「うっ……」
目が覚めるとそこは別の部屋だった、あれから何回もイカされ続け気を失ってしまったらしい。昨日の事を思い出す、最初の方は無理やりだったが最後の方は自分からねだってしまっていた事を思い出して後悔した。
(ここにいる人達は皆ご主人様の虜で手遅れだ、私もそうなる前に早く脱出しないと…!)
立ち上がろうとするが力が入らない、どうやらあの薬の影響がまだ残っているようだ。
(まずいな……なんとか自力で動けるようになるまではここでじっとしているしかないか)
「あら?起きられたんですか?」
声をかけられ振り向くとそこにはあの女がいた、相変わらずメイド服を着ているが股間部分が盛り上がっている、だが昨日のような発情している顔では無く理知的なメイドの表情をしていた
「おはようございます、よく眠れましたか?」
「最悪だよ……」
「それはよかったです、ところで体調の方はいかがですか?」
「少し怠い」
「そうですか、ですがこうして応対できるなら問題なさそうですね、この屋敷では性交後に仕事をすることもあるので慣れてください」
ふざけるな!と言いたくなったが、昨日の事もあるし脱出する為の情報収集をしなければならないため彼女に逆らうのは得策ではないからだ
「今日はメイドとしての業務の修行をしてもらいます、今日の指導係は私では無いので今日の指導係の機嫌を損ねないようお願いします。それまでにそこに掛かっているメイド服を着用しておいて下さい」それだけ言うと彼女はどこかへ行ってしまった
(一体何をさせられるんだ……?)
そう思いながらメイド服を見る、メイド服なんて男の自分が着るわけないと思ったが今は女だった、逆らわないと決めたばかりなので仕方なくメイド服を着ることにした、何故か1度も着たことの無いはずのメイド服はアッサリと着ることが出来た。
しばらくすると足音が聞こえてくる、カツコツという音と共に現れたのはリーナと同じメイド服を着た女の子だった。
「君が新しく来たメイド?私はサナ、よろしく」
「よ…よろしく…」
歳は15〜6位だろうライムグリーンの髪の毛は肩口位の長さに留めておりその伏せ目がちな表情は物静かでクールな感じだった。
「早速だけど仕事教えるから、グズグズしないで」
「はっ…はい」
彼女が部屋から出た為慌てて追いかける、先輩の機嫌を損ねるのは不味いと思い自分も慌てて部屋を出たのだが彼女の歩幅についていけず置いてけぼりになる寸前だ
「す……すみません!待ってください!」
急いで後を追いかけるがこちらを見向きもせずどんどん歩いていく
「こっち」そしてある部屋の前に来るとやっと止まり扉を開ける、部屋の中は広くてまるでホテルの一室のようだった、ただ違う点を挙げるとすれば壁にはいくつもの大きな鏡があり、大きな湯船には湯気が出ておりお湯が張ってあることが分かるここはまさに
「お風呂!?︎なんでこんな所に!?︎」
「うちで1番よく使うから、新人って事はご主人様にもう愛されたんでしょ、その汚れはここで落とすしここはご主人様も使うしうちにはメイドも多いから。掃除する部屋は当番制でここが1番大事で広いし大人数で掃除するから当番で回ってくる回数も多いの」
「な…なるほど…」
「じゃあ説明するからちゃんと聞いてて」
「はい!よろしくお願いします!」
ぺこりと頭を下げると無視される、そして淡々と説明が始まった
「まず脱衣所にある道具使っていいけど、ご主人様用のタオルやスポンジ類は使っちゃダメ、それとブラシとか洗剤は指定のものを使って」
「はい!わかりました……でもどうしてですか?」
「そういう決まりだから。どうしてとか気にしなくていいの」
この後もサナは次々に掃除の方法や浴場の使用方法を教えてくれた、その説明はとても分かりやすく経験を感じさせるものだった
「次に洗濯機があるから洗いたいものを入れてスタート押すだけ。後は終わるまでに掃除すればOK、ちなみに洗った服はメイド部屋に干しておくといいわ」
その後も食堂で食器の洗い方や廊下の掃除の仕方、シーツの替え方や窓の拭き方など様々な事を教えてもらった、ここまで丁寧に教えてもらったのだ、必ず成功させなければ!そう思って意気込んでいるとまたも睨まれる
(あれ?まだ何かやったかな……?)
「あんまり余計なこと考えない方がいい、私達はメイドなんだから与えられた仕事を確実にこなすこと。以上、質問はある?」
「いえ、大丈夫です。あとは自分でやって見ますね……」
「ん、それなら下がっていい。今日の仕事は終わり、これに着替えたら部屋に帰って」
そう言って渡されたのは薄ピンクのスケスケのネグリジェで明らかにそういった用途の物だった、正直着たくなかったが取り敢えず指示に従うことにする
「あの、これしか無いんですか……?せめて他の種類のものを貰えれば……」
「それしかない、諦めなさい」
それだけ言うと彼女は出て行ってしまった、どうすることも出来ず仕方なくそれを着て自室に戻った。部屋に戻るとどっと疲れが出てきて思わずベットに倒れ込んでしまった、このまま寝てしまおうかと思った時ガチャリとドアの音が聞こえた、ドアの方を見るとさっき別れた筈のサナだった。
「あの…なんで俺の部屋に?」
「仕事があるから、ある意味この屋敷で1番重要な仕事がね」
「どういうことです……ひゃうっ♡どこ触ってるんだよぉ……」
突然胸を揉まれ変な声が出てしまう、しかも今度はショーツの中に手を入れられて割れ目をなぞられる、咄嵯に振り払おうとするが力が入らなかった。
「あなたももう分かってるでしょ?この屋敷でのメイドの一番の仕事はご主人様に愛されること、そしてご主人様を気持ち良くすること。その為の性技の上達も仕事のうち」
「そんなぁっ……むりだよっ……」
「無理じゃない、これから毎日やるんだから慣れてもらう。ご主人様に愛されてない日はメイド同士でね」
「やだっ……やめろよっ!」
「抵抗しても無駄」
彼女の手が下半身から離れると同時に腰の力が抜けへたり込む、女になってからすっかり慣れ親しんでしまった感覚で頭が上手く働かない、身体がビクビク震える度に快感の波が来るようだった、今まで男だった自分にとって未知の体験だった
「わかった……分かったからっ……お願い……やめないれぇ」
「それは良かった、じゃあベッドに座って服を脱いで」
「ぬぐ……ってどうやって……?」
「わからないの?」
呆れたようにため息をつかれる、しかし今の状態だと力も入らず一人で服を着脱する事は困難だ、困っていると
「仕方がないから手伝ってあげる、まずは上着」
パチン
「はいっ!?︎」
彼女が指パッチンをするだけで俺は素直に従ってしまう、まるで操られているようだ。
「次は下」
パチッ
体が勝手に動いていく、止めようとするが全く動かないし逆らえない
「下着全部外して」
パチ
いつの間にか上半身裸になっておりそのままズリズリと引きずられていく、そして全ての服を取り払われ全裸になってしまうがやはり体は動かなかった
「あ……あうぅ……」
恥ずかしくて顔から火が出る思いだった。
「さ、始めるわよ」
そう言ってサナは自身もテキパキと服を脱ぎいつの間にか手にしていた注射器を自分の下腹部に押し込んだ。すると昨日のリーナように下腹部には立派な肉棒が生えてきた。
「先輩も私を犯すんですか…」
「仕事だからね」
それだけ答えると彼女は無理やり俺を押し倒しキスをした、舌を差し込まれ口内を自由に蹂躙される、歯茎や上顎などを舐められると何故か子宮の奥がきゅんきゅん疼くような感じになってつい甘い吐息を出してしまった。しばらくその状態が続いた後やっと口を離してくれた、だがもう体の方は蕩けておりまともに動けなかった。
「くそ…」
「安心しなさい、すぐに何もかもどうでも良くなる」
そして彼女は私を四つん這いにさせ挿入してきた、中は狭く少しきつく感じる、しかしサナの方は特に苦しそうな様子は無い。
やがて全て入り切るとゆっくりと動き始めた、初めは緩慢な動作だったが次第にスピードが上がりパン!という音と共に肌が激しくぶつかり合うようになる、それに伴い喘ぎ声も自然と大きくなっていった。
「んあっ♡……ふぁああ〜っ♡」
「可愛い声で鳴くわね、気持ちいい?」
そう言いながら私に覆いかぶさり乳首を摘み上げたりコリコリ捏ねるようにして弄ぶ。敏感になった体にそんな事をされると余計に意識してしまい、キュンとお腹の中が切なくなる。
「こっちはどうかしら」
お尻に手を回されアナルに人差し指を入れられたかと思うとくいっくいと曲げ伸ばしする。違和感はあったが不思議とそれすら快感として変換されてしまう。
暫くそうした遊びを続けていた彼女がある一点を掠めた時、それまでとは違う鋭い刺激が走ると同時に膣が締まった。それを見逃さなかったサナがそこばかりを狙って突き上げてくる。
「ここが良いんだ」
「ちっ違うっ……なんかおかしいだけだからぁっ……ひぃいいいいいい!!!!!!!」
「イッたわね、絶頂した時はイクと報告しなさい」
「そ…そんな事言われても…」
「うるさい、先輩の命令には絶対服従」
パァン!
「はひっ…♡」
口答えすると思いっきり尻を叩かれた、痛いはずなのにその痛みの中にどこか快感を覚えてしまう自分に驚く、だがサナは私の反応を見て
更に力強く責め立てる
「お尻叩かれて感じるなんて、変態ね。女の子に犯されて感じてるんだし元々か」
「ち…違う!」
「うるさい」
パァン!
「ひゃぁん♡」
また叩きやがった、本当に女体化してからの私はマゾヒストの気があるようでそれが悔しかった、心まで完全に女のようになってしまう気がして、必死に耐えようとするも限界は近づいてくる
「やだっ……やだっ……!」
「もうイキそう?良いわよ好きなだけイケば」
「ううううう…………やだっ……イクぅぅぅ♡♡」
ドビュルル 中に熱いものが出され同時に絶頂を迎えていた、全身がガクンガクン震える
「ちゃんと報告できたわね」
「あっ♡」
頭を撫でられると力が抜けてしまう、心地よい気分だった。
「それじゃあ次は四つん這いになりなさい」
「泣いてるの?」
コクりと素直に首肯するとサナは私を抱き寄せ耳元で囁いた
「大丈夫、あなたは何も考えずただ快楽を受け入れればそれで良いの、楽になれるから頑張りましょう」
「やら……もうやめて……」
「そう…なら少し趣向を変えましょうか」
サナはそう言うと私をを仰向けにし正常位の体位にし秘所に挿入したまま私の上にもたれかかってきた、サナの体重が自分に掛かっている筈なのに全く重さを感ず私にあるのは下腹部の僅かな違和感と快感だけだった
「な…何をする気ですか…」
「何もしないわ、このまま質問するだけ。あなた名前は?」
「私の名前は……あれ?どうして……」
思い出せない、すぐに口に出そうとしたはずなのにその口からは声は出ずただ呼吸するだけ
「出身地は?職業は?年齢は?今までの暮らしは?」
「あれ…なんで……嫌…嫌…!」
何も思い出せない、その事に心の底からの恐怖を覚える、今までの恐怖は自分を変えられてしまう恐怖だった。しかし今は違う、まるで自分の足元がガラガラと崩れ去るような、胸に穴が空いてしまうような恐怖だ。
「嫌…!嫌…!なんで…!なんで!なんで!思い出せないの!」
「これ程とはね、落ち着きなさい」
「落ち着いてられません!私は!私は…!んむっ…」
恐怖に震えひたすら何かを思い出そうとするも何も思い出せない、そんなループに陥っているとサナが唐突に私にキスをしてきた。甘く甘く蕩ける様なキスは私に落ち着きを取り戻させてくれる、繋がっている秘所や触れ合っている肌を通して安心感が込み上げてきて思わずギュッと抱きついてしまう。しばらくそのままの状態でいたがやがて口を離すと、今度は優しく頬をさすりながら問いかけてきた
「落ち着いた?」コクリとうなずく
「良かった、少しやり過ぎたかしらと心配になったけど上手く行ったみたいね」
「何がどうなってるか教えて下さい」
「いいわ、昨日リーナに使われた薬があるでしょう。あれには記憶を消してしまう効果もあるの。」
「そんなの…!」
「いいから聞きなさい。でもね、効果はそこまで強くはない。少なくとも私は自分の事を覚えているし他のメイドでも男だった時のことを覚えている子は多いわ」
「じゃあなんで私は…」
「そうね、強い気持ちがある思い出は消えることは無いわ。何も覚えてないって事は相当空虚な人生を送ってきたみたいね。誰も愛さず、誰にも愛されず、激しい喜びも怒りも悲しみも感じた事ない、哀れな人生」「……っ」
言葉が出なかった。
確かに思い返せば楽しい事など無かったように思う、ただ淡々と日々を過ごし、いつか来る終わりを恐れるだけの毎日だったような気がする
「でももうそんな事は気にしなくてもいいわ」
「え……」
「貴方はもうこの屋敷から逃げられない、それは薬の効果もあるわ、先輩メイド達への服従、ご主人様への愛情、ここから出てはならないという制約、あの薬はそういったのも心に刻み込む」
「そんな…!」
「でもここにいる限り私達はあなたを愛してあげる、貴方に蕩けるような愛を、勿論ご主人様もあなたを愛してくださるわ。欲しい物も買ってくれる、休みだってくれる、そして愛してると耳元で囁いてくれる。仮にこの屋敷を出ても空虚な人生に逆戻りするならここにいる方がいいんじゃない?」
その言葉は今の私のひび割れたような心の隙間に入り込み私を満たしてくれるようだった、昔の事は殆ど何も覚えてない。自分を定義するものは何も無い。確かなものは今触れ合っているサナの体温と快感だけだった。
(ここでの生活もいいかもしれない)
しかし頭の中で誰かの声が響く
(本当にそうなのか?)
声の主はわかっている、私自身だ。本当の私はこんなところで幸せに過ごす事を良しとしていないはずだ。何故かはわからないが自分が自分で無いような感覚に襲われていた。
「返事がないわね」
サナはそう言いもう一度キスをした、
「良いじゃない別に、少しくらい自分に正直になっても」
そう囁き舌を入れ込んでくる、私はそれを受け入れる様に目を瞑った、抵抗しても無駄だろうしそもそも力では敵わない。キスをされると愛おしい気持ちが溢れてくる、これも薬の効果なのだろうか、それとも…
「んちゅ…ぷはっ♡先輩、1つ聞いてもいいですか」
「いいけど何を聞きたいの?」
「先輩は男に戻りたいと思わないんですか?」
ここにいるメイドは皆元男だという、先輩もかつてはそうだったと言っていた。そして自分の事も覚えているなら戻りたいと思った筈だ
「そうね、最初は思ったわ。でもすぐにそんな事は思わなくなったわね」
「どうして…?」
「男だった時はね、貧民街の生まれだったの。親の顔も知らずに気づいたら一人ぼっち。盗んで、殺して生き延びる為に何でもやったわ。そんな私もツケを払う時が来たわ、ボロ雑巾みたいにされて路地に捨てられて、あぁ…死ぬんだなって時にご主人様に拾ってもらったの」
「それで…」
「その後はあなたと似たようなものよ、ご主人様に愛してもらった、初めて愛してるって言って貰えた、先輩のメイドに仕事を教わって上手に出来たら褒めてもらえた。似合うと言って洋服も買ってもらった。人生で初めてのプレゼントだったわ。そのうち私はご主人様の為なら死んでもいいと思うようになったわ」
そう語る先輩の顔はさっきまでの無表情やリーナの様な発情した顔じゃなく本当に誰かを好きで愛してると分かる表情だった
(羨ましい…)
何故かそう感じた、そんな情動を私は抱いたことがないと昔の事は覚えていないのにそう思いどうしても妬ましくなる
「…っあんっ♡」
先輩が挿入したままの肉棒をぐりっと押し込む、そのせいで喘ぎ声を出してしまった
「そんな顔しないの、ここにいればあなたも愛してもらえるわ。私も、あなたの事を気に入ってるしね」
そう言って先輩は私にキスをする、さっきまでと違うのは私はもうそのキスを受け入れていること、自分から身体を擦り寄せていること、手はいつの間にか恋人繋ぎになっていること、そして先輩やこの屋敷にいるまだ見たことの無い先輩メイドやご主人様に対する愛情がどうしようもないほど大きくなっていること
「溺れてしまいなさい、愛という底なし沼に。1度嵌ったら二度と抜け出せない、深く深くもう這い上がれなくなるほどに」
「せんぱっ!あっあっ……ダメッ……気持ちいい……もっとぉ!」
先輩の言葉はもう私の耳に入ってきてなかった、今はただ先輩とのセックスに夢中になっていた
「ふふ♡可愛い声、主人様も喜んでくれるわ」
「はいっ……ありがとうございます……」
「明日はもう一度ご主人様との逢瀬よ、しっかり愛してもらいなさい」
「はい…!はい!」
そうして先輩と2人での時間はゆっくりと過ぎていく、その後もいっぱい愛してもらい、そして最後にありったけのキスをして抱き合って眠りについた。胸の中は愛しさでいっぱいだった。これも薬の効果かもしれない、だけどそんな事はもうどうでも良かった。今日の幸せと明日からの幸せで空虚な恐怖と過去の事は洗い流されていった。