〜もし望まぬ性行為を強制できる社会だったら〜 モラルハザード ❤️少子化対策特別法公布!エロイラスト付❤️ 作:みなぽん
大森隆史 少子化対策局局長
綾瀬 凛 少子化対策局次長 霞ヶ関の才媛 大森の秘書
小布施 千秋 大学1年生 少子化対策局戦闘エージェント 元少女兵
佐瀬 郁代 高校2年生 少子化対策局JKエージェント ニンフォマニア
藤宮 絵里 大学3年生 少子化対策局謀略エージェント 逆レイプ常習者
霞が関の厚生労働省別館、通称「M棟」の最上階は、常に重苦しい靜寂に包まれていた。窓ガラス越しに見下ろす東京の街は、老化と縮小の恐怖に怯えながらも、今日も疲れた呼吸を続けている。
「大森局長、本日第三便の『適格者』が到着いたしました。南米・コロンビアからの不法入国グループです。男性三名、女性四名」
綾瀬凛は、手元のタブレットの画面をスワイプしながら、感情の欠落した声で報告した。彼女の冷徹な美貌と、タイトに仕立てたグレーのスーツは、この国の行く末を統括する官僚に相応しい鎧だった。
少子化対策局局長、大森隆史は革張りの回転椅子に深く沈み込み、ニヤリと笑った。「男性は即時強制送還だ。だが、女性は……そう、我が国の『新産業資源』だ。特に若い子はね」
「既にセレクション会場へ搬入されています。本日の買い手は、東北と九州の青年団から選抜された者たちです。地方の過疎化と嫁不足は、もはや限界点を超えていますからね」
綾瀬の口元が微かに歪んだ。それは笑みとも、嘲笑ともつかない弧を描いた。
この国が打ち出した『少子化緊急特別措置法』。その一環である『異邦人母体資源化プロジェクト』は、密入国という犯罪行為に対する残酷なまでの非対称な罰則を定めていた。男は法に従い叩き出される。だが、女は違う。日本国籍の男と婚姻し、子を産むことを条件に、特別在留許可が与えられるのだ。法の網の目から逃れた彼女たちは、国家公認の『子産み機』として、この急速に老いていく国の血肉に組み込まれる。
成田の入国管理局地下二階。冷たいコンクリートの廊下に、女性たちの慄く足音が反響する。彼女たちの手首には電子タグが巻かれ、自由を奪われていた。
「ねぇ、ホセは? ホセはどこへ連れて行かれたの!?」
スペイン語で叫んだのは、マリアという名の二十歳の女性だった。豊かな黒髪、泣き濡れた琥珀色の瞳。南米の太陽の下でしか育まれないような、瑞々しい肉体。彼女の恋人であるホセは、別室へ連行されたきり、戻ってこない。
マリアの抗議に応じたのは、小布施千秋だった。元・紛争地帯の少女兵からスカウトされた少子化対策局の戦闘エージェント。まだ大学一年生の顔に、似合わぬ殺気が張り付いている。
「男はもう日本にいないわ。あなたがこの国の許可を得るには、日本の男の子供を産むしかないのよ。大人しくしなさい」
小布施が手首を捻り上げると、マリアは痛みに蹲った。その様子を、防犯カメラ越しに眺める男たちの喉が、ゴクリと鳴った。
特設会場『マリッジ・リング』。そこは、かつて倉庫だった広大な空間に作られた、異様な市場だった。中央のステージには強化ガラスの部屋が設けられ、その内側に不法入国の女性たちが隔離されている。ガラスの外には、約五十名の日本人男性が、まるで初物の果実を待つ飢餓した獣のように群がっていた。
彼らは地方の農村や漁村から集められた青年団の男たちだ。日照りに干された田んぼのように、彼らの人生は乾き切っていた。嫁が来ない。子ができない。過疎化に呑まれ、自らの存在が消えゆく恐怖に怯える男たち。その欲望は、今、目の前で震える異国の少女たちへ向けられ、煮えたぎっていた。
「いやぁ、参りましたな。あの黒髪の娘、まるで聖母マリアみたいだ。俺の村の神社に奉りたいくらいだ」
「アンタの神様は粗末なお社だねぇ。俺が貰う。俺の女にするんだ」
男たちの下卑た笑いと貪欲な視線が、ガラス越しに女性たちを舐め回す。彼らはこれから行われる『品定め』と『奪取』の主役だ。
「さあ、皆さん。本日のオークションを開始します」
場内アナウンスと共に、ステージの照明が落ち、スポットライトがマリアを捉えた。ガラスの壁が無機質に開く。マリアが逃げようとした瞬間、背後から佐瀬郁代が抱きついた。
「どこ行くの? ここがあなたの新しいお家だよっ」
高校二年生にして少子化対策局JKエージェント、佐瀬は、マリアの耳元にねっとりと舌を這わせた。清楚に見える彼女自身も、この背徳的な状況に潤み、熱を帯びていた。
「ねえ、見て。あんなに男の人たちがあなたを欲しがってる。凄いね。精 子 の 波 波 に溺れちゃいそう……っ」
佐瀬はマリアの太腿を指先で擦り付けながら、陶酔した表情で男たちを見下ろした。マリアは恐怖し、身を縮めることしかできない。
そこへ、藤宮絵里が優雅な足取りで現れた。大学三年生の謀略エージェント。彼女はマリアの首根っを掴むと、男たちの方へと顔を向けさせた。
「ごきげんよう、紳士諸君。この子は『商品A-03』。処女です。心も体も、誰の痕跡も残っていない真っ白なキャンバス。あなた方の欲望で、この子を日本の母に染め上げなさい」
藤宮の声は、冷酷でありながら、男たちの性を逆撫でする甘美な響きを持っていた。彼女自身もまた、男を逆レイプして屈服させることに倒錯的な快楽を覚える捕食者だった。
「さあ、入札の代わりに、行動で示して。一番、強く、この子を欲する者が、彼女を手に入れるのよ」
その言葉は合図だった。五十人の男たちが、一斉にステージへ殺到した。
「俺のものだ!」「俺の田んぼを耕させるんだ!」「俺の女房にする!」
男たちの荒い息遣いと、獣のような咆哮。
マリアの視界は、欲情に充血した男たちの顔で埋め尽くされた。逃げ場はない。
小布施が出口を塞ぎ、佐瀬と藤宮がマリアの手足を拘束する。
「いやっ! 離して! ホセ! 助けて!」
マリアの絶叫は、男たちの熱狂にかき消された。最初の男が、荒々しくマリアの胸を鷲掴みにした。
「いい匂いだ……日本の匂いをたっぷりつけてやる」
男は泥と魚の臭いが染み付いた厚い手で、マリアの服を引き裂いた。白い肌が露わになり、男たちの歓声が上がる。それが合図のように、次々と男たちがマリアに群がり、その滑らかな肌に唇を押し付け、手這いした。
マリアの脳裏に、別室へ連れて行かれた恋人ホセの顔が浮かんだ。彼は今頃、強制送還のバスに乗せられ、この国から追放されているはずだ。彼女だけが残された。この飢餓した男たちの『苗床』として。
だが、マリアは知らなかった。ホセは、まだこの建物にいたことを。
地下三階の取調室。ホセは椅子に縛り付けられ、絶望の中にいた。彼もまた、マリアと同じ運命を辿るはずだった。しかし、藤宮絵里は彼を『特別観察対象』として残していたのだ。NTRの愉悦を深く味わうために。
「マリア……マリア……」
ホセの唇から愛しい女の名が漏れた瞬間、藤宮がホセの耳元で囁いた。
「あら、あなたのマリアちゃん、今頃は上の階で、日本の男たちに回されるのよ。悔しい? 悔しいでしょうね。でも、あんたはここで私に犯されるの」
藤宮はスーツのボタンを外しながら、ホセの股間を踏みつけた。逆レイプの常習者である彼女は、男の抵抗と絶望を食い物にする悪魔だった。
「見てごらんなさい。上の階の様子を」
藤宮がタブレットをホセの目の前にかざした。画面には、マリアが大勢の男たちに弄ばれ、貪られる様が映し出されていた。日本の男たちの手が、唇が、舌が、マリアのあらゆる部位に伸びる
「ああ……いやだ……マリア……」
ホセの目から涙が溢れた。マリアが泣き叫ぶ声は聞こえない
「くっ、うぅ……」
ホセの股間が、屈辱と絶望の中で、歪んだ反応を示した。藤宮はそれを見逃さず、淫靡に微笑んだ。
「あら、こんな状況で勃起するなんて。あなたも変態なのね。よかったわ。私の相手にふさわしいわね」
藤宮はホセに跨り、その無力な男を最後の一滴まで搾り取るつもりだ。
マリア輪姦
いっぽうマリアには複数の青年団の男たちが、手を伸ばしていた。
マリアが悲鳴をあげる中、一人の男が突然マリアを突き飛ばした。男は他の男達を睨み付けると、自分のズボンを下ろし始めた。
マリアは怯えながら周りを見るが、助けはない。そんな様子を見て、青年団の男は薄ら笑いを浮かべ、マリアに襲いかかった。
「やめて……!」
マリアが叫ぶも、男は聞く耳を持たず、乱暴に彼女を押さえ込んだ。周囲の青年団の男達は、それを止めようとしない。むしろ、興奮しているように見える。マリアの抵抗は虚しく、男の手がマリアの衣服を剥ぎ取り始めた。露出した肌に、男の荒い息がかかり、全身に鳥肌が立った。
「助けて……誰か……!」
必死に助けを求めても、誰もにがそうとはしない。男は、そのままマリアの身体を貪るように攻め立てていく。初めて感じる異物感に、マリアは涙を流しながら耐えることしかできなかった。
激しい動きに合わせて、ベッドがギシギシと軋み、マリアの悲鳴と男の喘ぎ声が響き渡る。
「いやぁっ! やめてぇ!」
マリアの懇願にも関わらず、男は腰の動きを止めない。むしろ、さらに加速していく。男の汗と、マリアの涙が混ざり合い、マリアの意識は朦朧としていった。
「マリアちゃん、俺の子産んでくれよ」
やがて、男が一段と強い刺激を感じると同時に、マリアの中に温かいものが流れ込んできた。
「ハァ……ハァ……終わったぞ」
男は満足そうに呟くと、ゆっくりと立ち上がった。ぐったりとするマリアを見下ろし、下衆な笑みを浮かべながら去っていく。
「お前は孕ませた男の嫁になるんだからなぁ。わかってるよな俺のザーメンで妊娠しろよ。」
その後、別の男が近づいてきた。先程の男よりも逞しい体つきをしている。その男は、マリアの傍に座り込むと、慣れた手つきで衣服を脱がせていった。
「お願い……もう許して……」
涙ながらに訴えるが、男は全く意に介していない様子だった。むしろ、楽しそうに笑っている。
「何言ってんだ? まだ始まったばかりじゃねぇか」
そう言うなり、男は再びマリアを押し倒した。先程の男による凌辱で敏感になっていた身体は、新たな刺激を受け入れてしまう。男の巧みなテクニックにより、嫌悪感とは裏腹に、マリアの体は徐々に火照ってきた。
「ほら、感じてるじゃないか」
男の言葉通り、マリアの体は正直に反応してしまう。悔しさと恥ずかしさでいっぱいになった気持ちとは裏腹に、どんどん高まっていく。
「んっ……あっ……いやっ……ダメっ……!」
ついに限界を迎えたマリアは、大きく仰け反りながら絶頂を迎えてしまった。放心状態のまま横たわるマリアを見て、男は勝ち誇ったような表情を見せた。
「どうだ? 俺のテクニックは?」
その問いかけに対し、返事などできるはずもない。ただ呆然と虚空を見つめるのみだった。
「次はもっとすごい事を教えてやるぜ」
そう告げると、男はマリアの両脚を広げた。すると、その中心からは愛液が溢れ出ており、ヒクついているのが見えた。そこに指を入れると、クチュリという音とともに簡単に飲み込んでしまった。
「あんっ♡だめぇ〜っ♡そこぉっ♡」
今までに経験したことの無い快感に悶え苦しむ姿に気を良くしたのか、更に激しく責め立ててきた。Gスポットを中心に攻め続けると、すぐに潮吹きしてしまったようだ。
「ひゃうぅぅっ♡イっちゃいますぅぅぅ♡♡♡」
盛大に達してしまい、ぐったりとしているところへ追い討ちをかけるように挿入してきた。先ほどよりも大きく固くなったペニスによって、一気に奥まで貫かれてしまい、あまりの衝撃に意識を失ってしまいそうだ。
パンッ!パァン!!
容赦なく打ち付けられるたびに揺れる乳房。結合部からは泡立った液体が流れ出しており、部屋中に淫靡な香りが充満している。
「出すぞ……しっかり受け止めろよ!!」
ドピュルルルーーー!!大量の精子が出されてしまったようで、子宮口から逆流した分が溢れ出てくるほどだった。
「これであんたは俺のモノだ」
男は満足そうな笑みを浮かべる。
その後も数人の男たちに代わる代わる犯され、マリアの心は少しずつ壊れていった。涙は枯れ果て、抵抗する気力さえも失われていく。
「なんで……なんで日本なんかに……」
掠れた声で呟くマリア。もっと安全な国を選んでいれば。ホセと別のルートを選んでいれば。後悔だけが心の中を埋め尽くしていた。
夜が近づき、会場の男たちもまばらになり始めた頃だった。マリアは冷たい床に横たわり、虚ろな目で天井を見つめていた。
股間からは何人もの男たちの精液が流れ出し、床に小さな水たまりを作っている。
ふと、気配を感じた。しかし、これまでの男たちのように荒々しいものではなかった。おずおずとした、自信のない足音。
「あの……」
顔を上げると、そこにいたのは小柄な青年だった。作業着を着ているが、他の男たちのように日焼けしたがっちりとした体格ではない。色白で、眼鏡をかけたその顔は、どことなく気弱そうな印象を与えた。青年団の中では、異質な存在に見えた。
「俺、健太って言います……」
健太と名乗った青年は、マリアの裸体を見て顔を真っ赤にし、視線を泳がせていた。しかし、その瞳の奥には、他の男たちと同じように、抑えきれない渇望が宿っていた。
「もう……いいです……」
マリアは無力に首を振った。彼女はすでに、身を守るための衣服も、尊厳も、全てを奪われていた。健太であろうと他の男であろうと、今の彼女にとっては同じだった。
健太は無言でマリアに近づき、震える手でズボンのベルトに手をかけた。言葉はなかった。
ただ、欲望のままに、しかし酷く不器用な手つきでマリアの脚の間に身を潛めた。
「……ごめん」
小さな呟きと共に、健太はマリアの中に侵入した。これまでの男たちのような暴力的な勢いはない。だが、その行為は確かに彼女を犯すものだった。マリアは天井を見つめたまま、何も感じないふりをした。ホセの顔が浮かばない。ただ、体の中で蠢く異物だけが、無機質な現実として存在していた。
健太はすぐに果てた。短く息を呑み、マリアの中に欲望を吐き出すと、急いでズボンを直し、逃げるように去っていった。残されたのは、再び流れ出る白濁と、靜寂だけだった。
マリアは自分の腹に手を当てた。幾人の男たちの体液が注ぎ込まれたのだろう。自分の体が、もはや自分だけのものではない感覚。彼女はただ、愛しいホセに詫び続けた。
三ヶ月後。
厚生労働省別館少子化対策局の局長室で、大森は上機嫌でタバコを燻らせていた。綾瀬が手渡した報告書には、マリアの名前と共に、あるデータが記されていた。
「局長、マリアの妊娠が判明いたしました。DNA鑑定の結果、父親は『石田健太』であることが確認されました」
「あの長野のりんご農家の小僧か。大人しそうな顔して、一番やるじゃないか」大森が破顔した。
他の男たちの精子はことごとく子宮に定着せず、最後に無言で彼女を犯した気弱な青年の細胞だけが、マリアの子宮に根を下ろしたのだ。運命の皮肉か、または、最も生存本能の強い遺伝子が勝ち残ったのか。
「既に健太の住む村へ、マリアを移送する手配が完了しております。彼女は『特別永住許可』を得て、健太の妻として、日本の母となるのです」
綾瀬の声は、まるで新製品の出荷報告をするかのように冷徹だった。
地方の農村。一面に稲穂が揺れる風景の中に、古ぼけた一軒家があった。マリアはその縁側に座り、少し膨らんだ腹を撫でていた。目からは、もう涙は流れない。
遠くで畑仕事をする健太の背中が見える。彼は何も言わず、ただ黙々と土を耕す。二度とホセには会えない。
故郷にも帰れない。
腹の中には、自分を犯した男の子供が宿っている。それが、彼女がこの国で生きるための唯一の証だった。
夕暮れが近づき、冷たい風が吹いた。マリアは着物の襟を合わせ、ゆっくりと立ち上がった。台所からは、味噌汁の匂いが漂ってくる。彼女は鍋を火にかける。日本の、どこにでもある日常。しかし、その根底には、血と欲望と国家の打算が横たわっていた。
マリアは虚空を見つめた。腹の中の命が、微かに動いた気がした。それは、彼女の意志とは無関係に、この飢餓した国の血肉として成長していく。
いつか産声を上げるその赤子は、日本という国の歪んだ救済と、奪われた母の慟哭を、その血に抱えて生きていくのだろう。
⭐️ホセの訴え
コロンビア・ボゴタ。
南米特有の湿った熱気が、アムネスティ・インターナショナルの小さな事務所にも入り込んでいた。部屋の隅で、ホセ・カルデナスは両手で顔を覆い、震えていた。日本から強制送還されてから二週間。彼の体重は七キロ落ち、かつて恋人と笑い合った明るい瞳は、今や何かに怯える野良犬のように濁っている。
「カルデナスさん、もう一度だけ、お願いします。彼女の名前は?」
通訳を介して尋ねる調査員に対し、ホセはかすれた声で答えた。
「マリア……マリア・ガルシア。俺の婚約者です。日本の入国管理局で引き離されて……それから……」
ホセの言葉が詰まった。彼の脳裏に、藤宮絵里の淫靡な微笑みが蘇る。取調室で、彼女に跨られながら見せられたタブレットの映像。マリアが大勢の日本人男性に囲まれ、貪り食われるように犯されている光景。そして、自分自身もまた蹂躙された屈辱。
「彼らは、女性を『資源』だと言った。不法入国の女は、日本の男にレイプされ、妊娠すれば、合法的に在留できる制度があるんだ。マリアは……マリアは今ごろ、見知らぬ男の子供を身ごもっているかもしれない……」
机に突っ伏して嗚咽するホセの肩に、一人の女性がそっと手を置いた。
「キャサリン・ガードナーよ。国際人権法の専門調査員です」
三十五歳の彼女は、国境なき医師団での活動経験を持つベテラン調査員だった。引き締まった体躯、意志の強い碧眼。その美貌は、正義のために危険を顧みない勇気によって研ぎ澄まされていた。彼女が身につけているのは、グレーのパンツスーツと、ネックレス代わりの小さな十字架だけ。すべては現場での機動性のためだ。
「あなたの証言は、国際人道法に対する重大な犯罪行為を示しています。私はこれから日本へ飛び、現地調査を行います。日本の厚生労働省別館、通称M棟、そして『マリッジ・リング』と呼ばれる施設について」
キャサリンは手にした資料を捲った。そこに記された日本の出生率と、不自然に急増している移民女性の「行方不明」案件。彼女の目は、法で裁けない悪など存在しないと信じる光に満ちていた。
「必ず、マリアを見つけ出します。そして、この非道な制度の実態を、国際社会に公表する」
三週間後、東京・霞が関。
キャサリンは厚生労働省別館M棟の正面玄関に立っていた。事前のアポイントは取っていない。抜き打ちの現地調査である。パスポートとアムネスティの身分証を胸ポケットに、小型録音機はスーツの裏地に縫い付けている。
「ようこそ、キャサリン・ガードナーさん」
自動ドアが開くと同時に、若い女性の流暢な英語が響いた。高校生の制服を着た佐瀬郁代が、まるで待ち構えていたかのように微笑んでいる。その笑顔は純真無垢でありながら、底知れない狂気を秘めていた。
「アポイントなしと聞いてますが……どこで私の名前を?」
「知ってるよ。コロンビアのアムネスティ事務所から、ずっと監視してたからね。あなたが飛行機に乗る前から」
佐瀬が指を鳴らすと、背後から腕が伸びてきた。気配すら感じさせず接近した小布施千秋が、キャサリンの首筋にスタンガンを押し当てる。
「安心してください。死にはしません。あなたも立派な『資源』になりますから」
小布施の冷たい声と共に、キャサリンの意識は暗転した。
目が覚めると、キャサリンはコンクリートの床に横たわっていた。照明のない地下廊下。濡れた髪が顔に張り付く。スーツは剥ぎ取られ、下着だけの姿だった。ネックレスの十字架はなくなっている。
「気がついたか」
電灯を持って現れたのは、綾瀬凛だった。キャサリンを見下ろすその目には、微塵の感情も浮かんでいない。
「あなたの行動はすべて監視下にありました。ポケットの録音機も、靴底のGPSも、ホテルに残したバックアップデータも、すべて押収済みです。ガードナーさん、いえ、キャサリン。あなたはもう、この国では『存在しない人間』です」
「な、何を……」
キャサリンが起き上がろうとすると、手首に硬い感触が走った。プラスチック製の拘束バンド。電子タグも埋め込まれている。交戦経験のある彼女が、簡単に拘束されるレベルのものではない。しかし、身体が鉛のように重い。薬物を盛られたのかもしれない。
「これから特設会場『マリッジ・リング』へご案内します。あなたには、本日の目玉として、日本の男たちに『お相手』していただきます」
「私は……国際機関の調査員だ。こんなことが通ると思っているのか」
「通るのですよ、この国では。少子化は国家の存亡に関わる問題です。その前では、個人の尊厳など瑣末なこと。ましてや、不法入国者や、調査と称して国家機密に近づくスパイは、法的保護の対象外です」
綾瀬が冷徹にそう言い放つと、廊下の突き当たりの鉄扉が開いた。
特設会場『マリッジ・リング』。
キャサリンはステージの中央、強化ガラスの檻に引きずり込まれた。眩しい照明。外側には、今日も飢えた男たちの目が光っている。地方の農村や漁村から集められた青年団。マリアを妊娠させた石田健太の噂が広まり、新たな獲物を求めて集まった者も多い。
「おい、今度は金髪外人かよ!」
「国際人権の調査官だって!ますますそそるじゃねえか」
「頭のいい女を孕ませて、俺の村に頭脳を持ち込むんだ」
男たちの下卑た笑いが、ガラス越しにキャサリンの耳を刺す。彼女は決して諦めなかった。拘束されながらも、法律、人権、国連、ジュネーブ条約、あらゆる言葉で男たちに訴えかける。
「正気ですか!? あなたたちは国際法違反の加害者になるんですよ! 目を覚ましてください!」
しかし、その声は男たちの欲望の前では、風に消える微かな羽音でしかなかった。
「うるせぇなあ、このアマ。法律だの人権だの、そんなもん、俺たちのこのザーメンの渇きに勝てるかよ!」
一人の漁師が立ち上がり、ステージに上がってきた。他の男たちも後に続く。
ガラスの扉が開く。キャサリンの背後から、藤宮絵里が近づいた。
「あなたのような正義感の強い女ほど、壊しがいがあるのよね」
藤宮の舌が、キャサリンの耳を這う。鳥肌が立った。
「ホセ…を…あなたが……あの取調室で……」
「ええ、彼、泣きながら勃起したわ。助けに来たあなたも同じね。見てなさい、日本のオスたちが、あなたの女って部分をぐちゃぐちゃに犯すから」
藤宮がキャサリンの背中を押した。彼女は無数の男たちの海に落とされる。
荒い手が、逞しい腕が、飢えた唇が、一斉にキャサリンに押し寄せた。太陽と潮の匂いを染み込ませた無数の指が、彼女の白い肌を這いずり回る。理性も、法も、正義も、ここには存在しなかった。あるのはただ、国家という名の巨大な子宮に、異物を呑み込み、消化し、同化させようとする雄の本能だけだった。
「やめろ……触るな……」
キャサリンが男を突き飛ばそうとするが、すぐに別の男が背後から羽交い締めされる
「ブロンド美人とセックスできるなんて!最高だぜ!」
男たちの声が次々と聞こえてくる
「アメリカの女はどんなもんか試させてもらうか」
「へへ、白人の女を抱くのは初めてだからな」
男たちは我先にと彼女に覆い被さってくる。服を脱がされ、胸を揉まれ、スカートを捲られる。下着まで剥ぎ取られて全裸になると、男たちは興奮して彼女の体にしゃぶりつく
「こいつマン毛剃ってるぜ!変態だ!」
「アメリカ人もオメコは赤いんだな!」
「やっぱ洋物は形が良いな!」
男たちは口々に罵詈雑言を浴びせるが、興奮が止まらない。彼女の秘部に舌を這わせて愛液を啜り上げ、唾液まみれになった膣穴を指で拡げる。そして自らの肉棒を取り出して、彼女の柔らかな割れ目に先端を宛てがった。亀頭部分だけで何度も抽送運動を行うと、遂にその剛直で乙女の花園を貫いた。膣内は狭くキツいがそれでも強引に押し入り子宮口まで達すると激しいピストン運動を開始した。
「どうだ? アメリカ製のオナホの具合はよ」
「アメリカ製なのに狭くてヌルヌルしてるぜ!」「これは使えそうだな!」「もっと奥まで入れてみるか!」
男たちは代わる代わる挿入すると、それぞれ異なる角度や深さでピストン運動を行う。彼女は嬌声を上げることなく、ただ苦痛に耐えるように瞼を閉じているだけだった。
「おい、アメリカ女。お前、今、何やってるか分かってるんだろうな。日本人のチンポでヨガって、ガキ孕まされてんだよ!」
「そうだ、お前みたいな売春婦は日本の子種で汚されるのがお似合いなんだよ!」
「畜生、おまえらいい加減にしろ!!」
怒鳴ったが、他の男達は意に介さず、ひたすら彼女を責め立てた。「やめろ!!この馬鹿共!!!」キャサリンが必死になって抵抗しても、数人がかりで押さえつけられているので為す術もなく犯され続けた。彼女の口からも甘い吐息が漏れ始める。
「ほら見ろよ、こいつ感じてきてるぜ。やっぱり淫乱だな」
「まったく、こんな奴が人権だとか法律だとか偉そうに語ってたんだから笑えるよな」
「本当ですよ。早く終わらせて次に行きましょう」
男たちは口々に嘲り笑うと、一層激しく腰を振り始める。
「ああ……もう駄目ぇっ!! 」
彼女は大きく身体を弓なりに反らせると、盛大に潮を吹いて絶頂を迎えた。
「よくもまあここまで醜態晒せるもんだぜ」
「さて、次は俺だぜ」
新たな男が現れ、彼女の身体を掴むと、仰向けのまま持ち上げた。空中でM字開脚のような格好となり、無防備な状態となった局部に向かって思いっきり突き入れられた。
「ひぃっ!?」
あまりの質量と圧迫感に悲鳴を上げるが、容赦なく責め立てられ続ける。やがて限界が訪れたのか大量の精子が放出されると、男は満足げな表情で立ち去って行った。しかし休む暇もなく次の男がやってくると同様に貫かれるのだ。
この繰り返しが終わりを見せる気配はない。絶望的な状況に彼女の心も折れかけていた時だった…… 一人の中年男が鼻息荒くのしかかった。漁師の新垣浩太だ。
「キャサリン、絶対俺が孕ませてやるから!」
新垣はそう叫ぶと、キャサリンの長い足を肩に担ぎ上げ、深く腰を沈めた。これまでの男たちの乱暴なものとは違い、ねっとりと絡みつくような粘っこい律動。まるで時間をかけて味わい尽くすかのように、執拗に子宮口をノックし続ける。
「こんなにキツイのに、熱くて、絡みついて……! ああ、いい……! 異国の女を征服するってのは、病みつきになるなあ……!」
新垣の脂ぎった顔が近づき、舌が首筋を這う。彼の唾液が喉を伝い、胃の中に流れ込む感覚。キャサリンは全身を粟立たせた。
「やめろ……! 私に触るな……! このケダモノめ……!」
キャサリンは必死に抵抗しようとするが、身体は思うように動かない。薬の影響か、あるいは連続した陵辱で体力が尽きかけているのか。
「暴れても無駄だよぉ。ほら、おまえのここも悦んでるじゃないか。日本のザーメン、欲しいんだろ?」
新垣が腰の動きを速めると、キャサリンの口から思わず甘い吐息が漏れた。
認めたくない。絶対に認めたくなかった。だが、体が反応しているのは事実だった。これまでの陵辱で十分すぎるほど解された粘膜が、この男のものを拒否できないでいる。
「やめろ……! 私は……アメリカ人だ……! おまえたちの……子など……!」
「アメリカ人でも何でもいいさ。おまえはただの雌だ。俺たちの子を孕むだけの、都合のいい胎盤だ。その美しい顔と体を使って、俺たちの血を次世代に繋ぐんだよ……!」
新垣の言葉に、キャサリンの瞳から最後の希望の光が消えた。法も、正義も、この狂った国家の論理の前には無力だと悟ったのだ。彼女はただ、この地獄のような時間が一刻も早く過ぎ去ることを祈るしかなかった。
「ああ、イくぞ……! 受け取れ! 日本人の優秀な遺伝子を! おまえの腹の中で、俺の子孫が生まれ変わるんだ……!」
新垣が最後に深く突き上げ、爆発的な勢いで射精した。熱い奔流がキャサリンの子宮を満たしていく。
その量は、これまでのどの男よりも多く、濃厚だった。キャサリンは白目を剥き、意識を失った。
翌朝。
キャサリンはM棟の一室、簡素なベッドの上で目を覚ました。裸の身体。体中に刻まれた陵辱の痕。彼女は無言で起き上がり、洗面台へ向かった。鏡に映るのは、昨日までの毅然とした調査員ではなく、疲れ果て、魂の抜け殻となった哀れな女の姿だった。
部屋のドアがノックされ、綾瀬が入ってきた。
「おはようございます、キャサリン。昨晩はどうでしたか? 日本の男の味は」
「……最低よ」
キャサリンは吐き捨てるように言った。
「それはよかった。もし妊娠したら、晴れて『特別永住許可』。日本の夫と、日本の子供を授かることができるのですよ」
「ふざけるな……! 私は絶対に……!」
⭐️キャサリン妊娠
報告書を受け取った綾瀬凛は、いつもの無表情で一枚の紙を大森局長の机に置いた。
「キャサリン・ガードナー、妊娠六週目。DNA鑑定の結果、父親は青森県八戸市の漁師、新垣浩太と確定しました」
大森は安楽椅子に深く凭れ、満足げに煙草の煙を吐き出した。
「あの気の強いアメリカ女がなあ。よほど新垣のザーメンがしつこかったんだろうよ」
「既に新垣の漁村へ移送する手筈は整っています。彼女の国籍は抹消、国際人権団体への通報ルートも全て遮断済みです。彼女はこれより、日本国の『資源』として新垣家に登録されます」
綾瀬は淡々と続けた。
「特筆すべきは、彼女が妊娠を告げられた際の反応です。ひどく靜かでした。涙も、叫びもなく、ただ壁を見つめて……」
「壊れたんだろう。それでいい。いい母親になるさ」
その頃、八戸の小さな漁村では、新垣浩太が鼻息荒く帰宅していた。四十を過ぎて独り身だった彼の家に、ついに嫁が来る。しかも、ブロンドのアメリカ人で、あの国際機関のエリート調査員だ。昨夜までの彼女の抵抗と、最後に垣間見せた雌の顔を思い出し、新垣は股間を熱くした。
「へへ、キャサリン……俺の子を産めよ。お前はもう、俺の女房だ」
彼の家では新しい家族が増える準備ができていた。新垣家の祖先に、新しい命を繋ぐ女が来るのだ。
数日後、キャサリンは青森の寒村に到着した。簡素な紺の着物を着せられ、髪は後ろで一つに結わえられている。虚ろな目は相変わらずだが、その美貌だけは隠しようがなかった。
村人たちは好奇の目で彼女を見つめ、囁き合った。
「新垣のとこの嫁だってよ」
「アメリカ人だろ? 大したもんだ」
「言葉通じるんかね」
「子供できたら、なんとかなるべ」
新垣の古びた木造家屋の前で、キャサリンは足を止めた。潮の匂いと、魚の腐敗臭が混ざる。彼女がこれから「妻」として住む場所だ。
新垣が戸口から現れ、彼女の腰に手を回した。
「ようこそ、俺の家だ。狹いがな」
彼の手は昨夜と同じように熱く、そして執拗だった。キャサリンは振り払うことをせず、ただ、されるがままに家の中へ入っていった。
夕暮れ、漁村の役場で婚姻届が受理された。証人は村長と、青年団の代表。キャサリンは署名欄に震える手でサインをした。彼女の名前はもう「キャサリン・ガードナー」ではない。戸籍上は「新垣キャサリン」となり、彼女の子もまた、日本の名字を背負って生きていく。
夜になり、新垣の家の明かりが灯った。炬燵に入るキャサリンに、新垣は熱燗を差し出した。
「冷えるだろ。飲めよ」
彼女は黙って盃を受け取った。中絶は許されない。逃げることも許されない。この日本の果てで、彼女はただ子供を産み、育てるために存在する。それが、日本という国家が彼女に課した義務だった。