時刻は22時、金曜日、由良は自宅であるマンションの駐車場へ車を停め、上機嫌に部屋へと帰ろうと歩いていた。
「(明日から2連休~♪)」
スーツの上着を片手に残業明けの解放感からうきうきとしながら車の鍵のキーホルダーを繋ぐ丸輪を指で回しながら駐車場内を軽快に歩く。夏とはいえ辺りはもう暗く、人の気配もない。市街とはいえ土地自体は余っているのか駐車場も十分に確保されており14階建てのマンションが3棟連なっている前に大きく駐車場が区画されている、総数は280台ほどだ。
「ん~・・・ん?」
由良が大きく背伸びをしながら歩いていると、背後から車のライトが照らしつけられる。その車が通れるように由良が道を開けたその瞬間
「――んぐぅ!?」
近くの車に隠れていたのだろう由良よりも圧倒的に体格の良い覆面の男に唐突に口元を抑えられながら抱きしめられるように体を抑えられる。さらにライトをつけた車――白いワゴン車が由良の前で停車すると唐突にスライドドアが開かれる。
「・・・・・・」
中からさらに覆面を付けた二人組が出てくると由良を隠すようにしながらスライドドアの中へと押し込み、3人の乗車後即座にワゴン車が発車する。
「んー!?んー!?」
由良は声を上げようとするが口元を拘束する大男の掌に全て吸収され、手足もロープで拘束され抵抗も出来ないままどこかへと連れ去られた。
「(な・・・なに?こいつら・・・)」
由良はワゴン車に乗せられた後、即座に口元をガムテープで拘束され腕と足はロープで拘束されたまま寝転がされる。車内は閑散としており運転席と助手席から後ろには物が何もない。犯人は運転手、助手席に一人、さらに由良を拘束した3人がいる。
「(ヤバい・・・このままじゃ・・・)」
由良も昔とは違いしっかりと知識を持った女性であり、拉致された女性がどうされるかを想像できないことなどなかった。
「(なんで・・・?なんで・・・アタシなの?)」
車内の床の冷たい温度を感じながら由良は恐怖に震える。
「そろそろか?」
運転手が声をかける。助手席の人間もそれに対し、「そこの入り口を入って登ってください」と指示を出す。そして車内に遠心力がかかりゆっくりと曲がっていくと、今までの微細な揺れから大きな揺れへと変わった。
「(あ・・・あぁ・・・、絶対人なんていない・・・)」
由良は明らかに人気のない場所へと連れ去られたことが分かり、これから起こることへの絶望感をさらに高めた。
「ここか?」
運転手の言葉と共にキッ、と車が停まる。辺りは木々に囲まれ、風でざわめく音以外は何もない。
「さぁ・・・お楽しみだ・・・」
ルームライトをつけると口元、両手首と両腕を頭の後ろに、さらに両足を拘束された由良が転がっている。由良の目は覆面の男たちを前に恐怖の色に染まってる。
「あぁ、そうか・・・覆面付けてるから分からないか・・・」
体格の良い男が声を発すると同時に覆面を脱ぐ。
「(!?――こいつは!?)」
ニヤニヤと笑みを浮かべた丸夫の顔であった。さらに後ろの男たちも覆面を外していく。
「(ふとし・・・雄太・・・東二・・・)」
雄太も東二も6年ぶりだが確かに顔の面影は残っており、すぐに由良は理解した。運転手だけは覆面を外していない。
「(もしかしてあれが・・・涼太?)」
運転手の方を見ながら由良は推理する。先程の運転手の声からはまだ判別できない。
「いやー、この前はアニキの玩具にされてたからヤリ損ねたけど、今日はもう逃がさないからな?」
丸夫はカチカチと腰のベルトを外しながら笑う。
「いいっすよね?」
丸夫は運転手に問いかける。すると運転手は「ああ」と短く返事を返した。
「よし――お前等、抑えとけ」
丸夫の声と共に両足を拘束していたロープをほどき、雄太と東二が片足ずつを持つように開かせる
「んー!?んー!?」
由良はぶんぶんと首を振るが全く意味をなさない。
「俺は優しい男だからな、ちゃーんと濡らしてやるよ」
そう言って丸夫は由良の膣に舌を這わせると、一気に内部を蹂躙する。
「(いやぁああああああああああ!?)」
由良は膣内を蹂躙する舌の不快感から逃げるように首を振る。
「俺も手伝ってやるよ!」
そう言ってふとしは由良の後ろに回り込むと両手を使って胸を揉みしだく。
「んー!?んー!?」
由良は胸を容赦なく揉まれることへの痛みからさらに首を激しく動かす。
「うるせぇな!」
パァンと由良の頬を雄太が平手打ちする。
「!?」
その痛みに由良は動きを止める。
「あんまうるせぇと、次はこうなるからな?」
雄太は握り拳を由良の眼前に突きつける。
「――!――!」
由良は嫌だと言うように小さく首を振る。
「じゃあ静かにしとけ」
雄太は吐き捨てる。すると丸夫が声を上げた。
「おい、由良。お前殴られてからすげぇ濡れてきたけど・・・なに?殴られて興奮してんの?」
丸夫は指を2,3回出し入れして引き抜き、由良の目の前へと見せつける。すると引き抜かれた指は光沢を帯びており、指同士を付けて離すと粘液が糸を引いていた。
「うわ!殴られて興奮するとか変態かよ?」
その光景を見た東二も声を上げる。
「(違う!!あたしは!!変態なんかじゃ・・・)」
由良は否定するように首を振る。丸夫は次に中指と薬指を伸ばし膣を掻き回した。
「おら!!聞こえるか?お前の変態の証の音をよぉ!!」
膣を掻き回すと、クチャクチャと水音が響き、だれがどう聞いても大量の愛液が分泌されていた。
「(違う!!違う!!)」
由良は否定するようにまた激しく首を振る。しかしそこには胸を揉みしだかれ膣内を蹂躙されていることへの興奮を否定する意味も含まれていた。
「だからうるせぇよ!!」
パァンと雄太は由良の頬を再び平手打ちする。
「んー!?んーーーーーーーー!?」
その瞬間、由良の頭の中が真っ白になり身体が痙攣と共に、膣からはプシャッと飛沫が舞った。
「おいおい、コイツ、ビンタされてイったぞ!」
絶頂した由良を見て、4人は嘲笑する。
「(あ・・・あたし・・・なんで・・・)」
由良は絶頂した事実が信じられないように目を見開く。
「よし、準備も出来たみてぇだし――今から
丸夫は固く反りあがった肉棒を由良に見せつけると秘所へとあてがう。ふとしは胸から手を離し丸夫の後ろに控えた。
「(嫌・・・いやぁあああああああああ!?)」
由良は目の端に涙を浮かべながら抵抗するように首を振る。
「おいおい、もっと嬉しがれよ?昔はあんなに俺のチンポ欲しがってたじゃねぇかよ?ザコ由良?」
「――!!」
由良は心臓が鷲掴みされたような感覚に陥る。由良は必死に忘れようとしていた過去を再び引きずり出された。
「(こういう・・・ことなんだ・・・)」
その時、初めてセックスに対して別次元の恐怖を由良は覚えた。由良は引っ越して以降性的行為を嫌悪し、彼氏も作らず。オナニーすらもしなかった。
だからこそ、涼太の行為はとても気持ち悪いものだと最終的には認識したのだが、しかし涼太の行為自体は恐怖を感じるものではなくむしろ快感や満足感の方が大きかった。
そこに行為に対する恐怖の感情はなく、むしろその行為に溺れてしまう自分に恐怖を感じ、涼太の行為を従来通り気持ち悪いと認識することで拒絶し、遠ざけようとしたことに気が付いた。
「(あたしは・・・最低だ・・・)」
由良は自分の考えを再認識した。そして自分自身への自己嫌悪で目を伏せた。
「6年ぶりのチンポ!しっかり味わいな!!」
その瞬間、肉棒が一気に膣内を侵略する。
「(――嫌!?入ってくる!?チンポ!?気持ち悪い!!)」
由良は嫌な感触に目を見開くと嫌がるように首を振りながら「んー!?んー!?」と声を上げる。しかしその反応とは裏腹に膣内の愛液はどんどん密度を増し、丸夫の肉棒を欲するかの如く由良の膣肉は締め付ける。
「どうした?随分と俺のチンポを嬉しそうに咥えるじゃねぇか?」
丸夫の腰の動きが早くなる。それによって膣から鳴り響く水音もさらに激しさを増した。
「(もう嫌―――涼ちゃん!!あたしを助けて!!)」
由良は目を見開き助けを乞うように運転席の男を見る。しかし男は振り返らず背もたれに体重を預けていた。
「んー!?んー!?んー!?」
由良は何とか振り向かせようと出来る限りの声を上げるが全く反応はない。
「そうか!!気持ちいいか!?とんだ変態だな!!」
丸夫がその声を聴いて激しく肉棒を突き入れる。肉棒はどんどんと硬度を増し大きくなる。
「そろそろ
「――!!」
由良はその言葉を聞き必死にもがくように体を動かす。
「(嫌!!絶対嫌!!いやぁあああああああああああああ!?)」
なりふり構わないといったように体を動かす由良だが体は固定され、満足な抵抗にもならない。
「
「(いやぁあああああああああああああ!?)」
そして精液が膣内に放たれようとしたその瞬間――
「待て――」
運転手の男が声を発した。
「――!!」
その瞬間、丸夫は何か焦ったように肉棒を引き抜いた。
ビュル!!ビュル!!ビュルルル!!
丸夫の肉棒から発射された精液が由良の身体を汚す。
「んー!?――んん!!」
その精液の温度に由良もまた絶頂を迎えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「フー・・・フー・・・」
二人の息が車内を渡る。
「・・・そりゃないっすよ・・・」
丸夫は落ち込んだようにつぶやく。逆に由良は運転手の覆面男を見て確信する。
「(涼ちゃん・・・あたしを・・・助けてくれたんだね・・・)」
それを感じたのか運転手の男は席から乗り出し、由良の目の前へと来ると、抱きかかえるようにしながら口元のガムテープを外した。
「(――!これ涼ちゃんの――)」
口元の拘束を外すために近づいた運転手の男の服から以前、涼太と会った時と同じ匂いがしていた。そして口元の拘束を外した由良の目の前に男は肉棒を出すと
「舐めろ」
短くそう告げた。
「・・・はい」
由良は後ろ手を拘束されながらも肉棒を目の前にすると舌を突き出し丹念に舐め始めた。上から下まで舌を這わせながら刺激する。
「いいぞ・・・」
男は由良の頭をなでる。由良はさらに奉仕を続ける。その姿はまるで愛しい人に対するようだった。
「(涼ちゃん・・・ごめんね・・・あたし・・・やりなおすから・・・)」
由良の舌は男の肉棒をいやらしく這い回り、男の反応するポイントを見つけてはそれを丁寧に刺激する。
「もっとだ・・・」
撫でてる男の掌に力が入る。それに由良は応えるように肉棒を咥える。唾液を含ませた口内で刺激するように舌を動かしながら前後へと顔を動かし、内壁で圧迫しながら吸い上げる様にしごき上げる。
「(涼ちゃん・・・せめて・・・今は・・・あたしの口で気持ちよくなって?)」
由良は恥じることもなくピチャピチャといやらしい水音をたてながら口内で肉棒を激しく刺激する。男の肉棒は擦り付けられる内壁の感触に加えて舌の柔らかな刺激と吸い上げによる奉仕によってどんどんと硬度を増していった。
「(涼ちゃん・・・射精したいんだね・・・いいよ・・・)」
由良は男を見上げると
「おくひに・・・だひて・・・いいよ・・・」
そう告げた。そして由良の動きがさらに激しくなる。
「・・・
由良の言葉には反応せず、男はそう短く告げた。
「ひいよ!だひて!!」
由良は仕上げとばかりに一気に喉奥へと肉棒を突き入れた。それは苦しさよりも射精をさせたいという意思がさせた行動だった。
「――!!」
ビュル!!ビュル!!ビュルルル!!
由良の喉奥の感触に堪えきれなくなり一気に射精する。
「ん!んん!!」
喉に一気に流し込まれる精液に驚くも、由良は一滴も逃さないというように必死に飲み込んだ。
「―――げほっ!!――げほっ!!」
そして飲み込むと同時に肉棒を離しながらむせる。しかし由良の顔に不快感は浮かんでなかった。
「どうだった・・・涼ちゃん?」
由良は上気した顔で男を見上げる。男は覆面から見える口元で笑顔を浮かべながら
「良かったぞ・・・」
と短く告げ、由良の腕の拘束を外す。そして男は横になるとゆっくりと由良を硬度を取り戻した肉棒に跨るように誘導する。
「・・・あぁ、・・・涼ちゃん」
由良は自ら膣口へと男の肉棒をあてがうと、何の躊躇いもなく腰を下ろした。
「――んん!!涼ちゃん!!」
肉棒は一気に深部へと到達し、その刺激に由良は軽く絶頂する。そして少しの震えの後ゆっくりと腰の上下を始めた。
「ん・・・ん・・・んぅ・・・ん・・・」
由良の動きは決して早いものではないが、膣内のヒダの一つ一つが肉棒を刺激し、射精を促すように這い回る。
「ん・・・どう・・・涼ちゃん・・・気持ちいい?」
由良は男を見る。すると男はこくりと首を縦に振った。
「(涼ちゃん・・・可愛い・・・照れてるのかな?)」
由良はさらに腰を深く沈め、大きなストロークで上下させる。
「っく・・・」
男の口から声が漏れる。
「気持ちいいんだね?いいんだよ?もっとあたしで気持ちよくなって?」
由良の腰使いが上下に揺れるものから左右にくねらせるような動きに変わる。
「どう?気持ちいい?」
その問いに男は「あぁ・・・」と短く返事をした。その返事を聞いた由良はさらに快感を与えようと肉棒を出し入れしながらも緩急の付けた動きをして刺激する。
「そう・・・良かった――」
由良は男の首を抱くように腕を交差させる。そして首筋の匂いを嗅いだ。
「(涼ちゃんの匂い・・・もっと気持ちよくなって!あんな酷いこと言ったあたしを許して・・・)」
由良はそのまま首筋に顔をうずめながら腰を力強く落とす。
「あっ!あん!あん!あぁ!あぁん!」
由良は喘ぎ声を隠すこともなく発しながら男の肉棒へと奉仕する。すると男も突き上げるように腰を動かした。
「――んん!!――あぁっ!?」
由良は首筋から顔を上げながら震える。男の腰の動きは止まらない。
「あっ!あっ!あぁ!あぁ!気持ちいいよ!涼ちゃん!!」
その激しい動きに由良は歓喜の声を上げる。再び抱き着くようにしながら首筋に顔を埋める。
「あぁん!!もっと!!もっと突き上げて!!あたしで気持ちよくなって!!」
由良はその匂いを感じながら激しく腰を動かす。両方の動きがシンクロし肌のぶつかる音も激しくなる。
「・・・
男は肉棒を根元まで一気に突き入れる。
「
亀頭が子宮へめり込むように侵入し、由良もその強烈な刺激に絶頂を迎える。
ドピュ!!ビュル!!ビュルルル!!
子宮を埋める様に男の精液が吐き出される。
「――ダメっ!!また!!イっちゃう!!」
子宮を精液で満たされる、その感覚に由良は連続で絶頂を迎える。由良は男を抱きしめながらビクビクと震え、涼太の匂いを一気に吸い込む。
「(涼ちゃん・・・ごめんね・・・大好き・・・)」
酸欠でクラクラする頭が幸福感に支配される。由良の頭にはもはや今の状況など見えていない。
「・・・ふぅ」
男が由良の温度、匂い、体重を感じながら一息つく。それに気づいた由良は上半身を上げ覆面の両頬を両手で包む。
「気持ちよかった?」
「あぁ――良かったぞ・・・お前は最高の『肉便器』だ」
「え・・・」
男は笑いながら覆面をゆっくりと引き上げる。
「え・・・涼・・・ちゃん・・・?」
ゆっくりと引き上げられる覆面。それから現れる顔と由良の頭の中の涼太の顔にどんどん違和感が生じていく。
「現実逃避は――これで終わりだ」
剥いだ覆面からは由良の全く知らない顔が出てきた。
すいません!思ったより実行描写が長くなったのでまた分割します。
元々2~3話くらいでアフタールート終わる予定がどんどん伸びていく・・・
今回も見て頂きありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!