雪ノ下雪乃に中出しをしてしまってから、十日が経った。
その行為の翌々日には誰もいなくなった部室で「生理が予定日になっても来ないの……」と不安そうに言われた時は本気でどうしようかと思ったが、翌日「生理が来たわ……」と残念そうに言われた時にもやっぱり本気でどうしようかと思った。どう転んでも不正解とか無理ゲーすぎる。
とはいえ生理が空けるまで約一週間。その間俺は約束を律儀に守って十日という長い禁欲期間を経てもはや賢者の領域に達している。そんな一周回ってしまった俺には、新しい刺激が必要なのだ。
「ちょっと……え。比企谷くん?」
というわけで雪ノ下は彼女のマンションのリビングでニーハイだけを残して裸になっていた。ついでに装飾品を紹介するなら、雪ノ下の手首を手錠のように結ぶリボンタイと目隠しに使われている俺のネクタイだ。
「うん、いい」
「いい、って、何をするつもりなの……」
裸のままビクビクしている雪ノ下のその身体の震えは怯えなのか期待なのか。勿論前者なのだろうけど、後者の可能性もあるのが雪ノ下なのである。
そのまま音を立てないようにリビングを抜け出すと、扉越しのくぐもった声で「比企谷くん?」と俺を呼ぶ声がする。もちろんその声に応える事もなく、俺はそっと玄関の扉を開けた。
さーて、マッ缶でも買いに行くか。
玄関の扉を音が立たないように閉めると、ついに彼女の声は耳に届かなくなった。
* * *
「比企谷くん? ねぇ……どこにいるの? 比企谷くん……返事をして……」
コンビニでマッ缶を買う時間、およそ十五分。
その時間は雪ノ下に取って十分長い時間だったようで、部屋には怯えた子猫のような小さな声が響いていた。何この子超可愛い……庇護欲全開なんですけど。
「ひゃっ」
そっとマッ缶を雪ノ下の首筋に当てると、彼女はどこから出てきたのか可愛らしい声で驚く。
「ただいま」
「比企谷くん……。どこに行っていたの?」
「まああれだな、さしずめ新たな性の扉を開きに行っていたって所だ」
そう言うと俺はカチャカチャとわざと音を立ててベルトを外した。下着ごとズボンを脱ぎ去ると、何をしているのか察したらしい。ビクッと肩を揺らした雪ノ下の前に、萎えたペニスを差し出す。
「口、開けてくれ」
「え……。あ、こう……?」
「そうだ……。うぉ……」
「んん……っ」
俺は雪ノ下の可愛らしい唇の間にペニスを挿入すると、彼女の頭を撫でてフェラチオを促した。萎えたままのペニスに、雪ノ下の舌が絡みついてくる。
「は、あ……すげ……」
「んぅっ、ん……。は、……んっ、んっ、んぅっ、んぅっ……♡」
たった数度の性行為でフェラチオの技を磨いた雪ノ下は、ジュプジュプといやらしい音を立てながら俺のペニスを硬くさせていく。ものの一分も経たずに俺は、雪ノ下の舌技によって勃起していた。
「はぁ、うぁ……。雪ノ下、口でするの、ホント上手くなったな」
「ん、はぁ……。比企谷くんの反応が、分かりやすいから……。んっ、んぅっ……」
俺はイキそうになって来るのを誤魔化すように、プシュッと買って来たマッ缶のプルタブを起こした。酒飲みながらセックスするカップルってこんな感じなのかなと思いながら、喉に絡みつく甘さを嚥下する。
「んぅ、ん、んっ、んん……」
それにしても。
雪ノ下も従順になったものだと、感慨深くフェラチオする姿を見ていた。以前の彼女ならこんな支配的な性行為、受け入れるはずもなかっただろう。まるで慰みモノのように扱われても尚俺を欲するだなんて、従順というか性欲が強すぎて将来が楽しみすぎる。
「は、あぁぁ……。イキそ……。雪ノ下、口の中に出していいか?」
「ん、んぅっ、は……ん……。はぁ……ダメよ。絶対、口の中に収まりきらないもの」
そうは言われましてもね、僕十日間も溜まってるんですよねぇ……。だからと言って今から挿れても、挿入した途端に暴発する自信がある。それは流石にコンドームが勿体ないと思うんですよ。
「それはあれだ、口がいっぱいになる前に飲んだらいい。ストローで吸うみたいにして」
「そんなに上手くいくかしら……。んっ! んぅ、ん、んっ、んぅっ……♡」
俺はペニスを唇に擦り付けるようにしてまた雪ノ下の口内に勃起しきった肉棒を入れると、彼女の頭を掴んで腰を振り出した。いわゆるフェラチオではなく、イラマチオになって雪ノ下の口内の快感を貪る。
「はぁ、あっ、イクッ! 雪ノ下……っ、出すぞっ、は、うっ! あ……!」
「んぅっ、んん、あ♡ んっ、んっ、んぅっ、んんっ!」
ドピュゥッ! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!!
雪ノ下の圧倒的な舌技の前に成すす術もなく、俺はあっという間に射精した。雪ノ下が咽ないように喉の奥まではペニスを突っ込まず、舌の上でドプドプと射精する。
「は、あぁっ、まだ、出るぞっ……。雪ノ下、もっと吸ってくれ……は、うぁ……」
「んぅ、んーっ、ん……んっ、んぅぅっ……」
ビュプッ、びゅっ、ドプッ、どぴゅっ、ビュルルッ、びゅーっ、ビュッ、ドプゥッ!! びゅっ、ビュルルッ!! びゅく、ドピュッ、びゅっ、ビューッ、ドピュゥッ!!
雪ノ下は俺に言われた通りストローで吸うようにペニスをチュウチュウと吸うと、バキュームフェラの様相になる。言葉とおり精液を吸い取ろうとする行為は強烈で、まるで中出ししているような錯覚を覚えるほどの快楽だった。
「ん、んん……」
雪ノ下は頬をすぼませながら、コクッ、コクッと喉を鳴らして次々発射される精液をゴックンしていた。その健気な様子に異常なまでに興奮して、俺はたっぷり一分は雪ノ下の口内に射精していた。
「ん……はぁ……。何とか全部飲めたけれど……。どれだけ出すの……」
「まあ、相当溜まってたんでな……」
「それに濃くて凄く飲みにくかったわ」
「おぉぅ……それもまぁ……溜まってたからね?」
恨み節全開で言われながらも、あれだけ大量の精液を全部ゴックンしてくれたという興奮は抑えられない。雪ノ下は目隠しをされているせいで見えていないたろうが、彼女の目の前で俺のペニスは尚も勃起して天井を向いている。
「まああれだ。ちゃんと雪ノ下も気持ちよくするから」
俺はそう言うと鞄の中からコンドームの袋を一つ取り出すと、するすると硬くなったままの肉棒に装着させる。音でその行為が分かったのか、雪ノ下はもう口内に精液が残っていないはずなのに、コクリと喉を鳴らした。
「脚開いてくれ」
「あ……」
ソファに座らせたままその
「ん……は、あ♡ あぁっ♡ ちょっ、待って、あ♡ あぁっ♡」
挿入すると見せかけて、雪ノ下の膣内に右手の中指を滑り込ませる。既にヌルヌルになっている膣内で指をカギ状に曲げると、いわゆるGスポットと呼ばれる辺りを集中的に愛撫する。
「なんかいつもと反応違くない?」
「こん、なの、あ♡ いつもと同じなはずがない、じゃない……あ♡ あぁっ♡ 奥っ、ダメ、あ♡ あ♡ あぁっ♡♡」
目隠しをされ、手の自由を奪われた雪ノ下は俺の愛撫にただ耐えるしかない。快感のせいなのか閉じようとする脚を押し広げては、ジュッポジュッポといやらしい水音を立てて彼女の膣内をかき回す。
「あ♡ あーっ♡ あ♡ ダメっ、比企谷、くん、だめ、止めて……あ♡ あ♡ イッ、ちゃう♡ あ♡ イクっ♡ イ、くぅっ♡♡」
雪ノ下はそう絶頂を宣言すると、呆気なく快感の頂点に達した。目隠しをしたままの顔を天井に向けるほどに背中を仰け反らせ、快楽にビクビクと身体を震わせる。
「もうイッたのか?」
「あ♡ あ♡ だめっ、比企谷くん、指、止めて、あ♡ あっ♡ もう、イッちゃったから、あ♡ あぁぁっ♡♡」
普段の雪ノ下からは想像も出来ない大音声で、彼女は部屋中に喘ぎを響かせる。雪ノ下のマンションが高級マンションでなければ、速攻で壁ドンされていたところだった。
「もう挿れれそうだな」
雪ノ下の手を縛っていたリボンタイを外すと、彼女の脚を開かせる。トロトロクパァと開いた入り口は、男性器を待ちわびるかのようにヒクヒクとその唇を震わせている。
「はぁ、はぁっ……いじ、わる……」
「入れるぞ」
何も聞こえなかったフリをして、俺は勃起したままのペニスの先を雪ノ下の入り口に擦り付ける。亀頭の先がそのピンク色に触れる度に、ピチャピチャといやらしい音が耳に届いた。
「ん……はい。……あ♡ あぁっ♡♡」
ヌルんと勃起した性器を突っ込むなり、雪ノ下は一際大きな声で喘いでそれを受け入れてくれる。彼女も挿入を待ちわびていたのがよく分かる、感度抜群の反応だった。
「は、あぁ……雪ノ下の中、すっげー濡れてる」
「……っ! 比企谷くんの、せいでしょ……あ♡ あぁっ♡」
腰を降り出すと、雪ノ下は快感から逃れるように顔を背ける。その反応がいじらしく、どんどん奥を突いてしまいたくなる。
「はぁ、う、あ……なんかいつもより締めつけて来てない?」
「あぁ♡ ん……♡ そうなの、かしら……あ♡ 自分では、分からないのだけれど……」
そうは言いながらも、雪ノ下の膣内はいつもよりずっと締まっているように感じる。目隠しをされたまま突かれてキュウキュウに締め付けて来るとか、雪ノ下さんは本当に痴女の才能がありますね……。
「は、あぁ……まあ、気持ちいいからいいんだけど」
「あんっ、あ♡ あっ♡ あぁっ♡ 待っ、て……最初から、激しいっ♡ あ♡」
ズンズンと雪ノ下の奥を激しく突きながら、早くも絶頂の予感を感じていた。溜まりに溜まっていた末の性行為では、一度出した後でもそこまで持たない。今日みたいに異常にエロい姿を見せられていたら、特にだ。
「比企谷、くんっ、あ♡ 待って、もうちょっと、ゆっくり、あ♡ あ♡ ダメ♡ あ♡ あぁっ♡」
前戯をしていた時よりも更に大きい声で、雪ノ下は快感をその口から漏らしていた。そんなに感じて貰えるのは男冥利に尽きるというものだが、本当にエロエロしすぎて、ヤバイ。むしろヤヴァイ。
「はぁ、はぁっ、ふっ、あぁ……雪ノ下、出していいか?」
「あぁ♡ あん♡ あ……♡ いいわ、出して♡ あ♡ 私も、イキそうだから……あ♡ あぁぁっ♡♡」
雪ノ下は目隠しされたまま顔を逸し、けれどしっかりと俺の首に手を回して結合を深くさせる。雪ノ下の膣内の締め付けは、腰を打ち付ける度にキツくなり、強烈に締め付けてくる。
「は、あぁっ、あーっ、出る! 雪ノ下、出すぞっ……! あ、イク……!」
「あ♡ あっ♡ あぁぁっ♡ 出し、て♡ あぁ♡ 比企谷くん、一緒に、イッて、あ♡ あぁっ♡♡」
ビュくぅっ、ビュッ、ドピュゥッ、びゅるる、ビュクゥッ!! びゅプゥッ、びゅっ、ドプッ、ドピュッ!!
俺は雪ノ下の最奥までペニスを突き入れると、そのままドプドプと射精する。薄っぺらいピンク色の障壁の中に、思いっきり欲望の丈を吐き出していく。
「うっ、あ、あぁ……は、あぁ……」
「あぁぁっ♡ あ♡ ん、あ……♡ 凄い……比企谷くんの、私の中で暴れまわっているわ……」
ドピュゥッ! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!!
ゴム中出しの実況をされながら、俺は何度も雪ノ下の膣内で精液を吐き出す。最後の一滴まで、雪ノ下の気持ちいい所で出し続ける。
「はぁ、はぁ……抜くぞ……」
「あぁ♡ ん……。あ♡」
ヌルンとペニスを腟内から引き抜くと、取れかけたコンドームの先にはたっぷりと生殖液が溜まっている。俺はそれは呆けて眺めながら、息の落ち着いてきた所でそれを外す。
使用済みのコンドームの口を縛って雪ノ下のお腹の上に置くと、彼女はビクンと反応する。
「あぁ……♡」
ビクンと背中を仰け反らせた雪ノ下から目隠しにしていたネクタイを外すと、彼女の目は快楽に濡れていた。しとけない姿を晒しながら、その表情は快感に蕩けている。
「は、ん……。比企谷くん、その……」
雪ノ下はそこで口を噤むと、そのまま身体を180度回転させてソファに手を突いて四つん這いになる。雪ノ下の白いお尻が、俺のペニスに当たる。
「もう一回……今度は、その……後ろから」
雪ノ下は自分から求めるのが恥ずかしいのかソファの座面に顔を突っ伏したまま、俺に挿入を懇願する。これは何というか……その……めちゃくちゃ興奮しますね。
「挿れるぞ」
「あ♡ あぁっ♡ ん、あ♡ おっ、きぃっ♡♡」
ズブンともう一度、一息に雪ノ下の最奥まで肉棒を挿入する。無数の襞がカリ首を撫で回し、奥まで入れた瞬間からペニスはビクビクと脈打つ。
「は、あぁ……やっぱキツい……」
「あぁ♡ ん……あ♡ 比企谷くんのが、大きいからそう感じるのよ……。さっきより、その、太いくて……。あ♡」
いやぁ、そうですかねぇ……。変わってないと思うんだけど。と思いつつ雪ノ下との接合部を見下ろすと、生のまま挿入されている肉棒が脈打っていた。なるほど、これは大きくなるわけですね!
生でセックスして、そのまま妊娠してデキ婚なんてカップルは俺の最も忌避する存在だったはずだ。けれどその快感を知ってしまうと、ダメだ。これは人をダメにするヤツだ。外に出したらOK、なんて無責任な言葉は通用しないというのに、今更抜いてゴムを着けるなんて考えられなかった。
「まぁそれは、否定できないな。ぶっちゃけメチャクチャ勃起してる」
「は、あ♡ あぁ……♡ ……あなたって思っていたより、……なんて言うのかしら。時々野生的になるわよね」
それも否定できないな、と心の中で応えながら、俺は腰を振り始める。理性の化物も、いざ反転してしまえば本能の化物。またの名を無責任ワンちゃんだ。これほどまでに気持ちいい行為を知ってしまったら、これはもう仕方ないと言える。
「……じゃあ、もっと野性的にしていいか」
「あ、ん……♡ その表現の仕方には若干不安が残るのだけれど……。いいわ。比企谷くんの、好きなようにして貰って構わないわ」
雪ノ下は生のチンポを突っ込まれたまま半身で振り返ってそう言うと、ビクンと背中を仰け反らせる。完璧なようでポンコツで、けれど聡い雪ノ下の事だ。生で挿入されている事を認識しているはずなのに、俺に好きにしていいと言う。その事を深く考えると、それこそドツボにハマってしまいそうだ。
「あん♡ あ♡ あ♡ あぁっ♡ あ♡ あーっ♡♡」
パンパンと部屋から漏れそうなぐらいの音を立てながら、雪ノ下とセックスする。裸のままの生殖器が、雪ノ下の無防備な膣内を往復する。掴んだ腰は細くくびれ、打ち付ける度に性行為の音が大きくなっていく。
「はぁ、あ、あぁ……雪ノ下っ、は、あぁ……」
「あ♡ あんっ♡ あ♡ は、あぁっ♡ あん♡ 比企谷、くんっ♡ あ♡ これっ、すごいっ♡ あ♡ 激しいっ♡♡」
強烈な締め付けで俺の分身を受け入れる雪ノ下は、平素からは想像も出来ない声で喘ぎを漏らしている。正直“まだ”二発しか出していない俺にとっては、その反応も膣内の締付けも刺激が強すぎる。
「は、あぁ……雪ノ下、早いけど、イッていいか?」
「あぁ♡ あん……♡ いいけれど、まだ出せるのよね?」
振り返って言う雪ノ下は、二度のセックスでは満足しないと、そう言っていた。ならば勿論、応えるしかない。そもそもこの程度で満足できるほど、雪ノ下の身体は見た目ほど薄っぺらくない。むしろ底が見えなくて驚愕するレベル。
「はぁ、はぁっ、じゃあ、出す、ぞっ、は、あ、イクっ!」
「あ♡ あっ♡ あぁっ♡ いいわ、出して♡ あ♡ あ♡ あーっ♡♡」
ビューッ、ビューッ、びゅっ、ビュルルッ、ドピュゥッ!! びゅっ、ドピュッ、びゅピュッ、ビュるるっ、ビューッ!!
激しい腰使いの後、俺は射精の寸前にペニスを抜いて雪ノ下の双臀に向けて射精した。ビュービューと勢いよく飛んだザーメンが、雪ノ下の背中まで汚していく。
「あぁ♡ ……熱い……三度目なのに、すごい量……あ♡♡」
ビュくぅっ、ビュッ、ドピュゥッ、びゅるる、ビュクゥッ!! びゅプゥッ、びゅっ、ドプッ、ドピュッ!!
雪ノ下はその白いお尻にザーメンをぶっかけられながら、ヒクヒクと背中を仰け反らせていた。ガチガチに勃起したチンポから何度も白濁液をぶちまけて、お尻から垂れた精液が履いたままのニーハイソックスに垂れていく。
「はぁ、はぁ……雪ノ下……」
射精を終えた俺に振り返ると、雪ノ下は蕩けた顔で「ふふっ」と笑いを零す。その表情があまりにも妖艶で、思わず勃起したままのペニスがビクンと脈打つ。
「ええ……。もう一回、出せるわよね?」
* * *
「あ♡ あっ♡ あん♡ あ♡ 比企谷くんの、奥、に、あ♡ あぁっ♡」
「は、あぁ……雪ノ下、は、うぁ……」
ベッドルームに移った俺達は、何も言葉を交わすことなく身体だけを交わらせていた。なんとかコンドームだけは着けた後、騎乗位で性器を擦り付けあっている。
「は、あぁ……比企谷くんの、さっきより大きくなっているみたい……。あ♡ あん♡」
「はぁ、う、あぁ……そりゃお前がエロすぎるからだろ……」
雪ノ下の腰を支えて、その性行為をサポートする。惜しげもなく胸を揺らしながら腰を振る雪ノ下は、もう初めての時のような恥じらいは欠片すらも見せない。
「あん♡ あぁ……♡ あら、私をそうさせたのは、どこの誰かしらね?」
乱れた髪のままそう言って笑う雪ノ下雪乃に、俺は今までになく興奮していた。学校一の美少女が、俺に調教されたと、そう言っているのと何も変わらないのだ。
「けどお前に素質がなきゃ、ここまでにはならないからな」
「素質って、あ♡ あぁっ♡ あんっ♡ あっ♡♡」
俺が下から突き上げると、雪ノ下は髪を振り乱しながら喘ぎ声をベッドルームに響かせる。両サイドを止めている赤いリボンは、もう随分と下の方まで落ちてきている。
「素質っていうか、あれだな、お前は何にでも才能あるんだろうな。ここまでエロくなるのは、普通はない」
「あぁ……ん ♡ まるで他の事例を知っているような言い方ね?」
「いや、ないけど……。けどまぁ、エロ過ぎだから。雪ノ下はエロ過ぎる」
「あ♡ ん……♡ そんな直接的に、言わないで欲しいのだけれど……」
雪ノ下はそう言うが、騎乗位で腰を振り振り喘ぎながらでは全く説得力がなかった。これだけ言われて腰の動きを止められないとか、やっぱり雪ノ下はエロ過ぎるし、ひょっとしたら他の女の子よりも性欲が強いのかも知れない。真面目な子ほど、エッチにハマったら凄いって聞くしな。
「って事で、う、あぁ……そろそろイキそうなんだけど」
「あぁ♡ ん……。もう一回できるなら、いいわよ。出しても……。あ♡ あんっ♡」
雪ノ下はクスッと笑いながら、やはり騎乗位での腰振りは止まらない。出しても出しても何度も求めてくるなんて、雪ノ下の性欲は凄まじいとしか言えない。それに応えて何度も発射する俺も大概だが。
「それは、大丈夫だ。めちゃくちゃ溜まってたからな」
「あん♡ じゃあ、いいわ。あ♡ 好きな時に、出して……。あ♡ あぁっ♡」
俺が雪ノ下を求めるように手を伸ばすと、彼女もそれに応えるように俺の手を握った。両の手をそれぞれ握り合うと、雪ノ下はそれを支えにして激しく腰を振り始める。
「あぁっ♡ んっ、あ♡ あっ♡ あんっ♡ あんっ♡ 比企谷、くんっ♡ あ♡ あっ♡ 私の中に、ちょうだいっ♡ あ♡ あぁっ♡ いっぱい出して♡ あ♡ あぁっ♡♡」
「は、あぁっ……あ、出るっ! 雪ノ下っ、イクっ! イく!!」
雪ノ下の言葉はまるで中出しを懇願するようで、俺は呆気なく彼女の中で射精した。0.01mmの壁の中に、勢いよく生殖液を発射する。
ドピュゥっ、びゅっ、ビューッ、びゅっ、ドピュッ、ドプゥッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンっ、ドプッ、ビューッ!!
ペニスは脈打ち、精液溜まりに溜まっていくザーメンの熱さが亀頭を包む。肉棒が脈動する度に雪ノ下は背中を仰け反らせ、その膣内を蠕動させる。彼女もまた、軽くイッてしまったのかも知れない。
「あ、あぁ……♡ ふふっ……。比企谷くん、またいっぱい出しているのね♡」
ドプッ、びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!! びゅっ、ビュプゥっ、ビュルルっ、ドプッ、びゅ、ビュクゥッ!!
語尾にハートマークがついていそうな甘い声で射精を実況されて、俺はその期待に応えるようにビュクビュクと雪ノ下の中で射精する。俺のペニスは精液が出なくなっても尚、彼女の中で脈打ち続ける。
「どれだけ出したか、見せて?」
雪ノ下はそう言いながら、手を握りあったまま腰を浮かした。途端にヌルんとペニスが抜け出て、先端にたっぷりと精液が溜まったコンドームが垂れる。
コンドームをしてなかったら、ヤバかった。興奮しすぎて、妊娠するまで中出ししまくる自信がある。いやもうこの光景だけですでにヤバいが。
「四回目なのにこんなに出すなんて、本当に溜まっていたのね?」
雪ノ下は握り合っていた手を離すと、その両手で丁寧に使用済となったコンドームを外す。キュッと口を縛ると、俺のお腹の上にそれを置く。その熱さが生々しくて、俺のペニスは固くなったままだった。
「……次はどの体位がいい?」
「前からがいいわ。今度は比企谷くんが動いて」
迷いなくセックスの体位を指定する雪ノ下に、俺は平静を装いながら激しく興奮していた。俺が亀頭の周りについた精液を拭いている間に、雪ノ下は仰向けになって脚を閉じたまま俺を待っていた。
「……挿れていいか?」
俺はそう言って、裸のままの肉棒の先を雪ノ下の入り口に擦り付けた。彼女はコクっと音も声もなく頷くと、自ら脚を開く。
「いいわ、挿れて……あ……♡」
その言葉をきっかけにして、俺はヌルンと潤ったままの雪ノ下の中に挿入する。今度はなりゆきでも無意識でもなんでもなく、彼女は生で挿入する事を許したのだ。
「は、あぁ……比企谷、くん……」
火照った頬、蕩けた目で雪ノ下は俺を見ていた。キュッと雪ノ下の膣内が、俺の肉棒を締め付ける。
「最後は……外に出してね?」
雪ノ下が生での挿入を許した、決定的な一言だった。生理が終わったばかりだから、妊娠の可能性はある。聡い彼女がそれを知らないはずもない、という事実が、はやり俺を興奮させすぎている。
「大丈夫だ……。多分……」
「そこは言い切って欲しいのだけれど……。あ♡ ん……♡」
腰を振り始めると、雪ノ下の膣内はキュンと締め付けが強くなる。何度も出した後で無ければあっという間にイカされる自信があるほど、雪ノ下の膣内は狭く熱い。
「は、あぁ……なんか段々、締付けキツくなってくんだけど……」
「あぁ♡ ん、あ……♡ だって、イキそうだったから……」
そう言われて思い至ったが、さっきは俺だけが先にイッてしまった形になる。イキそうでイケなかったのなら、その責任は俺が取るべきなのだろう。
「じゃあ、ちゃんとイかせるから」
俺はそう言うと、パンパンと音を鳴らしながら激しく腰を打ち付ける。その瞬間から雪ノ下は背中を仰け反らせて、さっきとは違う反応を見せる。
「あ♡ あぁっ♡ 最初から、強い、あ♡ ♡ ダメ、あ♡ あぁっ♡♡」
雪ノ下の表情は快楽に歪み、声は快楽に満たされていた。少しだけ浮いた腰が密着を高めて、快感は加速する。
「はぁ、はぁ……雪ノ下、好きな時にイッていいぞ。ちゃんと満足させるから」
「あぁ♡ あん♡ あ……♡ そう、あ♡ させてもらうわ……あ♡ 比企谷くんの、凄い♡ あ♡ あぁっ♡♡」
快楽は語彙力すら奪ってしまうのか、雪ノ下は簡素な言葉で俺との性交の感想を言う。凄い。そう言って貰えるだけでこちらとしては本望だし、もっと気持ちよくなってもらいたくなってくる。
「はぁっ、はぁっ、あ、はぁ……イクのか?」
俺が問いかけると、雪ノ下は火照った頬と表情のまま俺を見る。その濡れた瞳が蠱惑的で、心臓の音が大きくなる。
「あぁぁっ♡ あん♡ あ♡ イク♡ あ♡ イッちゃう♡ あ♡ あぁっ♡ 私だけ、先にイッちゃう♡ あ♡ あぁっ♡♡」
「は、あぁ……気にしなくていいから、イッていいぞ。は、あぁ……あー……」
パコパコと雪ノ下をハメながら、その膣内の気持ちよさを堪能する。何度も射精した後でなければ、とっくに射精していたところだ。
「あ♡ あ♡ あぁっ♡ あ♡ イクっ♡ 比企谷くん、イッ、ちゃう♡ あ♡ あぁっ♡♡」
雪ノ下はそう言うと、ビクビクと背中を仰け反らせて、深いところにチンポを挿れられたまま絶頂に達する。願わくば俺も一緒に絶頂に達したいものだが、0.00mmの壁の前ではそれは叶わない。
「はぁ、あぁ……雪ノ下の中、メッチャ締まったぞ」
「あぁ♡ あん……あぁぁ……♡♡」
返す言葉すら思い浮かばないのか、雪ノ下は正常位で突かれてビクビクと仰け反っていた。
「は、あぁ……すっげ、また、締まる……っ!」
「あんっ♡ あ……♡ ん……」
雪ノ下は目を瞑ると、ヒクヒクと膣内を痙攣させて強烈に締め付けてくる。腰を振るように背中を激しく仰け反らせて、まるで俺の腰の動きに合わせてくるかのようだった。
「はぁ、はぁ……雪ノ下?」
「んん……」
ビクビクと絶頂に達しながら、雪ノ下は軽く飛んでしまっているらしかった。返事をする代わりに、キュウキュウと膣内を締め上げてくる。
「は、うぁ……そんなに締めたら、イッちゃうだろ……」
そう言いながらも、俺はあまりの気持ちよさに腰を止められなかった。こんなの本当にすぐに、イッてしまう。
「はぁ、は、あー……気持ちいい……」
俺の腰振りに雪ノ下は目を瞑ったまま淡い喘ぎ声を返し、膣内の締め付けは強いままだ。蕩けて気を失っているその表情を見ているだけで、ゾクゾクとイケない考えが浮かんでくる。
「うぁ、は、あぁ……雪ノ下、出すぞっ……」
「あぁ……♡ あ……♡」
無意識のまま喘ぎを漏らす雪ノ下の膣奥を、裸のままの性器で突きまくる。本当に射精が我慢できなくなるまで、それほど時間はかからなかった。
「はぁ、あ、出るっ! 雪ノ下、イクぞっ、は、あ、出る! イクっ!!」
ドピュゥッ! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュッ!! びゅっ、ビューッ、ビュクンッ、どぷっ、ドピュゥッ!!
このまま中出し……というフィニッシュも頭に過ぎったけれど、俺は最後の理性でペニスを引き抜くと雪ノ下にまたがって射精した。その綺麗過ぎるほどの顔に、真っ白いザーメンをドプドプとぶちまけていく。
「は、ふっ……う、あぁ……」
ビュプッ、びゅっ、ドプッ、どぴゅっ、ビュルルッ、びゅーっ、ビュッ、ドプゥッ!! びゅっ、ビュルルッ!! びゅく、ドピュッ、びゅっ、ビューッ、ドピュゥッ!!
ヒクヒクとイキっぱなしになっている雪ノ下の顔にチンポの先を擦り付けながら、濃くて熱い精液を発射する。ぶっかけられるその感覚が刺激になったのか、雪ノ下はうっすらと目を開く。もちろんその目に映る光景は、脈打つペニスとその先から射出されるザーメンだ。
「あ……。比企谷くん……人が気を失っている間に、顔射なんて……」
「あぁ、うん、悪い……。我慢できなかったし、ね?」
とそう言いながら、俺は強引に勃起したままだったペニスを雪ノ下の口にねじ込んだ。
「んっ……! んぅっ、ん……」
「は、あぁ……綺麗にしてくれ」
俺は雪ノ下の顔の上で腰を振ると、お掃除イラマチオとでも言うべき体位になる。それが苦しかったのか雪ノ下はキュッと目を瞑ったまま、両手で俺の太ももをペチペチと叩いた。
「は、うぁ、わり」
「んっ、はぁ……。勝手に顔射した上に無理やりだなんて、本当にいい性格しているのね?」
そう言って責めるように笑う雪ノ下は、いつもなら恐怖を覚えるところだけれど唇に精液が垂れているせいでどうにも締まりがない。いや膣内の締りはもの凄いんだけど。
「まだ、できるのよね?」
「……もちろん」
俺は雪ノ下の顔の真ん前で、勃起したままの性器を脈打たせる。
長い夜は、まだ始まったばかりだ。