高級マンションの、その一室。
雪乃の住むその部屋に行き、バスルームで身体を清めるのは最早いつもの事である。
だから今更、彼女とシャワーを浴びる事に躊躇いも興奮もない。嘘だ興奮は未だにする。めっちゃする。しかしただバスルームに入っただけでこれ程まで動揺したのは、恐らく初めてだ。
「なん、だ⋯⋯これ」
バスルームの壁に立てかけられたそれは、どこからどう見てもパンパンに膨らんだエアマットだった。更には見覚えのない、座面が凹んだ椅子まである。ついで言えばシャンプーやボディソープの並びに、さり気なくローションのボトルまで置いてあるのだ。
かちゃん、とバスルームの扉が閉まる音に振り返ると、生まれたままの姿の雪乃がそこに立っていた。近頃は俺に裸を見られるのも慣れてきたのか、一応局部はタオルで隠しているがそこまで恥ずかしがらなくなってきていた。こういう行為に慣れてきたらきたで見える景色もあるのだが、ちょっと名残惜しい。⋯⋯いや、そんな事を言っている場合ではない。
「あのー、雪乃さん」
「⋯⋯はい」
俺に何か言われるのは覚悟の上だったのか、妙にかしこまった言葉が返ってくる。
「これはなんでしょうか?」
「マット、という物ね」
「じゃあこれは?」
「万能椅子、というらしいわ」
「これは?」
「身体を洗う時に使うらしいわね」
マット、椅子、ローションの順番に問うと、雪乃はそれぞれにそう答えた。最後の説明は合っているのかどうか微妙なところだし、何故そこにあるのかは何一つとして分からなかった。
「えー、つまり?」
「⋯⋯姉さんが、急に送りつけてきたのよ」
ほーなるほど全然分からん。いやあの人ならやりそうだとは思ったけれど、それを何故雪乃が使おうと考えたのか全く分からなった。
「とりあえず、身体を洗いましょう」
「ああ⋯⋯」
身体を洗い合うのは別に初めてでもないし是非お願いしたいところではあるのだが、この場合洗い方が論点となる。当然本場がどうするのか実体験した事はないが、このセットを見て思い当たる節は一つしかない。
「座って」
多くを説明するつもりはないのか、雪乃は努めて冷静にそう言った。仕方なく俺はその『万能椅子』に座ると、雪乃はボディタオルとソープを使ってもこもこの泡を作り出す。いつもならそのままボディタオルか手で身体を洗い合うのだが──彼女が泡をつけたのは、自らの身体だ。
そのまま雪乃は後ろから抱きしめてくると、肩甲骨のあたりに柔らかな膨らみと僅かな突起の感触が伝わってくる。手に取った泡は俺の胸板や鳩尾のあたりを這い回り、ぞくぞくとした感覚が背中を駆け上がった。
つまりあの雪ノ下雪乃が、自らの身体を使って、俺の身体を洗っている。唐突に、めっちゃ顔を赤くして、恥ずかしがりながら。
「あのー、雪乃さん⋯⋯」
俺は下半身に血を集めながらも、頭だけはどうにか冷静を保とうと雪乃に話しかける。雪乃は俺の肩に顎をのせると、「なに」と呟いた。
「いつもよりエッチな感じがするんですが、どこでこんなことを?」
俺が喋る間も雪乃は身体を動かし続けて、洗ってるんだか愛撫しているんだか分からない動きが続いている。
「⋯⋯この荷物と一緒に、DVDが入っていたの」
「ほう」
「⋯⋯本当は使わずに送り返すつもりだったのよ」
雪乃らしくなく、まったく理路整然としていない説明だった。しかし俺もそれなりに長い付き合いだ。多くを語らなくても、もう理解は追いついている。
「まあ、あれだろ。⋯⋯俺の為にしてくれてるってことで、いいんだよな?」
「理解が早くて助かるわ」
雪乃はバスルームの姿見の中で、頬の赤みを引かせながら頷いた。最近は単に可愛いだけじゃなくエロ可愛い場面が多すぎて、今日も元気だ息子がデカい。いや本当現金過ぎるし勃ち過ぎだろ。
当然雪乃はそれに気付かない訳がなく、俺の前側を洗っていた手がそっと股間に下りてくる。雪乃の泡まみれの指が肉棒に絡み付いてくると、びくっと背中を仰け反らせた。
「うぁ⋯⋯っ」
「⋯⋯硬い」
「まあ、そりゃなぁ⋯⋯」
こんな風俗みたいに身体を使って洗ってもらってたら、そりゃ勃つってものだ。って言っちゃったよ風俗って。
「その⋯⋯興奮、する?」
雪乃は
「⋯⋯控え目に言って、めっちゃする」
「そう⋯⋯」
俺の期待が雪乃にも伝わったのか、彼女はそう言って身体を洗い終えるとシャワーで泡を流した。そして次に手に取ったのは、中身のたっぷり詰まったローションのボトルだ。きっとそのDVDとやらで予習したのだろう、洗面器にたっぷりとローションを入れると、お湯で溶いて大量のぬるぬるを作る。
「その⋯⋯。次はこれを使います⋯⋯」
「お、おう⋯⋯。よ、よろしくお願いします」
雪乃が敬語になった所為で、俺まで敬語になってしまった。なんか躊躇いがちにされる方が雪乃らしくて、妙にエロい。それある。
雪乃はおずおずと泡の代わりにローションを身体につけると、そのまままた後ろから密着してくる。さっきよりも吸い付いてくるような感触と柔肌の滑る感触が新鮮で、俺のペニスは眼下でぶるんっと脈打った。
「えっ、と⋯⋯」
その行為だけでも堪らないのに、雪乃は俺の尻に触れたかと思うと、今度は椅子の下から手を伸ばして陰部に触れてくる。股を潜って下から掴まれるという初めての角度からの責めに、俺の肉棒は過剰なまでに反応する。
「ど、どう?」
「うぁ、ぁぁあ⋯⋯」
答える代わりに、思わず変な声が出ていた。雪乃の手のひらが俺の睾丸を包み、ガチガチに勃起したペニスは白く細い指の間でしごかれている。スケベ椅子の凹みに雪乃の細腕が通され、艶かしく前後に動かされているのだ。おいまた言っちゃったよスケベ椅子って。
「そんなにいいのね」
俺の反応に満足したのか、雪乃の手の動きは調子を得たように速くなっていく。雪乃は空いている左手を俺の太ももに添えると、まるでそこら中から精液を集めてくるみたいにぬるぬると手を滑らせた。
「ゆき、の⋯⋯っ。これ、やばい⋯⋯」
「あら、もう射精しそうなの? いつも通り早いのね」
びくびくとした背中の震えは、雪乃にも伝わっているのだろう。雪乃はさっきまでの恥じらいなどどこへやったのか、鏡越しに愉悦まじりの笑顔を向けてくる。
その間も雪乃の手の動きは休まるどころか、どんどんと速くなってきていた。睾丸がもみくちゃにされたかと思うと、カリ首には白魚のような指が絡みつき、竿はぬるぬるの手のひらで握られ圧迫される。
バスルームに入ってまだ十分と経っていないのに、もう限界だった。ペニスの硬さからそれを察知したのか、雪乃は椅子に潜らせた右手で竿を握り込み、左手でカリ首と亀頭を刺激してくる。
「カチコチね、比企谷くん」
後ろから届く淫靡な声が、甘く耳朶を慰撫した。もう駄目だ──そう思った瞬間に雪乃の手が速くなり、その指に力が込められる。
「いいわよ、出して」
「うぁ、あ、出るっ、あ、あぁっっ、出るっ!」
ドピュッ、びゅっ、びゅルルッ、びゅぷっ! びゅっ、ビュくんっ、ブピュッ、びゅるるるっ!
雪乃の両手で愛撫されながら、俺は鏡に向かって盛大に射精した。雪乃の右手はしっかりと肉竿の根元を支え、左手は指で輪を作ってカリ首を刺激し続ける。
「凄い勢いね⋯⋯」
「はぁ、あ、ぅ、あぁ⋯⋯っ!」
びゅるるっ、ビューッ、ドピュッ、どぴゅぅっ! びゅっ、びゅくんっ、びゅ、びゅるるっ、ドピュッ!!
あまりにも勢いよく発射された所為で、鏡やシャワーハンドル、ローションのボトルにまで精液が降り注ぐ。その長い射精が終わるまで、ずっと雪乃の手は俺の性器を愛撫し続けていた。
「いつもながら、一回目は凄く濃いわね」
雪乃は指にかかってしまった精液を鼻に近づけてくんくんと嗅ぐと、鏡の中で俺を見ながらそう言った。左手の人差し指と親指を開いては閉じると、その糸引き具合でザーメンの濃厚さを確かめている。その姿はいたずらに俺の性欲を刺激して、普段ならばとても言えない欲求すらも外に突き出してしまう。
「なあ、雪乃」
俺は鏡越しではなく、振り返って雪乃を見た。華奢で綺麗な手を精液とローションで汚した彼女は、俺を見詰めて続きを促してくる。
「その⋯⋯。今日は胸で、してみてくれないか?」
「胸?」
雪乃はきょとんとした顔で、精子とローションに
「ああ、できれば胸で挟んでみて欲しいんだが」
「⋯⋯できるかしら」
何かと勉強熱心な雪乃の事だから、俺が何を求めているかは理解してくれたらしい。俺が椅子からバスタブへと座りなおすと、雪乃は脚の間に入ってくる。
「こう⋯⋯でいいのかしら?」
雪乃は真っ白い雪のような乳房の間に勃起したままのペニスをつけると、胸を寄せて谷間を作った。もっと簡単に言うなれば雪乃のおっぱい(通称ゆき乳)に、俺の肉棒は挟まれていた。
「う、おぉ⋯⋯」
谷と呼ぶにはいささか深さが足りないかも知れないが、それでも何とか挟む事はできている。正直、感動だ。ゆき乳はまな板なんじゃなかった。胸で全てを包めるほど豊かではなかったし、なんなら竿のほとんどが露出している。それでも確かにこれは、記念すべき雪乃の初パイズリなのである。
「⋯⋯これ、気持ちいいの?」
「ああ。感動で泣きそうなぐらいだ」
「質問の答えになっていないのだけど⋯⋯」
雪乃は段々とその行為が恥ずかしくなってきたのか、さっきまでの調子はどこへやらまた頬を染め始める。恥じらいながらおっぱいでペニスを挟んでくれる雪乃、凄くいい⋯⋯。
「動かしてみること、できるか?」
「え、ええ⋯⋯」
雪乃は若干やりにくそうに、身体ごと上下に揺すって俺の肉棒を胸で愛撫してくれる。そうか、たゆんたゆんと余らせるほどの乳肉がないから、身体ごと動かさなくてはいけないのか。
そう思って見ていると、賢明に俺を気持ちよくしようと動いている雪乃が急に愛おしく思えてくる。少し試して無理と諦めるのではなく、どうにかして俺の要求に応えてくれようとする姿勢は、とても雪乃らしかった。
「はぁ、う、おぉぉ⋯⋯」
その感動と興奮も相まってか、勃起したままだったペニスは雪乃の胸の間でビクビクと反応を繰り返す。さっき射精したばかりなのに、その光景に異常なまで昂り、感度まで上がっているような気がした。
「そんなに気持ちいいのね」
姿勢の所為で必然的に上目遣いになった雪乃は、くすりと口元に笑みを浮かべながらパイズリの動きを反復する。当然その仕草も表情も俺を射精へと追い詰める要因にしかならず、ペニスが脈打つ度に精液がせり上がってくるような気がした。
「は、あぁ⋯⋯。このまま出しちゃってもいいか?」
「それは構わないけど⋯⋯」
雪乃はじっと胸の谷間で愛撫される肉棒を見ていたかと思うと、ふとまた俺の方を見てその唇で三日月を作る。
「比企谷くんは、私の身体ならどこでも射精してしまうのね?」
キュッと狭められた胸の谷間と、どこまでも蠱惑的な笑み。卒倒しそうなほど美しい声音で紡がれた性的な言葉は、俺を限界の先まで連れていくには充分過ぎた。
「はぁ、ぁぁあっ、出るっ! あ、でる、い、くっ!」
ドピュぅっ! びゅっ、びゅクンッ! びゅる、ビュルルっ、ドプッ、びゅ、びゅクゥッ!!
俺は小さく叫ぶようにそう言うと、雪乃の胸の中で射精していた。マグマのように熱く、上方に向かって噴出した精は雪乃の首すじに、鎖骨に、その乳房にとかかっていく。
「あっ。⋯⋯凄い、量ね⋯⋯。さっきよりも多いんじゃないかしら?」
ドプッ、びゅ、ビュルルッ、ビュクゥッ! びゅぅっ、びゅっ、ドピュッ、ビュルルッ、びゅくぅっ、ドピュっ!!
微笑みを浮かべたまま俺を見上げてくる雪乃にまた興奮して、その胸元を濃厚な精液でドロドロに汚していく。興奮しただけ射精も長く、夥しい量の生殖液が雪乃の美しい肢体に降り注いでいた。
「は、あぁ⋯⋯。すまん、興奮して出し過ぎた」
「⋯⋯別にいいわよ」
口ではそう素気なく言いながらも、雪乃は胸のあたりに大量に発射された精液を見てむふーっと満足そうな顔をしていた。エロいやら可愛いやら、俺の思考も股間も大忙しだ。さっきから大量に吐精しているのに、全く萎える気がしなかった。
雪乃の胸や指といった精液まみれにしてしまった部分をシャワーで洗うと、いよいよと言わんばかりに彼女は壁に立てかけていたエアマットを床に敷く。雪乃が洗面器に溜めたローションを再び身体に塗り込んでいく度に、俺の興奮のボルテージは上がるばかりだった。
「その⋯⋯、ここに寝てくれる?」
「⋯⋯ああ」
後は何が起こるかなど、もう分かっている。言われるままにマットに寝そべると、そっと雪乃は覆い被さって来た。
「え、と⋯⋯その⋯⋯。初めてだから、上手くできるか分からないけれど」
「⋯⋯はい」
「ちゃんと気持ちよくなれるように、頑張り、ます⋯⋯」
俺が思わず敬語になってしまったからか、雪乃まで敬語になって恥ずかしそうに顔を伏せた。雪乃はまるで騎乗位で果てた後みたいにくてっと俺の身体に自分の身体を合わせると、ぴったりと身体を密着させる。
そして、焦らすように、ゆっくり。
雪乃は俺と身体を重ねたまま、前後にその身を滑らせ始めた。ローションが雪乃と俺の境界を溶かし、まるで一つになったかのような陶酔が全身を満たす。ぴったりと張り付いてくる柔肌と俺の間には空気すらも存在を許されず、その性的な接触をより濃密なものにしていた。
「は、あ⋯⋯」
数秒の間、俺は息をするのも忘れてその感触に没頭していた。雪乃が俺の上で泳ぐように身体や手を動かす度に、下半身に向かって血液が送られていくようだった。実際俺のペニスはこれ以上なく勃起し、痛いぐらいに張り詰めている。
「その⋯⋯。気持ちいい、の?」
雪乃は自らの乳首を俺の乳首に擦り付けながら、超至近距離でそう訊いてくる。いつでもキスできそうな程の近さで見る雪乃の顔は行為に火照り、恥ずかしさを残したその表情が際限なく俺を高めていく。ペニスは雪乃の下腹部でぬるぬると滑っているだけなのに、もう暴発してしまいそうな程ガチガチになっていた。
「ああ、これ、凄い、な⋯⋯。はぅ、ぁ⋯⋯おぉ⋯⋯っ!」
ちゅっ、と音を立てて、雪乃は啄むようなキスをしてくる。思わず変な声を出しながら、ペニスをびくんと脈打たせた。
「そこまで喜んでくれるなら、している甲斐があるわね」
雪乃は段々とその身に籠ってくる熱に抗えなくなるように、俺を身体で愛撫する動きを大胆にしてくる。ローションでとろとろになった身体を俺の右脇の方へ滑らせると、今度はその細くて白い脚を俺の右脚に絡ませてくる。いつもは黒のニーハイに秘匿された、まるで泉から出てきたばかりの女神のような
「⋯⋯こういうのは、どう?」
雪乃はそう言うと俺の左脚の上に跨り、太ももで挟み込んでくる。両手はしっかりと俺のももに添えられたまま前後に滑り始めると、直接触られている訳でもないのにペニスは射精するかのようにビクビクと脈打った。
「す、げぇな⋯⋯」
その反応を察知したのか、雪乃は脚を丹田の辺りまで滑らせたと思ったら、そのまま膝の裏で俺のペニスを挟み込んだ。完全に勃起していたペニスは当然雪乃の細い脚で包み込める訳はなく、下方を見ればその白い脚から亀頭が飛び出しているのが見えた。
「は、ぉぉぉおぉぉ⋯⋯っ!」
自分でも気持ちの悪い声を出しているのは分かっているが、まったく我慢する事が出来ない。一回、二回とその膝裏で擦られるだけで全身が性感帯になったかのようにゾクゾクと快感が走り、ペニスどころか背中まで跳ね回っていた。
「そんなに気持ちいいのね」
雪乃は右腕を俺の首に絡み付かせると、左手で乳首を弄ってくる。ぬるぬるの手が、華奢な脚が敏感なところを容赦なく責め立て、充血した剛直は雪乃の膝裏に挟まれ悲鳴を上げる。
「ぅあ、あぁぁ⋯⋯っ! 雪乃⋯⋯っ、また、出る⋯⋯っ」
「駄目よ。早過ぎるわ」
そう言いながらも雪乃は身体全体を使った愛撫を止める事なく、俺の性感帯を二つ同時に快楽の海に落としていく。その行為だけでもまずいと言うのに、雪乃は何を思ったのか耳元に口を寄せてくる。
「感じているあなたの顔、とても可愛い」
そう言って雪乃はふっと耳に息を吹きかけた後、チュッと音を立てて俺の頬を啄んだ。それでもう、全てが瓦解した。
「は、ぅぁあぁぁっ、出るっ! あ、イク! でる⋯⋯っ!」
ドパァッ、びゅっ、ドピュッ、どピュぅっ! びゅ、ビュルるっ、びゅクゥッ! びゅーっ、びゅっ、ドプッ、ドピュぅっ!!
マットの上で打ち上げられた魚のように全身をびくんびくんと跳ねさせながら、俺は雪乃の脚に挟まれたまま盛大に射精する。雪乃の太ももとふくらはぎの間で愛撫されて噴水のようにザーメンを発射し、その白い御御足が白濁液で汚されていく。
「駄目って言ったのに⋯⋯。比企谷くん、本当に私の身体ならどこでもいいのね?」
びゅっ、ビューっ、ビュルるっ、ドプッ、ドピュぅっ! どプゥっ、びゅっ、ビュルルルっ、ドプッ、びゅ、びゅクゥッ!!
横から見詰められながら、俺は雪乃の脚に熱いシャワーを浴びせ続けていた。普段ニーハイで隠されている部分も、いつもついつい見てしまう絶対領域も、濃厚な生殖液まみれになって艶かしくてかっている。
その光景を見たら、射精しまくった直後だろうが萎える訳がない。当たり前と言わんばかりに勃起しているペニスを見ると、雪乃は俺の上で体勢を変える。
「比企谷くん、素股って知っている?」
「へ⋯⋯? お、おう⋯⋯」
雪乃の口から聞くにはあまりにも違和感が凄いキーワードに、俺は思いっきり動揺してしまう。雪乃は洗面器から再びローションを手に取ると、俺の上に跨った。
「してみても、いい?」
「⋯⋯ああ。頼む」
俺が答えると、雪乃はどこか試しているような、意味深長な笑みを浮かべた。雪乃は自らの股に両手を添えると、そのままゆっくり腰を落とす。俺の硬くなったままのペニスが、雪乃の手と陰唇の間に飲み込まれていく──。
「うぉ、ぉぉぉおお⋯⋯っ!」
初めてのその行為は、俺に深い興奮を与えるのに十分過ぎた。雪乃の手の深いところまで届くと、くすっとまた雪乃は笑う。
「本当に入っている訳でもないのに、いい反応ね」
「は、あぁ⋯⋯だってこれ、すげ、うぁ⋯⋯」
雪乃の指の間に挟まれたまま、俺のペニスはびくんびくんと射精しているかのように脈打っていた。まるで本当に挿入しているみたい、という感想はよく目にするが、確かにこれは感触として近い。しかし、もっとその再現度を高めるならば──。
「雪乃⋯⋯。う、ぁぁ⋯⋯。もうちょっと、指に力を入れて貰えるか?」
「いいけれど⋯⋯大丈夫?」
そうする方が刺激が強くなる事は、火を見るよりも明らかだ。それでも俺は、どこまでこの行為で気持ちよくなれるのかを知りたかった。こんな状況においても、雪乃との行為ならどんな事でも知っておきたかったのだ。
「ああ」
俺が答えると、ペニスを挟んでくる指に力が入り、雪乃の秘部に押し付ける力が強くなる。こうなると本当に、挿入しているかのようだった。
もちろん膣襞のように無数に絡み付いてくる感覚はないし、全体で締め上げられるような圧力もない。それでもその手で作られた女性器は、アブノーマルな行為という興奮も相まって十分な性感を俺に与えてくれていた。
「んっ、あ⋯⋯っ。ど、う?」
「は、あぁぁ⋯⋯。これ、結構すごい、な⋯⋯。うぁ⋯⋯っ」
結構、なんて言葉は強がりだったかも知れない。俺はさっきまであれだけ出したというのに、その行為で射精に近づいてきているのだ。
俺の上で雪乃が艶かしく肢体を動かすたびに、その衝動は強くなっていく。騎乗位で腰を振る雪乃の肌はローションで艶やかに光を反射し、どこまでも俺の興奮を大きくさせていく。
「あ、ん⋯⋯っ♡ 段々硬くなってきているわね?」
雪乃も擦れるのが気持ちいいのか、その声音は艶めいてきていた。その声は可愛らしくも扇情的で、雪乃の言う通り彼女の手の中で俺の肉棒は張り詰めていた。
「は、あぁ⋯⋯。うぉ⋯⋯。もう、出る⋯⋯」
「あ♡ ん⋯⋯♡ 射精したい?」
雪乃は騎乗位でする時みたいに腰を上下に動かしながら、蠱惑的な笑みで俺に問いかける。
こうして下から見上げているといつもの騎乗位のように見えるのに、俺はいつも以上に興奮していた。
「うぁ、あぁ⋯⋯。ああ、⋯⋯いいか?」
「あぁ、ん⋯⋯っ♡ ええ、出していいわ。私の手の中でいいなら」
試すような笑みを浮かべつつ、雪乃は腰を振る動きを激しくさせていく。じゅぷっ、じゅぷっ、といやらしい水音が行為の激しさを聴覚からも伝えてくる。
跳ねる身体、揺れる乳房、弾む息。
その全てが俺の脳を焼き焦がすような刺激と興奮を与えて、やがてフィニッシュラインを越える。
「は、あぁぁ⋯⋯っ。雪乃⋯⋯っ、もう、イク、出るっ! あぁぁ⋯⋯っ!」
「いいわよ、出して、⋯⋯あ♡」
ドピュッ、びゅっ、びゅルルッ、どぷっ、どぴゅゥッ! びゅっ、びゅクンッ、びゅっ、ドプぴゅ、ビュぅぅぅっ!!
雪乃がそう言ってペニスを絞める指に力を入れた瞬間、その手の中で射精した。ビクンビクンと肉棒を暴れまわらせながら、その
「あ、ん⋯⋯♡ まだこんなに出るのね⋯⋯♡」
「うぁ、あぁ、ぁぁああ⋯⋯っ」
どぷぅっ、ビュッ、びゅクッ、どプゥっ! びゅっ、ビューっ、びゅるるっ、ビュくっ! ドピュぅっ!!
雪乃に実況されながら、膣内に見立てた手の中で射精を続ける。雪乃の指はまるで精液を絞り取ろうとしているかのように艶かしく動き回り、吐精を促し続けていた。
「は、おぉぉ⋯⋯」
俺は射精が終わっても、あまりにも大きな快楽の波に飲まれて、いつまでもペニスを脈打たせていた。
これは、予想以上に凄い。自在に締め付けの強さを変えられるのもそうだが、雪乃が擬似的に性器を作って射精させようとしてくるというシチュエーションが、あまりにも深い興奮を呼んでくるのだ。
「凄い量⋯⋯。それにまだ、こんなに濃い」
雪乃はその手の内から勃起したままの肉棒を解放すると、俺の目の前で指を開いて見せる。白濁液が指の間に糸を引いていて、相当に濃厚なものを出してしまったのが分かった。
「けどあなたは、まだ満足していないのね?」
雪乃はそう言うと、精液まみれの指で俺の肉棒の裏筋を撫でる。
「は、うぁ、ぁ⋯⋯」
雪乃は俺の反応に満足したのか、ゆっくりと腰を前に出してくる。陰唇の間に亀頭が滑ると、雪乃の身体が微かに震えた。
「⋯⋯入れるわね」
そう宣言すると、雪乃はゆっくりと腰を落としていく。精液とローションでぬるぬるの肉棒が、雪乃の膣内に入っていく──。
「ふ、ぅ、あぁ⋯⋯。うぉぉ⋯⋯」
「ん、あぁ⋯⋯♡ 全部、入ったわ⋯⋯♡ ぁんっ♡」
膣奥までペニスの先が届くと、雪乃はそう言って微笑んだ。素股の時とは一線を画した快感が、背中を這い回る。裸のまま入る雪乃の膣内は俺の肉棒を突っ込まれて悦んでいるみたいに、キュウキュウと締め上げていた。
「あぁ⋯⋯♡ 動いてもいい?」
「は、うぁ⋯⋯。ああ⋯⋯」
雪乃はそう問いかけてから、ゆっくりと腰を前後に動かし始めた。先ほどまでのマットプレイの時みたいに身体を密着させ、また雪乃の乳首と俺の乳首か擦り合わされる。
「うあ、あぁぁ⋯⋯っ!」
「あぁ、んっ♡ はぁ、あ⋯⋯っ♡ ふふっ♡ 今日はずいぶん感度がいいのね?」
雪乃は責めている側の余裕があるのか、まるで痴女のように笑いかけながら腰を振る。思えば随分、雪乃もセックスに慣れたものだ。初めて交わった時からは考えられないぐらい、その性行為は積極的だった。
「あぁぁっ♡ ん、あ⋯⋯っ♡ 比企谷くん⋯⋯」
雪乃の顔が近くなったと思ったら、次の瞬間俺の唇は彼女の唇に塞がれていた。雪乃の舌が唇を割って入ってくると、侵入してきた舌を向かうつように舌を動かし、激しく絡ませ合う。
「んぅっ、ん⋯⋯っ♡ ふ、あぁっ♡ んっ、んぅ⋯⋯♡」
くぐもった喘ぎ声がいやらしくて、勃起したままだったペニスが更に大きくなった気がした。雪乃がキスをしながら上下に腰を動かし始めると、きゅんっと玉袋が上がってくる。
「⋯⋯ぷはっ、はぁ、ぁ、あぁ⋯⋯」
「んっ、あぁぁっ♡ 比企谷くん、気持ちいい?」
雪乃はマットに手をつくと、俺に覆い被さりながら聞いてくる。腰の動きは変わらず俺を責め立て、容赦も手加減もなく射精へと追い詰められていく。
「うぁ、あぁぁ⋯⋯っ。すっげぇ、いい⋯⋯っ。は、あぁ⋯⋯」
「んっ、ああぁぁっ♡ 今日は、中でいいわよ」
少しだけ持ち上がった口角と、その台詞。雪乃の色欲を感じると、俺の肉棒に精液が充填されていくような気がした。雪乃の中に収まったペニスはもうパンパンになって、発射の瞬間を待ちわびている。
「は、あぁぁ⋯⋯っ。もう、出る⋯⋯っ!」
「あぁぁ♡ あんっ♡ あ♡」
雪乃の嬌声が、バスルームに響き渡る。視覚も聴覚も触覚も全て雪乃に満たされながら、最後の時の為にひたすら我慢を続ける。
「んっ、あぁっ♡ 出してっ♡ 比企谷くんっ♡」
そう言って必死に腰を振りながら、雪乃は俺の乳首を指で捏ねくり回してくる。さっき素股で出してしまったばかりの白濁液まみれの手で、その精液を塗り込んでくるみたいに。
「はぁ、あぁぁああっ! 出るっ、イク! イッ、くっ!!」
どピュっ、びゅ、ビュルルルルっ! びゅっ、ビューっ! どプッ、びゅっ、びゅる、ビュくっ、どピュぅぅ!!
俺は雪乃に乳首を弄られながら、その狭い膣内で射精する。雪乃の子宮に届けと言わんばかりに、重力に逆らって生殖液を注ぎ込んでいく。
「あぁぁぁっ♡ んぁ、あぁぁっ♡ 比企谷くん♡ んっ♡ あぁぁっ♡♡ もっ、とぉ⋯⋯っ♡」
ビュルルッ、びゅっ、どぷっ、びゅっ、ビューっ! びゅっ、どプッ、ビュルルルっ! びゅっ、ビュぅっ、どプッ、ドピュゥッ!!
もっと、と更なる膣内射精を求める雪乃の中に、ドプドプと生殖液を放っていく。俺のペニスがびゅくんと脈打つ度に雪乃の身体は仰け反って、キュンっと締め付けてくる。だから射精は長い間続いて、何度も何度も雪乃の膣奥に精液を流し込んでいた。
「はぁ、あぁぁ⋯⋯♡ たくさん、出したわね⋯⋯♡」
「うぁ⋯⋯。はぁ、はぁ⋯⋯。ああ、たぶんな⋯⋯」
その言葉を聞き届けて腰を上げようとした瞬間──俺は雪乃のくびれを掴んで、その腰を引き戻した。
「んあぁぁっ♡」
「まだだ」
雪乃を掴んでいた手から力を緩めると、ゆっくり彼女の身体は快感から逃れるように上がっていく。だから俺は、その腰を引き戻す代わりにその動きに追従する。
「あぁ、んっ♡ ちょっと、待っ、て♡ んんぁぁあっ♡♡」
ゾクゾク、という音が聞こえてきそうなぐらい過敏に、雪乃の背中が反る。その反応に堪らなく興奮して、俺はまた腰を突き上げた。
「あんっ♡ あ♡ あ♡ あぁ♡ 比企谷、くんっ♡ ねえ、待っ、てぇっ♡ ん♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」
パンパンと音が鳴るほど激しく雪乃の身体を突き上げると、慎ましやかな乳房がプルプルと快感に震えていた。その先のピンク色が描く短い線を見ながら、俺は無心になって雪乃を突く。
「はぁっ、はぁっ、ふっ、あぁ⋯⋯っ」
「あぁぁ♡ んっ、ふっ、あ♡ あんっ♡ あっ♡ 奥っ♡ クるっ♡ んんぅ♡ あ♡ あ♡ すごい、のっ♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」
雪乃はさっきまで自分への快感を我慢していた所為か、声はいつもより甘く淫らだった。その喘ぎが鼓膜を震わせる度に、ドクンドクンと肉棒が脈打つ。
「はぁ、あぁ⋯⋯。雪乃。また、中でもいいんだよな?」
「あぁぁ♡ あん♡ ええ♡ いい、わ⋯⋯っ♡ あんっ♡ 中に、出して⋯⋯♡ あぁぁぁあああっ♡♡」
「雪乃⋯⋯。は、あぁ⋯⋯」
俺はそう言いながら、腰を掴む手を滑らせて彼女の乳房に触れる。平均的なそれよりも薄いそこは、しかし充分過ぎるぐらいの柔らかさで俺の指を沈み込ませた。ローションの滑りのまま指を動かして、雪乃の乳首を責め立てる。
「あぁぁっ♡ んっ♡ あー♡ あっ♡ んんっ、あぁぁああ♡♡」
雪乃の喘ぎの大きさと激しさから、彼女も絶頂が近いのだと分かる。膣壁はさっきから精液を吸い付くそうとしているかのように蠕動して、その襞はカリ首を刺激し続けていた。
「はぁ、はぁっ、雪乃⋯⋯っ。このまま中にっ、は、あぁっ⋯⋯。中に出すからな⋯⋯っ!」
「あぁぁんっ♡ あ♡ いいわ、出して♡ あぁぁっ♡ 比企谷くんの♡ あぁっ♡ 私の中で、一番奥にっ♡ いっぱい出してぇっ♡♡」
雪乃の唇が艶かしく動いて、膣内射精をして欲しいと懇願する。いつもの凛とした顔は快楽に蕩け、無心で俺の生殖液を
「は、あぁぁっ! 雪乃っ! はぁ、あっ、イクっ! 出る、でるっ!!」
「あぁ──♡ あ♡ イクっ、イ、くっ♡ あぁぁっ♡ あぁぁ〜〜──♡♡」
どプゥっ、びゅっ、ビュルルルルっ! びゅっ、ビューっ! びゅくっ、どぷっ、ドピュぅっ!! どぷっ、ドピュぅぅっ!!
俺は最後に突き上げる代わりに雪乃の腰を掴むと、思いっきり引き寄せて射精した。これ以上なく張り詰めた生殖器を雪乃の膣奥まで挿入して、その中にドプドプと精液を流し込む。
「うぁ、あぁぁ⋯⋯。雪乃、まだ出すからな⋯⋯っ」
「んぁ♡ あぁぁああ♡ いい、わ♡ あんっ♡ 比企谷くんの、もっと出して♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」
ビュプッ、びゅっ、ドピュッ、ドピュぅっ! どプッ、びゅっ、ドパァッ、びゅ、ビュルるるっ! びゅく、ドピュぅぅっ!!
雪乃の腰を掴んだまま、何度も何度も最奥に精液を注ぎ込む。やはり雪乃とのセックスは、生でする中出しが一番気持ちよかった。頭の中は真っ白になって、身体はドロドロに溶けて一つになっていくようそうだった。
「はぁ、はぁ⋯⋯。すっげぇ、出た⋯⋯」
「あぁぁ⋯⋯♡ んっ♡ ええ、きっとすごい量ね⋯⋯あ♡」
そう言って雪乃が腰を上げると、コプっと音を立てて中出ししたての精液が溢れる。二発連続の膣内射精を終えてもなお勃起している肉棒に、トロトロと糸を引きながら白濁液が垂れていく──。
「比企谷くん⋯⋯。まだ大きいままなのね」
雪乃はこくんと喉を鳴らすと、またトロッと膣内からザーメンを溢れさせる。俺の肉棒は精液と愛液とローション
「続きはベッドで、な」
俺が言うと、雪乃はコクっと頷いた。
さて次は、どんな風に雪乃と繋がろうか。
そんな事を考えていると、肉棒は萎えるどころか更に硬くなった気がするのだった──。