「うおぉ・・・楽しみだな・・・」
丸夫が体を上下に揺らしながら部屋のソファーの上で跳ねる。ふとしもあからさまに緊張している。
「まぁ、いつもよりグレード上げたからな」
そう言って涼太は部屋を見渡す。明るすぎないクリーム色を基調とした壁紙に白いフローリングにキングサイズのベッドに黒い木製ローテーブルに大きいソファーとシックな内装だ。
「やっぱラブホテルってワクワクするな・・・」
ふとしも反応する。すると涼太の懐の携帯が鳴る。
「――着いた?オーケー」
そして涼太が扉を開くと、スーツを着た美人が3人立っていた。
「あー涼太!久しぶりー今日ヨロシクー」
先頭にいた明るすぎないベージュカラーでショートボブの美人が涼太に抱き付いてくる。そして涼太のうなじのあたりの匂いを嗅いでから鎖骨に舌を這わせる。
「おい・・・いきなり盛るな美月」
すると美月は「えー」と口を尖らせながら渋々奥へと進む。
「涼太君?美月ばっかりじゃなくて私もね?」
美月のすぐ隣にいた黒ベースでブラウン系の髪色をした緩めのウェーブがかかったロングヘアの女性――由香里も顔を寄せてくる。
「――ん・・・へぉ・・・ん・・・んぉ・・・」
自然な流れで涼太と唇を重ねるとどちらからともなく自然と舌が先端が触れ合い、まさぐりあうように絡み合った。
「――ここまで」
涼太は口付けを止める。お互いの舌の先端に糸が通る。
「んぅ・・・また後でね・・・」
由香里は名残惜しそうに涼太を見つめるが諦めて奥へと進んでいく。
「えっと・・・」
そして残ったのは美しい黒髪をしたポニーテールの女性だった。前髪両端のいわゆる触角と呼ばれる部分がポニーテールの毛先と穴痔くらいの長さがある特徴的な髪形に涼太は既視感を覚える。
「(そういえば――由良もこんな髪型だったな・・・)」
女性はゆっくりと扉を閉めながら入ってくる。緊張しているのか顔は伏せたままだ。
「おそらく初めましてですよね?涼太と申します。お名前は――」
そう言って涼太は女性の顔を覗き込んだ。
「な――!?」
涼太にかつてないほどの衝撃が走る。顔を伏せていた女性は由良だった。高校生の頃のあどけなさは多少残るもののそれ以上に大人の女性としての妖艶さが内包された美人がそこにはいた。
「りょ、涼ちゃん・・・?」
由良も改めて涼太の顔を見る。引っ越し前の幼さは無くなっているものの雰囲気は確実に残っている。さらに香水をつけているのか鼻をくすぐる香りと身に着けている白Yシャツのはだけている部分から見える鎖骨や首筋も相まって絶妙にアダルトな雰囲気を醸し出していた。
由良が雰囲気の変わった涼太に動揺していると、一方の涼太は平静を取り戻し顔を寄せてくる。
「久しぶり・・・お姉ちゃん・・・」
耳元で囁くようにつぶやく。吐息が耳にかかり由良は少し震える。
「涼ちゃ――ん!?」
由良が改めて涼太を見据えるとすかさずに口が塞がれる。
「(涼・・・ちゃん?)」
先ほどまでの二人とは違い、涼太は由良をギュッと抱きしめ、ただ唇を重ねるだけのキスをする。
「(涼ちゃん・・・目つぶってる・・・アタシも――)」
そうして由良は目をつぶり、唇を離してはまた重ねるその動きに身を任せる。重ねた唇はすぐに動くことなく先ほどまでの緊張も不思議となくなっていった。
「(優しいキス・・・これ・・・好きかも・・・)」
由良は涼太に抱きしめられキスをされている今の状態に自然と安心感を覚え、まるで夢の中にいるように没頭してしまう。
「―――アンタら、なーに付き合いたての中学生みたいなことしてんの?」
その光景を見ていた美月が呆れながらやってくる。その言葉に涼太はキスを止める。
「あ・・・」
由良は唐突に現実に放り出される。
「・・・まぁ、いいじゃん?初めてみたいだし――」
涼太は一つ間を開けた後、美月に引きずられるように歩いていく。そして思い出したように涼太が振り向く。
「えっと・・・由良さんも楽しんでいってね?」
「は・・・い?」
「「え!?」」
部屋の中心で6人が対峙する中、丸夫とふとしは由良を見て驚愕する。
「(ど、どうする?ふとし――由良いるぞ?)」
「(りょ、涼太いるけど、本当にヤるのか?)」
「よーし、じゃあヤろっか?」
美月が声高らかに宣言する。
「「(ヤるの!?)」」
丸夫とふとしは顔を見合わせる。涼太との間に交わされてる鉄の掟が行動を躊躇わせる。
「俺が新しい子とするから二人頼んだ」
涼太が一歩前に出る。
「分かった!美月ちゃんシャワー行こう!」
「よし、由香里ちゃんも一緒に行こう」
丸夫とふとしが積極的に促し、4人でシャワールームに消えていく。そしてその場に由良と涼太の二人となった。
「涼ちゃん・・・」
由良はどんな顔をしたらいいか分からず俯く。
「――力抜いて」
「え?」
いつの間にか由良の視界を覆うように涼太がいた。そして強く抱きしめながら再び唇を重ねる。
「ん・・・」
唇が重なり合い由良の身体から力が抜け、涼太に体を預ける形となる。涼太はキスをしながらゆっくりとベッドへと体を押すように移動していく。
「――あ・・・」
涼太は由良をゆっくりとベッドへ押し倒し唇を離す。そして涼太はマウントを取るような形で由良の上にまたがり、背筋を伸ばした状態で見下ろすようにしながら第3ボタンまで開いている自身のYシャツの残りの留まっているボタンをゆっくりと外していく。
「――――」
由良はその妖艶な動作に見惚れると同時にこれから目の前の人に抱かれるんだと言う事実に体の奥底から興奮がじわじわとせりあがってくる。
「――いくよ」
涼太は見せつけるように全てのボタンを外し終わると、そう短く呟き由良に再び顔を近づける。
「あ――へぁ?」
誘うように上向き薄く開いた由良の口唇を塞ぐと同時に涼太の舌が由良の口内に侵食する。
「ん・・・えぉ・・・」
由良も涼太の舌を受け入れるように絡ませる。2人の舌が螺旋を描くように絡み合い、時に舌先が口内を激しく掻き回す。空気を吸う間すら惜しむほどの激しさに由良は酸欠からか意識を飛ばしそうになる。
「(激しい・・・頭が・・・涼ちゃんでいっぱいになる・・・)」
そして唇を離す。由良は息も絶え絶えに火照った顔で涼太を見上げる。涼太は満足そうに微笑むと由良の耳元に顔を寄せて囁く。
「お姉ちゃんの唇・・・とっても甘いよ・・・」
「―――!!」
由良は真っ赤になった自分の顔を見られまいと両手で覆いうつ伏せになる。
「とっても可愛いよ・・・」
うつ伏せになった由良の耳元でまた囁く。そして涼太の右手が由良の胸元をなぞるように滑る。一方の左手は太腿のあたりを這う。
「お姉ちゃん・・・すごくいい匂いする」
由良の首筋に鼻が当たる。そして涼太の空気を吸う音を感じた。右手は胸元から腹部へと移り左手は秘所の周りを覆いながらこするように動く。
由良は今まで感じたことのない恥ずかしさに悶える。香水を振るなんてらしくはなかったが涼太のためにと選んできた物であり、そんな女としての自分を直視させられながら体をなぞられる、こそばゆい感覚が自然と体の
「涼ちゃん・・・恥ずかしい・・・」
由良はギュッと目をつぶりながら絞り出す。涼太は再び右手を胸元へ、左手を太腿へと戻し、撫でるような愛撫を続ける。
「・・・可愛いお姉ちゃんの顔、もっと見たいな?」
涼太は耳元で呟く。
「(・・・違う、涼ちゃんじゃない・・・)」
そこで由良は今自分を責めているのが昔の涼太ではなく新しい人格の方であることを察する。
「(でも・・・)」
「どう?お姉ちゃん?」
そっと耳元で囁く。さらに涼太の手は全身を撫でまわすが乳首やクリトリスなど刺激が直に伝わるところは絶妙に避けている。
「(どうして・・・こんなに興奮しちゃうの!?)」
全身への愛撫は突起を刺激したらどれだけの快感になるかという期待感だけを煽る絶妙さで、さらににその興奮がどんどん高まる中、耳元で囁かれるたびに頭がビリビリと痺れるような感覚を放ち、涼太をの存在を錯覚させる。
「(涼ちゃんじゃないのに・・・絶対違うはずなのに・・・!!)」
由良は一度首を捻り、涼太の顔を盗み見る。あの頃に比べると確実に大人っぽくなっているが面影は残っている。そこには明確な成長が見られた。その瞬間、由良の中でハマらなかったピースがハマった。
「(違う、あの涼ちゃんも涼太も今の涼ちゃんも全て”涼ちゃん”なんだ・・・)」
由良の目が変わり、うつ伏せであった身体を仰向けに変え、涼太と対面するような体勢となる・
「(涼ちゃんはもう”男の子”じゃなくて”男”なんだね・・・)」
そして由良の遠い昔に置いてきた感覚が帰ってくる。
「涼ちゃん・・・お願い・・・」
由良は涼太の愛撫に切なそうな声をだす。
「ん?」
涼太は由良の目に情欲の炎が再点火したことを察した。
「お願い・・・乳首も・・・」
由良はこれから始まるであろうじらされ続けた乳首への愛撫に対する興奮で心臓が張り裂けそうな感覚に襲われる。
「分かったよ」
そう言って、涼太は顔を近づける。そして――またもや乳首の周りの乳輪を舐め始まる。
「んん?・・・涼ちゃん・・・じらしちゃ・・・や・・・」
由良の反応に満足した涼太は乳首を舌で転がす。
「ふっ・・・あっ・・・あそんじゃ・・・」
乳首への刺激は絶頂へ導くものとは別のベクトルであったため乳首を刺激されながらじらされている状態となった。
「も――もう!!」
たまらず由良の手が自分自身の秘所と乳首に伸びる。
「ダメだよ?」
涼太が愛撫する手を離し、そのまま由良の手首を掴むように拘束する。
「あ・・・」
由良がまた切なそうに声を上げる。さらに拘束された手首は何かポイントを押さえられているのか微動だにしない。
「乳首・・・すっごく固いよ?今吸い上げたらどうなっちゃうのかな?」
涼太が唾液で丁寧に乳首周りを濡らしながら煽る。すると由良はもはや漏らしたのではないかというほど愛液でドロドロになっている太腿を擦り合わせる。
「涼ちゃん、お願い・・・意地悪・・・しないで?」
「じゃあ、お願いしてよ」
そう言い反対の乳首をコロコロと転がす。その瞬間、こそばゆさを感じるほどの微妙な快楽が由良を襲う。絶頂へは達しないが確実にもたらされる快楽。そのもどかしさに由良は左右に大きく頭を振る。
「する!!・・・お願い!・・・するからぁ!!――うっ!?あっ!」
由良が叫んだ瞬間、涼太はその首筋に舌を這わせる。首元から顔へ向けて血管をなぞる様に這って行く舌がまたもや由良に絶頂までは確実に到達しない快感を与える。
「あっ!あぁぁ・・・、首・・・だめぇ・・・」
さらに鎖骨や喉元など、舌はゆっくりと由良の首を侵食していく。それらが与える快感に由良の腰が痙攣するように震え、次々と秘所から愛液が溢れ出る。
「なに・・・これぇ・・・腰が・・・勝手にぃ・・・」
由良の腰が切なげに上下に振られる。その間も秘所からの愛液は止まらない。
「お願い!!もう!!アソコ!!限界なの!!」
由良は頭を振り乱しながら叫ぶ。
「ん?どこのこと?」
涼太は意地悪く笑みを浮かべながら聞き返す。
「乳首もぉ!!おまんこもぉ!!もう!!だめぇ!!」
その言葉を聞いた涼太は、固定した両腕を頭の後ろで組むように促す。
「腕組んで、絶対動かしちゃダメだよ?動かしたらもっと長い時間苛めるからね?」
由良は自ら弄りたい衝動を必死に抑え、頭の後ろで固く腕を組む。
「いい子だね・・・」
涼太は優しく微笑むと左手を胸に当て乳首も含めて全体を覆いながら揉み、右手は秘所へと這わせながらクリトリスにも当たるようにさする。さらに自身の顔を開かれてる由良の左腋に近づける。
「涼ちゃん!?――んぁ!」
涼太は由良の腋に舌を這わせる。舌先で脇を弄りながら涼太の手は焦らすようなスローペースから速度を上げ、擦るように触れる。
「ふぁ!あっ!腋なんて・・・!はぁ!あぁ!!」
腋、乳首、クリトリスと一定の速度を保ったまま刺激を続ける。
「ふっ!うん!んっ!あっ!」
そして快感の風船が破裂寸前まで来たことを察した涼太は、そのまま顔を下へスライドさせ由良の左胸を口に含む。
「涼ちゃん!?あっ!いまぁ!!おっぱいだめぇ!!」
涼太は唾液をしっかりと絡ませながら由良の乳首を舌でこねくり回す。その刺激を皮切りに由良の身体が絶頂を迎えようとガクガク震えだす。
「もうだめぇ!!イっちゃう!!」
涼太はその瞬間、左手で乳首をつねり、右手はクリトリスをつまみ、口では乳首を吸い上げた。
「――――!」
そして、乳首、クリトリスを一気に弾くと同時に口内の吸い上げた乳首を開放する。
「イクっ!!イクぅううううううううううううううううう!!」
由良の身体は電流に打たれたように激しく痙攣し、由良の秘所からは激しい飛沫が上がる。
「(あ・・・だめぇ・・・、頭・・・おかしくなるぅ・・・)」
由良は今まで味わったことのない快感の波に目の前が真っ白になる。
「あっ・・・あっ・・・あぁ・・・あぁ・・・」
絶頂の余韻は収まることを知らず、由良の口元はだらしなく開かれ、体の痙攣は収まることなく、目の焦点は合わないがその顔は快楽による歪んだ笑みで染まっていた。
「どうだった?お・ね・え・ちゃ・ん?」
涼太は蕩け切った由良の顔を見ながら意地悪く問いかける。
「ほれ・・・しゅごい・・・きもひ・・・いい・・・」
思考力も呂律も回らない状態で由良が答える。後背位
「ふーん・・・?」
涼太は何の気なしにクリトリスを指で握って弾く。
「――ふぁ!!あぁっ!!イクっ!!」
由良の身体がビクビクと震え、再び絶頂する。その反応に涼太は歪んだ笑みを浮かべる。
「由良――もっと・・・もっと、狂わせてあげるね」
涼太は絶頂の余韻から解放されない由良の身体に追い打ちをかけるべく覆いかぶさった。
遅れてすいません!!年末の怒涛の連勤から全く文章が頭に浮かばなくなり
気付いたらすごい日数経ってました・・・
流石に6000文字超えると長すぎるかと思ったので分割します!
少しずつ加筆していたので、もしかしたら前後の整合性は状況が合わないかもしれませんが私も時間がある時に見直しては修正するように致します!ご容赦ください!
次回は、この再会パートの終了とルート分岐です。
明日あたりは時間があるので流石に一気に進めたいと思います。
色々と不甲斐ない作者ですが温かい目で見守っていただければ幸いです。
それでは今回も見て頂きありがとうございました!!
また次回もよろしくお願いいたします!!