俺、下山大輝は仰向けに寝ていた。だが、ただ寝ている訳ではない。
俺の周りには12人の女子高生たちがいる。
12人全員が美少女だ。それもとびきり可愛い子ばかりだ。そんな子が下着姿のまま俺に抱きつき体中を愛撫してくるのだ。
男なら誰もが夢見る光景だろう。実際、俺もそう思っていた。
しかし、今の状況では悪夢でしかない。
(どうしてこんな事に)
俺はこの異常な状況を思い出していた。
今日、俺はいつものように学校から帰宅して部屋に入った。そして、そのままベッドに倒れこみ眠ってしまったはずだ。
なのに目が覚めたらこの状況だった。
最初は何かのイベントなのかと思ったけど、どう考えてもおかしい。
一体何が何だかさっぱりわからない状態だった。
ただ、これだけは言える。
『このままじゃヤバイ』と。幸いと言うべきか分からないが、彼女たちの姿はない。
だから今の内に何とか逃げ出そうとしたのだが―――
「え?」
気が付くと俺は天井を見上げていた。
正確には誰かに押し倒されている。
慌てて起き上がろうとしたが両腕を押さえつけられた。
「なっ!?」
「うふふ、やっと捕まえたわよ~」
その声を聞いた瞬間、背筋に冷たい物が走った気がした。
恐る恐る顔を上げると見知った顔があった。
「みんな…なんでここに」
そこには虹が咲学園スクールアイドル同好会のみんながいた。
しかも何故かみんな下着姿で俺を見下ろしていた。
「なんでって決まってるじゃないですか。私たちずっと待ってたんですよ?先輩が来るのを」
黄色の下着を着た少女、中須かすみが笑顔で言う。でも目は笑っていない。むしろ怖いぐらいだった。
他の子たちも同じような目をしている。
「いや、ちょっと待ってくれ!そもそもここはどこなんだ!」
俺は必死になって叫んだ。
すると、今度は別の方向から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ここか?ここはお前の精神世界だよ。山下大輝」
振り返るとそこにはもう一人の俺、つまり分身体が立っていた。
「精神……世界だと?」
「ああそうだ。俺たちが作り出した理想の世界さ」
「そんな馬鹿な……」
俺は思わず呟く。
信じられない話だけど、目の前にいるのは間違いなく自分自身だ。
それに俺は確かに現実で眠りについたはずなのだ。それが何故こんな事になったのか全く理解できない。
「まあ無理もない事かもしれないが、今はこの状況を受け入れるんだな」
「受け入れるったって……」
「大丈夫よ、私たちはちゃんと優しくするから♪」
ピンクの下着を着た上原歩夢はそう言うと顔を近づけてくる。
彼女の唇が自分のそれと重なりそうになった時、俺は咄嵯にそれを避けた。
「あら?」
「ねえ、何で逃げるの?」
避けられた事が意外だったらしく黒の下着を着た宮下愛、青の下着を着た朝香果林は首を傾げた。
「悪いけど、こういう事は好きな人としかしない主義なんだ」
正直言って女の子に迫られるなんて初めての経験だしドキドキしている。
けど、ここで流されてはいけないような気がした。
「へぇ~そうなんですね。でも私知ってますよ?先輩にはもう心に決めた人がいる事を」
そう言ったのは水色の下着を着た桜坂しずくだった。
「どういう意味だ?」
「そのままの意味だよ。だって大貴君、毎日その子の事ばかり考えているじゃない」
「……」
オレンジの下着を着たエマ・ヴェルデに言われたがそれは否定できなかった。
「という訳で大輝くん、これからたっぷり楽しませてあげますから覚悟してね~」
紫の下着を着た近江彼方が迫ってくる。
「ちょ、何をするつもりだ!?」
嫌な予感がしたので慌てて起き上がろうとするが両手両足を押さえつけられ身動きが取れなかった。
そして――
「んぐぅっ!?」
またキスされた。しかも今回は舌まで入れられ完全にディープキスである。
あまりの事に頭が真っ白になる。抵抗しようにも体が動かないためされるがままの状態になっていた。
やがて、長い口づけが終わるとかすみたちは体を離す。
「ぷはぁっ、はぁ、はぁ」
「うふふ、どうです?気持ちよかったでしょう?」
「これが私たちの力よ。あなたはもう逃げられないわ」
「観念したら?」
「……」
どうやら本気らしい。
だが、諦めるわけにはいかない。彼女たちが何者なのかは知らないけど、
「とにかく、俺はここから出るぞ!」
「無駄よ。今の貴方は夢の中にいるようなもの。だからここではどんな事もできるわ」
「何?」
「例えばこんな風に」
灰色の下着を着た天王寺璃奈が合図すると、いつの間にか部屋の隅に白い扉が現れていた。
「これは?」
「その扉は出口です。そこに行けば現実世界に戻れますが通ると二度と戻ってこれなくなってしまいますよ」
「!?」
赤の下着を着た優木せつ菜こと中川菜々のセリフに俺は絶句した。
どうやら彼女たちは本気で俺を逃さないつもりらしい。
(冗談じゃない!)
俺は必死になって考えた。この窮地を脱する方法はないのか?
「さて、そろそろいいかしら?じゃあいくわよ」
「え?」
次の瞬間、俺はベッドに押し倒された。しかもただ押し倒すだけではない。
彼女だけでなく他の子たちまでもが俺の上に跨ってきたのだ。
「うふふ、これで逃げ場はなくなったね」
緑の下着を着たミア・テイラー、
「大人しく私たちの相手になりなさいよね」
紺色の下着を着たショウ・ランジュ、
「お手柔らかにお願いします」
白の下着を身に着けた三船栞子…
俺の視界いっぱいに彼女たちの下着姿が映る。
その姿を見ただけで心臓の鼓動が早くなった気がした。
そして何をされるのかと期待半分、不安半分で待ち受けていると、予想外の刺激が彼を襲った。
「ひゃあっ!?」
思わず変な声が出てしまう。
なんとみんな一斉に一斉に俺の体を舐め回していた。
「あ・・・ああ、やああ・・・」
俺は初めての感触に思わず声を上げる。
「あら?もしかしてこういう事は初めてかしら?」
「うふふ、可愛い声で鳴きますね先輩♪」
「ならここはどうかな?」
かすみと愛はそう言うと今度は乳首を甘噛みしてきた。
「くあぁっ!?」
痛みと快感が入り混じった感覚が体中を走る。
そんな状態なのに他の女の子たちは休む事なく首筋、耳、お腹、指先、足など全身隈無く舌と唇で蹂躙し続ける。
「んちゅ、はむ、ちゅうぅ~」
「うぁ、あふ、あううっ」
「ダイダイったら乳首弱すぎ~」
「乳首吸われて喘いでるなんて女の子みたいですね」
かすみと愛は乳首を責め続けている。
「ぺちゃ、ぴちゃ、じゅぱ、ぶぢゅっ!」
「大輝さんの指、おいしいです」
「思ってたよりボリュームは少ないけどまあいいや」
せつ菜とミアは大輝の指をしゃぶっていた。
「ここはどうかしらね?」
「くすぐったそうにしてる」
果林と璃奈は大輝の足を舐めている。
「アン…!」
「あなたは耳が弱いみたいですね」
「じゃあこうしてあげよう」
栞子と彼方は耳を責め続ける。
「あなたのお腹も締まってておいしそう…」
「そうですねえ」
更にランジュとしずくが腹部辺りを舐め回す。
「へぇ~ここが男の人の大事なところなんだぁ」
歩夢とエマは大輝の男根を凝視している。
「ちょっと待ってください!それはまだ早いです!」
「いいじゃないですか。せっかくの機会なので見せてよ」
「ほら、こっちの方もいいかな?」
「そこはダメです!汚いから…」
「そんな事ないよ。大輝くんのおちんちん美味しいよ」
歩夢は玉袋を口に含んでいた。
「こうやって舐められるのは初めてだよね?もっと感じて」
「こんなに硬くなってるよぉ」
「ほら、ここなんか凄い事になっちゃってますよ」
「やめてぇ、そこは、ダメぇ……」
せつ菜とミアは大輝の勃起したペニスを弄りまわす。
「そろそろ限界じゃないかしら?もう出そうなんじゃなくて?」
「そうだね。じゃあそろそろクライマックスに行こうか」
「私も準備万端だよ」
「じゃあみんなで一緒に行きましょう!」
『せーの』
「「「「「「イけ!!!!!」」」」」」
その瞬間、彼女たちが大輝の股間に群がってきた。
「んああああああ!」
股間を舐められ、扱かれ、強烈な刺激を受けて遂に射精してしまう。
今まで経験したことのない量と勢いで精液が流れ出る。
しかも彼女たちは俺の出したものを口で受け止めていた。
一体どれほどの量が出たのかわからない。
それほどまでに気持ちよかった。
しかし彼女たちはまだまだ満足していないようだ。
それから何時間たっただろうか。
ようやく女の子たちの責めが終わった。
一体何度果てたかわからない。
もう体力の限界だった。
すると、視界が急に真っ暗になった。
「こ…今度は何だ…?」
するとあっという間に意識は遠のいていった…。
それから数分後――
俺は自分の部屋にいた。
「こ、ここは……」
「俺は確か……そうだ!あの時みんなに襲われて……」
そこでようやく思い出した。
俺は彼女たちに襲われたんだ。
だけど全部夢だったんだ。
「良かったぁ~ちゃんと現実に戻ってこれたんだぁ~」
安心して胸を撫で下ろす。
だが何か違和感を感じる。
「でも本当に夢落ちなのかな…ヤケにリアルだったし…」
それに何故か下半身に違和感があるような気がする。
恐る恐るズボンを脱いでみる。
パンツには大量の染みができていた。
「うわあああ!」
まさかと思いトイレに行って確認したがやはり漏れてしまっていた。
「うう……恥ずかしすぎる……」
その後、着替えて証拠隠滅をしてベッドに戻った。
「はあ……疲れた。今日は寝るか」
目を閉じて眠りにつく。
「お休みなさい」
そして俺はそのまま深い眠りについた。
朝起きると気分爽快だった。
でも昨日見た夢のこともあって、歩夢たちとはしばらくまともに顔を合わせることもできなかった…。