※この作品はR-18です。

男娼少年イヴ -亜人っ娘だらけの異世界で穢され嫐られ毎日-   作:ノーティー・ナイト・ザ・リーアム・クラブ

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※BL描写あり


男の娘メイドたちに囲われ舐め回された

 カーリオに続き、付いて来たルイスとウィルズも口元を押さえ、顔を赤く染めさせた。

 

 無理もない。

 呼ばれて急行してみれば自らの主人に組み付かれている、シュミーズの裾から下半身を晒したイヴニンスが視界に飛び込んで来たのだから。

 

 

「た、た、た、大変失礼を致しました!!」

 

 真面目なカーリオはアワアワと扉を閉めようとする。

 しかしフレデリカは即座にカーリオらを呼び止めた。

 

 

「待った待った。折角呼んだのに行かないでくれよ」

 

「んーー!? んんっ!?」

 

 一番恥ずかしい箇所を見られて、イヴニンスは大慌てで抵抗する。

 しかしフレデリカに塞がれた口さえも解放できなかった。

 

 顔真っ赤でもがく、そんなイヴニンスを尻目にフレデリカは廊下で待つメイドらへ命じる。

 

 

「この子、思っていたより生意気でねぇ……しつけるのを手伝ってくれない? ボクはほら、拘束で手一杯だし」

 

「わ、わ……!? そ、そんな……わ、わたくしたちが、ですか……!?」

 

「君たちが、だよ。だから呼んだ」

 

「で、でもなにをすれ……えと、お掃除ですか……?」

 

「しつけるのにお掃除は必要ないよー」

 

 扉の隙間からカーリオは、気恥ずかしそうに目を伏せながら話していた。

 フレデリカはニヤニヤ笑いを浮かべ、初心な彼の様子を半ば楽しんでいた。

 

 

「色々やって貰うし、好きにやってくれていいからさ。ほーら。カーリオとルイスにウィルズ、早く入って来てよ」

 

「しか、しかし……あの……ジャックドー様に悪いのでは……」

 

「……ご主人様の言う事が聞けないのかなぁ?」

 

 カーリオらに対し、その言葉は大きく効く。

 主人の命令と恩義に背く訳にはいかないと、逡巡した末に閉じかけた扉をまた開いた。

 

 兎の獣人であるカーリオに続き、二人のメイドもおずおずと室内に入る。

 

 ルイスにはまん丸い獣耳の付いており、他の二人よりも頭ひとつ分身長が大きいところから、熊の獣人だと察せる。

 しかし図体の割に、随分と気弱そうな顔付きをしていた。

 

 見習いであるウィルズには横にツンと飛び出た獣耳の他に、側頭部から生える渦巻いたツノが付いていた。どうやら羊の獣人らしい。

 彼はカーリオよりもやや背が低く、また髪の癖が強くボサボサとしていた。右目がそのボリューミーな髪の下に隠れてしまっていた。

 

 

 最後に入ったウィルズが扉を閉める。

 扉の前で躊躇し合う三人を、フレデリカはチチッと舌を鳴らして近付くよう呼ぶ。

 

 

「とりあえずベッドの前まで来なよ」

 

 ゆっくり三人は、言われた通りにベッドの前まで来る。

 そのタイミングでフレデリカはイヴニンスの口を解放した。

 

 

「ぷはっ……! み、見るなぁ……!」

 

 顔を背け、艶のある声で懇願するイヴニンス。

 拘束されているのも関わらず、できるだけ膝を内へ曲げ、局部を隠そうともがいていた。  

 

 

「……ほら、イヴ。かわいい顔をしっかり見て貰いなよ」

 

「やめ、やめろ……ぐっ……!」

 

 フレデリカはイヴニンスの顎を掴み、背けた顔を真正面に向けさせる。

 

 イヴニンスの顔は紅潮し、目は涙に濡れ、屈辱と羞恥から身体を微かに震わせていた。

 色香さえ含んだ彼の様子を前に、カーリオは図らずも生唾を飲んだ。

 

 

「……ごくっ……」

 

「……へぇ。良かったね、イヴ。君の色気は男さえ惑わすようだよ」

 

「……え、へっ!? い、いえ、わたくしは別にそんな……!」

 

「そう? じゃあイヴ、もう少し彼らの気持ちを盛り上げてあげようさ?」

 

 メイドらはまだ興奮より当惑が勝っていると判断し、フレデリカはその気にさせようとイヴニンスへの愛撫を再開する。

 

 

 

 

 シュミーズの肩紐をずらし、襟を落として、両乳首を晒してやった。

 

 

「うっ……!? な、なにやって……ひぅっ!?」

 

「んー? イヴがだーい好きな、乳首イジメだよ〜?」

 

 乳首を晒した上で、直に弄り始める。

 まず乳頭には触れず、周りの輪をぐるぐるなぞった。

 

 

「あっ……ん……っ……またそこを……!」

 

「今度は人前だからさぁ? やさしーく行こうねー?」

 

「どこが優し……んひ……っ……!」

 

 直接触れられない分快感が薄く、くすぐったいだけ。

 しかしさっきまで過激に弄られていただけに、弱い刺激がもどかしい。

 身体が自然と、さっきの快感を求め始めていた。

 

 

「ん……んぅ……」

 

「あれ? どうしたのさ、切なそうな声出して。またさっきみたいにギューってされたい?」

 

「ぁ……っ……! そ、そんなワケが……んぁ……っ……!……な、ない……って……!」

 

「ははっ。おちんこもおっぱいも晒しといてまだ強情だねぇ?」

 

「お前のせいなのにぃ……! ん……あ……っ……!」

 

「あ〜らら。ボクのメイドたちの前で勃起までしちゃって……よろしくないよ?」

 

 イヴニンスのペニスは、ピクピクと震えながら勃っている。

 まだ皮の被った先端からは、透明な汁がじわりじわり滲み出ていた。

 

 

「見るなってばぁ……!」

 

「あはは! もうみんな夢中になって見てるね? ほらイヴ、もっと股開いて見せ付けてやれよ」

 

「やめろって……んぁっ!?」

 

「あ。ちょっと乳頭に触れちゃったね……へへ。ねぇ、どうだった今の声?」

 

 

 フレデリカはちらりと、メイドたちの様子を確認した。

 カーリオは荒い呼吸を誤魔化すように、両手で口を押さえながらも見ていた。

 後ろに立つルイスは目を塞いでいたものの、指の隙間からチラチラと伺っている。

 

 この中で最年少と思われるウィルズは逆に俯き、もじもじと股間を押さえていた。

 

 

「……ウィルズ? どうしたのさ、お股押さえちゃって」

 

「あ、あの……これは、あの……うぅ……」

 

「へぇ……良かったね、イヴ。あの子は君に欲情しちゃったみたいだよ」

 

「い、いや! あの、あの……自分は、あの……!」

 

 咄嗟に顔を上げたウィルズの目はフレデリカではなく、ぴくぴくと弱々しく震えるイヴニンスのペニスへ向けられている。

 

 

「イヴのおちんちんが気になる?」

 

「あの……そ、そんな……」

 

「……そんなに気になるなら近くまで来て、触ってみたらいいよ」

 

「へ!?」

 

 その命令に驚いたのはウィルズのみならず、カーリオやルイスもそうだ。

 そして何よりも自分の意思を封殺され、勝手に触っていいと言われたイヴニンスが一番驚いている。

 

 

「なっ……!? ば、馬鹿じゃないのか!? 絶対に許可しないぞ!?」

 

「なーんでイヴの許可が必要なのかなー? 君はボクの所有物なんだぞー? それも安くないお値段で買った……ね?」

 

「僕は物じゃな……」

 

「うるさいなぁ……えいっ♡」

 

「んあぁっ♡!?」

 

 爪で挟むようにして乳頭を潰してやる。

 思った以上に高く大きな声が出てしまい、反抗的だったイヴニンスはすっかりしおらしくなった。

 

 フレデリカは再びウィルズを見やる。

 先ほどのイヴニンスの嬌声と姿が琴線に触れたのか、ウィルズは荒い呼吸を繰り返していた。

 

 

「どうしたのさウィルズ? さっきのイヴが可愛くて興奮しちゃった?」

 

「っ……!」

 

「もっと鳴かせてみたくない? んー? 今なら好き放題できるよ?」

 

「……ふーっ……ふーっ……!」

 

「……ここまで来たらもうさ、収まりが効かないでしょ?」

 

 ウィルズの手では隠し切れないほど股座の布が膨れている。

 誰が見ても今の彼はイヴニンスで発情していると分かるだろう。

 

 

「……す、少しだけ……ゴクっ……あの……少しだけ……ですから……」

 

 言い聞かせるように「少しだけ」と繰り返しながらふらふら歩き出し、ベッドの上へ膝立ちになる。

 そのまま誘われるように、開かれたイヴニンスの股座の中へとうつ向けに寝転ぶ。

 当然、イヴニンスは抵抗しようとするだろう。

 

 

「どこに顔入れて……んぇっ……!?」

 

 閉じようとする足は、絡められたフレデリカの足で制される。

 そして言葉は、イヴニンスの舌を指で挟む事で発せなくさせた。

 

 

「はいはーい。ちょっと静かにしようねー」

 

「ぁえ……っ!? んぇっ!?」

 

「ウィルズー? イヴねぇ、自慰も知らないっぽいからさぁ……うん。この際教えてあげてよ」

 

 そう命令するフレデリカだが、ウィルズは酷く興奮していた為に聞き逃していた。

 腹這いとなったウィルズは、爛々とした目で、眼前にあるイヴニンスのペニスを見ていた。

 

 勃起と乳首による絶頂が続いた為、先走り汁が皮被りの亀頭よりとろとろ溢れ出ている。

 

 十三歳と言うイヴニンスの年齢にしてはやや大きめのペニス。

 ウィルズはハァハァと荒い呼吸のまま、両手でそこに触れる。

 

 同時にフレデリカは、挟んでいたイヴニンスの舌を解放した。

 

 

「んやっ……!?」

 

「……!」

 

 途端、電撃が走ったかのような快感が股座に広がり、一際甘い声をあげるイヴニンス。

 彼の面白いほどに敏感な反応に気を良くしたのか、ウィルズは指先でなぞるようにペニスを撫でる。

 

 

「なっ……ひぃっ!? なんでこんな……ぃいっ♡!?」

 

「うわ……凄い敏感……あ、あの……ホントに初めてなんですね……」

 

「待ってぇ!? もう触らないでぇ!? あっ♡ やぁ……っ♡!」

 

「……お汁もドロドロ出て……はぁ……♡ はぁ……♡」

 

 ウィルズはもっとイヴニンスの股座へ近寄り、彼の股関節の上に、陰嚢とくっつくほど頭を乗せた。

 それから熱っぽい視線を向けたまま、亀頭を上から指で吸い上げるように撫でてやる。

 

 余った左手は、自身の股間へと伸びていた。

 布の上から勃起した自らのペニスを手の平で擦り上げている。

 

 

「へっ……♡ へっ……♡ び、ビクビクしてて……かわいい……♡」

 

「い……っ!? ひ……っ! あっ……んやぁっ……♡!」

 

「……かわいい……かわいい……っ♡」

 

「んっ♡!……か、かわい……イっ♡!?……っ……ってぇ……♡ ゆ、言うなぁ……!」

 

「……あの……そんなところもかわいいですよ……♡」

 

 ペニスへの優しいフェザータッチを繰り返し、イヴニンスの反応を楽しむウィルズ。

 そうした痴態を見ていたルイスだったが、欲情を抑え切れなくなったようで、一歩踏み出し自ら申告する。

 

 

「えと、ご、ご主人様……! 私も、よろしいでしょうか……?」

 

「いいに決まってるよ、ルイス。君はどこを攻めたい?」

 

「……で、では……お耳でも……」

 

「あはは……積極的なのやら慎ましいのやら……」

 

 ルイスはイヴニンスの右隣に座る。

 

 

「ひっ……♡ んむ……っ……な、何する気……?」

 

「……こうする気です…………はむっ」

 

「んあっ!?」

 

 そのままルイスはイヴニンスの耳をぱくりと喰む。

 

 

「むちゅ……ちゅっ……んじゅる……っ」

 

「っっ!?!?」

 

 耳輪の軟骨を舌でなぞり上げ、舟状窩(しゅうじょうか)*1にその舌をねじ込む。

 快感としては弱々しいものだが、ぞわぞわとした何とも言えない感覚が背筋を昇る。

 

 また粘着質な音がずっと耳元で鳴っているのも効果的だ。

 この音がイヴニンスに「イケナイ事をしている」と印象付け、情欲を更に煽って来る。

 

 

「ちゅ……っ♡ ちゅ……じゅるる……はむ……っ♡」

 

「いぃ……♡……やめろよぉ……っ! あ、頭がおかしくなるから……ぁ……っ♡」

 

 イヴニンスの甘い声がまた、ウィルズとルイスを酔わせた。

 もはや二人は主人の命令と言うよりも、己の欲望とイヴニンスの反応を楽しむ為と目的が変わっていた。

 

 

「……れろっ♡」

 

「あう……っ♡!?」

 

 ルイスは耳の穴の手前にある窪みを舐め上げる。

 ぞくりと鈍い快感が広がり、イヴニンスの抵抗を奪って行く。

 

 

 合わせてピクピク反応するペニスへ、ウィルズは熱い呼吸と共に舌先を伸ばした。

 それがちろりと、茎の部分に当たる。

 

 

「……っ!? うあぁっ!?」

 

「……♡ はーむっ♡」

 

「いっ!?」

 

 舐めるだけで足りなかったようだ。

 ウィルズは自身の股座を強く握りながら、ぱくりとペニスの腹を軽く喰む。

 

 イヴニンスにとってあまり触れた事のない大事な部分。

 与えられる感触の全てが未知であり、それだけに快感は新鮮で強烈。

 

 

「んぎっ!?……あっ、やっ♡ 待ってぇ♡!? そんなトコ食べるなぁっ!?」

 

「おー。ウィルズやるねー」

 

 フレデリカに褒められて気を良くしたのか、更に行為をエスカレートさせる。

 喰んだ上で、舌を巻き付け舐めてやったのだ。

 

 

「じゅるっ……♡」

 

「待ってぇっ!? あ……っ♡!?……ひぃっ♡!? やめてぇ!!……ふあっ♡!?」

 

「んむっ……れろ……っ♡」

 

「んん……っ♡!……っ……あっ……♡……!」

 

 必死にペニスから迫り上がる快感に抗うイヴニンス。

 しかしルイスの耳舐めによる快感と板挟みとなってしまい、どちらに意識すれば良いのか分からなくなる。

 

 

 完全に淫らな混乱に陥り、ただ身体をびくびく跳ねさせ喘ぐだけの人形となってしまったイヴニンス。

 そんな彼の痴態を、カーリオは一歩置いた場所で見ていた。

 

 スカートの股間部はギンと盛り上がっており、他のメイドら同様欲情している事は明らかだ。

 顔も紅潮し、長い兎耳は忙しなく左右に揺れている。

 

 フレデリカはちらりと彼の方を見やった。

 

 

「どうしたのさカーリオ? 君も参加しなよ」

 

「…………わ、わたくしは……そんな事……」

 

 生真面目なカーリオはまだ迷っているようだ。

 しかしフレデリカはそんな彼の理性を崩すような、大義名分を与えてやる。

 

 

「……この子、ボクの事を成り金だってさ」

 

「……!」

 

「……メイド長としてさぁ、分からせてあげてよ……ねっ?」

 

 カーリオの脳裏には主人に対し不遜な言動を繰り返し、そして冷めた顔で「成り金」と称したイヴニンスの態度が浮かぶ。

 これが彼にとっての大義名分となったようだ。

 

 

 深呼吸してから、意を決したように口角を結び、意気揚々とカーリオもベッドに乗り出した。

 そのままずんずんと迫り、寝転がるウィルズを避け、イヴニンスの腹の上に跨る。

 

 

「え……!? なに……!?」

 

 当惑するイヴニンスへ身体を這わせ、密着する。

 上目遣いで睨むカーリオの目は雄の鋭さを滲ませていた。

 

 先ほどの生真面目な様子とは打って変わった、獣の本性を晒したのだ。

 

 

「……生意気過ぎなんですよ、あなたは」

 

「は……はい?」

 

「……えぇ。いいですとも……わたくしが教育してやりますとも……二度とご主人様に成り金と言えないように」

 

 凭れたカーリアの眼前には、イヴニンスの乳首がある。

 口をぱかりと開くと、カーリオは乳首へむしゃぶりついた。

 

 

「ッ!?!?」

 

 一瞬だけ白眼を剥くほどの快感。

 フレデリカに弄られ、一番敏感となっていた弱点を、カーリオに攻められてしまったのだ。

 

 

「じゅるるるるっ!」

 

「あ……がっ……うわああ♡!? 待って待って駄目だってやめてっ!?!?」

 

「ぷはっ……は? このわたくしに命令するんですか? やめる訳ないでしょ?」

 

 そう宣言し、ニタリと笑みを見せてから、ガブリと乳頭を噛む。

 

 

「あっっ♡!? 嫌だ待っ……♡!!?? あっ♡!? うぁあっ♡!?」

 

「はぁ……♡……まだ喋る余裕あるみたいですね……いいですよ」

 

 カーリオを身を捩り、自身のスカートを捲り上げ、穿いていたドロワーズをずらす。

 そしてその下にあった、ギンギンに勃ち上がった自らのペニスを見せ付ける。

 イヴニンスは目を見開き、カーリオのペニスを凝視。

 

 

「……っ!? で、でか……っ……!?」

 

 可愛らしい顔には似合わない、大きく脈打った男根がそこにあったからだ。

 カーリオは右手で自らの逸物を握ると、ゆっくり上下に動かし始めた。

 

 

「……甘ったるい声しか出せなくさせますよ。今のあなたにできるのはただただ乱れて、わたくしの自慰を盛り上げる事だけなんですから」

 

 ベロリと乳首を舐め、空いた左手でもう一方の乳首を摘む。

 

 

「んっ……!?」

 

「それじゃ全然興奮しませんよ……♡……ルイス、ウィルズ。各々手段を尽くし、彼に目に物見せてやりなさい」

 

 雄々しいカーリオに驚き、呆然と見ていた二人はハッと気を取り戻す。

 

 同時にそんなカーリオの様子に当てられ、寧ろ興奮したようだ。

 先ほどよりも激しくルイスは耳を舐め、ウィルズは自らの唾液で濡らしたイヴニンスのペニスを扱き始めた。

 

 

「あああぁッ♡♡!?!?」

 

 途端にイヴニンスは狂ったように声を上げた。

 

 

「あっ!? あっ♡! ヤダっ♡ んあぁっ♡!? 待ってぇえっ♡!?」

 

「もっと下品に鳴いてくださいよ。そんなんじゃ全然イケませんって……あーむっ♡」

 

「んぉ……っ♡!? あ"っ♡!?」

 

 カーリオは自身のペニスを扱きつつ、またイヴニンスの乳首を口に含む。

 舌で乳頭を転がし、歯で挟み、乱暴に攻め立てて行く。

 手の方でも乳首をつねり上げる事も忘れない。

 

 

「がぅ……っ♡!? うあ"、待っでぇっ♡!! 待っでぇえッ♡!?!?」

 

「れろ……っ♡……んっ……♡ 可愛い声出て来たじゃないですか……♡ んあ……っ♡……はぁ♡……やっとわたくしのココも気持ち良くなってきましたよ……♡」

 

 自らのペニスを扱く手が早まる。

 ダラダラと先走り汁が溢れ落ち、イヴニンスの着るシュミーズの布を濡らす。

 

 

 快感に何とか耐えようと踏ん張るイヴニンスだが、攻めているのはカーリオだけではない。

 ルイスは彼の耳を大きく口に入れ、満遍なく舐め回す。

 

 

「じゅる……♡ はふっ……♡ れろ……んちゅ……♡ はぁ……♡ かわいい……かわいいですよ……♡」

 

「んぇッ♡!? やあっ♡!? 囁くなぁ♡!!」

 

「ちゅる……っ♡ かわいい……かわいい……♡」

 

「はっ♡……はっ♡……あ"ぁっ♡!?」

 

 舐められた快感のみならず、耳の間近で囁かれる声や音がイヴニンスの脳までぞわぞわと犯す。

 

 すっかりぐるんと白眼剥いたイヴニンスだが、それで済む訳がない。

 

 ウィルズは、イヴニンスのペニスを扱いていた手を強く握らせた。

 びくんと腰が持ち上がる。

 

 

「がっ……♡!? んあっ♡!! やめてやめてやめでぇっ♡!? こんなの知らないぃ♡!?」

 

「はっ……♡ はっ……♡ はっ……♡! あの……んっ♡……凄くここ、ドロドロですよ……♡」

 

「あ"っ♡!? んおっ♡!? ん……ッ♡!? ひあ……っ♡!?」

 

「え……えへへ……♡……あの、光栄です……♡ こんな可愛い男の子を精通させられるなんて……んっ♡」

 

 イヴニンスのペニスを扱きながら、自身のペニスを握る手も強める。

 絶頂が近いのか、恍惚とした表情で手を動かし続けていた。

 

 

 

「あはは〜……いやぁ。これは予想外だったよ……」

 

 激化した三人の攻めを見て、焚き付けた本人たるフレデリカは苦笑い。

 彼女ももう、イヴニンスを拘束する役割には飽きて来たようだ。

 

 

「みんなで楽しんじゃってさぁ……ボクを蚊帳の外にしないでよ……ねぇ? ボクのイヴ♡」

 

「ッ♡!? んああっ♡!?!?」

 

 両手をイヴニンスの脇の下に通し、脇腹やお腹を撫で始めた。

 

 

「おー、いい反応。もう神経が馬鹿になっちゃったね♡」

 

「あひっ♡!? 撫でんなあ"……あ"あ"ッ♡!?!?」

 

「認めちゃえよ……もう君はボクたち無しじゃ生きられないってさ♡」

 

「あ"っ♡!? ぎいっ♡!? んな訳な……んぉッ♡!!?」

 

「…………あはは♡ 君は最高だよイヴ……♡!」

 

 

 

 胸、耳、腹、性器を四人がかりで一斉に攻められる。

 快感が縦横無尽に駆け巡り、またフレデリカとルイスの声が脳髄まで痺れさせた。

 

 激し過ぎる未知の快楽、部屋中に響く淫らな音、止まる事のない各々の手。

 その全てを受け止めるには、イヴニンスは若過ぎた。

 

 白眼剥き、涙を流し、声を上げて身体を跳ねさせ、全身で暴力的な快感を訴え続けるのみ。

 そんな彼の表情をうっとりと眺めながら、カーリオは更に自らのペニスを扱く手を早める。

 

 

「はぁ♡ はぁ♡……んっ……♡ イキそうです……♡ いいでしょう……♡ このまま、ぶっかけてやる……♡ わたくしの匂いを付けてやる……♡」

 

 カーリオはイヴニンスの上で膝立ちになり、亀頭をイヴニンスの乳首に付ける。

 そのままシュッ、シュッと扱き続ける毎に、カーリオの表情には独占欲に満ちた笑みが浮かぶ。

 

 

「生意気な乳首ですねホント……♡ 塗りたくってやる……♡……わたくしの精子で塗り潰してやる♡」

 

「んふっ♡……あ、あの……えへへ♡ こちらももう……で、出ちゃいそうです……♡」

 

 ビクビク脈打ち始めたイヴニンスのペニスを見て、絶頂が近いと察したウィルズがそう報告する。

 斯く言う彼も、自分自身の絶頂が近いようで身体を震わせていた。

 

 ルイスは耳舐めをやめ、顔を更に近付けて囁く。

 

 

「……惚けたままじゃ駄目ですよ……♡」

 

「っ♡♡!?!?」

 

「覚えなきゃ駄目……これが、『絶頂』です……♡」

 

 身体の痙攣が止まらず、ペニスの奥底で何かが迫り上がる。

 排尿とは違う感覚だと分かるものの、それを我慢しようとする気骨はもうイヴニンスに残っていやしない。

 

 

 カーリオのペニスがビクビクと震えた。

 

「あは♡ イッちゃいます♡」

 

 

 ウィルズの身体が跳ねた。

 

「イッ……あ……出ちゃう……♡」

 

 

 最後にもう一度、ルイスが囁いた。

 

 

 

「……イッちゃえ♡」

 

 

 

 その一言が合図のように思えた。

 

 

 

 

「〜〜〜〜ッ♡!? ぃい……ッ♡!?!?」

 

 

 歯を食いしばりながらイヴニンスは腰を上げ、ペニスから白い液体を吐き出した。

 

 同時にカーリオの身体が跳ね上がり、彼のペニスからも同じ液体が噴出。イヴニンスの胸を汚して行く。

 イヴニンスの射精見届けてから、ウィルズも下着の下で射精。

 

 三者は絶頂を迎え、声を張り上げた。

 

 

 

 

「……っ!?……ぁ……ぉ……っ♡……!?」

 

 初めての射精と、嗅いだ事のない精液の匂い。

 その衝撃はあまりにも強く、一方的な快感を与えられ続けたイヴニンスは失神してしまう。

 

 

 意識がなくなる寸前に見えたのは、恍惚とした顔で見下ろすカーリオ。

 精液滴る逸物を握り、口元が嗜虐的に歪んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ん…………ん?」

 

 次に目を覚ました頃には、窓の外は白白明けとなっていた。

 イヴニンスはふらりと身体を起こし、ぼんやりとした顔と頭で見渡す。

 

 

 シーツの取り払われたベッドの上におり、隣にはウィルズがすやすや寝息を立てていた。

 下着がなくなり、下半身が剥き出しだ。

 

 

「……むぅ……えへへ……イヴさん……♡」

 

「…………え?」

 

 呆然とした様子で自らの身体を見やる。

 フレデリカが着ていたジャケットが被せられていたが、その下は真っ裸であった。

 

 

「……っ!?」

 

 途端に気絶前の情事を思い出し、身体中を弄る。

 カーリオに穢された胸は綺麗に拭かれていた。

 首筋にはフレデリカに噛まれた痕や、その後に付けられたであろうキスマークが張り付いている。

 

 夢ではないと、歯形から滲む痛みが知らせていた。

 

 

「……う……っ!」

 

 良く見れば乳首にも歯形が付いている。カーリオの物だ。

 

 

「……な、何だか……自分の身体見るだけで色々思い出すぞ……!」

 

 恥ずかしくなったイヴニンスはベッドから飛び降り、下に置いていたスーツケースを開いて、来訪時の服に着替えた。

 ボタンを止めながら部屋を見渡すと、ベッドの上のウィルズ以外がいなくなっている。

 

 

「……どこに行ったんだよ……て言うかクサっ!?」

 

 襟を開いて鼻を突っ込み、自分の胸から漂う匂いを嗅ぐ。

 

 

「……に、匂い残ってるし……! カーリオって奴のだ……白いおしっこ……? みたいなのかけやがって……!」

 

 憤慨しながらイヴニンスは寝室の外に出る。

 廊下には誰もいなかったが、屋敷の大体の間取りは覚えている。

 メイドか誰かを探そうと、廊下を歩き始めた。

 

 

「あ」

 

「っ!」

 

 向かいの突き当たりから現れたのは、ルイス。

 彼は気まずそうに苦笑いしながら、頭をかいた。

 

 

「お、おはようございます。ええと……昨夜はなんか、盛り上がっちゃいまして……な、なははは〜! な、何だったんでしょうね! ははっ!」

 

「……耳舐めたり囁いたり。やめろって言ったのにさ」

 

「うぅ……自分を抑えられず面目ありません……一応言い訳いたしますと、あの部屋お香が立てられていたじゃないですか」

 

「ベッド横のテーブルにあった、あの香炉?……確かに花の香りがしたけど……」

 

「あれ、催淫効果があったそうで……い、いやぁ! ご主人様には困ったものです!」

 

 全てフレデリカの策略と言う訳だ。

 イヴニンス自身もアーリーの淫気によって、思考がおかしくなる感覚を知っている。

 とりあえず納得はしたが、それはそれとしてあの攻めに対し苦情を訴えた。

 

 

「……言っても、お前も結構楽しんでいたようだったが……」

 

「うっ……そ、それはまぁ……楽しんだもん勝ちかなと……でへへへ……!」

 

「寄ってたかって、僕の言葉も聞かずにさぁ……」

 

「でも、そのぉ……イヴさんも気持ち良さそうでしたよ?」

 

「…………ば、馬鹿言うな。あんなの……ぜ、全然……」

 

 顔を真っ赤に染めて目を逸らすイヴニンス。

 そんな彼の仕草にキュンとしながらも、自分の今の役目を思い出して気を取り直す。

 

 

「あっ! ウィルズ起こさなきゃ!……そ、それでは私はこれで!……あ! 召し物のシュミーズは洗濯してお返ししますので!」

 

「いいよあんなの!!」

 

 そう言ってルイスは寝室の方へと走り去った。

 姿が見えなくなるまで、呆れ顔で見送ってから再び廊下を歩く。

 

 

 

 

 階段を降りて、玄関ホールに出る。

 すると手摺りの影からカーリオが現れた。

 

 

「あ、ジャックドー様」

 

「ッ!?!?」

 

 途端に昨夜の雄々しく荒々しい彼の姿がフラッシュバックし、大きく後退りしてしまった。

 何とも情けない姿だと自分を客観視し、イヴニンスは悔しげに目を伏せる。

 

 

「くっ……! ど、堂々としろイヴニンス・ジャックドー……!」

 

「…………ふーん」

 

「……っ!? うわっ!?」

 

 離れたイヴニンスを、カーリオは腕を掴んで引き摺り寄せる。

 眼前まで近付けさせ、鼻をすんすんと動かす。

 それから頬を赤く染め、ニコッと笑いかけた。

 

 

「……わたくしの匂い、残っちゃいましたね……♡」

 

「ッ!?」

 

 瞬時にイヴニンスはカーリオの腕を振り払い、逃げるように一階の廊下へ走り去った。

 後ろ姿を眺めながら、カーリオは楽しそうに微笑んだ。

 

 

「……かわいかったですよ。イヴさん♡……うーん。今度お暇貰って、個人的に買ってあげましょ」

 

 上機嫌に鼻歌を歌いながら、朝の業務へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 廊下を進んだ先、袋小路にある窓の前で立ち止まるイヴニンス。

 隣には扉が開いたままの部屋がある。

 中からバシャバシャと水の音が響いており、誰かいると察せた。

 

 

 ちらりと覗くと、洗面台に溜めた水で顔を洗うフレデリカの姿。

 気配と視線に気付いた彼女は、タオルで顔を拭きながら振り向いた。

 

 

「……ふふっ。おはよう、イヴ」

 

「…………イヴニンス・ジャックドーだっての」

 

「へぇ? あれほど痴態晒したのに、まーだ強情が治らないんだね」

 

「治るかっ! こ、この変態女っ!」

 

「んふっ♡ オーケーオーケー。でも、そんな真っ赤っかな顔で罵ってちゃ可愛いだけだよ?」

 

 イヴニンスは自らの頬に手を置き、熱く火照っている事に気付いた。

 動揺している隙にフレデリカはタオルを置き、彼の手前まで寄る。

 

 身長差で自然とイヴニンスを見下ろす形で、フレデリカは話を続けた。

 

 

「いやぁ、謝るよ。あそこまであの子たちが暴走するとは思わなくてね」

 

「……その気にさせるお香を焚いていたクセに……」

 

「んー? そんな効果あったかなぁ? 市場で適当に買ったから、効能なんて覚えてないよ」

 

 わざとらしく肩を竦めるフレデリカ。

 絶対に知った上で買っている。

 

 

「それで、どうだった? ボクたちとの夜は?」

 

「……別に」

 

「あーんなにアンアン鳴いてたのに『別に』とはつれないなぁ」

 

「……うっ……! し、仕方ないだろアレは! 殴られたら痛いみたいな……し、自然な反応だよ……」

 

「歯形もキスマークも残ってるね」

 

「覗くなっ!」

 

 勝手に襟を引いて覗き込むフレデリカ。

 その手を叩いて離させてやる。

 今度は彼の服をじろじろと見てきた。

 

 

「んー……やっぱり君、あのシュミーズの方が似合ってるよ。んまぁ、その服もいいけどさ」

 

「……男を女装させて……な、何が楽しいんだよ」

 

「まぁ昨夜も言った通り、ボクの性癖って奴さ。女装した子じゃないと抱けないんだよ……どうやっても治らない。困ったモンだよ」

 

「…………そんな欲望に忠実だから……まぁ、事業でも成功したんだろうな」

 

 イヴニンスのその言葉を聞き、フレデリカは少し悲しげに目を落とす。

 次に天井を見上げ、一度深く息を吸ってから吐いた。

 

 踵を返してイヴニンスから離れ、何か考え事をするように洗面所を右往左往し始める。

 何をしているのかとイヴニンスが聞く前に、彼女は足をピタリと止め、口を開いた。

 

 

「……そうだね。これから先も君を買うだろうし……ボクの秘密でも教えてやるさ」

 

「買うって……いやもう、ごめんだよ……」

 

「まぁまぁ……めちゃくちゃしちゃった埋め合わせって事でさ。聞いてよ」

 

 イヴニンスは返答せず、フレデリカの話を黙って聞こうと努めた。

 まずフレデリカは「ありがとう」と感謝すると、目を合わせずに話を始めた。

 

 

 

 

「ボクは辺境の農村の出身でね……ホント、山と家と畑以外は何もない、寂しい場所だったよ。でも故郷としての誇りはあったから、出ようなんて考えだけはなかったな」

 

「…………………」

 

「……ううん。故郷としての誇りよりも……好きな人がいたからね」

 

 フレデリカは寂しげな笑みを浮かべる。

 記憶を辿りながら話しているのか、視線は虚空へと向けられていた。

 

 

「黄金色の長い髪の男の娘だった。滅多に笑わない子だったけど……村の女は全員、ボクも含めて彼の事が好きだった」

 

 話をしながら、途端に忙しなく両指を絡め始めていた。

 

 

「ボクはその子と幼馴染でね。一緒にいる時だけ、笑わない彼が微笑んでくれた。それを見て幼いながらに思ったよ……『あぁ。ボクはこの子と結ばれるんだ』ってね……まぁ、親御さんが酷い子煩悩な上に村の有力者で……手を出そうとする者がいたら容赦しないって人でねぇ」

 

「……それなのになんで、お前は都会にいるんだよ」

 

「まぁまぁ、続きを聞いてくれ……ある日、幼馴染の親御さんが事業に失敗しちゃってねぇ。借金を負ってしまったんだ。それも、タチの悪い連中に借りちゃってさぁ」

 

「………………」

 

「借金のカタに、その子を連れて行くって話になったんだよ。彼はそれを、ボクだけに打ち明けてくれた」

 

 絡ませたフレデリカの指が僅かに震え出す。

 

 

「……期限は一年後……けどどう切り詰めたって半分の額しか入らないと分かりきっていた……ボクはその子の手を握って言った。『残りはボクが何とかする』ってね……そして村を出て、このアーニマに来たんだ」

 

「………………」

 

「……凄く大変だった。昼夜問わず働いたよ……毎日腹を空かせて、命懸けで切り詰めて……時には人に言えない仕事もやったよ。でもその甲斐あって、約束の日までにお金を貯められたんだ。すぐにボクは村へ帰った」

 

 フレデリカは「そしたら」と言って、少し躊躇した後に言い直す。

 

 

「……そしたら……その子がいないんだ。どこにも……みんなに聞いたら、ボクが村を出た一ヶ月後に、親御さんが売っちまったんだってさ。あれほど子煩悩だったクセに……」

 

 吐き捨てるように言い、組んでいた指を離してパチンと手を叩く。

 

 

「酷くうちのめされたよ。学もなく、死に物狂いで頑張ったのに……故郷にその子はいないんだ、どこにも。問い詰めてやろうとしたけど、既に家族は村から出ていて行方知れず……村のみんなもあの子の事が好きだったクセに……売り飛ばされる様を黙って見ているだけだった」

 

「………………」

 

「……ボクは再び村を出た。二度と帰るつもりはなかったよ……彼を助ける為に溜めた金を使って各地を巡り、探し回った……けど全然見つからなかった……」

 

 自身を落ち着ける為、彼女は深呼吸をする。

 気怠げな雰囲気はそのままだが、語調には確かに熱が込められていた。

 

 

「…………金が尽きて、全てどうでも良くなったボクは誰もいない山の中で泣きまくったよ。死ぬまで泣いてやろうとしたさ……」

 

「………………」

 

「……そしたら洞窟を見つけてね。なんとその山は未発見の、魔石の大鉱床と来た……これがボクの会社の、始まりさ」

 

「……その子を見つける為だけに会社を興したのか?」

 

「最初はそうだった。でも会社が成長し、社交界へ招待されるようになって、色々と情報が手に入った。とうとう彼の居場所を知れたよ」

 

 フレデリカはやっとイヴニンスと目を合わせ、力無く笑った。

 

 

「……隣国の娼館に売り飛ばされた後、ボクが各地をウロウロしている間に彼を見初めた金持ちと結婚していた。居場所を知った頃には、三人の子どものパパになってたよ」

 

「………………」

 

「……やっとそこで気付いた。『もうボクはこの子の、何者にもなれない』ってさ」

 

 再びイヴニンスの方へ歩み寄り始める。

 

 

「……その子は親から禁止されていたのに女装が好きで、女物の服をこっそり持って来てはボクの前で披露してくれた」

 

 彼の前に立つと、その黄金色の透き通った髪を優しく撫でた。

 

 

「その時に揺れていたあの子の髪は……君の髪のように、とても綺麗だった……それと花も好きで、ボクの苗字『リングフラワー』をいたく気に入ってくれた。暇さえあれば女装して、ボクを連れて、色んな花を探しに行ったよ」

 

「………………」

 

「……本物の花を見ると、楽しかった日々を思い出してしまう……これが、この家に花がない理由さ」

 

「……女装させてたってのは……」

 

「消えないんだよ。あの子の幻影が」

 

 光のない目でイヴニンスを見下ろしていた。

 次には腰を落として跪き、目線を合わせて来る。

 良く伺えるようになった表情は、縋るような様をしていた。

 

 

「どれだけ男の娘を買って、女装させて抱いても……満たされないんだ。あの子のように、娼館に売り飛ばされた男の娘をメイドとして囲っても……全然心が満ちない。そればかりか、あの子の顔がいつも浮かんで消えない」

 

 フレデリカから危うい気迫を感じ、後退ろうとするイヴニンス。

 瞬時にフレデリカは彼の腕を掴み、離れられないようにした。

 

 

「……従順なんだ、みんな。あの子はもっと誰に対しても反抗的で、わがままだったよ……君のようにね」

 

「……っ」

 

「それに滅多に笑わないし、誰にも心を許さない……正直、君がボクに口答えした時は『濡れた』よ……『あの子そっくりだ』……って」

 

 顔を近付ける。

 イヴニンスの腰に手を回し、逃げられないようがっしりと掴む。

 

 そして震えて、熱をじわりと帯びた声で続けた。

 

 

「……ねぇ、イヴ。ボクの物になってよ」

 

「…………!」

 

「……君なら、あの子を忘れさせてくれる」

 

「……僕は誰の物にもならない」

 

「……へぇ」

 

 これ以上はあまりにも闇深い彼女の瞳を直視できず、イヴニンスは顔を背ける。

 どうすべきか迷っている内に、フレデリカに顎を掴まれた。

 

 

「……これでも?」

 

 顔を強制的に、前へ向き直される。

 

 

 

 気付けばフレデリカにキスをされていた。

 舌を口内に捩じ込まれ、絡ませられる。

 

 

 しかしイヴニンスは精一杯彼女を押し戻し、キスをやめさせた。

 唾液の糸が二人の口の間で繋がり、ほんの数秒でぷつんと切れる。

 

 

「……っ……!?」

 

 泡を食ったフレデリカの手前。

 キッと睨み付け、口元を拭いながらイヴニンスは言ってやった。

 

 

 

 

 

「……へたくそ」

 

 

 

 フレデリカは光のない目で、しかし眩暈さえ催してしまうほどの恍惚を覚えた表情で、イヴニンスを眺めていた。

 

 その時、玄関ホールで扉を叩く音が響く。ナイトマンが迎えに来たようだ。

 一度ホールの方を見てから、再度フレデリカを一瞥した後に洗面所から出て行く。

 残された屋敷の主は、跪いたまま去り行く彼を見送るのみ。

 

 ぽつりと一人、呟いた。

 

 

「……絶対に逃がさないよ。ボクのイヴ」

 

 

 

 イヴニンスはルイスからスーツケースを受け取り、リングフラワー邸の扉を抜ける。

 長く感じた夜がやっと終わったと、明け染める空を見上げて思った。

*1:
耳の上部にある、軟骨が内側に巻いている箇所の真下の窪み。




▼イヴちゃんエロエロ感度累加記録♡
●各部感度
・弱点:脇腹と首筋、更にはお胸も追加!詳しく言うなら前鋸筋がビンビン!
・口:キス中毒寸前のエロエロマウス!頑張ればお口だけでイケそう!
・乳首:あれ?屋敷に入る前よりぷっくりしてない……?
・陰茎:精通おめでとう!……でもなんか、気絶して自分が精液出したって覚えてなさげ?勿体ない……。
・お尻:未経験。処女。エッロ……私にチンポくっ付けて掘り倒して鳴かせたい。
・前立腺:めちゃプリプリなのにさぁ、男として普通の機能しかない。もったいなくない?

●精神状態
・好きな人:パニアさんとフレデリカさんとの間で板挟み状態だけど、若干パニアさんの方が好きっぽい?フレデリカさん重いからねー?
・堕落具合:無垢だけど、マゾに目覚めつつある感じ?エッロ!
・雌雄度数:まだオス。チンポの方が感じるレベル。でも喘ぎ声はメス。


▼ナイトマンダイアリー
●現状の見立て
・相変わらず強情で不遜な態度ですが、おかげさまで新興貴族の筆頭格たるフレデリカ氏をリピーターに付けられた。彼女の過去と性的嗜好は当然把握済み。この調子で街の有力者をどんどん落としまくって買わせまくれば精気もガンガン手に入る。提示した金額と精気の量は比例するので、この路線で進めて行きたいところ。

●今後の指標
・イヴニンス氏の精神性の高さは素晴らしいものの、快楽への耐性と体力が低いせいですぐに失神してしまう。まぁ勿論、本人が失神中でも精気の回収は勝手にされるので大丈夫だが、そこでプレイを終えられては勿体ない。解決策としてプランは二つ。イヴニンス氏に体力を付けさせるか……失神してもやめないようなドスケベさんを充てがうか。
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