※この作品はR-18です。

ゆきのんとひたすらえっちする話。   作:滝 

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コンドームの使用は、一個につき一回限りです。

 あれから一週間が過ぎて、また金曜日がやってきた。

 長い。長過ぎる一週間だった。

 

『無駄打ちは禁止よ。私とする時以外は、駄目』

 

 一週間前のあの日、初体験を終えた雪ノ下はそんな呪いじみた約束を俺に取り付けた。思春期の男子から自慰という習慣を取り上げたのだ。

 二日目、三日目はまだいい。普段からそのぐらいの間隔を空ける事はままあった。だが四日目以降は地獄だ。なまじ経験したせいでよりリアルに性体験を思い出したり妄想したりするせいで、夜は寝付けないし朝は毎日テントを張っていた。

 夢精でも出来ればまだ多少は解消したのかも知れないが、それすらも訪れない。昨日今日に至っては授業中にふと思い出してしまっては勃起していたぐらい、性欲は溜まりに溜まっていた。

 ただそれもこれも、自分で撒いた種だ。毎日雪ノ下をマンションまで送り届けていたが、何か言いたそうな彼女に「じゃあまた明日」と言って切り出すのは俺の方だった。だってガッツいてると思われたら普通に「比企谷くんは股間も脳みそもお猿さん並なのね」と罵倒されそうだし。まぁ、それも悪くはないというかそれある! って話だけれど。

「少し強くなってきたわね」

 雪ノ下のマンションのエントランスに入ると、彼女は自動ドアの向こうの雨足を気にしていた。今朝から降り続いていた雨は、ザァと音を増したように思える。

「そうだな」

 白く煙るほどではないが、しっかりと雨は降っていた。けれど今日は朝から雨だから、傘は持ってきている。勿論雪ノ下はそれを知っているし、その上で言う。

「少し、雨宿りしていく?」

「……あぁ、そうするかな……」

 答えながら雪ノ下の方を見ると、目があった瞬間に逸らされた。不意に伏せた顔は、少し紅潮したかのようにも見える。

 ほんと止めてよねそういうの。…………変に意識しちゃうじゃないですか。

 

 

 部屋に入ってからというもの、二人なにをするわけでもなくソファに座っていた。

 雪ノ下は俺の肩に頭を預けて、ぼうっと窓の外に降る雨を眺めている。その事自体、以前からと何ら変わりのない出来事だ。

 俺が雪ノ下の部屋を訪れた時は何かと喋るというよりも、業務連絡的な会話をした後でこうして二人並んで過ごすことが多かった。時折手を握り合ったりしてはドキドキと心臓を高鳴らせたものだ。今もドキドキだけど。

「ねえ」

 不意に雪ノ下は、窓の外を眺めたまま言う。

「あん?」

「少し、甘えていいかしら?」

 んー、それはどういう意味でしょうかね。まあ紅茶淹れるぐらいはやりまっせと俺は鷹揚に頷く。

「なんなりと」

「そう。ありがとう」

 そう言うと雪ノ下は俺の太ももに頭を載せると、そのままソファに横たわる。

 マジかよコイツ……。時折こうやって突拍子もなく女の子っぽさを出してくるのが、本当に心臓に悪い。雪ノ下の所作から得られる高い心拍数によってスポーツ心臓になるまである。

 一瞬真ん丸の目と目が合ったが、すぐに逸らしてしまう。本当に、反則技ばっかり使ってきやがる。膝枕の上に広がった黒髪ロングとか、どこのエロゲーだよ。

「比企谷くん……」

 しかし逸らしていた目は、雪ノ下の呼びかけによって強制的に引き戻されてしまう。今度こそちゃんとその目を見ると、逆に雪ノ下は視線を逸らして言う。

「私って、魅力が無いのかしら……」

「は?」

 あまりにも馬鹿げた発言に、俺は思わず素で返してしまっていた。

「ばっか何言ってんだお前むしろ魅力しかないだろうが。笑った時の顔とか可愛くて堪らんし普段クールで罵倒ばっかしてくるのに急に女の子女の子しだすのとか強すぎるだろ。美人なのに可愛いとか反則技使っときながら魅力が無いとか、お前はお前に謝れ!」

「そ、そう……? なぜ私は怒られているのかしら……」

 一息にそう言うと、一気にクールダウンする。やっべ、言い過ぎたかな。でも可愛いのは事実だし美人なのも見間違えようがないから、今更撤回する事なんて一つもない。

「そうじゃなくて……女性としての魅力、というのかしら。私、由比ヶ浜さんほど胸も大きくないし」

「まあ、確かに」

 俺が即答すると雪ノ下は半眼で睨みながら、ポフッと二の腕を叩いてくる。

「あいったぁ……」

「その大きくない胸にご執心だったのはどこの誰でしょうね?」

「あー……。誰でしょうね……」

 ふとこの前の事を思い出して、ポリポリと襟足をかく他ない。ってか思いっきり思い出してもろに意識するから止めて欲しい。天然でこれをやるから、雪ノ下雪乃は最強なのだ。

「それに、大丈夫なの?」

「え? いや、大丈夫って何が?」

「だって男性の睾丸は三日で満タンになると言うじゃない。破裂していないか、心配よ」

「お、おう……。まあ、破裂はしそうだけどな……」

 事実そりゃもう破裂寸前ではある。自慰を覚えてからというもの一週間もの間、射精しないなんて初めての事だ。定期的に射精しないと男性機能に支障が出てくる、なんて話もあるし、そろそろ放出しないとまずい。本当にまずい。

「そ、そう……」

 雪ノ下はまた目を逸らすと、んんっと咳払いする。何か言いかけて口を開こうとしたけれど、その先の言葉は俺が言わなければならない。

「あー、その……。今日、いいか」

「え……? あ、そ、そうね……。いい、わ……」

 かーっとお互い顔を赤くして、目も合わせられない。どこの童貞と処女だよと自らツッコミたくもなるが、一週間前までそうだったのだからいきなり慣れるものでもない。

「じゃ、じゃあ……今日は私が先にしてあげるわ」

 何を? と聞く前に、雪ノ下ソファから降りると俺の脚の間に入ってくる。そっ、と太ももの内側に手を添えられて、俺は思わず仰け反りそうになる。

 マジっすか、雪ノ下さん。二度目にして先攻を取ってくるとは意外だったが、元々負けず嫌いな性格から考えればそうおかしな事ではない。いやむしろ積極的な方が絶対にいい(確信)。

「ぬ、脱がすわね……」

「ああ……」

 まるで初めてみたいにたどたどしく、雪ノ下は俺のベルトに手をかけてそれを外す。一度経験したからか思いのほか呆気なくベルトは外され、続いてズボン、パンツを剥かれていく。

「あら? まだ勃起していないのね」

「いやまあ、そりゃ……」

 流石にお互い愛撫も何もしていない状態からだし、俺の性器は力を失っていた。そのダランとしたイチモツを、雪ノ下初めての時よりはいくらか慣れた手つきで握る。

「じゃあ……始めるわね」

「お、おう……」

 俺が頷くと、シコシコと性器が擦られる。一週間溜まっていたのもあって、俺の息子はすくすくと成長し始める。

「……驚いたわ。もう大きくなってきた」

「いやーはは……そりゃなぁ……」

 制服姿の雪ノ下に手コキしてもらうなんて状況で、勃起してこないわけがない。半勃ちぐらいになると、雪ノ下はおもむろに硬くなってきているそれを口に含んだ。

「ん……。んぅ……」

「うおぉ……」

 雪ノ下の口内で愛撫されて、あっという間に勃起して来るのが分かる。ものの一分のフェラチオで、俺のペニスはガチガチに硬くなっていた。

「んぅっ。ん、んぅ……」

「なぁ、雪ノ下」

「んぅ?」

 雪ノ下は俺の肉棒を口に含んだまま小首を傾げて、「何」と目でそう言った。その仕草がエロ可愛過ぎて出してしまいそうだから、気をつけてほしい。

「なんか全然持ちそうにないから、このまま出していいか?」

「ん……。駄目よ。また顔に出してしまうつもり?」

 そう言われてありありと、一週間前の事を思い出す。初めてのフェラで暴発して、驚いた雪ノ下の顔に精液をぶちまけたのだ。あの時のゆきのん、マジエロ可愛最強……。

「って言っても、マジで出そうなんだけど」

「そう、分かったわ。少し待っていて」

 そう言うと雪ノ下は早足で寝室の方に向かう。ものの数秒で戻ってくると、その手には使いかけのコンドームの箱がある。

 その箱からアルミの包装を一個取り出すと、雪ノ下はまた小首を傾げて「どうする?」と言外に聞いてくる。

「……着けてくれるか」

「ええ、……いいわ」

 雪ノ下はコンドームの袋をしばし検分すると、男性側という表記を確認した後にそれを破った。薄っぺらいピンクが取り出されると、そっとペニスの先に着けられる。

 そのままスルスルと……とは行かずに、カリの辺りで止まってしまう。

「向き、逆だったかしら?」

「いや、合ってる。ちょっと力を入れて下ろしてやらないと、着かない」

「そう……なのね」

 雪ノ下は俺に言われた通り少し握る力を強くしてコンドームを擦ると、数ミリずつ避妊具が装着されていく。はっきり言ってこの快感だけで、もう射精してしまいそうだった。

 けれど皮肉な事に、ペニスのサイズに対して小さく感じるコンドームは本当にゆっくりとしか着いていかない。その度に俺はゆるりとした快感に晒される事になり、ついには──。

「着いたわよ、比企谷くん」

「は、あ、出る! でる……っ!」

 ドピュゥっ、びゅっ、ビューッ、びゅっ、ドピュッ、ドプゥッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンっ、ドプッ、ビューッ!!

 満足気に言う雪ノ下の手の中、正確にはコンドームの中へ、俺は思いっきり射精した。雪ノ下の手の中に肉棒を握り込まれたまま、ドピュドピュと精液を発射し続ける。

「な……え? 射精したの?」

「やば……止まらん」

 ドプッ、びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!! びゅっ、ビュプゥっ、ビュルルっ、ドプッ、びゅ、ビュクゥッ!!

 俺は無駄に出し過ぎまいと尿道に力を入れるが、全くもってコントロール出来ない射精は最後の一滴を振り絞るまで続いていた。コンドームの中で、亀頭の周りに白濁液がたっぷりと溜まっている。

 まったく、もう童貞でもないというのに暴発だなんて、自分でも呆れる他ない。情けないやら興奮するやらで、頭の中身はグチャグチャだ。

「凄い量を出すのね……。口に出されていたら、またこの前にみたいになるところだったわ……」

「いや、まあ、溜まり過ぎてたしな……」

 俺は射精が終わってもいまだにビクンビクンと脈打つペニスを擦られながら、雪ノ下の視線に耐えきれずに目を逸らした。勿論、と言っていいぐらい当然に、俺の肉棒はいまだ反り返るほど勃っている。

「仕方ないわね」

 雪ノ下はそう言うと、使用済みとなったコンドームを取り外す。なんとかかんとかペニスからそれを取ると、キュッと口を縛ってその中に溜まったものを眺めていた。薄っぺらいピンク色の先っぽには、ドロリとした白濁液がたっぷりと溜まっている。

「孕ませる気満々の量と濃さね……」

「はらませ……。女の子がそんな事言うんじゃありません!」

 そう言うと雪ノ下はなんだコイツとでも言いたげな胡乱な目を向けてくる。そう言えばコイツは出会った当初、俺でも引いてしまうような事を平然と言ってのけていたから、今の発言の方が素なのかも知れない。

「んん……。とりあえず、もう一回ね」

「ああ……頼む」

 雪ノ下はコンドームの箱から最後の一個を取り出すと、流石に二度目で慣れたのかスルスルとスムーズに俺のペニスに避妊具を装着させる。俺の方は、もう準備万端だ。しかし雪ノ下の方はというと、まだ一枚も脱いでさえいない。

「脱がすな」

「え、ちょっ……」

 俺は雪ノ下の手を引いて立たせると、自分だけソファに座ってスカートの中に手を突っ込んだ。急過ぎたのか雪ノ下はスカートを抑えたけれど、構わずその中からショーツを引き下ろす。ステップを踏むように雪ノ下はショーツを完全に脱ぎ去ると、俺は再びスカートの中に手を入れた。

「あ……」

 ゆっくりと出来るだけ優しく雪ノ下の入り口をなぞると、そこは既に愛撫もいらないぐらい湿っていた。流石に以前ほどしっかり濡れている訳ではないが、挿入するには十分だろう。

 しかしこれは……雪ノ下は、俺のペニスに口で奉仕しながら濡らしていたという事だよな……。何それメッチャ興奮する……。

「上に乗ってくれるか?」

「え、上……?」

 雪ノ下を抱き寄せると、ソファに座ったままの俺を跨がせる。どうしたらいいのか段々分かって来たのか、雪ノ下は俺の硬くなった肉棒を握る。

「い、いくわね……」

「ああ……」

 雪ノ下はスカートの中に俺のペニスを隠すと、そのままゆっくりと腰を下ろしていく。ぬるりと熱い感覚に包まれた瞬間、また射精してしまったのかと錯覚するぐらいの快感がやってくる。

「うぁ……すご……」

「あ♡ ん……。一番奥まで……っ。入った、わ……」

 雪ノ下は対面座位で挿入を果たすと、ビクンと背中を仰け反らした。制服を着たままというのが、また情欲をそそりまくって堪らない。さっき出していなかったら、挿入するなり暴発してしまうぐらい、雪ノ下の中は気持ちよかった。

「は、あぁ……雪ノ下、動けるか?」

「ん……。やってみるわ……」

 そう言うと雪ノ下はたどたどしくも、俺の上で上下に腰を振り始める。強烈な締め付けが、俺の竿を搾り取るように擦り上げていく。

 見つめながら行為を続けていると、ふと目の前で揺れる胸が気になってしまう。慎ましやかでも、意外と柔らかさがある、その乳房が気になって仕方がない。

「すげぇ、いいぞ……」

 俺は言いながらリボンタイをシュッと取ると、ブラウスのボタンを外し始める。雪ノ下はそれが恥ずかしいのか、ふいと顔を背けた。

 少しブラジャーが覗くぐらいまではだけさせると、俺はブラウスの上から雪ノ下の胸を揉み始める。決して小さくない声で雪ノ下が反応すると、キュッと膣内の締め付けが増す。

「は、あ……♡ 駄目……」

 雪ノ下は自分をかき抱くように胸元を腕で隠すが、俺の手は止まらない。揉んで揉んでひたすら揉んで大きくする作戦の開始だ。

「なんか前より感じてない?」

「ん……♡ だって、痛みがなくなって純粋に……あ♡ 気持ちいい……から」

 恥ずかしそうに言うその感じにまた興奮してしまい、俺のムスコはギューンとまた大きくなった気がする。エロ過ぎませんか、雪ノ下さん。

「じゃあもっと、速く大きく動かしてみ?」

「あぁ……♡ こ、こう……?」

 雪ノ下は俺の肩に手を置くと、さっきよりも大胆に腰を振り始める。長い黒髪がふぁさっと揺れながら、大きなストロークで俺の肉棒を出し入れさせる。挿入している所が見えないというのが、またエロティシズムを加速させている。

「あ♡ あっ♡ ん……。はぁ……♡」

 雪ノ下の甘い喘ぎが耳朶を打つ度に、尿道を精液がせり上がってくる。いくらさっき出したばかりとは言え、あまりにも快感が強すぎる。

「っべー……気持ちよすぎて、また出そうだ……」

「あぁ♡ ん……♡ 私も、あ♡ 何かクる感じがして……あ♡ あぁっ♡♡」

 雪ノ下もイキそうなのか、鼓膜に響く喘ぎ声が段々と大きくなってくる。こつんこつんと奥を着く度に、締め付けが増してくるのが分かった。

「は、あぁ……雪ノ下、イクぞ……。あ……出るっ!」

「あん♡ あ♡ あっ♡ いいわ、出して♡ あ♡ あぁっ♡♡」

 ビュクビュクッ!! びゅっ、ビューッ、ドピュゥッ!! ビューッ、ドピュッ、ビュくぅっ!!

 俺は雪ノ下がズブンと腰を落とした瞬間に、その最奥に向かって射精した。ビクンビクンとペニスを脈打たせて、雪ノ下の中で精液を吐き出していく。

「うぉ……あー……まだ出る……っ」

「あ♡ 凄いわ、比企谷くん……あ♡ 何度も、脈打って、あ……♡」

 ビューッ、ビューッ、びゅっ、ビュルルッ、ドピュゥッ!! びゅっ、ドピュッ、びゅピュッ、ビュるるっ、ビューッ!!

 同時に絶頂に達したらしい雪ノ下は、キュウキュウと膣内を締め上げて俺の射精を促してくる。強烈で圧倒的な快楽の前に俺は何もなすすべもなく、ひたすら最後の一滴までペニスを脈打たせる事しか出来ない。

「は、あぁ……なんという気持ちよさだ……」

「……何、急に気持ち悪いわね」

 雪ノ下は俺と目が合うとふふっと破顔した。こういう行為の最中にそんな事されると、頑張ってしまうのは仕方がない。

「このままもう一回、いいか」

「え、ちょっと……」

 俺は雪ノ下の身体を抱き上げると、グルンと反転して彼女をソファに座らせる格好になる。未だ抜かれていないペニスは、前から挿入される格好になる。

「いくぞ」

「ちょっと、ゴムを替えて……。あ♡」

 俺は何の我慢も出来ずに腰を振り始めると、雪ノ下はすぐに喘ぎでもってその感想を返してくる。また目の前で揺れる乳房が気になって、俺は更にブラウスのボタンを外していく。

 腰を振りながら皺にならないように上着を脱がせると、スカートの中からブラウスを引っこ抜く。ブラジャーまで取ってしまうか迷ったが、下着がチラ見えしながらするのも興奮するから止めておく事にした。ちなみに今日の下着はインディゴブルーだ。雪ノ下さん、濃い色の下着似合いますね。

「あんっ、あ♡ 比企谷くん、抜いて……。ちゃんとゴムを……」

「いやもう最後の一個だったし」

 俺はそう説き伏せると、パンパンと音が鳴る勢いで雪ノ下の中を往復する。さっきより湿り気を増した膣内が、キュウキュウと俺の肉棒を締め付けてくる。

「あぁ♡ んっ♡ あ♡ あっ♡ そんな、激しっ……あ♡」

 二度の射精を経て覚醒した俺のペニスは、思う存分に雪ノ下の奥を突きまくる。雪ノ下に射精を制限されてから、何度こうする事を考えたか分からない。いざ現実にその光景が広がると、堪えきれないものがある。

「はぁ、はぁっ……雪ノ下、顔蕩けてきてるぞ」

「なっ……。ん♡ あ♡ あぁ……♡」

 雪ノ下は口元を両手で隠してそっぽを向いたけれど、赤くなった頬も潤んだ瞳も隠し切れていない。異常なまでに情欲をそそるその姿に、腰の動きを止められない。

「気持ちいいか?」

「ん……あ♡ 気持ち、いい……あっ♡」

 聞かなくても分かることをあえて聞くと、雪ノ下は顔を赤くしたまま正直に答えた。その仕草に堪らず顔を近づけると、彼女は察したのか口を覆っていた手をどかすと目を瞑る。

「んっ、ふっ……あ♡ あっ♡ ん……ん……♡」

 キスをするなり舌を滑り込ませると、雪ノ下の舌は歓迎するように絡みついてくる。初めての時とは打って変わったような激しいディープキスに、俺のペニスはビクビクと脈打ちでもって反応を返す。

「ん、は、……あぁっ♡ 比企谷くん、す、きぃっ♡ あ♡ あっ♡ん♡」

「はぁ、はぁっ、あぁ……。俺も好きだ、雪ノ下……っ!」

 舌と舌の間に糸を引かせながら深いキスを解くと、見つめ合いながら好意と腰をぶつけ合う。蕩けてしまいそうな程熱くて狭い雪ノ下の膣内で、俺はもう我慢の限界だった。

「……っはぁ……雪ノ下、そろそろイッていいか」

「あぁ、ん……♡ いいわ、好きな時に、あ♡ 出して……。私も、イク、あ♡ あぁっ♡」

 雪ノ下の口から「イク」という言葉を聞いて、俺の興奮は最高潮に達していた。ならばイカせるまで突くのが、男の役目だろう。

「はぁ、あぁ……いいぞ。先にイッても……はぁ、はぁっ……」

「あん♡ んんっ♡ あ♡ あっ♡ 比企谷、くんっ♡ あ♡ 激し、い♡ あ♡ あぁっ♡ イ、くっ。イッ、ちゃう……っ♡」

 そう言ってビクビクっと雪ノ下の背中が震えて、急に腟内が締まり出す。絶頂に達した雪ノ下の中で、俺もまた限界を迎えた。

「は、あーっ、イクっ! 出る! うっ、あ……」

 ビュプゥッ、びゅっ、ビューッ、ドプッ、ビュルルゥっ!! びゅっ、ビューッ、びゅるっ、ドプッ、ドプゥッ!!

 俺は雪ノ下の最奥までペニスを突っ込むと、またビクビクと思うがままにその中で射精する。ガッチガチに勃起した肉棒が、彼女の中で暴れまわる。

「あ♡ あぁっ♡ 比企谷くんの、熱い……あ♡」

「はぁ、うぉ……まだ出るっ……」

 ドピュゥッ! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!!

 俺は雪ノ下を組み敷いたまま、十秒以上かけて彼女の中に精液を注いでいた。正確にはコンドームの中に、だが。

「はぁ……。抜くな」

「ええ……。あ♡」

 ヌルンッと射精の終わったペニスを引き抜く。その瞬間、視界に違和感を覚える。

「ん?」

「え?」

 俺が自分のペニスを見ると、雪ノ下もつられるようにそれを見た。俺の性器は、避妊具を装着しておらず、裸のまま精液を垂らしていた。

 雪ノ下の入り口の方を見やると、そこにはゆっくりと垂れてくる白濁液がある。無情にもそのまま垂れ出てくるそれはソファを汚し、カーペットにまで糸を引きながら垂れていく。

「あー……途中で、外れた、な……」

「だから、ゴム替えてって言ったのに……」

 雪ノ下は顔を赤くさせて、行為中にそうしていたように両手で口元を隠していた。もっと非難されまくると身構えていたから、意外だった。

 とりあえずは外れてしまったコンドームを見つけねば、と雪ノ下の膣内に中指を突っ込む。「あっ」と小さな喘ぎが漏れた後に、すぐにその感覚に行き着いた。

「取るな」

「あん♡ あ♡ もっと優しく……あ♡」

 とは言っても中々ぬめりのある中でコンドームは外に出てきてくれず、一分少々かかってようやくその口が膣内からまろびでる。中も外もヌルヌルになったそれを指で引きずり出すと、さっきよりも大量の精液がその中に溜まっている。一応、三発目もゴムの中に出たようだが、今も雪ノ下の膣内からは精液が溢れ出ているから本当にそうなのかは分からない。

「悪い……」

 俺はぬるぬると滑るそれを苦労して結ぶと、ティッシュに包んでゴミ箱に捨てる。そのまま何枚かティッシュを取ると、雪ノ下の膣内から溢れ出てくる精液を抜き取る。

「じ、自分でするから……」

「お、おう……」

 そう言われて俺はティッシュの束を渡すと、ソファやカーペットに垂れてしまった精液を拭き取っていく。これだけの事をやらかしてなお、俺のペニスはビンビンに勃ったままだった。

「何故、まだ勃起しているのかしら……」

「いやーははは。……魅力的過ぎるのが悪い」

「この後に及んで私のせいにするつもりなの……」

 心底呆れた、という表情をしながらも、雪ノ下の瞳は潤んだまま、その奥に熱を秘めている。彼女もまた、満足していないのだ……多分。

 ピンチはチャンス、とはよく言ったものだ。全然全く本気でそんな事は思っていないしするつもりもないけれど、この状況は一度聞いてみたかった事を聞ける絶好の機会だった。

「って事でゴムも無いし少し事故ってしまったし……このままでもいいか?」

 努めて軽い調子で言った俺に、唖然とした表情を浮かべる雪ノ下。いや分かってましたけどねその反応。なら聞くなよという話だが、後悔先に立たずとはこの事か。

「いい訳ないでしょう?」

 フェイクでそのままもう一度挿れようとした俺の太ももを、雪ノ下は思いっきりつねった。

「いってぇ!」

「ゴムがないなら、駄目。この前みたいに、手でシてあげるわ」

 そこまで言われてふと俺は思い出す。……いや本当に今思い出したんだよ? この前使おうとしたゴムが、まだ財布に潜んでいる事を。

「いやー、そう言えばあったわ、ゴム。財布の中に」

「……最低。あなた何なの。確信犯?」

「いやいやいや、マジで今思い出したから。八幡、嘘つかない」

 ジト目で責められながら、俺は手早くゴムを取り出すとそそくさとそれを装着する。0.02だから、さっきよりは厚い。

「って事で、挿れていい? 今度は後ろから」

「……あなた本当にいい性格しているわね」

 雪ノ下は渋々といった様子で、それでも新しい体位への興味に勝てないのかソファに手をついてこちらにお尻を向けてくる。スカートをめくると、まだ精液の残滓が見える入り口が顕になる。

「入れるぞ」

「あん……ん♡ あぁっ♡」

 俺は雪ノ下の返事を聞く前に挿入すると、ぬるんと彼女の膣内はペニスを受け入れる。愛液と精液が混じり合った潤滑液が、膣内を満たしていた。

「うぁ……締付け過ぎだろ……」

「だ、だって……あ♡ 後ろからは初めてだから……」

 初めてだから、の後の続きは何だろうか。気持ちいいのか、恥ずかしいのか。まぁどっちでも興奮するけど。

「……動くな」

「ん……ちょっと、待っ……あ♡ あぁっ♡」

 深く突き入れると雪ノ下はソファに突っ伏すようにして震えて、喘ぎ声を大きくさせる。雪ノ下のカタチのいいお尻の向こうでは、コンドームに包まれた俺のチンポがズッポズッポと出し入れされていた。

「は、あぁ……気持ちいい……よな?」

「あぁ♡ ん……♡ は、恥ずかしいから、聞かないで……」

 言った後、しまったなと死ぬほど後悔した。恥ずかしがって頬を赤らめるその表情は、後背位では見ることが出来ない。

「はぁ、あぁ……聞くまでもなかったな」

 俺はそう言うと雪ノ下の腰の辺りを持ち直して、パンパンと大きなストロークで彼女の最奥を突き始める。雪ノ下の白いお尻と俺の腰がぶつかり合って、派手に性交の音を立てる。

「あ♡ あぁぁっ♡ ん、あ♡ あっ♡ あぁっ♡ 奥、ダメ、あ♡ あぁっ♡♡」

 バックからの方が奥に届くのか、雪ノ下は後ろから突かれて息も絶え絶えに感じまくっていた。そうなるともっと楽しみたくなるのが、男の性というものだ。

「う、あぁ……雪ノ下、立てるか?」

「あんっ♡ あ……はぁ……。どう、するの……?」

 不安そうな雪ノ下を立たせると、手を引いて窓際まで連れていく。そのまま窓に手をつかせると、再び腰を持って性器を突き出した。

「ああぁぁっ♡」

 今度は立ちバックで挿入されて、雪ノ下はさっきよりも甘く高い声で喘ぐ。パコパコ突き始めると雪ノ下の膣内は更に締まりを増して、俺のペニスを締め上げてくる。

「は、あぁ……さっきから締め付け過ぎだろ……」

「あぁぁ♡ あ♡ ん♡ これ、外から見えて……あ♡ あぁっ♡」

 窓の外はすでに雨は上がっていて、雲間から漏れた陽光が濡れたアスファルトを照らして、ギラギラと輝いている。窓に写り込んだ雪ノ下の顔にもまた、陽の光が差し込んでいた。

「はぁ、はぁ……見えるわけないだろ」

「あ♡ んんっ♡ あ♡ でも、これ、あ♡ 恥ずかし、い、あ♡ あぁ♡♡」

 さっきから恥ずかしがってばっかだなコイツ……と思いながらも、その新鮮な反応に興奮していた。ならばもっと、辱めるしかあるまい。

「は、あぁ……でもあんまり声出すと、窓際だし隣に聞こえるだろうな」

「あぁ♡ ん♡ あぁっ♡ 激し、あ♡ あぁっ♡♡」

 パァン! パァンッ! と部屋に響くほど激しく腰を打ち付けると、雪ノ下は快感に背中を仰け反らせる。窓ガラスが、雪ノ下の快楽混じりの吐息で白く曇っていく。

「うぁ、あ……また締まったな」

「あ♡ あぁ♡ ん……あ♡ あぁっ♡ こんな、の、あ♡ 我慢、できな、あ♡ あぁぁっ♡♡」

 雪ノ下は一際大きな声で喘ぐと、ビクンビクンと背中を仰け反らせる。急に締め付けが増して、彼女が絶頂に達したのは一目瞭然だった。

「はぁ、はぁ……イッた?」

「あぁ♡ あんっ♡ は、あ……。意地悪ね、比企谷くん……」

 曇った窓に写った雪ノ下は、トロンと潤んだ目で俺を見ていた。二度目のエッチでここまで乱れるとは、やはり雪ノ下は性的な才能があるとしか思えない。

「けど俺まだイッてないから、動くな」

「あぁぁ♡ ちょっと、待っ……て、あ♡ あぁぁっ♡♡」

 もう一度パンパンと音が鳴るほど激しく、雪ノ下をバックで突きまくる。窓ガラスの中で、雪ノ下のおっぱいがプルプルと揺れている。

「は、あぁ……イキそう……」

「あ♡ あっ♡ あん♡ あ♡ もう、イッて♡ あ♡ あん♡ 私も、あ♡ イ、くっ♡ あ♡ イッちゃう♡♡」

 ドピュゥッ! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!!

 雪ノ下から『イッちゃう』という言葉が出た瞬間に、俺は興奮のあまり宣言なしに射精した。雪ノ下をバックで突きながら、ドピュドピュとありったけのザーメンを発射する。

「あ、はぁ、うぁ……まだ、出るぞっ」

「あぁぁ♡ 比企谷くんの、凄く動いてる……あ♡ あぁっ♡♡」

 ビュプッ、びゅっ、ドプッ、どぴゅっ、ビュルルッ、びゅーっ、ビュッ、ドプゥッ!! びゅっ、ビュルルッ!! びゅく、ドピュッ、びゅっ、ビューッ、ドピュゥッ!!

 俺は雪ノ下の最奥にチンポを突っ込んだまま、何度も何度もペニスを脈打たせて薄っぺらい壁の中に射精する。0.02mmの厚みがもどかしいと、ビクビクのけぞる雪ノ下の背中を見ながら思う。

「はぁ、はぁ……全部、出たぞ」

「あ♡ あぁっ♡ あん……♡ 本当に信じられないぐらい、出すのね……」

 雪ノ下に半分呆れられながら、俺は射精の終わったペニスを引き抜いた。半勃ちになったペニスの先には、たっぷりと精液の溜まったコンドームが抜けかけてぶら下がっている。

「はぁ、あ……あぁ……♡ 比企谷くん……」

 雪ノ下は窓ガラスの前にへたり込むと、半身で振り返って言う。

 

「……責任、取ってね」

 

 その言葉を聞いて俺のペニスは、返事をするようにビクビクと脈打つのだった。

 

 

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