※この作品はR-18です。

〜もし望まぬ性行為を強制できる社会だったら〜 モラルハザード ❤️少子化対策特別法公布!エロイラスト付❤️   作:みなぽん

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劇場版 少子化対策VS革命集団 ぴっころ山荘事件

登場人物

大森隆史 少子化対策局局長 イケおじ

 

綾瀬 凛 少子化対策局次長 霞ヶ関の才媛 大森の秘書

 

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小布施 千秋 大学1年生 少子化対策局戦闘エージェント 元少女兵

 

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佐瀬 郁代 高校2年生 少子化対策局JKエージェント 清楚で優しいがニンフォマニア

 

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藤宮 絵里 大学3年生 少子化対策局謀略エージェント サディスト 逆レイプ常習者

 

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二〇三⭕️年、日本。出生率は〇・七九。

 

 人口減少は歯止めがかからず、地方都市は消滅し、学校は次々と統廃合され、老人ホームには長い待機列ができていた。

 

 そして政府はついに、国家非常事態を宣言した。

 

 新設された超法規的組織――少子化対策特別局。

 

 通称、「少特局」。

 

 彼らは国会や自治体を飛び越える権限を与えられ、「国家存続のため」という大義名分のもと、婚姻、出産、家族形成に国家が強く介入する政策を推し進めていた。

 

 巨大な広告モニターには毎日のようにスローガンが流れる。

 

『結婚は義務であり国家への責任である。』

「日本国の女であれば、3人は子供を産め!」

 

『未来の子供たちは、あなたの選択を待っている。』

 

『童貞は売国奴 少子化は災害である。』

 

 街角には白い制服の少特局職員が立ち、企業には婚姻率や出生率に関する評価制度が導入された。

 

 支持する者もいた。

 

 だが、それを恐れる者もまた存在した。

 

 彼女たちは自らを――

 

 《スワローズ》

 

 と名乗った。

 

     ◇

 

「国を救うためなら何をやってもいいなんて理屈は、歴史上だいたいロクな結果にならないのよ。」

 

 都内某所。

 

 営業を終えた古書店の地下室。

 

 金髪の女性がコーヒーカップを机に置いた。

 

 ケイト錦織。

 

 二十九歳。

 

 国際人権団体や国際機関を渡り歩いてきた特務官。

 

 日本人の父と英国人の母を持つ彼女は、流暢な日本語と英語を操る。

 

 鋭い青い瞳。

 

 長い金髪。

 

 そして、誰よりも現実主義者だった。

 

「思想は自由。国家にも事情はある。人口問題が深刻なのも事実。」

 

 眼鏡を押し上げながら言ったのは小峰朱莉。

 

 二十六歳。

 

 夕日新聞社会部記者。

 

 知的で冷静。

 

 常にノートPCを持ち歩き、政府文書や統計データを読み漁る情報戦の専門家だ。

 

「でも、国家が個人の人生を決め始めたら、それはもう民主主義じゃない。」

 

「その通り。」

 

 ケイトは頷いた。

 

「私たちは少子化対策に反対しているわけじゃない。」

 

「手段に反対してる。」

 

「自由を守るために戦う。」

 

 地下室の隅でプロテインを飲んでいた女性が笑う。

 

「難しい話は苦手だけどさ。」

 

 雨宮光。

 

 二十四歳。

 

 元女子柔道銅メダリスト。

 

 現在は女子プロレスラー。

 

 ショートカットのボーイッシュな女性で、身長は百七十五センチ。

 

「嫌がってる人間を無理やり従わせるのは嫌いなんだよね。」

 

「シンプルだなあ。」

 

「シンプルだから間違えない。」

 

 その言葉に場が少し和む。

 

 そして、その輪の中心で戸惑った顔をしている少女がいた。

 

 森田佳奈。

 

 十九歳。

 

 大学一年生。

 

 これといった夢もなく、特別な才能もなく、ただ「何者かになりたい」と思っていた普通の少女。

 

「でも……私、本当にここにいていいんでしょうか。」

 

「戦えるわけでもないし。」

 

「頭もよくないし。」

 

「私、自分探しで参加しただけなんです。」

 

 ケイトは笑った。

 

「革命ってね。」

 

「案外、普通の人が支えてるものなの。」

 

 朱莉も頷く。

 

「特別な英雄なんて滅多にいない。」

 

「みんな普通の人間よ。」

 

「怖いし、迷うし、逃げたくなる。」

 

「それでも立ち止まらないだけ。」

 

 佳奈は小さく頷いた。

 

 少しだけ胸が熱くなる。

 

 最後の一人が口を開く。

 

「私は、政治家の娘だから。」

 

 鳩峰桜。

 

 二十二歳。

 

 日本共民党の有名議員一家に生まれたサラブレッド。

 

 黒髪のロングヘア。

 

 整った顔立ち。

 

 穏やかな物腰。

 

 だが、その瞳には強い意志が宿っていた。

 

「権力は必要です。」

 

「国家も必要です。」

 

「でも権力には必ず監視が必要。」

 

「誰かがブレーキ役にならなきゃいけない。」

 

「それが民主主義だと思っています。」

 

 静かな沈黙。

 

 五人は互いの顔を見る。

 

 思想も違う。

 

 経歴も違う。

 

 好きな音楽も食べ物も違う。

 

 けれど。

 

 目指す場所だけは同じだった。

 

     ◇

 

 その夜。

 

 スワローズは初めての作戦を実行する。

 

 少特局が隠していた内部資料。

 

 婚姻適齢指数。

 

 出産推奨ランク。

 

 企業ごとの婚姻評価制度。

 

 その資料を匿名で公開する。

 

「侵入完了。」

 

 朱莉がキーボードを叩く。

 

「あと二十秒。」

 

「監視ドローン接近。」

 

 光が双眼鏡を覗く。

 

「三機。」

 

「警備隊は?」

 

「まだ気付いてない。」

 

 佳奈は緊張で震えていた。

 

「私、こういうの映画の中だけだと思ってました……。」

 

「現実は案外ベタよ。」

 

 ケイトが笑う。

 

「人間は百年前から似たようなことを繰り返してる。」

 

 十。

 

 九。

 

 八。

 

 数字が減っていく。

 

 三。

 

 二。

 

 一。

 

「送信完了。」

 

 世界中のメディアへ。

 

 SNSへ。

 

 国会議員へ。

 

 資料は解き放たれた。

 

「行くよ!」

 

 光が叫ぶ。

 

 五人は夜の街を駆ける。

 

 ドローンのサーチライト。

 

 ビルの谷間を吹き抜ける風。

 

 東京の夜景。

 

 まるで青春映画みたいだと佳奈は思った。

 

 こんな世界でも。

 

 

 笑うことはできる。

 

 友達を作ることはできる。

 

 誰かを信じることはできる。

 

「佳奈!」

 

「早く!」

 

「置いてくぞ!」

 

「待ってくださいって!」

 

 五人の笑い声が夜に響く。

 

 たぶん世界は簡単には変わらない。

 

 彼女たちが負けるかもしれない。

 

 歴史に名前すら残らないかもしれない。

 

 それでも。

 

 自由に生きたいと願う人間がいる限り。

 

 その願いを守ろうとする人間もきっと現れる。

 

 地下鉄のホームに滑り込んだ終電。

 

 閉まる扉の向こうで、追ってきた警備隊員が悔しそうな顔をする。

 

 光がガッツポーズを決めた。

 

「勝った!」

 

「いや、これは逃げ切っただけだから。」

 

 朱莉が呆れる。

 

「同じ同じ!」

 

「全然違う。」

 

 桜が小さく笑う。

 

 ケイトは窓の外を流れる東京の夜景を見る。

 

「さて。」

 

「明日も忙しくなるわね。」

 

 誰かが頷く。

 

 列車は暗いトンネルを抜けて走る。

 

 自由を守るための戦いは、まだ始まったばかりだった。

 

 

 冬の雨が降っていた。

 

 古書店の地下室に置かれた古いラジオから、ニュースキャスターの声が流れる。

 

「本日未明、関東地方の少子化対策特別局関連施設において爆発事故が発生――」

 

 映像には煙を上げる筆下ろし施設

 

 施設職員3名と筆下ろしボランティアの女性2人が瓦礫と炎から子供たちを守って死亡

 

 その犯行声明はすぐに世界中へ拡散された。

 

『我々は国家による自由への侵害を許さない。』

 

『自由は与えられるものではない。奪い返すものだ。』

 

『沈黙は服従である。』

 

 声明の末尾には名前が記されていた。

 

 「チーム火種」

 

「会ってほしい人たちがいる。」

 

 ケイトがそう言ったのは数日後だった。

 

 指定された軽井沢のペンション 「ぴっころ」

そこで3連休を使った合同会議が行われると言う

 

 そこで待っていたのは四人の男だった。

 

 先頭に立つ大柄な男。

 

 鬼山田。

 

 無精ひげ。

 

 鋭い目。

 

 まるで野生動物のような威圧感。

 

 その隣には細身で神経質そうな男、蜷川。

 

 寡黙な巨漢の蒲郡。

 

 そして陽気な笑みを浮かべた黒人男性、ボブ。

 

「あなたたちがスワローズか。」

 

 鬼山田は腕を組む。

 

「噂は聞いてる。」

 

「ネットへの情報公開。」

 

「デモ活動。」

 

「内部告発の支援。」

 

「立派な活動だ。」

 

 そこで彼は笑った。

 

「だが甘い。」

 

 地下室の空気が冷える。

 

「権力はお願いして譲ってくれるものじゃない。」

 

「歴史を見ろ。」

 

「行動しないで革命ができると思うか?」

 

 光が眉をひそめる。

 

「私たちの革命は甘いって言うの?」

 

「甘い!結局安全なところから石を投げてるだけだ」

 

 鬼山田は即答した。

 

「誰かが危険を引き受けなければ世界は変わらない。」

 

「法律?」

 

「秩序?」

 

「それは強者が作ったルールだ。」

 

 桜が静かに尋ねる。

 

「その結果、誰かが傷つくとしても?」

 

「既に傷ついてる人間がいる。」

 

 鬼山田の視線は真っ直ぐだった。

 

「見えないだけだ。」

 

 朱莉はその目を見ていた。

 

 理想を信じる目。

 

 怒りに燃える目。

 

 そして少しだけ危うい目

 

 奇妙な共闘が始まった。

 

 情報収集。

 

 内部告発者の保護。

 

 追われる家族の避難支援。

 

 そこまでは同じだった。

 

 だが時折、火種のメンバーの言葉に、スワローズの五人は言いようのない違和感を覚える。

 

「歴史は血で動く。」

 

 鬼山田が言う。

 

「理想だけじゃ権力は倒れない。」

 

 蜷川が続ける。

 

「世論なんて風見鶏だ。」

 

「強い衝撃がなければ誰も振り向かない。」

 

 ボブは笑いながら言った。

 

「俺たちは悪役でいいんだよ。」

 

「誰かが汚れ役をやる。」

「目的のためなら手段を選ばない。」

 

 そんな考え方が見え隠れする。。

 

佳奈は朱莉に尋ねた。

 

「私、おかしいんでしょうか。」

 

「何が?」

 

「なんだか怖いんです。」

 

「みんな真剣なんです。」

 

「間違ったことを言ってるようにも聞こえない。」

 

「でも……。」

 

 朱莉は少し考えた。

 

「たぶん。」

 

「理想が強すぎる人を見ると怖くなるんだと思う。でも、それは私たちが強くならなきゃダメってことなんだよ。私は良い人たちに出会えたと思う。」

 

⭐️宴

夜が更けていた。

 軽井沢の雨は冷たく、ペンション「ぴっころ」の窓ガラスを容赦なく叩いていた。

 暖房の効いた応接間には、酒の匂いと、男たちの纏う獣のような熱気が充満していた。

 ウイスキーのボトルが空になるころ、会話は途切れ、代わりに重い沈黙と、互いの呼吸音だけが響き始めていた。

 

 

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「革命の連帯か……」

 ケイトが呟いた。彼女の青い瞳は、グラスの底に残った琥珀色の液体を揺らめかせている。

 鬼山田がニヤリと笑った。その視線は、ケイトの金髪と、シャツの隙間から覗く鎖骨に注がれていた。

「言葉だけの連帯に意味はない。血と体液が混ざり合ってこそ、真の同志になれるのさ」

 鬼山田はグラスを置き、ソファから立ち上がると、ケイトの目の前に仁王立ちした。

 ケイトは微塵も怯まなかった。むしろ、その野生の瞳に挑発的な光を宿し、彼女もまた立ち上がった。

「なら、証明してみなさい」

 次の瞬間、二人の唇は貪るように重なった。

 理屈も、主義も、思想も抜きにした、単なるオスとメスの激しい交尾のような口づけ。鬼山田の大きな手がケイトのシャツを乱暴に引き裂き、白い肌が露わになる。ケイトもまた、彼の首に腕を巻き付け、自ら腰を押し付けた。

「ああ……これよ……! これがリアルな連帯よ!」

 床に押し倒されながら、ケイトは恍惚と叫んだ。国家の理屈など及ばない、原始的で暴力的なエネルギーが、彼女の中の冷めた現実主義を焼き尽くしていく。彼女は鬼山田に覆いかぶさられながら、自ら脚を開き、その猛りを受け入れようとしていた。

 

 

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 その様子を、朱莉は眼鏡の奥から爛々と見つめていた。

 彼女の中の何かが、カチリと音を立てて外れた。

「そう……そうですわ。情報の共有なんて生ぬるい。もっと深く……もっと奥まで共有し合わないと……私たちは、革命の理想に準じ革命的英雄を讃えな。ければ!」

 朱莉は震える手で眼鏡を外し、床に放り投げた。普段の冷静な社会部記者の顔は消え失せ、そこにはただ、倒錯した知性と破滅的な渇望に彩られた女の顔があった。

 彼女は這うようにして蜷川の元へ向かうと、彼のジッパーに震える指をかけた。

「見せて……あなたの思想を……その衝動を、私のすべてに注ぎ込んで!」

 蜷川は神経質そうな顔を歪めて笑った。

「イイ女だ……脳みそまでイカせてやるよ」

 朱莉は恍惚とした表情で、その欲望を喉の奥まで咥え込んだ。むせ返るような男の匂いに、彼女の理性は溶け出し、代わりに痺れるような快感が背骨を駆け上がっていく。彼女は一心不乱に奉仕しながら、自分が情報という安全圏から踏み出し、禁忌の領域へと足を踏み入れたことを愉悦していた。

 

 

 

 部屋の隅では、光が低い唸り声を上げていた。

「くっ……離せ……! この……!」

 だが、ボブの圧倒的な体躯と力の前では、柔道の技もプロレスのパワーも通用しなかった。

 彼女はあっけなくカーペットにねじ伏せられていた。

「へへ、強いねぇ。でもさ、オンナはこういうのが好きなんだろ?」

 ボブの重い体がのしかかり、光の腕を拘束する。身長差も体重差も歴然の中で、光は完全に無力だった。

「違う……私は……!」

 否定しようとした瞬間、太い指が彼女のセンターラインを残酷になぞり上げた。

「ひっ……!」

 電流のような快感が脳天を突き抜けた。今まで格闘技で鍛え上げてきた肉体は、実はこんなにも敏感に作られていたのか。光は愕然とした。

「ほら、声出てんじゃん。お前も結局、メスなんだよ」

 耳元で囁かれ、首筋を舐められながら、光の抵抗は弱々しいものへと変わっていく。勝つことしか知らなかった彼女のプライドは、圧倒的な暴力と快楽の前に粉々に砕け散り、代わりに征服されることの甘美な喜びが胎の奥から湧き上がってきた。

「ああ……私……メス……なんか……ぁっ……!」

 

 

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 そして佳奈は、恐怖で震えて隅に縮こまっていた。

「いや……来ないで……お願い……」

 だが、蒲郡の巨大な影は容赦なく彼女を飲み込んでいく。

「逃げなくていいんだよ。楽にしてやるから」

 山のような肉塊が佳奈にのしかかる。息苦しいほどの重圧。逃げ場なんてどこにもない。

「助けて……ケイトさん……朱莉さん……!」

 叫びは蒲郡の腹の肉に吸い込まれて消えた。

 ズボンと下着が一気に引き下ろされる。露わになった無垢な秘裂に、蒲郡の指がねじ込まれた。

「いっ……痛い! やだ、やだぁ!」

「すぐに気持ちよくなるよ。お前みたいな普通の娘が、どうしようもなく堕ちる姿が見たいんだ」

 指がかき回されるたびに、生理的な愛液が溢れ出し、痛みが徐々に熱へと変わっていく。佳奈は泣きじゃくりながらも、自分の体が言うことを聞かなくなり、快楽に抗えなくなっていくのを感じていた。

「あ……ああ……変になる……私、普通じゃなくなっちゃう……!」

 蒲郡の凶器が、処女の膣口をこじ開けて侵入してくる。裂けるような痛みと、臓器をかき回されるような圧迫感。しかし、その奥底で子宮が痙攣し、未知の絶頂を迎えようとしていた。

 

 雨の音にかき消されないほどの嬌声と喘ぎが、ペンションの部屋に響き渡る。

 思想も信念も、脱ぎ捨てられた衣服のように床に散らばっていた。

 そこにあるのは、ただ欲望に従い、互いの肉体を貪り合う獣たちの交わりだけ。

 革命という名の乱交は、彼女たちの「自由」を守るための戦いとは全く違う形で、彼女たちを深く結びつけていった。

 

 

「ああっ……! これよ……もっと……もっと奥までぶち込んでぇぇぇッ!!」

 

ケイトの金髪が汗で床に張り付き、白い背中が弓なりに反り返る。

鬼山田の腰は機関車のピストンのように容赦なく動き、ケイトの子宮口を何度も、何度も、無慈悲に殴りつけていた。

パンッ!パンッ!パンッ!

肉と肉がぶつかる乾いた音が部屋に響き渡る。

 

「どうだ! これが現実の重さだ! 言葉で守れるか!?」

鬼山田が低く唸り、さらに深く、さらに激しく突き上げる。

「いぃっ! 無理ぃ! 壊れちゃうっ! でも……でもおおきいぃっ! 頭真っ白になっていくぅぅぅっ!!」

普段は冷徹な現実主義者であるケイトの理性は、鬼山田の暴力的な快楽の前に完全に崩壊していた。国家の理屈も、人権も、思想も及ばない最も原始的な「力」に貫かれ、彼女はただメスとして喘ぐことしかできない。

「いくっ! いくわっ! 革命の……連帯で……イカせてぇぇぇっ!!」

ビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!

ケイトの肢体が痙攣し、目の前が真っ白に弾け飛ぶ。強烈な絶頂の波が全身を駆け巡り、彼女は無意識に鬼山田の背中に爪を立てた。

「くっ……出すぞ!」

鬼山田が最奥まで一気に沈み込み、ドロリと濃厚な精液をケイトの子宮の奥深くへ注ぎ込む。

「あぁぁぁっ! 熱いっ! 子宮に注がれてるぅぅぅっ!!」

 

「ひゃぁぁぁっ! そこ……そこダメぇぇっ! 頭が……頭が溶けちゃうぅぅぅっ!!」

朱莉は眼鏡を失った無防備な顔を歪め、涎を垂らしながら絶叫していた。

蜷川の細身からは想像もつかないほどの執拗で正確無比なピストンが、朱莉の一番感じる場所を狙い撃ちしていた。

「どうだ? これが真実の情報だ。お前のそのインテリな脳みそを、俺の欲望で書き換えてやる」

グチュッ!グチュッ!ジュポッ!

卑猥な水音が響くたびに、朱莉の思考回路は快楽のノイズに侵食されていく。

「あひっ! 書き換えて……書き換えてくださいぃぃっ! 私の……私のデータ……全部おかしくなるぅぅぅっ!!」

知性を弄ばれる背徳感と、逃げ場のない快感に朱莉は翻弄される。情報戦のプロとしてのプライドは消え失せ、ただ快楽に従属する女へと堕ちていった。

「あぁっ! 来るっ! 来ますっ! 私……私…イッちゃうぅぅぅっ!!」

ビクビクビクビクッ!

朱莉の体がカーペットの上で跳ね、目を剥いて白濁する。絶頂のあまり失禁しながら、彼女は蜷川にしがみついた。

「くっ……中に出してやるよ……特ダネだ」

蜷川が根元まで押し込み、ドクドクと熱い精液を放つ。

「あぁっ……特ダメ……私のお腹に……溜まっていくぅぅぅっ……

 

「あぐっ……あぐっ……あぐぅぅぅぅっ!!」

光はボブの巨体の下で完全に固定され、為す術もなく貫かれていた。

圧倒的な体格差。どんなに鍛えた筋肉も、男の重量と暴力には敵わない。その事実が光のプライドを粉々に砕き、代わりに甘美な屈服感をもたらしていた。

「へへっ、どうだい? お前のその鍛えた体も、結局はメスの体なんだよ」

ボブは余裕たっぷりに腰を振り、光の弱点を攻め続ける。

「いやぁっ! 違う……私は……私は強い……あぁぁっ! でも……でも気持ちいいぃぃぃっ!!」

勝つことしか知らなかった彼女の体は、負かされる快感に異常なほど敏感に反応してしまった。子宮が痙攣し、脳汁がドロドロと溢れ出す感覚。

「負け……負けてるのに……イキすぎるぅぅぅっ!! 私……メスなんかじゃ……あぁぁぁぁっ!!」

光の太い太腿が震え、大量の潮を吹きながら絶頂に達する。

「いい子だ。ご褒美をやるよ」

ボブが最奥までねじ込み、分厚い精液を注ぐ。

「んぁぁぁぁっ!! お腹が……パンパンに……なっていくぅぅぅっ!!

 

「あぁ……あぁ……嫌だ……嫌なのに……体が……変なんですぅぅぅ……」

佳奈は蒲郡の肉の下で泣きじゃくっていたが、その声には明らかに快楽の色が混じり始めていた。

蒲郡の巨根は佳奈の狭い膣を限界まで押し広げ、子宮口を容赦なくノックしていた。

「ほら、見ろよ。お前のここ、こんなに俺を締め付けてるぜ。普通の娘がどうしようもなく堕ちる姿、最高だね」

蒲郡は全身の重みをかけながら、ゆっくりと、しかし確実に佳奈を貪る。

「いやっ! 言わないで……そんなこと言わないでぇぇぇっ! 私……私…!」

佳奈は首を横に振るが、腰は無意識に蒲郡の動きに合わせてしまっている。恐怖と恥辱が入り混じる中で、抗えない快感だけが鮮明に彼女を支配していく。

「あぁっ! 来る……何か来るぅぅぅっ! 私……私…変になっちゃうぅぅぅっ!!」

限界を超えた瞬間、佳奈の体はビクンッと反り返り、処女とは思えないほどの激しい絶頂に襲われた。

「あぁぁぁぁぁぁっ!!!」

意識が飛びかけたその時、蒲郡が精液をたっぷりと注ぎ込んだ。

「うぅっ……お腹の中に……熱いのが……いっぱい……」

 

 

「さあ、次だ。同志を入れ替えて、さらに深く結び合おうぜ」

鬼山田の低い声が合図だった。

男たちは一斉に動き、それぞれの女性から離れる。だが、その離れる瞬間すら、彼女たちの秘所から精液が糸を引いて滴り落ちる様は、倒錯したエロティシズムを醸し出していた。

 

ケイトの前に立ったのは、神経質そうな蜷川だった。

「国際人権団体の特務官さんよ。俺の情報でどう変わるか見ものだな」

蜷川はニヤリと笑うと、ケイトの髪を掴んで無理やり顔を上げさせた。

「あぁん……なに……するの……」

虚ろな目で見上げるケイトの唇を、蜷川は乱暴に塞いだ。舌をねじ込み、口中を犯しながら、その指はケイトの濡れそぼった秘所へと伸びる。

「ひっ! そこ……まだ……」

敏感になったクリトリスを爪で弾かれ、ケイトの体がビクンと跳ねた。

「感じやすいな。鬼山田ので開発されたか? だが俺のは違うぞ。もっと細かく、もっと執拗に……お前の弱みを全部暴いてやる」

蜷川の指はまさに精密機械のように、ケイトの敏感なポイントを的確に攻め立てた。 vaginaの奥のポイントをカリカリと擦り上げられ、ケイトは頭を振って快楽に抗おうとするが、体は正直に反応してしまう。

「あぁっ! いやぁっ! 頭が……おかしくなるぅぅっ! そんなに……そんなにされたら……イッちゃうぅぅっ!!」

「イケよ。そして俺のデータを受け入れろ!」

蜷川は一気に挿入すると、亀頭の先で子宮口を小刻みに突き上げ始めた。

「いぃっ! そこぉっ! ダメぇっ! 精密……すぎるぅぅっ!! あぁぁっ!!」

ケイトは白目を剥き、蜷川の神経質なピストンに翻弄されながら、再び絶頂の渦へと飲み込まれていった。

 

一方、朱莉の目の前には、黒人男性のボブが仁王立ちしていた。

その股間には、先ほど光を貪り尽くした巨大な逸物がそそり立っている。

「へへっ、次はインテリのお姉さん番だな。その頭良さそうな口で、俺のをどう扱ってくれるか楽しみだぜ」

ボブは朱莉の頭を掴むと、その巨大なマラを顔に押し付けた。

「んぅっ……くさい……でも……デカすぎる……」

朱莉は呆然としながらも、その異形とも言えるサイズに魅入られていた。

知性と理性の象徴であった彼女の脳髄は、この圧倒的な暴力性と野獣のような臭気に完全に麻痺していた。

「ほら、口開けろよ」

強引に口をこじ開けられ、先端をねじ込まれる。口一杯に広がる肉の塊。息ができないほどの圧迫感。

「んぐっ! んぐぅぅっ!」

「そうそう、いい飲み込みっぷりだ。俺のでお前の脳みそ真っ白にしてやるよ」

ボブは朱莉の頭を掴んだまま、激しく腰を振り始めた。喉の奥を無慈悲に犯される苦痛と、酸素不足による快感。朱莉の目から涙が溢れ出し、涎がボブの逸物に絡みつく。

「んっ! んんぅぅっ!」

朱莉は必死に呼吸をしようとするが、その口はすでに快楽の肉壺と化していた。やがてボブはそれを抜き取ると、朱莉を四つん這いにさせた。

「準備はいいか?」

「おねがい……ください……私の……ちしきを……こわして……」

朱莉の懇願に応えるように、ボブは巨大な逸物を一気に突き立てた。

「あぁぁぁっ!! 裂けるっ! お腹が裂けちゃうぅぅっ!!」

これまで味わったことのないサイズに、朱莉の体は激しく反り返った。内臓が押し上げられ、子宮が蹂躙される感覚。それは知性の崩壊そのものだった。

「あひっ! あひぃぃっ! すごいっ! すごすぎるぅぅっ!! 私……バカになるぅぅっ!!」

 

光は、山のような肉塊である蒲郡に押し潰されていた。

「重いっ……苦しい……でも……」

蒲郡の体重がのしかかるたびに、光の体はカーペットにめり込む。しかし、その圧倒的な質量がもたらすのは苦痛だけではなかった。逃げ場のない重圧は、光の中に眠っていた被虐的な欲望を刺激していた。

「へへっ、どうだ? 筋肉のお姉ちゃんでも、俺の下じゃただのメスだろ」

蒲郡は光の巨乳を鷲掴みにし、乳首を噛みつくように吸い上げた。

「あぁんっ! 噛まないで……でも……いい……もっと……もっとやってぇぇっ!」

光は自ら蒲郡の背中に脚を絡め、その重い腰を求めた。柔道で鍛えた肉体は、この質量に抗うことをやめていた。

「いいだろう。たっぷり味わわせてやるよ」

蒲郡はずっしりと腰を沈め、光の奥深くまで肉棒を埋め込んだ。

「んぉぉっ!! はぁぁっ! 重いっ! でも……お腹いっぱい……満たされてるぅぅっ!!」

圧倒的な質量と質量のぶつかり合い。光は蒲郡の肉に埋もれながら、ただメスとしての悦びに浸っていた。

 

そして佳奈は、リーダーである鬼山田に抱え上げられていた。

「普通の娘がどう変わるか……俺が最後まで見届けてやる」

鬼山田は佳奈を軽々と持ち上げると、壁に押し付けた。体が宙に浮く浮遊感。佳奈は鬼山田の首に腕を回し、すがりつくことしかできない。

「こわい……でも……あなたの中に……入りたい……」

佳奈の言葉に応えるように、鬼山田は凶悪な一撃を叩き込んだ。

「あぐぅぅっ!!」

壁に叩きつけられる衝撃と、子宮を貫かれる快感が同時に襲う。佳奈の目から涙が飛び散った。

「どうだ! これが革命の味だ!」

「あぁぁっ! わからないっ! わからないけど……気持ちいいぃぃっ!! 私……私…変わっていくぅぅっ!!」

鬼山田の激しいピストンに合わせて、佳奈の体は壁に打ち付けられる。その痛みさえも快楽へと変換され、彼女の中から「普通」だった自分が削ぎ落されていく。

「いくぞ! 受け止めろ!」

「きてぇぇっ! 中に……革命を……注ぎ込んでぇぇっ!!」

ドクドクドクッ!

鬼山田が咆哮とともに放った精液が、佳奈の子宮を満たしていく。

 

四組の男女が入り乱れ、互いの喘ぎ声と肉のぶつかる音が共鳴し合う。

汗と体液の匂いが充満する部屋で、彼女たちはただ快楽の波に身を任せていた。

思想も信念も、すでに彼女たちの体には残っていない。

あるのは、ただ互いの体を貪り合い、果てしない絶頂へと昇り詰めようとする本能だけ。

革命的連帯という名の乱交は、終わることなく続いていった。

 

 

深夜二時を回っていた。

軽井沢のペンション「ぴっころ」の二階、夫婦の寝室。

オーナーの桐生克司(きりゅう かつし)と妻の千都世(ちとせ)は、ベッドの中で身を寄せ合っていた。しかし、二人の眠りは浅い。階下から響く異様な振動と、押し殺したような、しかし確実に漏れ聞こえる女たちの悲鳴と喘ぎ。それが一刻を過ぎても収まる気配がないからだ。

 

「千都世……やっぱりおかしいよ」

克司は眼鏡をかけ、青ざめた顔で妻を見た。温厚な彼は争いを好まないが、これほどの騒ぎは無視できなかった。

「お客さんたち……何かトラブルになってるのかもしれない。警察か……いや」

克司はスマートフォンを手に取った。画面に表示されたのは、『少子化対策特別局 緊急通報窓口』の番号だった。

この国で最も権威があり、どんなトラブルも――たとえそれが思想的な対立であろうと――迅速に対処してくれる「安全の保証」。

「通報しましょう。これがもし本当に革命とかいうのに関わることだったら……私たち一般人が巻き込まれるのは危険よ」

千都世も不安そうだ。克司は通話ボタンを押した。

 

コール音が一度、二度……

「こちら少子化対策特別局――」

相手が出たと思った瞬間だった。

 

「その電話、寄越しやがれ」

凄まじい音と共に寝室のドアが蹴破られた。そこに立っていたのは、薄汚れたTシャツに短パン姿の大柄な男――鬼山田だった。その後ろには、神経質そうな男(蜷川)、巨漢(蒲郡)、そして外国人のボブが続く。皆一様に裸だったり上半身裸だったりで、下半身も明らかに露出させている。克司は通話を続けようとしたが、鬼山田は有無を言わさずスマホを奪い取り、床に叩きつけて踏み潰した。

「……国家への通報は万死に値する」

鬼山田が低い声で言った。

 

「な、何をするんだ! 私たちはただ……」

「ただ? 国家に助けを求めることが正常だってか?」

鬼山田は克司の襟首を掴むと、乱暴にベッドへ押し倒した。

「貴様らのような軟弱な国民どもが、俺たちの崇高な革命を妨げるのか?」

「崇高な……革命……?」

「国家という抑圧装置から自由を勝ち取る聖戦だ。それを『騒音』呼ばわりし、通報だと? 滑稽にも程がある!」

鬼山田は高笑いすると、怯える千都世に向き直った。

「特に女。お前はそこの腑抜けた旦那と一緒になって、国家に感謝しながら平凡で退屈な子作りをしてるんだろう? それは『反革命的行為』だ」

「な、何を言って……」

「わからないか? 国家のための安産優遇措置で得た自由は偽物だということを教えてやる!」

鬼山田は千都世の肩を掴むと、ベッドの上で力ずくで抑えつけた。

 

「やめてくれ!」

克司が起き上がり、鬼山田に掴みかかる。

「おっと」

ボブが克司の首を羽交い絞めにし、身動きを封じた。

「見てろよ旦那。これが本当の子作りの練習台だ。国家の教えでは物足りなかったのか?」

 

 

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鬼山田は千都世のパジャマを引き裂く。白い肌と豊かな乳房が露わになった。千都世は悲鳴を上げるが、鬼山田はその口を塞ぐように強引に唇を奪った。

「ふぐぅぅっ!」

舌がねじ込まれ、唾液が混ざり合う。

「さっきまでの女どものように吠えな。さもなきゃ窒息するぞ」

鬼山田は片手で千都世の乳房を揉みしだきながら、もう片方の手で彼女のショーツをずり下げた。

「いやっ! 助けて克司さん!」

千都世の必死の訴えに克司は顔面蒼白となったが、ボブの力は圧倒的だった。

「ちんぽで反省しろ」

鬼山田はペニスを取り出すと、一気に千都世の膣へねじ込んだ。

「い゛っ! 痛いっ! 壊れちゃうぅぅっ!」

処女でもないだろうに、この男の大きさはそれほど凄まじかったのだ。メリメリと肉を掻き分けられる感触に、千都世は目を見開いて悶絶する。

 

「ほら見ろ旦那。国家に忠実なお前の妻が今、国家への反抗でお前以外の男に犯されてるんだぜ」

鬼山田は嘲笑いながら腰を振り始める。パンッ!パンッ!パンッ!

「ああっ! 止めてぇっ! 私たち何も悪いことしてないぃぃっ!」

「黙れ反革命分子め。お前のその幸せそうなツラが気に入らねえんだよ」

鬼山田のピストンは容赦なかった。千都世は涙を流しながら耐えるしかない。

「国家のご機嫌伺いしながら生きるのがそんなに楽しいか?」

「違う……わたしたちはただ……平和に……暮らしたいだけで……」

「それが愚かだと言ってるんだ!」

鬼山田は一旦引き抜くと、今度はバックスタイルで千都世を犯すことにした。

「四つん這いになれ」

 

千都世は這いつくばりながら泣いていた。

「おいおいまだ早いんじゃないのか」

いつの間にか蒲郡が近くに来ており、千都世の尻を撫でる。彼の巨大な手のひらが双臀全体を包み込み揉みほぐす。

「ちょっと借りるよ」

蒲郡はそう言うなり千都世の肛門へ親指をねじ込んだ。

「ひぎゃぁっ!?」

突然の衝撃に仰け反る千都世。だがその反応を楽しむかのように続けて菊座を責め続ける。さらに口元へ勃起した己の一物を持ってきた。

「咥えな」

鼻腔を擽る雄臭い香り。千都世は咄嗟に顔を背けようとするもののすぐさま掴まれてしまう。

「歯ぁ立てるなよ。さもないと穴開けるぜ?」

脅し文句と共に喉奥まで突き刺さってくるモノに嘔吐反射を起こしそうになるがどうにか堪えるしかなかった。嗚咽交じりで嗚咽しているうちに慣れてきたのか次第に奉仕すること自体も覚え始めていく。

 

「ぷはっ……もう許して……こんなのおかしいわ……」

解放された時には涙と涎と汗などで顔中ぐしゃぐしゃになっていた。しかしそんな哀れな姿など意にも介さずに今度は蜷川が割り込んできた。

「俺も入れさせてもらうとするかな」

ズボンから取り出した自身を見せつけるように扱き始める。細身な身体つきとは裏腹にかなり大きい部類に入るであろうそれを目の当たりにして怯えてしまう。

「いやぁ……もう充分でしょう?」

懇願する声など無視して根本まで一気に押し込まれる。

「いぃぃっ! ああんっ! すごい……そこすごいですぅぅっ!」

子宮口を的確に捉える突き上げに翻弄される。繊細かつ冷酷な指先が性感帯をピンポイントで刺激し続ける。逃げ場のない快楽地獄。

「お前みたいな従順な女はこういう目に遭わないとわからねえんだよ。国家の犬が」

耳元で囁かれながら首筋を舐められた時、背筋に走る電流のような快感に屈してしまった。

「あぁっ……わたし……もう……わからなくなっちゃう……」

抵抗の色が消えつつある彼女を見て克司は愕然としていた。愛する妻が目の前で他の男たちに弄ばれ、しかも悦び始めている。その光景は彼の精神を破壊するには十分すぎた。

「千都世……」

ボブの腕の中で無力に名前を呼ぶことしかできない。鬼山田は克司を見下ろして不敵に笑った。

「見ろよ。お前の女はもうお前のもんじゃねえ。俺たちの肉便器だ。これが革命だ!」

 

「あぁぁっ! いくっ! いくぅぅっ! 頭おかしくなっちゃうぅぅっ!」

千都世は絶叫し、身体を痙攣させて絶頂に達した。これまで夫との営みでは味わったことのないような強烈なオーガズム。それは彼女の「普通の幸福」を根底から覆すものだった。

夫の目の前で、千都世は完全に堕ちていく。

「ああんっ! もっと……もっと犯してぇぇっ! 国家の犬なんて……もういやぁぁっ! わたし……わたしメスにならせてぇぇっ!」

鬼山田たちは歓喜の声を上げる。彼らの「革命」は、こうして一組の平凡な夫婦を破壊することによって成立したのだ。

「さあて、次は旦那の方も『改造』してやるか」

鬼山田が克司の方へ向き直る。克司は恐怖で震え上がった。

「いや……頼む……もう……」

「安心しな。お前も同胞の一員にしてやるよ…俺たちの…『拳』でな」

 

⭐️少子化対策局出動

夜の雨は冷たく、ペンション「ぴっころ」の周囲を神秘のヴェールのように覆っていた。しかし、その静寂は、張り詰めた殺気によって今にも引き裂かれようとしていた。

 

ペンションから三百メートル離れた林道。黒塗りのバンと長野県警の機動隊車両が、音もなく駐車している。

その中心にいたのは、少子化対策特別局局長、大森隆史だった。

「状況は?」

大森は端正な顎をしゃくり、本部の無線に耳を傾けた。雨に濡れたトレンチコートが、そのイケおじの貫祿を際立たせている。

「人質の生命反応を確認。犯人は8名。全員一階リビングに集結しています」

無線機から聞これるのは、次長・綾瀬凛の冷徹な声だった。彼女はバンの中でモニターを凝視し、ドローンが捉えた熱源画像を分析している。

「レイプは……続いていますね。卑劣な」

凛の眉がピクリと動いた。

「作戦開始だ」

大森が短く告げると、凛は頷いてマイクに指示を飛ばした。

「千秋、行って」

 

ペンションの裏口。

雨に濡れたジャケットと帽子で顔を隠し、宅配便の箱を手にした少女が立っていた。

小布施千秋。大学一年生。だがその眼差しは、同年代の少女にはない深い闇を宿していた。元・少女兵。彼女の身体は、殺すために作られた武器だった。

千秋は深呼吸をし、裏口のドアをノックした。

 

「はーい、誰?」

ドアを開けたのは、見張りに立っていたボブだった。半裸のまま、酒臭い息を吐き出している。

「配達です。至急便ですけど」

千秋は声を震わせ、怯える女子大生を演じた。ボブはニヤリと笑い、千秋の腰を撫でようと手を伸ばした。

「へえ、いい女が来たな。ちょっと中に入れよ」

「はい」

千秋がボブの懐に入った、その瞬間。

空気が凍った。

千秋の目から演技の光が消え、殺人機械のそれに切り替わった。

「え?」

ボブが異変に気付くより早く、千秋の拳が彼の鳩尾にめり込んだ。

「ぐふっ!」

嘔吐しながら前のめりになるボブ。千秋はそのまま体を沈め、ボブの膝関節を蹴り砕いた。断末魔の叫びが上がる前に、千秋は背後からボブの首に腕を回し、チョークスリーパーを極めた。元少女兵の関節技は、容赦なく頸動脈の血流を遮断する。

十秒。巨漢の体が泥のように崩れ落ちた。

「一」

千秋は冷たく呟き、ボブの手脚をケーブルタイで拘束した。

 

「突入準備完了。人質、確保します」

千秋の無線に、凛が応える。

「了解。千秋、気をつけて」

 

千秋は音もなく廊下を駆けた。

二楼の夫婦の寝室。ドアを蹴破る。

ベッドの上には、半裸で泣き叫ぶ千都世と、拘束されて無力な克司がいた。

「大丈夫です。少子化対策局です」

千秋が千都世にブランケットをかけ、克司の拘束を解く。

「ああ……助かった……」

克司が崩れ落ちるように泣いた。千都世も千秋にしがみついた。

「外へ。警察が来ます」

 

その時、階下から怒号が響いた。

「ボブがやられたぞ! 誰かいる!」

鬼山田の声だ。

「クソッ! 警察か! 迎え撃つぞ!」

蜷川と蒲郡が火炎瓶や鉄パイプを手に走り回る音が聞こえた。

「機動隊、突入せよ!」

外から大森の声が拡声器で響き渡った。

同時に、ペンションの全ての窓が閃光弾の眩い光に包まれた。

 

「うわぁぁっ!」

「目が! 目が見えねえ!」

男たちの悲鳴が上がる中、機動隊員がドアを破砕し、部屋へ雪崩れ込んだ。

「撃つな! 出てこい!」

催涙ガスが噴射され、白煙が部屋を満たす。

鬼山田は火炎瓶を投げつけようとしたが、機動隊のシールドに阻まれた。次の瞬間、特殊警棒が鬼山田の腕に叩きつけられる。

「ぐあっ!」

鉄パイプを振り回す蜷川も、数名の隊員に取り押さえられた。

蒲郡は巨体を生かして抵抗したが、千秋が背後から回し蹴りを叩き込み、膝をつかせたところに隊員が飛び乗った。

「反革命が……負けるわけには……」

鬼山田は歯を食いしばり、縛り上げられながらも抵抗したが、もはや為す術はなかった。

 

外では、別の戦いが行われていた。

謀略エージェント、藤宮絵里の戦場だ。

彼女は長野県警の規制線の外に、大量の報道陣を待機させていた。大手ネットメディア、新聞、テレビ局のカメラがずらりと並んでいる。

「さあ、みなさん。これが彼らの『革命』の正体です」

絵里はサディスティックな笑みを浮かべ、スマートフォンに映した動画を記者たちに見せた。それは鬼山田たちが千都世をレイプし、夫婦を罵倒する光景だった。

「無辜の夫婦を人質に取り、国家への反逆を口実に殺人と強姦と略奪を行うテロリスト。スワローズとチーム火種と呼ばれるグループの正体は、ただの犯罪者集団です」

絵里の言葉は、冷酷で正確無比な刃物のように彼らを切り刻んでいく。

「少子化対策に反対するという思想を隠れ蓑に、自分たちの歪んだ性欲と暴力衝動を満たしているだけの卑劣なものたち。社会にどのような影響を与えるか、徹底的に報じてあげてください」

絵里の指示に、報道陣は一斉にカメラを構えた。

 

ペンションから、泥と血と涙に塗れた男たちが引きずり出されてきた。

手錠をかけられ、警官に両腕を掴まれた鬼山田、蜷川、蒲郡、そして気絶したボブ。

ケイト、朱莉、光、佳奈にもカメラのフラッシュが夜の闇を白く染め上げる。

「お前ら……これで終わったと思うな!」

鬼山田がカメラに向かって咆哮した。

「歴史は……俺たちが動かすんだ!」

だが、その顔は痘瘡だらけで、目は充血し、口からは血と涎が垂れ流されていた。威厳など微塵もない。ただの無様な犯罪者だった。

「名前を言え! 職業は!」

記者の怒号が飛ぶ。

「革命戦士だ!」

「暴行と強姦の常習犯だろうが!」

絵里がマスコミに訴える

「チーム火種! 桐生夫妻をレイプした犯人たちです!」

記者の実況がネットで生配信される。

『テロリスト集団、全員逮捕』

『ペンション経営の夫婦を襲撃、国家への反逆を口実に性的暴行』

『反少子化運動の過激派、逮捕』

彼らの思想も主張も、この瞬間に完全に死んだ。残ったのは、晒し者としての無様な姿と、社会的な抹殺だけだった。

大森はパトカーの横で、連行される男たちを冷ややかに見つめた。

「革命を語る資格もないゴミどもが」

大森は呟き、凛に目配せした。

凛は頷き、拘束された男たちに近づいた。

「国家は、貴様らのような輩に自由を奪われるのを許さない。それが少特局の存在意義だ」

凛のヒールが鬼山田の背中を踏みつけた。

「ぐあっ!」

「反省しなさい。絞首刑台でね」

 

⭐️判決

東京地方裁判所第103号法廷。

冷房の効きすぎた空気は張り詰め、傍聴席の報道陣も息を殺していた。

被告席には、拘束衣を着せられた8名が並んでいた。

かつて「革命」を叫んだ彼らの顔には、もう狂気も希望もない。あるのは疲労と、来るべき宣告への恐怖だけだった。

 

裁判長が席を立つ。

「主文を宣する」

 

法廷内が水を打ったように静まり返る。

裁判長は鬼山田たち男性4名を睨みつけた。

「被告人鬼山田、蜷川、蒲郡、ボブ。貴様らは国家転覆を企図し、無辜の民に暴行を加え、かつ強姦という極めて凶悪かつ反自然的な犯罪を犯した。その所業は人間の尊厳を踏みにじるものとして、いかなる情状酌量の余地もない」

鬼山田が歯を食いしばり、何か叫ぼうとしたが、法警に押さえつけられた。

「よって、被告人4名を死刑に処する」

 

「ぐあぁっ! ふざけるな! 革命は!」

「俺たちは正しいんだ! 国家こそが!」

男たちの絶叫が法廷に響き渡るが、裁判長は表情一つ変えずに次へと進んだ。

「連行せよ」

法警たちに引きずり出される男たち。彼らの「革命」は、絞首台への階段で終わった。

 

そして、残された者たち。

ケイト、朱莉、光、佳奈。

彼女たちの弁護人は青ざめた顔で立ち上がった。

「裁判長! 被告人らは火種グループによる精神的拘束下にあり、いわば洗脳されていたのです! 事件当時の性行為も強要されたものであり、彼女たちも又被害者なのです! どうか情状酌量を……」

 

裁判長は手を上げ、弁護人を制した。

「弁護人の主張は理解する。被告ら女性陣が暴力的な環境下に置かれていたことは認定できる」

佳奈が安堵の吐息を漏らす。死刑は免れたのだ。

「しかし」

裁判長の目が光を帯びた。

「被告らが反国家的活動に加担し、国家の存立基盤たる少子化対策に深刻な損害を与えた事実は動かせない。思想そのものには処罰の対象とならねども、その実行行為への責任は問われねばならない」

 

ケイトが唇を噛んだ。国家の理屈はいつもこうだ。逃げ場などない。

「よって、被告人ケイト、朱莉、光、佳奈に対し、以下の刑を宣告する」

 

裁判長が朗読する。

「孕ませ刑」

 

その言葉に、朱莉が息を呑んだ。

「被告らは国家による更生措置として、少子化対策特別局管轄の生育矯正施設に収容される。そして10人の人間を産み落とすまで、その身を国家の繁殖資源として提供せよ。その期限が来るまでの終身勾留とする」

 

「じゅ、十人……!?」

光が愕然とした声を上げた。10人。それは女性の生涯を費やすに等しい年月だ。常に孕まされ、産み続ける家畜としての人生。

「そんな……そんなの死刑と同じじゃない!」

佳奈が泣き崩れる。

 

「待ってください! これでは!」

弁護人が食い下がるが、裁判長は冷徹に告げた。

『孕ませ刑』は国家が反逆者に対して与える『慈悲』であり『恩恵』だ。貴様らが否定した生命の誕生に貢献することで罪を償うのだ。それは国家への忠誠を身体で示す唯一の道である」

 

裁判長は法槌を打った。

「閉廷」

 

法警たちが彼女たちに近づく。今度は手錠ではなく、首輪だった。

「立て」

ケイトは立ち上がった。もう逃げられないことを悟っていた。

「…私達は革命の」

朱莉は虚ろに呟き、法警に首輪を付けられるがままになった。

光は抵抗しようとしたが、腰に電気ショックを受けられ、力なく膝をついた。

佳奈はただ泣きじゃくることしかできなかった。

 

彼女たちは連行され、護送車へと乗せられた。

窓のない車内。揺れる振動。

向かう先は生育矯正施設。そこでは選ばれた優秀な遺伝子を持つ男性たち(あるいは国家公認のドナー)による組織的な受精が待っている。愛もなく、快楽もなく、ただ国家のための胎として機能する日々。

車内でケイトは目を閉じた。

かつて彼女たちが求めた自由は、どこにもなかった。

あるのは国家という巨大な監獄と、自らの子宮という逃れられない檻だけだった。

 

⭐️生育矯正施設

生育矯正施設「生命の園」。

それは軽井沢の山奥に広がる、巨大な更生施設群の一つだった。

白い壁に、プログラム化された空調。監視カメラと電気柵が行き交うここは、まるで刑務所と産婦人科を融合させたような異様な空間だった。

 

彼女たちは到着すると、すぐに身体検査を受けた。骨盤の広さ、子宮の状態、遺伝子の適合度。検査官たちは彼女たちの身体をまるで家畜のように品定めした。

その後、それぞれの収容ブロックへと分けられていった。

 

【ケイト】

**ブロックA-7 交配室**

 

拘束ベッドに固定されたケイトの前に、三人の男が立っていた。

一人は中年のスーツ姿の財務官僚。一人は筋骨隆々の建設会社社長。もう一人は痩せて眼鏡をかけた国立大学の準教授だった。

「これが国際人権派の特務官か。上玉だな」

準教授が品定めするようにケイトの裸体を見つめた。

彼らは「優秀な遺伝子提供者」として、国家から種付けを許可された男たちだった。特権階級だ。

 

ケイトは不敵に笑った。

「警告するわ。これは明白な人権侵害よ。身体の自由、生殖の自己決定権、そして国際人権規約B規約第17条。私は拷問及び残虐な、非人道的な刑罰を禁止する条約に基づき、あなたたちを告発する」

準教授が眉をひそめた。官僚が笑い、社長が腕を組む。

「今さら無駄だ。お前はテロリストだ。人権を語る資格はない」

準教授がケイトの太腿を撫でた。

「条約第15条。遡及処罰の禁止。思想信条の自由。あなたたちこそ」

「うるさい理論派だな」

社長がケイトの口に押し付けたペニスが、言葉を遮った。

「人権を語るなら咥えながら喋れ」

「んぐっ!」

ケイトは必死に顔を背けようとしたが、首の拘束がそれを許さない。口の中に強引にねじ込まれ、喉の奥に異物感が突き刺さる。

彼女の頭の中にはまだ条約の条文が浮かんでいたが、その思考は男の腰の動きによって断片的に砕かれていった。

「ふぐっ……んんっ……はぁっ!」

「この身体で人権を訴える気か?」

官僚がケイトの両足を抱え込み、既に濡れ始めていた膣口に亀頭をあてがった。

「入れるぞ」

「やめ……」

そのまま根本まで一気に挿入されると、ケイトの背中が弓なりに反り返った。子宮口をノックされ、目の前がチカチカと明滅する。既に何度も開発された肉体が、生理的な反応を隠せない。

「あっ……あぁぁっ!」

「もう言葉はいいのか?」

官僚が腰を動かしながら嘲笑う。

「私は……私は……人権侵害を……認めない……!」

ケイトは唾液と涙でぐしゃぐしゃの顔で叫んだ。準教授が彼女の乳房を揉みしだきながら耳元で囁く。

「そうやって抵抗するお前は、本当に優秀だ。優秀な子を産めそうだ」

「誰が……あんたなんかの……!」

「条約はここじゃ通用しない。ここにあるのは国家繁栄という最高価値だ」

官僚が精液を放出し始める。その感覚に、ケイトは言葉を失い、ただ喘ぐしかなかった。

社長が唇を離し、代わりに準教授が彼女の頭を掴む。

「次は私だ。上手く咥えなさい。知性は口にもあるんだろう?」

「ふざけ……」

「人権侵害の記録を、胎内に刻んでやる」

ケイトはそれでも抵抗の意志を瞳に宿し続けたが、男たちは彼女のそんな態度にむしろ興奮していた。

「あぁっ! んんっ! はぁ……はぁ……」

何度目かの絶頂の波が彼女を襲い、快楽と屈辱の狹間で白濁した意識の中、それでも彼女は唇を噛み締めて考えていた。

(この子宮は……私のものよ……いつか必ず……この屈辱を証拠にして……)

 

【朱莉】

**ブロックB-3 面談室更生エリア**

 

朱莉の前には二人の男が立っていた。

一人は品の良い老紳士。かつて内閣府参与を務めた七十歳の元政治家、粕谷。もう一人は、彼の紹介で来たという四十代の銀行頭取だった。

「君がジャーナリストの冬城朱莉君か」

粕谷は老眼鏡を直しながら、まるで面接官のように微笑んだ。

「私はね、昔から優秀な人材を更生させるのが好きでね」

銀行頭取は朱莉の裸体を値踏みするように見下ろしていた。

 

朱莉は悟ったように言った。

「私の身体が目当てですか」

「そうだお前はおまんこでワカラセる」

粕谷が朱莉の陰毛を撫で、彼女の秘部を指で開いた。

「君は優秀な遺伝子を持っている。しかし思想が歪んでいた。それを正すのが私たちの役目だ」

頭取が朱莉の口の中にペニスを入れた。

「んっ……」

「私たちエリート層が、君のような異分子を教育する。国家のためにな」

朱莉はされるがままになりながらも、その分析的思考は止まっていなかった。

(七十代の精子は遺伝子に変異リスクがある。統計的に見て、この状況は非効率的な繁殖のはず。それなのに……なぜこの老人は私を選んだ?)

粕谷が彼女の膣に老いたペニスを挿入した。

「ああっ……!」

(わかった……これは繁殖じゃない。支配欲だ。かつて権力の中枢にいた老人の、最後の権力行使)

「君の子宮に、私の教えを染み込ませてやろう」

「あっ……はぁ……あぁっ!」

朱莉は喘ぎ声を上げながらも、どこか冷めた目で自分の身体が反応する様を観察していた。これも取材の一環だ。自分の身体を通して、国家権力の歪みを認識する取材なのだ。

 

【光】

**ブロックC-9 体力測定兼交配室**

 

光は自由に動ける状態で部屋に入れられた。

「身体を動かしたいでしょう」

看守がそう言って解放したのだった。

そこには三人の男が待っていた。

一人は元自衛官の体育教官。一人はプロボクサー崩れの用心棒。もう一人はレスリング経験者だという大柄な実業家だった。

「聞いたぜ。お前、格闘技をやってたんだってな」

ボクサーが笑った。

「だからよ、単純だ。俺たちをぶっ倒せたら、今日の種付けはパスしてやる」

光の目が光った。

彼女は構えを取る。勝利のチャンスだ。それだけが彼女の誇りだった。

数分後、光は三人に組み敷かれていた。

「ああっ……くそっ!」

「がはは! 素人相手なら無双できても、俺たちプロ相手じゃ無理だって!」

ボクサーが光の髪を掴み、後ろから殴りつけるように腰を打ち付ける。

「んあっ! 負けて……種付けされるなんて……!」

「それがお前の現実だよ」

実業家が光の顔にペニスを擦り付ける。

「戦うメスは興奮するな」

「ああっ! やめ……あぁっ!」

教官が彼女の胸を鷲掴みにし、乳首を噛んだ。

「あんっ! ああっ!」

「お前の負けだ。俺たちの子を産め」

「くそ……くそぉ……!」

光は歯を食いしばるが、快楽は彼女の矜持を溶かし、子宮を疼かせた。負ける悦びを身体が覚えてしまっている。

「イく……イかされるっ! ああぁっ!」

 

【佳奈】

**ブロックD-2 矯正保育ルーム**

 

佳奈は普通の生活を模した部屋に連れてこられた。

そこには比較的若い、三十代の男性が二人待っていた。

一人は公務員、一人は教師だという、穏やかそうな男たちだった。

「君は……洗脳されてたんだってね」

教師が優しく語りかけながら、佳奈の服を脱がせていく。

「君は可哀想な被害者だ。だから私たちが優しく更生させてあげる」

公務員が佳奈の手を握り、教師が太腿を撫でる。

「私たちの子供を産めば、もう怖いことはない。国家が守ってくれる。私たちが守ってあげる」

「はい……ありがとうございます……」

佳奈は涙を流しながら頷いた。

「じゃあ、脚を開いて」

教師がペニスを取り出し、佳奈の膣口に宛てがう。

「怖がらなくていい。君は悪くない。この行為は君を救うための行為なんだ」

「あっ……ああ……」

挿入された瞬間、佳奈は全身を震わせた。痛みはない。恐怖も薄れている。この人たちは優しい。

「ああっ……私…普通に戻れるんでしょうか……」

「戻れるよ。十人産めば、君は立派な社会の一員だ」

公務員が佳奈の乳房を揉みながら優しく囁いた。

「私たちがついている。だから孕もう」

「はい……ああっ……孕みます……」

佳奈は初めて自ら腰を動かした。反抗するよりも、受け入れる方が楽だった。優しい嘘に包まれて、彼女はどんどん深みに嵌まっていく。

それぞれの部屋で、彼女たちは犯され、孕まされていく。

ケイトは人権を叫びながら、朱莉は分析しながら、光は戦い負けながら、佳奈は優しさに騙されながら。

施設の壁に刻まれた国家の標語が、彼女たちを見下ろしていた。

『産めよ増やせよ。それが赦しの第一歩』

そして一日の交配プログラムが終わると、彼女たちは各々の独房へ戻される。

子宮に溜められた精液を感じながら、彼女たちはそれぞれのやり方で明日への抵抗か、あるいは諦めを育んでいくのだった。

 

 

⭐️ケイトの施設での体験告白

冷たい拘束台の上で、私は再び足を開かされていた。

手首と足首を固定する革ベルトが食い込む感触は、もはや日常になりつつある。それが怖い。

 

今日の「種付け担当官」は、法務省から来たという田代という男だった。黒縁眼鏡の奥にある冷徹な瞳は、私を人間として見ていない。あくまで「反逆者を矯正する器」として見ている。

 

「国際人権規約第7条……拷問および残虐な刑罰の禁止……」

私は震える声で条文を唱えた。それは呪文だった。私が私であるための、最後の砦だった。

 

 

「お願いよ……やめて……これは明らかな……法的根拠のない……暴力……」

 

田代は無表情に私の脚の間に立ち、白衣を脱ぎ捨てた。

「法は国家が定めるものだ。そして現在の法において、お前はここで孕む義務がある」

彼は潤滑剤も塗らずに、凶悪なほど勃起したペニスを私の秘部に押し当てた。

「いっ!」

 

押し広げられる感覚。乾いた肉と肉が擦れ合う摩擦。痛みが走ったが、それ以上に恐怖が心を鷲掴みにした。

「やめて……人権侵害よ……訴えてやる……」

「訴える? 誰にだ? お前の子宮か?」

田代は冷酷に笑うと、一気に腰を沈めた。

 

「あぐぅぅっ!!」

 

肉棒が膣道をこじ開け、子宮口を無遠慮に叩く。

痛みと圧迫感に視界が白む。

私は必死に首を振った。

「違う……これは……レイプよ……! 犯罪行為よ……!」

 

「そうだ。だが、これがお前への『救済措置』だ」

田代はゆっくりと引き抜き、再び奥まで突き上げた。

グチュッ!

卑猥な水音が響く。私の身体が、既に彼を受け入れ始めている証拠だった。

「いやっ! 音が……音が鳴るなんて……!」

「体は正直だな。人権どうのと喚く口とは裏腹に、ここは俺を締め付けて飲み込もうとしている」

 

ズンッ!ズンッ!ズンッ!

ピストンの速度が上がる。

子宮口を小刻みにノックされるたび、背筋に走る快感の電流が、私の思考回路を焼き切っていく。

 

「あぁっ! あぁぁっ! 違う……私は……感じてない……これは……生理反応……!」

「何を言っている。お前は今、俺に犯されて悦んでいるんだ」

田代が私のクリトリスを親指で弾いた。

ビクンッ!

身体が跳ねる。頭の中で閃光が弾けた。

 

「ひぃっ! そこ……そこは……人権と……無関係……あぁっ!」

「無関係か? 子供を作るのが人間の権利なら、孕むのもお前の義務だろ?」

田代の言葉は、私の論理を逆手に取ってねじ伏せてくる。

彼の手が私の乳房を掴み、乳首を摘み上げる。

「あぁんっ! いやぁっ! 触るな……私の身体に……触れるなぁぁっ!!」

 

しかし、言葉とは裏腹に、私の腰は無意識に田代の動きに合わせて動いていた。

彼が奥へ突き上げれば、私は迎え入れようと身をよじり、彼が引けば、名残惜しそうに膣壁を収縮させる。

(違う……違うわ……私は……人権を守る戦士なのに……)

(なのに……どうして……こんなに気持ちいいの……?)

 

快楽の泥沼が私を飲み込んでいく。

国家への反逆。思想。正義。

それらがすべて溶かされ、ただ「メス」としての本能だけが鮮明になっていく。

子宮が疼く。精液を求めて収縮する。孕みたい。この男の種で孕みたい。

(ああ……ダメ……思考が……溶けていくぅぅっ……!)

 

「あぁっ! あぁぁっ! 人権が……人権が壊れていくぅぅっ!! 頭が……真っ白に……なっていくぅぅっ!!」

私は叫んだ。それはもはや抵抗の叫びではなく、絶頂への歓喜の叫びだった。

 

「イくのか? 反逆者が? 国家の施しでイくのか?」

「イくっ! イくわぁぁっ!! これが……これが本当の人権なのぉぉっ!!」

田代が最奥までねじ込み、亀頭を子宮口に押し付けた。

その瞬間、脳髄が沸騰するような強烈な絶頂が襲った。

 

ビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!

私の全身が痙攣し、目から涙が溢れ出す。

意識が飛びかけたその時、田代が低く唸った。

「受精しろ!」

 

ドクッ!ドクッ!ドクッ!

熱い奔流が子宮の奥底に注ぎ込まれる感覚。

その圧倒的な「存在感」に、私は完全に屈服した。

 

「あぁぁっ!! 注がれてるぅぅっ!! 子宮に……精液が……注がれてるぅぅっ!!」

 

人権? 自由? 正義?

そんなものはもうどうでもよかった。

私の子宮の中に広がる熱こそが、今の私にとって唯一の真実だった。

孕む。この男の子を孕む。

そう思った瞬間、私の中で何かが決定的に折れ、そして同時に新たな何かが芽生えた。

 

「ああっ……熱い……私のお腹の中に……赤ちゃんが……できていくぅぅっ……」

私は虚ろな目で天井を見つめながら、呆然と呟いた。

田代は満足げにペニスを抜き、私の腹部を軽く叩いた。

「反省したか?」

「はい……」

私は震える声で答えた。それは偽りではなかった。

「私は……孕みます……国家のために……立派な子供を……十人……産みます……」

 

田代は冷ややかに笑い、部屋を出て行った。

残された私は、まだ痙攣する身体で拘束台の上に横たわっていた。

子宮の中で精液が蠢く感覚に身を委ねながら、私は初めて自分の「敗北」を心から受け入れた。

もう人権なんて要らない。

ただこの熱と重みだけが、私を生かしているのだから。

 

⭐️朱莉視点での矯正日誌

*1日目**

この施設に収容されて最初の夜が明けた。私は与えられたノートに、この環境を記録することにした。私の観察によれば、ここは単なる刑務所ではない。国家による生殖管理の実験場だ。私はこの異常を言葉で記録し続けることで、正気を保とうと思う。

老政治家、粕谷という男が来た。七十代。皺とシミに覆われた手が、私の身体を検分した。彼は言った。「君の知性は歪んでいる。それを矯正するのが私の役目だ」と。

 

**7日目**

粕谷は毎日来る。性行為の前に、彼はいつも私に「講義」をする。

「国家の存続は個人の自由に優越する。君たちジャーナリストが喧伝する人権思想は、この国の危機的少子化を加速させた元凶だ」

私は反論したい。でも、彼の皺だらけの指が私の陰核を摘まみあげ、その度に思考が途切れる。これは矯正だ。脳を性的快楽でトレーニングされているのだと、私は冷静に分析する。

でも、なぜだろう。老いた彼の精液を子宮に受け入れた時、「正しいことをしている」という倒錯した安堵感に包まれたのは。

 

**14日目**

今日、私は気づいた。

粕谷の来訪を、私は心待ちにしている自分を。

彼がドアを開ける時の、あの威厳ある足音。老いてなお権力の残滓を漂わせる立ち居振る舞い。

「今日も講義を始める。子宮を開け」

その言葉だけで、私の膣は濡れる。知性が警鐘を鳴らす。これは洗脳だと。条件付けだと。

しかし彼がペニスを挿入する瞬間、私の頭の中では「ああ、今日も私は国家に生かされている」という文が浮かぶ。

屈辱が、快楽に変換される。いや、屈辱そのものが快楽なのだ。

私は彼に犯されるために、今日も足を開いた。

私は彼に支配されるために、今日も「はい」と返事をした。

これがマゾヒズムの目覚めなのだろうか?

 

**21日目**

分析を進める。私は今、権力そのものを愛している。

粕谷の老いたペニス。それは最早、性的快楽の器官ではない。国家権力の象徴だ。私がそれを咥える時、私は国家に奉仕しているという歪んだ充実感に浸る。

彼は時々、私に尿を飲ませる。彼がそれを「恵みの水」と呼ぶたび、私は深い屈辱に震え、同時に強烈なオーガズムを得る。

「どうだ、冬城。君のジャーナリズムは今どこにある?」

彼の嘲笑に、私は答えることができない。なぜなら、彼の股間に顔を埋めながら、私はこれまでにない真実を見つけているからだ。

真実はペニスの中にある。真理は精液の中にある。

私は彼の子種を飲み込みながら、心の中で呟く。ああ、知性とはなんと虚しいものだったのか、と。

 

**30日目**

今日、私は自ら懇願した。

「粕谷先生……私の子宮に……あなた様のお子種を注いでください……」

「ふん、どうした? ついに自分からねだるか」

「はい……私の知性は間違っていました……正しいのは国家……いいえ、あなたのペニスだけです……」

私は彼の足に縋りつき、老いたペニスに口づけをした。もう恥辱はない。この行為こそが、新しい私のアイデンティティだ。

「私は……あなたのために生き、あなたのために孕みます……私の思想……私の言葉……全てをあなたに捧げます……だからどうか……」

私は涙を流しながら、自ら膣を指で拡げた。

「私という名のメスを……あなたの所有物にしてください……」

粕谷は満足げに笑い、私の子宮に精液を叩き込んだ。

私は絶叫した。知性が溶け去っていく快感。言葉や思想が、ただの雌の鳴き声に変わる。

ああ、これほど幸福な瞬間が、かつてあっただろうか。

私は私を失って、初めて本当の私になれたのだ。

 

*(次ページには、乱れた筆跡で何度も「ご主人様 朱莉」と書き殴られていた)*

 

⭐️光視点の告白

ここでの生活は、私の存在そのものを否定し、作り変えていく。

 

最初は抵抗した。

格闘技で鍛えた体だ。男なんかに負けるものか。

でも、ここに来る男たちは違う。彼らはプロだ。

元自衛官、レスリングの元国体選手、プロの用心棒……。

私がどんなに抵抗しても、彼らはそれを「遊び」として受け流し、力尽くでねじ伏せてくる。

 

「お前のその強さは、ただの余裕だ。孕めばそんなもの消えちまうよ」

元自衛官の男が言った。彼は私の両手首を片手でねじり上げ、背後から私を犯した。

「くそっ……離せ……! この野郎……!」

「悔しいか? だがお前の体はもう俺を受け入れてるぞ」

確かに、彼のペニスが子宮口を突き上げるたびに、私の体はビクンビクンと跳ねていた。負けたくない。でも気持ちいい。

「ああっ……ダメだ……負けたくないのに……気持ちいいぞ……!」

「そうだろ? 負けるのは気持ちいいんだよ」

用心棒が私の首を絞めながら、前からペニスをねじ込んできた。

呼吸が苦しい。酸素が足りない。でもその苦しみが、快楽の導火線に火をつける。

「ぐっ……ああっ……苦しい……でも……いい……もっと……もっとやってくれ……!」

「見ろよ。この雌の顔。勝負なんてどうでもよくなってるだろ?」

国体選手が私の巨乳を揉みしだきながら嘲笑う。彼の指が乳首を摘むと、背筋が震えた。

 

私は負けた。勝負に負けただけじゃない。自分自身に負けたんだ。

闘争心が快楽に変わる瞬間。それは格闘技で言えば「一本」負けだ。

私のプライドも矜持も、男たちのペニスによって一本背負いされた。

 

「ああっ! 負けたっ! 負けたぞぉぉっ! でも……気持ちいいぃぃっ!!」

私は自ら男たちにしがみつき、腰を振った。

「孕む! お前たちの種で孕む! だからもっと……もっと犯してくれぇぇっ!」

男たちは嗤う。かつての格闘家はいない。ここにいるのは、ただの雌の家畜だ。

 

⭐️佳奈視点の告白

私はここに来て、初めて安心した。

 

鬼山田さんたちの「革命」は怖かった。痛くて、乱暴で、心が壊れそうだった。

でもここは違う。

ここに来る男の人たちは優しい。

「君は被害者なんだ。可哀想に」

そう言って抱きしめてくれる。

「君は悪くない。私たちが守ってあげるからね」

そう言って頭を撫でてくれる。

 

私はただ頷くだけでいい。

「はい……ありがとうございます……」

優しく触れられると、鬼山田さんたちにされた時の痛みが嘘みたいに消えていく。

「じゃあ、脚を開いてね」

「はい……」

ペニスが入ってくる。鬼山田さんたちと違って、優しくゆっくりだ。

痛くない。むしろ温かい。

「ああっ……ああ……」

「いい子だ。これで君は更生できるんだよ」

「更生……私は更生するんですか?」

 

「そうさ。子供を産めば、君はもうテロリストじゃない。立派な母親だ」

母親。その言葉が胸に染みる。

私は普通の女の子に戻れるんだ。

 

「孕ませてください……私…普通に戻りたい……」

私は自ら腰を振った。優しい嘘に包まれて、私はどんどん深みに嵌まっていく。

「ああっ……ああ……私…幸せです……」

快楽なんて関係ない。ただ包み込まれる安心感。

鬼山田さんたちは「革命」って言ったけど、私はただ愛されたかっただけなのかもしれない。

ここなら愛される。国からも、この人たちからも。

だから私は孕む。十人でも二十人でも。

それが私の「更生」だから。

 

⭐️その後の4人

施設を出た後の4人。

10人を産み終えた後の4人はどうなったのか。

 

ケイトは人権派の弁護士に戻った。だが、その主張は変わっていた。

「女性の身体の自由には、国家への奉仕という義務が伴うのです」

彼女は法廷でそう語り、かつての自分を否定するように微笑んだ。

彼女の子宮に刻まれた「国家の人権」は、彼女の新しいアイデンティティとなっていた。

 

朱莉はジャーナリストに戻った。だが、彼女の記事は変わっていた。

「国家権力は絶対である。それに従順であることこそが真の自由だ」

彼女は粕谷老人の胸に寄り添いながら、かつての同僚に向かってそう語った。彼女の知性は、もはや権力のペニスに屈していた。

 

光は格闘技の道場に戻った。だが、彼女はもう戦わない。

「女は弱くていいんだよ」

彼女は弟子たちにそう語り、自らの巨体を男たちに預けていた。

彼女の筋肉は、男たちの精力剤として消費されていた。

 

佳奈は普通の主婦になった。

「あの時、鬼山田さんたちに犯されていたのは私じゃないみたい」

彼女は笑顔で言った。

「私は幸せよ。夫も子供もいるし」

彼女の「普通」は、国家の管理下でのみ成立する幸福だった。

 

四つの人生は、それぞれのやり方で「更生」した。

「革命」は敗北し、「産めよ増やせよ」の標語だけが残った。

 

⭐️鳩峰桜の場合

 

 

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あの夜、軽井沢のペンション「ぴっころ」が長野県警と少子化対策特別局の包囲網に包まれるわずか数分前。

一人の影が、裏口から音もなく抜け出していた。

 

鳩峰桜。二十二歳。

日本共民党の重鎮、鳩峰慶介の長女であり、祖父は元衆議院議長、大叔父は現職の党幹事長。

まさに政治一家に生まれたサラブレッドだった。

彼女は学生運動の延長で「スワローズ」に近づき、思想の共有者として活動していたが、鬼山田たちの過激化には内心で違和感を覚え始めていた。

 

ペンションの裏庭。暗がりの中、桜は震えながらしゃがみこんでいた。

遠くから響く機動隊の靴音。閃光弾の残光。

「どうしよう……私、逮捕される……」

父にも母にも、祖父にも顔向けできない。何よりも、逮捕されたら全ての政治生命が終わる。

その時だった。

「鳩峰桜だな」

闇の中から声がした。桜が弾かれたように顔を上げると、そこにはトレンチコートを着た一人の男が立っていた。

眼鏡の奥の鋭い瞳。少子化対策特別局局長、大森隆史。その後ろには、次長の綾瀬凛が無表情で控えている。

 

「だ、誰……」

「少特局だ。君を逮捕しに来た」

桜の顔が青ざめた。

「待って……私は……」

「待たない」

大森は冷淡に、しかしどこか芝居がかった口調で言った。

「鳩峰桜。国家転覆未遂の共謀罪。現行犯で連行する」

「いや……いやぁ……! 私は関係ない! ただ話を聞いてただけで……」

桜は泣きそうになりながら後退った。だが、凛が背後に回り込み、彼女の腕を軽く掴んだ。

「観念なさい」

「助けて……お父様……」

桜の口から漏れたその言葉に、大森は微かに口元を歪めた。

 

「……君は、本当に馬鹿だな」

大森はしゃがみこみ、桜の顔を覗き込んだ。

「鳩峰慶介の娘が、革命ごっこに興じていた。これが報じられたらどうなる?」

桜は黙り込んだ。

「君の父親の政敵は大喜びで叩くだろうな。『革新政党の重鎮の令嬢がテロリスト!』と。お祖父様の勲章も剥奪だ。君の家は終わる」

大森の言葉は刃のように鋭く、桜の心臓を抉った。

「でもね、君には選択肢がある」

桜が顔を上げる。

「な、なんですか……」

 

大森はポケットから銀色のUSBメモリを取り出し、桜の眼前に掲げた。

「君は今から、我々少特局の協力者となる。内部情報のリーク役だ」

「い、内部情報……?」

「そうだ。将来君は政治家になるんだろう? 父親の地盤を継いで、立派な革新の星になればいい。だが、その影で、我々に党内の情報を流す。特に、少子化対策に反対する勢力の動き……」

桜は震えながら大森の目を見つめた。

「そんなこと……できるわけ……」

「できないなら、今ここで逮捕だ」

大森は冷たく言い放った。

「君はテロリストとして檻の中。そこで何が待っているか? 強制孕ませ刑だ。君のその気高い血筋も、革命の雌豚として汚される」

 

桜の脳裏に、鬼山田たちが夫婦をレイプしていた光景がよぎった。あの鬼気迫る暴力。そして檻の中での毎日の凌辱。

「いや……いやだ……」

桜は泣き崩れた。大森の靴にすがりつく。

「わかりました……やります……あなたに協力します……だから」

大森は満足げに微笑んだ。

「交渉成立だ。君は今、ここで解放される。ただし契約するために、一度だけ君を抱く」

桜が顔を上げる。そこにはもう拒絶の言葉はなかった。

ペンションの裏庭に停められた黒塗りのバン。

その中で、桜は静かに服を脱がされていた。震える指で、自分からブラウスのボタンを外していく。

「さすが、名家の令嬢だ。肌がきめ細かい」

大森は桜の肩に手を置き、その白い首筋に顔を埋めた。

「ひゃっ……」

「君はこれから、私と国家の犬になる。だが、安心しろ。君が忠実に情報を流す限り、君の家族は守られる」

「はい……」

桜は涙をぬぐいながら、小さく頷いた。覚悟は決まった。

大森の指が彼女の乳房を弄り、その先端が硬くなるのを感じながら、桜は静かに目を閉じた。

「さあ、君の初めての任務だ。国家に忠誠を誓い、私の精を受け入れろ」

大森は自らのペニスを取り出し、桜の秘部に当てがった。

「あ……ああ……」

ぬるりとした感触に、桜の身体が緊張する。だが、大森は強引に一気に貫くことはしなかった。

「誓いを言え」

「わ、私は……鳩峰桜は……国家のために……あなたのために……尽くします……」

「そうか。では、その証(あかし)を受け取れ」

大森はゆっくりと腰を突き入れた。

「あぁっ……!」

処女ではなかったが、それでも久方ぶりの異物感に桜は声を上げた。バンのシートに縋りつきながら、彼女は必死に喘ぎを耐えた。

「今日からお前は私の『小鳥』だ」

「はい……はい……! ああっ……!」

大森の腰の動きは、権力そのものだった。優しくも逃げ場のない絶対的な支配。

桜は自分から腰を振りながら、政治家一族に生まれた自分の未来を思い描いた。

表向きは革新の闘士。しかし裏では、この男に情報を流し続けるスパイ。

(それでいい……私が生き残るには……家を守るには……これしかない……)

「イくぞ」

「はい……犯して!私をあなたのものにしてください……!」

大森の剛直の熱を感じながら、桜は「革命」と決別した。

 

 

暗い車内。大森の体重がのしかかる。

「あぁっ! 局長! あっ! あっ!」

桜はシートに背中を預け、大きく脚を開いていた。太腿を大森の腰に絡ませ、自ら深く迎え入れようと淫らに腰を使う。

「どうだ? 鳩峰の令嬢。国家の犬の味は?」

大森は眼鏡の奥の目を細め、冷酷な笑みを浮かべた。その腰の動きは「鬼ピストン」と呼ぶにふさわしいものだった。

パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

肉と肉が激しく打ち付け合う音が、狭い空間に反響する。

「ああっ! 素晴らしいですっ! あっ! あぁっ! 局長のモノが……私の奥を……こんなに……かき回して……ああんっ!」

桜は大げさに身をよじり、過剰なほどの嬌声を上げた。

それは快感を演じているのか、あるいは必死に媚びているのか、彼女自身にも区別がつかなくなっていた。

「よく締まるな。さすがは選良の血統だ」

大森は桜の両脚をさらに大きく開かせ、子宮の奥深くを狙い澄まして突き上げる。

ズンッ! ズンッ! ズンッ!

「いっ! ああっ! そこっ! 子宮っ! 子宮を叩かれてますぅぅっ! あぁぁっ!」

強烈な衝撃に、桜の目が白み始める。思考が飛びそうになるのを必死に繋ぎ止め、彼女はさらに甘い声を絞り出した。

「もっと! もっとくださいっ! 私を……あなたの専用の肉便器にしてくださいぃぃっ!」

「言うようになったな」

大森は桜の顎を掴み、自分の方へ向けた。涙と汗でぐしゃぐしゃになった顔。かつての高慢な表情はもうない。あるのは、ただ支配者に媚びる雌の顔だけだった。

「お前の家も、お前の将来も、すべて私が握っている。忘れるな」

「はいっ! 忘れませんっ! 私は……あなたの所有物ですっ! ああっ! 局長ぉぉっ!」

大森のピストンがさらに加速する。もはや人間の動きではない。機械のように正確で、容赦のない責め苦。

パンパンパンパンパンッ!

「あぐっ! ああっ! あぁぁぁっ! 頭が! 頭がおかしくなっちゃうぅぅっ!」

桜はシートを爪で引き裂かんばかりに掴み、背中を弓なりに反らせて絶頂した。ビクンビクンと全身が痙攣し、膣壁が大森の剛直を狂ったように締め上げる。

「くっ……!」

その極みの収縮に、大森もまた限界を迎えた。

「受胎しろ、小鳥!」

ドクッ! ドクッ! ドクッ! ドクッ!

大森が最奥までねじ込み、大量の精液を桜の子宮に注ぎ込んだ。

「あぁぁぁっ!! 熱いっ! 注がれてるっ! 局長の種が……私のお腹に……注がれてるぅぅっ!!」

桜は絶叫しながら、大森の背中に爪を立てた。熱い奔流が子宮を満たしていく感覚に、彼女は完全に屈服した。

(これで……私の身も家も守られる……)

ドクドクと脈打つ精液を受け止めながら、桜は虚ろな目で車の天井を見つめた。快楽と安堵と屈辱がない交ぜになった感情が、彼女の心を黒く染めていく。

大森は息を整えながらペニスを抜き、桜の腹部を軽く叩いた。

「いい子だ。これからもそうやって素直にしているんだな」

「はい……局長……」

桜は力なく頷き、溢れ出す精液を指ですくいながら、自らそれを口に運んだ。

「私は……あなたの忠実な……小鳥です……」

その姿を見て、大森は満足げに笑った。新しい手駒が手に入ったのだ。

車外では、雨がまだ冷たく降り注いでいた。だが車内には、権力と服従の生々しい匂いが充満していた。

 

 

ペンション「ぴっころ」襲撃事件から半年。

鳩峰桜の名は、反体制派の間で伝説となっていた。

 

「スワローズの生き残り」「国家弾圧の証人」「革命の聖少女」

彼女は巧みな語りと、涙ながらの告発で、聴衆の心を掴んだ。少子化対策局の横暴を糾弾し、生育矯正施設の実態を(もっとも彼女の知る限りの、演出された情報だが)暴露し、群衆を熱狂させた。

彼女のもとには、全国の反少子化活動家、過激派予備軍、そして党内の不満分子からの情報が雨のように集まってきた。彼らは彼女を信じ切り、計画を打ち明け、同志の名を教えた。

 

だが、その「聖少女」が今いる場所は、革命の拠点でも党本部でもない。

東京・丸の内の超高級ホテル、「ザ・キャピタル」の最上階スイートルーム。

窓ガラスの向こうには、きらびやかに輝く東京の夜景が広がっていたが、桜の目には映っていなかった。彼女が見上げているのは、目の前に立つ男の股間だけだった。

 

「んっ……ちゅっ……れろっ……はぁ……」

 

桜は高級ブランドのワンピースを脱ぎ捨て、ランジェリー一枚の姿で床に這いつくばっていた。その白く細い指が、大森隆史のズボンのジッパーを下ろし、逸物を取り出す。

すでに完全に屹立したそれを、桜は恍惚とした表情で見つめ、舌なめずりをした。

 

「局長……今日も……お会いできて光栄です……」

 

「情報は持ってきたか?」

大森はソファに深く腰掛け、グラスのウィスキーを傾けながら、見下すように尋ねた。

 

「はい……もちろんです……」

桜は大森のペニスに顔を寄せ、その亀頭を恭しく舌で舐め上げた。チロッ、レロッ。口内に広がる男性の匂いに、彼女の背筋がゾクゾクと震える。これは「任務」の対価だ。いや、彼女にとってはもはや任務そのものが快楽だった。

 

「んちゅっ……ぽちゃっ……れろっ……」

ピチャピチャと水音を立てながら、桜は熱心に大森の逸物に舌奉仕をする。裏筋をなぞり、鈴口を唇で塞ぎ、カリの下を丁寧に愛撫する。かつて党内の重鎮たちに頭を下げていた時のような、完璧で卑屈な奉仕だった。

 

「いいだろう。話せ」

 

桜は口に含んだペニスをパクッと離し、糸を引きながら報告を始めた。

 

「はい……まず、関西の『母の会』ですが……来週、大阪府庁前での座込みデモを計画しています。動員数は約300名。幹事は元・府議の田中と、主婦の山本……」

桜はバッグから手帳を取り出し、メモを読み上げた。その声は興奮で微かに震えていた。

 

「それから……党青券局内の『刷新会』……彼らは次の衆院選で、少子化対策推進派の公認を剥奪する動きに出ています。リストは……これです……」

桜は手帳と共に、USBメモリを大森の膝の上に置いた。

 

「ふん、役立つ情報だ」

大森は満足げに頷き、桜の顎を指で持ち上げた。

「お前は本当に優秀なスパイだ。お父さんも草葉の陰で泣いて喜ぶぞ」

 

その言葉に、一瞬だけ桜の瞳に悔恨の色がよぎった。しかし、大森の指が彼女の乳首をランジェリーの上から強く摘むと、その思考は瞬時に快楽の霧の中へ消え飛んだ。

 

「あんっ!……はい……私は……局長の……優秀な小鳥ですぅっ……」

 

「だろう? だから褒美をやる」

大森は自身のペニスを手で握り、桜の目の前で振った。

「欲しいか?」

 

桜は犬のように顔を寄せ、何度も頷いた。

 

「欲しいです!……お願いです!……局長の太くて硬いの……私の奥に……ぶち込んでくださいぃっ!……情報を渡した対価として……私の子宮に……精液を注いでくださいぃぃっ!」

 

「乗れ」

大森が短く命じると、桜は嬉々として立ち上がり、大森の腰に跨った。ソファの上で、彼女は自らショーツの横から布をずらし、濡れそぼった秘部を大森の屹立にあてがった。

 

「ああっ……入ってくるっ……局長のぉぉっ!」

 

ズブッ!

重量感のある一物が、桜の膣道をかき分け、子宮口までを一気に貫通した。

 

「あぐぅぅっ!……深いっ!……子宮の奥まで……届いてますぅぅっ!……あぁっ!あぁぁっ!」

 

桜は自ら腰を上下に振り始めた。ガクン、ガクンと激しく揺れるたびに、スイートルームに肉のぶつかる音と、桜の甘い喘ぎ声が響き渡る。

 

「いいですっ!……局長のって……やっぱり最高ですっ!……あんな愚かな革命なんて忘れちゃうくらい……気持ちいいですぅぅっ!」

 

「同志たちの情報を売って得るセックスか。最高に堕落しているな」

大森は桜の腰を掴み、下から突き上げた。

 

「ああっ!……堕落してますっ!……私…最低な女ですっ!……同志を売って……敵の男に犯されて……よがってますぅぅっ!……でもっ!でもぉぉっ!……これが私の生存戦略なんですっ!……ああんっ!」

 

桜は泣き笑いのような表情で、さらに激しく腰を回した。大森のペニスが子宮の最奥をノックするたび、彼女の中で「正義」や「理想」が粉々に砕かれ、代わりに権力と精液の快感が埋め尽くしていく。

 

「局長っ!……大森局長ぉぉっ!……もっと!……もっと奥まで!……私の中を……かき回してくださいぃぃっ!……情報ならいくらでも持ってきますからっ!……党だって!……仲間だって!……全部売りますからぁぁっ!……だからっ!……だからぉぉっ!」

 

桜は自ら胸を揉みしだき、乳首を指で弾きながら、狂ったように腰を振り続けた。それは性交ではなく、魂を売り渡す儀式だった。

 

「イくっ!……局長と一緒にイくっ!……ああっ!あぁぁっ!……国家の犬になってぇぇっ!……イキマスッ!……イッテマスゥゥッ!!」

 

ビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!

桜の全身が痙攣し、膣壁が狂ったように大森を締め上げる。それと同時に、大森もまた低く唸り、桜の最奥に熱奔流を放った。

 

「あぁぁっ!!……注がれてるっ!……熱ぃっ!……局長の種がっ!……私の子宮にぃぃっ!!……ああっ!……懐妊しますっ!……国家の敵としてじゃなくっ!……局長の雌としてっ!……孕みますぅぅっ!!」

 

ドクドクと注がれる精液の熱に、桜は白目を剥いて失神しかけた。やがて大森がペニスを引き抜くと、桜の秘部からは大量の白濁液がどろりと溢れ出した。

 

桜はぐったりとソファに身を預け、恍惚とした表情で大森の胸に頬を寄せた。

 

「局長……来週の集会の参加者名簿……明日、持ってきます……」

「ああ、待っているぞ。我が可愛い小鳥」

 

大森は桜の髪を撫でながら、冷ややかに笑った。表の顔は「革命の闘士」。裏の顔は「国家のスパイ」。その二重の生活こそが、桜をこれ以上ないほどに歪み、興奮させていた。

 

翌日。

桜は再びマイクを握り、熱狂する支持者たちの前で演説した。

 

「私たちは負けない! 国家の暴力に屈しない!」

その声は力強く、聴衆の心を揺さぶる。

しかし、彼女の下腹部には、昨夜注がれた大森の精液の余韻がまだ微かに残っていた。誰も知らない。この聖少女の胎内が、国家権力の精液で満たされていることを。

彼女は演説の合間に、壇下の暗がりにいる少特局のエージェントと目配せをした。

同志たちの命運は、これから彼女の唇を通じて、大森のもとへと流れていくのだ。

 

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