雪ノ下雪乃は負けず嫌いである。
これは彼女と多少なりとも縁がないと知らない事実の一つだ。
ではその負けず嫌いはいついかなる時もそうなのだろうか?
──答えは、イエスである。
「どうしてまだ何もしていないのに、こんなに硬くしているのかしら?」
雪乃のマンションの一室、ところはリビング。
彼女に指示されるがまま下半身だけ裸になった俺は、ソファに座ってそのガチガチになったものを仰け反らし天井を突かんとしていた。
「キスだけで勃起するなんて、まるで童貞ね」
雪乃は蔑んだ目で俺を見下ろしながら、妖艶に口角を上げる。俺の方を向きながらソファに座ると、その白く滑らかな指が内ももを撫でた。
本日のプレイ内容は、簡単に言えば攻守交代だ。前回は俺が思う存分に雪乃を責めさせてもらったが、どうやらやり過ぎてしまったらしい。
目には目を、とでも言うかのように、今日の雪乃の積極性たるや恐ろしい程だ。家につくなり舌を入れられて、勃起しないわけがない。
「ねぇ。この情けないぐらいに硬くなっているものを、どうしたらいいのかしら?」
「く、口で……」
「あら、それは駄目よ。今日は随分と溜まっているでしょうし、すぐに出してしまいそうだもの」
くすりと艷やかに笑うと、雪乃は中指だけで俺の右の睾丸を弄ぶ。たったそれだけの刺激で、俺のペニスはぐりんと更に反り返った。
雪乃の生理が終わるのを待っていた所為で、もう十日もエッチしていない。それはつまり『雪ノ下雪乃とセックスする時以外射精禁止』というの生活を送っている俺は、十日も射精していないという事だ。敏感になってしまうのは、もう仕方がないと思う。
「う、おぉ……」
雪乃の細く白い指が、そっと俺の肉棒を握る。ゆっくりと上下に擦られ始めると、それだけで肉竿の中に精液が充填されていくようだった。
「溜まっている時のあなたは、反応が素直よね」
まあ大体溜まっているのだけど、と続けると、雪乃はチュッと音を立てて俺の頬に口吻をつけた。たったそれだけの事で、俺の剛直は唸りを上げるように脈打つ。
これはちょっと……いや、かなりエロい。似たようなシチュエーションだって今まであったとは言え、彼女との行為はいつも新鮮で欲情するのを抑えられなかった。
「ねえ、気持ちいい?」
窓から差し込む光は、曇空の所為でぼんやりとしていた。お陰で彼女の顔は全体を満遍なく照らされていて、その美しい顔が愉悦を浮かべているのがよく分かった。
「……気持ちいい」
「もっと詳しく教えてくれないかしら。キスだけで勃起してしまった比企谷くんは、どうされるのが気持ちいいの?」
唇が情欲を象り、その瞳は色欲に濡れていた。その目で見詰められているだけで、睾丸がせり上がってくるのが分かる。
「う、ぁ……。雪乃の手でしごいてもらってるだけで、気持ちいい……」
「あら、本当に素直ね」
そう言うと雪乃は、シュッシュと手コキの動きを速く激しくさせる。脚の筋がピンと伸び、熱い濁流が出口を求めて尿道を上がってくる。
雪乃は耳元にキスをしてくると、俺の耳に唇をくっつけたまま囁く。
「変態」
ビューッ、ビューッ、びゅっ、ビュルルッ、ドピュゥッ!! びゅっ、ドピュッ、びゅピュッ、ビュるるっ、ビューッ!!
熱い吐息と甘やかな罵倒を浴びせられた瞬間に、俺は呆気なくも盛大に射精していた。ビュービューと噴水のように生殖液が飛び出し、着たままだった制服のシャツに染みを作っていく。
「は、あぁ、う、あぁっ……!」
「あら、もう射精したの? いくら溜まっていたとは言え、早すぎるんじゃないかしら」
ドピュゥッ! びゅっ、ビューッ、ドピュッ、ドプッ、びゅっ、ビューッ!!
雪乃は愉しそうにそう言いながら、射精を助けるようにシコシコと俺の肉棒を擦り上げる。その度に射出される精液は、俺の下腹部だけではなく雪乃の美しく可憐な指までドロドロに汚していく。
「見て、あなたの出した精液よ。こんなに濃くなるまで溜めていたのね?」
雪乃は精液の絡みついた右手を開くと、糸を引くほど濃厚なザーメンを俺に見せてくる。そしてその精液まみれの手を、匂いを感じるほど近くまで寄せてくる。
──やばい、精子飲まされる。
そう思った瞬間、雪乃は手を引っ込めて指から垂れ落ちそうになっていた精液を舌で舐め取った。コクンと眼の前で白い喉を鳴らされて、俺はビクンと勃起しっぱなしのペニスを脈打たせた。
いやもう、本当この子……エロ過ぎでしょ。処女の時が遥か昔に感じるぐらい今の雪乃は扇情的で、生唾を飲む他ない。
「こんなに早く出してしまうのなら、まだ挿入するには早いわね」
雪乃は自らの手にまとわりついた精液を全て舐め取ると、俺の目を見ながら冷然と言い放つ。
「比企谷くん、そこに座りなさい」
本日の役目は"受け"である俺は、雪乃に言われるがまま床に座った。ソファに座ったままの雪乃は脚を組むと、おもむろに左足で俺のペニスを踏みつけた。
「はぅぅ……っ!」
「あら、いい反応ね。流石
まるでSM女王のような艶笑に、俺は思考回路がプスプスと焼け焦げていくのが分かった。踏みつけられた、と言っても痛みを感じる程ではない。ゆっくりと圧力をかけるような踏みつけ方は、相手に快楽を与えるためだけの行為にしかなり得ないのだ。
「早漏の比企谷くんでは私を満足させてくれないでしょうし、これでもう一度射精する方がよさそうね?」
フミフミ、と雪乃は俺のペニスをいつもの黒のニーハイソックスに包まれた足で踏みつけ愛撫すると、心底愉しそうに笑う。そんな歪んだ表情ですら美しいと思ってしまう俺は、彼女よりも相当に歪んでいるのだろう。
「ゆ、雪乃ぉ……」
「ふふっ……。物欲しそうな表情ね? でも駄目よ。このままもう一度射精しなさい」
雪乃はそう言うと、今度は両足で俺のペニスを包んだ。土踏まずの部分で竿を挟むと、そのまま上下に擦り上げる。
「うぉ、おぉぉ……っ!」
「あら、こっちの方が気持ちいいみたいね」
言いながら雪乃は脚を上下に動かし続ける。快感自体はぎこちないもののはずなのに、俺の肉棒は段々と射精を堪えられなくなってくる。
「ふふっ、凄い格好ね」
侮蔑と愉悦が綯い交ぜになった視線を俺に向けながら、雪乃の脚の動きが止まる事はない。今の俺の格好と言ったら後ろ手をついて両足を広げたままという、なんとも開放的な姿勢だ。この目線の高さだと雪乃が脚を動かす度にチラチラと白い下着が視界に入って、思わず目で追ってしまう。
「見過ぎよ」
その視線に気付いた雪乃は、スカートを抑えて俺を睨む。しかしその直後に、何かを思いついたようにふっと微笑んだ。
「……見たいのなら、ちゃんとお願いしなさい」
「う、あぁ……。う、……み、見たい。その、雪乃の……」
「敬語」
「ゆ、雪乃さんのパンツが見たいです……」
なんだこの発言完全に変態じゃねぇか、と思いながらもこの格好で足コキされている時点で普通に変態だった。八幡こんなの耐えきれない……。
「よく言えました」
そして雪乃はそう言うと、中指と親指でスカートの端をつまみ上げると、白い下着を俺の眼前で露わにした。あの雪ノ下雪乃が、俺に向けて、自らスカートを捲りあげて、下着を見せつけている──。
「は、あ……っ。出る、イク!」
ビューッ、ビューッ、びゅっ、ビュルルッ、ドピュゥッ!! びゅっ、ドピュッ、びゅピュッ、ビュるるっ、ビューッ!!
俺はそう考えた瞬間に、雪乃の足に挟まれたペニスから盛大に精液を吹き出していた。天井に向けて噴水のように飛び出したそれは、雪乃の黒いニーハイの上に降り注ぐ。
「あら。下着を見せただけで射精してしまうなんて、変態の比企谷くんには刺激が強すぎたかしら?」
ビュくぅっ、ビュッ、ドピュゥッ、びゅるる、ビュクゥッ!! びゅプゥッ、びゅっ、ドプッ、ドピュッ!!
艶笑を浮かべる雪乃に見下されながら、俺は声も出せないまま背中を仰け反らせ、濃厚な白濁液をぶちまけ続けていた。未だ刺激を与えるように動く足の間で、雪乃の脚をドロドロに汚していく。
「……まあ、これだけ出せば少しは持つかしら」
雪乃は射精が終わるのを見届けると、俺にコンドームの個包装を投げて寄越した。どうやらようやく、挿入が許されたらしい。
「自分で着けなさい」
「はい……」
あ、今日は着けてくれないんですね。かしこまりー、と俺はいそいそと避妊具を未だに硬くなっている肉棒に装着させる。当然と言わんばかりに、俺のペニスは反り返ったままのガチガチである。
雪乃は自らショーツを脱ぐと、何を思ったか俺の頭にそれをかけた。よかった、これで完全にかぶらされていたら変態仮面になるところだった。いや、この状況だけでも十分変態か……。
「挿れてもいいわよ」
「…………」
そう言ってまた自らスカートを捲り上げた雪乃に、俺は言葉を失いまた唾を飲み込んだ。あの清楚だった彼女はどこに行ったんだという今更ながらの衝撃と、自ら入り口を露わにする扇情的な姿に、俺は理性の
「あ……♡ んっ♡」
俺は雪乃の入口に張り詰めたものの先端を当てると、そのままずいと腰を突き出した。雪乃の座ったままのソファが、ぎっと小さな音を立てる。
「ん、はぁ……。やっぱり、硬くなったままなのね?」
「当たり前だろ、こんなの……」
エロ過ぎるんですよ、雪ノ下さんは。俺は言葉を続ける代わりに、雪乃の両脇に手を入れて腰を振り始めた。雪乃の膣襞が竿を愛撫する感覚は、コンドーム越しでも十分過ぎるほどの快楽を俺に与えてくれる。
「は、あぁ……。雪乃の中、いつもより狭くない?」
「あ♡ ん……。どうかしら。私も、興奮しているのかも」
艶っぽく笑う彼女は、陽乃さんが時折俺に向けるものとあまりにも同質で、思わずゾクリとした。挿入して少し動いただけなのに、まるでグラウンドを一周全力で走ったかのように心臓は暴れまわっていた。
「少し、暑いわね」
そのままゆっくりと腰を振り続ける俺の目の前で、雪乃はそう言ってブラウスのボタンを上から外し出す。三つだけボタンを外すと、白いブラジャーとそれによって作られた谷間が、わずかに形を変えている。
「ん♡ ふふっ、さっきから見過ぎよ」
いやこれ完全に見せつけてるでしょ……。と心中ひとりごちるが、何も言い訳できない。決して大きくはないが形もよく、揉めば柔らかく潰れるゆき乳が僕は大好きさ!(ニッコリ)。
思わず乳房に手を伸ばすと、パチンと音を立てて俺の手は払われる。
「あいったぁ……」
「誰が触っていいと言ったかしら?」
大して痛くはなかったがお決まりとしてそう言うと、雪乃は愉しそうに俺を見ていた。試すようなその目に、思わずドクンと心臓が跳ねる。
「……雪乃さんのおっぱいを触らせて下さい」
「……いいわ。触ることを許可しましょう」
完全に雪乃の手中に収められてしまった俺は、手の平の上で転がされっぱなしだった。しかし許可を得られたのならあとはゆき乳を堪能するだけだ。俺はブラウスとブラジャーの上から、優しく彼女の胸を揉みしだく。
「あ♡ ん……♡ ふっ、ぁ……」
雪乃の胸を揉み始めると、俺は彼女の奥を突くストロークを深くした。堪らずといった調子で漏れる雪乃の嬌声が、耳朶を愛撫するかのようだった。
「雪乃……」
「あっ……。ちょっと」
俺は雪乃のスカートの中からブラウスを引き抜くと、裾から手を入れてブラのホックを外した。彼女を脱がす事に関しては、もうお手の物である。
「はぁ、あ♡ んっ♡ ん♡ あ……♡」
ブラウスの中でブラジャーをずらすと、俺は服の上から雪乃の胸に触れた。もーみもーみとゆき乳を堪能しながら、思わず腰の動きが速くなっていく。
「う、あぁ……。これ、もう出そう……」
俺はいつしかパンパンと鳴り出した結合部を見ながらそう言った。ガッチガチになった肉棒が抽挿される様は、セックスという行為をよりリアルに感じて頭がおかしくなりそうだった。
「あ♡ ん♡ は♡ぁあ♡ 駄目よ。もう少し頑張りなさい」
雪乃は俺の背中に手をまわすと、抱き寄せながら俺の目を覗き込んでくる。頭にかけられていた雪乃のショーツがソファの背もたれに落ちて、ペニスがまた一段と硬くなった気がした。
「はぁ、はぁ……。いやマジ、これもう持たないって……」
雪乃に見詰められながら、俺は腰振りに合わせてせり上がってくる精液をどうどうと宥めていた。こんなあられもない姿を見せられて我慢しろなど、拷問に近い。
「ん♡ あぁ♡ん♡ あぁ……♡」
なんとか我慢できるギリギリのスピートで腰を振り続けていると、雪乃の喘ぎ声も甘く高くなってくる。脳に響くその声まで、俺に射精しろと急かすかのように刺激を与えてくる。
「あ♡ん♡ そろそろ、いいわよ♡ あ♡ 射精を、許可してあげる」
いつもよりは多少余裕のある表情で、雪乃は俺に射精する事を許した。対する俺は余裕の余の字もなければ限界など等に突破している。
「は、ぁ、出るっ、雪乃っ、イクっ!」
「あぁ♡ん♡ 比企谷、くんっ♡ あ♡ 私、もっ♡ あ♡ あぁっ♡」
ビュプッ! びゅっ、ビューッ、ビュルルゥっ!! ドピュゥッ、びゅっ、ビューッ、びゅーっ!!
雪乃の最奥までペニスを突き入れると、ドクンドクンとそれを脈打たせた。滾ったものが放出されていく快感に身を任せて、幾度となく雪乃の膣内で熱いものを出していく。
「は、あぁ♡ 比企谷くんの、まだ射精してるのね♡」
ビュルルッ、びゅっ、ドピュッ!! びゅっ、ビューッ、びゅるるっ、ドプッ、ドピュゥッ!!
雪乃に抱き寄せられながら、俺は出せるだけの生殖液を彼女の膣内で発射する。ゴムの先に溜まっていく精液が亀頭を包む感触ですら、射精を促してくるようだった。
「はぁ、はぁ……」
息を荒くしながら、雪乃に抱かれその乳房に顔を埋めた。ブラウス越しの柔らかさが、俺の頬を包む。ああ、やっぱりゆき乳最高……。
しばらくそうしていると、一度萎えようとしていたペニスは完全に力を失うことなくまた硬くなってくる。これはもう、我慢できませんね。
「雪乃……」
俺はゴムを取ると、中身がこぼれないように口を結んでめくれ上がっていたスカートに置いた。剥き出しの肉竿は反り返り、ビクビクと元気よく脈打っている。
「……もう一回」
「え……ちょっと、比企谷く、んっ♡」
ぬるんとそのまま雪乃の最奥までペニスを入れると、それをビクビクと脈打たせた。それがどういう意味か分かっているのに、頭は理解しようとしていなかった。
雪乃の膝裏を支えると、彼女の脚を大きく開かせてズンズンとそれを突き入れる。
「待っ、て♡ 比企谷くん、ゴム、をっ♡ あ♡ あぁっ♡ん♡」
「すぐイクから」
なんの答えにもなってないなと思いながら、裸の雪乃の膣内を往復する。三回も射精した後だと言うのに、むしろ感度は上がっているんじゃないかと思うほど気持ちいい。
「あぁ♡ あ♡んっ♡ 比企谷くん、ダメ♡ あ♡ 生は、あ♡ダメになっちゃうからぁっ♡」
いやどんな理由だよと思いながらも、その言葉に脳を蕩かされて腰を止められない。射精寸前でカチコチになったモノで、執拗なまでに雪乃の最奥を突きまくる。
「は、あぁ……。やっぱこれ、気持ちいい……」
「ああ♡ んっ♡ 待っ、てっ。ねえ、これ強い♡ ん♡ あぁぁっ♡」
雪乃は生のペニスに突かれまくり、息も絶え絶えの様子だった。さっきから明らかに膣内の締め付けも強くなって来ていて、俺の方も相当にやばい。
パンパンと音が鳴るほど激しく腰を打ちつけていると、あれだけ出したというのにもう精液がせり上がってくる感覚がある。やはりこのまま中に出してしまうのはまずいという感覚があると、常よりずっと早くなってしまう。
「はぁ、う、ぁ……もう、イキそ……」
雪乃を突きながらその顔を見ていると、彼女は不安そうに見上げてくる。快楽に濡れた瞳で見られると、ゾクゾクと邪な気持ちが湧いてくる。
「あぁ♡んっ♡ 比企谷くん、外に……」
「無理だ」
俺はそう言うと、ピストンの速さは変えないままストロークを深くさせる。ずっぷずっぷと勃起した肉棒が出し入れされる様は、いつもの雪乃からは想像もできないぐらいいやらしい。
「だ、めぇっ♡ 比企谷、くんっ♡ 中は、本当に駄目だから、ぁあぁっ♡♡」
雪乃も絶頂が近いのか、背中をビクビクと仰け反らせながら嬌声は大きくなっていく。その煽情的な姿に、俺も段々と追い詰められていく。
「あ♡ん♡ は、あぁぁっ♡ ん♡ 駄目、イ、クっ♡ あ♡ あぁ♡ ああぁぁああっ♡♡」
俺がイクよりも少しだけ早く、雪乃は絶頂に達した。湧いてくる快感に身体の底から震わされるかの如く、その細くて白い身体は跳ね回る。
「はぁ、はぁっ、雪乃っ、俺も、出るっ!」
「あ♡あ♡ 駄目、中は、あぁ♡んっ♡♡」
そうだ、中は流石にまずい。そんな事は俺だって分かっている。だから別の中なら、そこもそこできっと気持ちいいだろう。
俺は雪乃の膣内から裸のペニスを引き抜くと、彼女の履いたニーハイの裾を摘み上げる。太ももとニーハイの間に射精寸前の肉棒を滑り込ませると、俺はニーハイを摘んでいた指を離して腰を振り始める。
「は、あ、出るっ、イクっ!」
ドプドプッ、びゅっ、ビュルッ、ドプゥッ。びゅっ、ドプッ、びゅっ、ビュクゥッ! びゅっ、ドプゥッ!!
俺は雪乃の太ももとニーハイに締め付けられながら、滾ったものを放出する。ドプドプと発射された生殖液は、その中から染み出してドロリと垂れていく。
「はぁ、はぁ……比企谷、くん……?」
「う、おぉ……。まだ、出る……っ」
ビュプゥッ、びゅっ、ビューッ、ドプッ、ビュルルゥっ!! びゅっ、ビューッ、びゅるっ、ドプッ、ドプゥッ!!
呆気に取られている雪乃に見詰められながら、俺は出せるだけの精液を彼女のニーハイの中にぶちまける。その黒い中でびくんびくんと肉棒が蠢く度に、白濁液が染み出してくる。
「は、あぁ……。すげぇよかった……」
ぬるんと射精の終わったペニスを引き抜くと、雪ノ下は心底汚い物でも見るような目で俺を見ていた。……あれ? おかしいな、ちゃんと彼女の希望と俺の希望を叶えたのに、なんかドン引きしてない?
「避妊せずに挿れただけで飽き足らずそんなところで出すなんて……。比企谷くんはお猿さんか何かなのかしら? いえ、猿でもそんな馬鹿な真似はしないわね」
ドン引きな上にマジオコ気味だった。おかしいな、あんなエロい絶対領域を見せられてニーハイに射精したいと思わない男なんているのか?
「比企谷くん、座って」
「あ、はい……」
ぽんぽんとソファの座面を叩かれて、俺は素直に雪乃の隣に座った。雪乃はまとわりつく精液の感覚が気に入らないのか、せっかくのニーハイを脱いでしまう。もうニーハイ脱いでしまうんなら全裸の方がいいと思います。それある。
けどこれ、絶対怒られるやつだよなぁ、と思って雪乃を見ていると、俺の視線に気付いた彼女はふっと不敵に笑った。そして何を思ったか、その顔が視界いっぱいになるまで近づいてくる。
「ん……」
雪乃は俺の唇を舌で押し開くと、口内を蹂躙するように悩めかしく動かした。突然の積極的なキスに、俺の落ち着きかけていた心臓は再び早鐘を打ち出す。
「今日は私の番ってこと、忘れたの?」
「……いや、ね? 雪乃さんがえっち過ぎてですね……」
「そう。じゃあまたさっきみたいに無理やりされてしまうのかしら?」
攻勢に出だした雪乃は、そう言って俺の萎えようとしてペニスを握った。シコシコとそれを擦り上げながら俺の脚の間に入ると、その小さな唇で硬さを失いかけているモノを咥え込んだ。
「んっ、んぅっ、ん……」
「う、おぉ……」
今日初めてのフェラチオに、俺の息子はグイーンと一気に硬くなってくる。我ながら現金過ぎて、笑えてくる。
「ん、んぅ……。もう硬くなったわ。流石は変態で絶倫の比企谷くんね?」
雪乃は唇と亀頭に唾液の糸を引かせながら、そう艶笑した。ソファに置きっぱなしだったコンドームの箱から一つ包装を取り出すと、それを破って薄っぺらいものを俺の分身にかぶせた。するすると避妊具を装着される感覚すら快感に変わって、ごくんとまた唾を飲み込んだ。
「今度は私が動くわ」
雪乃はそう言ってスカートを脱ぐと、下半身だけ裸になる。白磁の肌と細い脚がぼんやりと照らされて、欲情しているのと同時に感動する。やっぱりこの子、美脚過ぎるんだよなぁ……。
「ん……」
ソファに座ったままの俺に跨ると、雪乃はペニスを握って腰を落としていく。相変わらず侵入を拒むかのように狭い膣内を、硬さを取り戻したペニスで分け入っていく。
「あ……♡ ん、はぁっ♡ 奥まで、届いてるわ……」
雪乃は俺と目が合うと、そう言って艶やかに笑う。さっきまで俺に責められていた彼女は一体どこに行ったんだと思うぐらい、その表情は蠱惑的で底が知れない。
「う、ぉぉ……」
ぐりぐりと雪乃が腰を動かすと、俺は思わず喘ぎを漏らした。ひょっとしたら、この体位でするのは初めてだろうか。
「あ♡ ん……。可愛い反応ね」
前を見れば不敵な笑みを浮かべる雪乃と目が合い、下を見ればはだけたブラウスから胸の膨らみが見える。これは想像していた以上に、やばい。
「もっと激しくしてみても大丈夫?」
そう雪乃は聞いてくるが、俺が答える前に腰を浮かせるとさっきよりも激しく腰を上下に振り始めた。振り下ろされたハンマーのような衝撃と気持ちよさが、俺の中を駆け巡っていく。
「は、あぁ……。これ、すげぇな……」
自分でセックスのペースを掴めない分、射精のコントロールがまるで利かない。背中を駆け上がる快感が、快楽を伝える神経を焦がしていくみたいだった。
「あぁ♡ん……♡ ねえ、ひょっとして射精しそうなのかしら? 出してしまう前みたいに、硬くなってるわ」
雪乃は俺の頭に腕をかけると、抱き寄せるようにしながらずんずんと上下に腰を振る。立ち上ってくる彼女の色香が鼻腔を擽り、ペニスはビンビンに張り詰めていた。
「うぉ、ぉお……。なあ、もう出していいか?」
「いいわけがないでしょう?」
一応そう訊いたのだが、当然のようにそれが聞き入れられる事はなかった。雪乃だってさっきあれだけ絶頂した後だから、イキ易くなっているはずなのに、どこか余裕すら感じられる。
「あ♡」
俺はせめて伝わる快感の強さだけはセーブできないかと雪乃の腰を持つと、彼女は思わずと言った様子で嬌声を漏らした。……前言撤回。やっぱりこいつも、余裕ないな。
「ん……♡ 私から逃げちゃ駄目よ、比企谷くん」
「は、あぁ……。逃げねぇよ……」
というか逃げられるわけないだろ、この状況で。というか気持ちよすぎて、今引き抜かれたら物凄い情けない顔を晒す自信がある。
雪乃はいつしか息を荒くさせて、必死に俺の上で腰を振っていた。煽情的なんて言葉一つでは足りないほどの光景に、俺のペニスはずっとパンパンになったままで睾丸もせり上がってきている。
「あぁ……♡ 感じているあなたの顔は、本当に可愛いわね」
そう言うと俺の鼻の頭にチュッとキスをした。そしてそのまま顔を下にずらすと、また舌を口内に挿し込んでくる。
「ん♡ はぁ♡ れろ♡ん♡ はぁ……♡」
激しいディープキスに脳を蕩かされている間に、雪乃は目を蕩けさせていた。どこか陶然とした様子の彼女は、やはりあの時と一緒の痴女のんの雰囲気がある。
「は、うぁ……。やっぱもう、出そうなんだけど……」
「ん、あぁっ♡ 比企谷くん、敬語を忘れているわよ?」
嗜虐的ですらもある視線に、思わずゾクリとする。ああ、やっぱりガンガン突きまくって息も絶え絶えになっているゆきのんも良いけど、痴女のんのエロさはいかんとも御し難く、それがいいまである。
「射精したい時は、どういいのかしらね? あ♡ ん、はぁ……♡」
「うぉ、は、あぁ……。射精させて下さい……」
俺の嘆願に、雪乃の口角が引き上げられる。小悪魔じみた表情は、普段の清楚さとは正反対で、その刺激だけてイッてしまいそうだった。
「どこに? どうして射精したいの?」
「は、おぉ……。雪乃さんの中に、もう限界だから射精させて下さい……」
俺の答えに、くすりと雪乃は笑いを漏らした。次の瞬間から、雪乃の身体は跳ね回るように激しく上下に動かされる。
「いいわ、比企谷くん。あ♡んっ♡ 射精しなさい、私の中で♡」
ソファがぎっ、ぎっと小さく悲鳴を上げる。はだけたブラウスから雪乃の胸が幾度となく覗き、蠕動する膣内に導かれて精液がこみ上げる。
「う、あぁ……。出るっ、は、あぁ……っ!」
「ん、は♡あぁっ♡ 私も、イク♡ あ♡ あぁぁっ♡♡」
ドパァッ、どぷっ、ブピュッ!! びゅっ、ドプッ、ドピュゥッ!! ビュルルッ、びゅっ、ドピュゥッ!!
雪乃の狭い膣内で肉棒を暴れまわらせると、俺はビュービューとその中で精を発射した。コンドームをしているというのに解けて一つになってしまいそうな感覚に包まれながら、幾度となく濁流を放出する。
「あぁ♡ 凄い、わ♡ あ♡ いっぱい、出て♡るっ♡ あぁ♡♡」
びゅプッ、びゅっ、ドぷっ、ビューッ! びゅっ……ビュクッ! ドプッ、ドピュゥッ!!
快楽と悦楽に濡れた雪乃の瞳を見ながら、俺は最後の一滴が出るまで彼女の中で脈打っていた。搾り尽くされるような感覚の中で、どくんどくんと肉棒と心臓だけが元気に動いていた。
「は、あぁ♡ きっとまたたくさん出したわね」
雪乃はそう言うと、腰を上げてペニスを引き抜いた。途端にズリュッと先っぽに精液を溜め込んだ避妊具が現れ、ペニスはゆっくりと萎えようとしていた。
「やっぱり、凄い量よ」
俺のペニスからコンドームを外すと、雪乃は何を思ったのかその口を縛る事もしないまま俺の口に咥えさせてくる。
いやこれ、俺の精子入ってんですけど……。いや、咥えてる方は雪乃側だからまあいいか。などと考えていると、雪乃はソファに置かれたままだったスマホを手に取り、パシャリとその変態チックな絵面を写真に収めた。
「……何してんの」
俺はコンドームを摘み取ると、雪乃に批判の目を向けた。対する雪乃は俺の視線を気にした様子もなく、画面の中の変態野郎を見せてくる。
「もしも私と別れるなんて言い出したら、この写真をばら撒くわ」
「…………」
本当、マジかよこいつ。本気で言っていたら怒るべきところなんだろうが……愉悦に混じりの笑みは、俺のダメ人間発言に軽口で返す時と同じものだった。
「言うわけねぇだろ。消せ」
「嫌よ。絶対」
雪乃はさっとスマホをロックしてソファの座面に置くと、チュッとわざとらしい音を立てて俺の唇を
「でもその言葉は信じてあげる」
ふわりと微笑んだ雪乃の顔は、蠱惑的な小悪魔からいつもの天使に戻っていた。その豹変ぶりに、心臓を鷲掴みにされた気分だった。
「私からも、絶対に言わないから」
そう言って笑った雪乃を抱き寄せると、今度は俺から唇を寄せる。
甘く、ただただ蕩けるように。
俺たちはいつまでも唇で熱を交換し合うのだった。