※この作品はR-18です。

〜もし望まぬ性行為を強制できる社会だったら〜 モラルハザード ❤️少子化対策特別法公布!エロイラスト付❤️   作:みなぽん

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親族NTR刑 復讐と歪んだ幸せ

「お前の妹ちゃん、案外着痩せするんだな」「きひっひ、俺たちが美味しくいただいたぜ」田口と荒木田が嘲るように笑い俺にスマートフォンの動画を見せつけてきた。

画面の向こうでは、妹の明日香が両手をベッドに縛り付けられており、全裸に剥かれた彼女の上で田口が弾むように腰を振っていた。動画は暗闇の中でもライトで照らされているため明るく撮影されており、パンパンという卑猥な水音が響く中で彼女のおっぱいがぶるんぶるん揺れ、豊かな膨らみに汗が浮いている。田口が下から上へ持ち上げるようにして突き上げると、ピンク色の乳首が突き出るようになり、そのたびに明日香が絶叫していた。

「いやぁ助けて!お兄ちゃん!」

しかし助けを求める声は届かず、代わりに聞こえてきたのは荒木田による嘲笑だ。

「お前みたいなクズにはもったいないくらい可愛い妹だったなぁ」荒木田がそう言いながら胸を撫で回すようにして愛撫している様子まで映っており、明日香の身体中に赤黒い痣のようなものができていた。それは殴打痕であり、二人が抵抗できない状態で性的暴行を行っていた証拠でもあった。

「うおおおっ射精るっ!」

画面の中で田口がうめき声を上げると射精した!

「きひっひ、交代だ交代だ」

田口が満足げに荒い息を吐きながら身を引くと、その隙間から荒木田が下卑た笑い声と共にのしかかっていった。ずしりと明日香の小さな体がベッドに沈み込む。

 

「おいおい、そんなに怖い顔すんなよ。次は俺がたっぷり可愛がってやるからさ」

 

荒木田はそう囁きながら、田口が残した惨状を楽しむかのように明日香の髪を鷲掴みにした。無残に乱れた黒髪の間から涙でぐしゃぐしゃになった妹の顔が覗く。恐怖に染まった瞳はもう何も映していないかのようだった。

 

「いや……もうやめ……お兄ちゃん……」

 

か細い喉から絞り出されるような呻き声が響くが、荒木田はそれを聞き流し、その太い指で赤黒い殴打痕をなぞり始めた。痛みと恐怖に明日香の体がビクンビクンと跳ねるたび、荒木田はまるで壊れかけた玩具を玩ぶ子供のように喉の奥でクツクツと笑った。

 

「お前、最高にいい締まりだ。田口の跡もまだ温かいぜ?」

 

その言葉と共に荒木田の腰が沈み込む。スマートフォンの画面の向こうで起きている残酷な事実を突きつけられながらも、俺は指一本動かすことができなかった。全身の血が沸騰するような怒りと、自分の無力さに対する絶望が喉の奥を焼き尽くし、声すら出ない。

 

画面の中で荒木田が獣のような唸り声を上げて腰を打ち付け始めると、明日香の唇からはもう言葉にならない悲鳴が漏れ出すだけだった。その声が俺の鼓膜を直接ハンマーで殴りつけるように響く。

「さあてと、お前に俺たちの味をたっぷり染み込ませてやるよ」

荒木田の汗ばんだ背中が揺れるたびに、俺の心臓が引きちぎられるように痛んだ。俺はただ見ていることしかできない。この地獄のような光景を焼き付けられながら、俺はただ立ち尽くすだけだった。なぜならこうなった責任は全て俺にあるのだから。

 

俺が政府の少子化対策に反対の学生運動に参加したのは1年前のことだ。人間の出産を政府の力で無理矢理強制することに怒りを感じたからだ。

そして無邪気な正義感から、俺は少子化対策の地方事務所に放火した。警察に連行され、裁判にかけられた。懲役も覚悟の上、俺はそのように思っていた。

しかし、下された判決は、俺の想像を絶する物だった。

親族NTR刑!俺の犯した罪は、俺の可愛い妹のあすかに振りかかったのだ。そして彼女をレイプすることを許されたのは、俺たちの運動に参加して、仲間たちを密告した荒木田と田口だった。

 

帰宅

 

家路につく足が鉛のように重かった。

 

夕暮れの商店街は日常の営みを続けていた。どこかの家から夕飯の支度をする音が漏れ聞こえ、子供の笑い声が路地の向こうへ消えていく。世界は何事もなかったかのように回っている。ただ俺一人が、地獄の入り口へ向かって歩いている。

 

スマートフォンの画面をもう一度開こうとして、指が震えて止まった。見なくてもいい。あの光景は瞼の裏に焼き付いて離れない。妹の悲鳴が、耳の奥で反響し続けている。

 

俺の罪だ。

 

俺が火を点けたから。俺があの事務所を燃やしたから。俺の浅はかな正義感が、明日香をあんな目に遭わせた。

 

駅から十五分の道のりを、三十分かけて歩いた。アパートの階段を登る足が、どうしても速くなれない。三階の廊下に辿り着くと、住人のドアから漏れるテレビの音が聞こえた。日常的な音。何でもない音。それが妙に耳障りだった。

 

玄関のドアの前に立つ。

 

鍵はかかっていなかった。明日香は家にいるはずだ。あの二人が「返してやった」と言っていた通りなら、もう家に帰されている。

 

ドアノブに手をかける。金属の冷たさが掌に伝わる。

 

押し開けた瞬間、空気が変わった。

 

玄関に明日香の靴が揃えて置かれていた。いつもきちんと揃える几帳面さは変わっていなかったけれど、左の靴の踵がすり減っている。あれは昨日まではなかった傷だ。無理に引きずられたのだろうか。

 

「明日香……」

 

声をかけたが、返事はなかった。

 

廊下の電気は消えたままだった。夕闇が窓から青白い光を落としている。リビングのドアが半開きになっている。その隙間から、うっすらと明かりが漏れていた。

 

一歩踏み出すたびに、床板が軋む。その音がやけに大きく響いた。

 

リビングのドアを押し開けた。

 

明日香がいた。

 

ソファの端に小さく丸まっていた。いつもなら犬のぬいぐるみを抱いてテレビを見ている時間帯だ。けれどテレビはついておらず、部屋は静まり返っていた。

 

彼女は制服のままだった。ブラウスのボタンが二つ外れていて、スカートの裾が縫い目から裂けている。靴下は片方だけ履いていて、もう片方は床に転がっていた。

 

「明日香……」

 

もう一度呼ぶと、丸まっていた背中がビクリと震えた。

 

ゆっくりと顔を上げた明日香の目は、赤く腫れ上がっていた。何時間泣き続ければそこまで腫れるのだろう。頬には涙の跡が乾いて白く濁り、髪は絡まって無残に乱れていた。唇の端が切れていて、薄く血が滲んでいた。

 

「……お兄ちゃん?」

 

その声は、もう泣き疲れて嗄れきっていた。信じられないものを見るような目で俺を見ている。まるで幽霊でも見たかのような、現実と非現実の境界にいるような眼差しだ。

 

「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」

 

呪文のように繰り返しながら、明日香がソファから滑り落ちるようにして立ち上がった。ふらつく足で俺の方へ歩み寄ろうとして、膝が折れた。

 

倒れ込むようにして俺の胸元に飛び込んできた。

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

 

何を謝っているのだ。謝らなければならないのは俺だ。俺が謝らなければならないのに、明日香は俺の胸に顔を押し付けて、ごめんなさいと繰り返している。

 

「お兄ちゃんが来てくれたかと思った……来てくれたかと思ったのに……どこにもいなかった……誰も来てくれなかった……」

 

その言葉が胸に突き刺さった。

 

動画の中で明日香は「お兄ちゃん」と叫んでいた。助けを求めていた。俺の名を呼び続けていたのだ。俺はその声を聞きながら、何もできなかった。指一本動かせなかった。

 

「ひぐ……うぅ……身体が、身体が痛いよぉ……」

 

明日香の小さな手が俺のシャツを掴んで握りしめる。その指先には爪が剥がれかけていて、血が滲んでいた。おそらくベッドの縛りを解こうと引っ掻いたのだろう。シーツを、縄を、何かを必死に引っ掻いて抵抗した痕だ。

 

「お風呂に入っても……落ちない……触られたところが、まだ熱いの……汚い……汚いよぉ……」

 

俺のシャツを濡らす涙の温度が、あの動画で見た汗の温度と重なった。嫌悪感が胃の底から込み上げてくる。俺はそっと、壊れ物を扱うように明日香の背中に手を回した。

 

あの豊かな胸と細い腰のラインを、あの二人は好き勝手に弄んだのだ。背中を撫でようとして、指先が布地の上から硬い感触に触れた。痣だ。背中にも、あの赤黒い殴打痕が残っている。

 

「……痛いか」

 

掠れた声でしか聞けなかった。

 

「痛い……痛いよお兄ちゃん……でも、お兄ちゃんが来てくれたなら、もう大丈夫だよね……?」

 

顔を上げた明日香の赤く腫れた目が、俺を見上げていた。その瞳の奥には、まだ恐怖の残滓が漂っている。けれど俺を見つめるその視線に、信頼が灯っていた。細く、頼りなく、今にも吹き消えそうな炎。

 

それが堪なかった。

 

「……ああ」

 

嘘をついた。大丈夫なはずがない。親族NTR刑の判決文には、期間の記載があった。彼女は妊娠しない限り、六ヶ月間。半年間、明日香は彼らのものなのだ。

 

「お兄ちゃん、一緒にいて……離れないで……」

「ああ。いるよ。どこにも行かない」

もう一つ嘘をついた。明日香が寝息を立て始めた今、俺は立ち上がらなければならない。奴らに、俺と同じ屈辱を味わせてやる。

 

俺はまず田口の家を目指した。彼には40歳になる母親の恵美子がいる。優しいおばさんで綺麗な人だった。悪がきの田口を溺愛しており、俺はそんな2人の関係を好ましく思っていた。

 

それなのに。

 

俺は恵美子さんに電話をかけた。

「田口くんと会いたいんです。家の鍵を開けてもらえませんか?」

 

インターフォン越しの恵美子さんの声は、どこか怯えていた。しかしすぐに扉が開き、彼女が出迎えてくれた。

 

「拓海くん久しぶり……拓海くんのことを心配していました……どうぞ上がってちょうだい」

 

応接室に通され、恵美子さんがお茶を持ってくる隙に俺は応接室の鍵をロックした。そして後ろから恵美子さんを抱きしめた。彼女の豊満な肉体がシャツ越しに感じられて、俺の男性器が勃起しはじめた。

 

「きゃっ、拓海くん? 何するのよ」

「田口のやつが、俺の妹の明日香をレイプしたんですよ!だから俺はおばさんに復讐します。」

抵抗する彼女を押さえつけて裸に剥いた。40歳の熟れた女体。俺は、この人を徹底的に凌辱して妊娠させてやるのだ。

母親の恵美子さんを辱めることで田口に復讐をしてやるのだ。

「お願い……やめて……やめてよ……こんなこと……」

彼女の長い髪を鷲掴みにして、引きづり倒す!

そして、力づくで服を剥ぎ取る。豊満な乳が揺れる!

「お前の息子が俺の妹にしたことと同じことをしてやるよ!」

 

「違うの……私の育て方が悪かったのね……お願い、許して……」

 

嗚咽混じりの声が耳にまとわりつく。涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔が哀れを誘う。だがそれがまた、興奮を煽った。これからこの女性を徹底的に辱める。妊娠するまで犯して、彼女の人生を完膚なきまでに破壊してやる。

 

「許すわけないだろ! お前の息子の田口は、俺の妹を壊したんだ。お前も同じ目に遭えばいいんだよ!」

 

彼女の頬を思い切り平手で叩く。乾いた音が室内に響いた。頬が赤く腫れ、口の端から血が滲む。それでも恵美子さんは懇願し続けた。

 

「お願い……お願いだから……もう許して……」

 

両腕で胸を隠し、足を閉じて丸まろうとする姿が、却って扇情的だった。豊満な乳房が腕の隙間からはみ出し、太腿の肉が柔らかく形を変えている。俺はその腕を力任せに掴んで引き剥がし、床に押し倒した。

 

「見せろよ。田口を産んだおまんこをさ」

嫌々と首を振る恵美子さんの肩を押さえつけ、無理やり脚を開かせる。羞恥と恐怖で顔が真っ赤になっていく様子がたまらなく魅力的だった。

もっと壊したい。この優しくて穏やかだった田口の母親像を粉々にしてやりたい。

 

「いやっ、そんなところ……やめてぇっ!」

 

恵美子さんの悲鳴を無視して、俺は彼女の太腿の間に顔を埋めた。熟れた女の生々しい匂いが鼻腔を突く。40歳になり、出産を経験した女の秘所は、少女のそれとは違い、深く蕩けるような肉の襞が重なり合っている。

 

「田口を産んだ穴が、どうなってるか確かめてやるよ」

 

舌先を割れ目に押し当て、上に向かってレロリと舐め上げる。ビクンッ! と恵美子さんの腰が跳ねた。

 

「ああっ! ダメ、ダメェッ! 息子の友達にそんなこと……ぁあッ!」

 

硬く閉じようとする太腿を強引にこじ開け、秘唇を舌で押し広げる。露わになったクリトリスを舌で包み込み、音を立てて吸い上げた。じゅぷっ、ちゅぱっという卑猥な水音が応接室に響き渡る。未熟な抵抗とは裏腹に、秘口からはねっとりとした愛液が溢れ出し、俺の顎を濡らしていく。

 

「ほら、もう濡れてるじゃないか。田口の母親だって、結局は発情する牝かよ」

 

「ち、違うの……これは……あぁっ、んくぅッ……!」

 

羞恥と快楽で顔を歪める恵美子さんを見下ろしながら、俺はふとサイドテーブルに目をやった。そこには、田口の忘れ物なのだろうか、小さなガラス瓶が無造作に転がっていた。ラベルには手書きで『超強力催淫剤・連鎖発情タイプ』と書かれている。

 

俺は動画を思い出した。あの時、明日香が苦痛と恐怖だけでなく、異常なほどの生理的反応に襲われていたのは、舌の動きが痙攣し、目が虚ろに潤んでいたのは、ただ暴行されたせいだけではなかったのだ。この薬のせいで、身体が裏切られていたのだ。

 

怒りの沸点が越えた。

 

「……これか。明日香に使ったのは」

 

小瓶を手に取ると、蓋を開けた瞬間に甘く鼻を突く刺激臭が漂った。粘度の高い、透明なローションのような液体。

 

「な、何それ……? やめて、そんなもの……!」

 

俺はたっぷりと薬液を指に掬い取ると、濡れそぼった恵美子さんの秘口に叩きつけた。

 

「明日香がどれだけ屈辱を味わったか、その肌で思い知れ!」

 

「ひぃっ! 冷たいっ! いやぁっ!」

 

人差し指と中指をそろえ、強引に膣奥へとねじ込む。きつく締め付ける肉壁を無理やり掻き分け、媚薬を壁面にたっぷりと塗りたくる。ねちゃねちゃといやらしい音を立てながら、子宮の入り口近くまで指で掻き回し、執拗に擦り付けた。

 

「あぐっ、あぁぁっ! 何か熱いっ! お腹の中が、変になるぅぅっ!」

 

指を引き抜き、今度は充血して尖ったクリトリスに残りの薬液を塗り込む。てらいなくなりほどの量を、爪の先で押し潰すようにして擦り付けた。

 

「いやぁぁぁっ! 熱いっ! 濡れるっ! お股が濡れちゃうぅぅっ!」

 

媚薬の効果は劇的だった。塗り込まれた数秒後には、恵美子さんの全身が真っ赤に発情し、ビクビクッ!ビクビクッ! と激しい痙攣を起こし始めた。

目は焦点を失い、口からは大量の涎が垂れ落ちる。先ほどまでの抵抗は嘘のように、彼女の腰は自ら快感を貪るように波打ち始めた。

 

「あぁっ、あぁぁぁっ! 変になるっ! お股の奥が、ドロドロに溶けて変になるぅぅっ! おくぅっ! 熱ぃぃぃっ!!」

 

子宮の奥からガマン汁が噴き出し、俺の手をあっという間に粘液まみれにする。40歳の母親は、息子の友人に媚薬を塗りたくられ、完全に発情してしまったのだ。

 

「どうだ? 明日香もこれで狂わされたんだ。お前の可愛い息子が、俺の妹の膣にこれをぶち込んで笑ってたんだよ!」

 

俺は興奮の余り勃起した怒りのペニスを取り出し、赤く腫れ上がり収縮を繰り返する恵美子さんの膣口に押し当てた。

 

「お願い……もっと……もっと揉んでぇっ! おまんこ壊してぇっ! 息子の友達におまんこ壊されてイっちゃうぅぅっ!」

 

理性を焼き尽くされた恵美子さんが、自ら腰を浮かせて俺のモノを乞い始めた。その無様な姿を見下ろしながら、俺は容赦なく最奥まで突き刺した。。

「あぐぅぅっ! 子宮が! 子宮がかき回されるぅぅっ! 妊娠しちゃうっ! 妊娠しちゃうぅぅっ!」

悲鳴とも快楽の叫びともつかない声が響く。俺は明日香の泣き顔を脳裏に焼き付けながら腰を振り続けた。そして泣き叫ぶ彼女の中に射精した。

まさにその時田口が帰宅した。俺は呆然と立ち尽くす奴に向かって言ってやった。

「おい田口、お前の婆の中古まんこ使ってやったぜ。こいつ、雌犬みたいに腰を振ってたぜ。」

「おい田口お前の母ちゃんの中古まんこ使ってやったぜこいつ雌犬みたいに腰振ってたぜ」

「……母ちゃん……?」

田口が目の前で立ち尽くしている。

「ふざけるな……テメエマジで……」

「ああん?不満か?」

俺は隠し持った特殊警棒で田口の鳩尾に一撃見舞い床に倒れた田口の腹部を何度も蹴り上げた。吐瀉物と鮮血が口から噴き出し田口は白目を剥いて失神した。

「ざまあみろ」

俺はそのまま家を出た。次は荒木田の家だ。

荒木田の家には18歳の妹の梨花がいた。清楚な美少女で女子校に通う優等生だ。荒木田は梨花を溺愛していた。俺は梨花に電話をかけた。

「梨花ちゃん急いで家に来てくれ。荒木田が倒れてるんだ」

梨花が慌てて帰宅した。

「お兄ちゃん!?」

リビングのソファに座る俺を見て梨花が息を呑んだ。俺の足元には全裸の荒木田が横たわっていた。彼は拘束され口には猿轡が嵌められていた。

「梨花ちゃんの可愛いお兄ちゃんはねぇ……」

俺はニヤリと笑ってみせた。

「お前の兄貴が俺の妹の明日香をレイプしたんだ。だから俺はお前に復讐する」

「えっ……? お兄ちゃんが……?」

梨花は信じられないといった表情で俺を見ている。俺は荒木田の股間に手を伸ばし強引にズボンを下ろした。

「やめて! 兄ちゃんに触らないで!」

「お前の兄貴が俺の妹にしたことと同じことをしてやるよ」

俺は荒木田のチンポを取り出した。既に勃起している。

「ほら見ろ。妹の前で勃起する変態兄貴だ」

「いやっ……見ないで……お兄ちゃん恥ずかしい……」

荒木田は顔を真っ赤にして首を振った。猿轡越しの唸り声が漏れる。

俺は荒木田のチンポを握りしめ上下に扱き上げた。ずちゅっずちゅっという卑猥な音が響く。

「ああん……やめて……そんなことしないで……」

梨花は涙目で訴えるが俺は止まらない。荒木田のチンポからはカウパー腺液が漏れ出し俺の手を汚し始めた。

「ほら見ろ。妹の前でこんなに漏らして。変態だな」

「ひどい……ひどいよ……兄ちゃん……」

梨花は顔を覆って泣き出した。

俺は荒木田のチンポから手を離し梨花に近づいた。

「次はお前だ」

 

俺は梨花の制服のブレザーを剥ぎ取りブラウスのボタンを引きちぎった。白いブラジャーに包まれた胸が露わになる。

 

「いやっ! やめて! 見ないで!」

 

梨花は胸を隠そうとするが俺は強引にブラジャーをずらした。可愛らしいピンク色の乳首が突き出ている。

 

「兄貴が俺の妹の乳首を噛みちぎりそうに舐め回したんだ。お前の乳首も同じようにしてやるよ」

 

俺は梨花の左の乳首に噛みつき右の乳首を指で強く捏ねた。

 

「あぐっ! 痛いっ! 噛まないで! 乳首噛まないでぇっ!」

 

梨花の悲鳴が響く。俺は口を離さずさらに強く吸い上げた。ちゅぱっちゅぱっと音を立てて吸うたびに梨花の体がビクンビクンと跳ねる。

 

「いやぁっ! 乳首が! 乳首が変になるぅっ!」

 

俺は梨花のスカートを引き裂き下着ごと引き剥がした。18歳の無毛の秘所が露わになる。

 

「女子校の優等生のおまんこ見せてもらったぞ」

 

俺は梨花の太腿を強引に開かせ秘裂に顔を埋めた。処女特有の微かな匂いと甘い香りが鼻孔を満たす。舌先で割れ目をなぞり上へ向かって舐め上げる。

 

「ああっ! そこ! そこダメぇっ!」

 

クリトリスを舌で包み込み音を立てて吸い上げた。じゅぱっじゅぱっと水音が響く。

 

「いやぁっ! おまんこ舐めないで! お兄ちゃんに見られてるぅっ!」

 

俺は舌の動きを止めずさらに激しく吸い立てた。梨花の腰が波打ち愛液が溢れ出す。

 

「ほら兄貴。お前の可愛い妹が俺に感じてるぞ」

 

猿轡越しに荒木田の唸り声が漏れる。

俺は舌を使いながら残りの媚薬を梨花の秘所に塗り込んだ。

 

「何これ……? 熱いっ! 下のお口が熱くなるぅっ!」

 

即効性の媚薬の効果で梨花の体が真っ赤に発情する。子宮から愛液がドバッと流れ出て俺の顔を濡らす。

 

「いやぁっ! 出ちゃう! 私の中に変なのが入ってくるぅっ!」

 

俺は梨花を床に押し倒し覆いかぶさった。勃起したペニスを秘裂に押し当てる。

 

「ほら行くぞ。俺のモノを受け入れろ」

 

「いやぁぁっ! 初めてはお兄ちゃんと約束してるのっ! 他の人となんて嫌ぁっ!」

 

梨花の抵抗を無視して俺は腰を進めた。処女膜を突き破る感触と共にヌプッという音を立てて亀頭が潜り込む。

 

「ああっ! 痛い! 中に来る! 雄芯が! あっ! 前が見えなくなってきた……」

 

処女喪失の痛みと媚薬による強烈な快感で梨花は意識が朦朧としてきた。俺は容赦なく腰を振り続ける。

 

「明日香も最初はこんな風に泣いてたよ。だがお前も同じ目に合わせる」

 

「ひぃっ! 痛い! 止めて! お兄ちゃん助けてぇっ!」

 

俺は梨花の胸を揉みしだきながらピストンを加速させる。結合部からは血が流れ出ているが構わず突き続ける。

 

「いやぁっ! 腰止まらないっ! 子宮が疼くぅっ! もうダメぇっ!」

 

梨花は絶頂を迎え全身を震わせる。俺も限界を迎えた。

 

「行くぞ! 中に出すぞ!」

 

「いやぁぁっ! なかはダメぇっ!」

 

俺は思いっきり腰を打ち付けて膣内に射精した。ドピュッドピュッと大量の精子が注ぎ込まれる。

 

「熱いのが来る! お腹の奥にいっぱい注がれるぅっ! 妊娠しちゃう! 妊娠しちゃうぅっ!」

 

俺は最後の一滴まで注ぎ込むためにグリグリと押し付けるようにして射精した。そしてようやく引き抜くとドロリと白濁液が流れ出てきた。梨花は放心状態だ。

「さあてと次は……」

 

俺は梨花を解放し、まだ床に転がっている荒木田の元へ向かった。猿轡越しに荒木田の荒い息遣いが聞こえる。涙で目を腫らし、怒りと屈辱に震えている。俺は荒木田の猿轡を外した。

 

「んぐっ……! てめえ……! 梨花に何を……!」

 

荒木田の声は震えていた。俺は荒木田の目の前にしゃがみ込み、わざとゆっくりと話し始めた。

 

「お前が俺の妹の明日香にしたことと同じことをしただけだ。お前の可愛い妹の梨花ちゃんは、媚薬を塗りたくられて発情して、俺に処女を奪われた。中出ししてやったよ」

 

「お前……! 絶対に許さねえ……! 殺してやる……!」

 

荒木田が暴れようとしたが、拘束がきつすぎて身動き一つできない。俺は猿轡を外したまま荒木田の鼻をつまみ、口を無理やり開けさせた。

 

「お前が明日香にしたことの全てを、お前自身で味わわせてやる」

 

俺はポケットから予備の媚薬を取り出した。荒木田の口をこじ開け、粘度の高い液体を流し込む。嚥下を拒もうとする荒木田の喉を強く押し、無理やり飲ませた。

 

「んぐっ! がはっ……! げほっ……!」

 

荒木田がむせ返りながらも液体を飲み込む。数秒もしないうちに、荒木田の全身が紅潮し、汗が噴き出し始めた。瞳孔が開き、呼吸が荒くなる。

 

「どうだ? 自分の身体が裏切る気分は。明日香も同じだった。恐怖しながらも身体だけが快楽に反応して、自分が壊れていく感覚。お前が味わせた苦しみだ」

 

「うぅ……! ぐぬっ……! 身体が……熱い……!」

 

荒木田のペニスが、梨花の目の前でギンギンに勃起し始めた。荒木田は必死に理性を保とうとしているが、媚薬の効果は凄まじく、全身が痙攣し始める。

 

「いや……見ないで……梨花……見るな……」

 

荒木田が震える声で訴えるが、媚薬の効果で腰が勝手に浮き上がり始めた。俺は荒木田の拘束を解き、自由にした。

 

「さあ、お前の可愛い妹があそこで待ってるぞ。媚薬で発情したお前の身体は、もう止められない。明日香にしたように、お前の妹に同じことをするんだ」

 

「やめろ……! 止まるか……! こんなの……!」

 

荒木田は必死に抵抗しようとしたが、媚薬の効果には勝てなかった。身体が勝手に動き出し、梨花の方へ這い進んでいく。

 

「お兄ちゃん……? どうしたの……?」

 

梨花はまだ放心状態で、梨花の太腿の間には血と精液が混じった粘液が垂れ流れていた。荒木田の目が、媚薬で狂いながらも、妹のその姿に釘付けになった。

 

「いや……違う……梨花……お前じゃない……!」

 

荒木田が呻くが、腰は既に勝手に動き出していた。勃起したペニスが、梨花の秘裂に擦り付けられる。

 

「ああっ……お兄ちゃん……? お兄ちゃんのアレが……私の……」

 

梨花の身体もまだ媚薬の残り効果が続いており、敏感に反応してしまう。梨花の秘所は再び濡れ始め、荒木田のペニスを無意識に受け入れようと収縮を繰り返す。

 

「梨花……すまない……止まらない……!」

 

荒木田は叫びながら、梨花の秘裂にペニスを押し当て、一気に貫いた。

 

「ああっ! お兄ちゃん! お兄ちゃんが入ってくるぅっ!」

 

梨花の悲鳴と快楽が混じった叫びが響く。荒木田はもう止まらなかった。媚薬の力で、自分の可愛い妹を犯し続ける。俺はそれを冷徹に見下ろしていた。

 

「それが明日香の気分だ。自分の意志ではどうにもならない身体の裏切り。お前が味わせた苦しみを、お前自身で味わえ」

 

荒木田の涙が梨花の胸に落ちる。梨花もまた、媚薬の効果で快楽に飲み込まれ、兄の行為に身体を反応させてしまっている。

 

「いやぁっ! お兄ちゃんダメっ! 兄妹でダメぇっ! 妊娠しちゃうっ!」

 

梨花の抵抗も空しく、二人は快楽の渦に呑み込まれていった。俺は最後の一滴までその光景を網膜に焼き付けた。

 

「おい荒木田。お前の可愛い妹は最高の締まりだったぜ。俺の中出しの後にお前が上書きしたんだ。自分の妹を自分の精子で妊娠させてやるんだな」

 

俺は荒木田に最後の宣告をすると荒木田の家を出た。復讐は終わった。

 

夜風が冷たかった。

 

駅への道を歩きながら、俺は空を見上げた。星が見えなかった。街の明かりが空を白く濁らせている。俺の心と同じだ。

 

明日香のいるアパートへ戻る道のりは、行きよりもさらに重かった。復讐を終えた俺の心は、晴れるどころか泥のように濁っていた。

 

田口の母親を辱めた時、俺は確かに快感を感じた。梨花を犯した時も、胸の奥が熱くなるのを抑えられなかった。それが恐ろしかった。

 

俺は彼らと同じになっていた。

 

明日香の言葉が耳の奥で響く。

 

『お兄ちゃんが来てくれたならもう大丈夫だよね?』

 

大丈夫なはずがない。俺は彼女の兄じゃない。俺は彼女を救うはずが、自らの復讐心に飲まれて、彼女と同じ苦しみを他の誰かに押し付けた。それも、何の関係もない人たちに。

 

田口の母親の涙顔が浮かぶ。梨花の悲鳴が蘇る。荒木田の絶望に歪む顔が目に焼き付いている。

 

俺は何をやっているんだ。

 

階段を登る足が、もう鉛のように重いだけではなかった。膝が笑い始めていた。三階の廊下に辿り着くと、俺は壁に手をついた。息が切れる。心臓が早鐘を打つ。

 

玄関のドアの前に立つ。中から光が漏れている。明日香が起きている。

 

ドアノブに手をかける。震えが止まらない。今度は冷たさのせいじゃない。俺は今、自分の家に入るのが怖い。

 

ドアを押し開けた。

 

明日香がいた。

 

ソファに座っていた。膝を抱えて、小さく丸まっていた。俺が家を出た時と同じ姿勢だ。ただ、顔を上げたその目は、俺が出て行った時とは違っていた。

 

「……お帰り、お兄ちゃん」

 

その声には、何の感情も含まれていなかった。

 

「明日香……」

 

俺は靴を脱いで、リビングへ入った。明日香の横に座ろうとして、止まった。俺の服には、田口の母親の匂いがついているかもしれない。梨花の匂いが。俺は自分の服を嗅いだ。鼻が曲がるほどの、女の体液の匂いがした。

 

「……どこに行ってたの?」

 

明日香が膝に顔を埋めたまま訊いた。

 

「……バイト」

 

嘘をついた。また嘘をついた。

 

「……嘘」

 

明日香が顔を上げた。赤く腫れた目が、俺を真っ直ぐに見ていた。

 

「お兄ちゃんの服、変な匂いがする。女の人、みたいな匂い」

 

俺の心臓が止まるかと思った。

 

「……明日香、それは……」

 

「お兄ちゃんも、あいつらと同じことをしたの?」

 

その言葉が、ナイフのように胸に突き刺さった。

 

「……明日香」

 

「お兄ちゃんも、誰かを、無理やり、したの?」

 

俺は答えられなかった。答えられなかったことが、答えだった。

 

明日香の目から、涙が溢れた。けれどそれは、怒りの涙でも、悲しみの涙でもなかった。ただの、涙だった。

 

「……お兄ちゃんも、壊れちゃったんだね」

 

その言葉が、俺の世界を、粉々に砕いた。

 

「……ああ」

 

俺は素直に認めた。もう嘘をつきたくなかった。

 

「お兄ちゃんは壊れたよ。お前を救えなかった俺が、誰かを壊した。俺はもう、お前の兄じゃない」

 

明日香は、しばらく俺を見つめていた。そして、ゆっくりと、膝を抱えていた腕を解いた。

 

「……おいで」

 

その言葉に、俺は言葉を失った。

 

「……おいで、お兄ちゃん❤️私と一緒に壊れようよ❤️私が妊娠しなきゃこの刑罰は終わらない、でもどうせ妊娠させられるなら、私お兄ちゃんの子供が産みたい」

 

明日香が、小さな手を俺の方へ伸ばした。

 

俺はその手を見つめた。細くて白い指先。あの動画で縛り付けられていた手と同じ手。けれど今は縛られていない。彼女自身の意志で俺に手を伸ばしている。

 

俺の手が震えながらその手に触れた。温かかった。涙で冷え切っていた俺の手に明日香の体温が伝わってくる。

 

「明日香……」

 

「お兄ちゃん❤️お兄ちゃん❤️」

 

明日香が俺の胸に飛び込んできた。あの時と同じように。けれど今度は「助けて」とは言わなかった。「ごめんなさい」とも言わなかった。ただ俺の名前を呼んだ。

 

俺は壊れた妹を抱きしめた。壊れた兄が壊れた妹を抱きしめた。それしかできなかった。

 

明日香の唇が俺の耳元に触れた。

 

「お兄ちゃん❤️私の中にお兄ちゃんを入れさせて❤️」

 

明日香の小さな手が俺のズボンのファスナーに伸びた。

 

「明日香……」

 

「お願い❤️私を妊娠させて❤️お兄ちゃんの子供を産みたい❤️」

 

明日香の目は狂気に満ちていた。けれどそれは荒木田や田口のそれとは違った。もっと静かで深い狂気。壊れた人間だけが持てる光だった。

 

俺はもう抵抗しなかった。

 

明日香が俺のペニスを取り出し優しく握った。

 

「お兄ちゃんの……大きいね❤️」

 

明日香が舌なめずりをした。

 

「あいつらのはもっと小さかったよ❤️」

 

明日香は自らスカートを捲り上げ下着を脱ぎ捨てた。まだ赤黒い痣が残る太腿の間に俺を招き入れる。

 

「来て❤️お兄ちゃん❤️」

 

俺は明日香の上に覆いかぶさった。傷だらけの体。あいつらがつけた痣。俺がつけた心の傷。それら全てが今ここにあった。

 

「明日香……」

 

「んっ❤️」

 

俺は明日香の唇にキスをした。初めてのキスは鉄の味がした。涙と血の味。壊れた兄妹の口づけ。

 

俺のペニスが明日香の秘裂に触れた。まだ腫れている肉壁。あいつらに蹂躙された痕跡。それでも明日香は自ら腰を浮かせて俺を受け入れようとした。

 

「入れて❤️お兄ちゃん❤️」

 

俺はゆっくりと腰を進めた。明日香の体がビクリと震える。痛みがあるはずだ。けれど明日香は微笑んだ。

 

「んっ❤️ お兄ちゃんが入ってくる❤️ お兄ちゃんのが来てる❤️」

 

俺のペニスが明日香の中に沈んでいく。あいつらとは違う温かさ。妹の温かさ。血の繋がった肉の温かさ。

 

「ああっ❤️ 奥まで来てる❤️ お兄ちゃんのが子宮まで来てる❤️」

 

完全に根元まで埋まると俺は動き出した。ゆっくりと前後に腰を振る。明日香の体が波打つ。

 

「んっ❤️ あっ❤️ お兄ちゃん❤️ お兄ちゃん❤️」

 

明日香の腕が俺の背中に回される。爪が食い込む。痛い。けれどそれが心地よかった。

 

「明日香……」

 

「お兄ちゃん❤️ 好き❤️ 大好き❤️」

 

明日香の足が俺の腰を絡め取る。もう逃げられない。逃げるつもりもなかった。

 

「私の中に出して❤️ お兄ちゃんの精子で孕んで❤️ あいつらのじゃなくてお兄ちゃんのがいい❤️」

 

俺は腰の動きを速めた。肉と肉がぶつかる音が響く。けれどそれはあの時の音とは違った。憎悪の音じゃない。求愛の音だ。

 

「明日香……明日香……」

 

「お兄ちゃん❤️ お兄ちゃん❤️ 私のお兄ちゃん❤️」

 

明日香の目から涙が流れ落ちる。俺も泣いていた。二人して泣きながら交わっていた。

 

「いくぞ……明日香……」

 

「きて❤️ きて❤️ お兄ちゃんの中出しして❤️」

 

俺は最奥まで突き刺し射精した。ドクドクと精子が注ぎ込まれる。明日香の子宮が俺の精子を貪るように収縮する。

 

「ああっ❤️ 熱いのが来てる❤️ お兄ちゃんのがいっぱい来てる❤️ 妊娠する❤️ お兄ちゃんの子供妊娠する❤️」

 

明日香は絶頂を迎えながら叫んだ。俺もまた妹の体の中で果てた。

 

果てた後も俺たちは離れなかった。明日香の体は俺の腕の中で小さく震えていた。涙が止まらない。

 

「お兄ちゃん……」

 

「……なんだ」

 

「私たち壊れちゃったね」

 

「……ああ」

 

「でもね……お兄ちゃんと一緒なら……壊れてもいいや」

 

明日香が俺の胸に顔を埋めた。

 

「お兄ちゃんの匂いがする……やっぱりお兄ちゃんの匂いだ……」

 

俺は明日香の髪を撫でた。血の繋がった妹の髪。細くて柔らかい髪。

 

「……ごめんな」

 

「……うん」

 

「お前を救えなかった」

 

「……うん」

 

「でもこれからは……俺が守る」

 

「……うん」

 

嘘か真か分からない。けれど俺はそう言った。壊れた兄が壊れた妹に誓った。

 

窓の外が白み始めていた。長い夜が明ける。

 

俺たちはまだ抱き合ったままだった。

 

壊れた兄妹は傷を舐め合いながら朝を迎えた。

 

 

あれから半年が経った。

 

俺と明日香は、アパートを引き払い、郊外の小さな一軒家に引っ越した。

戸籍上は「夫婦」ではない。けれど、俺たちは夫婦として暮らしている。あの夜、俺たちが壊れ、そしてお互いを抱きしめ合った日から、俺たちの関係は「兄妹」の枠を超えていた。

 

明日香のお腹は、少しずつ膨らんでいた。

あの夜、俺が注ぎ込んだ命が、彼女の中で根付いていた。親族NTR刑の期間は、彼女が妊娠したことで終了した。システムはそれを「刑の執行完了」として処理した。しかも少子化対策法は兄弟の間の結婚さえも認めている。人口が増えれば良い。ただそれだけの狂った法律だ。けれど、その狂った法律が生み出した命を、俺たちは愛することに決めた。

 

「お兄ちゃん、今日はカレーにしようか」

 

キッチンから明日香の声がする。

その声には、あの夜の絶望の色はなかった。穏やかで、温かい、日常の声だ。

 

「ああ、そうだな。ニンジン多めで」

 

俺はリビングのソファで新聞を読むふりをしながら、彼女の背中を見つめていた。エプロンをした彼女の後ろ姿は、とても19歳には見えない。母になる女性の、柔らかな曲線がそこにあった。

 

時折、明日香はふと手を止めて、自分のお腹を優しく撫でる。その仕草を見るたびに、胸の奥が締め付けられる。俺たちが歩んできた道は、決して正しくなかった。傷だらけで、血に濡れていた。けれど、その傷の上に、俺たちは新しい命を育んでいる。

 

週末、俺たちは近くの公園を散歩した。

春の陽気が、二人の間をゆるやかに流れていた。

 

「ねえ、お兄ちゃん」

 

明日香が俺の腕に自分の腕を絡ませる。

 

「なんだ」

 

「この子が生まれたら、名前どうしようか」

 

「……まだ早いだろ」

 

「いいじゃない。早いほうがいいもん」

 

明日香は笑った。その笑顔は、昔の彼女より少しだけ大人びて見えたけれど、瞳の奥の光は、あの夜よりもずっと強くなっていた。

 

俺は彼女の手を握り返した。

もう離さない。誰にも奪わせない。

 

「……光、とかどうだ」

 

「ひかる? 男の子?」

 

「ああ。俺たちの闇を照らす光になってほしい」

 

明日香は目を細めて、空を見上げた。

 

「光くんかあ。いいね。女の子だったら?」

 

「希望、かな」

 

「のぞみ。光と希望か。なんだか壮大だね」

 

彼女はクスクスと笑い、俺の肩に頭を預けた。

 

「お兄ちゃん。私ね、幸せだよ」

 

その言葉が、俺の心の中の最後の棘を抜いた。

 

「……俺もだ」

 

嘘じゃない。本当にそう思う。俺たちが歩んできた道は地獄だった。けれど、その先にこの温もりがあるなら、俺は生きていてよかったと思う。

 

*

 

荒木田と梨花のことも聞いた。

荒木田は、あの夜の媚薬の影響で梨花を妊娠させた後、完全に壊れたのかと思いきや、逆に梨花に依存するようになった。梨花もまた、兄の狂気を受け入れ、二人は奇妙な「夫婦」として生活を始めた。

 

「梨花が妊娠したんだ」

 

数ヶ月後、偶然街で会った荒木田が、どこか憑き物が落ちたような顔で言った。

 

「そうか」

 

「俺たち、結婚するんだ。大阪に引っ越す」

 

「……そうか」

 

「お前の妹にしたこと、一生忘れない。けど、梨花が俺を許してくれたから……俺は、梨花を守るために生きる」

 

荒木田の目には、かつての下卑た光はなかった。ただ、自分の犯した罪と、それでも自分を許し受け入れた妹への深い愛情だけがあった。

 

「……大事にしろよ」

 

「ああ。お前もな」

 

俺たちは、それきり言葉を交わさず、背を向け合って歩き出した。

俺たちが歩んできた道は違う。けれど、どこかで重なり合い、そしてそれぞれの方向へ分かれていった。

 

田口の話も聞いた。

田口の母親、恵美子さんは、身籠った。そして、驚くべきことに、彼女はそれを産む決意をした。

 

「あの子は、私の罪なの」

 

後日、恵美子さんから届いた一通の手紙にはそう書かれていた。

 

「息子をあんな風に育てたのは私の責任。だから、この子も私が育てる。拓海くん、あなたを恨むけど、lただ、この子には愛情だけ注ぐわ」

 

田口は、母親が自分の友人の子を身籠った事実に耐えきれず、家を出たらしい。恵美子さんは、一人で新しい命を育む道を選んだ。

 

苦い結末だ。けれど、そこには確かに「選択」があった。誰かに強制された道ではなく、自らの意志で選び取った道だった。

 

*

 

俺と明日香の間に生まれたのは、男の子だった。

名前は、「光(ひかる)」。

 

産声を上げた瞬間、俺は泣いた。

あの夜、何もできなかった自分。復讐に飲み込まれ、同じ過ちを繰り返した自分。そんな俺に、光が差した。

 

「お兄ちゃん……」

 

明日香が、疲れ切った顔で、けれど最高の笑顔で俺を見上げた。

 

「光くんだって」

 

「ああ……」

 

俺は震える手で、小さな手を握った。温かい。柔らかい。命の重さ。

 

「ありがとう、明日香」

 

「うん」

 

俺たちは手を握り合い、新しい命の誕生を噛み締めた。

 

***

 

あれから数年が経った。

俺たちは今でもこの小さな家で暮らしている。光は元気に育ち、明日香は第二子を身籠っている。

 

夜、光が眠った後、俺たちは並んでソファに座り、温かいお茶を飲む。

 

「お兄ちゃん、今日もお疲れ様」

 

「明日香もな」

 

俺は彼女の肩を抱き寄せる。彼女は自然に俺の胸に頭を預ける。

 

「ねえ、お兄ちゃん」

 

「なんだ」

 

「私ね、たまに思うの。あの夜のこと」

 

俺の心臓が一瞬跳ねる。

 

「……ああ」

 

「あそこで壊れちゃって、よかったのかなって」

 

俺はしばらく沈黙し、そして口を開いた。

 

「壊れたからこそ、今があるんだと思う」

 

「……そうだね」

 

明日香は目を閉じ、微笑んだ。

 

「お兄ちゃんと一緒なら、壊れてもいいやって思ったあの時の気持ち、今でも変わらないよ」

 

「……俺もだ」

 

俺は彼女の唇に、優しく口づけをした。

かつての鉄の味はもうしない。ただ、温かいお茶と、明日香の甘い香りがした。

 

窓の外には、今日も星が見えない街の明かり。

けれど、この家の中には、確かな光がある。

 

俺たちが歩んできた道は、決して正しくなかった。

傷だらけで、血に濡れて、泥にまみれた道だった。

けれど、その道の先に、俺たちは居場所を見つけた。

 

壊れた兄妹が、壊れたまま紡いだ、小さくて温かい家族。

 

それが、俺たちのハッピーエンドだ。

 

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