜けていくような感覚の喪失感
もう二度とあの日々には戻れないという絶望
そして・・・何より・・・僕の存在はあいつらの存在――肉棒よりも下等の存在であると証明されてしまった事実。
「あの時・・・」
大好きだった人は当然かのように僕に乱交に混ざるように促してきた。しかし僕は自分自身の経験のなさからお姉ちゃんに失望され、本格的にあいつらのものになってしまうという恐怖感から乱交には混ざらず逃げた。
「・・・?」
気が付くと家の前にいた。隣には勿論お姉ちゃんの家が――
「――うっ!?」
僕に強烈な吐き気が襲う。
「―――はぁ!!」
すぐさま近くの排水溝に流し込む。胃液がのどにへばりつき不快感を感じさせる。
「僕は・・・どうしたら・・・」
涙が落ちる。僕は膝を抱えるようにしてその場に座り込んだ。
頭の中ではさっきまでの光景が永遠とフラッシュバックする。
僕をいじめっ子から守ってくれた強いお姉ちゃん
僕の目の前でいじめっ子に媚びて腰を振り肉棒をしゃぶってた人
素晴らしい日々と絶望の瞬間が交互に頭を流れ、やがて思考回路が情報処理を迎えようかとした瞬間
―――――プツン
僕の中で何かが切れた。
頭の中である一つの指標が導き出され、僕の思考回路はその結果へ向かって加速し始める。
「・・・2種類」
僕の頭の中で描いた結末。そのためには乗り越えなければいけない障害がいくつもある。
「・・・そんなの――知ったことか」
僕の中で新たな人格が形成された瞬間だった。
「・・・今まで、ありがとう」
僕は隣の家に向かって手を合わせた。
「大好きでした。もしかしたらお姉ちゃん以上に好きになる人は今後現れないかもしれません」
自然と涙がこぼれる。
「本当に・・・本当に大好きでした。ありがとう――さよなら」
僕は少し重たくなった瞼を気に留めることなく自分の家の中へ入っていく。その目に先ほどまでの涙はなかった。
K-てんさんの作品の後日談・・・というかその後の展開を個人的に納得いく形で進めていこうと思い書き始めました。
設定がとても秀逸なおかつ絵は美麗かつエロい。
作品内容自体はNTR属性のない私にとっては少しつらいものがありましたが思ったほどNTR成分自体は女性の反応的に抑えめになってます。
BSS(僕が先に好きだったのに)というジャンルが当てはまるらしいのですが
内容を見ると「確かに」と思わされます。
NTR成分が抑えめなので設定を見て嫌だけど気になってしまうという属性なしの方には入門編としてピッタリかと思われます。非常に素晴らしい作品です。
この小説はあくまでその後のストーリーなので文字だけですが本家の絵は誰が見ても「素晴らしい!エロい!」となるのでぜひとも一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
以上、非常に勝手ながら今後ともアフターストーリーを書かせていただくことを許していただければ幸いです。ありがとうございました!よろしくお願いいたします。