性倫理崩壊催眠アプリ ~寝ているだけで世間知らずのお嬢様巨乳処女十五歳が無責任中出し托卵セックスをお願いしてくる件~ 作:ヤラナイカ―
純粋無垢なお嬢様、篠雨愛佳(しののめ あいか)は悩んでいた。
普段はとても明るくて、のほほんとした性格で周りから天然と呼ばれるほどのんびりした愛佳がこれほど深く悩んだのは、人生でも初めてかも知れない。
愛佳は、御年十五歳。
目鼻立ちが整っており、愛らしく大きな瞳。
やや幼さが残った雰囲気に、不釣り合いなほど大きなFカップの胸。
誰が見ても美少女だ。
愛佳の実家、篠雨家は古い家柄である。
明治以降はいささか斜陽であるものの、戦後もそれなりに豊かで実力のある名家だ。
そんな一族の箱入り娘である愛佳は、十六歳の誕生日を迎えると同時に、幼馴染でもある五条誠との結婚を控えている。
だから、お嬢様ばかりが集まる名門白銀女学園の中等部を卒業してすぐに、このタワーマンションの最上階の新居へと引っ越してきた。
愛佳は産まれた頃より、こう親にしつけられてきた。
「女子に学問はいらないから、すぐ許嫁と結婚して家庭に入りなさい」
名家の血筋を守るため、あまりに古臭い教えではあるが、愛佳に不満はなかった。
結婚相手の五条誠は、二十五歳。
押しも押されもせぬ五条グループを束ねる青年実業家だ。
容姿も端麗であり、その甘いマスクは財界の若きプリンスとしてマスコミを賑わすほどの素敵な青年だ。
相手にとって不足はない。
子供の頃から親しかった相手だし、身近にいる大人の男として愛佳も淡い恋心を抱いている。
いや、そもそも選択肢などなかった。
世間知らずの愛佳は、許嫁と結婚して家庭に入る以外の生き方を知らない。
そういうものだとしか、教えられてこなかった。
幼馴染の誠と結婚するのが、当然だと思っていた。
だから、若くして結婚しなければならないとか、そんなことで愛佳が悩んでいるわけではなかった。
「あああ……う、うう、どうしてこんな……こんなのあんまりです! 私は、一体どうしたらいいんでしょう……」
ついにこらえきれず、愛佳の美しい瞳からポロポロと涙が溢れる。
一度泣き出してしまうと、次から次へと涙が止まらない。
あまりにも広いリビングルーム。
そこで一人っきりで泣く愛佳の前には大きなテレビがあった。
その画面に映し出されているのは、若い男女の全裸のむつみごと……激しくも情熱的な変態的なセックスであった。
「み、宮子! も、もう!」
「そのまま中に出して! 誠のを、私のなかに、いっぱいちょうだああぁい!」
卑猥な声で男を誘うのは、先程タワーマンションの下で話し込んだ安田 宮子(やすだ みやこ)というモデルのようにスラリとしたスタイルの大人の女性。
そして、その宮子といやらしくまぐわっているのは、婚約者の誠だった。
この映像は、性的なことに疎い愛佳が知るよしもないことであったが、俗に言う「ハメ撮り」であった。
「宮子……」
「ふふ……誠ったら、出してもこんなに硬い。よっぽど気持ちよかったのね」
「ああ、とってもよかったよ」
「舐めて綺麗にしてあげるわね」
誠の勃起した一物を舐める宮子。
その股間からは、誠が中出しした証の精液が溢れ出して太ももを伝っていた。
もちろん、愛佳が誠のおちんちんを見るのはこれが初めてだ。
セックスどころか、キスをしたこともないのだ。
それなのに、宮子というお仕事はエッチなビデオの女優をしているという女は、こんなにもむつまじく誠と裸で絡み合っている。
「宮子……」
「誠の精液、とても美味しいわ。このまま口でもしてあげるからね」
宮子は、ジュボジュボといやらしげな音を出して愛佳の婚約者である男の陰茎をすすりあげている。
普段の愛佳なら、こんな卑猥な映像は絶対に見てはいけないと目を背けたであろう。
しかし、これは画面に映っているのは、他ならぬ婚約者の誠の姿なのだ。
もうあと一ヶ月もしたら、このマンションで一緒に夫婦生活を送ることになる相手なのだ。
こうして、愛佳は、「何も知らない貴女に、誠はふさわしくない」という酷い罵倒の言葉とともに宮子から渡されたディスクの映像を見てしまった。
最初から最後まで、全部見てしまった。
愛佳の頭は、真っ白。
呆然である。
「あ、ああ……」
そのハメ撮りは、かなり編集してるにもかかわらず五時間以上におよんだ。
ご丁寧なことに、安田宮子と名乗る誠の愛人は最後まで全部、しっかりと見ろと大容量のデータファイルを手渡してきたのだ。
世間知らずで純粋無垢な愛佳の想像を絶する変態プレイの数々を、素直に全部見てしまった。
婚約者の誠の欲望を全て受け止める宮子。
相手は、可愛らしい小さな背丈の自分とは全く真逆のモデルのように高身長で派手な年上の美人。
誠は、獣のように荒々しい態度で「孕め! 孕め!」と、ぷくぷくと鼻の穴を気持ちよさそうに広げて、愛佳が見たこともなかった醜く雄々しい顔で叫び。
避妊などおかまいなしに、何度も、何度も、宮子の女性器へと精液を注ぎ込んだ。
嘘か真か、宮子が言うにはすでに誠の子供をすでに妊娠しているという。
愛佳は少しウエーブのかかったロングの髪を癖でくねくねと弄びながらつぶやく。
「こんなの見せられたって本当に、どうしたらいいのでしょう……」
タワーマンションの最上階からは、美しい川辺の景色が見える。
途方に暮れる愛佳は、いっそここから飛び降りてしまいたくもなるが、タワーマンションの窓はそう簡単に開かないようになっている。
この部屋な豪華ではあるが、一人で過ごすにはあまりに広すぎて寒い……。
愛佳は、息苦しさを覚えて玄関から外に出て廊下にふらふらと出て、とぼとぼと歩いていく。
「あれ? こんなところにドアあったかしら?」
このタワーマンションの最上階にあるのは、愛佳達の過ごす部屋だけだと聞いていた。
それなのに、廊下に小さな扉がある。
ちゃんと呼び鈴もついているので、マンションのこの階に誰か他の人の部屋があるのだ。
「なんだか、人の気配がする……」
謎の扉の奥から、ブーンと鳴るような低周波がかすかに聞こえるような気がする。
「あ、そうだわ」
育ちの良い愛佳は、ぽんと手を叩いて言う。
ご近所様がいるなら、すぐに引越しの挨拶をしなきゃと思いついたのだ。
たしか、マンションの自室にはもらった高級な洋菓子が腐るほどあったはず。
「あった」
どうせ何をやっても手が付かない状態だったのだから、なにかやる口実ができて少し気も休まる。
一番上等で高級な焼き菓子をチョイスして、呼び鈴を鳴らす。
ピンポーン。
少し待つが、誰も出てこない。
「あれ……」
ドアノブに何気なく手が触れてしまって、玄関の鍵が空いていることに気がつく。
勝手に人の家に入ってはいけないと思ったけど、奥の部屋で人が倒れていることに気がついたのだ。
「だ、大丈夫ですか! おぐあいが悪いんですか?」
扉を開けてすぐの部屋の奥で、白いシーツがくしゃくしゃになったベッドに寝ているのは、スマホにつけたイヤホンを耳に挿してサングラスを付けているおじさまだった。
倒れているのかと躊躇なくゆさぶっているが、起き上がるような様子はなくされるがままだ。
ただ、倒れているという感じではなく、普通に生きはしているし意識もありそうな感じ。
大丈夫なのかなと思った瞬間、自分がとてつもない失礼をしてしまったことに気がつく。
「あ、あのすみません! 勝手に部屋に入ってしまって……」
愛佳が頭を下げても、サングラスをかけた中年の男性は黙って寝そべっているだけ。
「あの、お菓子持ってきたんですけど、食べられます? いや、挨拶の前にいきなり失礼ですよね。ほ、本当にごめんなさい。お休み中のところお邪魔しちゃいましたよね……」
中学校を卒業して家族とも学友とも離れ離れなり、すぐ都会のタワーマンションに引っ越してきた愛佳は相談する相手がいなかった。
持ってきた焼き菓子をベッドの隣にある棚の上に起きながら、挨拶する。
「あの挨拶が遅れました私は、隣に住む篠雨愛佳と申します」
「……」
しかし、寝そべったままのおじさまからは返答はない。
でも、それがなぜか愛佳には心地よくて、ついつい独り言のようにしゃべり始める。
「お邪魔ついでに、私の話を聞いていただけませんでしょうか。我ながら、こんな話を見知らぬおじさまにしても、しょうがないとも思うのですけど……」
知り合いが一人も居ない土地。
誰にも相談できない愛佳は、相手が名も知らぬ隣人のおじさまだからこその気楽さで、ぽつりぽつりと今の悩みを話し出す。
結婚間近である婚約者の五条誠の愛人と名乗る年上の女性が、愛佳にコンタクトを取ってきたこと。
その女性と仲睦まじく裸でからみあい、気持ちよさそうに腰を振る誠の姿を見てしまったこと。
「性経験のない世間知らずの私では、誠さんを満足させられないって言われちゃいまして」
おじさまは、愛佳が期待しているように何かを言ってくれるわけではなかった。
それでも、誰かに話せるというだけでも、少しずつ心が楽になっていく。
「もう、どうしていいのやら……」
もちろん、こんな話を婚約者の誠にぶちまけて、問い詰める勇気も愛佳にはなかった。
その一方で、年上の愛人である宮子が本当に誠の子供を妊娠していたとしても、身を引くこともできない。
なぜなら、愛佳は誠と結婚しない人生など想定していなかったからだ。
愛佳は、これまで父親や婚約者の言いなりになって生きてきた。
まだ十五歳の箱入り娘のお嬢様なのだ。
誰かが引いたレールの上から外れて、これからどう生きて行ったらいいかなんてわからない。
「あら?」
おじさまの横に置かれているスマホの画面に目をやる。
世間知らずの愛佳といえど今どきの少女、さすがにスマホくらいは知っている。
先程から聞こえていた変な音はどうやらこのスマホからのようだ。
なぜなら、そのように画面に書いてある。
「えっと、発生した高低周波を聞いた人間には、以下の設定した催眠がかかります。設定、『性倫理が崩壊し、四十歳前後の中年男性に無責任中出し托卵セックスを懇願する。性倫理が崩壊し、中年男性との生セックス孕ませなどの変態行為に一切の抵抗がなくなる。性倫理が崩壊し、名前も知らない中年男の中出しオナホールとなって奉仕することを無情の喜びと感じる……』なんだか、とりとめもなく長いですね……」
文面が長すぎる。
しかも、何度も同じ主語が繰り返されて冗長で、お世辞にも上手な文章とは言えない。
中学校卒業で学歴を終えた愛佳ではあったが、彼女は図書館の古典文学をあらかた読み尽くした程の文学少女だった。
そのため、国語能力は極めて高い。
おそらく自分よりも二周りも年長であるおじさまが書いたであろう稚拙な文章を、呆れながらも熟読していく。
「……最後に、催眠完了しましたって書いてありますね。あの催眠って、どういう意味でしょうか?」
なんと、性的な知識のない愛佳は催眠の意味を知らなかった。
漢字の意味から、眠りを催すという意味であろうかと、とんちんかんなことを考えている。
その他、卑猥な言葉のほとんどは愛佳の理解の外だ。
寝そべっているおじさまから、返答はない。
「あの、差し出がましいようですが、これ性倫理より性道徳って言ったほうが意味が通るんじゃないですか?」
「……」
「あ、あといくつか誤字もあるのですけど……。余計なお世話なら、申し訳ありません。私、どうしてもこういうの気になってしまって……」
「……」
なんと、愛佳は性倫理崩壊催眠アプリの文章の間違いを添削し始めた。
こんなことは、初めてだったのだろう。
おじさまは、プッと吹き出してしまった。
「あら、いま笑いましたね。ちゃんと、おじさまには私の話は聞こえていたってことですよね?」
「……」
反応はない。
「催眠の意味はよくわかりません。あと意味のわからない単語もありますが、なんとか話の大意は掴めました。つまり、おじさまは私と、せ、セックスをしてくださるってことですよね」
「……」
すでに催眠が完了しているので、愛佳の意識に恥ずかしいという思いは浮かばないはずだ。
それなのにセックスと口にすると、どもってしまった。
愛佳の頬が熱をもって、カッと熱くなる。
「あれ、どうしたのかな。名前も知らない中年のおじさまと、せ、セックスして、種付けしてもらうなんて当たり前のことだし、この上ない喜びのはずなのに」
なんだか頬がとても熱くなって、白いほっぺたが真っ赤になってしまっている。
やたらドキドキと胸が高鳴るが、きっとこれは喜びに違いないと愛佳は思う。
だって、おじさまのスマホに書いてあるとおりなのだ。
このおじさまと中出しセックスをして無事に妊娠すれば、許嫁の愛人である安田宮子と肩を並べるほどの性経験を味わうことができる。
その時、初めて「私だって誠さんに相応しい妻になれた」と言えるのだ。
そのためなら相手が許嫁ではなく、名前も知らない中年の男性であることなんてまったく大した問題ではない。
そう思い立った愛佳は、白いワンピースの背中のボタンをためらいがちに一つ一つ外していくのだった……。