※この作品はR-18です。

じじのじゃ! 18+   作:九十九一

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※ このお話は、なろう・カクヨム・ハーメルンにて投稿されている、本編の『日常68』まで読むことを推奨いたします。
  今回もそこそこの長さとなりましたが、前回以上ではないです。
  それから、今回は割とSM色が強めで、尚且つふたなりも出てきますので、苦痛系、並びにふたなりが苦手な方は、ブラウザバックをお勧めします。


Hー4 4度目。ドM進行

 五人の馴れ初め話を聞き終え、適当に夕食を食べて、部屋でごろごろとベッドに寝転んで寛いでいると、ふと、儂の部屋の扉がノックされる。

 

 コンコン。

 

「む、開いとるぞー」

 

 この屋敷に男はいないし、いるのは旦那×5とメイドが百人。

 故に、部屋に入れるくらいは全く問題なく、そもそも…………儂、もう処女じゃないし……四回も処女奪われたけど。

 ……む、いかんっ、あの日の濃厚なセックス漬けの日を思い出したら、切なくなってきたっ……。

 ……はぁ、まあ儂ももう、認めちゃったしのぅ……ドMだって。

 なんか最後、所謂、快楽堕ち、という状態になった気がするけども。

 

 さて、一体誰が儂の部屋を訪ねてきたのかの。

 

「ひろ君、入るわよ~」

「……まひろん、入る」

 

 入ってきたのは、結衣姉とましろんの二人じゃった。

 

「む? どうしたのじゃ? こんな夜更けに」

 

 どういう組み合わせ? と内心疑問に思いながら、儂の部屋に来た理由を尋ねた。

 すると、結衣姉はほんわかとした笑顔で、ましろんはニヤッとした笑みを浮かべて、

 

「「夜のお誘いです」」

 

 …………あぁ、うん。そっちかぁ……。

 

「……そう言えば、結衣姉の馴れ初め話が終わった後、お仕置きとかなんとか言っておったな……まあ、仕方あるまい。あればかりは、まあ……? わ、儂が悪いし……? し、仕方なく、その……お、お仕置きを、う、受け入れよう、ではないか……?」

 

 あの時だって、お仕置き、という単語で実は少しおまんこを濡らしていたし、なんじゃったら、ましろんがあの四人の中である意味一番のドSじゃったから、余計に期待してしまうというか……そ、それに、結衣姉もどんな責めをしてくるのかが楽しみで、ドッキドキというか…………あぁ、儂、本当にドMな思考になっとる……。

 

「……まひろん、もう濡れてる?」

「んぇ!? な、なっ、そ、そんなわけないぞっ!?」

「ひろ君、声上ずってるよ~?」

「な、何を、根拠にっ?」

 

 結衣姉の指摘を無視して、儂はましろんに根拠を求めた。

 い、いくらドMということを認めたとして、それでも恥ずかしいものは恥ずかしい。

 すぐに従順な性格になれるかと言ったら大間違いである。

 

「……だってまひろん……基本的にノーパンノーブラで、上もだぼだぼのTシャツかY シャツしか着ないから。そのせいで、蜜が太腿を伝って垂れてる」

「……はっ!」

 

 し、しまったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

 そ、そうじゃった! 儂の生活スタイル的に、バレるのは必定ではないか!

 そ、それに、旦那様……じゃなかった、儂の旦那共に散々調教されて、儂、既に色々とあれじゃからなぁ……。

 

「あ、本当ね~。真白ちゃんに聞いていたけど、ひろ君はエッチな娘になっちゃったのね~」

 

 あらあら、と少しだけ驚いたような表情でそう言われる。

 うぅっ、なんか、小さい頃を知られている結衣姉に言われると……す、すっごくドキドキするんじゃが……。

 いや、いい意味でも悪い意味でも。

 

「さて、と~……ん、しょっと」

「え、ゆ、結衣姉さんや? あの、何故儂を抱っこなさっているのでしょうか?」

「ん~? だって、例のお部屋~? に、行くからよ~」

「例の部屋……あぁ! あの、ぐっすり眠れるベッドがあるという、あの部屋か!」

「…………うん、そうよ~」

 

 一瞬の間が気になった物の、儂はぐっすりと眠れるベッドがあるという部屋に行くことに対して、とても興奮していた。

 何せ、儂は睡眠大好き!

 快適な睡眠のためならば、なんでもしよう! と思うくらいに、儂は睡眠が大好きじゃ。

 あぁ、楽しみじゃなぁ……。

 なんて、にこにこ顔で快適な睡眠を夢想している儂のすぐそばで、

 

「「……ふふふ」」

 

 ましろんと結衣姉の両名が不吉な笑みを浮かべていることに、儂は何一つ気付かなかった……。

 

 

 というわけで、早速儂らは例の部屋へ向かう。

 

 その道中、結衣姉がずっと儂を抱っこしており、まるで母親に抱かれる子供のようであった。

 ただ……なぜじゃろう。例の部屋に近づく度に、すれ違うメイドたちの表情がどこか恍惚としたものであったり、やや憐れんだような表情であったり、果てはなぜか興奮したような表情であったりしたのは。

 ……もしかして、儂が予想だにしていない何かがある、のか?

 そもそも、儂だけがあの時入れてもらえなかったのって、今思えばおかしなことではないか?

 何せ、儂らが共に生活する場所にもかかわらず、嫁である儂に何も言わないというのは……むぅ? まあ、よいか。

 

 ともあれ、睡眠じゃ睡眠!

 さぁ、果たしてどのような部屋になっているのか!

 

 ガチャ、ズズズズ――

 

 そんな重い音を立てながら、扉が開く。

 中はぼんやりとした灯りだけで、良く見えなかった。

 しかし、これまた随分雰囲気があるのう……

 なんて思いながら部屋へ踏み入れる。

 その直後。

 

 ギギギ……バタン……ガチャ。

 

 なぜか、扉が閉まり、同時に鍵も閉める音が聞こえてきた。

 

「……ましろん? 今、なぜ鍵を閉めたのじゃ?」

「……ん、まひろんが逃げないようにするため。もっとも、逃がすつもりは毛頭ないけど」

「そ、それはどういう……」

 

 ましろんの不穏なセリフに、儂は一体どういうことかと尋ねようとし……その理由がすぐに判明した。

 短めの廊下の先、木の扉があって、扉を開けて中へ入ると……そこには、おびただしい数の器具が並んでいた。

 

 ――SM系の。

 

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 儂は思わずツッコミを入れた。

 

 だって……だってぇ!

 なんで、三角木馬やら、磔台やら、鞭(しかも、種類たくさん)やら、鉄製の手枷・足かせやら、檻やら、蠟燭やら、水車やら、その他様々なSM器具やグッズがあるんじゃい!

 え、何この部屋!?

 あ、しかもあのベッド、なんか金具が付いてる!?

 

「どうしたの、ひろ君~?」

「どうしたもこうしたもあるかい!? え、待って!? なんでここに儂連れてこられたの!? いや理由わかるけど!」

 

 どうせ、儂をひたすら責めたいがためにここに連れてきたんじゃろ!?

 それに、ましろんがお仕置きとか言っておったし、快眠できるベッドがある、という部屋に連れて行くのも妙だと思っておったから、なんとなーく察してはおったけども!

 

「……まひろんは、私に迷惑をかけた。なら、お仕置きをするのは当たり前。まひろん、ドMだし」

「くっ、ひ、否定できなくなっとるのが辛いっ……!」

 

 前回のせ、セックス、で、儂はもう認めてしまったからなぁ……。

 あぁ、まさか輪姦されて悦ぶような変態だったなんてっ……。

 

「ん~、これがひろ君をいじめるための道具なのね~……」

「ゆ、結衣姉……?」

 

 なんか今、結衣姉がすっごいSっ気たっぷりの声だった気が……。

 い、いやしかし! 結衣姉はいつも、あらあらうふふ、とほんわかとした笑みを浮かべた心優しいお姉さん!

 だからきっと、結衣姉がSなわけ――

 

「うふふ~、なんだか、うずうずしてきちゃったわぁ」

 

 ……そんなわけ、ない、よね……?

 

「……じゃあ、まずは何からする?」

「そうね~……ひろ君は、縛られるのと、磔にされるのと、窒息させられるの、どれがいい~?」

「何その三択!? 待って!? 結衣姉、本気か!?」

「本気よ~」

「に、逃げなければっ!」

 

 儂はじたばたともがく。

 何とかして、この危険なお姉さんから逃げないと、何かこう……儂のドMが行ってはいけない方向にさらに進んでしまいそうな気がしたから。

 ドMなのはもう認めるとしても、まだギリギリセーフなライン(自分ではそう思っておる)に踏みとどまっている状態じゃ。

 故に、これ以上進んだら……儂ただの、ド淫乱のドMTS娘になってしまうではないかっ!

 もしそうなれば、儂のこの先の人生、マジで爛れたものになるからな!?

 な、何とかして逃げねばっ!

 ……と、儂が必死に逃げようとしたが……

 

「あらあら~、ひろ君、じたばたすると危ないわよ~」

 

 悲しいかな……儂の今の力と言えば、小学三、四年生の筋力しかなくて、二十一歳の大人の女性には勝てなかった……。

 

 くそぅ、ま、まだじゃ……まだ、逃げ出すチャンスは――

 

「ふぅ~」

「ひゃぅぅんっ!?」

 

 いきなり耳に息を吹きかけられ、儂は甘い悲鳴を漏らす。

 それと同時に、体の力が抜けてしまい、さっきまでじたばたともがいていたのに、今はだらりと弛緩してしまった。

 

「ふふふ~、ひろ君、耳が弱いのは昔から変わらないんだね~」

「ぁっ、ふ……い、いきなり、は、ずるい、ぞぉ……」

「ずるくないよ~。私は、ひろ君の弱点を突いただけだからね~」

「ぅぅ……」

 

 そう言えば儂、昔は結衣姉と一緒にいる期間が長かったから、色々と知られてるんじゃよなぁ……。

 それに、今にして思えば、若干エッチなこともされたような気がするし……。

 

 ……くそぅ、相性最悪ではないかっ。

 

「とりあえずひろ君は~……う~ん……………………従順にさせる所から始めましょうか~」

「な、なにをする、気じゃぁっ……」

「んふふ~……まずはぁ……あ、れ~」

 

 色っぽく、それでいてSっ気を滲ませた声と共に結衣姉が指示したのは……水車じゃった。

 

「ちょっと待って!? それはさすがにあかんじゃろ!? あ、こらっ、儂を連れてくなぁっ!」

 

 さすがの儂も、最初の物が物だけに、くたっとして、少しだけぼーっとしていた頭が一気に覚醒し、再びもがく。

 しかし、悲しいかな……やはり、儂の今の筋力ではどうにもできんかった。

 ……というか、結衣姉、地味に力強くね……?

 

「あ、先にお洋服を脱ぎ脱ぎしようね~」

「あの、結衣姉さんや? 何故、幼児に対する接し方なのでしょうか?」

 

 普通、高校二年生の男子高校生(中身は)に対して、普通そんな言い方する?

 しないじゃろ。

 

「ふふふ~、だってひろ君、可愛いだもん~」

 

 だもんて。

 もう子供じゃあるまいに、だもんて……。

 ……などと、思ったのが悪かったんじゃろうなぁ……。

 

「……ひろ君~?」

「ひっ……!」

 

 ものすごい威圧が込められた声音で名前を呼ばれ、儂は思わず短い悲鳴を漏らした。

 し、しまったっ、これは……結衣姉の切れ方じゃぁ!

 

「……今、と~~~っても! 不愉快なことを心の中で言われた気がするけど~……気のせい、よねぇ~?」

「は、はははははいぃぃっ! き、気のせいでございますぅぅっ!」

「……どうして、そんなに動揺しているのかしら~?」

「……だ、だって、結衣姉が怖い……」

「…………ふふふふふ~! 真白ちゃん」

「……ん?」

「今日は、ひろ君を思う存分……お仕置きしないとよねぇ~?」

 

 あらあらうふふ、という笑みやら話し方やらはいつも通りなのに、言ってることは本当に酷かった。

 ……あ、終わった。

 結衣姉、一度言い出したら曲げない頑固なところあるからのう……これ、本気で儂終わった……多分今日、戻れないところにまで進行する気がする、儂の性癖。

 

 し、しかし……水車、か…………ごくり……ってぇ! 何を興奮しとるのじゃ儂ぃ!

 いや、ドMだからわかるけど! だとしても、この二人の前で喉を鳴らすとか悪手以外の何物でもないんじゃけど!?

 

「は、離せ~っ!」

「……無理。不可能。諦めて。……ん~……ここを、こう……これを、こう……ゆいみん、後はお願いできる?」

「任せて~。ふふふ~、まずは従順にしないといけないからね~。…………はい、できたわ~。あとは、お洋服を脱がせば……はい、可愛らしいひろ君の完成~」

「ちょぉっ!? 儂全裸に剥かれた上に、水車に拘束されとんのじゃけど!? あと、普通に水入っとるよなこれ!?」

 

 儂の抵抗も空しく、儂は水車に両手両足を縄で括りつけられていた。

 しかも、万歳しているような状態だからか、マジで体に力が入らないし、疲れないようにするためなのか、それとも違う理由なのか、腰元も縄でがっちりと固定されている。

 その上、全裸……うぅ、なんたる恥ずかしい姿じゃぁ……。

 

 クラスの者共に、儂が実はこんなことをされてます、みたいなことを知られた日には…………死ねるっ!

 い、いやまぁ、バレることはないじゃろ!

 だって、高校生がこんなマニアックなことするとか、想像できるはずもなし。

 

 ……まぁ、やられる身はとてつもなくしんどいけどな……。

 前回なんて、ひたすら犯されたし……うぅ、やばい、思い出したら、濡れてきたぁ……。

 

「あらあら~? ひろ君、もう濡れちゃったの~?」

「……わ、悪いかっ?」

「……遂に誤魔化さなくなった。成長」

「嫌な成長じゃなぁっ ちくしょーめっ!」

 

 それ以前に、誤魔化すの無理じゃろ、これ。

 だって、水車じゃよ? そこに括りつけられて、濡れてない! とか、言えるわけないわい……。思いっきり見られとるのに。

 

 あぁ……あの時、逃げてなければこんなことには……。

 ……いや、仮にあそこで逃げていなければ、結衣姉と再会できなかった、ということなのでは?

 うん、まあ、結果的にそれが原因でこうなってはいるがな……。

 

「ん~……ねぇ、真白ちゃん~」

「……なに?」

「ひろ君をいじめるのなら、もっとこう、何かないかしら~? 水車だけだと、苦しいだけだと思うし~……」

「……たしかに。ん~…………じゃあ、これなんて、どう?」

 

 そう言って、ましろんが手に持って来たのは……

 

「…………あの、ましろさんや?」

「……ん、なに?」

「その手に持っている物……なんか、えげつない形しとらん……? やたらぶっとくて、ごつごつしてて、凶悪なフォルムをして、しかも……なんかスイッチついとるけどぉぉ!? ねえ、それってあれじゃよね!? いわゆる、ディルドローターじゃよね!?」

 

 ましろんが手に持っていた物は、その……ディルドローターと呼ばれるものじゃった。

 ……が、しかし。なんかやたらと凶悪的なフォルムをしていて、見ているだけで寒気がするんじゃが…………いやごめん。実はちょっと興奮しとる……。

 

「あとは、これも必要かしら~?」

 

 などと言いながら、今度は結衣姉が何かを取り出す。

 あれは……穴の開いた、ベルト?

 一体何に…………って、まさかっ!

 

「ま、まってっ! それはさすがにまずいからぁ! そ、そんなの挿れられたら、普通に死ぬって! おぬしらのお、おちんちんですら、しんどかったのじゃぞ!? だ、だからっ……」

「「だ~め♥」」

 

 恍惚としたドSの笑みを浮かべながら、二人は手に持った物と一緒に近づいてくる。

 

「あ、ゃっ、ま、まってっ、ほんとにまってぇっ、む、むりむりむりぃ! 絶対おかしくなるって! な、何でもするからぁっ!」

 

 じりじりとにじり寄ってくる二人に、儂は目端に涙を浮かべながら、必死に懇願して、悪手とも言える言葉を言ってしまっていた。

 

「あ、今何でもするって言ったわ~」

「はっ」

 

 しまったぁ!

 何を口走っとんの!? 儂ぃ!

 こやつらにその言葉は禁句じゃろ!?

 あぁぁぁぁ~~~~~っ……!

 今腕が使えたなら、儂は今ここで、頭を抱えていたことじゃろう……うぅ。

 

「じゃあ、遠慮なくひろ君を可愛があってあげるわね~」

「ひぃっ……!」

 

 こ、怖いっ!

 これからされることを考えると、恐怖心が半端じゃないんじゃけど!

 

「……うるさい、まひろん」

「いやこれ、儂が悪いわけでは――うぐぅっ、あぁぁああぁぁぁぁぁぁ~~~~っっっ!?」

 

 ましろんの言葉に対して、儂がツッコミを入れようとしたら、ずぶりっ! と、凶悪な形状のディルドローターを一息に突っ込まれ、儂は苦悶の声と嬌声が混じった叫びを放った。

 

「あっ、くぅっ……い、たいぃっ……!」

「……ゆいみん、すかさずベルトを」

「は~い~! えーっと、これをこうして……うん、できた~」

 

 ましろんの指示に、結衣姉はすぐに従うと、手に持っていたベルトでディルドローターが抜けないように固定してきた。

 

「あぁぁっ、ぅぅっ……はぁっ、くぅ~っ……」

 

 かなりの圧迫感と、異物感に、儂は呼吸を荒くさせる。

 苦しい……痛い……。

 なのに…………。

 

「……まひろん、気持ちいい?」

「きもち、よくっ、あくっ……ない、よぉっ……ふぅっ、んっ……!」

 

 儂はほんの僅かでも、快楽を感じてしまっていた。

 いきなり凶悪な物をぶち込まれ、それを固定されて……しかも、水車に全裸で縛られているという、酷く恥ずかしい姿を見せているというこの状況が、儂の心を高鳴らせ、同時に……エッチな方へと、堕とそうとしていた。

 

 嫌だ……なんとなくだけど、ここで色々と肯定してしまったら、本当に戻れない気がするから。

 ……でも、儂が旦那たちに逆らうのは、きっと無理だろう。

 だって、『儂』が『私』に一度でもなった時点で、それはもう戻しようのない事実だから。

 たとえ、儂の能力『成長退行』を使用して戻したとしても……どうしようもない。

 

 あぁ……また、『儂』が『私』に堕ちそうに…………。

 ……………どうせ、『儂』でいても、また酷く責められるだけじゃろう……ならば、もういっそ、自分から『私』に堕ちてしまった方がいいんじゃろうな……。

 

 …………。

 

「じゃあ、まずはひろ君にお願いがあります~」

「な、んじゃっ……んぅぅっ」

 

 ……なのに、また私は『儂』を捨てきれないでいた。

 だから、いつも通りの口調で、いつも通りに、接していた。

 これがせめてもの、『儂』の抵抗なんだろう。

 ディルドローターを挿れられただけで、すぐに『儂』から『私』に堕ちてしまうほど、私はもう、堕とされてるんだろうな……。

 でも、だから、私は無意識的に、『儂』を守ろうしているのかもしれない。

 

「私ね、ひろ君を昔からと~っても! 可愛がってみたかったの~。だから……今日は、私たちに好き放題責めさせてほしいんだ~。いいかな~?」

「…………」

 

 結衣姉の嗜虐的なものが混じったいつものほんわか笑顔でのお願いごとに、私はふるふる、と首を振った。

 いくら自分がドMだと認めてはいても、それでも拒否をしたくなってしまうのだ。

 

 …………でも、きっと、私の本心は、そんな理由じゃないんだと思う。

 

「そっか~。じゃあ、ひろ君が素直になるまで……責めてあげるね~」

 

 結局、私の了承がなくとも、結衣姉は私を責めるつもりだったんだろう。

 だけど、それは多分……他の四人に私のことを教えてもらった結果なのかもしれない。

 実際、隣にいるましろんは、ニヤリ、と弧を描くように笑っていたから。

 

「……ぇ」

「じゃあ、回すね~?」

 

 結衣姉がいつもの優し気な声音でそう言うと、ガラガラ、ガタガタ……と音を立てて水車が回り始める。

 私の視界は次第に天地が逆さまになっていき、徐々に、徐々に……なみなみに注がれている水が視界に入る。

 

「い、いやぁっ……いやだよぉっ……!」

 

 身動きが取れないまま水が迫ってくるという状況に、私は普段の口調なんてとっくに消えて、子供の様に必死に二人に嫌だと訴えかけていた。

 

 ……でも、

 

「「……」」

 

 二人は嗜虐的な笑みを浮かべるだけで、一切止めようとはしなかった。

 

 そして……ざぶ、と私の顔が水に入った。

 それから少しして、私はふくらはぎの中ほどから下以外が、完全に水に浸かったところで、水車の動きが停まった。

 

「~~~~~っ! ~~~っ! ~~~~~~~~っ!」

 

 呼吸が出来なくなって、私の体は空気を求めて、体を必死に動かした。

 けど、出るのは口から空気が漏れる音と、じゃぶ、ざぶ、と水をかき分ける音だけだった。

 く、苦しいっ……!

 この状況が三十秒ほど続いたところで、再び水車が動き出す。

 

「~~~ぷはっ! はぁっ、はぁっ……えほっ、こほっ……ぅぁぁ……」

 

 呼吸困難になっていた状況から一変して、空気が吸えるとわかると、私の体は正直に大きな呼吸を繰り返す。

 時折、飲んでしまっていた水をせき込むことで吐き出して、私は茫然と前を見つめる。

 

「あらあら~、苦しそうね~、ひろ君~」

「ぁ、はぁ……ゆい、ねぇ……」

 

 呼吸がしっかりと行き渡っていない私は、やや焦点の定まらない視界でぽわぽわとした笑みを浮かべる結衣姉を見つけると、うわ言のように結衣姉の名前を呼んだ。

 

「うふふふふ~……! その表情、とっても可愛らしいわぁ~……!」

「……ん、これは予想以上……。やはり、まひろんはいじめられてこそ、輝く」

 

 私は一体、今どんな表情をしているのだろう。

 二人は今の私を見て、Sっ気をさらに深める。

 

「……まひろん、素直になった?」

「…………ぃ、ぃゃぁ……」

 

 ましろんに訊かれても、私はまた首を横に振る。

 

「そっか~……じゃあ、もっといじめないと、かな~?」

「ぇ……」

 

 結衣姉がにこにこしながら言った直後、結衣姉は右手を私の太腿辺りに持っていく。

 すー、っと移動していく結衣姉の右手が行きついた先にあったのは……私のおまんこに挿入されたまま固定されているディルドローターのスイッチ部分だった。

 

「ゃっ、そ、れ、いやぁっ……」

 

 何をしようとしているのかがわかってしまった私は、必死に首を振って懇願する。

 けど、私が懇願すればするほど、二人の嗜虐的な笑みが深まっていき、そして、かちっ、とスイッチが入れられた。

 

「ふゃあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!!」

 

 その瞬間、私は今まで感じたことのない、強烈な快楽を感じて、今までにないくらいの声量で甘い悲鳴を発した。

 

 極悪なフォルムのディルドローターが、私の膣内で大きく、それでいて小刻みに震え、その振動を快感という形で私に影響を与える。

 

「あぁっ、んくぅっ、ぁっ、はぁっ……な、に、んんっ、これぇっ……! ぶ、ぶるぶる、ってぇ……してぇっ、ぁんっ、きも、ちいい、のがぁっ……あくっ、とまら、ないっ、よぉ~~っ、あぁんんんっ……!」

 

 絶え間なく振動という形でもって快楽を与え続けるディルドローターに、私は喘ぎ声を押し込むことが出来なくて、ずっと口から喘ぎ声が零れる。

 

「はぁっ、んんっ……と、めてぇっ……あっ」

「だめで~す~」

「……ん、じゃあ、このまままた回す」

「い、いやぁっ……あっ、うぅっ……く、ぅっ……」

 

 拒否しようとしても、その声はさっきまでの懇願するようなものではなく、喘ぎながらの拒否だからか、その声は甘い物へと変わっていた。

 きっと、二人からすれば、私が誘っているように見えるのだろう。

 もちろん、私からするとそんなわけはなくて…………でも、それは多分、表面上だけだと思う、けど……。

 

「じゃあ、回すね~」

 

 極悪なディルドローターのスイッチを入れられたまま、私は再び天地が逆さまになる感覚を味わい……水に入った。

 

「~~~っ! ~~~~~~っ!」

 

(こきゅうがっ、できなく、てぇ……んんっ、ディルドローターの、スイッチが入ってるせい、でぇ……ぁんっ、くるしい、のに……きもち、いいっ……きもちいいっ、よぉっ……んああぁぁぁっ!)

 

 水中では呼吸ができないから、私は必死に口を閉じて溺れないように頑張った。

 快楽に堕とされそうになっても、口に水は入らないように、そう思っての必死の抵抗だ。

 けど、そんなのはお構いなしとばかりに、私の体はどうしようもなく淫らで、水車に拘束されて、水責めをされて、そこに止めをさすかのように、極悪なフォルムのディルドローターのスイッチを挿れたまま固定される、というシチュエーションのせいで、私の頭の中からはすでに『儂』なんてものは消えていた。

 今あるのは、みんなに植え付けられた……ううん、育てられたドMな部分の私だけ……。

 でも、そんな私でも、すぐには堕ちたくない……そう思っている。

 

 理由は…………。

 

「~~~っ! ~~っ!」

 

 私はあまりにも強すぎる快楽に、どんどんと絶頂へと誘われ、そして……

 

「~~~~~~~~~っ!!!!」

 

 水の中で、イってしまった。

 体はびくびくっ、と震え、何とか食いしばっていた口元も、快楽の波で開いてしまい、一気に水が私の咥内から体の中を犯そうと入り込んでくる。

 

「ごぼっ、がぼぼっ……!」

 

 と、私の口からは体内の空気を排出する時に発生する音が出る。

 そして、徐々に頭の中が真っ白になっていて、今にも意識が飛びそう、と言ったタイミングで、ざばぁ、と再び水中から解放された。

 

「がはっ、げほっ、こほっ…………ぁっ、ぅぅっ……んっ……と、め、てぇ……あっ……」

 

 イったにもかかわらず、無慈悲にもぶるぶると震え続けるディルドローターを止めてほしいと、私はぼーっとする頭で懇願した。

 

「じゃあ、好き放題させてくれる~?」

「……」

 

 きっと、ここでうんと頷けばよかったのかもしれない……でも、私はまだ、違う……って思っていた。

 だから、ふるふる、と首を横に振った。

 

「「じゃあ……続行♥」」

 

 そのまま私は、十回くらいイかされたところで、ようやく水車から解放された。

 

 

「……や、っと……おわ、った……おっ……」

 

 それからして、水車から解放された私は、何度も絶頂させられて体をびくびく、びくんっ、と何度も痙攣させながらうわ言のように呟いていた。

 今はベッドの上で、未だに絶頂による浮遊感のせいで、体の感覚があまりない。

 それ故か、私が今、何をされているのかがわからなかった。

 

「……これが、こう、かな?」

「うんうん、合ってるよ~。で、ここがこうで~……うん、完成~!」

 

 気が付くと、私は二人に縄で縛られていた。

 上半身は高手小手縛りという縛られ方で、下半身の方は、なぜか太腿とふくらはぎがぴったりとくっつく縛られ方だった。

 一体何をしようとしているのか、私はわからないけど……きっと、二人は私をいじめるんだろうなぁ……と、恍惚とした思考で私は心の中で呟く。

 と、私が縛られてぼーっとしていると、不意に浮遊感と縄が私の体に食い込む痛みが発生する。

 

「うぐっ、あぁっ、な、にぉっ……!」

 

 いきなり吊り下げられて、思わず苦悶の声を漏らす。

 

「じゃあ、ひろ君、降ろすわよ~」

 

 吊り下げられたのに、降ろす、それが何を言おうとしているのかわからず、私は痛みを感じながら疑問を持った。

 けど、その答えは私の下にあった。

 そこには……三角木馬が鎮座していた。

 

「ひっ……」

 

 上級者向けのSM器具が出て来て、私は小さな悲鳴を漏らす。

 さすがに、海外で使用されているような、本格的な物ではなく、先端がやや丸いフォルムだけど、それが三角形で、あれが私の股に食い込むだろうことは、想像に難くない。

 きっと……ううん、確実に痛いだろうそれは、ゆっくりと、焦らすように迫ってくる。

 

 そして……ずちゅっ、と。

 

「~~~~っ、あぐぅぅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!」

 

 三角木馬に跨らされた瞬間、私は絶叫した。

 

「ふぐっ、うぅっ……あっ、んんいぃぃぃっ……!」

 

 絶叫の後は、痛みを表す声を漏らし続け、体は痛みから逃れようと反り返る。

 痛い、痛い……痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイいたいいたいいたいいたいっっっ……!!!

 思考が全て、『痛い』だけで埋め尽くされてしまうほどに、三角木馬は強烈な痛みを私に与えた。

 

「ふふふ~、ひろ君、辛そうだね~……大丈夫~?」

「あがっ、うぅぁあっ、お、ろし、てぇっ……ぐぅぅ~~っ……!」

「……無理です。でも、まだまだこれから。だってこの三角木馬は……揺らせるから」

「ぇ……んんぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 次の瞬間、ましろんがSっ気を深めた微笑みを浮かべると、不意に木馬を持って前後に揺らし始めた。

 どうやら私が今跨っている三角木馬は、ゆりかごのように、脚が緩やかな弧を描くようなデザインだったようで、軽く押しただけですぐに動いてしまうほどだった。

 そして、三角木馬が揺れれば揺れるほど、私のおまんこに食い込み、おまんこだけではなく、お尻にまで痛みを与える。

 

「はぁっ、ふぅっ……も、う、やだぁっ……うっ、くぅ~っ……!」

 

 痛くて辛くて、痛くて辛くて……そんな言葉が頭のなかで堂々巡りになる。

 でも……なぜかはわからないけど、三角木馬に跨った瞬間から、なぜかおまんこが熱くて、下腹部がきゅんきゅんしてくる。

 言いようのない熱があって、私は頭がおかしくなりそうだった。

 

「ひろ君、どうかなぁ~? これでも、嫌だって言える~?」

「……ぃ、ゃ……」

 

 結衣姉の甘い話し方に、私はまだYesとは答えなかった。

 それによって、二人はさらに嗜虐的な笑みを浮かべると、一度私の傍から離れ、何かを手に持って戻ってくる。

 

「そ、れ……は……んあっ……」

「……首輪と縄」

「目隠しとギャグボール~」

「ど、う、してっ……うくっ……?」

 

 どうして、とは訊いたものの、私だって、何に使うかわかっている。

 ましろんが手にしているのは、冷たく鈍い光沢を持った金属製の首輪と二本の縄。

 結衣姉が持っているのは、目隠しとギャグボール。

 

 私は表面上では嫌がる顔を見せるけど……その内側では、この四つを見た瞬間に、ドクンッ! と興奮し始めていた。

 あそこからはとろ~っとした愛液が溢れ出て、鼓動は早鐘を打つ。

 視線は逸らせず、私の体は、今か今か、とそれを着けられるのを待っているように思えた。

 

「もちろん、着けるためよ~。さぁ、ひろ君……お口をあ~んして~?」

「……」

 

 ふるふる、と私は首を振った。

 

「……ひろ君~?」

「ひぃっ……」

「私はと~っても優しいから~……今すぐにお口をあ~んってしてくれれば~……すぐに開放することも考えてあげるわよ~」

 

 優しく、それでいて有無を言わせぬ結衣姉の言葉に、私は逆らえない、と口を遠慮がちに開く。

 すると、ぐぐっ、と結衣姉は私の小さな口に、ギャグボールを容赦なく突っ込んできて、ベルトを頭の後ろで止めた。

 これで私は何も喋れなくなって、できるのは喘ぎ声を漏らすことと、くぐもった吐息、それから涎を漏らすことだけに。

 そして、次に動いたのはましろん。

 ましろんは私に近づくなり、無言で冷たい鉄の首輪を着け始める。

 

「……」

 

 その表情は一見すると、無表情にしか見えないけど、どことなく恍惚として見えた。

 そして、ガチャ、と南京錠を着けられて、完全に鉄の首輪が私に着けられた。

 重く、冷たい、まさに私を奴隷のように彩る首輪に、私は下腹部の熱がどんどんと増していくのを感じた。

 

 きゅぅん、と。

 

 だけど、ましろんの行動はそれだけで終わらず、今度は二本のロープを手に持ち、私に着けられた首輪に、前後に一本ずつ縄を通し始め、三角木馬の金具部分に括りつけた。

 その意味が最初は何かわからなかったけど、括り付け終えた瞬間に、私はこの縄の意味を知った。

 

「んんんん~~~~っっっ……! んんっ、んぅぅっ!」

 

 そう、体を動かすことが出来なくなっていたのだ。

 縄で固定されたことによって、私は前後に動くことが出来なくなって、体を反らしての痛みの回避ができなくなった。

 しかも、やや押し付けるような形で括り付けられてしまい、私のおまんこはさらに三角木馬に食い込む。

 

「んっ、ふぅ~、ふぅ~っ……ふぁぁっ、ぅぅぅ~っ!」

 

 私はましろんにほどいてと懇願しようとしても、結衣姉に着けられたギャグボールのせいで、言葉が出せなかった。

 そんな私を見て、二人はもっとも~っと笑みを歪ませる。

 

 今度は結衣姉は手に持っていた目隠しで、私の視界を封じ始めた。

 目隠しが着けられると同時に、私の視界は暗い闇に染まる。

 何も見えず、聞こえるのは、自分の口から洩れる苦悶の声と、ギャグボールで遮られた言葉になり損ねた音。それから、二人の少し荒い息遣いと、ぎぃ、ぎぃ……という、三角木馬が揺れる音。

 

 この時点で、私は酷く恥ずかしい姿を晒していることに気付く。

 目隠しとギャグボールを着けられ、身動きが取れないように縄で縛られ、鉄の首輪を縄で三角木馬に固定されて……私はもう、誰がどう見ても変態的なことをされている、ただの変態にしか見えないだろう。

 

 ……でも、こんな姿でも、私は興奮してしまっていた。

 

 だって、大好きな二人に、辱められて、こんなに恥ずかしい姿を見せていると思うと……どうしようもなく、下腹部がきゅぅんとして、興奮してしまうから……。

 

「……彩りが足りない」

「そうかな~?」

「……ん。せっかくだから、これも着ける」

 

 ふと、短い二人の会話が聞こえてきて、痛みや恥ずかしさや、少しずつ感じ始めている快楽で頭がぼーっとしつつも、私は何をする気なのか、すごく気になっていた。

 この二人の会話の答えは、すぐに判明した。

 ぴたり、と冷たくてすべすべした何かが、私の両胸の乳首を挟むように着けられ、同時に固い何かを私の太腿を縛っている縄へ挟ませた。

 何を着けられたんだろう、そう思った直後、

 

 ブー……!

 

「~~~~っ!?」

 

 いきなり胸に着けられた何かが振動し始めた。

 

「んんっ!? んっんっ、んぅぅぅっ!」

 

 いきなり乳首を振動という形で刺激され、私の体は大きく跳ねた。

 しかし、首輪と三角木馬を繋がれているため、跳ねた瞬間に縄が元の位置に戻そうと私を下方へと引っ張った。

 

「んぐううぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ!!!」

 

 痛いっ、痛い、痛いいぃぃぃぃっ!

 

「ふふふっ! いいわぁ、ひろ君のその悲鳴……うっとりしちゃうわ~」

「……これぞ、まひろんをいじめる醍醐味。でも、まだまだ……今度は、これを使う」

「あら~。でもそれだと、ひろ君気絶しちゃわないかしら~?」

「……むしろ、気絶してくれた方がいい。だって、その間に好き放題できるから」

「なるほど~。じゃあ、私は三角木馬の方を動かさせてもらうわ~」

「……了解。じゃあ、私はこっちでまひろんをしばく」

 

 しばく、ましろんのそのセリフに、私は言い表しようのない恐怖心と興奮に駆られる。

 何をされるのか、少し期待してしまう自分がいて……ドキドキ、ドキドキ、と痛みと快楽で他に何も考えられなくなったにもかかわらず、鼓動が早まる。

 一体何をされるのか、そう思った瞬間、

 

 バチィィンッ!

 

「~~~~んんんぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 強烈な炸裂音と共に、私はくぐもった悲鳴を上げた。

 

「ふぅっ、ふぅ~っ……んんっ、あぅっ……うぐぅぁ……」

 

 背中に熱い痛みが発生し、私は涙を滲ませ、涎を垂らし、荒い呼吸をする。

 

 な、にがっ……。

 

「……いい声♥ じゃあ、もっとやる」

 

 ましろんの恍惚とした声が耳に入った直後、

 

 バチィィン! バチンッ! ビシィィィッ!

 

 と、連続して炸裂音と焼けるような痛みが私の背中を強襲した。

 

「んんぐぅぅ!? んんっ! あぁぁぁぅぅぅっ! んんっ、んんん~~~~っ!」

 

 背中に走る痛みで、私は悲鳴を上げる。

 じんじんとした熱い痛みが、背中に残る。

 

「……まひろん、自分が今何されてるか、わかる?」

「……」

 

 ふるふる、と痛みと快楽に耐えながら、私は首を横に振った。

 

「……私は今、まひろんの背中を鞭で思いっきり叩いてる」

「~~~!? んんっ!? んんんぅぅっ! んんんん!」

 

 鞭。

 

 その単語を聞いた瞬間、私は心そこから湧いてくる恐怖心と、興奮で心を埋め尽くされた。

 SMプレイで必ずと言っていいくらい出てくる鞭という存在に、私はどうしようもなく興味を惹かれた。

 

 じゃあ、今私を襲った痛みは……鞭……?

 これが、鞭、なんだ………………。

 

「あらあら~、真白ちゃんばかり気にしてずるいわ~。お姉ちゃんの方も気にしてもらわない……と~!」

「んんん~~~~~~~~っ!」

 

 ぎぃっ、ぎぃっ、と少し激し目に三角木馬を揺らされ、今度はおまんこに感じる痛みを意識させられ、私は再び悲鳴を上げる。

 

「……む。じゃあ、こっちももっとする」

「んぐぅっ! あぁぁぁっ! んんんいぃぃぃっ!」

 

 ましろんがそう言えば、連続して鞭で打たれ、

 

「じゃあ、こっちもね~」

「あぐぅぅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ! んっ、んんっ! ああぁぁっ、ぅぅぅうううっ!」

 

 結衣姉がそう言えば、三角木馬を激しく揺らされて……。

 私は、背中とおまんこに感じる痛みと、胸に感じる快楽でどうにかなりそうだった。

 

「ふぅ~っ、ぁっ、くぅぁぁっ……! んっ、んん~~~~―――!」

 

 二人の責めで、気が付けば私の体は徐々に徐々に、絶頂へと向かっていることに気が付いた。

 知らない間に痛みが快楽に変わり、二人の容赦のない責めで興奮する。

 もうどうしようもないくらい、快楽の波が私に襲いかかって……。

 

 そして遂に……

 

「んっんっ……ふあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ!」

 

 びくびく、びっくん!

 

 と、体を大きく痙攣させ、

 

 ぷしゃぁぁ――――!

 

 と、おまんこから思いっきり熱い液体――潮を吹いていた。

 

「ぁっ、うぅ……あ、はぁ……んんっ……んぇ……」

 

 目隠しをされていて視界が真っ暗闇だけど、今の私は確実に視線が定まっていないと思う。

 それくらい、痛みでの絶頂は……私にとって強烈なものだったから。

 

「ふふふ~、ひろ君、イっちゃったね~。うんうん、とっても可愛らしい反応ね~。とってもエッチでと~っても、変態さん~♥」

「……三角木馬と鞭で絶頂するとは。すごい変態」

「ぅっ、うぅぅ~~っ……」

 

 二人に変態と言われて、私は恥ずかしくなって呻き声に似た声を漏らす。

 恥ずかしぃよぉ……。

 

「ん~、とりあえず、短いけど、三角木馬はこれくらいにする~?」

「……ん、そうする。そろそろ私も本番に移りたい。ゆいみんも、初体験するでしょ?」

「当然よ~。みんなから事前に聞いて、と~っても、興味津々だったんだから~」

 

 あぁ、やっと苦痛から解放される……そう思ったら、不穏なセリフが聞こえてくる。

 これ以上、何をされるんだろう……そう思った私は、気が付くとおまんこの痛みを感じなくなり、浮遊感に包まれる。

 

 そして、どさり、と柔らかい場所に置かれる。

 その後は、しゅるり、と縄を解かれ、胸に着けられていた何かとギャグボール、目隠しも外され、私の体を解放感が包み込んだ。

 首輪だけはそのままだけど……。

 もしかして、旦那様たちの中では、私=首輪、みたいな図式があるのかも……あと……その……わ、私自信も、首輪がある方が、しっくりくる、気がする……というか……。

 

「はぁっ、はぁっ………んくっ……うぅ……」

 

 ベッドに寝かされた私は、荒い呼吸で息を整える。

 強い絶頂で体は火照り、潮を吹いたから、太腿にかかってて、それが少し私をひんやりとさせる。

 けど、私は体を動かすことができなかった。

 初めての痛覚による絶頂は、私にとって刺激が強すぎて、絶頂の余韻でまったく動けない。

 できることは、甘い声を出すことと、小さく痙攣することだけ……。

 

「でも~……ふふ、そうね~。真白ちゃん、一旦ひろ君を譲ってもらってもいいかしら~?」

「……ん、構わない。私は三回目だけど、ゆいみんは初めて。だから、全然待つ。後で、二人で責めよう」

「ありがと~! じゃあ、ちょっと待っててね~」

「……ん、あっちで座って準備してる」

「は~い~」

 

 二人のそんな会話が聞こえて来て、どうやら結衣姉が私の相手をするみたいだけど……。

 一体何を、と思ったら、不意に私の体が優しく抱き起され、お尻に柔らかくて、温かなものがあることに気付いた。

 

「ひろく~ん~」

「ゅぃ、ねぇ……?」

「うん、結衣お姉ちゃんですよ~」

 

 どうやら、結衣姉が私を膝に乗せて、優しく背中を抱き起している状況みたいだった。

 あ、なんだろう……すごく、落ち着く……。

 

「ごめんね~、痛かったよね~? 苦しかったよね~?」

「ぁ……」

 

 よしよし、とまるで幼子をあやすかのようなことを、結衣姉は私にしてきた。

 結衣姉の自分よりちょっと大きくて、温かい手が、私の頭を優しく撫でる。

 それはまるで、お姉ちゃんの手というより……お母さんの手、という方が近かった。

 

「でもね、ひろ君が素直に頷かないからいけないのよ~? 素直に頷いてくれれば、私『は』ひろ君をたぁ~くさん、可愛がってあげるわ~」

「……ゆい、ねぇ……」

 

 今の結衣姉からは、Sな雰囲気を感じなくて、それどころか……幼少からあまり触れてこなかった、お母さんのような存在に、私は心動かされていた。

 

 可愛がってもらえる……それを聞いただけで、私は頷いてしまおうか、と考えになる。

 

「…………わかっ、たぁ……私、好きにされても、いい、よぉ……」

 

 幼い頃、あまり感じてこなかった母性に、私はすぐに堕ちた。

 それだけ、結衣姉から感じる母性が私の心に突き刺さって、今の自分の体が、小学校三、四年生くらいであることも、理由の一つかもしれない……。

 そんな私の了承を受けて、結衣姉はいつもの柔らかなぽわぽわとした笑みを浮かべる。

 

「ふふふ~♪ ありがとう、ひろ君~」

「……ぅ、ん、ゆいおかーさん……」

 

 そして、恥ずかしい話、私は結衣姉から感じた母性につい、おかーさん、と言ってしまっていた。

 人は茫然としていると、本心が口を突いてしまうのかも……。

 

「~~~っ! ひろ君~!」

「わぷっ……!?」

 

 私のおかーさん呼びに感極まったのか、結衣姉は私をその豊満で柔らかな胸の中に、私をうずめさせた。

 いい匂いで、なんだか、落ち着く……。

 

「ふふ……可愛いわぁ……なんだか、ひろ君が私の娘みたいね~……」

 

 なでなで、と抱きしめる私の頭を、結衣姉は優しく、何度も撫でる。

 結衣姉のふかふかのおっぱいに包まれ、そして頭を優しく撫でられ、私はもうすでにとろん、としていた。

 

「はぁ~っ……♥ ひろ君が可愛すぎるわ~……」

「ん、ぅ……ママぁ……」

「――っ!!」

 

 そして、気が付けば私は、『ママ』と口にしていた。

 今まで触れられなかった母性や、さっきまでの地獄のような苦しみと快楽を与えられていたせいで、どうやら私は、気が付けば結衣姉を母親だと思うようになってしまったみたいだった。

 

「……おー、まひろんが堕ちた」

「ひ、ひろ君~」

「なぁ、に……?」

 

 顔だけ上を向け、私は結衣姉の顔を見る。

 結衣姉の表情は恍惚としていて、なんだか呼吸が荒い。

 

「今日のエッチでは、ず~っと、私のことを『ママ』って呼んでほしいんだけど~……大丈夫かしら~?」

 

 そんなお願いをしてきた。

 

「……そう、すれば……よろこぶ……?」

「もちろん~」

「……そう、すれば……かわいがって、くれる……?」

「当然ね~」

「…………ぅん、じゃあ……ママ、って呼ぶ……ね……?」

「~~~~っ!(ゾクゾクゾクッ!)」

 

 私が潤んだ瞳で言えば、結衣姉――ママは、今にも私を襲ってしまいそうなくらいに、妖しい光を灯した目で私を見つめる。

 それに、体が小刻みに震えている気がする……。

 

「……ひろ君、私、ね~。ひろ君と、本当のエッチ、してみたいんだけど~……大丈夫かしら~?」

 

 そして、ママは私に、エッチ……つまり、セックスをしたいと言って来た。

 

 ……ママと、セックス……。

 

「…………ぅ、うん……い、いい、よ……?」

 

 他のみんなとはしたのに、ママとだけしていない、それはママが可哀そうで、同時にみんなと同じがいいと私が望んだことだった。

 だから、了承した。

 

「ありがと~……」

 

 熱っぽい視線に熱っぽい声音で、お礼を言うママは次の瞬間、私の唇に、そっと自分の唇を重ねた。

 

「ん……ふぁ……あむ……」

「ふぁぁ……ま、まぁ……んんっ」

 

 ママのキスは、他のみんなとは違って、とても優しさと母性に満ち溢れたものだった。

 舌で優しく、私を気遣うように、それでいて気持ちよくさせようと、絡ませたり、撫でるように舐めたり……そんな風に、私に優しく、甘い大人のキスをする。

 

「ん……はぁ……ふふふ~。ひろ君、とろ~んってしてるわ~……」

「ぁ……」

「じゃあ……そろそろ、いいかしら~……?」

 

 甘い匂いのする吐息と共に、ママが尋ねてくる。

 こくり、と私は小さく頷くと、ママは一度私をベッドに寝かせると、服を全て脱ぎ始める。

 ぶるんっ、とママのおっぱいが大きく揺れて、その中心にはピンク色の綺麗な蕾が鎮座していた。

 全体で見れば華奢なのに、とても肉感的なママの裸に、私は目が離せなくなる。

 そして、近くのテーブルから『ふたなり薬』を取り出すと、それを飲み込んだ。

 

「んっ……あっ、はぁ~っ…………ふぅ、はぁ……これが、おちんちん、なのね~……♥ んんっ、なんだか、ムラムラしちゃうわ~……♥」

 

 あの日と同じで、ママの股から太くて逞しいおちんちんが生える。

 しかも、すぐ目の前で生えたこともあり、ママのおちんちんが私のすぐ鼻先に存在していた。

 

「~~~っ」

 

 すんすん、とママのおちんちんの臭いを嗅いだ瞬間、私の鼻孔をエッチな臭いで満たし、私の下腹部はきゅんきゅんと疼き、じわぁ~っ、とおまんこからはさっき以上に愛液を垂れ流す。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 すっかりおちんちんの味を体で覚えてしまった私は、目の前にあるママのおちんちんに釘付けになり、頭のなかがピンク色に染まり、下腹部がどうしようもないくらいに疼いて、切なくなる。

 

 したい……セックス、したいよぉ……。

 

「すっかり、興奮しちゃったのね~……。ひろ君、挿れて欲しい~?」

 

 ママは優し気な笑みと一緒に、どこか嗜虐的な声色が混ざった声で、私にそう訊いてくる。

 私はその質問にすぐ首を縦に振った。

 もう、おちんちんを見て、臭いを嗅ぐだけで、私はどうしようもないくらいに発情してしまう体になっていた。

 体が疼いて、今にも一人でエッチをしてしまいそうなくらいに……。

 

「挿、れてぇ……」

 

 もしもこの世界がマンガやライトノベル、アニメのような世界で、外の視点から私を視たら、きっと目がハートになっていることは間違いない、そう思えるほどに、自分でも驚くくらいに甘く、それでいて切ない声を出していた。

 

「……そっか~。じゃあ、よいしょ、と」

 

 ママはいつものぽわとした笑みを浮かべながらうんうんと頷く、そこに足を延ばして座る。

 

「おいで~」

 

 おちんちんをギンギンに勃起させながら、ママは両手を広げて、私を誘ってくる。

 それに惹かれるように、私はとろんとした表情で立ち上がる。

 そこでふと、今の私が処女ではないことを思い出す。

 みんなに処女を捧げたのに、ママだけ非処女の私と初セックスをすることが申し訳ない、そう思った私は、前と同じように自分の体を少しだけ戻して、再び処女の体にした。

 

「ひろ君~?」

「……ま、ママ、にも……しょ、処女の私、としてほし、くて……」

「あらあら~……ひろ君、私のために~……。初めては痛いって言うけど、ひろ君は大丈夫なの~……?」

 

 自分のために処女に戻してくれたことに喜んだママだけど、すぐに私を心配した言葉を漏らす。

 

「だい、じょうぶ……だよ……? みんなにも、その……しょ、処女を上げてる、から……だから、ママも……貰って……?」

「ひろ君~っ……!」

 

 貰ってほしい、これは本当のこと。

 だけど……本当の理由は、処女を喪失する時の痛みが、とても気持ちいいから……。

 あの日、四回も処女を奪われて、私はその痛みを、快楽として感じるようになった。

 だからこれは……ママを利用して、自分が気持ちよくなりたい、そんな醜い打算が隠されている。

 

 ……だから私は。

 

「じゃあ、来て~……?」

「ぅん……」

 

 改めて誘われる私は、結衣姉にさらに近づいて、少しずつ腰を下ろしていく。

 ゆっくり、ゆっくり……そうして、私の秘裂にママのおちんちんが触れる。

 

「んっ……」

「ふふ、もう気持ちいい~……?」

「きもち、いい……」

「そうなのね~……じゃあ、ひろ君、挿れて~?」

「わ、わか、ったぁ……」

 

 やっと、おちんちんを挿れられる、そう思った直後には、私はおちんちんを私のおまんこにずぶり、と咥え込み始める。

 

「んぁっ、ふぅっ……んんっ!」

 

 初体験からまだ一日しか経っていない上に、かなりの回数をシたためか、私のおまんこは簡単にママのおちんちんを受け入れる。

 ぐちゅ、ぬちゅ……と、淫靡な音を立てながら、おまんこにママのおちんちんが沈み込んでいく……。

 そして、途中で壁に行きあたる。

 

「はぁっ……んんっ! ひろ君、いい~っ……?」

「い、いぃよ……んっ、くぅっ――」

 

 ママに破ることを言外に訊かれ、私は顔を少しだけ歪めながら、それを了承した。

 そして……ぷつんっ、と。

 

「――ふゃあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 

 私の処女膜が破られ、こつん、と膣奥……子宮口に当たる。

 

「んぁっ、はぁっ……うぅ、くぁっ……はぁっ、あっ」

「んん~っ、これ、が……ひろ君の、膣内……んっ、なのね~……あっ」

 

 初めての挿入に、ママはとても気持ちよさそうで、同時に辛そうだった。

 

「ひろ君っ、動くよ~っ」

「ぇ……んぁぁぁっ! あっあっ、ままっ、ああっ、んんっ! い、いきなりぃっ……う、ごかないっ、でぇっ……ふぅっ、んっ」

 

 ママは痛みで止まっていた私を無視して、下から私を上へと突き始めた。

 ぱんっ、ぱんっ、とセックス特有と言ってもいい、肉と肉がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。

 ずちゅっ、ぐちゅっ、と淫猥な水音と共に、ごりゅ、ごりゅ、とママのおちんちんが私の膣肉を抉る。

 一突きする度に、強烈な快楽が発生して、私は頭がおかしくなりそうだった。

 

 ママのセックスは、一突き一突きが力強くて、そんなに速く抽挿されているわけじゃないのに、気持ちよさがすごいことになっていた。

 

「ひろ君っ、ひろ君ひろ君ひろ君~っ……! 私ねっ、ひろ君と出会った頃からっ、エッチなことをすることをっ、夢見てたの~っ……! だからっ、それが叶って、とっても嬉しいわ~っ! んんっ!」

 

 そんなことを言いながら、ママは私を思いっきり抱きしめる。

 ばふっ、と上下に左右にと暴れるおっぱいが私の顔を埋め尽くす。

 柔らかくて、いい匂いがして、でもちょっとだけ汗の匂いがして……そんなおっぱいに包まれながらのセックスは、とても気持ちよくて、私はママの腰に足でしがみついて……いわゆる、だいしゅきホールドの状態になる。

 そうすると、より一層ママにしがみつくことになって、私はさらに強い快楽を得た。

 

「んんっ、締め付けが強くなってきた~っ。ひろ君、気持ちいいの~っ? イきそうっ、なの~っ? ママに教えて~っ?」

 

 優しい声音なのに、どこか嗜虐的な物が混じった声で、私に訊いてくる。

 

「イ、イキそうだよぉっ……ひぃっ、んんっ! まま、のぉっ、つよつよおちんちんでぇっ、つかれてぇ……ぁんっ、イっちゃう、よぉっ……!」

 

 ママの一突き一突きが強烈すぎて、私はもう既に絶頂しそうだった。

 でも、私はイキそうだと思っても、我慢していた。

 

 イクなら、一緒がいい……。

 

「んんっ、私ももう限界~っ! だから、一緒に、イこう~っ?」

「い、いっしょぉっ、ママと、いっしょに、イクぅっ……! んんっ」

「可愛い、可愛いわよ~、ひろ君~っ! だから、私ももう射精(だ)すからね~っ」

「きてぇっ! ママのあついせーえきっ、だし、てぇっ……あぁんんんっ!」

 

 ママも限界みたいで、気が付けばママの腰の動きが荒々しく、それでいて激しいものに変わっていた。

 私もママのを受け止めたくて、きゅぅっ、と膣を締める。

 そうしたら、いつもよりもごりゅごりゅ、と膣肉を抉る感触がして、強い快楽の波が私を襲った。

 

「あっ、あぁっ、もう出ちゃう~っ! ひろ君っ、受け止めてね~っ! んんっ!」

「あっあっ、イクっ、イクイクイクイクイクッ! ひあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ……!」

 

 びゅくっ、びゅるるぅぅ!

 

 びくんっ!

 

 熱い物が私の子宮を満たすのと同時に、私は絶頂を迎えた。

 未だ膣の中では、びくびく、とママのおちんちんが震えていて、少しでも精液を出し続けていた。

 それから二人で抱き合って、収まるのを待った。

 ようやく射精も落ち着くと、ふらり、と前のめりに倒れた。

 ぼふっ、と音を立てて私とママは、未だに繋がったまま重なり合う形で倒れ込む。

 

「ままぁ……♥」

 

 私はママに甘い声で甘えるように抱き着いた。

 

「ふふ、気持ちよかったわ~……。じゃあ、二回戦、しましょうか」

「……ぇ」

「そうよね~、真白ちゃん~?」

「……もち」

 

 絶頂で上手く力が入らない体を何とか少しだけ起こして、私は声がした方を向く。

 そこには、『ふたなり薬』でおちんちんを生やしたましろんが、荒い呼吸をして、今にも襲いかかりそうな雰囲気を纏って立っていた。

 それによく見ると、ましろんのおちんちんはぬるぬるとした液体を纏っている気がした。

 

「まし、ろん……? なん、かっ……おちん、ちんが、へん……」

 

 だから私は、どうしてしまったのかをましろんに尋ねていた。

 

「……これからする責めのため。けどその前に、こうする」

 

 そう言うと、ましろんはいつの間にか手にしていた鎖を手に持つと、そのまま私の首輪に繋げた。

 

「……ふふ。これで、まひろんは私たちの奴隷になった……どう? 嬉しい?」

 

 ゾクゾクッ――!

 

 と、耳元で囁かれて、私は寒気にも似た謎の快感を得た。

 

 奴隷……私は、奴隷……?

 

 首輪に繋がれた鎖をましろんはしっかりと握っていて、私は今、支配されているんだ……と興奮してしまった。

 首輪に鎖を繋がれただけで、こんなにもドキドキして、頭が沸騰しそうなくらいに興奮してしまう……。

 支配されている、それがどうしようもないくらいに、私を興奮させ、あそこをきゅぅんとさせる。

 

「……は、はいぃ……」

 

 だから私は、ましろんの問いかけに、悦びを滲ませた声音で応えた。

 

「……ふふ、やっぱり変態……。じゃあ、そんな変態なまひろんには……これもきっと悦ぶよね……?」

「ふぇ……ひゃぅっ?」

 

 ましろんの謎の言葉に呆けた声を出した後、私は小さな悲鳴を漏らす。

 

「な、なにっ……?」

 

 何か熱くて、ぬるぬるとしたものが私のお尻に当たっていて、何が起こっているのかわからず混乱する。

 

「……まひろんの処女はもらったけど……こっちの処女はまだだから」

「ぇ……やっ、そんなことっ……しないっ、でぇっ……!」

 

 ましろんの言葉の意味に気が付いた瞬間、私は嫌だと必死に懇願した。

 だってましろんがしようとしてることって……。

 

「……ん、私もムラムラが収まらない。それに……二穴同時とか…………まひろん、興奮する、でしょ?」

 

 色っぽく、嗜虐的に耳元で囁かれて、私は頬を紅潮させる。

 さらには、同人誌やエロゲの中でしか見たことがないプレイをこれからされると思うと、私のドキドキはさらに勢いを増す。

 同時に挿れられたら、どうなっちゃうんだろう……そんな妄想をして、私は酷く呼吸が荒くなっていく。

 もとより、一度ママにイかされた後という事も相まって、余計に荒い。

 

「……うぅ~っ」

 

 そんな私の心を見透かしたようなましろんのセリフに、私は小さな呻き声を漏らす。

 

「……じゃあ、そろそろこっちも挿れる。まひろん、気持ちよくしてね?」

「……っ」

「……では早速……」

 

 そう言いながら、ましろんは私のお尻の穴に自分のおちんちんをあてがう。

 そのまま少しだけ、擦り付けるような動作をすると、ぴと、と亀頭を穴にくっつける。

 ぐぐっ、ぐぐっ……と、異物が入らないように、私のお尻はましろんのおちんちんが入らないように抵抗を試みるけど……それはすぐに意味をなさなくなった。

 ずぶりっ、と遂にましろんのおちんちんが私のお尻に入ってしまったから。

 

「~~~~~っ!?」

 

 突然の圧迫感と、息苦しさに、私は声にならない声を上げ、体を大きく反らした。

 な、に、これぇっ……。

 

「ぁっ、はぁっ……うくっ、あぅっ……んいっ……くひっ」

 

 おまんことお尻の穴に一本ずつ、逞しい肉棒を挿れられているせいで、私は今までに感じたことのない強い圧迫感を感じた。

 それと同時に、二人同時に受け入れてあげられている……そんな、二人をまるで自分のご主人様に見立てようなことを考え、思わず幸せを感じてしまっていた。

 

「あくっ……んんぁっ……はくぅっ……」

 

 けど、息苦しさと、初めてのお尻への挿入の痛みで、私は歯を食いしばっていた。

 その際に唾液が口端から溢れてしまって、ママの胸を汚す。

 

「あらあらぁ~……。ひろ君、辛いの~?」

「……き、ついっ、よぉっ……あくぅっ」

 

 実際、幸福は感じていても、二本の逞しいおちんちんを挿れられていれば、幸福よりも辛さを感じてしまう。

 今はまだ動いていないのと、ましろんがおちんちんにローションを塗っていたおかげで、そこまで痛くなくて済んだ……。

 

「……んっ、こっちも、すごい締め付けっ……! まひろん、初めてなのに、私のちんぽに絡み付くようにしてるっ……」

「あっ、ま、まってぇっ……ま、まだ、うごかないでぇっ……」

「……無理、我慢できない。というわけで、ゆいみんも動く」

「了解よ~。私も、今のひろ君の様子を見ていたらまたムラムラしてきちゃった~っ」

「ゃ、ゃめっ……んんぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっっっ!」

 

 私の制止を聞かず、二人はほとんど同時に動き始めた。

 下からママが私のおまんこを突いてきて、後ろからはましろんが私のお尻を遠慮容赦なく突いてくる。

 どちらも堅くて太くて逞しいおちんちんだから、おまんこでお尻の動きを、お尻でおまんこの動きを感じていた。

 初めての二穴同時は、あまりにも刺激が強くて、あまりにも気持ちよくて……あまりにも、辛いものだった。

 

「あっあっ……おっ……んくいぃぃっ! はぁっ、あぁっ……んぁっ! ぁんんっ!」

 

 私の口からは、いつもよりも下品な喘ぎ声が混じっていた。

 突かれる度に、私のみっともなく口を開き、だらだらと涎を垂らす。

 

「はぁっ、はぁっ……なんだかっ、真白ちゃんのおちんちんも、感じるわね~っ……」

「……んっ、こっちも、ゆいみんのを感じるっ……!」

「でも、それ以上に~……ひろ君が可愛いわぁ~……」

「……わかる。じゃあ、もっと可愛く。……ほら」

 

 べちんっ!

 

「んああぁぁぁっ!」

 

 いきなりお尻を叩かれて、私は一際大きい喘ぎ声を漏らす。

 

「あっ、締め付けがすごくなった~っ!」

「……ふふ、まひろんはドMだから、こうして叩くだけで私たちを気持ちよくしてくれる」

「なるほど~」

「あっ、はぁっ……んくっ、ぅあぁっ……んぉっ……」

 

 お尻を叩かれたからか、私は殊更に二人のおちんちんを感じていた。

 ごりゅごりゅ、ずりゅりゅ、と前と後ろの穴を凌辱されるように突かれて、もう二人とのエッチのことしか考えられなくなる。

 

 気持ちいいっ……気持ちいいよぉっ……!

 

「あぁっ、やっぱりひろ君のおまんこは締め付けがすごくて、すぐにイっちゃいそう~っ」

「……こっちもヤバイ。というか、もう我慢できないっ」

「~~~~っ!? ま、しろんんっ……そっ、れぇ……は、はげしっ、んぁぁぁぁぁっ!」

 

 我慢が出来なくなったましろんは、少しゆっくりめに動いていた腰を、一気に激しい物へと変える。

 それによって、私は今まで以上の強い快楽を感じていた。

 おまんことは違う快感で、私の頭は少しずつ……けれど確実に、おかしくなっていった。

 

「あらあら~、真白ちゃんばかり妬けちゃうわ~……ひろ君はぁ、ママのおちんちんがだぁ~いすき、よね~……?」

「しゅ、しゅきぃっ……ママの、おちんちん、だいしゅきぃ……んんあっ! あっ、くぅぅっ! んっ、ままぁ、ままぁ~っ!」

 

 そして、ママの方もさらに強く激しく私のおまんこを突き穿つ。

 それがどうしようもなく、気持ちよくて、私はもうママのおちんちんにメロメロだった。

 

「……むっ、私の方は好きじゃないの?」

 

 べちんっ!

 

 と、ママに対する私の発言に不機嫌になったましろんが、私のお尻を強く叩いた。

 

「くひぃぃんっ!」

「……私のは好きじゃないの?」

「だいしゅきでしゅ~っ!」

「……本当に?」

「はぃぃっ、わらひは、ましろんのおちんちんがだいしゅきなんでしゅ~っ……! んんぁぁっ! あぁっ、あっあっ、は、もっとぉ……ふたりともぉっ、もっと、私をせめてぇっ……ひゃあぅぅっ!」

「……んっ、それでこそ、まひろんっ! じゃあ、もう射精すねっ!」

「こっちもよぉ~っ! あぁっ、だめぇっ、もう射精ちゃうわぁ~っ――!」

「あっ、あっ、わらひも、イっちゃうぅぅぅぅぅっ―――ふあぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん~~~~っ!」

 

 どぴゅっ、びゅるる~~っ!

 

 びゅくっ、どびゅるるるっ!

 

 びくっ、びくびくんっ!

 

 おまんことお尻の中に、私は盛大に中出しをされ、同時に私も津波のような快楽の波に襲われて、思いっきりイってしまった。

 

「ぁ……おっ……あぅ、ぁ…………ふゃぁ……せーえき……いっぱい、だされ、たぁ~っ……♥」

 

 びく、びく、と全身の力がだら~んと抜けて、私はそれはもうとろ~んとした顔をしていた。

 

「はぁ、ふぅ……二回目でも、結構出るものね~。満足~」

「……ん。アナル処女、ごちそうさまでした」

 

 優しく私の頭を撫でるママと、私のお尻を撫でまわすましろん。

 イった後の私にとって、その二つの行為はとても気持ちよくて……何より、とても幸福だった……。

 

 それからましろんはずるり、と自分が出した精液と一緒にお尻からおちんちんを抜いて、私もごろり、とママのおちんちんが抜けると同時にママの体の上から転げ落ちて、ベッドに仰向けに横たわる。

 

「……とはいえ、まだまだこれからだし……ん~、まひろん、もっといじめてほしい?」

「ふぁあぃ…………」

「ふふふ、ひろ君は本当に変態さんなのね~……でも、いいわぁ。私もも~っとひろ君を可愛があってあげる~……」

「……同じく。けど、まひろん。その前に……いじめてもらいたいのなら、私たちに言うべきことがあるはず」

 

 そう言われて、私は恍惚とした笑みを浮かべて……

 

「わらひを……もっとぉ、はげしく……せめてくらひゃい……いたいことも、くるしいことも、なんでもうけいれまひゅ……♥」

 

 そう言った。

 

 二人は何を言うまでもなく、ママはいつものぽわぽわとした笑みに嗜虐さを滲ませ、ましろんはいつもの無表情に、ニヤァッとした、ドSな笑みを浮かべて、私をまた別の器具の場所へと移動させ……私は二人の気が済むまで、責められ続けるのだった。

 

 

 ……尚、またしても途中で気絶……寝落ち? をしてしまった私……もとい、儂は、とんでもないゴリゴリのSMプレイの数々を思い出し、

 

「あ、これもう戻れんわ……」

 

 遠い目をしながら、そう呟くのだった。

 

 ……結論、儂のドM(基本的に快楽系メイン)が、超ドM(苦痛系もイケちゃうタイプ)にグレードアップ(この場合グレードダウンとも言うのか……?)することとなった。

 

 …………儂、もう普通の性行為はできんなぁ……。




 どうも、九十九一です。
 前回の投稿から、僅か一週間程度での投稿となりました。
 今回は、SM系メインでした。もともとこっちのエロ小説は書くつもりはなかったため、今回出てきた部屋の内装については触れることはないだろう、と思っていたのですが、結果的にこちらの小説を書くことになったため、触れることになりました。
 はい、見ての通り、SMルームでございます。しかも、ガチめな奴が設置された。
 今後もここでのシチュエーションが増えるかな? と思いますので、ご了承ください。
 さて、次の投稿なのですが……えー、残念なことに、この回で、今のところはエロ小説が(多分)打ち止めとなります。とはいえ、完結扱いになるのではなく、単純に本編側にて、エロに直結する一文が書かれた回がないからですね。一応、どこかで挟むとは思うのですが……。
 それに、本編時間軸自体、まだ物語開始から一ヶ月程度しか経ってないため、そこから先をやるはわけにはいかない、という事情もあったり。
 ですので、しばらくは向こうの小説が進むのをお待ちください。
 ……とはいえ、一応やりたい案があるにはあって、それ自体が挟もうと思えば挟めなくはないので……うん、もしかすると、少しは書けるかもしれません。
 とはいえ、次は多分、年末辺りになるのかなぁ、とは思うので、気長にお待ちいただければと思います。
 では。
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