帝国を守る白髪美少女【装衣術者】のユリは帝国最強のエリートで連戦連勝無敗の最強少女だったのに黒髪美少女【装衣術者】クロに敗北し連れ去れられてしまった敵本拠地で始まる特別尋問【百合調教物語】♡ 作:カイトGT
〜夕方・学校帰り〜
私は目の間にいる金髪の少年に声をかける。
「【装衣術者】の適性試験って明日なんだよね?」
「そうだな」
「リュカはさ...、まだ【装衣術者】になりたいの?」
私の素朴な疑問にリュカは答えてくれた。
「俺はなりたいな、【装衣術者】になれれば実質的な公務員だし、そこで結果を残せればこのアガチ村だってもうちょっと有名になれるかもしれないだろ?」
「でもさ、【装衣術者】って連盟との戦争に駆り出されちゃうんだよ? 怖くないの?」
「ユリは心配性だな、帝国に認められた【装衣術者】達が強いのは知ってるだろう?」
確かに彼の言っている事は本当の事だ。
我が帝国の【装衣術者】達は最上位勢ともなれば全員が一騎当千クラスに強いと評判である。
下位のクラスでも【装衣術者】と言うだけで帝国での地位はかなり高くなるのも事実。
中学3年生から高校に上がるであろう大事なこの時期に帝国民は一度だけ【装衣術者】の適性検査を受ける事ができるのだ。
※受けることができるとは言ったが、帝国民であるならば適性試験には全員参加である。
「【装衣術者】が強いのは知ってるけどさ...、それでも無敵って訳じゃないでしょ? ニュースでも死んだ人の名前が流れる事があるし、それにやっぱりリュカが戦争に駆り出される所なんて見たくない...」
私の言葉に彼は静かに呟く。
「ユリが戦争に駆り出される所...か、見たくないな...」
「えっ!?」
私はその言葉を聞き逃さない。
「今なんて言ったの!?」
「なんでもない! それより明日は大事な適性試験の日だ、受験勉強も良いが今日はしっかり眠れよ」
「なんて言ったのか教えてよ〜!」
その後、私が何度言っても彼は答えてくれませんでした。
「ふ〜んだ、もういいもん! どうせ私は【装衣術者】になんかなれなくたって良いから問題ないし〜だ!」
私は捨て台詞を吐きながら彼に背を向けて歩き始めましたが、それでも私はチラッと彼の方を見て静かに微笑んでいるのでした♡
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私が中学校に登校すると騒々しい帝国マークをつけた車両が3台程グランドに入っていました。
白い高級者のようなイメージの車両を見た生徒たちは全員息を飲んでいるのが分かりますね。
(うわ〜...凄く高そうな車...、ていうかこんな田舎の村の生徒を調べるだけなら3台もいらないんじゃあ...)
いつものように一時限目が終わると、適性試験が始まりました。
どうやら予防接種のような感じらしく、血を注射器で採血された後に特殊な溶液に浸して色が変化するか調べるようです。
【装衣術者】の適性は上から【白・黒・赤・緑・黄・青】だと発表されました。
ごく稀にそれを超える色があるのだと言われましたが、それを出した人物は存在していないと言うことです。
存在していないのにそれ以上の色があるのか? と言う疑問が私の中でありましたが、口にはしません。
私の前にいた子達が適性試験を受けてから降りてきます。
ダメだった子達はすぐに車両から降ろされるのは楽で良いですね。
まあ、私だってそうなると思いますし、あまり心配はしていません。
しばらくすると更に何人かが適性試験を終えて車両の外に出てきました。
私は正直【装衣術者】には興味がないので早く終わらせて欲しいと思っています。
そしてようやく私の番がやってきました。
〜車両の中〜
車両の中はそこそこ大きい普通の医療者という感じです。
「次、ユリ=サージェントさん」
「はいっ」
元気よく挨拶してから採血に移ります。
プスっ。
「んっ...」
私は注射と言う物があまり好きではないので顔を顰めながら溶液を見ていました。
すると色が変色し始めたので驚く!
(嘘っ!? もしかして私には【装衣術者】としての才能があるの!?)
色が変わるな〜! と念力を送っても意味はありません。
(何色になるのか? 私の事だから最低の青?)
そう思っていると採血者が急に慌てて電話をかけ始めました。
「えっ!? なに!?」
溶液の色が変色し切る前にその人は何かに気がついたようですが、私には全くわかりません。
しばらくすると色が変色しきって【白色】? いや白にしては光り輝いているような色に見えました。
困惑する私に目の前の帝国軍の人は言いました。
「おめでとうございます、ユリ=サージェント様、あなたは白の【装衣術者】をも超える存在【白金】の【装衣術者】です」
その言葉を聞いた瞬間に、私の瞳は丸くなるのでした。