今回もそこそこの長さとなりましたが、前回以上ではないです。
それから、今回はいつもよりかはSM色は少ない……と思っているつもりです。というか、相手が研究者故か、すんごい生々しい感じになった感はありますが、まあ、うん。いつも通り。あと、ふたなり要素もあるので、苦手な方はブラウザバックしてください。まあ、ここまで読んでいる人は、それを了承している状態でしょうけども。
「ま、マジで入るのか?」
神のプロポーズを受け入れた儂は、引きずられるようにして翁里市の郊外にある歓楽街へ連れていかれ、途中で何度も逃げようとしたが……結局勝てるはずもなく、途中で諦めた。
どうせ、いつかは襲われるわけじゃし、なにより複数人からの襲撃、と言うわけじゃないからのう……であればもう、たった一人に責められる方がマシと言うものじゃな……うむ。
そして、神は目的地を見つけるなり、儂を引きずってとある建物、ラブホテルへ。
「なんだい? ドキドキしているのかい? まあ、私もしているが」
「じゃろうね! というか……うぅっ、顔から火が出そうじゃ……」
二人揃って建物の前に立ち、儂らを見た他の利用客であろう者たちや、歓楽街でどこかの店を物色する者たちが、女性の二人組(尚儂の中身は男なので別に問題はない)を見てちらちらと、興味深そうにこちらを見て来る。
うぅ、恥ずかしい……。
「さ、入ろうか」
「……ぅぅ」
「君、ほんと可愛いね」
「い、今言うでないわいっ」
「おや、いつもよりツッコミの声が弱弱しいね。ま、私は構わないがね。早くアレを使ってみたくてうずうずしているんだ」
「……お、おぬしも使うのか?」
「当然。研究者としては、是非とも使ってみたかった薬だからね。とはいえ、あれは色々発症者たちがいないカップルや夫婦などに流せばそれはもう大問題になってしまうので」
「じゃろうね……」
あれは言ってしまえば、男女どちらであっても妊娠を可能とする薬じゃからのう……。
儂らの場合は、旦那共――女性が使っとるから結果として、お、おちんちんが生えるわけじゃが、男の場合は別じゃからな……見たことないけど。
「ほら、いつまでも入口にいるのは問題だ。入ろう」
「……ぅむ」
こくりと、恥ずかしがりつつも、小さく儂は頷き、二人で中へ入る。
「いらっしゃいませ。お二人様のご利用でしょうか?」
儂ら二人を出迎えたのは、清潔感の男性店員じゃった。
女性二人と言う珍しい利用客に、一瞬だけ目を瞠ったものの、すぐに営業スマイルに切り替え接客を開始。
「あぁ」
「ご希望のお部屋はありますでしょうか?」
「そうだね……まひろ君、どこがいい?」
「ふえ!? え、えと、そ、そうじゃ、な……ん、んむぅ……ひ、広い部屋、とか?」
「ふむ……では、一番高い部屋を頼む」
「かしこまりました。お時間はいかがなさいますか?」
「フリータイムで頼むよ」
「かしこまりました。それでは、お会計、一万四千八百円になります」
え、高っ! そんなすんのか!?
……あ、いやでも、エロゲにも普通にそう言う風に書かれておったような……な、なるほど、やはりラブホは高いと言う事か……。
というか、フリータイムて。え、宿泊する気か!?
神の選択した時間に、儂は内心慄いていると、神はスッとカードを取り出し(しかも黒いカード)、店員に渡し、すぐに決済は完了。
「こちらレシートとお客様控えになります。909号室となりますので、お時間になる前に返却をお願いいたします。お時間を過ぎますと、追加料金が発生してしまうため、お気を付けくださいませ。それでは、ごゆっくりどうぞ」
「さ、行こうか」
「……(こくり)」
にこっと微笑みかけて来る神に、儂は小さく頷く。
なんじゃろうか、この、すごい安心感とも言うべきものは……なんだか、神は他の者と違うような……あ、安心して、大丈夫、かの?
エレベーターを利用して、渡された鍵の部屋へ向かう。
その途中、やはり女性同士という通常であれば異色な状態であるが故に、すっごい好奇的な目で見られたり、逆にそういう店を利用したのか、男一人でいる客なんかは、儂らを見てぽーっと見惚れておったが……その直後に、スマホを一心不乱に弄りだしたところを見るに、儂らがどこの店の者なのか、ということを調べ出した感じじゃろうなぁ……じゃが残念、儂らはカップルなので、デリヘル嬢ではないぞ。
と言うか儂、未成年なんじゃが……これ、入ってもいいのかのう……。
まだ婚姻届を提出してはおらんし、事案になったりせんか? 大丈夫?
などと、エロゲを買っとる身で何を今さらなことを思いながら……というか、そんなことでも考えとらんと、恥ずかしさで顔から火が出そうなので……。
そうして、エレベーターの乗り込み、九階に到着。
やや狭い廊下を進むと、儂らが借りた909番の部屋がそこにあった。
ここへ近づく度に、儂の心臓は早鐘を打ち、それはもうドッキドキで、顔もかっかと熱い。
神がカギを開けて中へ入ると……そう言う映像作品やエロゲでしか見たことがないような、そんな光景が広がっておった。
ガラスで仕切られた風呂場に、円形の浴槽。
三人で寝ても問題ないくらいの大きなベッドに、シックな色合いの内装。
仄かに暗いが、決して周りが見えにくいなどと言うことのないレベルの明るさ。
なんというか、初めてラブホに入ったが……う、うむぅ、妙な感動を覚えるのう……。
とりあえず、近くにあったテーブルの上に荷物を二人揃って置き、ソファーに座る。
「へぇ、ルームサービスもあるのか……ふんふん、おや、まひろ君、これを見てよ」
「な、なんじゃ?」
何か面白そうなものを見つけた、と言った顔で神はテーブルの上に置かれていたラミネート加工を施された紙を数枚手渡してきた。
渡された紙を見てみると、どうやら一着だけ無料でコスプレ衣装がレンタルできるとのこと。他にも、様々なエロ道具等が借りられるとのことで、もし使用するのであれば、近くにあるタッチパネルで注文し、扉の前に置かれるとのこと。
その際、一度インターホンが鳴らされるが、別に店員が入ってくることはないみたいじゃが……いやでもこれ、他の客に見られるじゃろ、注文したもん。
「あ、まひろ君、そろそろ小さくなってくれるかい? 部屋に着いたことだし、ね?」
「……こ、この姿でなくともよい、のか?」
「まぁ、その姿ですることに対しても興味はあるけど……やはり、まひろ君本来の姿としてみたい、と思うわけでね。だから……どうかな?」
「…………わ、わかった」
この部屋に辿り着いてしまった時点で、行為をすることは確定路線。
であるのならば、神の頼みを聞き入れるのもやぶさかではないし、やはり、その……他の者たちもあの姿で相手をしたので、同じ方がいいじゃろうと思ってしまう。
少しだけ俯いてから、儂は体をいつもの姿に戻し、荷物からとりあえず、着替え一式を取り出し、先にパンツを穿きそこから、この姿用の服に着替えよう……としたところで、神にガシッ、と体を掴まれた。
「ふむふむ……なるほどなるほど……やはり、体外排出された汗は基本的に戻ることはない、と。ふふふ、これはいいね。うん、すごくいい」
「か、神?」
「おっと、私たちは妻婦になるんだろう? ならば、名字で呼ぶと言うのもナンセンスだ。そうだろう? だから、祥子、と呼んでほしい」
儂が研究者の目をしておった神に話しかけると、神は儂に名前で呼んでほしいと告げた。
別に断る理由もなかったので、儂はすぐに神呼びから名前へと変更する。
「……わ、わかった。んと、しょ、祥子、さん」
「さんもいらないよ?」
「し、しかし、おぬしとはその、歳の差が……」
今更気にするようなことでもないのやもしれぬが、祥子さんとの関係はまだ長くはない。
故に、いきなり呼び捨て、というのもハードルがありさん付けをしたのじゃが、祥子さんはそれが微妙に気に入らないらしく、他の五人の名前を出して話し出す。
「んー、それもそうか……しかし君、他の五人にはさん付けは付けていないだろう? 強いて言えば、結衣君相手に姉を着けているくらいで」
「ま、まあ、そう、じゃな……」
「私だけさん付けと言うのも、寂しいものさ。だから、もう少し気楽な呼び方がいいかな」
「…………そ、そう、じゃな。うむ……じゃあ、えと……しょ、祥子姉とか?」
正直、結衣姉と呼び方が被るが、ある程度の歳の差がある相手を呼ぶには最も気安い物だと思ったので、祥子姉と呼んでみる。
「んんっ……姉、か……ふむ、そう呼ばれると、すごくドキドキするね。私には生まれてこの方兄弟や姉妹がいなかったからかな? ふふ、いいね、気に入った。それで行こう」
祥子姉呼びが大層気に入ったらしく、今後はそれで呼んでほしいと言われたので、儂はこくりと頷く。
「さてさて、まひろ君。コスプレだけど、何か着てみたいものはあるかい?」
「借りるの前提!?」
「まあね。んー…………あ、ねぇ、まひろ君。別に君が着るわけじゃないんだけど……これ、どうかな? 私に似合うと思うかい?」
祥子姉がその綺麗な指で指示したのは何と言うか……職業女王様が着ていそうなボンテージじゃった。
「……ぼ、ボンテージて……いやまあ、似合う、とは思うが……」
なんじゃろう、嫌な予感がひしひしとする。
「ふむ、そうか。ではこれは注文するとしよう。あとは……これと、これ……それから、これに…………ん、これでよし。あとは届くのを待つだけ、だね」
「……おぬし今、何を注文した?」
「それは届いてからのお楽しみ」
人差し指を口元に当てながら、ぱちっ、とウインクをする祥子姉に一抹の不安を覚えるが……なんかもう、今更感が半端ない。
それにしても、入った段階で拘束されないと言うのは……なんとも新鮮じゃのう。
まあ、本来はこれが普通なんじゃろうが。
「さて……まひろ君、改めて、私を受け入れてくれてありがとう」
表情を真剣な物へと変化させたかと思えば、祥子姉はふっと微笑みと共に礼を言って来た。
「ま、儂も好きではあるからのう。気にするでない」
「ははっ、そうか。さすがに五回もプロポーズをされている人は違うね。私なんて、未だにドキドキしっぱなしだと言うのに」
「こんなことで慣れても仕方ないと思うが……ま、色々な」
「それもそうだ。……それじゃあ、注文品が来るまで少しかかるみたいだし……んー、どうする? その間、お風呂に入るかい」
「……え?」
祥子姉の申し出に、儂は思わずぱちくり、と思わずきょとんとした顔をした。
え、風呂?
「ん? どうしたんだい? そんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして?」
「あ、いや、すまん。まさか、風呂に入るかどうかを尋ねられるとは思っとらんかったから、つい……」
一瞬思考が停止しとったが、すぐに脳を再起動させ、
「そうなのかい? いやしかし、他の人とする時はお風呂に入るのでは?」
「…………儂の旦那たちはな、全員、始まる段階で儂を拘束するんじゃよ」
「あぁ、そう言えば君はドMだから、初手拘束はかなり有効と訊いたね」
「いやそこ同情するところでは!?」
「ははっ」
「なんで鼻で笑った!?」
なんか、こやつも色々と考えとる気がしてきた……!
視線なんか、儂の足のつま先から頭のてっぺんまでをじっくりと観察しとるような気がするし……い、嫌な予感が……。
「それなら、別にお風呂には入らなくても問題ないね。とりあえず……色々と触らせてほしい所だね」
「さ、触る?」
「うん。だって、こうして性的な意味で発症者の人を触る事なんて、今までなかったからね。触りたいと思っていても不思議じゃないだろう?」
「……おぬしは、じゃろ?」
「研究者は大体そう思ってるよ?」
「マジで!?」
「マジで」
お、おっそろしい奴らではないか、研究者たちは……!
ま、まさか、発症者たちの貞操を狙っとるのか……? いやでも、聞けば、発症者のほとんどはすぐに性的なアレこれをする者が割と多いと聞く……もしや、最初の相手って……いや、深くは考えまい。なんか怖いし。
と、儂が研究者たちの闇(?)に恐怖しておると、どさり、と祥子姉がソファに座り、ぽんぽんと自身の横を叩いておった。
「な、なんじゃ?」
「おいで」
「え、あ、座れと言う事か?」
「……(にっこり)」
「な、ならば……まあ、うむ、失礼して……」
と、儂が祥子姉の横に座ろうとした瞬間であった。
「きゃっ!?」
不意に祥子姉の腕が儂の体を捉えると、自身の膝の上に乗せた。
な、なんか、すんごい柔らかいものが当たっとるんじゃが!?
「しょ、しょうこね――ふやぁん!?」
いきなり座らせられ、同時に背面に当たる柔らかいものについて尋ねようとした瞬間、突然儂のとある一点からびりっとした刺激が儂を襲い、思わず嬌声を上げる。
一体何事かと思って視線を下に落とすと、そこには儂の胸元に突っ込まれた祥子姉の右腕があった。
「しょ、しょうこねえ? な、何を……」
「んー? まずは、前戯から、と思ってね。あぁ、気にしないでくれたまえ。勝手にやるから」
「いや、全然きにしないわけに――んあぁっ! な、なにをっ、んんんぅ!?」
言葉を紡ぐよりも早く、祥子姉の手が儂の乳首を弄り、嬌声によって言葉を遮られる。
「ふんふん、徐々に勃ってきているところを見るに、割と敏感なのかな? じゃあ……これはどうだい?」
「ふやぁぁ!? ま、まってっ、そ、それつよっ……くっ、ぅぅんっ……!」
こりこり、くりくり、と優しく指で儂の乳首を弄る手が、不意にぎゅぅっ! と荒々しさを感じる動きに変わり、儂の乳首を強く摘まみ、びくびくっ、と体を震わせ喘ぎ声を発してしまう。
しかし、祥子姉の口調は、まるで研究対象を調べることに対する喜びに似た感情が感じ取れるほどに、少し平坦なものに聞こえた。
「ふむふむ、やはり発症者だから敏感なのかな? それとも、突然、そして無理矢理されるというシチュエーションとの相乗効果で感度が上がっているとか……? ふむ、どちらにせよ、とても興味深い。自分で致したことはあるけど、誰かの体を愛撫するというのは初めての経験だからね」
「んんっ、しょ、しょうこ、ねぇっ……こ、こうさつ、しながらっ、んくっ、いじ、らない、でぇっ……ひゃぅぅっ!」
「おや? 何か言ったかい?」
「じゃ、じゃからっ……んぁぁぁぁ!? つ、強く、するで、ないいぃぃ……!」
意地悪な声音で言ったかと思えば、さらに強く乳首を弄る。
きゅっ、と摘まんだかと思えば、ころころと指で転がし、かと思えば上から押し潰してきて、先ほどからびりびりとした快楽がすごい。
「どれ、そろそろ次の段階だね。……あぁ、パンツは脱げてしまっていたね。ふふ、では早速……」
「な、なにを……んひゃ!?」
にんまりとした顔をしていそうな言葉を口にしたかと思ったら、祥子姉の左腕がゆっくりと儂の股へと這って行き、そしてくちゅり、と秘所に触れる。
突然敏感な所に触れられたことで、ぴくんっ、と体が跳ねる。
「おやおや、随分と濡れそぼっているね。たったこれしきのことで濡らしてしまうとは……ふふ、どうやら、君は相当……エッチな女の子、なんだね?」
「~~~っ!?」
甘く、同時にどこか嗜虐心を感じるようなそんな声音で、儂の耳に囁く祥子姉の言葉に、儂はぞくぞくぞくっ――! と体を震わせ、思わずぎゅっと目を瞑る。
まるで、甘く蕩けるような媚薬が、直接頭に入り込んでくるかのような、そんな感覚に頭が少しふわふわとして来る。
「さてさて、まずは一度君を絶頂させておこうか。少し強く行くから……覚悟してね?」
「ま、まっ――んんぁぁぁあああぁぁぁぁぁっっ!?」
祥子姉のSっ気たっぷりに言われ、儂は待ってほしいと言おうと口を開くが、すぐさまその声は声にならず、代わりに秘所の中で蠢く指と、強くそれでいて激しく乳首を愛撫する手によって大きな嬌声を発した。
気持ちのいい快感が下腹部と乳首を起点として全身に駆け巡り、同時にどくどくと血流が増していくのを強く感じる。
「んあぁぁ! は、はげしっ……ひゃあぅぅう!」
「ほらほら、ここかな? この辺りがいいのかい? それとも……ここかい?」
「はぁっ、んんっ……! ま、まって、くれぇっ……つ、つよすぎんぅぅぁあああっっ!」
「ふふっ、どうやらこの辺りが気持ちいいみたいだね? ほら、どんどん強くしてあげるから、さっさと絶頂するといいよ? あ、でも君はドMと聞くし……一度手を緩めた方がいいかい?」
「ふゃああぁぁぁっ! と、とめっ、とめてぇっ……! あああんっ!」
「ふむ、止めてほしい、か。んー……まあでも、割ともうすぐ来ると思うんだよね、注文品。この後下手に逃げられても困るし……一度、脱力させておこうか」
「しょ、しょうこ、ねぇ……?」
息も絶え絶え、といったレベルで強い快感を与えられ続ける儂は、祥子姉の言葉に不安を覚えて思わず顔を見ようとするが……その次の瞬間、突如として祥子姉の手がさらに激しくなる。
「ひああぁぁぁぁぁあぁぁあぁっっ! ま、まってまってまってぇ! そ、それ、やめてぇっ……んあぁぁ!」
「さぁ、イクといいよ! 大丈夫、これはまだまだほんの前座さ! この後もたっぷりと研究――もとい、楽しませてあげるから! さぁ!」
徐々に激しさを増す祥子姉の手に、儂の体にどんどん快楽が蓄積していき、そして、
「ああぁぁぁあぁっ! む、むりぃっ、い、イクイク……イっちゃうからぁっ……――イっああああぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁっっっ!」
びくびくっ、びくんっ! と体が大きく跳ね、儂は絶頂した。
数十分という長い時間にも思える絶頂の余韻が儂の体を駆け巡り、体から力が抜けていく。
いきなり強烈な快感を与えられ、既にぐったり状態で、祥子姉に体を深く預けてしまう。
「ふふ、とてもいいイキっぷりだったね。一概には言えないが、発症者は性的な意味で体が敏感且つ、弱い可能性がある、ということかな? それとも、君が弱いのか……ま、どちらにせよ、とても面白い。さて、そろそろ来る頃だと思うが――」
ピンポーン。
「ジャストタイミング。まひろ君、私は注文品を受け取って来るから、そこで大人しく寝ておくように。逃げたら……ふふ、これからしようとしていること以上の快楽という苦痛を君にプレゼントしよう」
「はぁーっ……ふぅーっ……う、うごけん、わい……」
「だろうね。そのために絶頂させたんだから。それに、君は一度絶頂すると、そこそこの時間動けなくなる、ということも聞いているからね。……さ、こちらで寝ていようか」
祥子姉はぐったりした儂を抱きかかえると、ベッドの中央に寝かせた。
絶頂の影響で軽い疲労感に似たものがある今の状態からすると、寝ころぶことがとても心地よい……。
しかし、これから何をされるのかわからない恐怖と、少しの期待にも似た感情が湧き上がって、心の中は割とぐちゃぐちゃになる。
そんなことを考えながら、儂から離れ玄関へ行く祥子姉を待つ。
「――お、届いているね。中身は……ふふふ、注文通り。それに、サイズも丁度良さそうだね。こういう衣装や道具のサイズが豊富、と言う部分が売りのホテルだしね、ふふふ、これから楽しくなりそうだ」
ぐったりする儂の耳に、祥子姉の嗜虐心と研究者としてのやや狂気が混じった好奇心が合わさった声でもって、届いた中身の物に言葉を零す声が聞こえる。
正直、逃げたい気持ちでいっぱいじゃが……今までのあれこれのせいで、儂はなんというか……そう言う事に対してドキドキしたり、期待したりするようになってしまったせいで、これから何が行われるのかという、期待が心の中に生まれてしまう。
「さて、まずはどうしようか……んー、そう言えばキスがまだだったか……ふーむ、この後することを考えると、少々ムードに欠けるか? いやでも、個人的には好奇心が強いからな……よし、後回しとしようか」
少しずつ体の自由が利き始める頃には、祥子姉が何やら独り言を零し続け、最終的には何かが決まったのか、テンションが高い声が聞こえてくる。
「さてまひろ君、そろそろ言葉も普通に喋れる頃だろうから一つ、クイズと行こう」
「く、クイズ?」
たしかに、儂はもう普通に喋れはする程度には、なんとか回復した(おそらく、今までの経験からある程度のタフネスが付いたためと思われる)が……クイズとはどういうことじゃろうか。
「うん。ちなみに、外すと罰ゲームがあるから、気を付けてね?」
「ちょっ、突然すぎる!」
「第一問! 私が興味のある職業は次の内どれ? ①警察 ②メイド ➂医者 さぁ、どれだい?」
「な、なんじゃその三択は?」
「いいからいいから。で? どれだと思う? 確率は三分の一さ」
「う、うぅむ……」
警察官にメイド、医者……なんじゃろうか、その三択。
警察官と医者は立派な職業と言うイメージがあるものの、メイドは……なんと言うか、違くね? なので除外じゃな。
となると……
「い、医者?」
こちらの可能性が高い。
研究者じゃからな、ある意味近い職業とも言える故、果たして……。
「…………残念!」
不正解であった。
「え、違うのか!?」
「うん、違うね。答えは……②のメイドでした!」
「いやなぜに!?」
「いやほら、好きな人にメイドをしてもらうって、興味ないかい?」
「そう言う意味の興味!? おぬしがなりたいとかではなく!?」
「ははっ、この私が誰かに給仕するなど……天地がひっくり返ってもあり得ないことさ、もるも――助手君」
「今、モルモットと言いかけたな?」
「まあまあ、気にしない。さて罰ゲームと行こうか」
「え、な、なんじゃ……? 一体何を……」
ニヤニヤとした意地の悪い笑みを浮かべると、祥子姉は先ほど届いた注文品が入った段ボールに手を突っ込み、ずるり、と何かを取り出した。
その姿はどう見ても……
「め、メイド服……?」
どこからどう見ても、メイド服であった。
「イグザクトリー! そう、メイド服だ」
「……そのサイズから察するに……まさか!?」
「そのまさか。さ、お着替え、しようか?」
にこっと微笑むと、動けない儂にじりじりと近づき、
「さぁ! 動けないと思うが、安心してほしい。私がやさぁしく、着せてあげるから」
優し気な笑みを浮かべるなり、動けない儂の体を抱えると、器用に儂にメイド服を着せ始めた。
「ちょぉっ!? な、何をしとんの!?」
「コスプレ」
「それはわかるけども! ってか、なぜに!? 別にする必要なくね!?」
「着衣エッチ、興味があってね。まあ、いいじゃないか。メイド服での行為はさぞかしドキドキすると思うよ?」
「ぬぐっ……」
た、たしかに、いつも全裸でしとったからな……服を着たままはしたことがなく、ちょっと気になるが……いやでも、初の着衣エロがメイド服て。
「んー……よし、と。ふふふ、似合うじゃないか、まひろ君?」
「くぅ~~っ、なんか妙な恥ずかしさがあるのうっ……!」
つい最近、体育祭での仮装リレーにて、メイド服で出場したが、あの時とは違い今回のはスタンダードなメイド服。
イメージとしては、メイド喫茶のメイド服が近いが……なんじゃろうか、この、謎のドキドキ感は。
あと、何気にニーハイソックスを履かされたのだけでなく、ガーターベルトまで着けられたのががなんか……こう、祥子姉の本気度が伺える。
「それでは、第二問! 私の特技は次の二択の内どちらでしょう! ①緊縛 ②S責め さあどっち?」
「どっちも同じじゃね?」
「ははっ、さあほら、早く」
「うぐっ…………に、②か?」
「……残念っ! 答えは①の緊縛だ」
「なぜ!?」
研究者なのに、緊縛が得意ってマジでどういうこと!? なんで!?
「正確に言えば②はまだしたことがないからわからないため、不正解なんだけどね」
「ずるくね!? それずるくね!?」
「しかし、緊縛は職業柄、少し得意でね。それはもう、プロになれる腕前とさえ評されるほどだ」
ぺろり、と舌なめずりをしながら告げる祥子姉のその顔は、ぞくっとするくらいにSな雰囲気があった。
「……えっ」
「というわけで、外したまひろ君には罰ゲームだ」
「へ……?」
にっこりとSっ気がたっぷりの笑みで祥子姉が罰ゲームと言えば、とある箱の中からとりあえず、縄を取り出し儂に近づいてくる。
「第二問の罰ゲームは……足の固定」
「……ど、どういうこと?」
「まあ……こう言う事さ」
そう言うと、祥子姉はベッドに寝転ぶ儂の足元へやってくるなり、未だ体に力が入らぬ儂の足を掴むと、いきなり太腿と脛の辺りを縄で縛り始める。
「ちょっ、な、なにを!?」
「まずは、足を使えなくしないと、だからね? んー……意外に暴れないね。なんだい? 実はこうしてほしかったとか?」
「ば、ばばばばバカを言うでないわっ! んなわけなかろう!?」
「ふむ……そのどもり方に、視線の動き、声の上ずりから察するに……図星かな?」
「じゃ、じゃから違うて!」
「ははっ、誤魔化さなくてもいいさ」
ぐぬぬぅ……やはり研究者相手には地味に分が悪い……。
そうして、気が付けば太腿とふくらはぎがくっつく形で縛られ、足が動かなくなった。
な、なんじゃろうか、この、AVとかエロゲなどでしか見んような縛られ方……えぇい! ドキドキするでない儂ぃ!
「縛り終えたところで第三問。私の好きな動物は次の二つの内、どちらでしょう。①ハシビロコウ ②モルモット さあ、どっち?」
な、なんじゃその二択!?
い、いやしかし、こやつは研究者……であれば、モルモットが正解では? いやしかし、それはあくまでも研究者=モルモット好き、のような偏見から来る、勝手な妄想……こ、これ以上何かをされれば、マジでどうなるかわかったもんじゃない以上……よし!
「い、①じゃ!」
「…………不正解っ!」
「ちくしょーめ!」
「答えはモルモットさ。やはり、研究者的には素晴らしい存在さ。ま、あとは単純に小さくて好きだね。あ、ハシビロコウも嫌いじゃないけど、やはり小さい方が可愛いと思うんだ」
くそっ、裏をかいたつもりが、普通に偏見で行けばよかったとか……ちくしょーめ!
やっぱりこやつずるい!
「さて! 第三問目も間違えたと言うことで、罰ゲーム!」
「こ、今度は何をする気じゃ!?」
「はい、目隠しです!」
「ちょぉっ! そ、そんなことをしたらっ……」
「ははは、いいだろう? 目隠し。人間というのは、視覚を封じられると、それ以外の部分が敏感になる物でね。下手に視界があるよりも、ない方が気持ちよくなれる……そんな経験、あるだろう?」
「そ、そんな経験、な、ないがっ?」
「君、嘘が下手だね……。まあいいさ。罰ゲーム執行!」
「ぬぉぉ! み、見えぬ! 何も見えぬぅ!」
ノリノリな祥子姉に目隠しをされ、視界が一気に真っ暗闇へと変わる。
何も見えず、不安とドキドキがいっぺんに襲いかかる。
つ、次は一体何が来ると言うのか……ごくり。
「おや? 今生唾を飲み込んだね? もしや……期待してしまっているのかい?」
「ばっ、ばばばっ、バカを言うでないっ! わ、儂がそのようなことっ……!」
「安心するといい。君の性癖については既に知っているからね。的確に、君を攻めよう」
「や、奴らじゃなぁ!? ちくしょーめ!」
絶対こやつに教えたらあかんじゃろ!
「それでは、最後の問題……私のまひろ君の好きなところは、どこでしょう? さぁ、サービス問題だ。次の内、十択から答えるように」
「多くね!?」
十個もあるとか、バカみたいなんじゃけど!
というか、儂の好きな所て……くっ、な、何を言われるのかっ……!
し、しかし、好きな所である以上、確実に性格とかそう言ったものなはず――
「①頭部 ②うなじ ③鎖骨 ④胸 ⑤肩甲骨 ⑥前腕部 ⑦鼠径部 ⑧くるぶし ⑨臀部 ⑩性器 さあ、どれだい?」
なんか想像の斜め上をカッ飛んで行く十択が来たんじゃが!?
「な、なんじゃその十択! え、なに、おぬしのフェチの話!? あと、最後の二つだけド直球すぎんか!?」
「はははっ、さあ、答えたまえ!」
「くっ」
一体どれが正解というのかっ……!
一番無難なところは、頭部と胸、臀部、性器の四つじゃろう。
しかし、この研究者のことじゃ。どうせ、それ以外が正解の可能性も高い……。
ぐぬぬぅ、どれかまったくわからぬぅっ……!
ここで間違えたら、どんな罰ゲームが来るか………………ハッ! い、いや別に期待などしておらんから! 決して、罰ゲームを受けたいとか、思っとらんからな!?
……儂は一体、誰に言い訳をしておるのか。
と、ともかくじゃ! 問題に答えねば……!
……しかし、マジでどこじゃ?
やはり、研究者じゃから、それにちなんだ部分の方がよいか……?
…………よし!
「⑩のせ、性器じゃ!」
……なんか、恥ずかしいとか恥ずかしくないとか以前に、生々しいから、あれじゃな……うむ。
し、しかし、これはかなり正解に近いのでは!?
さぁ、どうじゃ!
「正解は――……」
「ごくり……」
「……残念外れ!」
「なんでじゃーーーーー!」
「ちなみに、君はおそらく、私が研究者だから、きっと発症者に最も興味を寄せる部分を選択したと思うが……」
思考を読まれとる!?
「それは不正解。答えは……全部だ!」
「……いやそれずるくね!?」
まさかの正解に、儂は思わずツッコミを入れた。
十択を出しておきながら、全部が正解とか無理じゃろ!?
「私は別に、一つだけ、とは言っていないよ?」
「ぬぐっ」
「先入観だけで答えるのは危険さ。ましてや、今みたいに冷静になれない状態では猶更、ね?」
「ぐぬぬぬぬ……」
目隠しをされとるから、正直祥子姉がどのような表情を浮かべておるのかはわからんが……じゃが、間違いなく、にんまりとした笑みを浮かべておる事じゃろう。
「さぁ……最終問題も不正解してしまったまひろ君には、最後の罰ゲーム」
「……い、一体何をする気じゃっ」
「んー、君の姿を想像すればわかるだろう? メイド服を着せられ、足を縛られ、視界を奪われている……さぁ、この状態から導き出される答えは?」
「……はっ、ま、まさかおぬし、う、腕を……!」
「正解! 手だけ自由というのもあれだろうからね。……ま、それだけじゃないんだけど、ね?」
「へ……?」
「さぁ、完璧な姿にしようか……」
どこか平坦に聞こえるその声には、謎の甘さと妖しさが混ざり、儂の気持ちが僅かばかりに高揚していく。
腕を拘束される、ということはある程度予想出来ていたが、まだ何かあると言うその事実に、儂はドキドキと心臓の鼓動が早くなるのを感じた。
ほぼ無意識に歯を食いしばってしまい、それを見たのか祥子姉はが、ふふふ、と妖艶な笑みを零すのが聞こえた。
儂の両腕を掴み、カチャカチャ、と軽い音が聞こえて来て、気が付くと儂の腕が手枷で拘束される。
この時点で抵抗することなど何一つできない。
実は手を拘束されている段階で、既に脱力状態から解放されておったが、まるでそれを見透かしていたかのように、そのタイミングに合わせていたのかもしれないと思ってしまうくらい、タイミングがバッチリじゃった。
「よし、それじゃあこれで仕上げと行こうか」
楽しそうな声音で祥子姉がそう言った直後、
「もがっ!?」
不意に口に何かを突っ込まれる。
丸くて穴が空いているこれは……ま、まさかっ!
「もがっ! んんっ! んんうううう!」
「はははっ、うんうん、とても素晴らしい姿じゃないか……。おそらく、まひろ君も気が付いている事と思う。君は今、ギャグボールを噛まされている。ま、喋れなくするためというのもあるけど……はぁ~~っ、実にそそられる姿だ……私のSな本能に突き刺さるほどにね」
恍惚とした声で、儂の今の姿のことを言われ、心臓がさらに早鐘を打つ。
ドキドキが止まらず、自分の姿を想像してあそこがきゅぅんとしてしまうほどに。
「んんんっ! んんん~~~~!」
じゃが、さすがにこれはなんかあれじゃ! と思った儂は、ごそごそと体を動かそうとするが、手足を拘束され、何も見えず何も話せない状態では、できることが少なすぎて、結局声にならない声を上げることしかできなかった。
「おやおや、興奮してしまっているのかい? ま、なぜこんなことをしたのか気になっているかと思うけど……その答えを先に話そうか」
「……んん?」
答え……?
「知っての通り、私はTSF症候群についての研究をしている。個人的には、性的なことについても知りたいと思っていてね。だが、そう簡単にはいかないわけだ。性行為というのは、とてもデリケートな話題であり行為そのもの。いくら興味津々な発症者が多いと言えど、ド直球に言うわけにはいかないからね。だから、経過報告などでどういった感じなのかを訊いたりしていたわけだが……やはり、それでは限界がある」
一体何の話をしているのかと、儂は動かずに祥子姉の話に耳を傾ける。
「と、そこで君と出会ったわけだ。もちろん、私は君に惚れたし、君も私を受け入れてくれた。これは私にとってとても素晴らしいことだ! これで堂々と、発症者の性的行為について調べられる! と内心狂喜乱舞したものさ」
「んんんっ! んっんっんん~~~!」
なんかとんでもないことを言い出した祥子姉に、儂は声は出せないがそれでも、と必死に抗議する。
なかそれ、儂の体目当てじゃろ! みたいな。
「あぁ、いやいや、君の気持ちはもっともだ」
え、通じたの!?
「正直、研究的な意味で調べたいと強く思っているが……どうやら、私は心底君を気に入ってしまっているようでね。おかげで……今の君の姿を見たら、溢れ出す嗜虐心が抑えられなくてねぇ……あぁ! なんという煽情的な姿だろうか!」
やっぱり変態じゃん!
ちくしょーめ! どうあがいても、儂の旦那共はドSしかいないというのかっ!
それとも、あれか!? 儂はドSほいほいなのか!? ……自分で言っていて、なんかなんとも言えない気分になって来たな……。
「と、言うわけで。まずは色々とデータが欲しくてね……」
「……ん?」
「とりあえず……快楽責め、と行こうか☆」
「んんっ!? んん~~! んんぅぅ!」
「はははは、そんなに暴れても無駄さ。きっつ~~~く、縛ってあるからね……」
ま、まずい! なにがまずいのかは見えんからわからんが、このまま行くと何かとんでもないことをされる予感しかせん!
そう思った儂は、ひたすらに体を動かしてなんとかこの状況から脱しようとするが、祥子姉の言う通り、かなりキツく縛られておるようで、全く抜け出せる気配がなかった。
足は開かれた固定され、腕は手枷で上手く動かせず、いつもとは違うメイド服という格好……さらには、目隠しにギャグボールまで着けさせられ、儂は非常に恥ずかしい格好と言えよう。
ただ……いつもならばある、首輪がないというのが違和感と言うか、落ち着かんというか……ハッ! わ、儂は一体何を考えておるんじゃ!
ち、違う……儂は断じて、Mなどではない!
「んふー、ふー……」
「おや? なんだか興奮しているようだね? ふむ……あぁ、そう言えば首輪がなかったか。失敬失敬。聞くところによる君、首輪が大好きらしいじゃないか」
「んん!? んんん~~っ!」
ぶんぶんっ、と祥子姉の言葉に、儂は首を勢いよく横に振り、否定の意を示した。
「どれ、サービスで着けておこう」
そう言うと、一瞬祥子姉が遠ざかった気がしたが、すぐに近くに戻って来ると、首元でカチャカチャ、と何かを嵌めていた。
それは少しだけひんやりとしていて柔らかい、輪っか状の物……首輪であった。
「んんっ! んんぅっ! んんっ~~!」
「おや? 興奮しているのかい? ははっ、君は素直だね?」
「ん~~~~~っ! んんぅぅ! んぅっ!」
祥子姉の指摘に、儂は勢いよく首を横に振る。
「ほほう? 違うというのかな? しかし……」
「んんぁ!?」
つー、とパンツの上から秘所をなぞられ、儂はぴくんっ、と反応し、更にはくぐもった嬌声を漏らしてしまう。
「なんだか、既に濡れているんだけど?」
「……んっ、んんっ! んんんっ!」
違う違うっ! と首を横に振るが、祥子姉から聞こえて来るのは、妖しい笑い。
「ふふふ、モルモット君? いいかい? レポートというのは、正確に取らなければ意味がないんだ。つまり、君は嘘を吐いている……そもそも、性器を濡らしている時点で、君は既に興奮状態。研究者である私に、そんな嘘が通用するとは思わない方がいいよ?」
「んっ、ぅぅっ……」
祥子姉の言葉に恥ずかしくなって、羞恥に染まった声がギャグボールを通して漏れ出る。
うぅ、恥ずかしい……美穂たちとは違う恥ずかしさじゃよぉ……。
「しかし、嘘はいけないよねぇ、ま・ひ・ろ・君?」
「んぇ……?」
ぞくり、と背筋に電気のような寒気のようなものが走るほどの声を、儂の耳元で囁く祥子姉。
一体何をするのかと、儂の心の仲は不安と期待が入り混じり、そして、認めたくないが、儂のあそこはじわぁ、と濡れていく。
一体何をされるのか、ドキドキしておると……。
「君は、ず~~っとイかされたことはあるかい?」
「……んぅ? ――っ! んんぅっ! んんん~~~~っ!」
祥子姉の言葉の意味を理解した儂は、ジタバタともがき続ける。
祥子姉が一体何をしようとしているのかを察してしまったが故に、儂はそれから逃げようと体を必死に動かして、回避しようとするが……
「ははは、私から逃れられるわけがないだろう? さて、覚悟はいいかな? まひろ君?」
「んんぅぅぅぅっ!? んんんっ、んんぁぁぁ!」
「そうかいそうかい、できているんだね。うん、さすがだ」
違うけど!?
どう見ても儂、否定しまくっとるんじゃけど!
いや、そもそも今の儂って傍から見たら表情なんて見えないよな……?
し、しかし、それでも儂がどういう気持ちでこんなことをしておるのか察しておるはず……つまり、祥子姉はそれを察した上で、こうしとるわけで……。
くっ、このままだとマジでまずいことになる!
「それじゃあ、失礼して……」
そう言うと、ギシッ、とベッドが軋む音が聞こえ、すぐ近くに祥子姉が来た気がする。
しかし、今の儂は何も見えない状況であるため、どこに祥子姉がいて、どのような表情を浮かべておるのかがわからず、それがさらに儂をドキドキとさせる。
「さぁ、まひろ君はこれからどれくらいイクのかな?」
マッドサイエンティスト味を感じる発言をした直後……
ずぶり――
「んんん~~~~~~っ!?」
突然、膣内に何かが侵入してきて、儂は思いっきり体を反らした。
それは、太くてどこかひんやりとしていて……いぼいぼが付いておった。
「んっ、んんぅぅっ! んんぅぁぁあっ」
突然感じる異物感と快楽に、儂はくぐもった喘ぎ声を漏らす。
「うんうん、すんなり入ったね。それじゃあまひろ君。レッツ快楽☆」
この状況に似つかわしくないそんな声を発した直後、カチッ、と何かのスイッチが入る音が聞こえて来て……
ヴヴヴヴヴヴヴ――――
「~~~っ! んんぁぁぁぁぁぁぁっっ!?」
不意に、あそこに挿入された何かが強烈な振動と共に動き出した。
突然発生した振動によって、挿入された何かは儂の膣内を掻き回すように蠢き、それらに付いたいぼいぼが快楽を加速させる。
それにより、強烈な快楽が発生し、その快楽を逃がそうと儂の体が動き、それらは喘ぎ声という形でも現れる。
しかし、動けども動けども、挿入された何かが抜けることはなかった。
どうやら、パンツで抜けないように固定されているみたいじゃった。
「んっ、あぁぁっ、ぅっ、ふぅっ……んんっ!」
「ふむ、どうやら問題なく感じているようだね。この辺りはやはり、それぞれの体通りの快感になるのかな?」
快楽でのたうち回る儂をよそに、祥子姉は分析するかのように独り言を呟く。
それと同時に、カリカリカリ、と何かを書いていく音も聞こえて来くる。
「んんぅっ! ぁぁっ! んうぅぅぅぅ~~~っ!」
「おや、辛いのかい?」
「んんっ! んんん~~~!」
「ははは、大丈夫。本当にヤバいと思ったら止めるよ」
「んっ! んんっ! んぃぃぃっ……!」
辛い、辛い、と訴えようとするも、口が塞がれている影響で、伝えることが出来ない。
しかし、挿入された何かはそんな儂の気持ちなどお構いなしとばかりに、無慈悲にも強烈な快楽を刻み込んでいく。
「んっ、んんっ! んっんっ……!」
「おや、もうイキそうかい? なら、そのままイクといい。まだまだ、時間はたっぷり、あるからね」
嗜虐的且つ、マッドサイエンティスト的な声音で、イキそうになっている儂に向かって、そう言い放つ。
それを聞いたからか、儂の体はあそこを起点として強い快楽の波が襲いかかり、それらが頂点に達した瞬間――
「んっんんっ……んんぁあああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!」
儂はイってしまった。
びくびくびくんっ! と体を大きく震わせ、のけ反らせ、強烈な快楽の余韻が儂の体の隅々にまで広がって行く。
頭の中が真っ白になるくらいに強烈で、呼吸が一瞬止まり、再び呼吸をしようと体が空気を求めて呼吸が荒くなる。
「ふぅーっ、ふぅ~っ……んっ、んんっ!? んんぁぁぁぁぁっ!」
しかし、その余韻が消えることはなかった。
いや、それ以前に余韻などという生温い物ではなく、直接的快楽そのものが儂の体を襲いかかっていた。
イっている間も、挿入された物は動き続け、振動とうねうねとした動きでもって、儂の体に快楽をたっぷりと注ぎ込んでいっておったのじゃ。
儂は必死に、止めてほしいと、頭がおかしくなると、すぐ近くにいるであろう祥子姉に向かって懇願するが……
「ふむ、まだ問題はなさそうだ。それじゃあ……しばらくの間、このまま放置で♪」
楽しそうに、それでいて、嗜虐的な色が籠った声で、祥子姉は儂の懇願は無視され、しばらく放置という、恐怖以外の何物でもないことを告げられた。
「んん~~~!? んんっ! んぅっ、ふぁっ、うぅっ、んっ……」
どうにかしてほしいと言おうとしても、やはり声は出せず、くぐもった声しか出ない。
それどころか、出て来るのは喘ぎ声。
「ん? おや、連絡だ。ふむふむ、なるほど……明日は学園、及び仕事は休み、か。つまり、時間はたっぷり、というわけか……ふふ、これは色々と出来そうだ」
何やら祥子姉が呟いておったが、今の儂は絶え間なく押し寄せて来る、強烈なまでの快楽の波にさらされ続け、それどころではなかった……。
「ぁっ、お゛っ……」
それからどれだけ時間が経ったんだろう。
気が付けば『儂』はいなくなり、『私』という存在に切り替わっていた。
目隠しとギャグボールは外され、薄暗くもどこかムードのある部屋が私の視界に映るけど……今の私は、絶え間なく与えられ続けた快楽によって、視線が宙を彷徨っていた。
口端からは涎が垂れ、シーツは潮や愛液でびしょびしょ。
体は、びくびくっ、びくんっ、と快楽の余韻で小刻みに揺れる。
しかし、こうしている間も、おまんこに挿入されている物はヴヴヴヴ、と快楽を与え続けていた。
「ふむふむ、かなりアレな表情だね。所謂、アへ顔、という奴かな? うーむ……実にそそるねぇ。とはいえ、ある程度の情報も取れたし……そろそろ私も楽しませてもらうとしようか」
絶え間なく与えられ続けた快楽と絶頂により、今の私は意識が混濁している状態だけど、それでも祥子姉がとても妖しくて、妖艶な笑みを浮かべていることがわかる。
「さて、まひろ君。そろそろ、君もいい感じになったと思うし、しようか? セックス」
にこり、と笑いかけながら祥子姉が私のそう告げる。
「……ぅ、ぁあ……」
「ふぅむ、さすがに放置プレイをしすぎたかな? ともあれ、だ。まずは引き抜くとしようか」
祥子姉はそう言うと、私のおまんこに挿入されたままの物を引き抜いた。
「ふやぁあぁぁぁあ……」
既に息も絶え絶えな私は、引き抜く時の快楽で吐息のような喘ぎ声を漏らし、引き抜かれたあそこからは、どろりと愛液が溢れだす。
「ふふふ、これはまた随分ととろとろだね? 私自身、自分では自慰行為をしたことはあるが……なるほど、ずっとイかせ続けるとこうなるのか。それに、この辺りはやはりと言うべきか、発症しても変わらない、と。……さて、まひろ君。君は今、処女状態で合っているのかい?」
「……ちが、ぅ、と……おも、ぅ……」
「そうか。では、処女になってくれるかい?」
「ぅん……」
私は祥子姉の頼みを受けて、ぼーっとする頭で能力を発動させ、自分の体を少しだけ戻す。
すると、体力も少し戻って来て、頭の中も少しだけクリーンになってきた。
「お、目の焦点も定まって来たね。これから、セックスをするわけだけど……いいかい?」
「……ぅん、ぃぃ、ょ……?」
さっきまでずっとぶるぶる震える何かでイかされ続けて辛かったけど、途中からその快楽に身を委ねていた。
それをしたのが、祥子姉で、祥子姉のことは私も少なからず恋愛的な意味で好きで……だから、嬉しくて……そんな祥子姉とえっちをするのは、とても幸福だと思った私は、それを受け入れ、頷いた。
「ふふ、よかった。とはいえ……ふむ、脚の縄は解いてあげようか。ずっとその状態というのも辛いだろうから、ね」
祥子姉はそう言うと、私の脚を縛っていた縄を解き、脚を自由にする。
ずっと同じ状態で固定されていたから、脚を伸ばすと膝のあたりがずきりと痛んだ。
だけど、それはすぐに消えて行き、何の問題もなくなる。
脚は自由だけど、手は拘束されたままで、首輪も着けたまま。
だけど、首輪はなぜか落ち着くし、何より……メイド服に首輪というこの格好が、私の胸をドキドキさせる。
奴隷メイド、みたいな感じがして。
「ふふ……これはなんとも扇情的な姿だね……。胸元ははだけ、顔は上気し、君の性器は濡れ濡れ。瞳は潤み、目はとろ~んとしている……正直、生やしていない状況でさえ、私は君に強い興奮を抱いているが……そこにこれを使ったら、どうなるんだろうね?」
そう言って祥子姉が取り出したのは、あの薬だった。
女性におちんちんを生やす薬。
「では、早速頂くとしよう。ん……ごくっ」
嬉々とした表情でその薬を口に含み、すぐに飲み込む。
するとたちまち、祥子姉の穿くスカートが盛り上がる。
「んっ、これは……ふふ、なるほど、勃起する、というのはこういう感覚か……ズボンが、そしてパンツが窮屈で仕方ないね。……では、脱ぐとしようか」
祥子姉はズボンとパンツに手をかけると、一息に二着とも脱ぎだす。
すると、ぼろんっ、と祥子姉の大きく勃起したおちんちんが露わになり、途端にえっちな臭いが私の鼻孔をくすぐり、先ほどよりクリーンになった頭が再びぼーっとしてくる。
女の本能故か、好きな人のおちんちんを見ると、興奮してしまい、膣……ううん、その先の子宮が、きゅぅんと切なくなる。
いつでも受け入れる準備はできていると言わんばかりだ。
私は目の前にある、好きな人のおちんちんから目が離せず、凝視してしまい、呼吸も荒くなる。
「おやおや? 随分と熱心に見るんだね。たしか君、既にセックスは経験済みで、尚且つかなりの回数をしたと聞くが……ふふ、私でも興奮するのかい?」
「……す、すきなひと、だから……す、すごく、する、よ……?」
「っっ! 君はそう言う事を平気で言う……」
私が正直に言うと、祥子姉は顔赤くさせて、どこか嬉しそうに小さく呟いた。
その顔が、なんだか愛おしい……。
「まひろ君」
祥子姉は私の上に覆いかぶさると、潤んだ瞳でじっと私の顔を見つめる。
私も、視線を逸らさずに、真っ直ぐ祥子姉の目を見て……そして、ゆっくりと、祥子姉の顔が近づき、私と祥子姉の唇が重なり合った。
「んっ、ふぁ……れる、んふぅ……」
「しょ、うこ、ねぇ……んんっ……」
「ぢゅる、れるれろ……んはぁ……んっ、あむ……」
「ふあぁ……んふぁ……」
甘くて、濃厚で、静かなキスをする。
祥子姉がするキスは、とても濃厚なのに、とても静かだった。
普段の冷静さを体現したかのように、私の舌や口腔内をゆっくりと、静かに、それでいて濃厚に蹂躙していき、それが気持ちよくて、頭がぼーっとしてくる。
初めてのはずなのに上手で、私はすぐに骨抜きにされてしまう。
「ん、ふぅ……なるほど、これがキス、か……ふふっ、たしかにこれは、幸せになるね。気に入った」
ぺろり、と舌なめずりをした祥子姉は、幸せそうな顔でそう言う。
その気持ちは私も同じであり、好きな人とのキスは、とても幸せな気持ちになれる。
「さて、まひろ君。そろそろ、いいかな?」
「……ぅん、きて……」
私はほんのりとした笑みを浮かべて、祥子姉を誘う。
それを見た祥子姉は、ふふ、と妖艶な笑みを零し……ぴと、と祥子姉の逞しいおちんちんを、私のおまんこにあてがった。
それだけで、ぴくんっ、と体が反応し、同時にじわぁ、と愛液が自然と漏れ出て来る。
私の体はさっきまでの放置プレイと今のキスで、体の準備はとっくに整っていた。
「それじゃあ……行くよ」
「ぅん……」
挿れる直前に言ってくれて、私はすぐに覚悟を決める。
これで六度目の破瓜になるけど、それでも痛いものは痛い。
だけど、一日に連続して破瓜を経験したからなのか、それとも、私がMだからなのか、その痛みを気持ちよく感じるようになってしまっているため、何も問題はないのかもしれない。
そして、ずぷ……と、ゆっくりと熱くて、硬くて、太いおちんちんが私の膣内に侵入してくる。
初めての頃は異物を押し出そうとしていた私の膣だけど、今はもう何度も経験したことで、そんなことはなく、すんなりとおちんちんを受け入れていく。
「これがっ、男性器で感じる快楽っ……ふふっ、まひろ君の膣肉が私の男性器に絡み付いてきて、気持ちがいいね……。それに、温かくて、それでいて狭い……これが、セックスというものか……」
祥子姉は初めての男性側のセックスに、そんな感想を零す。
その言葉には快楽が混じり、表情はとても気持ちが良さそう。
「ん……これは、処女膜かな? まひろ君、一気に行こうと思うけど……いいかい?」
「……だぃ、じょぅ、ぶ……だょ」
「ふふっ、そうか。それじゃあ、行くよ」
そう言うと、ぐぐっ、と一気におちんちんが壁を破ろうと強く中へと進もうとして……ぷつんっ、と六度目の破瓜が私の体を襲った。
「んくっ、んぃぃ~~~~~~っ!」
一ヶ月半ぶりに感じる破瓜の痛みに、私は歯を食いしばって痛みに堪える。
だけど、やっぱりこの痛みも気持ちよくて、祥子姉に処女を貰ってもらえたことが嬉しくて……だから、愛おしくて、自然と笑みが零れる。
「うっ、一気に絡み付いて来た、ねっ……じゃあ、そろそろ本番と行こう」
「んんっ、ふやぁあぁぁっ! はぁっ、んくっ……!」
破瓜の痛みが消えない内に祥子姉は動き出し、ぱんっ、ぱんっ、ぱちゅっ、ぐちゅっ、と淫靡な音共に抽挿が行われ、ごりゅごりゅ、と膣内を掻き回される。
既に愛液で満たされたような膣内だから、抽挿は一切の滞りがなく行われていく。
その度に鳴る、ぐちゅっ、という音と、ぱちゅっ、という音がとても淫らに感じる。
「既にっ、これでもかと濡れそぼっている、からっ、滑りがいい、ねっ……! 気持ちいいよ、まひろ君っ」
「あっあっ、んんぁぁぁぁぁっ! そ、それっ、き、きもちっ、よすぎっ、るよぉっ……ふあぁぁっ!」
「んんっ? ここかなっ? ここがいいのかいっ? ふふ、じゃあ、ここを重点的に責めようっ!」
「ひあぁぁぁぁぁっ……!」
祥子姉の責めは、ひたすらに正確で、どこが気持ちいいのかを熟知しているように動き、そして同じ感覚で抽挿を繰り返す。
まるで機械のようなリズムによって発生する快楽に、私はひたすら喘ぎ声を発す。
ごりゅごりゅ、と気持ちのいい所を責められて、初めてのはずなのに、正確な攻めに、私の体は絶頂へ向かって行く。
「あぁっ、いいねっ、これはっ! 私は知らないがっ、発症者たちというのは、大体が名器だと聞くしっ、男性の方もそれはもう素晴らしいらしいっ……ふふっ、たしかに、君の女性器は、素晴らしい、ねっ……! すぐに、射精してしまいそうだっ!」
「ふやぁぁぁぁぁんんっ! ま、まってぇっ、き、きもち、よすぎてぇっ、わ、わたし、すぐにイっちゃう、からぁっ……!」
「いいよっ! まずは一度絶頂しようっ! 安心するといいっ。私は何度もできるような気がしているからねっ! まだまだ、まひろ君を気持ちよくさせてあげられるからさ!」
「んんぁあっぁぁぁあ! あっ、ふぅっ、んんぅあああ! い、イっちゃう、イっちゃうよぉっ!」
「あぁ、いいよっ、私ももうイキそうだからっ! ほらっ、ほらほらほらっ!」
抽挿する速度が速くなり、快楽の間隔が狭まって私が感じる快楽が絶頂へと駆け抜けるように全身を駆け巡っていき……。
「あぁっ、もう我慢できないっ!
「あっ、だ、だめぇっ、イクイクイクイクっ、イっちゃうぅぅぅっ――ふゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
びゅくっ、びゅるるる~~~っ!
私が絶頂すると同時に、祥子姉のおちんちんから、勢いよく熱い精液が私の子宮に吐き出され、満たしていく。
私の場合、まだ初潮を迎えていない体だから、妊娠の心配がない。
ただただ中出しが気持ちが良くて、幸せになれる……。
「はぁーっ、はぁーっ……んくっ、はぁ……」
「ふぅ……なるほど、男性の快感は、持続時間が短い、というのはこういう感覚なのか……が、まだまだ行けそうだね」
「ふぇ……あぁぁぁんっ!」
絶頂の余韻が去らないまま、突然祥子姉が動き始めた。
「まっ、まってっ、まってぇっ! ま、まだっ、い、イったばかりっ、だからぁっ、んぅぅあぁぁぁぁっ!」
「悪いねっ、私の性的衝動がなくならなくてね! 君が悪いんだよっ? こんなにも私を興奮させて、こんなにも気持ちのいい女性器をしているんだからっ!」
「あっ、ううっ、んふぅっああっ……! む、むりぃっ、わ、わらひっ、お、おかしく、なっちゃう、からぁっ、ひゃあぅぅぅぅぅ!」
絶頂冷めやらぬまま、おちんちんで膣内をごりゅごりゅと抉られて、敏感になっている状態だから、さらに強い快楽が私を襲う。
「無理、じゃないだろうっ? ……君はドMだ。だから、こうして無理矢理されるのが好き……なんだろう?」
耳元で甘い声で囁かれ、体がびくんっ、と反応する。
「んんっ、あっあっ……!」
「ふふっ、締め付けが強くなったよ? やっぱり君は、、変態、だね?」
「んんん~~~~っ!」
変態、そう言われるだけで、体がどうしようもなくびくびくしてしまって、感じている快感もさらに強くなる。
甘い快楽から、痺れるような快楽へを変わり、視界もちかちかする。
頭の中はピンク色に染まり、祥子姉とのえっちしか残っていない。
「あっ、あぁっ、ま、またい、イっちゃう、よぉっ……」
「ははっ、いいよ! 君は思う存分イクといい! 私も遠慮なく君を攻めようっ! さぁ、もっと、もっと感じる姿を見せてくれ!」
狂気が混じったような祥子姉は言うけど、私はそれどころではなく、祥子姉のえっちが良すぎて、ただただ気持ちよくなりたい、それだけしかなかった。
ぐちゅぐちゅっ、ぱんっ、ぱんっ、じゅぷっ、ぱちゅっ、と様々な音が私のおまんこから聞こえて来くる。
これらも私を……私たちをさらに興奮させるスパイスとなっている。
私の気持ちいい所をごりゅごりゅ、と責められて、再び絶頂が昇って来て……。
「もう、らめぇっ……い、イクイクイクっ、イっちゃうぅ!」
「奇遇だね、二度目も私もほぼ同時だよっ! さぁ、もう一度イこうか!」
「ふやっ、あっ、あぁ! ――んああぁぁぁぁああぁぁぁ~~~~~っ!」
びゅくっ、どぴゅるるるる~~~~っ!
びくびくっ! びくんっ!
再び精液が子宮に吐き出され、収まりきらなかった物が膣内に溢れる。
そして、絶頂したために、私の体は大きくのけぞり、がくがくと震える。
「はぁ~っ、あっ……お゛っ……んっ、あへぇ…………♥」
呼吸は荒く、視界がぐるん、と上を向く。
「はぁ、はぁ……ふぅ……ふふ、二度目だと言うのに、かなり出せるものなんだね。しかし……まだまだ足りないね。まだまだだ。もちろん、まだできるよね? まひろ君? あぁ、いや。違うか。たしか……ふふ、あぁ、思い出したよ。まひろ君。これから私に……何をしてほしい?」
汗を流し、妖艶な笑みを浮かべながら祥子姉は私にそう尋ねて来て、それに私は……
「……わらひ、を、すきに、せめて、くらは~い……♥」
祥子姉の無慈悲で、実験体のようなそんな扱いが癖になってしまったのか、自然と嗜虐心を煽るような笑みと共に、そう告げていた。
「ふふっ、その言葉、嘘にしないでね?」
私の言葉に、祥子姉はさらに笑みを深めると、さらに私を好きなように攻めるのだった……。
祥子姉とのあれこれは、他の五名と比べてさほどSM色は強くなかったが、なんか、その……放置プレイが凄まじく、そして、儂を実験体かのように扱ってくるという、他の面子にはないあれこれがとんでもなかった……。
やはり儂、もう言い逃れが出来ないくらいのドMになっとる気がするわい……。
どうも、こちらではお久しぶりです、九十九一です。
いやぁ、ようやく書きあがりました、五話目。四話目を投稿した時点では、本編があまり進んでおらず、そもそもエロシーンに繋がる部分がなかったために、今まで書いてこなかったわけですが……前回から四十話以上もの話数を経て、ようやくエロシーンに繋がる話が出てきました。というか、ヒロインの追加ですね。本当は、追加するか迷ったキャラですが、勝手に動いちゃったからね、仕方ない。
そんな新キャラの性行為は、研究者っぽく、どこか生々しい言い回しになっているはずです。多分。
それに、研究者であるため、発症者の体に興味津々で、当然まひろも含まれています。あぁ、ちゃんとまひろのことは恋愛的意味で好きなので大丈夫です。
さて、次回ですが……本編を読んでくださっている方は知っての通り、最新話がどう見てもこっち側に繋がるような状態です。つまり、次は大人組とのおねロリ回になります。どういうプレイにするかは、まだ完璧に定まっていませんが、こういうのはやろうかな、みたいなちょっとした思い付きはあるので……早ければ夏中、もしくは遅くてクリスマス辺りかなぁ、なんて思ってます。まあ、未定です、未定。期待しない程度にお待ちください。
それから、四話目の後に投稿したお知らせ回についてなんですが、未だに書きあがってません。というか、今書いている作品が増えてるので、手が回ってない状況です。できれば、最初のエロシーンに至るまでの部分は今年中に書きたいなぁ……無理そうだけど。
ともあれ、以上、クソ長いあとがきでした。
次回を気長にお待ちください。
では。