帝国を守る白髪美少女【装衣術者】のユリは帝国最強のエリートで連戦連勝無敗の最強少女だったのに黒髪美少女【装衣術者】クロに敗北し連れ去れられてしまった敵本拠地で始まる特別尋問【百合調教物語】♡ 作:カイトGT
ガチャリ。
「えっ!? ちょっと待って!」
私だけが手枷と足枷を着けられて別の車両に乗せられてしまいました。
「すみませんがここでお待ちください、残りの適性検査が終わり次第【帝国本土】に向かいますので」
この状況からしてみるに、私が思っているよりも遥かにとんでもないことになってしまったようである。
「ちょっ...ちょっと!!」
私は検査員に声をかけるのですが...。
ガチャリ。
「えっ!? 扉に鍵をかけられた!?」
ちょっとした個室のような部屋に閉じ込められてしまいました。
「ちょっと!! いくら帝国の決まりだとは言えこれって拉致じゃないの!? 私の意思も少しは尊重してよ!!」
そう言いながら扉をバンバンと叩く私。
「そうだ! 外にいる皆に言えば助けてくれるかも!!」
そう思って固定されているカーテンを開けようともがく私。
「う〜ん...、開け辛いなぁ!!」
両手両足をガッチリ拘束されているので凄く動き辛い。
仮にカーテンを掴めたとしてもなかなか引っ張れないのでした。
(手足の自由が効かないってこんなに不便なんだ...)
そう思いながらもぴょんぴょん跳ねながらようやく外の景色が見えましたが...。
(嘘...、ここ学校の裏側じゃん! これじゃ誰も通らないよ!!)
私の窓から見える景色は誰も通るはずがないであろう場所なのでした。
それでもこの車両から逃げようとして窓のロックを解除しようともがきます。
(アナログなロックだからこれくらい...)
そう思ってロックに手をかけて開けようとするのですが...。
(あれっ!? 開かない!?)
どれだけ力を入れても開かない。
(まさか、【装衣術者】の素質がある子は絶対に逃げられないようにしているの!?)
私が窓を叩いて助けを呼ぶ声を出していると、人影が見えるのでした。
□◾️□◾️□◾️
(誰!? こんな所を歩く人なんている訳...)
そう思った矢先に現れたのはリュカでした。
「リュカ!?」
「ユリ!? 見かけないと思って探してみたらこんな所にいたのか!?」
外から声をかけてくれる彼に希望を見出す私。
「リュカ、お願い! ここから私を出して!」
「...」
彼は私の言葉に黙ってしまう。
「リュカ!? 聞いてるの!?」
そう叫ぶ私は彼の置かれた状況を考えて理解してしまった。
(...あっ、こんな所にリュカが来てくれたからつい舞い上がっちゃったけれど、ここにリュカがいるってことは、リュカは【装衣術者】に
そのことに気がつくと【装衣術者】になれる私が戦うのが嫌だからと言って彼に救い出して貰おうとするのは失礼な事のように思えてしまい口が止まる。
「あっ...うぅ...」
私の戸惑う姿を見たリュカは言いました。
「仕方ないな、外からは開けられそうにもないから中に入ってドアのロックを解除してやるよ」
意外な返答に私は思わず「良いの!?」と反応してしまう。
「ああ、ユリは【装衣術者】になりたくないんだろう? 俺の溶液をユリの物とすり替えた上で帝国本土には俺が行く、俺には適性がないのかもしれないが、こうなったら兵士にでも何にでもなって国の為に戦うだけだ」
今度は予想外の言葉に動揺する私。
「えっ? 私の培養液とリュカの培養液をすり替えるのは良いとして、私の代わりに【帝国本土】に行くの?」
「何か問題があるか?」
「...」
問題だらけです。
もしもこの逃走劇が成功したとしても、
「あのさリュカ、私はこれからもこの村でリュカと静かに暮らせれば良いと思っているんだ」
遠回しに告白する私の言葉に鈍感な彼は気づかない。
「こんな時に何を言い出すんだ? 時間がない、殆どの生徒が適性試験を終えているんだ、すぐにその部屋のロックを車両内から解除してやるから、俺が行くまでじっとしてろ」
こういう時のリュカの判断速度は意外と良好なのでカッコいいと思います。
彼はそれだけいうと私の車両内に潜伏しに向かう背中を見て思わず...。
「あっ! 待って!」
とついつい言ってしまう私なのでした。