※この作品はR-18です。

淫魔の鎧   作:らんふぉりんくす

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第19話 絶頂・de・壁越し

 ルシアは壁越しに聞かれていることに、全く気付きもしないで快感を貪り続けている。

 淫魔の鎧の触手が乳首を弄び始めただけでイってしまった。

 そのあとも、さらに乳首を弄くられるだけで絶頂が連続し、その高みから降りられなくなっていた。

 イきっぱなしのふわふわした頭で、ルシアはクリトリスやおまんこやおしりの穴を責められたときの快感を、思い浮かべては戦慄している。

 やがて、触手が無毛の恥丘を這い始め、また焦らすようにクリトリスに近付いていった。

 

「ふあっ!♥ ボク、それ怖いよっ! 今、それされたらぁっ、飛んでっちゃうよぉっ!♥ ああっ!♥ ひいんっ!♥ おっぱいきもちくてぇっ!♥ いっ、しょしたらっ!♥ ッめぇぇぇっ!♥ ひあっあひっああああっ!♥ あーっ!♥ あーっ!♥ あーっ!♥ イくううううぅぅぅっ!♥」

 下腹部を這い回る触手の感覚に、肌が粟立つほどの恐怖を覚えたルシアの懇願を、淫魔の鎧が聞くはずもない。

 容赦なくクリを触手が包み込み、吸い上げるように弄くりながら、小触手が包皮の上から全体を舐めるように這い回る。

 乳首とクリトリス、合わせて三つの鋭敏な突起を、人間には再現不可能な触感で同時に責められ、ルシアはいとも簡単に昇天した。

 このとき、ルシアは自らの喘ぎ声を、淫魔の鎧がブロックしてくれていると、信じ切っている。

 その安心感が、無意識のうちにかん高い喘ぎ声を放たせていた。

 

「いいぞ、ルシア。もうびしょびしょになってる。媚薬なんかなくても、感度が上がってるみたいだぜ。愛液も、初っぱなから極上だ」

 ピンと伸びてふるふると痙攣するルシアの両脚が、触手に拘束されてM字開脚に固定される。

 無毛の割れ目がぱっくりと開き、ピンク色の恥肉が露わにされる。

 愛液に濡らされた柔らかい肉は、魔道具の灯りに照らされて、ぬらぬらと艶めかしい光を湛えていた。

 

「だめぇっ!♥ ……恥ずかしいよぉ……こんな格好……ッ!?♥ いぎぃぃぃぃぃっ!♥ もうびりびりぃっ!♥ ま、まだ……はやいぃ……いま、から……そんなしたら♥……ボク……ボク♥……すぐだめに、なっちゃう、よぉ……♥」

 淫魔の鎧は、まだ電流など使っていない。

 クリトリスの包皮を小触手が剥き、粘着性の強い先端で何度もタッチを繰り返しただけだ。

 だが、度重なる責めにとろけかけ、鋭敏になりすぎた剥き出しの淫核は、その感覚を電流責めと感じて脳に伝えてしまった。

 ルシアはありもしない火花に、視界を埋め尽くされていた。

 

 

「ルシア……何回イっちゃったです……? んっ!♥ ぁぁぁ♥……ぁんっ!♥ はっ!♥ ……ん♥……んんっ♥……はぁんっ!♥ ……はぁはぁ……まだ、するで、す?」

 クオムは壁越しに淫魔の鎧が察知していることを、まるで気付いていない。

 淫魔の鎧の魔力に増幅された、ルシアの喘ぎ声と水音が耳を犯していることも、クオムは気付いていなかった。

 あれほどに叫び続けるルシアには、聞こえないだろうと信じて、睦言を囁くように口にしていた。

 答えなど期待していないどころか、返されたら恥ずかしさで死んでしまいそうだったが、そうしたせいか感度が上がった気がしている。

 指がクリトリスを弄くり続け、クオムは軽い絶頂を迎えていた。

 そんな中でも、壁の向こうから聞こえてくる喘ぎ声は、止まる気配がまるでない。

 クオムは戸惑いながらも、指を止めることができなくなっていた。

 

 

「んはぁっ!♥ またイっちゃうっ!♥ 何回目かなんてわかんないぃっ!♥ あっ!♥ そんなのわかんないぃっ!♥ あっ!♥ 数えらんないいっあっ!♥ あっ!♥ あああっ!♥ イくっ!♥ おっぱいもっ!♥ びりびりぃっ!♥ イくっ!♥ イっちゃう!♥ ボク、イっちゃうっ!♥ あんっ!♥ あんっ!♥ ッめぇぇぇっ!♥」

 聞かれてもいないのに、なぜ何回イったか答えようとしたか、ルシアには分からなかった。

 頭の中にクオムの声で聞かれた気がしたが、そのときにはとろけすぎて何回イったかなんて、もう分からなくなっていた。

 直後に乳首にもクリトリスと同じように小触手のタッチが連続し、電流責めのような快感にルシアは飲み込まれていた。

 淫魔の鎧によるちょっとしたいたずらに、ルシアが気付くはずもない。

 

 

「ぇっ!? ルシア!? 聞こえ!? んぁぁぁぁぁっ!♥ はあはあ……はずない……です……クオムの、ぁんっ♥……気の……せいにっ、んっ♥……決まって、ぁぁぁああっ♥……ますぅ……ふぁっ?♥ ……ぃくぅ♥……んっ!♥」

 壁を通して聞こえてきたルシアの返事に、クオムは思わず指に力が入ってしまう。

 クリトリスが一気にこね上げられ、それだけでクオムは絶頂へと駆け登った。

 荒い息の中であり得ない現実に、クオムは指を動かし続けながら自分に言い聞かせている。

 壁から耳を離すことができず、不自然な態勢でオナニーを続けているにも関わらず、クオムの感度は上がる一方だった。

 愛液に湿らされた未熟な割れ目は、クオム自身でも気付かないほど滑らかになっている。

 無意識のうちに指が滑り込み、初めてGスポットを抉られる快感にクオムは一瞬で絶頂し、反射的に潮を噴いてしまった。

 

「ぁぁぁぁぁっ!♥ なにこれっ!?♥ ぃやぁっ!♥ 止まってぇっ!♥ お願いっ!♥ とまってぇぇぇっ!♥ ぃやぁぁぁぁぁぁっ!♥ ……なに、いまの……きもちぃぃですぅ♥……ぁんっ♥……ぁんっ!♥ あんっ!♥ ぁぁぁあっ!♥ むぐぅぅぅっ!♥ ぁぁぁあああっ!♥」

 初めてのGスポットでの絶頂と潮噴きの余韻に、クオムは戸惑いながらおまんこの中を指で掻き回してしまう。

 無意識におっぱいを掴み締め、乳首を強くねじり上げながら、さっき絶頂へと導いてくれた位置を探り当てた。

 このままではいけないと思いつつも、クオムの指はそれが意志を持ってしまったかのように、おまんこの中で蠢いている。

 やがて、次の絶頂が押し寄せてきたとき、思わず絶叫しそうになったクオムはおっぱいを掴んでいた手で咄嗟に口を塞いでいた。

 それでも指の隙間からは、抑えきれない喘ぎ声が漏れてしまう。

 おまんこを掻き回す指が止まらないクオムは、羞恥に脳を焼かれながら絶頂し、潮をまき散らしていた。

 

 

「ボクだめになっちゃうよぉ♥……その前に早くぅ♥……キミの触手でぢゅぽぢゅぽしてぇ……♥」

 陶然ととろけた顔で、ルシアは淫魔の鎧に媚を売っている。

 小触手による粘着性の高いタッチの連続は、引き剥がされるときの快感が脳天まで突き抜けるほどだった。

 それが断続的に押し寄せてしまうと、ルシアはもう何も考えられなくなるくらい、頭が真っ白になっていた。

 今までの経験からすると、よく失神しなかったと思うほどだ。

 だが、もう一回あの快感を乳首とクリトリスに叩き込まれたら、ルシアに正気を保自信はない。

 勿論やめて欲しくはないが、おまんことおしりの穴を犯される前に、正気を失いたくはなかった。

 

「すっかり淫乱にできあがったな、ルシアは。俺は嬉しいぜ。二〇〇年眠り続けて、そして出会えたご主人がルシアで、俺は本当に嬉しいよ。じゃあ、いつも通り全力でやらせてもらうぜ」

 乳首とクリトリスを包み込む触手が蠕動し、小触手のタッチとは違う止まらない刺激が始まった。

 ルシアが思わず仰け反った瞬間、おまんことおしりの穴に触手がめり込んでくる。

 

「あああああああああああっ!♥ あ゛っあ゛っ、あ゛あ゛あ゛っ!♥ あ゛お゛っ!♥ お゛っ!♥ あ゛っ!♥ しゅごひぃっ!♥ じぇんぶれいぎゅう゛っ!♥ ぎも゛ぢい゛い゛よ゛お゛っ!♥ あ゛ぎい゛っ!♥」

 両穴の、ただのひと突きでルシアはイった。

 イき果てた。

 獣のような絶叫を放ち、イったままイき続ける。

 白目を剥きながら舌を突き出して仰け反り、全身を痙攣させながらもつま先をぎゅっと丸め、断続的に潮を噴き散らす。

 降りられない絶頂に次の絶頂が上乗せされ、そのままルシアはぼとりと失神した。

 全身の硬直が唐突に解け、両脚がだらしなくM字に開き、触手の突き上げに揺り動かされるままになっている。

 こちらもだらしなく開いた口元からは、泡立ったよだれが太い糸を垂らしていた。

 潮を噴き尽くした尿道口が弛緩し、しょろしょろと溢れ始めたおしっこが、やがて高いアーチを描く。

 おまんこが触手に掻き回され、クリームのように泡立った愛液が掻き出され、垂れ流しになる。

 おしりの穴だけが貪欲に触手を飲み込んだまま収縮を繰り返し、失神したままで快感を貪っていた。

 

「しまった。完全に飛んじゃったな、これ。どうしよう、ピクリともしないぞ。明日文句言われるんだろうなぁ。にゃん娘になる前に寝かされたって」

 それでも淫魔の鎧は、嬉しそうな声だった。

 ルシアの拘束を解き、楽な姿勢でベッドに寝かせると、染みひとつ残っていないシーツをかぶせる。

 

「おやすみ、ルシア。また明日、な」

 そうルシアの耳元に囁いた淫魔の鎧は、魔道具照明への魔力供給を切る。

 ルシアが満たされたような顔つきになるの確認すると、淫魔の鎧は気配を消していった。

 

 

「ルシア? あんっ!♥ どうした、です? くぅんっ!♥ あっ!♥ ああっ!♥ けも、の……みた、いっ!♥ んっ!♥ クオムもっ!♥ またイくっ!♥ ルシアみたくっ!♥ イくっ!♥ イくっ!♥ も、ッだめっ!♥ がまん、だめっ!♥ ああああああっ!♥ひぎっ!♥」

 ルシアが放つ獣のような咆哮につられ、クオムもまた鋭い喘ぎ声を放っていた。

 潮を吹き散らすほどの快感に飲み込まれたクオムに、気かれてしまうかも知れないと思う余裕など、既に残されていない。

 無意識に構築したスペルが発動し、両手の指先に抑制された電流が走る。

 おまんこに沈められた指から走った電流がGスポットを直撃し、乳首をこねる指から迸る電流が貫いた。

 愛液に濡れたクリトリスにも電流が誘爆し、クオムの脳は過剰すぎる快感で瞬時に焼き切られる。

 全身を弾かれたように痙攣させ、ぷしゃぷしゃと潮を断続的に噴きながら絶頂したクオムは、今夜もあえなく失神し、その場でカクンと首をうなだれた。

 開きっぱなしの口からよだれが垂れ落ち、弛緩した尿道口から垂れ流されたおしっこが、おしりの下に水溜まりを広げていく。

 小さな痙攣が収まったあと、クオムもまたぴくりとも動かなくなっていた。

 

 

 

「ルシア~、起きろ~、朝だぞ~。起きろ~、ご主じ~ん」

 太陽が昇り始め、雨戸の隙間から日が差し込んでくる。

 淫魔の鎧は触手でおしりの穴を緩くピストンしながらルシアに声をかけた。

 

「……ん……あっ♥……んんん……ッ!♥ イっちゃうっ!♥ やめっ!♥ イくっ!♥ ボク、イっちゃうぅぅっ!♥ あっ!♥ イくうぅぅぅっ!♥ ……あはぁ♥……ッ!?♥ なにしてんのキミはああ、あああああっ!♥ イっくぅぅぅぅぅぅぅっ!♥」

 目が覚めたと思ったら、絶頂が押し寄せてきた。

 まだ失神から覚めただけで、淫魔の鎧に責め続けられたままだとルシアは思った。

 連続して失神することが怖くなり、ルシアは思わず制止するが、構わずにイかされてしまう。

 だが、たっぷりと睡眠をとっていたせいか、深い絶頂だったはずなのに余韻がすっきりと消えていく。

 雨戸の隙間から射し込む光に、ルシアはようやく朝だと気が付いた。

 その瞬間、執拗におしりの穴をピストンする触手に、ルシアはまたイかされている。

 昨晩のイき足りなさから、ルシアは貪欲に絶頂を求めてしまった。

 

「おはよう、ルシア。まだイき足りないいだろ?」

 当たり前のような口調で挨拶した淫魔の鎧は、ルシアの全身に触手を這わせ始める。

 昨晩同様、乳首もクリトリスもおまんこも放置したまま、おっぱいの膨らみやわき腹、背中を優しく触手が撫でていく。

 粘着タッチも電流もないが、それだけでもルシアは絶頂へといざなわれていた。

 

「おはようっ! イき足りないよっ! 何で起こしてくれなかったのさっ! あんっ!♥ ボク、まだにゃん娘にして、ああっ!♥ もらってないじゃないかっ! て、ちがぁ~うっ! ああんっ!♥」

 目眩く絶頂の中で失神し、目が覚めなかったのはルシアの責任だが、あまりの仕打ちにすっかり棚上げしている。

 放置されたこともそうだが、今も焦らすような触手の愛撫がルシアに酷い仕打ちをしていた。

 ぷんすか状態のルシアだが、常時襲い来る甘い快感に、眉がつり上がったりハの字に下がったりと忙しい。

 それでもおしりの穴だけは、触手を飲み込んで嬉しそうな収縮を繰り返していた。

 

「だから、今起こしたんじゃないか。昨夜はあんまり気持ちよさそうに寝てたからさ、起こしちゃ悪いかなあ、と。じゃ、改めて……」

 さすがに昨夜のように焦らしすぎて、一撃で終わってしまったら、今度は夕方まで眠ってしまいそうだと淫魔の鎧は思っている。

 いくら何でもそれは酷すぎるし、また目覚めたときにお怒りモードでは、同じことの繰り返しだ。

 今朝はあっさりと焦らしをやめた触手が、いつものように乳首を軽く弾き始めた。

 クリトリスに絡み付いた触手も、小触手を繰り出すことなく、柔らかく揉みしだいていく。

 おまんこにも触手が進入し、Gスポットを抉るように軽いピストンを始めた。

 

「そう、じゃ、な、く、てっ! ボクが、言いたい、の、はっ! そう、やって、ボクの話、聞か、ないの、が、キミの悪い、とこあああああんっ!♥ やぁっ!♥ もっと、優しくぅぅっ!♥」

 軽くあしらわれたような気がして、ルシアはさらに言い募ろうとしたが、断続的に押し寄せる快感に言葉が途切れ途切れになってしまう。

 突然、おまんことおしりの穴を貫いている触手にイボが生え、Gスポットが手酷く蹂躙され、おしりの穴の入り口に集中する敏感な神経叢がかき乱される。

 予期しなかった期待通りの快感に、ルシアは鋭い歓喜の悲鳴を上げた。

 そして、ルシアは過剰な快感に、甘い声で淫魔の鎧におねだりをしてしまう。

 

「もっと優しくって、昨夜みたいに? ゆっくりとろかしてやればいいのか? あのときのルシアは、見ている方まで気持ちよくなっちまいそうなほど、とろけきった顔になってたもんな」

 わざと淫魔の鎧は勘違いを装い、触手の動きを緩めつつ、わき腹やへそ、背中への撫で回しを活発化させていく。

 触手セックスに溺れていないときのルシアであれば、淫魔の鎧がからかっていることくらいすぐに理解できた。

 だが、おまんことおしりの穴を穿たれ、Gスポットをさんざんに抉られ、敏感な神経層を掻き乱されて頭の芯までとろかされたルシアは、淫魔の鎧のからかいを真に受けてしまった。

 

「いやぁっ!♥ ああんっ!♥ とろかすのいやらぁっ!♥ あひあっ!♥ あんなされたら……ひあっ!♥ ボク……ボクぅ♥……バカになるっ!♥ バカになっちゃうよぉっ!♥ ああああああっ!♥ お願い……許ひて……やさ、しく♥……きもちく♥……して♥……あっ!♥ いやぁっあああっあっあっあひいいいいっ!♥」

 脳髄までとろかすような触手の動きに、ルシアは涙をこぼしながら許しを請う。

 もっとも、その涙は快感のあまり流れ出たもので、身体はしっかりと喜んでいた。

 思考能力が徐々に奪い去られ、触手セックスしか考えられなくなっていく。

 次はどんな気持ちいい責めがくるのか、ルシアの思考はその一点に集中していき、バカになっていく自分が怖くなっていた。

 

 やがて、クリトリスと乳首に、小触手の粘着タッチが始まる。

 同時に鋭敏な三つの突起を触手が包み、米粒のようなイボを押しつけて蠕動を始めた。

 ルシアの思考が快感に引き裂かれ、喉から高く鋭い喘ぐ悲鳴が絞り出される。

 ルシアの瞳が裏返り、半ば白目を剥いて仰け反ったまま、半開きの口元からよだれを滴らせて痙攣していた。

 おまんこはぱっくりといやらしい口を開き、愛液を垂れ流している。

 弛緩した筋肉は潮を噴き上げることもできなくなり、小さな間欠泉のようにぴゅるぴゅると溢れ出している。

 潮が収まると、開ききった尿道口からおしっこが零れ出し、触手に掻き出された腸液と混ざり合って、おしりの割れ目沿いにシーツへと流れていった。

 

「感度上がりすぎたなあ、ルシア。たった数日でこんなになっちまうなんて、セックスの素質はすごいもんあるな。まだ開発して、もっと気持ちよくしてやるぜ」

 粘着タッチと蠕動がクリトリスと乳首を嬲り倒す中、微弱な電流も走り始める。

 ルシアの全身が細かく痙攣し始めると、両脚がピンと伸びてつま先がぎゅっと丸められた。

 おしりの穴に深々と挿し込まれた触手から、大量の媚薬液が放出される。

 全身の感度が急上昇し、おしりの双丘がシーツに擦れるだけでも、ルシアは軽く絶頂に達している。

 歯を食いしばり、快感に耐えるルシアから、時折力がふっと抜けていく。

 だが、短い絶頂が通り過ぎ、失神を免れたルシアがほっとする暇もなく、次の絶頂が押し寄せてくる。

 失神すら許されない絶頂地獄に、ルシアは呂律も回らないほどに翻弄されていた。

 

「も、らめ♥……しゅごぉぃ♥……ボク……ぁぁぁあああっ!♥ ……きもちくて♥……いやぁぁあんっ!♥ ……にゃんこ、に、にゃる♥……まれええええっ!♥ ……がまん、れ、き、にゃひ♥……ぁぁあああんっ!♥ ……ばかぁ♥……ぁぁぁあああっ!♥ あっ!♥ ……ひぐ……ひぐぅ……ボクもうらめ♥……あっ!♥ あ゛っ!♥ あ゛あ゛あ゛え゛っ!♥ あ゛え゛お゛あ゛あ゛あ゛!♥ う゛あ゛あ゛あ゛っ!♥ がま゛ん゛れ゛ぎな゛い゛い゛い゛っ!♥」

 触手のピストンが激しくなり、おまんことおしりの穴をイボが掻き分けている。

 肉ひだの隙間の全てまで擦り上げられ、ルシアは言葉を発することすらできず、獣のような咆哮を上げていた。

 目は見開かれているが、既に何も見てはいない。

 半開きの口からは舌が突き出され、泡立ったよだれが溢れ出している。

 細かい痙攣が続いているが、触手の突き上げにイかされて、身体がバウンドするほどの痙攣にも襲われていた。

 

 限界が近いルシアに、最後の一撃が加えられる。

 淫魔の鎧は、おしりの穴から触手を一気に引き抜いた。

 貪欲なまでに快感を求めるルシアのおしりの穴は、まだそのときではないとばかりに必死で媚薬液による決壊をこらえている。

 

「あ゛ー♥……あ゛ー♥……あ゛ー♥……ボク、もう、らめらぁ♥……お゛あ゛っ!♥ れるぅっ!♥ れひゃうのぉっ!♥ あ゛お゛あ゛あ゛っ!♥ うあああっ!♥ れひゃった……きも、ちかった……」

 必死におしりの穴の決壊を耐えているルシアのおまんこを、触手が強く突き上げる。

 脳天まで突き抜ける快感の衝撃に、おしっこが噴き出し、おしりの穴からも小さな飛沫が押し出されていた。

 クリトリスと乳首を電流が貫き、ルシアの脳髄を快感で焼き切る。

 軽く限界を突破したルシアに、媚薬液の決壊に抵抗する術も力も、もう残されていなかった。

 かん高い悲鳴を上げたルシアは、仰け反りながら全ての媚薬液をおしりの穴から吐き出してしまう。

 とろけた顔で寄り目のまま、焦点の合わない視線をさまよわせながら、譫言のように呟くと、幸せそうに意識を手放した。

 ピンと伸びていた両脚が弛緩し、何かに縋ろうと宙を掻いていた両腕が、ぱたりとシーツに落ちる。

 ルシアの失神に合わせて弛緩した尿道口はおしっこを垂れ流し、おまんこだけが痙攣しながら泡立つ愛液を吐き出していた。

 

 

 

「……ぁふ……ふぁぁぁ……はっ! ……また……やっちゃった、です……か……」

 晴れ渡った太陽の光が射し込む部屋で、クオムは爽やかさとは真逆の目覚めを迎えていた。

 じっとりと濡れそぼったパンツが下腹部に張り付き、おしりの下には水溜まりがまだ残っている。

 昨日の朝と同じ後悔が押し寄せるクオムの耳に、またルシアの嬌声が届いてきた。

 

「……ルシア……まだ、してるです、か? 夜から、ずっと? ……朝、起きて……から……です、か? ひゃんっ!♥ うううううっ!♥」

 思わず壁に耳を付けてしまったクオムは、濡れて張り付くパンツを脱ぎ捨てていた。

 下半身を丸出しにしてルシアの喘ぎに耳をそばだてるクオムは、無意識のうちにクリトリスを弄くっている。

 自分でも予期しなかった快感が全身を貫き、小さく叫んだクオムは続けてうめき声を漏らしていた。

 クオムはふらふらと立ち上がるが、明確な意志を持ってのことではない。

 うつろな視線をさまよわせながらベッドに辿り着き、うつ伏せに身体を投げ出した。

 そのまま両手が股間に伸び、クリトリスとおまんこを指が弄くり始める。

 少しずつおしりが高く掲げられ、クオムは枕に顔を埋め、声を殺しながらオナニーに没入していった。

 

 

 

 とろけた顔で失神したルシアは、気持ちよく眠っている

 淫夢を見ているのか、ルシアの身体が時々悶えるように動いていた。

 夢の世界では、また淫乱な自分が淫魔の鎧と爛れたセックスに耽っているのか、それともふたなりになった自分自身に犯されているのかは分からない。

 ただ、ひとつだけ分かっているのは、夢だろうが現実だろうが、爛れたセックスにのめり込んでるということだった。

 

 淫魔の鎧は、ドアの外に人の気配を感じた。

 気配と匂いを探り、クオムだと断定した。

 二度三度と、ドアがノックされる。

 だが、当のルシアに起きる気配が、全くない。

 かといって、今の状況で部屋へ招き入れるわけにもいかず、淫魔の鎧は悩んでいた。

 

「起きろ、ルシア。客だ」

 さすがに今度は、おまんこやおしりの穴を突き上げて起こすわけにはいかない。

 そんなことをして、絶頂失神からそれほど時間が経っていないルシアが、にゃん娘モードで目を覚ましたらとんでもないことになる。

 なるべく手荒に、ルシアにマゾっ気がないことを祈りつつ、淫魔の鎧は揺り起こしていた。

 

「……ん……んん……んあ……はうっ!?♥ あんっ!?♥ え? なに? あ、キミか……って、優しくって、ボク言ったぁっ! なのにキミはっ!♥ うぅ~」

 優しくイかされ、もっと長く気持ちよくして欲しかったのに、激しい責めにさんざんにイかされていたルシアは、淫魔の鎧に食ってかかる。

 だが、さすがにそれ以上のことは、素面で言うには恥ずかしすぎた。

 ルシアは顔を真っ赤にして、シーツをかぶってしまった。

 

「おい、今はそれどころじゃないぞ。クオム嬢が来たようだ。さっきからノックされてるんだが、今の状況ではまずいだろう?」

 ルシアが照れた隙に、話を真面目な方向へと修正する。

 見知った相手を、いつまでも待たせておくわけにはいかない。

 

「うん、分かった。じゃあ、早く服になってよ」

 さすがに落ち着いたか、ルシアはシーツを跳ねると、ベッドから身を起こした。

 

 

「お待たせ、クオム。どうしたのかな?」

 まさか、喘ぎ声を聞かれていたとは思わないルシアは、平然とした顔でクオムを迎えた。

 愛液やおしっこに潮を浴びた髪は、淫魔の鎧がすっかりきれいにしている。

 さらさらのショートボブが、栗色に輝いていた。

 

「あ、いきなりでごめんなさいです。ちょっと気になる話を聞いたんで、ルシアにも話さないと思ってなんです」

 ルシアの顔を見た途端に、狂ったような嬌声を思い出してしまったクオムは、顔を赤くしながら答える。

 さっきまでしていた密かな指遊びを身体が思い出してしまい、じゅんと湿り気を感じていた。

 

「何、ボクにも関係あるんでしょ? 立ち話しもなんだし、入ってよ。お昼、まだでしょ? 今なんか作るから、食べていきなよ」

 クオムの心情を察知することもできず、ルシアは気軽にランチを誘う。

 言うまでもなく、作るのはルシアではなく、その身体を操る淫魔の鎧だ。

 

「え? 大丈夫です? 疲れてるんじゃありませんか、ルシア? そんな大変な話でもないですから、すぐ終わるですよ?」

 これはクオムが気を使いすぎだ。

 表向きには、今のルシアは大仕事の後の、悠々自適のようなものだった。

 誰の目にも疲れるようなことをしているわけでもなく、日常を過ごしているだけだ。

 当然、触手セックスで体力を使い果たし、失神から覚めないほど深い眠りについてしまうことは、当のルシアと淫魔の鎧、そして壁越しに聞かされているクオムだけだった。

 

「心配ないよ、クオム。もう大丈夫さ」

「それに、作るのは俺だからな」

 ルシアは当然、表向きの理由から答える。

 そして、いたずらは仕掛けたものの、悪気など欠片もない淫魔の鎧がフォローにならないフォローを入れた。

 結局作るのはルシアであり、身体を勝手に動かされているだけで、疲労がないわけではない。

 それでも淫魔の鎧がルシアの淫汁から得た魔力を還元しているせいで、ルシアはあれだけの狂態を演じていても、疲労はほとんど残っていなかった。

 

「淫魔の鎧さんも、こんにちはです。そこまで言っていただけるなら、遠慮なくお邪魔するですよ」

 ふたり揃って誘われたなら、逆に断るのも気が引ける。

 話のついでに一食浮くのであれば、クオムにとっても願ったりだったりもした。

 

「じゃあ、早く入ってよ。適当に座ってさ。ねえ、キミ何がいいと思う?」

 傍目には、たった数日でルシアと淫魔の鎧は、すっかり打ち解けたように見える。

 だが、誰もいないところで何をしているか知っているクオムには、ちょっと妬ける会話と光景だ。

 しかし、それをあえて口に出すほどクオムは無粋でもなく、すれっからしでもなかった。

 

 

 

 淫魔の鎧に操られたルシアが、種明かしと愚痴をこぼしながら作ったメニューは、ベーコンを弱火でじっくりと炒め、にじみ出た脂でジャガイモを炒め合わせた、いわゆるジャーマンポテトだった。

 それだけでもシンプルで充分に旨い料理だが、淫魔の鎧はそこにピーマンとニンジンを足している。

 人によっては味が濁ると嫌う場合や、単純にピーマンやニンジンの苦味を嫌うこともあるが、淫魔の鎧にすれば時と場合によるらしい。

 

「うわ。……美味しいです。クオムはピーマン苦手だったんですけど、これなら苦味もアクセントです……」

 クオムからの絶賛に、淫魔の鎧は得意そうにルシアの乳首をこねる。

 勿論、クオムからは見えるはずもない。

 

「んんんっ!♥ 何で今そんなことっ!♥ バカっ!♥ ああ、ごめんね、クオム。何でもないから、気にしないで。……美味しいからいいけどさ」

 思わず身を捩ったルシアを、クオムが不思議そうに見ている。

 ルシアは慌てて誤魔化すが、かえって墓穴を掘りそうだ。

 

「いいですけど……お二人は仲いいです。ところで、酒場で食べたことあるですけど、そのときは生野菜との組み合わせが定番と聞いたです。これはなんで、こうしたですか?」

 何となく察したクオムは、股間に熱を感じていた。

 ちょっとだけ妬けてしまい、ルシアに気付かれてもいないそれを誤魔化す必要などないにも関わらず、クオムは強引に話題を変える。

 

「そうだよ、あれはあれで美味しいし、これは、どうしてなのさ?」

 強引な話題の変換に、ルシアはこれ幸いとばかりに食いついた。

 もし、突っ込まれていたら、つい正直に話してしまいそうだ。

 

「あ、ああ。主に手間の問題だけどな。それから、塩の摂すぎに、生野菜って、意外と量を食えないだろ? 確かに脂はスタミナ源だ。ある程度身についてないと、長期長時間の探索で息が切れる。打撃に対する防御としても重要だ。だけど、付けすぎると体調崩すからな。野菜ってのは、体調を整えるのに、大切なものなんだ。だいたい、肉類と野菜、それからジャガイモやパンを同じくらいずつ食うことが、身体にはいいな。もっとも、食い過ぎたら元も子もないぞ、二人とも」

 サラダは健康的に見えて、意外と塩分や脂肪分が高い。

 生野菜そのものには含まれなくとも、ドレッシングが厄介だ。

 そして山盛りの生野菜を湯がいてみれば判るが、サラダは案外量が少ないものだ。

 

「へぇ~。そういうものなんだ……。今まで何も考えずに食べてたよ。これからは……あ、昨日作ったのも、だから野菜に火を通してたんだね?」

 主人の体調管理は、淫魔の鎧にとって戦闘以外では最重要事項だ。

 良質な淫汁を得るためという利己的な理由も大きいが、主人の幸せこそ淫魔の鎧が望むことだった。

 そのためには、まず何よりも健康でなくてはならない。

 長い時間の中で繰り返された試行錯誤は、淫魔の鎧にこの世界では最高レベルの栄養学を修めさせていた。

 

「だからですか。一流って言われるような探索者の皆さんを見てると、肉の塊ばかり食べてるようで、実は焼き野菜とか煮野菜もたくさん食べてるですね」

 感心したように、クオムはニンジンをかじる。

 ほっくりとした歯触りに、しっかりした歯応え、そして適度な脂と塩味が何ともいえず旨かった。

 

「そういうことだ、クオム嬢。一流と呼ばれる奴らは、身体の手入れにはかなり気を使う傾向がある。豪快に飲み食いしているように見えて、その実メニューには人一倍気を使うもんだ。レミル嬢がそうだったろ、ルシア? あれは誰に教わるでもなく、経験がそうさせるんだな。ま、せっかく教えてくれる奴がいたとしても、それを活かせない奴は三流にもなれん」

 そう言いながら、淫魔の鎧は柑橘系の果実を触手で絞り、水で割ったものを二人の前に置く。

 朝っぱらから、それぞれ触手セックスとオナニーで体力を消耗した身体に、程良い酸味が染み込んでいく。

 

「ふう。ごちそうさま、美味しかったよ。あ、そうだ。クオム、用事って何だったの?」

 淫魔の鎧の栄養学講座に聞き入っていたルシアは、クオムの用向きをすっかりと忘れていた。

 

「はい、ルシア。アバナホールの調査、名指し依頼です」

 

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