――ああ、なんて空虚な時間だ。
俺には全てを賭けてでも護りたいものがあったはずなのに。
稲妻城下町で家業を支えながら、かつての俺は剣客をしていたという。だが、あの目狩り令からの戦時下で、幕府軍に神の目を奪われてから、俺は精神がおかしくなった……のだと思う。曖昧なのは、多くの記憶が消え、全てを失った感覚に囚われていたからだ。
このような理不尽があってよいのであろうか、という考えすら浮かばなかった。いままで生きてきた道がまるごと無くなっていたからだ。両親がもし健在でなければ、生きる気力を失った俺は、野垂れ時ぬに任せるだけだったかもしれない。それ位に心が憔悴しきっていた。
ただそれでも一つだけ思い出せたものがあった。剣術の鍛錬だ。
その執念だけは尋常ではなかった。何しろ、目を奪われた当日ですら俺は震える手で自室にあった刀の柄を握っていたのだから。
後に聞いたが、愛用の天目流の刀……それを持って庭で鍛錬しようとしていたらしい。
しかしその状態では流石に危ないと父に止められ、数日の間を置いてから素振りを始めた。
確かに、しっくりくる。これが俺なのだと思える。だがやはり冴えは無く、身体の鈍りを抑えるので精一杯であった。何せ、剣術もろくに思い出せないのだから。
ならばと他の記憶を取り戻そうと努力もしたが、それらは全て徒労に終わった。
このような状況で、半年が過ぎて今に至る。そうしてようやく俺は状況を受け入れ、実家の家業を手伝える程度に精神が回復していた。かつての友人であったらしい人々の支えもあり、空白の心を抱えたままではあるが、一歩ずつ確実に新しい人生を進み始めている。
そしていつも通り、朝の日課の鍛錬をするために自室から庭に出ようとしていたときだった。
家のすぐ外にある街道の方向から、集団の足音と声が聞こえるのを察知して、足を止める。
部屋の開け放たれた窓から見える夢見桜が疾風で揺らめき、俺の頬まで撫でた。
「流石はあのお方でござる。あっさりとここまで来れようとは」
「そうだな。あの方のお陰で……数は少ないが、抵抗軍をこうして送りこめた。後は僅かな幕府軍の抵抗を退けながら進むだけだ。神速は兵を尊ぶ。行くぞ万葉!」
「うむ。無力化に成功した以上、さっさと稲妻城に居るであろう異邦人の元へ参ろう」
城下町で尋常ならざることが起きていることは、その漏れ聞こえてきた抵抗軍の声だけで理解できた。だが俺は外に出て確認する勇気など持てるはずがなかった。今の俺は、ろくに剣も振れない上に神の目を失っていたのだから。
結局、抵抗軍の奴等が過ぎ去るのを待ち、両親の無事を確認する事位しかできなかった。
そして、一刻の後。
稲妻城から戦いの閃光が走り、戦争は終結。目狩り令は即時廃止されることになる。
夕方になると、神の目を元所持者は取り戻しても良いと幕府から正式に達しが出た。
俺は早速、千手百目神像の元へと向かうことにした。
というより、何かに急かされるように勝手に体が動いていた。
『貴方といると、今だけはただの女の子として過ごすことが出来るんです』
誰かの声を思い出す。神像の元に歩みを進めるたび、失っていた何かが取り戻されていく。
『凄い……こんな偶然があるなんて思いもしませんでした。……貴方とまた逢えて私はとても、とっても嬉しいです』
目を失う少し前のことだ。
八重堂の新刊を買いに行った時、その幼馴染の少女と久しぶりに再会した。
それからは、まるで昨日別れたばかりのように、直ぐに再び打ち解けた。叶わないと思っていた対面での再会が果たされたのだ。彼女もその言葉を口にしては顔を赤らめ、とても可愛らしく恥ずかしがり、俺はそれを何度も弄った。そうした遠慮ない言葉を交わせる関係が好きだった。
だが、お互いあの時とは違っていい歳だ。このような関係が、自他共にどう思われているかは、お互いに分かっていた。それからは、こっそりと二人きりで逢引するように会い、その刹那の時間の関係も楽しんでいた。
いつしか、歩みは流れる様に早歩きになる。
さらに記憶は遡る。齢十四の時だ。幼い頃から親しかった少女との別れ。
『……私はこれから家族を支える為、必死に修行します。だからあなたとはもう……うぅっ』
……俺が、神の目を授かった切っ掛け。
そうだ、そうだ、そうだ……!
そして全速力で街道を駆け抜けつづけ、汗だくになりながらも、神像の前に俺は立っていた。そして、握りしめた手には、俺の大事な心が詰まっている神の目がいつの間にか握られている。
全てを思い出した。何の為に、ここまで鍛錬を積んできたのか。
神里家の令嬢、神里綾華。俺の人生に刻まれた大切な幼馴染である彼女が、将来に迷っていた俺の背中を押してくれたのだ。
幼い頃に綾華とあの別れた経験をしたとき、信じられないほど、自分でも悲しくなった。二度と再会出来ないわけでもないのにだ。泣きわめくような情けないことはしなかったが、呆然としばらく立ち尽くしていた。
……もう二度と普通に逢えなくてもいいから、ただの平民で無力な俺でも、綾華が社奉行として稲妻の民を護る手伝いがしたいと願った。少しでも恩返しがしたい。剣術の才能を見抜き、その道の素晴らしさを彼女は教えてくれたからだ。
その日は夜通し模造刀を庭で振るった。早く境地に辿り着きたかった。そして、剣客として道場を開きたかった。武士にではない。一人の兵士では限界がある。だから、より多くの心を動かし、精神から稲妻を護る剣客の道を歩みたかったのだ。
そして朝。疲れ切って地面に横たわった俺の腰には、雷神の目が輝いていた。
剣術を志すことすなわち、自らの精神との戦いでもある。だから俺は一人で、ひたすらに修行をした。いくつか道場に入門しようとして、肌が合わなくて入るのをやめたほどに我流だったが、腰元で光る雷の神の目が間違いでないということを教えてくれた。
いつしか模造刀は天目影打の真剣となり、各地を渡り歩いて剣客の仕事をした。物騒なものではない。見世物……興行だ。そこで技を披露し、実家の家業とは別に日銭を稼いだ。そうして知名度を上げ、道場を開く手はずだったのだが、そこで目狩り令の達しが出たのだ。
目を取り戻した俺の身体は羽の様に軽かった。力が戻りそれは精神的にも充足しただけでなく、そのとき俺の脳裏にある考えが浮かんでいたからだ。ただ、それは独りよがりのもので、到底実現が出来るものではないと感じていた。
だが、一心不乱で八重堂の前まで来たとき、それは実現した。
戦争が終わり、街道は祭りの如く賑わいを極めている中、俺の望み通りの人物が居たのだ。
「お久しぶりです……。貴方が神の目を取り戻したのであれば、真っ先に八重堂に来ると思っていました。再会を一日千秋の思いでお待ちして……きゃっ!?」
そこで居る筈のなかった彼女を俺は思わず抱きしめていた。周りなんて構うものか。祭り騒ぎで皆が喜びを分かち合う為にあちこちで抱き合ったりして、誰もこちらを見ていないのだから。
白鷺の姫君。立派に大成した彼女はそのような名で呼ばれていた。だが俺にはそんな肩書を見ていない。神里綾華というただ一人の女の子として、俺は失ってから初めて気づいた気持ちを必死に吐露した。
君のことが、好きだ。
初めて気づいた気持ちに、綾華は優しく応える。
「……私もです。白鷺の姫君でも、神里家の令嬢としてでもなく。貴方の幼馴染……一人の少女として……綾華として、貴方をお慕いしています」
いつか願ったように、彼女とは普通の再会ではなかった。だがこの二回の再会は、雷神の加護があったように思えてならなかった。目狩り令で奪われていたのにも関わらずだ。
しかし、目狩り令の理由だとか、雷電将軍がどのように敗北を認めたのかとかは、今だけはどうでもよかった。ただひたすら目の前の大切な人に唇を合わせ、喜びを交わしたかった。
流石にここで接吻するのはまずいので、八重堂の裏に綾華を抱えて跳躍し、喧騒から離れる。
人の気配がない、海が見える桜の下に着地すると、それから唇を奪った。
「……ちゅっ。……ふふ、これが愛する人との接吻ですか……。とても嬉しいです……♡」
それからも俺達は愛情の交換をしばらく続けていった。
「うう……。思わずあのような、はしたないことをしてしまいました……」
我に返ってからというものの、顔を盛大に赤らめたまま、彼女はその場を右往左往していた。
こちらこそ、衝動に任せて抱きしめたり接吻をしたりして御免と謝ったのだが、貴方がしなければ私がしていたと言い張って聞かなかった。頑固な所も昔からまるで変わっていない。
「とにかく、貴方が気に病むことはなにもありません」
有無を言わさぬとはこういう事かと思いながら、苦笑しつつ納得して頷く。
「ふふっ……。それでいいんです。貴方との間に溝はもう作りたくありませんから」
それからその場で座ると、過去の思い出話で花を咲かせ、気づけば夜になっていった。
「もうこのような時間に……。ですが、安心してください。その……今夜だけは、お兄様に我儘を言って、時間を取ってありますので……」
すると綾華は俺の肩に身体を預け、甘えてくる。
それ以上を語らせる必要はないだろうと、俺からこの先を誘った。
「はい……♡ 幼馴染の私が頑張ったご褒美に、恋人として抱いてください……♡」
思わずこの場で押し倒したくなるのを堪える。これは綾華の労いでもあるのだから、ちゃんとした場所で抱きたかった。
なので俺の家へと向かった。玄関の前で待っていたのか、出迎えてくれた両親が記憶を取り戻した俺を見て感涙し、続けて連れてきた綾華を見てさらに驚いていたが、記憶を失う前に彼女のことを色々と語っていたので、これからのことを察してくれた。
それから、両親は短い団らんの後、共にニヤニヤと笑顔を浮かべながら、戦争終結記念の祭事に行ってくるからと言い残し、外出していった。
「う、うううぅ……! え、えっちする前なのに、いきなりご両親にご挨拶することになるとは思いませんでしたっ……。変な顔をしていなかったでしょうか、心配です……」
彼女の為に布団を敷き、準備が整った後、綾華はそう呟く。
心配しなくても桃色に染まった君の顔を見れば察してくれたと言うと、綾華は頬を膨らませながら可愛らしく胸を小突いてくる。
「貴方はいつも、そうやって私をからかうのですから、もうっ……。もう……♡ んんっ……でもそうです、私はもう貴方の事しか考えられなくなって、えっちな気持ちで一杯です……♡♡」
僅かに遠くから、賑わいの太鼓や花火の音が響く。そんな中、俺の自室は彼女と二人きりの状況で、吐息の音まではっきり聞こえる。それは遠くの音よりずっと身近に感じられた。
「……ちゅっ♡ ちゅ……♡ はっ♡ ちゅぴ、ちゅるっ♡ はあぁっ……♡ 大好き♡ 貴方のことが好きっ……♡ ちゅるるっ、ちゅ♡ ちゅぽ、ん、ちゅっ……♡」
今度は愛撫の為に、立ったまま唇を交わす。涎が垂れようと構わず、貪るようにお互いに舌を絡ませ合い、深め合っていく。
「れるっ♡ んんっ♡ ちゅ♡ ぢゅるるっ……♡ はあっ♡ んっ♡ ぢゅ♡ んちゅ♡ れるれるっ……♡ あはっ……♡ んぁっ、は、んん……♡♡」
数分間、ひたすら唾液まで交換して、興奮を高めて煽り続けた。
唇を放したときには、ちゅぽんという音まで聞こえ、互いの唇の間を唾液の糸が伝っていた。
綾華は瞳に小さなハートを写していて、すっかり行為に発情している。俺の唾液を飲み込んで息をするだけで肩を震わせ、感じているような仕草すら見せた。
「あぁっ……♡♡ 貴方の体液がまた、喉を伝って私の体内に……♡ はあっ、はぁんっ……♡ 唾液だけでも、すごく嬉しく、感じてしまいますっ……♡ あぁっ♡♡ らめぇっ♡ イクッ♡ イきますっ♡♡ キスしてごっくんしただけでイッてしまいます♡ ふぁぁああぁ♡♡ イきますううううぅぅぅうーーーーーーーーーーーー♡♡♡♡」
それがあまりにも背徳的な快楽を生んだのか、綾華はそれだけで絶頂に至った。
「ああぁんっ♡ はんっ♡ あんっ……♡ 長年お慕いしていたお陰か、すごく貴方に対して敏感になってしまっています……♡ あっ♡ 嬉しい気持ちがずっと続いて、抑えることが出来ませんでした……♡♡ んあぁあぁ……♡♡」
肩を淫らに震わせる綾華に、俺は唾を飲む事で興奮を伝える。
敏感になっている現在の綾華の身体は、続けて服を脱がしていく俺の手にすら反応して吐息を漏らしてくれる。
一つ、また一つと綾華の鎧と服を脱がしていくにつれ、快楽の震えも衰える所か増していく。立つのがやっとの彼女を支えながら下着まで取り去った時、再び淫欲の絶頂が彼女を襲った。
ぶちゅる、びゅるると綾華のおまんこから潮が噴き出し、立っていられなくなった彼女は布団の上にへたれて座り込んだ。その間も股座からは感じた証が漏れ続け、全身を震わせていた。
「んあああぁあぁぁーーーーーー♡♡♡♡ あんっ♡ あんっ♡ あんっ……♡♡ はぁあっ♡ んぁっ♡ へうぅ♡♡ ……んっ♡ はぁんっ♡ あぁ……♡♡ 私の身体、一体どうしてしまったのでしょうか……♡ あぁっ♡ 普段から貴方への愛を積もらせ、自らを慰めても、このようなことにはならなかったのに……♡ ひぅ♡」
まるで媚薬を飲んだように敏感になった綾華が、どんでもない爆弾発言をしながら、絶頂の余韻を再び享受する。
「はぁんっ……♡ 二度と離れたくありません……♡ もう寂しい思い、したくないんです……。だからもう私の傍を離れないでください……♡ んんっ♡ 肩を掴まれるだけで、凄い……♡ んっ♡ ちゅ、ちゅる、ちゅぅ……♡ あ♡ あ♡ あ♡ あぁあああぁーーー……♡♡♡♡」
寂しい思いをさせてごめんとお詫びの接吻をすると、綾華は絶頂で返事をした。
……確かに、俺は記憶を失っていたからある意味で、楽だったのかもしれない。だが綾華はどうだろうか。俺が神の目を失ったと聞いた時、何を考えたのだろうか。
頭を振り、結論を出した。……このままでは綾華への労いやご褒美どころか、後悔を残す初体験になると考えたので、俺は一旦彼女への愛撫をやめ、この事を聞くことにした。
裸体の彼女を布団で包んで、敏感になった火照りをなんとか時間を掛けて覚ます。
それから、彼女のその時の気持ちを聞く。これは今聞かなければならない大事な事だ。
「はぁっ、はぁっ……♡ んっ……。目狩り令が施行されたとき、私は貴方の事を真っ先に心配しました……。そして戦争に突入してしまい、これ以上軽率に、貴方と接触することは出来ませんでした……。だから私は、忙しくなった仕事に集中するためにも、また貴方と八重堂で会えなくなってしまったのです……。そして半年後、恐れていた事態が知らされました」
目狩り令のリストの中に俺が含まれているのを発見し、その日は泣き通したのだという。
その時には既に、神の目を失う事でどうなってしまうのかは分かっていたからと……。
「貴方がどうなっているかの調査もすることは出来ました。ですが、私には勇気がありませんでした……。私の事、忘れているんじゃないかって、怖かったんですっ……」
語る中、涙を浮かべながら綾華は言う。
「そしてそれからは、全力で謀反も考慮に入れた計画を立て、その文章をお兄様に提出しました。この結果、お兄様からどのような処分を受けてもかまわないと思いました。ですがお兄様は私を黙認して、自由にしろとまで仰ってくれたのです」
神里綾人様は俺も剣客の興行の際に会ったことがある。とても実直で聡明な方だった。
まさかそこまで妹を矢面に立てる人だとは思わなかったが……。
「それから私は終末番や家司のトーマまで使って、策謀を巡らせました。稲妻幕府への妨害、抵抗軍への援助……。流石に表立ってまではしませんでしたが、出来る限りの事をしました。そしておよそ一ヶ月前、稲妻を訪ねてきた例の金髪の異邦人……旅人様に直接お会いし、変革をお願いしました……それからはご想像の通りです」
そして、噂の旅人。この鎖国下で城下町に住んでいる俺にさえその噂が伝わる影響力を持った人物。それだけの人物であれば信頼に足ると語り、トーマさんを使って接触したのだという。
まるで物語に出てくるような人物だが、実際に戦争が終わり、目狩り令が無事廃止されたのだ。信じるしかないだろう。そして雷電将軍を負かした相手も旅人だということはここから察することが出来た。
「見事なものだったと偵察を任せていた終末番の早柚から、貴方に会う前に聞きました。ふふっ。珍しくあの子が眠気を抑えて、興奮しながら旅人様や抵抗軍の武勲を語るものですから、相当だったのでしょう。そして今、こうして平和な時が訪れ、貴方と夜伽の時間を迎えられたのも、皆の努力が実った結果です。旅人様にも後日、改めてお礼しなければいけませんね……」
俺は奪われた側として何も出来なかった。抵抗軍に参加する事も無かった。だが、まだ恩返しの道は残されている。引き続き鍛錬し、予定通り道場を開く夢を実現させて応えることで、少しでも戦争で犠牲になった人たちに報うことが出来ればと思った。
そして、綾華も稲妻の為に最大限の努力をしたと褒め称える。
「はい……ありがとうございます。貴方に褒められると、とても嬉しいです。……ここまで来れたのは、貴方を救うという個人的な感情からだったのかもしれません……。私は社奉行として民全体を救いたい気持ちが一番だと思っていました。しかし、私も一人の人間であり、こうして私情も挟んでしまい……んっ」
余計な事を呟く前に、布団に包まった綾華にキスする。
話を整理して、気持ちをお互いに共有できたことで落ち着いたのか、今度は敏感に反応することはなく、穏やかな接吻の時間が続く。
やっぱり、動揺して訳も分からず敏感になった彼女を抱くより、安心した彼女を抱きたい。
「ぷはっ……。優しい、キスです……。ふふっ。先程は訳も分からず感じて絶頂してしまい、貴方を感じることが正直出来ていませんでした……。でも今は、私の話をちゃんと聞いてくれて、それからえっちを再開してくれて……傍に大切な人を感じます。ちゃんと愛に包まれています」
それから、俺からも神の目を奪われてからの話をした。記憶を失い、綾華のことを忘れていたことも正直に話した。彼女は黙って聞いてくれた後、俺と同じようにキスをして笑った。
その笑顔だけで、俺も救われた気持ちになった。
そして、綾華は自ら包まっていた布団を脱ぎ、再び美しい裸体を晒した。俺も興奮のあまり先程はあまりよく見ていなかったが、本当に素晴らしくえっちな身体だと思った。
しなやかな腕が美しく両側に流れ、普段は鎧で隠されて見えなかった程よい大きさの胸も、柔らかな曲線を持って全て見せてくれる。鍛錬で程よく引き締まったお腹も、魅力的な白く煌めく太ももも、普段身体を支える美しく整った脚も、全て見せてくれる。
「殿方に見せるのはこれが初めてですっ……。ううっ……。私の身体に、何か不満な所はありませんか? 例えば、宵宮ちゃんみたいにもっと大きな胸とか、裟羅様みたいに高身長とか……」
関係ない。俺は綾華の裸だから興奮するんだと答える。
「そんな事を心配しなくても、俺の事を見つめて好きって言えば堕ちる……? ふふっ♡ 貴方がそれを言わせたいだけじゃないですか……♡ ……好き♡ 好き♡ 好きですっ♡ 好き……♡ 何度でも言います♡ 愛してます♡ お慕いしてます、大好きです……♡ ……えへへ、恥ずかしいです……♡ もう、ここまで言わせたんですから、満足されましたよね?」
顔を真っ赤にしてジト目をしながらも、綾華は言ってくれる。
難しいことは考えなくていい。俺の前ではいつも通り、甘えてくれていいと頭を撫で、首元や胸元にキスをしていく。キスマークを付けるようにして、強めに吸うのも忘れない。
「んんっ♡ ふぅっ……♡ あっ……♡ はああぁあっ……♡♡ 私の身体に、接吻の跡を付けてマーキングされるおつもりですね♡ そのつもりであれば、私からも……。それでは、返させて頂きますっ♡ んーちゅっ……ちゅるるるるっ……♡♡」
お互いの身体に跡を付けていちゃいちゃと過ごし、情欲を再び高めていく。
「んんっ♡♡ これで、十個目……♡ はぁっ♡ はぁっ……♡♡ 貴方のものだって刻まれているみたいで、嬉しい……♡♡ このまま、どこでも貴方の印を付けて良いですよ……♡ 乳首でも、太ももでも、どこでも……♡」
魅惑的な提案だ。だが、そろそろ我慢の限界なのだ。
汗で濡れた服を脱ぎ、いつになく勃起した怒張を綾華の前に晒す。
「ふあぁ……♡ これが、おち……おちんちんっ……♡ こんなに脈打ちながら腫れているようにそそり立って……♡ 痛くはないのでしょうか……?」
興味を持ったのか、座ったまま両手を差し出し、男根に触れる。
「熱っ……♡ それに、思ったよりも凄く硬いのですね……♡ 不思議です♡ これが、私の膣内に挿入されるものですか……♡ はぁあぁ……♡♡」
再び綾華の表情が発情し、色を帯びた吐息が男根に吹きつけられる。綾華の細く小さな指で撫でる様にして優しく触られているのもあり、それだけでも気持ちよさで肉棒全体が跳ねた。
「あんっ……♡ おちんちん、動いた……♡ このまま手を動かしたりしたら、射精してしまいますか? んんー……それは駄目ですっ……♡♡ 私の処女をおちんちんで受け取ってから、膣内でご褒美の子種を沢山出してくれないと、拗ねてしまいますよ……? ふふふ……♡」
綾華を優しく押し倒し、顔をよく見つめたまま、手探りでトロトロになった割れ目を肉棒の先端で探り、膣口を探り当てる。
「そこです……♡ そのまま、私の初めてを貰って欲しいです……♡ 準備は出来ています。おちんちんをおまっ……膣内に挿入して、好きなだけ子種を子袋に注いでください……♡♡」
今言いかけた言葉があったと耳元で囁き、それを何処で学んだのかも聞く。
「い、意地悪ですっ……♡ こんなときにまですぐ……。こんなに遠慮なしに私を辱めてくるのは貴方だけなんですからね……♡ ううぅ……♡ 貴方に抱いてもらうことを夢見ながら、えっちな小説で自慰をして学びました……♡」
こんな時でないと恥ずかしがって言ってくれないと思い、こんなことを言ったのだ。
「そうですよ……。貴方だから、貴方の前でだけ言うんですからね……? お、おまんこ……♡ おまんこに、お、おちんぽっ……♡ おちんぽで、おまんこの処女を奪ってください……♡♡」
ひとしきり彼女の特上のおねだりを聞いて満足した俺は、いよいよ綾華の処女を貰う為に挿入を開始する。一気に膣内の滑りが先端を襲い、顔を快楽で歪めながら進めていく。
「んぐっ……♡ ふぅっ、ふぅ……♡ んっ、おまんこが、凄く太いおちんぽで広がっていきます……♡ う、んはぁっ、あぁっ♡ あぁぁ……♡」
途中で僅かな引っかかりがあったが、直ぐに突破。そのまま子宮口にどちゅんと勢いよく滑るようにして挿入を完了した。
「あああぁんっ♡♡ あんっ♡ ふぅっ……♡ 貴方のおちんぽ、全て私のおまんこで受け入れることが出来ました……♡♡ 処女を貴方に捧げられましたぁ……♡ 確かに、痛みも僅かに感じていますが、貴方のおちんぽが私の身体に収まっていると考えるだけで、幸せでそんな些細なことは吹き飛びます……♡ あぁ♡ 好き♡ 好きぃ……♡♡」
どれだけ成人指定の小説で学んだのかは分からないが、彼女は努力家だ。性関係も全力で勉強したのが伝わってくる。俺の為にそこまで頑張ってくれているのだ。必ず報いてみせる。
「あんっ♡ はぁっ……♡ 動いてくださいっ♡ 私なら、だいじょああぁんっ♡♡ あんっ♡ はぁんっ……♡ にゃんっ♡ んはぁっ……♡ えへっ♡ たくさん、私のおまんこ、もっと突き上げて……♡ はぁああんっ♡♡ あん♡ あんっ♡ あんっ……♡」
膣全体が肉棒を締め上げ、波打たせてくる。処女膜を先程貫通されたばかりとは思えないような蕩けた顔をして、綾華は喘ぎ続ける。加減をする必要は全くないと考えた俺は、肉棒が膣内の滑りで泡立つぐらいに激しく突く。
「ああぁっ♡ あんっ♡ あんっ……♡ おちんぽ気持ちいいよぉ……♡♡ あん♡ あんっ♡ あんっ♡ あっ♡ あ♡ はぁんっ♡ んぁっ♡ あぁ……♡ とろとろ処女おまんこ、おちんぽで味わってぇ……♡ んぎゅっ♡ ふぅ♡ んっ♡」
正常位で可憐な身体をひたすらに突き上げる。淫らに両胸が突き上げる度に跳ね、尻音は段々大きくなっていく。そのうち、涎を垂らしながら喘ぐ綾華は、再びハートが浮かんだ瞳で俺を見つめながら脚を絡めてくる。
「んひゅ♡ おぉっ♡ んいぃ♡♡ あひゅっ……♡ 私から、こんな淫らな喘ぎ声が出るとは……ああぁああんっ♡♡ ほぉん♡ んええぇ……♡♡ どうか幻滅なさらないでくださいっ♡ 貴方のおちんぽの刀が強すぎて、負けてしまいます……♡♡ んひゅ♡ おほぉっ♡ んぐっ♡ んぎぃ♡♡ はぁああぁっ♡♡」
当然、幻滅などするわけがない。あの綾華をここまで淫らに喘がせることが出来るのは、俺だけなんだという独占欲が満たされるのだから。
「よ、良かったですっ♡ ふぐっ♡ んいぃっ♡ おおんっ♡♡ えへへ……♡ 貴方のおちんぽに私のおまんこが全力で甘えてます……♡♡ おまんこしてくれて嬉しいって、愛液出して泣いちゃってますぅ……♡♡ おおんっ♡ ほおぉぉ……♡ んほぉっ♡ 逞しいカリ高おちんぽに、おまんこチューってキスしてましゅっ♡♡ 私も、沢山甘えましゅぅ♡♡」
キスを熱望してきたので涎塗れの唇を舐める様にしてキスする。沢山の綾華の唾液が口の中で混ざり、喉の奥に運ばれていく。最初の愛撫を思い出し、怒張が一段階大きくなった。
「んほおおおおぉ……!? おちんぽまた太くなってえぇっ♡♡ んひぃいん♡ おぉっ♡ んぁっ♡ あんっ♡ えひゅうっ♡ んぎゅ……♡♡ おまんこパンパンになりゅうぅ……♡」
快感のあまり白目を僅かに剥き、さらさらの髪を情交の汗で濡らし、舌を出しながら喘ぐ。
奥の子宮口は弾力を増し、また下りてくる。射精を受け入れる準備が整ってきたのだ。
「あぁっ♡ はぁんっ♡ んぃっ♡ んえぇ……♡ 子宮がおちんぽ射精を受けたいって下りちゃってます♡♡ 沢山精液を子宮で受け入れたいって女の子の弱点攻められて、子宮口も開いちゃってますぅ……♡ このまま、子種で一杯にして下さいっ……♡」
射精の兆候を本能で感じ取ったのか、子宮口が鈴口に吸着して離れなくなっていく。それならと俺はピストンをやめ、そのままぐりぐりとねじり返す。
「あええぇえぇ……♡♡ おおぉーーー……♡♡ おちんぽが子宮を虐めてますっ♡♡ あぁっ♡♡ んぎぃ♡♡ そこはおちんぽが入る場所じゃないですよ♡ んんっ♡♡ ザーメンを受け入れて孕む場所です♡ 赤ちゃんのお部屋なんですっ……♡♡」
流石に入るわけもないが、それでも精一杯口を開き、亀頭の先端である鈴口が、子宮に顔を覗かせる。当然、そこに強烈な子宮口の締め付けが入り、射精の引き金を触り始めた。
「あはっ♡ おちんぽがどんどん脈打って、私の子宮にザーメン出したがっています……♡ おまんこも貴方の射精を支援いたしますっ♡♡ どうぞ……♡ 何も知らない私の処女子宮を、貴方の精液でびっくりさせて、貴方色に満たしてください……♡♡」
全ての準備は整った。後は精巣から精液を絞りだすだけ……。綾華の言葉で最後の引き金が引かれ、俺は最奥にもう一度腰を突き上げ、全力で射精を開放した。
「んぁっ♡ はああぁぁ♡ あぁああぁ……♡♡ 精液、子宮に出てますっ♡♡ おちんぽミルク、私の処女子宮に容赦なく打ち込まれてますぅ……♡♡ んはああぁーーー♡♡ イクッ♡♡ 今度こそ、貴方の愛を感じながらイきますっ♡ イきましゅ♡ イきましゅうううううぅうううぅううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♡♡♡♡」
雪崩の様に、綾華の子宮に直接精液が流れ込む。彼女の小柄サイズに見合った小ささである処女子宮は、射精の濁流に耐えられるはずもなく中をもみくちゃにされ絶頂し、痙攣しながらあっという間に子宮内の容積を満たすのが亀頭越しに伝わった。
「えおおおぉおぉーー……♡ おちんぽザーメンで子宮イってましゅうぅ……♡♡ おんっ♡♡ ほおぉ……♡♡ 子宮がもう満杯なのに、まだザーメン出てえぇっ……♡♡ 膨らんでる♡ 精液で赤ちゃんのお部屋が膨らんでいってますっ……♡♡」
綾華の下腹をやさしく撫でると、確かに小柄な子宮が射精の脈動に合わせて膨らんでいっているのが伝わってきた。俺は綾華の頬を撫で、残りの時間中、愛を囁きながら終える。
「私も好き、しゅきぃ……♡ あぁっ……♡ お慕いしていますぅ……♡ あはぁ……♡ ふふ、お腹を撫でてみたら、本当にぽっこりしちゃってます……♡ 赤ちゃんのお部屋が膨らむまで私に射精して下さるなんて、素敵です……♡ このような幸せを頂けて、私は果報者です……♡♡」
僅かに膨らんだ腹を波打たせ、綾華は絶頂の余韻に浸る。
手足を無防備に四方に放りだし、脱力しながら全てを受け入れてくれていた。
「んんっ……♡ おちんぽ♡ まだ満足してないみたいですね……♡♡」
確かに、あれだけ大量に射精をしたのに、怒張は萎えていない。
「はい……♡ ですから、また私の子宮、ザーメンで拡張してもかまいません…♡ 貴方の幼馴染ザーメンなら、いくらだって受け入れて見せます……♡ 私が甘えるだけでなく、貴方も私に甘えてきてください……♡」
その言葉に甘え、俺はまた綾華の極上の膣内を往復し始める。
「あんっ♡ そ、そうですっ♡ そうでしゅ……♡♡ んいぃ♡♡ また私の声が、おちんぽで蕩けちゃう……♡ えへぇ……♡♡ でも、仕方ありませんっ……♡ 貴方の凶悪おちんぽが、私のおまんこに会心してしまうから悪いんれしゅっ♡♡ おおおぉ♡ りゃめぇっ♡♡ ずっと変な声を勝手に出してしまいましゅうぅ……♡♡ おほおおおぉっ♡♡」
突き上げた先の子宮は膨らんだお陰でさらに弾力を増し、突き込めば突き込むだけよく弾き返してくる。だが当然、中の精液はそれに合わせて押し出され、綾華のお腹から絞りだすような液体音が聞こえてくる。
「ほおおおぉぉおおぉ♡♡ おちんぽミルク、子宮からひねり出されてましゅ♡ 勿体ないですっ♡ だめ、らめぇ♡♡ 精液♡ ザーメン♡ 搾り取ったららめれしゅぅ……♡ あへぇっ♡♡ れもぉ♡ その分だけおちんぽで戻されてぇっ♡ また赤ちゃんの部屋がぷくぅ♡♡ って膨れるんれしゅ♡♡ こんな快楽に女の子が勝てるわけがありませんっ♡♡ んぎぃ♡♡」
綾華は子宮口を出入りするザーメンの感触が気に入ったらしく、俺の腰に脚を絡ませて催促してくる。俺も、その脚の絡みに押し出されるように何度も腰を振って再び快楽の頂を目指す。
「えへっ♡ んへぇ♡ おまんこが溶けて、どこからが貴方のおちんぽなのか、私のおまんこの壁が何処なのか分かりません♡ 一つになって愛し合うって比喩では無かったのですね♡」
互いの体温が共有され、混ざりあう。膣内だけではなく、俺の部屋の空間ごと彼女と一体化するような感覚に陥る。頭がふらふらになりそうな快楽だが、綾華の淫らになった処女情交を繊細に記憶したいので、無理矢理にでも意識を覚醒させ、突き込む。
「あぁっ♡ 私のお尻がぱんぱんって音なってりゅ♡♡ しゅごいぃいぃ♡♡ もっろぉ♡♡ おちんぽどちゅどちゅしてぇ♡♡ おおぉおーーー♡♡ おちんぽしゅきいいぃーーーー♡♡」
もはや綾華も俺も、ひとかけらも理性を残していない。愛し合うのは変わらないが、それはまるで獣の様な交尾だった。
「あへぇっ♡ んへえええぇぇぇっ♡♡ おまんこ溶けりゅうううぅうーーーー♡♡ もうりゃめぇ♡♡ おちんぽれまりゃイグううぅ♡♡ 溶けてイグううぅ♡♡ とろけちゃううぅ♡♡ からだの全部、貴方のものになりゅうぅうーー♡♡ おまんこ♡ おまんこっ……♡♡ おちんぽでイっちゃうううううううううううぅうううぅうううううーーーーーーーーーーーー♡♡♡♡」
強烈な絶頂の締め付けが俺の男根を襲う。
それだけではなく、腰に回された綾華の脚が全力で締め付けられ、入らないと思っていた子宮内に無理矢理、僅かな音を立てて男根が押し入る。その激烈な刺激はどんな言葉でも形容しがたく、ただ射精までの防壁の全てを消し飛ばし、射精する選択肢以外は頭から消え去った。
びゅっるるるるーーーーーーーー♡♡♡♡ びゅうぅうーーー♡♡ どぴゅるるるぅーーーー♡♡
どきゅん♡♡ どくんっ♡ びゅうーーーーーーー……♡♡♡♡
「あぁあああぁあーーーーー♡♡♡♡ そんにゃあ……♡ 子宮におちんぽ入ったぁああぁ♡♡ こんなのまたイクしかないでしゅうぅ♡♡ ほおおぉおーーーっ♡♡ ザーメンがまらあああぁあああぁーーー♡♡ 狂うっ♡♡ 貴方の幼馴染ザーメンで私狂っちゃいましゅ……♡♡」
子宮内の男根が蓋となり、全てを受け止める綾華のお腹がみるみる膨れ上がっていく。
俺もまた、胎内射精の精神的快楽は抗う事は出来ず、その全てを、愛する綾華に搾り取りつくされる勢いで吐精してしまう。
どぽんっ♡ どびゅうるるるーーーーーーーーー♡♡ ぼびゅるるるっ♡♡ どぴゅん♡♡ ばどぴゅうるるるーーーーー……♡♡ びゅうるるるるるるるぅーーーーーーーーーー♡♡
「イグうううううううぅううぅううっぅうううーーーーーーーーーーーーーーーー♡♡♡♡」
綾華も、訪れた究極の快楽に、ひたすらに狂うような声を絞り出すしかなく、意識を消し飛ばしながら絶頂を経験する。快楽が大きすぎて、気絶してもすぐに意識を取り戻してしまうのだ。
時間の感覚が非常に曖昧になるのは俺も同じだった。彼女と同じく、蛇口が壊れたように射精を続けていたのだ。こんな快楽には流石にどんな鍛錬を積んでも勝てないだろう。
「あっへええぇぇぇえぇっ……♡ おなかが貴方のざーめんでタポタポしゅるっ……♡♡ 全部、受け止められたぁ……♡♡ えへぇっ……♡ しゅき、だいしゅきぃ……♡♡」
ようやく意識がはっきりして、腰に回った脚が弛緩して離された頃には、綾華はすっかり妊婦の様な腹をしていて、その膨らみが俺の腹に密着しているのを感じていた。
その反動はすさまじいものであり、綾華に文字通り全てのザーメンと精力を搾り取られていた。俺の恋人は、もしかしたら淫魔かなにかかもしれないと思ったほどだ。
なので、膣内であれだけの怒張を保っていた面影はまるでなく、子宮と膣からザーメンと共に、萎えた一物が勝手に排出されていた。
「んおぉ……♡ あぁ♡ イぎゅっ♡♡ イっ……♡♡ あああぁーーー…………♡♡♡♡」
ということで、綾華の膣から射精の様に精液が噴き出す。その度に残尿のように潮も吹き出し、身体を盛大に弛緩絶頂で震わせる。俺はその光景を見ながら、いつの間にか意識を失った。
一夜が過ぎ、稲妻に久しぶりの平和な朝が訪れる。そこでほぼ同時に起床した俺と綾華は、昨日の出来事を思い出し、共に顔を真っ赤にする。
「うぅ……。うううぅううぅう~~~……。こんなの恥ずかしすぎます……。あんなにはしたなく貴方の前で処女なのに喘いで……。どこかに私が丸ごと入る穴があったら、入りたいですぅ……」
俺も綾華の魅力にすっかり正気を失っていた。
変な事を言って、困らせなかっただろうかという疑問も束の間、次第に鮮明に思い出して、確かに沢山困らせてしまったことを思い出し、頭を抱える。
「んんっ……♡ で、でも貴方の愛がまだこんなにお腹に残ってます……♡♡ は、恥ずかしかったですけど、沢山貴方に甘えられて、す、素敵な時間でしたよ……♡」
妊娠三ヶ月程度に張ったお腹を座りながら撫で、幸せそうに語った。
そう言われると、黒歴史に近い俺の醜態もなんとか救われる気持ちになる。
気に入ってもらえたのなら、頑張った甲斐もあった。
「そう、そうですっ……♡ ですから、私達の初めて♡ 笑顔で終わることが出来ます♡」
幸せそうな笑みを浮かべ、綾華は一人の少女として俺に向かって笑った。
軌道修正された道は、以前よりもしっかりとした未来に伸び、俺達を導いてくれるだろう。
寄り添うように畳の上に置かれた二つの神の目は、優しく光っていた。