※この作品はR-18です。

ゆきのんとひたすらえっちする話。   作:滝 

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ゆきのんと夜の公園で遊ぶ話。

 生ぬるい風が、頬を撫でつけていた。

 雪乃のマンションの最寄り駅で電車を降りて、通い慣れた道を歩いていく。日が沈んでしばらく経つというのに、まだまだ残暑は厳しい。

 予備校での授業で集中しすぎていた為か、俺も雪乃も言葉少なになっている。しかし元々沈黙は気にならない二人だ。思い出せば出会った頃なんて、同じ部室に居ながら一言も交わさないなんて事はざらにあったのだから。

 少し歩くと、いつも通り掛かる公園にさしかかる。特にこの公園に用はないが、その中を通った方が近道になるのだ。公園内に入っていつもの歩道を歩いていると、サァァと風が吹いて涼し気な音が──。

「⋯⋯ぁっ、⋯⋯んっ」

 聞こえてくると思ったら、なんとも生々しい声が聞こえてきていた。

 聞き間違えじゃないよな? と思って雪乃の顔を見るが、彼女も驚いた顔をして俺を見ている。

 ぐるりと見回しても、その声の出処は分からなかった。電灯は歩道にしかないし、木々の間や茂みは真っ暗。特に今日は新月が近いから、月の灯りもない。

「気の所為⋯⋯だよな」

「え、ええ⋯⋯。何か聞こえた気がしたけれど」

 何故だか小声になって囁き合うと、なんとなく足音が立たないように静かに歩いていく。そう、きっと気の所為だ、きのせい⋯⋯。

「んあぁっ! ん⋯⋯だ、⋯⋯め⋯⋯っ」

 さっきよりもずっとはっきりとその声が聞こえて、思わず背中が伸びた。目線だけでぐるりと辺りを見るが、やはり声のした方向には何も見えない。俺たちが歩いている歩道が明るすぎて、暗がりの中はまるで何も見えないのだ。

「⋯⋯行きましょう」

 雪乃はそう言って俺の手を握ると、歩調を速めた。その手の熱さに、その柔らかさに、妙に女性らしさを感じてしまう。手を繋ぐなんて、いつもの事なのに。

 そんな事を考え出すと、内に秘めていた欲をどうにも無視できなくなってくる。あんな声を通い慣れた道で聞かされては、こっちも堪ったものじゃない。

 雪乃から聞かされている生理周期だと、予定日は明日。つまり今日を逃せば生理の間セックスを我慢せざるを得なくなり、禁欲期間に突入だ。こんな事があった後に、我慢なんてできるだろうか? いやできない(反語)。

「⋯⋯なあ、雪乃」

「嫌よ」

「まだ何も言ってないんだけど⋯⋯」

 拒否するのが早すぎる。これも慣れというやつだろうか。

 しかし雪乃とは目隠しプレイに始まりコスプレやら玩具を使った行為、アナルにマットプレイまでしてなお、辿り着いていない境地がある。言わずもがな、青姦だ(ドン!)。

「その⋯⋯もうすぐ、だったよな?」

「⋯⋯ええ。だから今夜はうちで──」

 そこまで言って雪乃ははっと口をつぐんだ。

 なんとなく、今日も致すのだろうなと思ってはいた。しかし雪乃もまた期待していた事が吐露されると、こっちも抑えが効かなくなる。

「うちまで我慢できないって言ったら?」

「我慢しなさいとしか言いようが──んっ⋯⋯!」

 立ち止まって雪乃の手を引くと、俺はそのまま彼女の唇を奪う。しっかりと頭を抱え込むと、油断していた唇の間に舌を差し込んだ。

「ん⋯⋯っ、ふっ⋯⋯んん⋯⋯っ」

 引っ込んだままの雪乃の舌先を突つくと、条件反射のようにその舌も絡み返してくる。徐々に荒くなってくる鼻息を頬に感じながら、唾液を交換し続けた。

「⋯⋯っ、はぁっ⋯⋯。なに、してるの。こんな、外で⋯⋯」

「けど、誰もいないぞ。つまり家の中でしているのと変わらない」

 大嘘だった。姿は見えないだけで、誰かはいるのだ。早足であの場からは離れているが、見られている可能性だって充分にあった。

「よくそんな大ボラを吹けるわね」

「まあ、見られてしまう可能性はあるわな。ならその可能性の無い場所ならいいだろ」

 そう言って俺は雪乃の手を握ったまま、有無を言わさぬ勢いで歩き出す。もちろん雪乃のあられもない姿など、他のやつに見せてやるつもりはない。

 だから、まずは段階を踏む。いわゆるフット・イン・ザ・ドアだ。

「ちょっと、どこへ⋯⋯」

 その問いに答える代わりに俺が連れ込んだのは、男子トイレだ。誰もいないことを確認してから、広めの個室に入る。俺が何をしようとしているか理解したらしい雪乃は、信じられないといった表情を浮かべていた。

「あなた、正気なの?」

「残念ながら正気だ」

「誰か来たらどうするつもり?」

「来たら足音で分かるだろ」

 まだ文句が出てきそうな唇を塞ぐと、積極的に舌を絡ませる。抵抗するようなくぐもった声が甘く蕩けるまで、俺は雪乃の舌を自分の舌で蹂躙し続けていた。

「ん⋯⋯はぁ⋯⋯っ」

 唇と離すと、淫欲に濡れ始めた瞳が俺を見ていた。その目を見せられると、こっちだって我慢ができなくなる。

「⋯⋯本気なのね」

「ああ」

 駄目か? と訊くように押し付けるだけのキスをすると、雪乃は大仰に溜め息をついた。

「まあ、あなたに我慢を強いているのは私だから、性欲の解消には協力するわ」

「つまり?」

「ここで射精させてあげる、と言っているの」

 意地の悪い笑みを浮かべた俺に、雪乃は負けじと挑戦的な表情を浮かべた。するりとその白い手が俺の股間に伸びると、ズボンの上からでも分かるぐらいに膨らんでいるそれに触れる。

「う、ぉ⋯⋯」

「まったく⋯⋯キスだけでこんなに硬くしているだなんて」

 思っていたよりもずっと簡単に俺の要望を飲んでくれた雪乃は、さわさわと俺の肉棒を愛撫してくる。すでに勃起状態である事を一分ほどかけて確かめると、カチャカチャと音を鳴らしてベルトを外してきた。下着ごとズボンが脱がされると、ブルンッと肉棒が飛び出す。

「⋯⋯どれだけ興奮しているのよ」

「そりゃ、いつもと違う場所でしてるって考えたらな⋯⋯」

 雪乃はしゃがみ込むと、目の前でフル勃起しているペニスを見ながらそう呟く。根本を握り込んでシコシコと肉竿をしごくと、ぱくっとそれを咥え込んだ。

「は、あぁ⋯⋯う、ぉ⋯⋯」

「んぅっ、ん⋯⋯っ、ふぅ、ん⋯⋯んぅ⋯⋯っ」

 雪乃にしては性急と思えるぐらい積極的で、口腔での愛撫は強烈だった。音は極力立てないように、しかししっかりと吸い付いてくる所為で快感は凄まじい。

「う、あぁ⋯⋯。すっげぇ、いい⋯⋯」

「ん⋯⋯っ、んぅ⋯⋯。んっ⋯⋯あんまり声は出さないで」

 いえ、あなたもそこそこ音鳴っちゃってますよ? とは口が裂けても言えない。このプレイは、冷静になられたら最後だ。返事をする代わりに雪乃の髪を撫でると、しばしその光景と快感を愉しむ。

「んっ、ふ、ぁ⋯⋯んっ。ちゅっ、んっ⋯⋯」

 まったく、凄い光景だと思う。あの雪ノ下雪乃が、男子トイレに連れ込まれて積極的にフェラチオをしているのだ。

 初めてのシチュエーションに加えて、意外にも熱烈な口技。ものの数分で射精感が込み上げてくるのも、致し方ないことだと思う。

「んぅ、ん⋯⋯。比企谷くん⋯⋯」

 雪乃は俺のペニスから口を離して囁くようにそう言うと、唇の形だけで「イキそう?」と尋(たず)ねてくる。その仕草だけでやたらと興奮してしまい、肉棒に精液が充填されてくるのが分かった。

「ああ⋯⋯。もうちょっとだ」

 小声で答えながら、俺はふと気付いてしまった。何故さっきまであれほど頑なに外での行為を拒否していたのに、ここまで積極的な態度を見せるのか。

 それは雪乃にとってみれば、早く俺を興奮させて射精に導いてしまった方がリスクが少ないから、という事だろう。まったく、こんな時にまで頭が回る。そんな事をされたら、ちょっと性格の悪い事をしたくなってしまうではないか。

「んぅっ、ん⋯⋯、ふ、ぁ⋯⋯んっ」

 射精しそうな事を暗に伝えるように髪を撫でると、ペニスを咥え直した雪乃は目を細めながら俺を見詰めてくる。酷く蠱惑的な表情に、それがわざと作られたものと分かっていても興奮してしまう。

「は、あぁ⋯⋯っ! 雪乃っ、出すぞ⋯⋯っ!」

「んん⋯⋯っ! んぅ、ん、はぁ、んぅぅ⋯⋯っ」

 俺が宣告すると、雪乃は肉棒を可愛らしい唇で咥え込んだままコクッと頷いた。その微かな動きだけで、俺は臨界点に到達する。

「んぅっ、ん、はぁ⋯⋯ん⋯⋯っ」

「あぁ⋯⋯っ、出るっ! イクっ⋯⋯うっ!」

 ドピュゥッ! びゅっ、ビュるるっ、ドプッ、ドピュゥッ!! ビュクンッ、びゅ、ドプッ、ドピュゥッ!!

 射精の寸前に抜かれた肉棒から、自分でも驚くぐらいの勢いで精液が発射されていく。濃厚な白濁液は呆気に取られている雪乃の前髪を揺らして額にへばりつき、睫毛を濡らしたかと思えば整った鼻梁にぐちゅりと絡みついた。

「は、あぁ⋯⋯。まだ、出る⋯⋯っ!」

 ドプッ、びゅ、ビュルンッ、ビュッ! どぷっ、ビュッ、ビュルルッ、ドプッ、ドピュゥッ!!

 雪乃の薄桃色の唇が白く汚れたかと思うと、顔で受け止めきれなかった精液がポタポタと白いブラウスに染みを作った。射精の勢いがなくなってくると、俺は肉棒の先を雪乃の顔に擦り付けながら、精液を塗り込むように欲望の残滓を吐き出し続ける。

「は、あぁぁ⋯⋯っ」

 俺の射精が終わる頃には、夥しい量の精液が雪乃の顔中をドロドロにしていた。男子トイレの中という異常なシチュエーションも相まってか、まるでぶっかけもののAVのような様相だった。

「なんで、顔に⋯⋯」

「悪い⋯⋯。なんか、我慢できなかった」

 そう嘯きながら完璧な造形の顔が完膚なきまでに汚されてしまった姿を見ていると、射精を終えたばかりの肉棒はもっとだと言わんばかりに脈打った。当然ながら、一発で収まりがつく俺ではない。

「雪乃。こっちに手、ついてくれ」

「え⋯⋯、ちょっ⋯⋯」

 雪乃を立ち上がらせると、便座のすぐ上にあるタンクに手をつかせる。戸惑う雪乃のスカートに手を突っ込むと、抵抗する時間を与えずショーツを脱がし取った。

「⋯⋯こんなの、我慢できねぇよ。入れていいか?」

 言いながら雪乃の入り口を確かめると、クチュクチュといやらしい水音が鳴る。まともな愛撫なしにここまで濡れているという事は、雪乃もまた期待していたということだ。まったく俺も彼女も、どこまで性に貪欲になるのだろう。

「でも、こんなところで⋯⋯」

 しかしいいかと訊かれて、雪乃だって二つ返事でオーケーはしないだろう。こういう場合は、俺が悪者になった方が話は早い。

「すまん。やっぱ我慢できないから、入れるわ」

「えっ、ちょっ⋯⋯待っ、てっ、あ♡ あぁ⋯⋯っ♡」

 ずぶぶ、と雪乃の中に勃起したままのペニスを挿入すると、細い肢体が弓なりに反る。入れた瞬間から膣内は異物を拒むように強烈に締め付け、しかし襞は男根を歓迎するかのように蠢いていた。

「は、あぁぁ⋯⋯」

「あぁぁぅ♡ だ、め⋯⋯♡ あぁ、んっ♡ 抜い、て⋯⋯」

 雪乃は快感にぷるぷると震えながら、振り向いて俺を見る。はっきりと快感の色を浮かべた瞳はどこまでも性的でいやらしく、駄目と言われても俺には逆効果だった。そんな気持ちよさそうな顔をしていたら、まるで説得力がない。

「うぁ、あぁ⋯⋯。めっちゃ締まる⋯⋯」

 雪乃の問いには答えず、俺は腰振りを開始させる。たんっ、たんっと腰がぶつかり合う音が、確かに男子トイレの中で響いていた。

「んっ、ぁっ♡ ぅっ♡ ん⋯⋯っ♡」

 こんな場所でしているという状況もあってか、雪乃は喘ぎ声を我慢しようとしている。が、せいぜい声量が半分ぐらいになった程度で、もし今トイレに誰か入ってきたら丸聞こえだろう。

 そんなスリルもあって肉竿は更に膨張したような気がするし、雪乃の膣内はいつもより狭く感じる。リスクヘッジも何もあったものではないが、だからこそクるものがあった。

「は、あぁ⋯⋯。もうちょっと声我慢できるか?」

「あぁ、ぁん♡ こんなに大きくしておいて、どの口が言うの⋯⋯。ひぁっ♡」

 俺を非難しようと細められた目は、しかし一突きしただけでギュッと瞑られる。その瞼(まぶた)に連動するようにキュンと膣内も締まり、また一歩射精へと近づいていくのが分かった。

「まぁ、最近おあずけをくらってたからな⋯⋯。は、あぁ⋯⋯」

「それ、は⋯⋯んっ♡ タイミングの問題でしょう⋯⋯。あ♡ んんっ♡」

 音が漏れてしまうのを知った上でパァンッ! と強く腰を打ち付けると、また雪乃の膣内は狭くなった気がした。

 形のいい尻の向こうで裸のままのペニスが出し入れされるのを見ていると、まだ挿入したばかりだと言うのに早くその中に射精したくなってしまう。激しく腰を打ち付け雪乃が絶頂に達した瞬間、どんな快感が待つのか、知りたくて仕方がないのだ。

「はぁ、あぁぁ⋯⋯。雪乃、今日は中で出していいんだよな?」

「ぁぁん♡ は、ぁ♡ 駄目と言っても、我慢できないんでしょう?」

 俺を振り返ったまま開かれた目は、流し目じみていてまた興奮させられてしまう。トクトクと心臓が早まると同時に、尿道を精液が上がってくるのが分かった。

「ふっ、は、あぁ⋯⋯。じゃあ、出すからな⋯⋯っ。は、あぁ⋯⋯っ! はぁっ、は、あぁ⋯⋯っ!」

 そう宣言して、俺は腰振りの動きを最高速度まで高めた。パンパンと音を鳴らしながら雪乃の尻を腰で叩くと、ガコガコとトイレのタンクが鳴る。雪乃の膣内は強烈な締め付けで、俺の射精を受け止めようとしていた。

「あぁぁ♡ん♡ は、あ♡ あぁぁっ♡ 激し♡いっ♡ ぅんっ♡ あ♡ あっ♡ イ、くっ♡ 私も、イク♡ あ♡ あぁぁ──♡♡」

 ドプッ、びゅ、ビュルルッ、ドピュぅぅっ! びゅっ。ビュクンッ、びゅぅっ、ビュルルッ、どぷっ、どぴゅぅっ!!

 雪乃の尻肉に自らの腰を押し当てると、その奥目掛けて思いっきり射精する。ドクンドクンと肉竿が跳ねる度に雪乃の背中も跳ねて、膣内は精液を欲しがるかのように締め付けていた。

「は、ぁ⋯⋯ぁぁあ⋯⋯っ!」

「あ、つい⋯⋯♡ あ♡ あぁっ⋯⋯♡」

 ビュるるっ、ドプッ、びゅ、ビュクンっ! びゅっ、ビューッ、ビュくっ、びゅっ、ドピュゥッ、ビュルルルルッ!!

 細かく震えている雪乃の胎内に向けて、俺は快楽のままに精液を発射していく。

 生で挿入して、そのまま射精。雪乃とのセックスで、一番気持ちのいい瞬間だった。それに加えていつ誰が近くに来るか分からない状況は、俺の射精と興奮を加速させるのに充分過ぎる。

「はぁ、はぁ⋯⋯。抜くな⋯⋯」

「あぁ、ん⋯⋯♡ はい⋯⋯。あ⋯⋯♡」

 ヌルンと射精の終わったペニスを抜くと、数秒の後にトロリと中出しした精液が滴ってくる。糸を引きながら垂れ落ちた生殖液が、ポチャンと便器の中に落ちた。

 本当に、凄まじい光景だ。

 あの清廉潔白な雪ノ下雪乃が、男子トイレで腰を突き出しながら、膣内射精されてしまった精液を溢れさせている。逆流した白濁液が、未だにトロトロと溢れ続けている──。

「ありがとな、雪乃」

 正直今すぐにでももう一度挿入したいところだったが、ぐっと堪えてそう言った。

 便座に雪乃を座らせると、ポケットティッシュで顔にぶっかけてしまった精液を拭っていく。本当に大量に顔射してしまったらしく、顔を拭くだけでティッシュはなくなってしまった。

「雪乃。脚ひらけ」

「え⋯⋯。ちょっ、そこは、自分で⋯⋯あ♡」

 膣内から垂れてくる分をトイレットペーパーで受け止めると、内ももに擦れたその感覚だけで雪乃はびくんと反応した。その動きに合わせるようにまたトロッと雪乃の膣内から精液が垂れてきて、俺は念入りに彼女の膣口を拭き上げる。

「じゃあ、行くか」

「⋯⋯ええ」

 乱れていた雪乃の服を正させると、俺もズボンとパンツを引き上げて先に外に出た。誰もいない事を確かめると、雪乃の手を引いてトイレの外に出ていく。その間ずっと、雪乃は黙ったままだった。

「なあ、雪乃」

 さっき衝動に任せて雪乃にキスしてしまった場所まで来ると、俺はそう問いかけた。いつも通りの口調で、ただ話かけただけなのに、雪乃はびくっと肩口を揺らす。

「今日は遅くなったから、家に送ったらもう帰ろうと思うんだけど」

 俺の言葉に、雪乃は僅かに驚きの表情を浮かべる。きっとまた俺が家に寄っていくと、そして行為の続きをすると思っていたのだろう。

「さっきので、満足できたか?」

 我ながら、なんて性格の悪い質問だと思った。しかし卑怯なようで、これが正攻法でもある。

 雪ノ下雪乃は虚言を、嘘をつかない。いや、つけないのだ。

 俺との性体験で連続して性行為に及ぶ事に慣れた雪乃が、たった一度の挿入で満足出来るわけがなかった。だから後は、彼女の答えを聞けば俺の願いは成就される。

「⋯⋯私の反応を見ていて、分からなかった?」

「ああ、分からなかった。だからちゃんと教えてくれ」

 ジトッと湿度の高い目が俺に向けられるが、当然それに怯む俺ではない。雪乃は俺と目が合うとすぐに逸してしまい、沈黙と空白の時間が訪れる。

「⋯⋯⋯⋯まだ」

 そして、ぽしょっと。

 返事をするまでに一分以上を費やして、雪乃は確かにそう言った。それすなわち、初めての野外プレイの承諾に他ならない。

「じゃあ、満足してもらえるまでヤるしかないな」

「あ⋯⋯」

 俺は雪乃の手を引くと、歩道を逸れて生け垣の裏へと彼女を連れ込んだ。植え込みに隠れるように身をかがめると、彼女の頭を引き寄せてキスをする。

「ん⋯⋯。ふ⋯⋯ぁ⋯⋯」

 唇が重なるなり舌を突っ込み、れろれろとお互いの舌を舐め回し合う。濃厚なキスをしながらカチャカチャとベルトを外すと、ブルンとまだ勃ったままだったペニスを露出させた。

 芝生の上に雪乃の腰を下ろさせると、唇を離してスカートの中からショーツを脱がす。精液と愛液で滑(ぬめ)る彼女の膣口が顕わになって、その入口に肉竿を添えた。

「入れるぞ」

「⋯⋯ぁ♡」

 返事を待っていても時間がかかるだろうから、俺は雪乃の目を見ながらぐいと腰を押し付けた。ぬるんとまた裸の男性器が、無防備な女性器に入っていく。

「うぁ、ぁあ⋯⋯。さっきより、締まってる⋯⋯」

「んん⋯⋯っ♡ 誰かに聞かれるかも知れないから、黙って⋯⋯あ♡」

 それに返事をする代わりに、俺はずぶんと雪乃の奥までペニスを入れ直した。勃起しているとは言えまだ射精直前のようにガチガチという訳ではないから、今キツく感じるという事は雪乃の膣内が締め付けているからに他ならない。初めてする野外でのセックスに、雪乃もまた興奮しているのだ。

「ふっ⋯⋯ふっ⋯⋯。は、あぁ⋯⋯」

「ぁ♡ んっ♡ はぁ⋯⋯ぁ♡ ぁぅっ♡」

 雪乃は自分の口元を右手で抑えながら、俺から顔を背けて快感に耐えている。喘ぎ声を我慢しようとしての行動だろうが、もしこんな姿を見られたらレイプされているようにしか見えないだろう。

 俺にそんな願望はないが、ここまでアブノーマルな行為を受け入れて貰えている事に、異常なまでの興奮を覚えていた。外でエッチするなんて、男子トイレの中とは非じゃないぐらいリスクのある行為だ。

「は、ぁ⋯⋯雪乃⋯⋯」

 段々目が慣れてきて、暗がりの中でも雪乃の顔がよく見えるようになってくる。俺は口元を覆っている手をどかすと、そのまま雪乃の唇を塞いた。

「ん⋯⋯っ♡ ふぅ⋯⋯っ♡ んん⋯⋯っ」

 互いに激しく舌を絡ませ合いながら、音が鳴らないように腰を振り続ける。その間にどんどんと興奮と快楽が募って、俺の肉棒は早く射精させろと言わんばかりに脈打っていた。

「ん、はぁ⋯⋯♡ 比企谷くん⋯⋯早く、出して⋯⋯ぁんっ♡」

「ああ⋯⋯。そんな持たねぇよ、こんだけ締めてきたら」

 雪乃の両脇に手を突くと、彼女に覆いかぶさった状態のまま腰を振る速度を上げる。めくり上がったスカートの中で、雪乃は俺の大きくなったペニスをずっぷりと咥え込んでいた。

「そろそろ、出すぞ。は、ぁ⋯⋯。また中に出すからな」

「⋯⋯ぁ♡ ん♡ ええ、出して⋯⋯あ♡ ぁっ♡ あぁ♡♡」

 射精に向けて腰を振り始めると、どうしてもパンパンと腰がぶつかり合う音が出てしまう。雪乃も声を我慢できないようで、両手で口元を覆うが完全に声を殺せてはいない。今ここで人が近づいて来るのが一番まずいな、なんて考えながら、俺は限界に向かって雪乃の奥を突き続けていた。

「は、あぁ⋯⋯出るっ⋯⋯! 雪乃っ、はっ、はっ、イ、クっ⋯⋯!」

「んぁぁ♡ ん♡ ふぅ⋯⋯っ♡ んっ♡ 出し、てっ♡ あ♡ あ♡ 比企谷くんっ、比企谷くん⋯⋯っ♡♡」

 ドピュぅっ、びゅっ、ビュるるっ、ドプッ、ドピュゥッ!! びゅっ、ビュクンッ、どぷっ、どぴゅぅっ、ビュルルルルッ!!

 殺しきれない声と気配を漏らしながら、俺たちは膣内射精の快感に互いの身体を震わせた。雪乃の最奥まで挿入したペニスをビクンビクンと脈打たせる度に、新鮮な生殖液が雪乃の膣内に注ぎ込まれる。

「まだ、出る⋯⋯っ。は、ぉぉ⋯⋯っ」

「ぁぁぅっ♡ ん⋯⋯っ♡ あ♡ また、熱いのが⋯⋯ぁんっ♡」

 ビューッ、びゅくっ、ビュびゅっ、ドプッ、どぴゅっ! ビュルルッ、ビュくんっ、どぷっ、ドピュゥッ!!

 互いの目を見詰め合いながらする中出しは、まるで夫婦で子作りをしているかのように甘い。けれど野外で致しているという状況も相まって、後ろめたい快感で身体は満たされていた。

「⋯⋯また、たくさん出したのね」

 雪乃は蚊の鳴くような小さな声でそう言うと、下腹部のあたりを撫でる。その密やかな声と性欲を直接刺激してくるかのような仕草に、俺の肉棒はぐんと大きくなった気がした。

「⋯⋯まだ、満足してないよな」

「えっ、ちょっ⋯⋯待っ、て⋯⋯っ♡ あ♡」

 俺は射精が終わってもペニスを抜く事はせず、そのまま性行為を続行させた。ずぶんっ、ずぶんっと雪乃の奥を突き、まだ絶頂の続いているらしいその膣内を堪能する。

「だ、めぇ⋯⋯っ♡ 人が来たら⋯⋯んっ♡ どうするの⋯⋯あっ♡」

 そんな事は、さっきから何一つ状況として変わっていない。しかし長く続ければ続けるだけ、そのリスクが高まるのは確かだ。

「じゃあ、誰か来たら分かるようにすればいい」

 俺はそう言うと雪乃の身体を抱き起こし、反対に俺は仰向けになった。騎乗位になった雪乃は、不安げに周囲を見渡す。

「そうしてたら、周りが見えるだろ。誰か来たら、生け垣に隠れたらいい」

「そう、だけど⋯⋯。あ♡ あぁっ♡」

 周囲に誰もいない事が目で確認できて、気が緩んだのだろうか。下から雪乃を突き上げると、可愛らしい喘ぎ声が彼女の口から漏れる。

「本当に変態ね、比企谷くん⋯⋯。あ⋯⋯っ♡」

「外で中出しされてイく奴に言われたくないな」

 底意地の悪い事を言いながらずぶんと腰を突き上げると、雪乃の肢体がまた弓なりに反る。近くの木が照り返した街灯の光が長い髪を透かして、それが妙に綺麗だと思った。

「ほら、見られたくなかったら、さっさとイカせてくれ」

「⋯⋯分かったわ。ぁ⋯⋯んっ♡ ふっ⋯⋯ぁっ♡」

 雪乃は快感に目を濡らしながらも、俺の上で腰振りを開始させた。すとんと腰を落とされるたびに強烈な締め付けの膣内が、俺のペニスに蕩けるような快感を与えてくれる。

「あぁ⋯⋯♡ ん⋯⋯っ♡ ふぅ⋯⋯ふっ、あ♡ あぁ⋯⋯っ♡」

 自分の目で周りを確かめられる、という安心感のお陰か、雪乃はさっきよりも多少大きな声で喘ぎを漏らしていた。俺を早くイカせる為に振られる腰は、雪乃の部屋としている時と遜色のない激しさで、膣内はキュウキュウと締め付け続けている。

「うぁ、あぁ⋯⋯雪乃の中、さっきより締まってるぞ」

「んっ、あぁぁ♡ あっ♡ あぁぁぅっ♡♡」

 俺は左手だけ腰に添えたまま右手で下腹部を撫でると、雪乃はゾクゾクと背中と膣内を震わせる。一瞬だけイッてしまったかのような激しい反応に、思わずこっちまで絶頂に連れていかれそうになった。

「なんだかんだ言って、めちゃくちゃ感じてるな」

「あぁ、ぅっ♡ 比企谷くんのが、あ♡ 大きすぎるからよ⋯⋯あっ♡ あぁっ♡」

 雪乃は俺を責めるかのようにタンッ、タンッと腰振りのスピードを上げると、ブラウスの中で彼女の乳房が揺れているのが分かった。それを直に確かめたくて手を伸ばすと、ブラウスとブラジャー越しの柔らかさを堪能する。

「あぁんんっ♡ 待っ、てっ♡ 胸、だめ♡ あ♡ あぅ⋯⋯♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」

 激しい快感と、段々と大きくなる喘ぎ声。外で乱れる雪乃の姿に興奮するがまま、いつの間にか射精しそうになっている。

 これじゃまるで、雪乃の家でセックスしているのと変わらない。──そんな事を、考えた瞬間だった。

 

「⋯⋯でさ、その⋯⋯って言ってんの」

「⋯⋯じで? それ──じゃない?」

 

 風にのってそんな声が聞こえた瞬間キュンっと雪乃の膣内が締まり、彼女は俺に覆いかぶさってくる。

「ゆき⋯⋯んっ」

「⋯⋯」

 名前を呼ぼうとした瞬間、雪乃は生け垣に隠れながら俺の唇を塞いで来た。中途半端に舌を絡ませるとトロンと蕩けた目を俺に向けて、これ以上しゃべるなと言外に伝えてくる。

「いやいや、それお前が言ってた事じゃん、って」

「あっははっ。それある!」

 何か聞いた事のある声だなぁなんて思っていると、雪乃の膣内はまるで射精を促すかのように激しく蠕動していた。もうちょっとイケそうだったのに寸止めされては、正直堪らない。

「⋯⋯っ!」

 俺は中途半端な高さで止まったままの雪乃の腰を掴むと、下から彼女を突き上げた。舌を絡ませ合ったまま、音を鳴らさないよう雪乃の中を往復する。

 段々と近づいてくる、二人分の話し声。その度に腰の振りを加速させると、さっきよりもずっと強く雪乃の腟内が締まる。

「⋯⋯っ、ぁ」

「っ⋯⋯──。ぁ、ん──っ!」

 ドプゥッ、びゅっ、ビュクンっ! びゅっ、ビュルルッっ、どぷ、ドピュッ! びゅる、ビューッ、びゅく、ドピュぅっ!!

 話し声が最も大きくなった瞬間、俺は雪乃を突き上げながら射精した。雪乃の膣奥に向かって、噴水のように生殖液を注ぎ込む。

「ねえ、今何か聞こえなかった?」

「え? そう?」

 ビュルるっ、びゅくっ、ドピュッ、ビュピュッ、ビュクンッ! びゅっ、ビュルルッ、ドプッ、ドクンッ!

 一等近くなった声の合間を縫うように、俺はビクンビクンと雪乃の膣内でペニスを脈打たせる。ドクドクと重力に逆らって精液を注ぎ込むたびに、雪乃は声を押し殺しながら身体を震わせていた。

 やがて話し声は小さくなり、一分もすれば聞こえなくなるほど距離は離れていく。その間も雪乃はずっと、ビクビクと身体と膣内を震わせていた。

 雪乃はゆっくりと身体を起こすと、辺りを見回す。ほっとした表情を見ると、周りからは完全に人がいなくなったらしい。

「比企谷くん⋯⋯」

 呼ばれた瞬間俺の顔に雪乃の手が伸びて、頬がつままれると同時に拗(ね)じられる。

「いふぁい⋯⋯」

「変態。あの状況で動くとか、何を考えているの?」

「⋯⋯でもお前もイッてたじゃねぇか」

 俺が言うと、うっと雪乃は言葉に詰まった。その変態的な状況で、ずいぶん長く深い絶頂に達していたのだから、雪乃だって相当気持ちよかったはずだ。

「⋯⋯とりあえず、抜くわね」

 んっ、と可愛らしい声が漏れるのと同時に、雪乃は腰を浮かしていく。暗くてよく見えないが、ペニスに温かいものがかかってくる感覚で、また中出しした精液が逆流してきたのだと分かる。

「流石にもう、満足したわよね?」

 雪乃は立ち上がると、芝生に寝そべったままの俺に手を差し出した。その手を取って俺も立ち上がると、そのまま雪乃の身体の向きを変えて近くの木に押し付ける。

「なっ、ちょっ⋯⋯と」

 雪乃は木に手を付いた状態で俺を振り返ると、未だに勃起したままのペニスを見た瞬間語気を弱めた。ビクビクと脈打つ肉竿が、さっきの問いへの答えだった。

「逆に訊くけど、雪乃はあれだけで満足できたのか?」

 そう言って俺は雪乃のスカートをまくる。抜けるように白い尻が外気に晒され、肉棒がまた大きく跳ねた。

「何を⋯⋯言って⋯⋯」

「なあ、どっちだ?」

 雪乃の尻に、ドロドロの精液まみれになったペニスを擦り付ける。それだけで雪乃の身体はひくんと反応して、嗜虐心が止まらなくなってくる。

 こうして質問すれば、どう答えるかなんて分かり切っていた。だからこそ、訊くのだ。俺はまだ、雪乃を求めているから。

「それは⋯⋯まだ⋯⋯だけど」

「じゃあ、どうしたらいいか教えてくれ」

 擦り付けていたペニスを上下に揺らして、急かすようにびたん、びたんと雪乃の尻を叩く。その度に精液の糸が引いて、言い様もない興奮に襲われる。

「比企谷くんのを⋯⋯」

「⋯⋯俺のを?」

「私の中に、入れてください⋯⋯」

「あいよっと」

「あ♡ あぁぁっっ♡」

 その言葉を合図に、ズブンと雪乃の中へ入っていく。人がいないのに安心してか、大きめの嬌声が夜の公園に木霊した。

「は、あぁ⋯⋯。雪乃、声⋯⋯」

「ん、はぁ⋯⋯♡ ご、ごめんなさい⋯⋯」

 雪乃は額を木に押し付けると、恥ずかしそうにプルプルと身を震わせた。元を正せば全部俺の所為だというのに、か細い声で謝ってくる雪乃がいじらしい。

「⋯⋯動くぞ」

「は、ぃ⋯⋯んっ♡ あ⋯⋯っ♡」

 それでも声は我慢できないのか、膨張しきった俺のものが雪乃の奥に到達する度に甘い喘ぎが漏れる。外での行為が影響してか分からないが、雪乃の膣内はこれ以上なくキュウキュウと締まっていた。

「は、あぁ⋯⋯。雪乃の中、めっちゃ締まってる⋯⋯」

「あぁ、ん⋯⋯っ♡ 言わない、でっ♡ あ♡ んんっ♡」

 否定しない、という事は、野外セックスで興奮していると言っているのと変わらない。こうして雪乃の尻を掴んで腰を振っていると、行き着くところまで来たなという感覚はある。

 けれどきっと、まだだ。

 雪ノ下雪乃にはまだその先がある。多分俺にもあって、だから次へ次へと求めてしまうのだ。

「ふっ、ふっ⋯⋯は、あぁ⋯⋯」

「んっ、あ♡ あ♡ ん♡ あぁ♡ん♡ ゃぁあ♡ んっ♡」

 腰の振る動きを強く、激しくする度に、雪乃の声は大胆になっていく。さっき遭遇した青姦カップルの声など比ではないぐらいの声量が出ていて、声は甘く蕩けるようだった。

 流石にこうして立ちバックで結合していたら、歩道を歩いてくる人がいたら見られる可能性もある。そういう意味ではきっかけになったカップルより、ずっと大胆で変態的な行為だ。

「比企谷、くんっ♡ あ♡ あっ♡ あぁぁっ♡ イッ、くっ♡ また、イッちゃう、からぁっ♡」

「はぁ、はぁっ⋯⋯ああ、いいぞ」

 自分自身も絶頂が近いのを感じながら、雪乃を突く動きを少しだけ速くした。突き入れる度に無数の襞がパンパンになった亀頭に、カリ首にと絡みついてくる。

 途轍もない快感に脳が痺れ、思考が霞んでいく気がした。ゾクゾクと快感とスリルが背中を駆け上がる度に、生殖液がポンプアップされていく。

「あ♡ ん♡ あ♡ あ♡ 比企谷くん♡ あ♡ いっしょに、きて♡ あぁぁっ♡ 一緒に、イキたい、のっ♡ あぁぁぁっ♡♡」

「はっ、は、あぁ⋯⋯っ! 雪乃⋯⋯っ、う、ぁぁ⋯⋯。じゃあ、出すぞっ⋯⋯!」

 そこからは、もう外である事をお互い忘れていた。快楽に耐えられなくなったのか地面を向いた雪乃の腰を持つと、パンパンパンパンと激しくその奥を突き立てる。まるでラブホテルでしているかのように無防備で、本能的なセックス。雪乃の喘ぎ声はもう、公園の外まで届いていてもおかしくないぐらいの大音声になっていた。

「あぁ♡ あ♡ あ~~──♡ 出し、てっ♡ 比企谷くん、中に♡ いっぱいっ♡ あ♡ あぁぁ~~──♡♡」

 ビュルルっ、びゅ、ドプッ、どぴゅぅっ!! びゅっ、ビュクンッ、びゅるルッ、どぷ、どぴゅぅっ、びゅビュッ!!

 激しい腰振りの後にパァンッ! と雪乃の奥までペニスを突き入れると、子宮に届けと言わんばかりに射精する。ビクビクとまた激しく肉棒を脈打たせながら、雪乃の膣内に精液を飲ませていく。

「は、あぁ⋯⋯っ。う、ぁぁ⋯⋯っ」

「あ♡ ん♡ あぁぁぁああぁぁっ♡ 出て、るっ♡ はぁぁ♡ 比企谷くんの、いっぱい♡ んんっ♡」

 ドピュッ、びゅ、びゅくンッ、ドプッ、ビュルルルルッ! びゅっ、ビューッ、びゅクッ、どピュゥッ!!

 背中を仰け反らした雪乃のくびれを撫でながら、奥に向かって射精を続ける。本能的で、圧倒的で、情け容赦もない快感。理性も思考も溶かされてしまって、俺は雪乃の膣内にどれだけ長く射精できるかしか考えられなくなっていた。

「はぁ、はぁ⋯⋯。う、あぁ⋯⋯」

 射精が始まってから、一分以上は経っただろうか。

 俺は息を整えると、ゆっくりと雪乃の膣内から射精の終わったペニスを引き抜いた。途端に雪乃の膣口からトロリと白濁液が溢れ、糸を引きながら地面へと垂れていく。

「はっ、あっ、ん、あ⋯⋯っ♡」

 トロッ、と精液が芝生に滴り落ちる度に、雪乃は小さくて可愛い喘ぎを漏らした。それに興奮してしまって、俺は雪乃のもも裏に向かってビュッと尿道に残っていた精液を吐き出した。

「⋯⋯すっげぇ、よかった」

「わ、たしも⋯⋯」

 雪乃はそう言うと、もう快感の限界を突破してしまったのか地面にへたり込む。その動きでまた、膣内に注ぎ込まれた精液が逆流してくる。

 俺は未だに脈打ち続けるペニスを硬くさせたまま、その一部始終をただ眺めているのだった。

 

 

 

 

「変態、ボケナス、八幡⋯⋯」

 あれからいそいそと服を身に着けて帰路につくと、そんな罵倒が飛んできていた。

「ああ、うん⋯⋯。なんかごめんね?」

 ついつい、ちょーっと盛り上がり過ぎてしまったが、そんな優男ムーブでは済まされないぐらいやり過ぎてしまった実感はある。結果から言えば誰にもバレていないはずだが、最後の方はかなりリスクの高い事をしていたのだ。それについては後悔しないでもないが、一生忘れないだろうという事だけは言い切れる。

 やがて雪乃のマンションにつくと、どちらともなくその入口で立ち止まる。今日は遅くなったから家まで送ったら帰る、とさっきそう言った。だから後は帰るだけなのに、お互いちらちらと目を合わせるだけで言葉が出てこない。

「あー⋯⋯。じゃあ、また明日な」

 随分長い時間をかけた後にそう言うと、「あ」と雪乃は口を開く。⋯⋯が、それ以上待っていても言葉は出て来ないようで、俺はそのまま踵を返した。

 そして歩き出そうとした瞬間、きゅっと袖口を引っ張られる。

「待って」

 振り返ると口元をもにゃもにゃさせた雪乃が、微かに頬を赤くしていた。袖口を掴んでいた手を離すと、そのまま俺の手を握ってくる。

「⋯⋯少しだけ、寄っていきませんか」

 その一言に、カチンと固まってしまう。

 その言い方は、少しずるいんじゃないですかね⋯⋯。

「⋯⋯まあ、少しだけなら」

 そんな言葉を嘯いて、俺は雪乃の手を握り返した。

 

 ちなみにこれは、言うまでもない話だが。

 当然のように少しだけで済まなかったのは、また別の話だ。

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