※この作品はR-18です。

じじのじゃ! 18+   作:九十九一

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※ このお話は、なろう・カクヨム・ハーメルンにて投稿されている、本編の『日常60』まで読むことを推奨いたします。
  またしても、前回以上に長くなった上に、頭のおかしい状況になりましたが……楽しんでいただければと思います。
  ついでに、今回は結構、好みがはっきり分かれるプレイですので、ふたなりが苦手な方は、ブラウザバックをお勧めします。


Hー3 3度目。初経験×4+α

「結局、こうなるのか……」

 

 ふっ、と諦めの表情を浮かべながら、現在の家である屋敷内にある、儂の部屋のベッド……ではなく、瑞姫の部屋のベッドに寝転がされて、儂は呟いた。

 

 そのすぐ近くには、美穂、瑞姫、アリア、ましろんの四名がいた。

 尚、結衣姉は引っ越しの準備でおらぬ。

 

 ……初めて瑞姫の部屋に入ったが……なんじゃろうか。反応に困る物がたくさんあるというか……あれとか、何に使うんじゃろう……。

 

「当り前じゃない? せっかく面白い薬が手に入ったんだし」

「し、しかしじゃな、儂まだ心の準備が……」

「でもまひろちゃん、そう言いながらひらりひらりと逃げるつもりですよね?」

「うぐっ……」

「エッチも三回目なのに、まひろ君っていっつも逃げるよね!」

「い、言わんでいいわいっ! と、というかじゃなっ、なんで元男の儂よりも、おぬしらの方が積極的なんじゃ!? おかしくね!? 普通、肉食になるのは儂の方な気がするのじゃが!?」

 

 儂の方から誘う、もしくは襲うのならともかくとして、なんかいっつも儂が襲われとるよな!?

 こういうのって、どっちかと言えば儂の方が積極的になるような……い、いやしかし、昨今の女子は意外と下ネタが好きで、なんだかんだでそっち方面に興味津々と聞く。

 つまり……やはり儂が草食獣なのかっ!

 

「……何を言うか、まひろん」

「な、なんじゃ、ましろん」

「……世の女性は、大好きな人相手だったら誰だって肉食獣に早変わり。そうなると、男性はただの獲物に成り下がる。つまり、まひろんは獲物」

「なんか嫌な言い方!」

「まあまあ、とりあえずうだうだ言っても始まりませんので……まひろちゃん、どうしますか? また逃げますか? もちろん、捕まえますけど」

「……じゃよねー」

 

 少なくとも逃げるのは得策ではない、か。

 というか、今までの経験則(二回だけども)から、逃げようとしても四人に捕まるだけじゃろう。

 しかも儂、四人にドMと思われておるみたいじゃからのう……わ、儂は別に? そんなことはないのじゃが?

 

 し、しかし……うぅ、こう密室に四人に囲まれると、その……あ、あそこが熱くなる、な……。

 ……って! 儂はそのような変態ではない!

 く、鎮まれ儂のあそこ! なんかちょっと湿っぽくなってきた気がするけども!

 

「それで、してもらいたいですか? Yesですか? はいですか?」

「結局全部同じじゃよね!? 拒否権ないよな!?」

「「「「はい(うん)!」」」」

「じゃよね!」

 

 わかっておったよ! ちくしょーめ!

 

 …………し、しかし、その……なんじゃ。うむぅ……しょ、正直な話、この体に慣れた故かはわからぬが……す、少しは興味がある、と言うか……うむ。ある。

 ほんの一ヶ月以上前までは男であったが、この一ヶ月の間に儂はその……こやつらに女の快感を教え込まれたようなものじゃからなぁ……。

 

 …………だからこそ、じゃろうか。

 正直、その……男のアレが儂のその……あ、あそこに挿れられることに対して気になるというか……くっ、どうしてしまったのじゃ儂ぃ!

 

「それで、どうしますか?」

「…………い、いや、まあ、その…………」

 

 瑞姫に問われ、なんと言っていいかわからず、視線を彷徨わせながら口ごもる。

 

「まひろちゃん? 顔が赤いですけど……正直に言っていいですからね?」

「あ、あー、うむ……その、じゃな……あー、いや、うん、まあ……きょ、興味はある、が…………と、というか、儂が部屋に連れ込まれ、こうしてベッドに寝転がされておる時点で……何が何でもする気、じゃろ?」

「「「「当然(です)」」」」

 

 知ってた。

 

「……そ、それに、おぬしらには恥ずかしい姿を既に見せておるし…………それに、じゃな……お、おぬしらのせいで、たまに、じゃな……ひ、一人でするようになった、というか……い、今までの行為を思い出してシていたというか……じゃな……」

 

 ……そう、普段の生活において、実は儂は一人で致すようになっておった。

 

 というのも、初めてシた日とか、四人でシた日とかの強烈な記憶が頭にちらつく度、儂の下腹部はどうしようもないくらいに切なくなるようになってしまったのじゃ。

 その切なさをどうにかするために取った行動が…………まぁ、その、お、オナニー……だったわけ、じゃがな……儂、色々と捨てたなぁ……この一ヶ月ちょいで……。

 

「「「「つまり?」」」」

「……あぁ、もう! おぬしらはほんっと意地悪じゃな!? そ、そうじゃよ! 正直に言えば色々期待しておる! というかわかるじゃろ!? 儂今下着姿ぞ!?」

「そうね。もう濡れてるみたいね」

「まひろ君、拘束されてから、もう濡れてたよね」

「……濡れ濡れ」

「~~~っ!」

 

 くそぅ、なんと恥ずかしい!

 おかげで顔が真っ赤じゃし、声にならぬ声が出るわい!

 

 ……ちなみに、儂は今、後ろ手に拘束されておる。

 まさか、こやつらがあんなに機敏に動けるとは……。

 何せ、部屋に入った瞬間、儂の背後を取ったと思ったら見事な連携で儂の両手首に、手枷を嵌めてしまったからのう……。

 

「それで? まひろは何を望んでいるのかしら?」

 

 ニヤニヤ、と底意地の悪い笑みを浮かべながら、心底嫌になるほどの、それでいてどこか嬉しいという気持ちが湧き上がってしまいそうになる。

 

 ……はぁ、儂、たった二度の行為でかなり染められてしまったんじゃなぁ……。

 

「……そ、そりゃあ、あ、あれ、じゃよ? せ、セックス……とか……じゃな」

「すみません。もう少しはっきりと言ってもらわないと……」

「おぬし本当に鬼畜じゃな!? あぁもぅ、そうじゃよ! あの薬をおぬしらに知られ、シてみたいと言われた時点で、正直想像したわ! されたらどうなるのか、とか、どんな感じなのか、とか色々な!」

「「「「ということは?」」」」

「~~~っ! い、挿れて欲しいのじゃ! こ、これでいいか!?」

 

 恥ずかしい気持ちを無理やり抑え込み、儂はド直球に言った。

 もう顔が熱いぞ……くそぅ、なんでこんなことに……。

 

「ふむふむ……じゃあ、まひろちゃん。わたしの言葉を復唱してくれたら、挿れてあげます」

 

 ふふふ、といつもの柔らかな笑みを浮かべながら、何かを企む雰囲気を醸し出しつつ、そう言ってきた。

 ……なんじゃろうか。とてつもなく、嫌な予感。

 

「……おぬし、とんでもないことを言わせてようとしとらんか?」

「いえいえ、普通のことです」

「おぬしの普通、一般基準で見たらおかしいからな?」

「気のせいです」

「…………とりあえず、言ってみぃ」

「わかりました。では行きますよ」

「……うむ」

「愛する旦那様方。はい、repeatafterme」

「……あ、愛する旦那様方」

 

 儂が瑞姫の言葉に続いてそう言うと、他の三人が嬉しそうにはにかむ。

 くっ、実際事実じゃが……なんか恥ずかしいのう……。

 というか、こやつの英語、すんごい流暢。

 

「今日は心行くまで」

「……きょ、今日は心行くまで。……なんか、雲行きが怪しい気が」

「Mでエッチな私を」

「Mでエッチな私を……ってなんかおかしくね!? 明らかに悪意がある気がするのじゃが!?」

「気のせいです」

「気のせいじゃないよね!? Mでエッチな私って、明らかにおかしいじゃろ!? ま、まぁ、こ、この際エッチなのは認めよう! じゃが! 儂は断じてMなどではないからな!?」

「「「「え? Mじゃないの(んですか)?」」」」

「違うぞ!?」

「でも、まひろ君。Mな人じゃないと、拘束されて濡れないんじゃないかな?」

「うぐっ……」

 

 い、痛い所を突きよる……!

 ……いやまぁ、うむ。正直、自分でも『儂、実はMなんじゃ……?』とか思わないでもない。

 今までの儂の性的な趣味趣向を思い返すと…………TS物はたしかに多かったが、そのどれもがSMプレイがあったような……?

 しかも儂、拘束されてる存在に対して興奮しておった気が……。

 

 ……い、いやいや! 多分きっとそれはあれじゃ! 拘束されとる姿を見て興奮しただけ!

 決して、そこに自分を重ね合わせ考えたとかない! ないったらないのじゃ!

 

「儂はMなどではないからな!?」

「そうですか? じゃあ、これから言うセリフを復唱してもらえばいいのです」

「ど、どういう意味じゃ? それ?」

「大丈夫です。とりあえず、気にせずに復唱をお願いします」

「……まあ、聞いてみよう」

「はい。では……。Mでエッチな私を」

「そこから!? い、いやまぁ……すっっっっっっっごい! 不本意じゃが……Mでエッチな私を」

 

 くぅっ、なんと恥ずかしいセリフか……!

 儂、羞恥心で死にそう……。

 

「――とろとろになるまで犯してください」

「とろとろになるまでおか――って、何を言わせようとしとんのおぬし!?」

 

 今、どえらい言葉が飛び出したんじゃが!?

 犯してくださいって……それではまるで、

 

「ドMみたいではないか!?」

 

 儂は思わず叫んだ。

 

「いえ、まひろちゃんはドMですよね?」

「だから違うぞ!?」

「まあまあ、まひろちゃん。こう考えるのです」

「な、なんじゃ」

「もしもまひろちゃんがドMじゃないと言うのでしたら、私のこの言葉を復唱し、そしてその行為をすればいいのです」

「それ結局おぬしらが儂に欲望をぶつけるだけじゃね!?」

 

 結局儂が犯されるだけではないか!?

 なんかもう、嫌なんじゃけど、このド変態ロリコン!

 

「ですが、これでまひろちゃんが最後まで正気を保つことができれば、それはドMではないということの証明になるのでは?」

「……た、たしかに!」

 

 瑞姫の言う通り、こやつらに犯されることで正気を保つことができれば、儂はドMではないと証明できる……!

 ふむ、それならば儂がこやつらから主導権を握ることが可能なのでは!?

 よし!

 

「その案、乗った!」

「ありがとうございます! ……ふっ、ちょろいですね」

「む? 何か言ったか?」

「いえいえ。では、復唱をお願いします」

「うむ。し、しかし……なかなか勇気のいるセリフじゃな……」

「大丈夫です! まひろちゃんなら言えますよ!」

「……わ、わかった。じゃ、じゃあ、言うぞ?」

「バッチコイです!」

「こほんっ! あ、あー……と、とろとろになるまで、お、犯してくださいっ……!」

 

 と、儂がそのセリフを発した瞬間であった。

 

『特定のワードが発されました。これより、この部屋はワード通りの行為をしなければ出られなくなります』

「……んぇ!?」

 

 ものっすごい不穏なシステム音声が聞こえて来た上に、ガシャンガシャン! と、部屋の窓に鉄格子が降りて来て、部屋の入口はガチャッ! と鍵がかかる音が聞こえてきた。

 

「ちょっ、瑞姫!? これはどういうことじゃ!?」

 

 わけのわからない状況に、儂は慌てて確実に元凶であろう瑞姫に疑問をぶつける。

 儂の疑問をぶつけられた瑞姫はと言えば……にっこりと、悪魔的な笑みを浮かべて、

 

「実はわたしのお部屋なのですけど……まひろちゃんに特定の言葉を言わせることで、その内容に沿ったことをしないと出られない部屋になっているのです」

 

 とんでもない爆弾を投下した。

 

「何しとんの!?」

「実はわたし、○○しないと出られないお部屋、というものを一度やってみたかったのです」

「おぬしの感性おかしくね!? な、なあ、おぬしらもそう思うよな!?」

 

 やってみたいことがぶっ飛びすぎておったので、同意を求めるべく三人に訊いてみたのじゃが……。

 

「んー、デスゲームじゃなければ別に?」

 

 美穂は何も気にしないといった風でそう言い、

 

「え」

「あたしは面白そうならなんでも!」

 

 アリアは相変わらずの天真爛漫さで乗り気になり、

 

「……え」

「……エッチな本では鉄板だと思う。私も好きと言えば好き」

 

 ましろんは、いつもの無表情ながら、どこか楽しそうな表情で言った。

 

「…………え」

 

 結果、全員乗り気だった。

 

「だそうですよ? ふふふ、この改造はありでしたね! さぁまひろちゃん! 早速始めましょうか! このお部屋は今『トロトロになるまでまひろちゃんを犯さないと出られないお部屋』になりました!」

「なんじゃその限定的な部屋はぁぁぁぁぁぁ!? え、なに? 儂、本当に犯されるの!?」

 

 さっきまでは儂自身も少しは乗り気であったものの、とんでもない部屋へと様変わりしたことで、儂はじたばたともがきながら叫んだ。

 

「当然じゃない。というか、そのためにこの部屋にまひろを拘束して転がしたのよ?」

「くそぅっ! 儂の部屋ではない時点で気づくべきじゃったっ……!」

「ちなみに、それぞれの方々でトリガーが違ったりします」

「え、瑞姫の部屋だけではないのか!?」

「みたいよ? 私の部屋にもあるし」

「あたしのお部屋にもあるよ!」

「……私も」

「結衣さんのお部屋も準備中です」

「な、なんてことじゃっ……!」

 

 この屋敷、完全にえろえろ行為をするために作られた可能性が出てきたんじゃが!?

 な、なんてこった……。

 

「さてさて、早速しましょう! んー……でも、どう始めましょうか?」

 

 テンション高く言った直後、瑞姫は口元に人差し指を当てると、悩み顔で呟く。

 

「な、何をじゃ?」

「いえ、わたし自身、ふたなり薬を初めて使いますし……何より、まひろちゃん的に、前戯は使わなくてもいいのかな? と思いまして」

「そこなのか!?」

「はい。あ、でも、初めては痛いと聞きますし……やっぱり前戯は必要……? んー、そうですね。前戯は――」

 

 必要、と瑞姫が言い切ろうとした時じゃった。

 横から口を挟む者がいた。

 

「……みーちゃん」

「あ、はい、なんですか? 真白さん」

「……まひろんはさっき、自身がドMかどうかを証明するために受けたはず」

「はい、そうですね」

「……ということはつまり、今日はひたすらおちんちんで犯してほしい、ということを遠回しに言っているはず」

「ちょっ、まし――むぐっ!?」

 

 とんでもないことを言おうとしたましろんを止めるべく、儂が制止の声をかけようとしたが、その声は柔らかく温かな何者かの手で口を塞がれて、途中で止まってしまった。

 

「ふふふー、邪魔はさせないよ、まひろ君!」

 

 アリアじゃった。

 

 あの日以来、アリアの中のSが開花してしまったというのじゃろうか。

 絶対に止めさせない、と言わんばかりの強い意志を感じるのじゃが……。

 

「なるほど……すみません、まひろちゃん」

 

 うわ、嫌な予感っ……!

 

「まひろちゃんの意図を正しく汲み取れていなかったようです。そうですよね。ドMなまひろちゃんだったら、前戯なんていりませんよね! そもそも、前戯も生やしてからすればいいだけですよね!」

 

 なんか違うんじゃが!?

 というか、儂そんな意図を込めておらんよ!?

 って、アリアに口を塞がれておるせいで何も言えぬぅっ!

 

「じゃあ、そうしましょうか! みなさん、それで大丈夫ですか?」

「「「OK!」」」

「ぷはっ! OKじゃないわい! あ、ちょっ、薬を飲むな!」

 

 アリアの手が離れたことで、儂はすぐさま四人を制止しようと試みたが……それが叶うことはなく、四人は服を全て脱ぐと薬を手に持ち、それを呷った。

 

 どうでもいい情報じゃが、錠剤であった。

 

「んっ、体が、熱いっ……!」

「わたしも、ですっ」

「あぅっ、すごい、ねっ……!」

「……これは、初体験っ」

 

 と、それぞれの短い感想を言った直後、四人の股にそれはもう見事なというか……ご立派ァッ! と言いたくなるくらいの男性器が生えた。

 で、でかい……。

 

「……………………」

「ふぅ、はぁ……んっ、なんだろう、すっごいムラムラするわ……」

「です、ね。ここまで性欲を感じたことはなかったのですが……い、今すぐ、シたい気分です」

「んっ、な、なんだか、むずむずするよ……」

「……これが、おちんちん」

「………………………………………………」

 

 四人の股から生えたからじゃろうか。

 私……儂の周囲に、やたらとえっちな臭いが充満し始めていた。

 その匂いを嗅ぐだけで、頭がぼーっとしてきて、えっちなことしか考えられなくなっていきそうだった。

 

 それに、それを生やした四人の顔を見れば、全員どこか発情したような顔で、やや呼吸が荒い。

 美少女と呼ばれる者たちの股に、アレがある、というミスマッチ感が一周回ってとても淫猥で、心臓をドキドキと高鳴らさせる。

 

「はぁ……ふぅ……あら? まひろ?」

「…………」

「まひろ?」

「……はっ! な、なんじゃ?」

 

 し、しまった、どうやらぼーっとしておったらしい。

 美穂に二度ほど呼びかけられて、ようやく気付いた。

 ……今、ぼーっとしている時に、何か変なことを考えていたような気がするのじゃが……というか、一人称が変わりかけたような……。いや、それ以前に、自分の精神的な性別も何か変わってしまいそうだった気がするが……。

 

「ねぇ、まひろ」

「な、なんじゃ?」

「あんた今……物欲しそうな顔で、こっちを見てなかった?」

「……っ! し、しとらんよっ?」

「へぇ~? ほんとぉ~?」

「ちょっ、ち、近づけるなっ……!」

 

 ニヤニヤと、邪悪な笑みを浮かべて、ほれほれ、と儂の顔に美穂のその……あ、アレを近づけてくる。

 うっ、な、なんか、変な気分に……。

 

「あらら~? ねぇ、まひろ?」

「な、んじゃ?」

「なんかあんた……じっと、熱い視線でこれ、見てないかしら?」

「……き、気のせいではないか?」

「ふむふむ……あ、そうだ。ねぇ、まひろ」

「う、うむ?」

「あんたって……まだ処女よね?」

「……そ、そりゃそうじゃろっ? だって儂、まだ中に何もその……い、挿れたことないし……そもそも、挿れたのだって、ましろんの指くらいで……………って、まさかっ!?」

「そ♥ 今日は記念すべき日になる、というわけね!」

 

 ぼーっとしていた儂の頭じゃったが、今の美穂の発言により、一気に靄が晴れ、思わずツッコミを入れていた。

 

「ちょいちょいちょいちょい!? 何言っとんの!? いやまぁ、さっきは興味があるとかなんとか言いはしたが……まさかいきなりすんの!? 無理じゃよ!? 前提知識として、儂まだ、前戯とかしとらんよ!? いきなりは無理無理無理!」

 

 口早に捲し立てる儂。

 まだ心の準備ができていないのに、いきなりその……お、男のアレを受け入れるのは……かなり勇気がいるというか……正直、怖い。

 

 だって儂、元男じゃよ?

 元男的に、な? いきなりアレを挿れられるのって…………怖くね? 儂は怖い。

 それとも何か? 世のTS娘たちは、これを死ぬほど経験しとるというのか!? たしか、性転換した者たちは、それはもう爛れた生活を送っていると聞く……実際、あの交流会でそんな話がちらほら耳に入っとったし……え、じゃあ何か? 儂がむしろおかしいの?

 女になったら、せ、セックス、するのが普通、だと?

 

 ……そりゃないじゃろ!?

 せ、せめてそう言うのは……!

 

「せ、せめてそう言うのは……こう、静かな部屋で、尚且つ月の光が差し込むベッドで儂したいんじゃけど!?」

 

 と、儂はそれはもう、恥ずかしいようなことを言っていた。

 ……儂のバカぁっ!

 

「え、ま、まひろ、あんたって……意外とロマンチストだったのね!?」

「~~~っ!」

「可愛いです! まひろちゃん! そうですよね! やっぱり初めては、そういうシチュエーションがいいですよね!」

「こ、殺してくれぇっ!」

「でも、あたしは好きだよ? そういうの。少女漫画好きだもんね、まひろ君!」

「わかっておるなら死体蹴りやめて!?」

「……さすがまひろん。乙女思考を理解している。……むしろ、まひろんは乙女?」

「あぁぁぁうぅぅぅぅ~~~~っ……!」

 

 全員が儂に何とも言えぬ、ニマニマとした表情と声音で言うもんじゃから、声にならぬ声を出して儂は悶えた。

 拘束されているので、頑張って仰向けになって足をバタつかせる、ということをしたが。

 

 くそぅ、なんであんなことを口走ったのじゃァ儂はぁっ!

 こやつらのことじゃ。儂が乙女的な思想を持っていたらそりゃこうなるに決まっとるじゃろうが……!

 

「べ、別に儂がロマンチックなことを想ってもいいじゃろっ?」

「まあ、別にいいけど……むしろあんた、なんでそんな考えを持ってたわけ? あんたってどっちかと言えば、ある程度の雰囲気さえあればいい、みたいな感じじゃない? なのに、なんでそんな乙女な思考に?」

「……」

 

 直球な質問が来たわー……。

 い、いやまぁ、理由がないわけではないのじゃが…………まぁ、今更じゃからのう……別によいか。

 

「……あー、おぬしらは……特に瑞姫辺りは儂の家庭状況を知っとるじゃろ?」

「あ、はい。たしか、ご両親が家にいなくて、お爺様が親代わりだったと」

「……う、うむ。で、じゃな。ほれ、儂はあまり親の愛情を受けなかったわけじゃな。こう、スキンシップ的な。子供ながらにスキンシップがないというのは、後々かなりの影響を与えるもの。しかし……儂にはそれがじいちゃんしかなかったわけじゃ」

「なる、ほど? でも、それがまひろ君の乙女思考とどんな繋がりがあるの?」

「……じいちゃんが死んだ後、儂はまあ、酷く落ち込んでのう……その時に、少女漫画を読んでな。ほれ、以前アリアに誕生日に上げたあれ」

「あ、あの漫画? あれ、あたしすっごく気に入ってるんだよね! 今も読んでるよ!」

「そ、そうか」

 

 なんか、上げた手前すごく嬉しいが……。

 

「で、じゃな。その内容がかなりの純愛物で、人のふれあいとはこういうものなのか……と当時の儂に衝撃が走った物じゃ。その時、その……は、初のエッチが、そういうシチュエーションだったから……まぁ、もし将来彼女が出来たら、そんな風なシチュエーションでしたいな、と……お、思ってじゃな……うむ。まあ、そんな理由じゃよ……」

 

 とはいえ、その夢は叶うことがなくなったがな!

 だって儂、男じゃなくなったしな!

 あと、彼氏じゃないし! 彼女じゃし!

 

「「「「……」」」」

「な、なんじゃおぬしら? そんなきゅんとしたような表情をしおって」

 

 気が付くと、四人はなぜか顔を真っ赤にし、尊いものを見た、と言いたげな表情で儂を見ていた。

 

「……ごめん。今までも可愛い可愛いと思ってたけど……ここにきて、限界突破させるような情報が飛び出て来て……あ、やばいかも」

「わ、わたしもです、美穂さん。というか、今の発言と顔はずるいですよ、まひろちゃん……!」

「まひろ君、すっごく可愛いよ! だから、だと思うんだけど……ね?」

「……その気持ち、わかる。と同時に、そんな人が私たちのお嫁さんだと思うと……ごめん、まひろん」

「な、なんじゃ? なんかおぬしら……こ、怖いんじゃけど……?」

 

 ゆらり……という効果音が見えそうなほど、四人は妖しい笑みを浮かべながら儂に近づく。

 それと同時に、儂の下腹部をきゅんとさせる強い臭いが鼻孔をくすぐる。

 え、ま、まさかっ……!

 

「スイッチ、入っちゃったわ」

「マジで!?」

「マジです。さぁ、まひろちゃん! 前振りが長くなりましたが、始めましょうか!」

「ちょっ、ま、待て待て! 普通今の話を聞いて、『その日を待とう』的なことを思わんのか!?」

 

 別に狙ってあの話に持っていったわけじゃないが、それでも気が逸れるかと思ったのに!

 

「いえ、そもそもさっきまひろちゃんが言ったことをしないと、このお部屋からは出られませんよ? それに、まひろちゃんも挿れて欲しいと言っていたではありませんか」

「はっ! そ、そうじゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!」

 

 そういえばこやつの部屋、そうなっておったわ!

 しかも儂もそれを承諾しちゃったし! というより、自分から頼んだし!

 

 く、くそぅ、万事休すなのか……!

 …………いや、待て。

 今回のえ、エッチは、儂がノーマル、ないしはSであると証明するための行為そのもの! 言ってしまえば、儂の聖戦(いや、この場合、性戦か?)のようなもの!

 何を恐れる必要があるというのか!

 

「………ち、ちなみに、誰が最初にする、のじゃ? せ、せめて、それだけは教えてほしいのじゃが……ほ、ほれ、儂初めてじゃし……」

 

 まあ、結局どもるんじゃがな!

 しかし、儂のその問いは向こうとしても、言われてみれば、というような顔をした。

 決まってなかったんかい。

 

「あー、どうする? ここは公平にジャンケンにする?」

「それでもいいですけど……わたしは、美穂さんを最初にしてもいいのでは? と思います」

「私? いいの?」

「あたしはいいよ! たしか、美穂ちゃんが一番最初に好きになったんだもんね?」

「そう、なのかしら? でも、あれ? この中で一番最初にまひろと大きく絡むようになったのってアリスだった気がするんだけど……」

 

 言われてみればたしかにそうじゃな。

 美穂とは去年のゴールデンウイーク後から。

 しかし、アリアは去年の四月中旬ほどであったと記憶しておる。

 そう言う意味であれば、たしかに美穂よりもアリアの方が先に関わっている気がするが……。

 

「でも、最初に好きになったのは美穂ちゃんじゃないかな?」

「そう? でも、真白さんだって最初がいいと思うでしょ?」

「……思わないでもないけど、大丈夫。一番最初のまひろんの処女は、みほりんに譲る」

 

 ………一番最初の処女って、どういうこと?

 …………は、はは! まさか、儂の能力を使わせようとか思っとらんよね?

 ……………可能性、あるなぁ~~っ……!

 

「じゃあ、まあ……そういうことなら……」

「……あ、あの、すまぬ、する前に一つ、よいかの……? 特に、ましろん」

「……ん、私?」

「う、うむ。おぬし今、一番最初の処女、とか言っておったが、まさか……」

「……当然。みんな、まひろんの処女、狙ってる。それなら……まひろんに頑張ってもらう」

「ちょっ! それやめて!? だって初めてって痛いって聞くし! それにおぬしらだって、初めては……って、あ、そう言えばおぬしらも処女じゃったか」

 

 そう言えば儂ら、なんだかんだで、中に入れるような行為をしてなかったか…………む? そう考えると、三回目でようやく本番って……意外と遅いのでは?

 それに、こやつらなら、その……じょ、女性同士でセックスをするための道具を使っても不思議ではない、というか……なんでじゃろう……?

 

「まあ、そうね。だって私、あんた以外に上げたくなかったし。まあ、貰う側になったけど」

「同じくです」

「あたしも、まひろ君がいいなーって思ってたよ?」

「……右に同じく」

「お、おう、そうか……」

 

 なるほど、儂……世の女性の大半が大事にするであろう処女を捧げてもいい相手、とか思われておったのかー……。

 嬉しいような、怖いような……?

 何せ、処女を貰うって、こう言っちゃなんじゃが、責任を取らねばならないと思うわけじゃ。

 それを軽々しくするわけがないと考えると……こやつら、心底儂に惚れておったのじゃな……まぁ、性的なあれこれで強く理解しておるが……。

 

「……それで、まひろん。質問の答え、ハッキリした方がいい?」

「そ、そりゃまぁ……なんとなく察しは付いておるが……」

 

 少なくとも、こやつらは儂の能力を知っておるからのう……。

 

「……まひろんの能力で、全員にまひろんの処女を上げればいいと思う」

「ですよね!」

 

 知っておったわい!

 ましろんのことじゃから、そんなことを言いそうじゃなー、とか思っておったが……ちくしょーめ!

 おのれましろん! おぞましいことを言いおって……!

 くっ、昼間に言わされたのがでかすぎる……!

 

「よし、じゃあまひろの最初の処女は私がもらうという事でOK?」

「「「OK!」」」

「NO!」

「却下します」

「酷い!?」

 

 まあ、儂も心の中でちょっとずつ覚悟を決め始めているが……くそぅ。なんでこんなことに……恨むぞ、薬師創一(♀)!

 

「さて、と。やることが決まったわけだし……んー……」

 

 拘束したままの儂を見下ろし、美穂は何やら唸る。

 なにを唸っているのじゃろうか……?

 

 あと、なんかその……ギンギンになっている、その……ご立派様から目が離せぬ……な、なぜじゃ儂! 元男じゃろ!? やはり、あれか? 女の体であることと、こやつらに女の快感を教え込まれた結果、ついには男根に興奮するようになってしまったと!?

 …………なぜか、嫌な気がしなかった。

 

 えぇぇぇ?

 

 だ、大丈夫じゃよな!? 儂、普通に男に対して興奮するようになったわけじゃないよな!?

 

 よ、よし。試しに想像しよう……とりあえず……まぁ、イケメンでいいか。誰もが振り向くくらいのイケメンが儂とその……まぐわると想像……おぇっ、き、気持ち悪っ!

 じゃ、じゃあ、健吾や優弥は………………嫌、ではないが……あまりしたいとは思わない、な? 興奮もしない気がする……。

 

 ふむ……つまり、好きな者だけということじゃな!

 

「そう言えばこれって、まひろがドMかそうじゃないかを確かめる行為でもあるのよね?」

「ま、まあ、そういう……行為、じゃな」

 

 断固として、否定するが。

 

「ということはつまり……多少のSMプレイが必要なのでは?」

「異議あり!」

「却下します」

「またかい!」

 

 儂の意見は通らんのかっ!

 

「んー……ねぇ、まひろ。二つ質問していい?」

「な、なんじゃ?」

「一つ目。草タイプと鋼タイプ。どっちが好き?」

「唐突になぜポケ〇ンのタイプ?」

 

 しかも、何故その二タイプ。

 もっと他にもあったじゃろ、ドラゴンとか、格闘とか。

 

 しかし……一体何の意図があるのか? じゃが、質問じゃからのう……。

 うーむ……。

 

「まぁ、鋼?」

「ふむふむ、鋼ね。じゃあ次。なりたいならどっち? 奴隷orペット」

「……ん!?」

 

 なんか今、すんごいおかしな二択を言われなかったか!?

 え、奴隷かペット? どういうこと!?

 

「どっち?」

「い、いや、明らかに意図が見えない……」

「どっち?」

「あ、あの」

「どっち?」

「……………………ど、奴隷?」

 

 なぜ奴隷を選択したかじゃと?

 ふっ…………まだ、霊長類サル科ヒト目だと思ったから。

 あとはまぁ、ペットを選択したら色々とまずいことになるような気がした、というのも理由ではあるが……奴隷も似たようなもののような気がするけどな……。

 

「OK。じゃあ……これにしましょうか」

 

 そう言うと、美穂はスタスタと部屋の壁際まで行くと、テーブルの上に置かれていた少し大きめの輪っかを手に持って来た。

 

「……え?」

 

 その道具に、儂は思わず理解が追い付かない声を漏らす。

 いやだってそれ……

 

「あの、美穂さんや? それは、その……首輪、でしょうか?」

「正解! まあ、正確に言えば、鎖付きだけど」

「……あの、それ、儂に着けるの……?」

「? 当然でしょ?」

 

 何を当たり前のことを、と言わんばかりのセリフと顔である。

 いっそ清々しい。

 

「というか、あんたが自分はMじゃないと証明するためにするわけだし、当然よねぇ?」

 

 ……は、嵌められたっ!

 くそっ、これがわかっていて、あの提案をしおったな!? あんのド変態ロリコンお嬢!

 

 きっ! と瑞姫を睨むと、ニヤァッ! とした笑みが返ってきた。

 …………あー、オワタ。

 

「……くっ、やるなら早くやれっ」

「あら、今日は随分と素直ね? じゃあ、お言葉に甘えて」

 

 ありがたい、みたいな笑みを浮かべながら、美穂が寝転がされた儂に近づく。

 そして、カチャカチャ、という音を鳴らしながら儂の首に、革製の首を付ける。

 

「んっ……」

 

 ……な、なんじゃろうか、この、ドキドキは……。

 二度目で、あの時のことを思い出したからじゃろうか、儂の心臓はすでにドキドキとしており、顔がどんどん熱くなっていくのを感じた。

 それと同時に、じんわりと、パンツがさらに湿っていくのも感じ取れた。

 ……あ、あれ、なんか儂、興奮してる……?

 って、違う違う! 儂はMではない!

 

「ふふ……可愛いわ、まひろ……この首輪と鎖、とっても似合ってる……」

「~~っ」

「あら? まひろちゃん、なんだか濡れて来てるような……もしかして、もう興奮しているのですか?」

「ち、違うっ!」

「そうですか? まあ、それも美穂さんとのプレイでわかることですので、別に構いませんけど……その強がりがいつまで持つか、見ものですね!」

 

 ……なんか儂の旦那二号、悪役みたいなこと言っとるんじゃけど。

 

「では、わたしとアリスティアさん、あと真白さんの三名は少し離れたところで見ていますね。変わりばんこ、というものです」

「了解よ。まあ、時間もたっぷりあるし……ふふ、楽しくなってきたわ」

「……あ、あの、美穂さんや?」

 

 なんだか、どこか雄っ気のある声と表情でうっとりする美穂に、儂は恐る恐ると言った様子で声をかける。

 

「なに?」

「が、ガチの初めてじゃから……その……で、できれば優しくしていただけると……」

「当然じゃない」

「ほ、ほんとか?」

「えぇ。もちろん」

「そ、そうか。……じゃ、じゃあ、い、いつでも、いいぞ……?」

 

 このままだだをこねても仕方がない、そう思った儂は、覚悟を決めて美穂を受け入れる言葉を発した。

 

「……ふふ、じゃあ、まずはパンツを脱がさないと、よね。まひろ、脱がすわよ?」

「う、うむ……」

 

 相変わらず後ろ手に拘束されたままなので、美穂の申し出を受ける。

 美穂は儂の了承を得ると、儂のパンツに指を入れ、するり……と、ゆっくり儂のパンツを脱がすにかかった。

 その際、パンツの中心と儂のあそこの間に、とろりとした透明な糸が橋を架けるかのようにしていた。

 

「うわ、もうこんなに濡れていたのね……」

「うっ、だ、だって……」

「ふふ、何も言わなくていいわ。……あ、せっかくだし、私も普通の恋人プレイ的なこともしてみたいし……まひろ、一旦拘束を解くわ。まあ、首輪はそのままだけど」

「……わ、わかった。じゃ、じゃあ、頼む……」

 

 恋人プレイと言われ、儂は嬉しくなって仰向けになる。

 美穂は宣言通り、手枷を外してくれ、儂の体を再び仰向けにする。

 

「まひろ……ん……」

 

 熱い視線で儂の顔を見つめながら、美穂が儂に覆いかぶさると、儂の唇に自身の唇を重ねた。

 

「あむ……んふぁ……れる……」

「んっ、ふぁぁ……み、みほ……んはぁ」

 

 以前とは違い、今回のキスは何とも甘いキスであった。

 以前は一方的に舐られるような形だったが、今回は何と言うか……恋人同士でしていそうな甘く濃厚なキスじゃった。

 

「ん……はぁ……ふふ、まひろ、すっかりメスの顔ね?」

「み、みほぉ……」

「キスだけでこれって……ふふ、これであなたのここ……おまんこに私のおちんちんを挿れたらどうなるのかしらね?」

「……っ」

 

 ぴと……と、美穂の大きな逸物が儂のあそこにあてがわれる。

 初めての自分以外の逸物に、儂はびくっ、と肩を震わせた。

 これから、あれが自分の体に入ると思うと、恐怖以外の何物でもなかった。

 しかし、それでもその恐怖の中にはどこか好奇心めいたものも含まれており、恐怖心だけ、というわけではなかった。

 

「ねぇ、まひろ。一つだけお願いがあるんだけど、いい?」

「な、んじゃ……?」

 

 キスの余韻で既にちょっとずつ呂律が回らなくなっていたが、美穂の願いを聞いてみる。

 すると、美穂はこう言って来た。

 

「今日のエッチでは、その口調をやめて、普通の女の子になってほしいの」

「……ふつうの?」

「そ、普通の。ほら、あんたっていつも責められて責められて……その先で普通の口調になるけど、私的には最初からそれがいいなー、とか思うわけよ。可愛いし」

 

 可愛い、と言われて満更でもない気持ちになった。

 なるほど、とも思った。

 ……それに、相手も初めてのセックスになるわけじゃから…………そうじゃな……。

 ややぼーっとする頭で、儂は、

 

「……ぅん、わかったよ……こ、これで、いい……?」

 

 自分の口調を変えた。

 

「最高。……じゃあ、早速、しよっか」

「う、ん……い、いつでも、いい、よ……?」

「~~~っ! じゃ、じゃあ、挿れるわよ……」

 

 そう言ってから、美穂はあてがったお、おちんちん……が、儂の……ううん、私の既に濡れそぼったお、おまんこ、に少しずつ、ゆっくりと、けれど確実に侵入してくる。

 

「あっ、くっ、ううぅぅぅぅぅぅぅっ……!」

 

 ずちゅっ、ぐちゅ……と。

 初めて入る熱い異物に、私の膣はそれを押し出そうと反応し、私も私で圧迫感と膣を擦られる快感で声を漏らす。

 

「あっ、きっ、ついっ……けどっ、きもち、いいっ……!」

 

 美穂は美穂で、始めてのおちんちんで感じる快楽と、初めてのセックスで気持ちよさそうな声を出していた。

 

「まひろ……このまま、いい?」

「…ぅん」

「痛いと思うっ、けど……我慢、して、ねっ……?」

 

 こくり、と私は小さく頷き、無意識にぎゅっとシーツを掴んだ。

 そして、遂にその瞬間が訪れる。

 途中まで順調に進んでいたおちんちんは、私の膣奥へ到達する前に止まってしまった。

 私の処女膜だ。

 ぐぐっ、ぐぐっ……と、美穂がはぁはぁ、と荒い呼吸をしながら強くおちんちんを押し付けて来て、そして……ぷつんっ、と、まるでゴムが切れたような感触がして、

 

「ひっ、あぁぁぁぁぁぁぁっっっ……!」

 

 その痛みに、私は苦悶の声を叫び声のように出し、シーツを掴んでいた手はさらに力強くシーツを握りしめた。

 

「っはぁっ、はぁっ……うくっ、あぅ……」

 

 あまりの痛みに、私は呼吸を荒くし、歯を食いしばって耐える。

 だけど、歯を食いしばることはできても、口端から垂れる涎だけはどうにもならなかった。

 

「まひ、ろ、だいじょう、ぶ?」

「……だい、じょうぶ……だから…………で、でも、少しだけ、このまま、で……」

 

 想像していた痛みよりも痛くなかったけど、それでも痛いものは痛い。

 だから私は美穂に、このままでいてほしいと懇願した。

 ……したはずだった。

 

「……あっ、くぅ、……これ、がっ、セックス、なのねっ……あ、だめ、これ……このままじゃ、生殺し過ぎてっ、辛い……まひろ、動く、わよっ?」

「ふぇ……? んくぅっ!?」

 

 しかし、美穂は私の懇願を無視して、抽挿を始める。

 ぐちゅっ、ずりゅ、ぬちゅっ……と、淫猥な水音が鳴り響く。

 

「あっ、まっ、んんっ、あっ、くぅっ……ふやぁっ……!」

「あぁ、いい! 気持ちいいっ……! これがっ、男の快感っ、なのねっ……! しかも、まひろのきっつきつのロリまんこも、さいっこぉっ!」

 

 獰猛な獣のような顔と共に、美穂は抽挿を繰り返す。

 最初はゆっくりめに動いていたけど、気が付けば美穂の腰の動きは勢いを増し、奥まで挿れられる度に、肌と肌がぶつかり合って、ぱんっ、ぱんっ、という音がリズミカルに鳴る。

 

「んっ、んんっ……! くぁっ、はぁっ、あっ……! み、ほっ……ま、まってっ……と、とめっ、ぁんっ、てぇっ……! ふやぁぁぁんんっ!」

「無理無理! 私も腰が止まらないっ! あんたのロリまんこきつすぎるしっ、むしろあんたが私のちんぽを締め付けて離さないんじゃない! それに……こうすればもっと……!」

 

 おちんちんを挿れてからの美穂はまさに獣であり、腰使いも荒く、突く度に私の口からは甘い嬌声が漏れる。

 

「あ、あっ……はぁっ、んっ……み、みほっ、と、とめ……~~~~~っ!?」

 

 喘ぎ声を漏らしながらも、私は美穂に止まってほしいと懇願したけど……次の瞬間、私は体を大きくのけぞらせ、声にならない声を出していた。

 

「あっくっ……まひろっ、さらに締め付けがっ、すごくなったわよっ……! やっぱり、ここが、気持ちいいのねっ……!」

「あっ、はぁ~っ……んんんっ! ひっ、あぁぁっ、くぅ……そ、それぇ……や、やばいよぉっ……!」

 

 処女喪失による痛みもさることながら、私はしっかりと快楽を感じていた。

 美穂が抽挿するたびに、私の痛みは薄れて行って、気が付くとほとんどが快楽へ変わっている。

 

 世の男のお、おちんちんがどれくらいのサイズなのかはわからないけど……なんとなく、美穂の……というより、みんなのは大きい気がする……。

 その大きなものが、私の膣の中を掻き回し、ごりゅごりゅと、膣壁を抉り、快楽を発生させる。

 

 その途中、美穂は不意にお腹側を擦るように突くと、私は大きく反応した。

 これはたしか……そう、Gスポット、と呼ばれる場所だった気がする……。

 前に、一人でシた時に知った、膣中で刺激されると、とっても気持ちよくなってしまう場所……そこを、美穂のおちんちんで刺激されて、私はすごい快楽を感じていた。

 徐々に頭が白くなってきている。

 

「あっ、うぅっ……ふぅっ、あぁっ! ま、まってぇっ、と、とまってぇ……! も、もう、むりぃっ、い、イっちゃう……イっちゃう、からぁぁぁっ!」

「そうなのっ? でも、止めないわ! 私も正直出そうだからっ……!」

「ふぇっ……あっ、んんんっ! あっ、あっ……みほのっ、あつくて、おっきいのが……私の膣中を掻きまわしてっあぁぁんっ! い、イっちゃう、よぉっ……!」

「いいわっ、遠慮なくイって! そして、一緒にイキましょう! ね!?」

 

 そう言いながら、美穂はさらに腰の動きを荒々しいものに変えて、前後に突いてきた。

 

「あ、あぁっ、みほっっ、みほぉっ……!」

「あっ、あぁぁっ、射精(で)る、射精る射精る射精る~~~~っ!」

「わ、わらひも、い、イっちゃうぅぅぅぅぅぅっ!」

 

 びゅくっ、びゅるるるるっ! と、びくびくと脈打ちながら膣奥に熱い物が注がれ、それと同時に、私も絶頂を迎えた。

 ビクンッ! と大きくのけぞりつつも、絶対に離してやるものか、と私の膣は無意識なのか、美穂のおちんちんを強く締め付け、もっととねだるように美穂のおちんちんから精液を搾り取ろうとした。

 

「あっ、まってっ、今出てるからっ……」

「ふぅーっ、ふぅーっ……あぅっ……んくっ、ぅぅ……」

 

 イった後も、体は少しぴくん、ぴくん、と震えていて、それと同時にどうしようもない幸福感が私の心の中に芽生えていた。

 中出しされて、幸福感を覚えてしまったみたい。

 ……でも、好きな人の精液なら、全然いい、よね……?

 だ、だって私、まだ生理、来てないし……。

 

 そ、それに、これでもしも、赤ちゃんが出来ちゃったら…………って、何を考えてるの私! って、私? あれ? 私だっけ? 儂だっけ……? いつから、私で、いつから儂だったっけ…………?

 

 …………まぁ、いっかぁ……気持ちいいことの前じゃ、それは無意味、だよね……。

 

「ふぅ……はぁ……これが、男の快感、なのね……やっばい、癖になりそう……」

 

 射精の余韻に浸っていた美穂が、恍惚とした表情で艶っぽく呟くと、ようやく収まったのかずるり、と膣からおちんちんを引き抜いた。

 すると、どろり、と熱い物があふれ出る。

 

「はぁっ~っ、はぁっ…………」

「どうだった? まひろ?」

「……き、気持ち、よかった……」

 

 すっかり恍惚とした表情になった美穂に問われ、私もとろんと蕩けた表情で素直に答えた。

 

「ふふ、そ。そのとろんとした表情を見るだけで、私も幸せな気持ちになるわ。……さて。次は瑞姫よね」

「はい!」

「……ふぇ?」

「あら? どうしたの? 固まってるわよ?」

「も、もう、するの……?」

「当然よね?」

「はい! あ、是非とも一度体を戻してもらって、処女にしてほしいです!」

 

 意気揚々と私のすぐ近くに来ると、瑞姫はいつものお嬢様スマイルでそう言って来た。

 

「で、でも、い、痛い、よ……」

 

 だけど私は、先ほどの痛みを思い出して、ふるふると顔を横に振りながら拒否する。

 しかし、瑞姫はにこっと笑ってこう話す。

 

「みんなまひろちゃんのことが大好きなのですから、誰だって処女を貰いたいと思っていますよ? だから……まひろちゃん、早くお願いします」

「うっ、うぅ……」

「それとも……だぁいすきな旦那様のお願いは聞けない、そのような心の狭いお嫁さんなのでしょうか?」

「お、お嫁さん……」

 

 前々からお嫁さんと言われても、そこまで嬉しいとは思わなかったはずなのに、なんでか初めての本当のエッチをしてから、その言葉が心の底から嬉しく感じるものになっていた。

 お嫁さん……四人の、お嫁さん……。

 

「はい、お嫁さんです。まひろちゃんは、とっても可愛くて、とってもエッチなお嫁さんです。エッチなお嫁さんは、旦那様のお願いは何でも聞くものですよ?」

「なんでも……?」

「はい、なんでもです」

「………そう、なんだ……。じゃ、じゃあ、みずきのねがいを……かなえ、ないと……」

 

 エッチなお嫁さんは、大好きな旦那様のお願いは聞くもの……なら、そう、しないと……。

 初めてのセックスの衝撃と余韻でぼーっとする頭を無理やり動かして、私は『成長退行』の能力で一時的に今よりも若くして、その直後に元の体に戻した。

 すると、膜を破られて違和感があったお、おまんこ……が、破られる前に戻ったような気がした。

 けど……。

 

「んんぅ……?」

「どうしたのですか? まひろちゃん」

「なんか……へん……」

「変、ですか」

「うん…………戻った気がするのに……シた後な気がするの……」

「ふむ…………なるほど。まあ、些細なことですね」

「ふぇ……?」

「じゃあ、早速わたしもまひろちゃんのぷにぷにで処女なロリまんこをいただきます!」

「ふぇ……んんんんん~~~~っ!?」

 

 美穂はテンションの高さを維持したまま、半ば勢いで私のおまんこにおちんちんを突き挿れた。

 不意打ちの挿入だったためか、それともイったばかりだったからか……もしくは、その両方が理由なのか、私は強すぎる快感に体をよじった。

 

「あっ、ダメですよまひろちゃん! 逃げちゃダメ……です!」

「あくぅぅっ!」

 

 ぐいっ! と瑞姫は快楽から逃げようとする私の首輪に繋がれている鎖を引っ張る。

 それにより、少し上に行こうとしていた私の体は引き戻されて、さらには首輪で首が少ししまって苦しさを感じた。

 

「んんっ、まひろ、ちゃんっ、いきなり、締め付けるなんてっ……ふふ、首輪に締め付けられて、興奮しちゃったんですかっ?」

「~~~っ!」

 

 図星だった。

 私は瑞姫に首輪を引っ張られて苦しいと思った時、同時に興奮もしてしまっていた。

 なんだか、相手に支配されているような、そんな感じがして…………。

 

「あらあら? まひろちゃんはたしか、Mじゃない、ということをわたしたちに知らしめるために、受けて立ったのですよね? なのに……首輪をされながらのセックスで気持ちよくなっちゃうなんてぇ……」

 

 すっ、と私の耳元に口を近づけ、

 

「へ・ん・た・い、さ・ん♥ なんですねぇ……」

 

 思わずゾクゾクッ! としてしまうほどに、Sっ気を出した声音で囁かれる。

 

「~~~~~っ……!」

 

 私は恥ずかしくなって、思わず腕で自分の顔を隠そうとした。

 

「あらら~、これでまひろちゃんはわたしたちにいじめられて喜ぶドMさんということがわかっちゃいましたね~?」

「うぅっ……」

「それじゃあ、ドMなまひろちゃんには、ずっこんばっこん犯されても……悦んじゃう、ということですよね!」

「ち、ちがっ――」

 

 違う、と私が言おうとした瞬間だった。

 

「はーい♥ 否定はさせませーん!」

「~~~~~っっっ!」

 

 私の声は、言葉ではなく、苦悶と快感が混じった声を発していた。

 それは、瑞姫の言葉が原因なんじゃなくて、私が否定しようとした瞬間にずりゅりゅっ! と膣奥まで瑞姫のおっきなおちんちんを挿れられたからだった。

 その際、ぷつんっ、というゴムが切れたような感触がし、その痛みと、イったばかりのおまんこにおっきなおちんちんを挿れられた快楽で声が出せなくなった。

 

「あっ、うぅぅっ……んくっ、はぁっ……ぁっ」

「はぁっ、これが、まひろちゃんの膣内、なんですねっ…………蕩けちゃいそうなくらい熱くて、きゅうきゅうって締め付けてきます……! それに……なんだか、どろっとしてるような…………ふふっ、なるほど……そういうことですか」

 

 途中疑問が思い浮かんだ様子の瑞姫だったけど、すぐさま得心が言った表情になると、直後にはSっ気たっぷりの笑みを浮かべて、私をじっと見つめる。

 

「でも、まひろちゃんの処女を奪ったのは事実ですし、ねっ……あぁっ、気持ちいいです……! まひろちゃん、わたしもう動いちゃいますからね!」

 

 私がびくびくと震えていることを知りながら、瑞姫は無情にもすぐに抽挿を始める。

 

「や、やめっ――ふやぁぁぁっ!」

 

 ごりゅごりゅと抉られる膣肉に、私は大きな喘ぎ声を漏らす。

 

「はぁっ、はぁっ! まひろちゃん、まひろちゃんまひろちゃんまひろちゃんっ……! きつくって、ぬるぬるで、でもきゅうきゅうって締め付けて来て……最高です!」

「あっあっ、んぅぁっ、はぁっ、くぅ……! んんんんっ!」

「必死にこらえようとしている姿もとっても可愛いです! あぁっ、これが、本当のセックス……美穂さんが興奮しまくりだったのも頷けます!」

「んやぁぁっ! ま、まってぇ、み、みずきぃ、と、とまってぇ……あぁぁぁぁんっ!」

「無理です無駄です不可能です! 今のわたしの熱いパトスは留まるところを知りませんからっ! はぁっ、はぁっ……気持ちいい気持ちいい気持ちいい!! あ、そうでしたっ、これもしないとですよね!」

「ふぇ……んんっ!?」

 

 瑞姫が何かを思い出しかのように呟くと、いきなり私の唇を奪った。

 そして、にゅるりとした生暖かい舌を私の咥内に刺し入れると、咥内を蹂躙し始める。

 激しくねっとりと責めたてられ、さらには徐々に腰の動きは激しくなり、私が感じている快楽も凄まじい物へと変わっていく。

 

「んんっ、んっんっ……んふぁっ、あぁっ……み、みじゅ、んぶっ……!」

「ん、ぢゅる、ぢゅるるる! ふはぁ……! まひろちゃんっ……んんっ」

 

 ぱんぱんぱんっ! と肌と肌がぶつかり合う音を響かせながら、容赦なく瑞姫は私のおまんこを何度も突き穿つ。

 しかも、キスをしながらの体勢のせいか、完全にプレスされるような形になってしまい、ただでさえ膣内で逃げ場がないのに、そこに押しつぶすような動きになったことで、快楽が一気に増す。

 

 美穂の恋人のようなやや甘い雰囲気のあったエッチとは違い、瑞姫のは完全に私を自分の物とするために行う、荒々しい唯我独尊的なエッチだった。

 しかも、さっき首輪を引っ張られたことかた、首輪の存在も意識してしまっていて、私はどうしようもなく、瑞姫に支配されているという考えに支配され、それも相まってどんどんと私の体は絶頂へと向かっていく。

 

 そして、

 

「んんんんっ! んっんっ……んんんん~~~~~~~っっっ!」

 

 どびゅっ、びゅるるるっ~~~!

 

 瑞姫のおちんちんから精液が発射され、本日二度目の中出しをされるのと同時に私も思いっきり絶頂した。

 ただし今回は瑞姫に半ば全身を使って押さえつけられているような形になっているため、私は体を反らして絶頂の快楽を逃がすことができず、快楽は私の中で暴走する車のように暴れまわる。

 びくびくっ、と射精しながらも脈打つおちんちんを感じながら、私はなんとか快楽が過ぎ去るのを待った。

 

「んっ、ふぁっ、あぁっ! ふぅっ…………はぁ~っ…………ふふ、気持ちよかったですよ、まひろちゃん?」

「ぁっ……ぅ……」

 

 スパンがほとんどないセックスだったためか、先ほどよりも強い快楽が私の体を支配していた。

 そのため、頭がもう真っ白で、ほとんど何も考えられなくなった。

 口からは小さな呻き声に似た声しか出なくて、視界もちかちかして上手く見えない。

 けど、お腹の中……子宮、だと思う場所は、幸福感で満ち溢れていた。

 

「ん……ふぅ……ようやく収まりましたし……まひろちゃん、次、アリスティアさんの番ですからね~」

「……ぅ、ん」

 

 瑞姫に指示され、私は自ら能力を使用して、また元の処女の体に戻した。

 だけど、やっぱりシた後の状態にはなっているみたいで……処女なのに、違和感がすごい……。

 

「あはぁ、やっとあたしの番なんだね! ふふふー、あたし、もうずっとムラムラしちゃって……早くまひろ君の中に入れたいと思ってるんだぁ」

「……ん、ぁ……」

「あれれ、まひろ君もうダウンなのかな? でもでも、まだまだこれからだよね?」

「……も、ぅ……むり……」

「聞こえないよ? んー……まあ、まひろ君はドMさんだもんね! じゃあ、あたしも挿れちゃうね!」

「ゃ、やめ……」

 

 私の小さな声による制止はアリアの耳には届かず、アリアもギンギンに勃起したおちんちんをもう既に二回も致した蜜壺におちんちんを挿し入れた。

 けど、アリアは二人とは違い強引に私の膣奥まで一気に刺し貫いた。

 

「あぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!」

 

 一突きに挿れたため、美穂、瑞姫がしたように、ぷつんっ、という感触じゃなくて、ぶつっ! という感触だった。

 当然、一気に貫かれたので、痛みはさっきの比じゃなくて、私の体は大きくのけぞり、エビ反りのようになってしまった。

 だけど……なんだかこの痛みすらも、気持ちいいと感じるようになってしまっている気がした。

 

「あっ、はぁっ……んくっ、ふぅ~っ……んんっ」

「まひろ君の膣内、温かいね……それに、あはは、とっても気持ちいい」

「ぁっ、ぅぅ……」

「あれれ? まひろ君、どうしたのかなぁ? なんだか、辛そうだよ?」

 

 ニヤニヤと、私の状態を知っていて尋ねてくるアリアは、すごく意地悪に感じた。

 でも……そんな姿すらも、私はなぜかドキドキしてしまう……。

 

「…………と」

「ん? なにかな?」

「……っと」

「聞こえないよ~。もっとはっきり言ってね?」

「……もっと、アリアぁ……もっとぉ……」

「~~~っ! ま、まひろ君、それは反則だよっ!」

 

 無意識に口を突いて出た懇願が、アリアの瞳の色を完全に獣一色へと変貌させた。

 そして、その行動の結果はすぐに出ることに。

 アリアはいつもの天真爛漫な笑みに、獣じみたものを混ぜたような表情で、一心不乱に私のおまんこを雄々しく何度も突いてくる。

 

「あぁぁぁっ! ま、まってぇっ、そ、そんなにっ、あんっ、つ、つよくぅっ、ひゃぅぅっ、し、しない、でぇっ……! あぅぁぁぁっ!」

「嫌っ、だよぉっ! だって、まひろ君があたしをエッチに誘うんだもんっ……! ふふふ、まひろ君も自分がドMさんだって、自覚してきたんだねっ……!」

「うっ、くぅ、ぁっ……あ、ありあぁっ、つ、つよい、よぉっ……!」

 

 力強くアリアが抽挿する度に、じゅぽっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、と厭らしい水音が鳴る。

 

「大丈夫大丈夫! まひろ君なら耐えられるよ! そうだよね! ね!?」

「んぁぁぁぁっ! ま、まってっ、そ、それぇっ、ほ、ほんと、にぃっ、だ、ダメなやつぅ~~~っ! ふゃぁぁぁぁぁ!」

「イキそうなんだよね? まひろ君も、イっちゃいそうなんだよね!? あたしもだよっ! だから、一緒に、イっちゃお!? まひろ君は世界で一番可愛いお嫁さんなんだからっ、あたしの言うことを聞けるよねっ?」

「あっ、くうぅぅっ……き、きける、からぁ……! だ、だから、と、とめっ……わ、わらひ、おかひくなっひゃうぅっ……んぁぁっ! こ、こんなに、い、イきたくないっ、よぉっ……!」

「そうなのっ? でも、残念でした! あたしもまひろ君に挿れてから、ドロドロに犯したいって思ったのっ! あ、そうだ、やり方を変えてみよっ」

「あぁっんんっ……! なにっ、をぉっ……?」

 

 おちんちんは挿れたままで、アリアが私の体位を変えてくる。

 美穂と瑞姫の二人としている時は所謂、正常位だったり、その……た、種付けプレスだったりしたけど……今度は、お尻を突き上げる形……後背位になる。

 だけど、私はもうすでに二度の絶頂で体に力が入りにくくなっていて、四つん這いではなく、下半身だけ立ち上がる状態になっていた。

 

「ふふふ、これやってみたかったの! 本当は、あたしがまひろ君とすることを想像してたんだけど……まさか、挿れる側になるとは思わなかったけど……うんっ、これもいいよっ! まひろ君のお尻を掴みながらできるし!」

 

 そう言いながら、アリアは私のお尻を鷲掴みにしながら、先ほどよりもさらに抽挿の勢いを強めていく。

 ぱんっ! ぱんっ! と、前の二人以上に肌がぶつかり合う音が部屋に響き、同時に一突き一突きの快楽が強すぎて、今にも意識が飛びそうになるほどだった。

 

「んぁぁぁ! あ、ありあぁっ、わ、わらひ、もう、イっちゃうぅぅっ……!」

「そう、なんだねっ! あたしも、もう出そう、だからっ……受け止めてっ、あたしの精子っ、全部受け止めてねっ!」

「あっ、あっ……んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~っっっ!」

 

 どぴゅっ、どびゅるるるる~~っ!

 

 三回目の中出しと同時に、やっぱり私は絶頂を迎えた。

 そんなに間を空けないでの三度目のセックスだったから、私の意識は混濁し始めていて、今も体の感覚がわからなくなってきていた。

 

 でも、やっぱり中に出されるのはとても気持ちが良くて……とても幸せ。

 それだけが、今の私にわかること。

 

「んっ、ふぅ……あははぁ、まひろ君、すっかりとろとろ……でも、まだまだだからね……」

 

 そう言ってアリアがおちんちんを引き抜くと、私はうつぶせに倒れ込んだ。

 

「ぁ、ぅぅ、ぁ……」

 

 もう、アリアが何を言っているのか、今の私にはわからない。

 だけど、きっとすごくドSな笑顔をしているんだろうな……なんて、なんと無しに思う。

 

 それに、まだましろんがいる……そう思った私は、意識をほんの少しでも戻して、自分の体を処女の状態に再び戻す。

 やっぱり違和感があった。

 それに、もうすでに三人に中出しされたことで、お腹がたぷたぷになっている気がする……けど、そんなことはみんなにとってはお構いなしだ。

 

「……じゃあ、最後の処女は私がもらう」

 

 気が付けばアリアが離れ、ましろんが近くに来ていた。

 

「……んふ、まひろん、もうくてんくてん……立つのは、無理だよね?」

「……も、ぅ……むり、だよぉ……」

 

 四度目のセックスを前に、私はもう旦那様たちに屈服しそうになっていた。

 ううん、実際はもう屈服しているんだと思う。

 だけど、まだどこかで私……『儂』の部分が認めたくなくて、少しでも逃げようとベッドを這う。

 けど、三度の強い絶頂を迎えた私には、当然そんなことできる力もなくて……。

 

「……だーめ♥ 三回も大好きな人のセックスを見せられたら……私のちんぽが限界だから。それに……今はまひろんをひたすら犯さないと出られない部屋、だから」

「ひっ……」

「……じゃあ、私もいただきます。まひろん、挿れるからね」

 

 ましろんは一言そう言うと、うつ伏せになったままの私に覆いかぶさると、もうすでにどろどろになった私のおまんこに自分のおちんちんをあてがった。

 ぴたっ、とくっつけられるだけで、既に敏感になっている私のおまんこは反応し、私の体もぴくんっ、と小さく跳ねる。

 

「……んっ、あふ……まひろんの膣内、もうどろどろで……すんなり入っちゃう……ふふ、すっかり慣らされた……」

 

 ましろんは色気のある吐息と共に、ゆっくりとまるで焦らすように私のおまんこに自身のおちんちんを挿れてくる。

 

「……何度も中出しされてどろどろなのに、処女……んんっ、なんだか、すごく興奮してきた……!」

「あっ、ぅぅぅっ……ま、しろんっ、な、んで、そんなにぃっ……」

「……ん? どうしたの? 私はまひろんを気遣って、ゆっくりしてるだけ。……何? もっと激しくしてほしい?」

「……そ、れはぁっ……うぅぅんっ……」

 

 ましろんに図星を突かれて、私は口ごもり、喘ぎ声を漏らす。

 美穂とのセックスは、恋人のような甘いもので、瑞姫はエロゲでよく見る激しい種付けプレスで、アリアは普段の天真爛漫さが鳴りを潜めた獣のようなセックス……三人とのセックスは、とても激しいものだったから、私のあそこもそういうものを求めてしまっている……そんな状況。

 だから私は、ましろんが激しくするんじゃなくて、ゆっくりしていることがもどかしくて、早く逞しくて太くて、硬いもので突いてほしくて……ましろんに懇願してしまっていた。

 

「……ほら、素直に言え、変態」

 

 ぐいっ! ましろんは冷たくそう言い放つと同時に、私の首輪に繋がれた鎖を思いっきり引っ張った。

 

「あぐぅっ……! かっ、はぁっ……!」

 

 予想だにしていないタイミングで引っ張られた私は、息苦しさを感じた。

 く、くるしぃっ……。

 

「……んんっ! まひろんっ、いきなり、締め付けるなんてっ……ふふっ、やっぱり首を絞められて悦んでるっ……! じゃあ、このまま支配してあげるっ!」

「ぇ……んぐうぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 次の瞬間、ゆっくりと挿入していたましろんのおちんちんが、一気に私の処女膜を貫いた。

 今度はぶちっ、という感触がして、一気に私の膣奥まで到達した。

 けど、今回は首輪を引っ張られながらの喪失だったから、すごく苦しくて、すごく痛くて、すごく……気持ちよかった。

 呼吸ができない苦しさと、処女を奪われた痛みで、私は快感を得てしまっていた。

 もう、これじゃあぁ……どう言い繕うこともできない………………あ、あはぁ~っ……。

 

「あっ、んんんっ……はぁ、くうっ……んいぃっ」

「……はぁっ、ふぅっ……これがっ、三人が経験した、まひろんの膣内……! 私のちんぽから精液を搾り取ろうと絡み付いてくる……! まひろんは、本当にエッチ……」

「ま、し……ん……」

「……あ、ごめん、まひろん。解放してあげる」

 

 そう言うと、ましろんは鎖を引っ張る力を緩めた。

 私はどさり、と再びベッドに倒れ込む。

 

「っかひゅっ、あっ、はぁっ、はぁっ……けほっ、けほっ……」

 

 首を絞められて半ば止まりかけていた呼吸を本能的にすると、新鮮な空気が私の肺を満たした。

 酸素が体中を巡っていく感覚が、とても気持ちいい……。

 ……私、もう、こんなにエッチになっちゃったのかな……。

 

「……ふふ、まひろん、気持ちいい?」

「…………ぅ、ん」

「……じゃあ、まひろんは、自分がドMだって認める?」

 

 その問いに対して、私は……

 

「…………」

 

 無言という回答をした。

 まだどこかで、私じゃない、『儂』が抵抗をしているんだと思う……だから、素直に頷くことはできなかった。

 ……だからだと思う。

 次の瞬間には、ましろんの気配が荒々しいものに変わった。

 

「……そ。じゃあ、私は遠慮なくまひろんを責めるから」

 

 ましろんがそう言うと、貫いてから動かずにずっと挿れっぱなしだったおちんちんを、ましろんはいきなり動かし始めた。

 

「~~~~~っ!」

 

 瞬間、私は声にならない嬌声を上げていた。

 他の三人とは違う体位のせいなのか、快感は凄まじかった。

 ぐちゅっ、ずちゅ、どちゅっ、と突く度に淫靡な音が鳴り、音が鳴る度に膣壁を抉られる快感で私は声を漏らす。

 

「……ほらっ、ほらっ! まひろんは今は私たちの性奴隷っ! だからっ、激しく責めるっ」

 

 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と肉と肉がぶつかり合う音と一緒に、まひろんは荒々しい口調で言葉攻めもし始める。

 

「……まひろんは一生私たちのものっ、だから、マーキングするのっ……! 孕んじゃうくらいに、どろどろに犯して、私たち以外考えられなくするっ!」

「んゃああぁぁっ! ま、ましろんっ、ましろんんっ……! そ、それ、ゃめっ、んくぅぅぅぅぅっ!」

「……やめないっ、まひろんをイかせて、私も思いっきり中出しするっ……! ほら、ほらほらほらっ、孕め孕め、孕んじゃえっ!」

 

 普段の無表情で、あまり抑揚のない声を持ったましろんは、今はそこにはいなくて、いるのはまるで傲慢でドSな男のようまましろんだった。

 でも、そのギャップと容赦のない抽挿が私をどんどん、どんどんと絶頂へと誘う。

 

「んぃぃっ、む、むりぃっ、も、もう、イっちゃうっ……からぁっ! これ、いじょう、されたら……あんっ、あっ、ふぅ~っ、あぅぅっ……こ、こわれ、ちゃう、よぉ~っ……!」

「……大丈夫っ、まひろんが壊れても、私たちが養うからっ。それに、私ももう、出すから、まひろん、受け止めてっ……!」

「あぁぁぁぁっ! い、イク、イクイクイクイクイクっ! イっちゃう~~~っ! ――んあぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 どぴゅっ、びゅるるっ、びゅくっ!

 四度目の中出しと共に、私は四回目の絶頂をした。

 今回は思いっきり覆いかぶさられているのと、体位もあって、全然快楽を逃がすことが出来なくて、私の中で暴れまわった。

 

「はぁ~っ、はぁ~っ……あへぇ……♥」

 

 脈打っていたましろんのおちんちんは、射精を終えると、ずるり、とおまんこから引き抜かれた。

 

「……ぅ、ぁぁ…………ぉ、わった…………」

 

 びくっ、びくっ、と強い絶頂を間を空けないで四回も経験したことで、私はもう息も絶え絶えと言った様子で、茫然と呟いた。

 しかし、相手は私大好きな旦那様たちで、同時に、私を執拗に責め立てる四人。

 これで終わるわけがなかった。

 

「何言ってるの? これで終わりなわけないじゃない」

「……ぇ?」

「そうですね。だって現に……このお部屋、まだ出ることができないじゃないですか」

「…………そ、んな……」

 

 瑞姫に言われて、なんとか頭だけを起こして周囲を見回すと、たしかにあのギミックが起動した直後のままだった。

 何も戻ってない……じゃ、じゃあ、私は、まだ……みんなに……?

 

 ………あ、あははっ……。

 

「というわけだから……今度は四人でまひろ君を犯すね!」

「……」

「……それなら、いい案がある」

 

 そう言って、ましろんは三人に耳打ちする。

 すると、三人はニマァッとした、悪魔のような笑みを私に向けてきた。

 

「なるほどねぇ……確かにそれはアリね。じゃあ……そうね。瑞姫が今度は下でいいんじゃない?」

「い、いいのですか? ある意味、一番美味しい役目だと思うのですけど」

「全然いいよ! あたし、そっちを経験してみたいし」

「……ん、私はまひろんをいじめられればそれでいい」

「みなさん……! わかりました! じゃあ、わたしがまひろちゃんを思いっきり下から突き上げますね!」

 

 その不穏なセリフが耳に入り、私はどうしようもない不安感と、どうしようもない……期待を持っていた。

 私、また、四人に……。

 

「よいしょっ……と」

「ぁ、ぅ……」

 

 突然浮遊感を感じた。

 どうやら私は美穂に持ち上げられているみたいだった。

 

「ふふふ、じゃあ、まずはわたしが寝っ転がって……」

 

 私が持ち上げられた後、瑞姫がベッドに寝転んだ。

 下腹部に視線を向けると、そこにはたっぷりと中出ししたはずなのに、未だにギンギンに勃起したおちんちんがあった。

 ……私は、ぼーっとする頭で、じっと見つめる。

 あれが……私の膣内に……。

 

「じゃあ、まひろ……ここからは、一度たりとも休ませないから」

「ぇ……ま、まってっ……も、もしかし、てっ……」

 

 美穂のSっ気たっぷりの言葉に、私は少しだけ我に返ると、嫌な想像をして表情を歪ませ、涙を滲ませた。

 

「じゃあ、まずはこっちに、ね」

「ゃ、やめっ……~~~~~っっっ♥」

 

 私の制止を無視して、美穂は瑞姫のそそり立つおちんちんに、私のおまんこに突き挿すことで固定した。

 イったばかりで、敏感になっていたから、私は思わず上体を反らして逃げようと試みた。

 だけど、それを許してはくれなかった。

 

「も、もぅ、ゃめ……んぶぅっ!?」

 

 私がやめてほしいと懇願した直後、いきなり口に何かを突っ込まれた。

 それは生臭くて、熱くて、どろどろしたものが大量に付着していて……何より、私の下腹部をきゅぅんっ、とさせた。

 

「んんっ!? んぐぅっ、んむぅっ!」

 

 それは、ましろんのおちんちんだった。

 私はましろんのおちんちんを口に突っ込まれていた。

 言い表しようのない生臭さと苦みを感じて、思わず吐き出しそうになる。

 だけど、ましろんは私の頭をがっちりと押さえつけて、それを許してはくれなかった。

 くるしぃっ、くるしぃっ……!

 

「……まひろんの口の中も、あったかくて、気持ちいい……」

 

 私の口の中が気に入ってしまったのか、ましろんはうっとりとした表情を浮かべていた。

 その表情がとてもえっちで、私はドキドキする。

 

「あらあら、瑞姫と真白さんばかりに構ってないで、私たちの方も気持ちよくしてもらわないとねぇ?」

「うんうん、ほら、まひろ君」

 

 私が下の口で瑞姫のおちんちんを咥えさせられ、上の口でましろんのおちんちんを咥えさせられている中、美穂とアリアの二人が私のすぐ真横に自分のおちんちんをずいっと近づけてくる。

 そして、二人とも私のそれぞれの手を掴むと、自分のおちんちんを握らせる。

 

「んっ、まひろの手、ちっちゃくてぷにぷにで、ちょっとだけひんやりしてるわ……」

「握られてるだけなのに、もう気持ちいいねっ」

「ええ、そうね……。さて、最後の仕上げに……これをこうね」

「んぶぶっ、んん~っ!」

 

 Sな声音で美穂は私に何かを着け始めた。

 一つは目隠し。

 もう一つは……手枷、らしいもの。

 でも、いつもされる手枷とは違って、首輪に繋がっている気がする。

 だから多分、そういう奴、なんだと思う……。

 

 …………なんだか、胸の内から言い表しようのない感情があふれ出てくる気がする。

 ……そう、だね。

 もう、ここまでされて、ここまで悦ばされて、今更、主張するのは……無理、だよね。

 ………………そうなんだ。私はみんなの言う通り――ドMなんだ……。

 ひたすら犯されて、拘束されて、首輪を着けられて、無理矢理されて、叩かれて、首を絞められて、窒息させられて……そんな、アブノーマルな行為で悦んでしまう、そんなドM。

 だって、私はもう、拘束具を見たり、嵌められたりするだけで……どうしようもなく、おまんこが濡れてしまうから……。

 

 ……そう自覚した瞬間、私の中で性行為時の『儂』がどこかへ消えた、そんな気がした。

 

 だから……

 

「んぶっ、ぢゅるっ、ぢゅぶっ、んんっ……ぁふ……んっんっ!」

「~~っ! まひ、ろんっ、それ、気持ちいいっ……!」

 

 私はましろんのおちんちんに、むしゃぶりつくようにフェラチオを開始して、ましろんのおちんちんを気持ちよくさせ始め、

 

「あっ、まひろの手、最高っ……! それ、続けてっ」

「あぁぁっ、これが、男の人が体験する、手コキなんだねっ……んんっ、ひんやりしてて、ぬるぬるで、すっごくいいっ……!」

 

 両手で、シコシコシコシコ……と二人のおちんちんをしごき始め、

 

「んんっ、まひろちゃん、その調子ですっ、もっと……もっとまひろちゃんを感じさせてくださいっ!」

「んっ、んん~~~っ!」

 

 瑞姫を気持ちよくさせてあげるために、自ら腰を動かし始めた。

 それぞれが、私に求める快楽を、私は与えてあげるために、一生懸命に頑張った。

 

 ましろんのおちんちんに、舌を絡ませて何度も何度も舐めしゃぶって。

 美穂とアリアのおちんちんを気持ちよくさせてあげるために、私が男だった時のことを思い出しながらしこしこ、と扱いてあげて。

 瑞姫のおちんちんを感じたくて、瑞姫を気持ちよくさせてあげたくて、自分で自分のお尻を打ち付けて。

 

 そうやって、私はみんなのを満足させようと動くお嫁さんのような……ううん、奴隷のようなご奉仕をそれぞれにした。

 

「……ようやく、素直になった」

「そうっ、ね……! これでもう、否定する材料は無くなった、んっ、わね!」

「はぁっ、ふぅ……まひろ、君、すっごく、エッチになって来てるっ」

「ここまで最高で、可愛くて、エッチで、ロリロリなお嫁さんを貰えて、私は幸せですっ。じゃあ、もっと気持ちよくして、まひろちゃんが満足するまで犯さないと、ですよねっ!」

 

 犯してくれる……私を、満足させてくれる……その言葉だけで、私はもう、心が満たされ始めていた。

 だって、こうまで私をいじめてくれて、こうまで犯してくれて、こうまでセックスをしてくれるんだもん…………あぁ、きっと、今はこの場にいない結衣姉も、私をきっと、とってもえっちに、犯してくれるんだろうなぁ……。

 

「あっ、やばい、私もう出そうっ」

「あたしもっ」

「……同じ、くっ」

「はぁ、はぁっ、まひろちゃんのロリまんこに、中出し射精ですっ……!」

 

 目隠しで見えないけど、それでも四人がもうイキそうなのは理解できた。

 そして、私も既にイキそうになっている。

 じゅぶ、ぢゅる、ぐぷっ、とフェラをする音が鳴り、シコシコシコシコと二人のおちんちんを扱いて、ずぶっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、と卑猥な水音だけが、この部屋に木霊する。

 

 そして……

 

「あ、もう、射精るぅ~~~~っ」

「あぅぅ~~~っ!」

 

 どぴゅっ、びゅるるる~~~っ!

 

 美穂とアリアの二人は、腰を浮かせて思いっきり私の顔めがけて射精をして、

 

「……まひっ、ろんっ……飲み込んでねっ……!」

 

 びゅくっ、どびゅるるっ!

 

「んぶぅぅっ……んくっ、んっ……こくっ……」

 

 ましろんが私の口の中にたっぷりと精液を出して、私がそれをなんとか飲み干す。

 初めての精液は、青臭くて、苦くて……だけど、とてもエッチで、どろりと下や喉を蹂躙して、

 

「まひろちゃんまひろちゃんまひろちゃん~~~~っ! んんん~~~っ!」

「んんっ、んっ、んん~~~~~~~~っ!」

 

 ぶびゅるるるる~~~~っ!

 

 瑞姫が本日五度目の中出し射精と共に、びくびくっ、びっくんっ! と私も体を大きく痙攣させながら、絶頂を迎えた。

 

 ずるり、とましろんは私の口からおちんちんを引き抜き、美穂とアリアの二人のおちんちんから私は手を離して、私は前に倒れ込んだ。

 その際、ぼふっ、と瑞姫の胸がクッションになってくれた。

 倒れた拍子に、瑞姫のおちんちんが私のおまんこから抜ける。

 

「んんぅ……あへぇ……ふぁあぅ……♥♥」

 

 瑞姫に体をベッドに横たわらされて、私は気持ちよさでおかしくなったような吐息や声を漏らした。

 もう、エッチなこと以外、何も考えられなくなる。

 目隠しをされて、手枷を着けられて、首輪で繋がれ……私はもう、身も心もすっかりみんなの性奴隷になったみたい。

 美穂とアリアの精液で体はどろりとした白濁液で彩られ、口端からはましろんに出された精液が垂れて、おまんこからは四人に中出しされまくった精液が、ごぼり……と溢れ出てくる。

 

 ……だけど、未だに部屋から出られる気配はなかった。

 まだ、足りない……そうだよねぇ……だって、私もまだまだ……犯されたりないもん……あは、あははははっ……。

 

「も、っとぉ……わらひ、を、おかしてぇ……」

 

 私は、なんで今までずっと否定していたんだろう、そう思いながら、恍惚とした声で懇願した。

 視界は見えずとも、みんなが今、Sっ気たっぷりの笑みを浮かべていることがわかる。

 この先もきっと、私はみんなに犯され続けるんだろうなぁ……なんて、漠然と思いながら、同時にその光景を想像してドキドキして、下腹部をきゅんきゅんさせた。

 

「「「「喜んで!」」」」

 

 私の懇願に、四人は快諾すると、再び私を犯し始めのだった……。

 

 

 その後、儂はひたすら四人に犯され続け、部屋から出られるようになっても犯され、もう止めてと泣いて懇願しても犯され続けることとなった。

 …………結局儂が、ドMであることが確定することになり、意識を失い、起きた後、そのことで頭を抱え、これから先にも待ち受けているであろう性行為に頭を痛めるのじゃった……。




 どうも、九十九一です。
 本来なら、12月頃かなー、とか思っていたのですが、ちょこっと書き溜めるつもりが、調子が良かったのか、こうしてすんなり(?)と書き上げることができました。
 今回は、見ての通り、本編中に登場したふたなり薬を使用して、美穂たちがまひろを犯しまくる(?)と言った内容でした。
 最後、まひろが快楽堕ちのような状況になりましたが……まあ、いいでしょう。
 尚、まひろのモノローグが変化した理由について、別にまひろが二重人格になった、というわけではなく、まひろの『女』としての部分が前面的に出た結果と言えます。まあ、まひろの中で『儂』という部分が、最後の防衛ラインだった感じですかね。
 さて、次の投稿ですが……まぁ、十二月頃かなーとは思ってます。ただ、次のエロシーンはある程度の構想があるので、もしかすると今回のように、もっと早いタイミングで投稿するかもしれませんので、お楽しみに。
 最後に。私自身、エロの文章が上手いか下手なのかわからないので、感想などを貰えると嬉しいですし、なんだったら、書いて欲しいプレイがあれば、書いてみようかなぁ、なんて思いますので、よろしくお願いします。
 では、また次回。
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