※この作品はR-18です。

淫魔の鎧   作:らんふぉりんくす

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第1話 ダンジョン・de・出会い

 地中深いダンジョンの玄室に、少女の叫びが響いた。

 助けを求める言葉も混ざっているが、周囲に人の気配は全くない。

 己の力量を読み違えた無謀な探索者が、ダンジョンを徘徊するモンスターに惨殺されるなど、日常茶飯事だ。

 だが、少女の叫びは断末魔でも、絶望からこみ上げた悲鳴でもなかった。

 

 男女の営みに際し、女性があげる歓喜の声が、必要以上に大きくなったものだった。

 しかし、ダンジョンという死と隣り合わせの空間で逢い引きするような無謀な者は、この世界には存在しない。

 セックスの最中など、最も無防備になる瞬間だ。

 どんな熟練の探索者であろうと、低位のモンスターに容易に殺されてしまう。

 少女の嬌声は、地面に倒れ伏しておしりだけ高く掲げ、小刻みに痙攣するフルプレートのライトアーマーの中から響いていた。

 

 

「そ、そこやめてぇええ……くひぃいいいいっ!」

 プレートアーマーが大きく跳ね、金属が擦れ合う不協和音が少女の声に重なる。

 

「だ……ダメっ! た……たす……助け……てぇっ! ボク……なんか来ちゃう……ああああーっ!」

 フルフェイスのヘルメットの中では、ショートボブの栗色の髪を乱し、同色の瞳を寄り目にしてなかば放心状態の少女が喘いでいる。

 年の頃は一六ほど。

 身長一五八センチの細身の身体が、プレートアーマーの中で跳ね回っていた。

 少し控えめのおっぱいに、アーマーの内側から生えた触手が這いずり回っている。

 ピンク色に染まった乳首には、細い触手が何重にも絡まり、律動しながら締め上げていた。

 乳首の先っぽを、触手のざらついた先端が執拗に擦っている。

 少女の乳首は強引すぎる快感に、強制的に勃起させられていた。

 

「ひぐっ! だ、だめっ! 深い……ひっ! くぅうううっ!」

 小刻みに痙攣を続けるおしりの下では、おまんこに太い触手がめり込んでいる。

 リズミカルに子宮口をノックし、全体に生えたイボが的確にGスポットを抉り続けていた。

 少女のおまんこからは絶え間なく愛液が溢れ出し、プレートアーマーに滴っている。

 しかし、少女が垂れ流す愛液は、プレートアーマーにすべて吸収され、一滴たりとも地面に落ちることはなかった。

 

「ひぃきゃぅっ! それぇっ! ダメぇっ! そんなしたら……こわ……壊れ……ひゃ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」

 突然クリトリスの包皮を、触手が剥く。

 剥き出しになった敏感すぎる核に、髪のように細い触手が絡みついた。

 まるで男のオナニーのミニチュアのように、触手がクリトリスをしごきあげる。

 セックスの際に快感を得るためだけの器官とも言われるクリトリスを、ここまで責められて狂わないでいられるわけがない。

 

「ひっ! ひぁっ! らめっ! らめらってばぁ! や……め……へ……も……っ! 許ひ……へぇ……誰……か……たひゅ……け……へ……」

 過度の快感に、少女の意識が混濁し始めた。

 投げ出された手がヒクヒクと動くが、指先まで痙攣しているかのようだった。

 精神が崩壊しそうな快感から逃れようと、這いつくばったまま身体を捩ろうとする。

 しかし、快感にとろけた身体は、まったく言うことを聞いてくれなかった。

 

「それっ! らめぇっ! それらけは……らめぇぇぇぇっ! また……お……おひり……は……らめ……おひり……らけは……ゆる……ひへぇぇぇっ!」

 少女の懇願など欠片も意に介さないように、おしりの双丘を這いずっていた触手が一点に集まる。

 強引におしりの穴に入り込んだ複数の触手が、敏感な神経叢が集中する入り口を掻き回す。

 

「ひ……きゃぁぁぁぁっ! ひぐぅっ! ひぬっ! ひんひゃうっ!  も……無理ぃっ! ボク……ひんひゃうううぅぅっ! あへぇ……っ!」

 おしりの穴を触手が犯した瞬間、少女の瞳が寄り目からぐるんと裏返る。

 おまんことおしりの穴の両穴を一気に暴かれ、少女の快感はキャパシティを一瞬でオーバーフローした。

 意識を刈り取られ、白目を剥いてよだれを垂らし、潮を噴いてしまう。

 愛液同様にアーマーが潮を一滴残さず吸収したときには、少女はおしっこを垂れ流しにしていた。

 リズミカルな触手の突き上げが、おまんこの壁を擦っていく。

 無数のイボがGスポットを抉り続け、襞を掻き分けている。

 クリトリスは剥き出しにされ、髪のように細い触手に蹂躙されたままだ。

 乳首を締め上げる触手が、敏感な先っぽを擦りあげる。

 今まで指でしか知らなかったおしりの穴は、快楽のための穴へと触手に開発されて脳をとろけさせている。

 

「ひんひゃう……ボク……も……ひもひよひゅぎへ……ひぬ……ひぬ……あひっ!」

 強引すぎる快感に、少女は意識を強制的に戻される。

 それまでおしりの穴の入り口を掻き回していた触手が、瘤を作りアナルパールのように変形して入り込んだ。

 触手から催淫性の高いわずかな粘りを持つ媚薬が分泌され、掻き回されて泡立つ少女の腸液とともにおしりの中を満たしていく。

 少女のおしりの中は、グリセリン浣腸をされたと同等の状態になっていた。

 

「くるひ……っ! 抜いへぇっ!」

 言った直後にどうなるかの羞恥が押し寄せる。

 

「らめっ! 抜いひゃららめらからぁっ!」

 だか、少女の希望とは裏腹に、おしりの穴を塞いでいた触手は、ずりずりと抜けていく。

 触手が作った最後の瘤が抜け落ち、ヒクヒクする少女のおしりの穴を触手の先端がまさぐる。

 

「らめなの……入れへ塞いりぇ……もう……らめ……れひゃう…もれひゃうよぉっ! はぅっぅぅっ!」

 限界になったおしりの穴から力が抜けてしまうと思ったその瞬間に、再び直腸にずぶりっと触手が入り込む。

 自ら望んだでしまったとはいえ、苦しさに目を見開いて絶叫した。

 腸液がぐちゃぐちゃとかき回され、いやらしい音を奏でる直腸を、おまんこを犯す触手が壁越しに圧迫する。

 少女の意識が明滅し始めた直後、おしりの穴から一気に触手が抜け去った。

 

「!」

 それと同時に我慢の限界を迎えていたお尻の穴は開きっぱなしになり、大量の媚薬と腸液をぶちまけた。

 その瞬間、少女はあまりの気持ちよさに、一段上の絶頂を迎えてしまう。

 だが、少女にとってはお漏らししながら絶頂を迎えるという、あまりにも恥ずかしく屈辱的な事実だった。

 

「や……いやぁああああっ! 止まって止まって止まってぇぇっ! どめでぇっ!」

 一瞬遅れて、少女は恥辱の悲鳴をあげる。

 だが大量の腸液は噴水のようにアーマーの中に噴き出し続け、底知れない快感がおしりの穴から全身に広がっていく。

 快感に包まれた身体全体を跳ね上げるほどの痙攣が続き、そのまま少女は何度目になるか判らない絶頂失神に追い込まれた。

 

 失神したままの少女の身体を、容赦なく触手が蹂躙し続ける。

 触手がおまんことおしりの穴を突き上げる度、とめどなく溢れる愛液と腸液が押し出されていた。

 それだけでなく、ときおり潮がぴゅるぴゅると噴き出し、その合間にはおしっこが垂れ流しになっている。

 しかし、すべてのいやらしい汁は地面に水溜りを作ることなく、一滴残さずアーマーに吸収されていた。

 

 緩慢なおまんこへの刺激と、鋭いクリトリスへの責め。

 乳首を苛むざらついた触手の感覚。

 いつの間にか尿道口に侵入した、細い触手が容赦なくぶち込む未経験の快感。

 そして目覚めてしまったおしりへの快感がまとめて襲いかかり、少女は朦朧としながらも意識を取り戻した。

 ふわふわとした快感まみれになった意識の中に、少女の過去が走馬燈のように甦る。

 一年前に飛び出してきた懐かしい家の光景を、少女は思い出していた。

 

 絶え間なく襲い来る快感に、少女の意識は飛ばされては無理やり起こされる。

 既に喘ぎ声すら挙げる体力も気力も、少女は失っていた。

 何度も視界がブラックアウトしては、ぼんやりした周囲の光景と懐かしい光景がごちゃ混ぜになって行く。

 いつしか少女は全身すべての性感帯を責められながら、夢の世界へと落ちて行った。

 

 

 少女は、いわゆる探索者と呼ばれる職業についている。

 現在では探索者として一年が過ぎ、少女は駆け出しを卒業していた。

 ベースにしているアレイバーグの町にほど近い初級向けダンジョンで経験を積み、そろそろ中級のダンジョンに挑戦しようかと考えている。

 初級向けダンジョンのアバナホールでは、少女の敵になるようなモンスターは既に存在しない。

 これ以上アバナホールに潜っても、得るものはないと考えていた矢先、唐突な依頼が舞い込んできた。

 

 アバナホールの壁が一部崩落し、新たなダンジョンが発見された。

 探索者たちにしてみれば、新たな仕事場が転がり込んできたようなものだ。

 探索者ギルドが出していた崩落壁周辺のマッピングとモンスター調査募集に、少女はあまり深く考えずに応募していた。

 

 崩落壁周辺に出現するモンスターは、アバナホールと変わらなかった。

 豚を醜くこね回し、直立歩行させたようなゴブリンや、犬が直立歩行しているようなコボルドくらいしかいない。

 新しいダンジョンに元からいたのか、アバナホールから侵入したのかは、判断が付かなかった。

 少女はときおり襲いかかってくる雑魚モンスターを撃退しながら、マッピングを進めていた。

 

 ところどころに枝道や小部屋のような玄室を発見したが、少女は玄室には入らずに枝道のみを探索する

 ダンジョンに散在する玄室の調査は、探索者たちに判断が委ねられていた。

 玄室の多くには、そこに住み着いたモンスターがいる。

 縄張り争いを勝ち抜いただけあって、ダンジョンを徘徊するモンスターとは危険度が格段に違う。

 初級の探索者ごときが、挑んでいい相手ではない。

 玄室の調査は、熟達した探索者のパーティに別途の依頼が出されていた。

 

 

 ギルドから支給された魔照明を頭上に浮かべ、少女は慎重に枝道を進んでいた。

 枝道と玄室は奥が見通せるかと、入り口の大きさで見分けられている。

 行き止まりが広場のようになっていることもあるが、それでは独立した空間にはならない。

 モンスターがたむろすることはあっても、住み着くことは少なかった。

 だが、運悪く少女がたどり着いた行き止まりには、初めて見るモンスターがうろついていた。

 人間とは異なる動物の骨が、そこらじゅうに散乱している。

 この空間がそのモンスターにとって、玄室になっていることを物語っていた。

 

 直径一.五メートルほどの球体に、無数の触手を蠢かせたモンスターが、地面から五〇センチほどに浮遊しながら彷徨している。

 何を以て感覚器官としているかは不明だが、少女の気配を感じ取っていた。

 振り乱した髪を叩きつけるような動作で少女に近寄り、無数の触手が襲いかかってきた。

 

 素早い身のこなしで少女は触手をかわし、抜き放った剣を叩きつける。

 だが、身のこなしこそ早いが、剣筋はまだ未熟で僅かに触手を削るのみだった。

 無数の触手すべてを避けきれるはずもなく、アーマーにも徐々にダメージが蓄積されていく。

 互いに決定打を欠く戦いは、消耗戦の様相を呈していた。

 

 

「ぅりゃあっ!」

 ある程度のダメージを許容し、アーマーの防御力にすべてを託して突進する。

 両者の身体が激突する寸前、少女は身を屈めて触手をかい潜った。

 振り向きざまに無意識のまま繰り出した刺突が、モンスターの急所となりそうな中心部の目に深々と突き立つ。

 少女は確かな快感を、その瞬間に感じてた。

 

「やった!? くあっ! ……しまっ!?」

 突き刺した剣がアンカーとなってしまい、自身も回避ができなくなっていた。

 そこへ最後の力を振り絞った触手が振り下ろされ、断末魔の一撃を食らってしまう。

 

「くううぅぅ……っ!」

 既ににいたるところが欠け、ヒビの入っていたアーマーは完全に限界を超えてしまった。

 アーマーは、その一撃からあるじを守ると同時に、砕け散って地面にばらまかれる。

 少女は、金属と素肌を直接触れさせないための、簡素な下着のみの姿になっていた。

 

「今までありがとぉ……ってそんな場合じゃない……うりゃぁっ!」

 モンスターに足を掛け、一気に剣を引き抜く。

 モンスターが、断末魔の咆哮を上げた。

 

「うあぁあっ! ……あちちちっ!」

 眼球から噴き出した体液が、少女の身体に降り注ぐ。

 炎のような高熱を上げながら蒸発し、残った下着に熱が伝わってた。

 まるで燃えるような熱を感じ、思わず下着を剥ぎ取って捨ててしまう。

 息絶えたモンスターの身体が、自身が発する熱に溶けていく。

 そして脱ぎ捨てた下着も、溶解したモンスターの身体に飲み込まれ、一緒に溶けてしまった。

 

「ああ……やばぁ……」

 ダンジョンの真っ直中で、全裸にされてしまったことに顔が青ざめる。

 防具もなしに、裸でいること自体が命の危険だ。

 なりふり構わず、一刻も早くダンジョンを出なければならない。

 だが、普段の立ち居振る舞いがボーイッシュであろうが、思春期の少女にとって全裸で町に帰るという方が先に浮かんだ切実な問題だった。

 熟達の探索者であれば、例えそれが妙齢の女性であっても、全裸での帰還を迷わず選ぶ。

 もちろん、害がないと判断できる肌を隠す物は探しながらだ。

 

「あ……!」

 モンスターが後生大事に守っていた宝箱には、たまたまというか、悪意というか、フルプレートのライトアーマーが入っていた。

 しかも、それは鑑定士でもない少女から見ても、一級品であることが肌で感じられた。

 この程度のダンジョンの、この程度のボスがなぜこんな一級品を持っているのかという警戒心も湧いてくる。

 だが、全裸でいることへの羞恥心が、少女の警戒心を破壊していた。

 他に選択肢はないと思いこんだ少女は、恐る恐るではあるがアーマーを身に着けていった。

 

 

「ふう……パンツ穿いてないのが落ち着かないけど、とりあえずよかったぁ……かな」

 肌を隠せて安心したのも、つかの間。

 少女がアーマーを装着するのを待っていたかのように、このレベルのダンジョンではあり得ないモンスターであるスライムが現れた。

 某国民的RPGでは最弱のモンスターとして描かれているが、実際には高レベルの冒険者が連携を取ってやっと倒すほどの強敵だ。

 ゼリーのような身体に斬撃は通用せず、火に弱いとはいっても低位のスペルでは焼ききれない。

 強酸性の体液か肌に触れれば酷い激痛と火傷を引き起こし、強アルカリ性の分泌液はあらゆるタンパク質を溶解させる。

 遠距離から高位の火属性スペルを連発して強引に焼き払うしか、倒す方法はないといわれていた。

 

「ひっ! スライム……!? なんでこんなトコに!? ぼ、ボクじゃ勝てないよぉ! きゃあああっ!」

 逃げるしかないと踵を返そうとした直後、スライムが天井から少女の身体に落ちてきた。

 そのままスライムは、アーマーの隙間を探るように這い回り始める。

 

「やだっ! やだっ! やだぁああっ! 誰かたすけてぇええっ!」

 スライムがアーマーの中に入ってくれば、溶かされるという恐怖に泣き叫ぶ。

 

「えっ!?」

 少女の表情が絶望に染まった瞬間、アーマーが突然きらめく。

 そして、スライムを一瞬で蒸発させた。

 それほどの熱量を発生させたにも関わらず、アーマーの内側にある少女の身体にはいっさいの熱を感じさせることはなかった。

 一瞬覚悟した、皮膚が焼けるような激痛はない。

 スライムがアーマーの隙間から、湯気になって消滅していく。

 

「どういうこと……?」

 戸惑いながら、火傷していないか胸のプレートの部分を開ける。

 おっぱいを露出させるが、そこは綺麗なままだ。

 

 

「ご主人、無事だったようだな」

 唐突に、少女の脳裏に言葉が響く。

 

「まあ、驚くよな、スライムが一瞬で蒸発すれば。二百年ぶりの娑婆に出してもらって感謝の言葉もないよ、ご主人。今見てもらったように、ご主人の身体には傷ひとつ付けさせないからな」

 少女の戸惑いなど気にかける様子もなく、言葉は続く。

 アーマーがきらめき、消耗しきっていた少女の体力を回復させる。

 何が起きているのか、このとき少女には理解できなかった。

 少女がこの先困らされながらも心から頼りにする、大切なパートナーと出逢った瞬間だった。

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