ルシアは部屋でベッドに座り、膝を抱えてシーツをかぶっていた。
泣き腫らした目が、痛々しい。
「ご主人。……おい、ご主人っ! ……ルシアっ! 気をしっかり持てっ!」
淫魔の鎧が声をかけ続けているが、ルシアは暗い目を伏せたまま、ぶつぶつと呟くだけだった。
アバナホールの調査は、オーガの出現により一時的に中止された。
運良く、と周りは認識しているように、ルシアたちが無事オーガを退けて撤退してきたことは、奇跡に近い僥倖と思われている。
オーガが淫魔の鎧が言う時空の揺らぎによって出現したにせよ、周囲から迷い込んだにせよ、それがはっきりしないことにはどうにも手が打てない。
アバナホールの最深部まで再調査するにも、周辺地域一帯を調査するにも、アレイバーグの探索者たちでは、圧倒的に人数も実力も不足していた。
レミルを他の中級者たちと組ませれば、そのパーティは安泰だろうが、それだけで全域をカバーはしきれない。
駆け出しは論外として、クオムのような中級に届いていない者を何人束ねたところで、オーガが一体でも出現すれば死者の山ができあがるだけだ。
中級者を分散しても、互いの連携が力の差から無理な時点で、結果は同じことになる。
そのあたりを調査するため、ギルドは王都に救援の依頼を出した。
だが、腕利きの上級探索者パーティが到着するまでの二週間ほどは、手をこまねいて見ているしかなかった。
必然的にダンジョン探索だけではなく、周辺一帯での素材採集も中止に追い込まれていた。
そればかりではなく、このままでは物流にも支障を来しかねない事態であり、特効薬を持たないアレイ・バーグは、かつてないほどの閉塞感に包まれていた。
そのような中でも、特にルシアの落ち込みようは、酷いものだった。
恥ずかしさを堪えてレミルとクオムに斬撃の際の快感を告白した上でオーガを倒したまではいい。
だが、その際に絶頂のとろけ顔というか、アヘ顔をレミルであればともかく、クオムにまで晒したことが、ルシアの心に回復不能の大ダメージを与えていた。
奇跡と言われた昨日の帰還以来、ルシアは部屋に閉じこもり、食事も摂らず眠れぬ夜を明かしていた。
「……あは。……あはははっ! ……もう、ボク、失うものなんてなにもないねっ! ……何も怖くないよっ! ……さあ、行こうっ! 今度こそっ! ……こ、んど……こ、そ……うわあああああんっ!」
今回に限って、淫魔の鎧は悪くない。
淫魔の鎧なりにルシアを心配し、できる限りのあらゆる『手』を使って、正気を取り戻させようとしただけだ。
ただし、結果的にはオーガを倒したあと、あらゆる『触手』でルシアを何度も絶頂に導き、最終的なとどめは刺してはいたが。
斬撃に快感を感じてしまうことはルシアの特異体質なのか、トロル戦で絶頂しながら戦ったことが原因なのかは判然としないが、淫魔の鎧は直接の手は下していない。
もっとも、乳首とクリトリスに触手を絡ませ、おまんことおしりの穴は触手でみっちりと塞いではいたが。
「なあ、ご主人。あれは、不幸な事故だ。昨日については、見られた相手がレミル嬢とクオム嬢でよかったと、諦めちまえ。で、俺に何ができる? イっちまう直前に、腕なり何なり、ご主人が気持ちよくなるところ以外に電流走らせて、気付けにするとか」
もう何度目になるか分からないほど泣き崩れたルシアに、淫魔の鎧が心配そうに考えを伝える。
「えぐっ……ひっく……だめだよ、それ……きっと、それでボク、イっちゃうよ。キミにそういう身体にされちゃったんだもん……すん……」
また嗚咽が喉元までせり上がってきたが、心配そうな淫魔の鎧のことを思うルシアは、必死でそれを堪えていた。
確かに性感が敏感になっているときに電流を食らったら、それが例えクリトリスや乳首でなくてもイってしまいそうだった。
確証はないが、悪い予感しかない。
かといって、実験するのも恐ろしい。
万が一、それでイってしまったら、探索者を続ける自信が失せてしまいそうだった。
淫魔の鎧がいればソロでも充分やっていけるだろうが、人の噂や誹謗中傷を気にせずにいられるほど、自分が強くないことをルシアは自覚している。
しかし、探索者を廃業することは、戦うために作り出された淫魔の鎧に申し訳がない。
きっと、淫魔の鎧のことだ。
ルシアが探索者を廃業しても、契約を打ち切るなどとは言い出さない。
ルシアから言い出しても、淫魔の鎧が受け入れるとは思えなかった。
打開策を見つけられないルシアは、どうしようもない焦燥感に苛まれていた。
「なあ、ご主人。もうひとつ策を考えたんだが、聞いてくれるか?」
膝に顔を埋めて鼻をすすり上げているルシアに、淫魔の鎧がことさら平静を装った声をかけた。
さすがに主人の死活問題ともなれば、いつものようなおちゃらけた物言いを控えている。
淫魔の鎧は、ルシアとの契約を打ち切る気はない。
例え、戦いの中に身を置かなくても、充分に役立てるだけの経験は有している。
過去の主人たちも、一生を戦いに費やしていたわけではない。
幸せな人生のサポートをしてきたとの自負が、淫魔の鎧にはある。
ルシアが探索者を続けるか、廃業するかの決定に、淫魔の鎧は口を挟むつもりはない。
もし、続けるならば、今まで通りに戦いを支え続けていく。
もし、廃業するならば、これまでの知識を以てルシアの生活を支え続け、護衛としての役割も全うする。
ただ、それだけのことだった。
だが、その前にやることがある。
ルシアの心が折れていないなら、探索者を続けていく決心のため、手伝えることは何でもやる。
心が折れたなら、そのときはそのとき。
あとのことなど、そのときになってから考えればいい。
そう考えている淫魔の鎧は、次の策をルシアに伝えようとしていた。
「……すん、すん……何さ? また僕がイっちゃうようなこと?」
ルシアは、かなりやさぐれている。
仕方がないといえば、仕方がなかった。
今まで淫魔の鎧がやってきたことといえば、ルシアを絶頂させること。これに尽きるといっても過言ではない。
ルシアが疑わしそうに見ているのも無理はないと、淫魔の鎧も自覚していた。
「いや、その逆だ、ご主人。まあ、聞いてくれ。俺の魔力の元は、解っているだろう?」
嫌がらせでも何でもなく、ルシアの理解を確かめるように淫魔の鎧は聞いた。
「何を、今さら。解ってるよ。ボクの……えっちなお汁でしょ」
今の素面でいるルシアには、口に出すのも恥ずかしい言葉だが、淫魔の鎧の真摯な口調に一瞬口ごもるが真面目に答える。
「ああ、そうだ。だけど、今までは必要なかったから言わなかったけど、もうひとつある。俺からご主人に魔力を供給できるのは、実感してもらってるから解るだろ?」
短絡的と思われないように、遠回りでも順を追って話していく。
そんな淫魔の鎧の言葉に、ルシアは黙って頷いた。
「言葉は悪いが許してくれ。ルシアの淫汁が俺の魔力の元になるけど、それがルシアの魔力にはなることはない。それは、俺が変換して、ルシアに供給することで、初めて可能になるんだ。まあ、ここまでは俺からルシアに魔力供給が可能だって確認だな。いいか?」
胡散臭そうに聞いていたルシアの虚ろな視線が、僅かだが生気を取り戻してきた。
勿論、これまでも淫魔の鎧がおちょくっていたなどとは思っていないが、どうしてもいい結果に繋がらないと思えてしまい、素直に聞けなかっただけだった。
ルシアは、また黙って淫魔の鎧の言葉に頷いた。
「だから、この逆も可能というこった、ご主人。つまり、だ。俺が考えるに、ご主人が敵を斬る。手応えが快感に変わる。手応えが大きければ大きいほど快感も大きくなり、仕舞いにはイっちまう。こういうことだろ?」
口に出すのがさすがに恥ずかしいか、ルシアはまた黙って頷く。
「快感の発生を止めることはできないけど、その瞬間に俺がご主人の魔力を吸い取れば、快感が大きくなるのは防げる。俺の膨大な魔力容量からすれば、仮にご主人の魔力を全部吸い上げたところで、誤差の内だ。何せ、淫汁からじゃなきゃ、俺に魔力を供給しても無駄なほどだからな。で、ご主人の身体が魔力切れを関知する前に、俺からまた戻す。多分だが、魔力切れを起こすほど吸い上げなくても、快感の増大は防げるぜ」
ルシアの表情が、ぱっと明るくなった。
光の見えない闇に突き落とされたと思っていたが、ようやく光明が見えた気がしていた。
「ホント? 大丈夫? 結局戻すときにイっちゃうとかない? いや、ごめん。キミがそんな小狡いことなんかするわけないよね。ボクをイかせるなら、正面からキミはするもん。一所懸命考えてくれたんだね。ありがとう。嬉しいな」
涙を浮かべたまま、ルシアは笑顔を作った。
だが、その笑顔は作ったものであっても、痛々しさや苦悩の跡が見えたりはしなかった。
ルシアは心の底から嬉しくて、泣きそうだった心を奮い立たせることができた。
「レミル嬢も言ってたが、斬撃の手応えはそれはそれで快感なんだ。その程度はご主人がねじ伏せないと、今度は俺に頼り切りになっちまうからな」
サポートはするが、人は道具に頼り切ってはならない。
自身の足で、しっかりと立たなければいけない。
かといって、自立を促すために、突き放せばいいというわけでもない。
何事も、ほどほどを見極めることが大切だ。
薬であっても飲みすぎれば毒になり、オーバードーズは死に至る。
逆に足りなければ、病気は治せないし、自然治癒にも無駄に時間がかかってしまう。
淫魔の鎧は、長い時間と過去の主人たちとの付き合いから、そのことを痛いほど思い知らされていた。
「ありがとう。本当に、心の底から、ボクのすべてを捧げても足りないほど、なんだか言葉にしちゃうと安っぽくなっちゃうけど、ありがとう! 早速だけど、明後日実験してみよう!」
確かに安っぽいかもしれないが、ルシアは淫魔の鎧に救われていた。
そして、淫魔の鎧が疑問を返す前に、ルシアは言葉を続ける。
「こんなボクにできるお返しなんて、えっちなお汁しかないけど、受け取ってほしいんだ。ボクのこと、好きにして。優しくして。泣いちゃうくらい、優しくして。それから、ボクのこと滅茶苦茶にして。ボクがやめてって泣いても、泣き叫んじゃうくらい滅茶苦茶にして。何度も何度も、数え切れないくらいイっちゃって、失神しちゃうまで、ボクのおまんことおしりの穴、キミの触手でいっぱい犯して。ボクにできること、それしかないから。でも、義務感なんかじゃなくて、心の底からキミに犯してほしいんだ。いいでしょ? ボクの大好きなアーマー様」
栗色の瞳に光が戻っていた。
迷いのないルシアの言葉に、鎧の内側に生えている無数の触手が、嬉しそうにぞわりと蠢く。
ルシアは、その触手の動きに、小さく悲鳴を上げた。
「ああ、ありがたく受け取らせていただこう。俺の大切なご主人様。……ところで、何で明後日なんだ?」
ルシアの最大級の感謝に、威儀を正した淫魔の鎧が答えた。
そして、何となく解ってはいるが、当然の疑問を呈する。
「えへ。だって、明日、ボク、起きられないもん、きっと」
そう言ってルシアは、今度こそ作り物ではない笑顔で、ベッドに身体を投げ出した。
「しょうがないご主人様だな。どれ、ご期待にお応えするとしよう」
淫魔の鎧がステルス化し、ルシアの白い裸体が闇に浮かぶ。
そして無数の触手が顕在化し、ルシアの身体に絡み付いていった。
「あ……ぁぁ……ぃぃょ……キミの触手、触るだけで……ボク、きもちくなる……あんっ! ふぁっ! ……やさし、く……撫でてる……ボクの……おっぱい……それ……気持ち、いいよ」
ルシアの身体に、無数の触手がまとわりついている。
優しく、滑らかに、柔らかく、丁寧に、ルシアの身体を愛撫していた。
端目にはぱっくりと開いてヒクつくおまんこも、直腸の壁を見せるように口を開くおしりの穴も、不可視の触手に埋め尽くされている。
緩く閉じられたルシアの瞼に細くふさふさした触手が這い回り、頬から鼻梁を同様の触手が撫で回していた。
両の耳元を、やはり細いが丸く柔らなかなトゲを持つ触手が、何本も穴を探るように匍匐している。
耳の穴に入り込んだ触手は、決してルシアに痛みを感じさせないように、丹念に中を掻き回している。
耳たぶを食むように挟み込んだ触手が、咀嚼のような動きの中で、ゆっくりと耳朶を回っていた。
それだけでルシアは、得も言われぬ快感に襲われている。
決して性的な動きではないが、ルシアには性器への愛撫同様の快楽をもたらしていた。
「んぁぅ♥……お耳……っきもちくて♥……ボク……おか、しく、なっちゃ……うぅっ♥……あんっ♥……も、ぅ……ひうっ!♥ キミに……され……る、の♥……やんっ♥……全部♥……す、き♥……ぁぁぁ、ぅあっ!♥」
おっぱいの膨らみを潰さないような、慎重にも見える動きで緩く振動する触手が何本も這い回る。
既にピンと勃って小さく震えているピンク色の乳首だけが、触手の群れの中に佇立していた。
その震えが触手が柔らかな丘に与える振動のせいなのか、ルシア自身が快感に反応した痙攣なのかは判然としないが、間違いなく乳首は小刻みな動きを見せている。
ルシアの口からは小さな吐息が漏れ続け、ひわやかな声がそれに絡み付いていた。
「……はぅ♥……そん、な……焦らしちゃ……い、や♥……ひぁっ!♥ ……これ……ボ、ク……とろけ♥……あんっ♥……ちゃ、う……よ……ッ!♥ ……ひゃんっ!♥ ……やぁ♥……やぁ♥……ああっ!♥」
触手に巻き付かれた膝が引き上げられ、M字開脚にされたルシアは、あられもない姿を晒す。
誰かに見られたら、恥辱まみれで羞恥の炎に焼かれそうな痴態だ。
だが今のルシアには、それも脳を焼く快楽のスパイスでしかない。
晒された性器の周りを、無数の触手が這い回り、このあとに来るであろう快感を期待させている。
何にも触れられていないうちから充血し、小さな男根のように勃起したクリトリスが、早く弄くってほしそうにその存在を示していた。
焦らしの中にも快感を得てしまったおまんこは、もうとっくに愛液の洪水を引き起こし、触手と肉壁の隙間からおしりの穴へと潤滑液を垂れ流している。
おしりの穴の外で待っている触手の太い幹に、愛液が絡み付いてその役割を十全に果たそうとしていた。
「……ボク……こん、な♥……焦らされたらぁ♥……ああっ♥……じゅぽって♥……され、ただけ♥……で……イっちゃ、いそう♥……だよ♥……んあうっ!♥ 怖い……よ♥……ぁぁぁぁ♥……じゅぽじゅぽ、怖……いぃ♥……んひぃっ!♥ きもちくてぇ♥……とけひゃうぅぅ♥……ボク、の♥……身体♥……全部……ぃぃ♥……とけちゃうよぉ♥……あひっ!♥」
緩やかに押し寄せる快感の波の中に、ときおりさやかな鋭い感覚が織り交ぜられる。
性器でなくとも全身に散在する性感帯を、触手が触れたときにルシアの身体は敏感に、そして貪欲に反応していた。
それだけでも絶頂に達したいと身体は望み、それだけで絶頂してしまったらあとが保たないと拒む脳とのせめぎ合いは、ルシアにとろ火で炙られるような焦らしをもたらしている。
短く小さな喘ぎの中に、ルシアは淫魔の鎧へのおねだりを混ぜ込んでいた。
触手がおっぱいの膨らみを登りきり、ピンクに色づいた乳首に触れた。
触手の先端が平たく広がり、乳首を押さえ込んでまるで掌で転がすような、円周運動を開始する。
おっぱいの頂点を中心とした円周運動が両方で行われ、ルシアの乳首が優しくこねくられていた。
クリトリスに絡んだ触手は、いきなり包皮を剥くようなことはしなかった。
粘度の低い分泌液を絡め、潤滑をよくしてから舐め上げるように、ゆっくりと下から擦り上げていく。
無数に生えた微細な突起はシリコンのように固さと柔らかさを合わせ持ち、ざらつきと連続した刺激の相反する快感を同時にもたらしていた。
両手と両脚にも大量の触手が絡み付き、指の間に入り込んでローションのような分泌液を吐き出している。
にゅるにゅるとした感触が手と足の指を包み込み、指を舐めしゃぶるような快感を造り出していた。
マッサージのような軽い痛みを伴う快感ではなく、あくまで滑らかな、柔らかい、緩くておしりの穴がきゅっとなりそうな快楽にルシアを沈めていった。
「……ぁぁぁぁぁん♥……ふぁぁ♥……はひゅ♥……しゅごいよぉ♥……んっ!♥ ボク……身体中♥……とろけちゃってる♥……ひっ!♥ みたく……なってりゅ♥……よぉ♥……ああんっ!♥ ……足♥、指♥……きもちくてぇ♥……ひうっ!♥ ……いいっ!♥ ……これだ、け、でぇ……イっちゃ♥……イく♥……イく♥……イくぅ……♥」
全身にローションを塗りたくられ、その上で触りまくられるような快感に、ルシアはとろけそうな錯覚に包まれている。
いつものように怒濤のような快感の連続にとろけるのではなく、緩やかな、持続する快感に心の澱までとろかされていた。
それでも時折襲い来る鋭い快感が嫌なわけではなく、かえって絶頂に近付けてくれるような喜びを伴っていた。
いつものような火花を散らすような快感にブラックアウトしたまま失神するのではなく、暖かい雨の日の眠気のような気持ちよさに、潤んだ目をしたルシアは緩やかな絶頂に達していた。
「……うあ♥……イってるの♥……ボク、まだイっちゃってりゅ♥……きもちいいの♥……終わんないの♥……あんっ!♥ ああぁぁ♥……いいよぉ♥……もっとぉ♥……きもちくしてぇ♥……あっ!♥ あっ!♥ ……優しくてぇ♥……ボク、を♥……とろかしてぇ♥……イくのぉ♥……ふぁぁぁあああ♥……あああああぁぁぁぁぁ♥……っ!♥ ひうっ!♥ きたぁ♥……じゅぽじゅぽぉ♥……いっぱぁい♥……イくのぉ……♥」
おっぱいを包み込んで乳首をこねくる平たい触手にも無数の小突起が生え、それらが微細な振動を開始した。
おっぱい全体が快感に包まれ、乳首には鋭い刺激が走っている。
クリトリスを舐め上げる触手が長く伸び、一回の快感が長く続いていた。
電流責めのような強く短い刺激の連続ではなく、柔らかい快感が延々と続いている。
おまんこを貫く触手が緩やかに動き始め、深くゆっくりとした快楽がルシアの太腿の間を満たしていった。
何度も押し寄せる緩やかな絶頂のさざ波に、ルシアの身体はすっかり弛緩している。
尿道口も例外ではなく、おしっこが垂れ流しになって、ルシアの太腿の付け根からおしりに温かい快感を溢れさせていた。
お漏らしが気持ちよく、流れるおしっこの暖かさが気持ちよくて、ルシアは無意識のまま垂れ流しを続けていた。
やがて緩やかだが、高い絶頂の波がルシアを包み込み、眠りに就くように意識を闇に落としていく。
間隔が長く弱い痙攣がルシアの全身で発生し、垂れ流しだったおしっこが小さな間欠泉のようにぴゅうぴゅうと噴き出していた。
ルシアのおしりの穴を貫く触手が、ゆっくりと抜けながら敏感な神経叢が集中するおしりの穴の入り口を掻き回す。
鋭く連続した快感に、ルシアは強制的に目を覚まされた。
優しい時間は終わりを告げ、荒々しい、怒濤のような、固く激しい淫楽の時間が始まる。
ルシアの目から涙が零れ、栗色の髪に吸い込まれていったのが、開始の合図だった。
太く節くれ立った触手がルシアのおしりの穴を一気に貫く。
脳天まで突き抜けた衝撃に、ルシアは悲鳴を上げて仰け反った。
小刻みな抽送がおしりの穴の入り口を掻き乱し、優しかったクリトリスへの愛撫が鋭い刺激へと変化する。
包皮を剥かれ、剥き出しになった淫核を、ざらついた触手が執拗に擦り上げていた。
おまんこを貫いた触手が子宮口を荒々しくノックし、無数の突起がGスポットを抉るように通り過ぎている。
乳首は平たい触手が包み込んでねじり上げ、鋭い痛みが快感を伴ってルシアの性感を掻き乱していた。
「あっ!♥ あお゛っ!♥ しゅごいいっ!♥ いきなりイっちゃ……っ!♥ イっちゃうううううっ!♥ はひゅっ!♥ ひあっ!♥ あ゛っ!♥ いぎっ!♥ ……ぁぁぁぁぁあああああっ!♥ らめっ!♥ ボク、壊れりゅっ!♥ ……壊れひゃううううっ!♥ うあああああああっ!♥ ……ひぎいいいいぁぁあああっ!♥ やめてぇっ! ひんひゃう!♥ ボクひんひゃうよおぉぉぉっ!♥ ひぎゅううううっ!♥ あっ!♥ ……あっ!♥ ……あっ!♥ ひゅはっ!♥」
すべてを壊されそうな触手セックスに、ルシアは激しく頭を降りながら悲鳴を上げた。
かん高い喘ぎ声が空気を引き裂く中、ルシアの性器が淫楽に壊されていく。
優しさにとろけていたおまんこが、何度も襲い来る絶頂に痙攣し、触手の抽送に掻き回されて愛液を泡立たせていた。
ステルス化した触手が白い泡に彩られ、シーツに泡立つ滴を垂らしながらおまんこに出入りし続ける。
両脚に絡み付く触手がルシアのおしりを少しずつ持ち上げていき、まんぐり返しに固定した。
真下に打ち下ろすような激しい抽送が、おまんことおしりの穴を同時に襲い、愛液と腸液を泡立たせながら掻き出してまき散らす。
「あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛お゛っ!♥ お゛お゛っ!♥ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!♥ ひぎゅ♥……ひぎゅ♥……ひぎゅぅぅぅううあああああっ!♥ ゆるひで……も、う……ゆるひてくらはいぃぃいいいっ!♥ ボク、らめぇっ!♥ も、もうらめぇぇぇえええっ!♥ いくいくいくいくいくいくうううううっ!♥ あああああああああっ!♥ イく♥……イく♥……イく♥……イく♥……イく、の♥……とばんな゛い♥゛……っ!♥ ……ッ!♥ ~~っ!♥」
僅かの間にルシアの顔は、泡立つ淫汁で彩られている。
いやらしい匂いに嗅覚を犯され、おまんことおしりの穴を蹂躙するねばい水音に聴覚を犯されていた。
触手の抽送にルシアの身体は敏感に反応し、繰り返される絶頂に視界はピンク色の火花で埋め尽くされていく。
獣のような咆哮を上げ、絶頂のたびに快感を絶叫し、全身を痙攣させながら、ルシアは潮を噴いていた。
降りてこられない絶頂に、ルシアは失神すらさせてもらえない。
束の間の休息を奪われたルシアの身体は、快感に飲み込まれて痺れていった。
がっちりと押さえ込まれた身体は、淫楽の地獄から逃れることを許さず、ルシアを何度も絶頂させては潮を噴かせる。
顔も髪も、おっぱいも太腿も、自分が吹き散らした潮の雫を滴らせ、小刻みな痙攣が止まらなくなっていた。
頭の上に投げ出された両手は指を力なくヒクつかせるだけで、ルシアの限界が近いことを知らせている。
「ぁー……っ!♥ ……ぁー……っ!♥ ……あー……っ!♥ ……あー……っ!♥ ぃくぅ♥……ぅひぃっ!♥ ……ぁひっ!♥ ぁぁぁぁ♥……んぁっ!♥ ぉ゛ぁ゛ぁ゛♥……ぇ゛ぁ゛♥……ぃ゛ぐ♥……ぁ゛ぁ♥……ぃぎぃぃ♥……ゆるひて♥……くらひゃいぃ♥……も♥……ボク♥……らめ♥……なのぉ♥……ぁー♥、ぁー♥、いくぅ♥……ひぎいっ!♥」
連続してイき続けたルシアは、半ば放心状態で触手に突き動かされている。
まんぐり返しのまま固められた態勢で、両脚だけが力なく揺られていた。
快感に声を上げることもできず、おまんこに触手が出入りする様を虚ろな瞳で見つめている。
それでも身体は淫楽に絶頂を繰り返し、そのたびにくぐもった呻きがルシアの喉から押し出される。
既に噴く潮もなくなったのか、おしっこがちょろちょろと垂れ流しになり、無毛の恥丘を流れ落ち、おっぱいに流れを分けられている。
肩口に伝うおしっこと、首もとから髪に落ちるおしっこが、シーツの上で潮が作った水溜まりに流れ込み、ルシアの後頭部の周りに広がっていく。
そこに泡立つ愛液と腸液が、それぞれおっぱいと背中を伝って合流し、淫魔の鎧の大好物ができあがっていた。
無間地獄のように続く触手の抽送に、放心状態であってもイくことをルシアは強制されている。
クリトリスは真っ赤に充血して、はちきれそうなほど勃起して反り返り、触手に舐め上げられるたび、ルシアに絶頂と呻きを強要した。
乳首も揉みしだかれ続け、硬度を失ったかと思えば勃起を繰り返し、ルシアを快楽の無間地獄から解放する兆しすら見せてくれない。
絶え間ない快感の連続は、ルシアをひときわ高い絶頂に押し上げる。
短く鋭い悲鳴を放って昇天したルシアは、バネが切れた玩具のようにぽとりと失神した。
「まだ、終わりじゃないぜ、ご主人。にゃん娘モードの前に終わらせたら、満足しないだろうからな。そうだろ、ルシア?」
それまで無言でルシアを責め続けていた淫魔の鎧が、独り言を呟くように失神したルシアに言った。
おまんことおしりの穴に挿し込まれた触手からルシアに魔力が注入され、栗色の髪の間からネコミミが姿を現す。
同時に尾てい骨のあたりから、髪と同色の短毛に覆われたしっぽが姿を現した。
ネコミミは失神したルシアの痙攣に合わせ、ぴくんぴくんと小さく跳ねている。
しっぽはルシアの鼠蹊部からおしりの割れ目をまさぐり、侵入すべき穴を捜しているようだった。
「ご主人、起きな。夜はまだまだこれからだ。お楽しみは、まだまだ、これからだぜ」
淫魔の鎧の言葉とともに、それまでルシアを快楽の虜にしていた触手が形状を変える。
オーソドックスな姿に戻った触手は、一旦ルシアの拘束を解いた。
まんぐり返しの態勢から解放されたルシアの身体が、ベッドの上で大の字に伸びている。
そこに触手が絡み付き、気を失ったままのルシアを転がして、淫汁カクテルの中にうつ伏せにさせた。
大きく開かれた両脚の間から触手が引き抜かれ、尻尾に絡み付いておまんこへと導いていく。
おしりの穴への抽送が再開され、敏感な神経叢を掻き乱してルシアを強制的に目覚めさせた。
シーツとルシアの間に触手が入り込み、おっぱいと乳首、そしてクリトリスに何本も張り付く。
微弱な電流が走り、徐々に魔力が上げられていくと、ルシアの身体が痙攣し始め、唐突に弾かれたように大きく首を仰け反らせた。
「あにゃぁっ!♥ にゃっ!?♥ ボク……あにゃ?♥ にゃん娘にゃあっ!♥ うにゃっ!♥ に゛ゃぁーっ!♥ びりびりきたにゃあっ!♥ に゛ゃぁーっ!♥ に゛ゃぁーっ!♥ に゛ゃぁーっ!♥ に゛ゃぁーっ!♥ イくイくイくイくイくうっ!♥ まらいきゅに゛ゃぁああっ!♥」
容赦ない電流責めに、ルシアはうつ伏せのまま首を仰け反らせ、シーツを掴み締めて痙攣を強要されている。
大きく見開いた瞳が裏返り、半ば白目を剥いて歯をがちがちと鳴らしていた。
半開きの口元からよだれが零れ、唇からシーツの間に泡を含んだ糸を引く。
短い絶頂に硬直したルシアの身体はすぐに弛緩し、半分白目を剥いたまま、べしゃりと顔がシーツに落ちた。
半開きのままの口からは、舌を垂らし、よだれを垂れ流し、無意識のうちにしっぽが潜り込んだおまんこからは、白くクリーム状に泡立つ愛液が垂れ流しになっている。
そして、おしっこも垂れ流しになり、白いルシアの太腿の間に水溜まりを広げていた。
「もう、ボクらめにゃの♥……おねがいにゃあ♥……もうゆるひてにゃ♥……あにゃっ!?♥ ひっぽがあっ!♥ おまんこぉっ!♥ ぢゅぶぢゅぶってぇっ!?♥ に゛ゃっ!♥ いうこときかにゃいにゃぁっ!?♥ なんれぇ……にゃんれにゃのぉぉぉっ!?♥ ひにゃっ!♥ にゃあああああっひっあっいきゅっ!♥ いきゅにゃっ!♥ ボク、ボク……ボクにイかひゃれひゃうにゃあああっ!♥ たしゅけ、っ! たしゅけへっ! いやあっ! いやにゃあっ! イくイくイくイくっ!♥ おひりもっ!♥ ボクのひっぽ、と、っ、キミのっ、しょくひゅれ♥、ボク、いきゅにゃあああああっ!♥」
無意識のうちにおまんこの蹂躙を望んでいたルシアは、しっぽを制御できなくなっていた。
容赦なく繰り返されるしっぽの抽送に、呆気なくルシアは昇天する。
快感に焼き切れたルシアの脳は、しっぽの制御を完全に放棄した。
本能に忠実に従ったルシアのしっぽは、触手が貫くおしりの穴を目指していた。
「やめ……もう……やめっ、てにゃっ! そんにゃひたりゃ……ボクの、おひりのあにゃ……裂けひゃうにゃあ……やめにゃあ……らめなのにゃあ……」
譫言のようにルシアは呟き、しっぽがおしりの穴に侵入するのを阻止しようとした。
だが、ルシアの制御から解き放たれ、本能のままに蠢くしっぽは、触手と捩り合って一本の雄根と化している。
ルシアの本当の望み通り、強引におしりの穴にめり込んだしっぽと触手は、敏感な神経叢を掻き乱しながら先端を子宮の裏側に届けていた。
いつの間にかおまんこを貫いた触手も、突起でGスポットを抉りながら、先端は子宮口に届いている。
ルシアの顔が恐怖に歪んだ瞬間、容赦ない抽送が子宮の裏と表から襲いかかった。
「ひ、ひにゃああああああっ!♥ ボクのおひり裂けひゃうにゃあっ! らめっ!♥ らめえっ!♥ らめにゃああああああっ!♥ おにゃのこのおへやぁっ!♥ ぐにゃぐにゃひちゃらめええええっ!♥ あ゛に゛ゃっ!♥ あ゛お゛っ!♥ お゛あ゛っ!♥ え゛あ゛っ!♥ に゛ゃあ゛あ゛っ!」
しっぽと触手におしりの穴を貫かれ、おまんこもGスポットも触手に抉られ、子宮を裏表から蹂躙されたルシアは、絶叫を放ちながらイき続ける。
終わることのない絶頂に、ルシアの目を見開き、歯を食いしばって耐えていた。
だが、イき続けているルシアにいつまでも抵抗などできるはずもなかった。
断続的な絶頂に、呆気なくルシアの潰え、身体から力が抜けていく。
とろんとしたルシアの目は寄り目になり、舌が垂れ下がり、その先端からよだれが滴り落ちる。
掻き出される愛液と腸液に、垂れ流しのおしっこが混ざり、また両脚の間の水溜まりを広げていく。
ルシアは意識が朦朧とする中で、細かく痙攣しながら淫汁カクテルをたっぷり吸ったシーツに頬をつけ、垂れ下がった舌でぴちゃぴちゃと舐めとっていた。
やがて、ルシアの動きが止まり、淫汁カクテルを舐めとる音が途絶えた。
ルシアはピクリとも動かない。
完全に失神し、深い闇に落ちていた。
だが、ルシアのしっぽだけはおしりの中で蠢いて、敏感な神経叢を掻き回しながら子宮を壁越しに蹂躙し、意識を失ったルシアに淫夢を見せている。
淫魔の鎧は触手の動きを止め、しっぽが動かなくなるまで見守った。
やがて、しっぽがルシアのおしりの穴に入ったまま動きを止めたとき、淫魔の鎧は魔力の供給を打ち切った。
しっぽとネコミミが消え失せ、ルシアのおしりの穴はぽっかりと肉壁を見せて腸液を零している。
淫魔の鎧はルシアのおしりの穴に触手を挿入して栓をすると、過剰に分泌された腸液を吸収し始める。
無数の触手がシーツとルシアの裸体を這い回り、ありとあらゆる淫汁を吸収していった。
程なくしてルシアの身体が清められ、シーツは洗い晒しの状態を取り戻す。
さらさらとしたシーツの肌触りに、ルシアの吐息は安らかな寝息へと変わっていった。
淫魔の鎧はルシアにシーツをかぶせると、四方の壁と床と天井に触手を張り巡らせる。
明日は起きられないと宣言した主人のため、淫魔の鎧は周囲の気配を逃さないためのバリアを構築していた。
やがて、廊下や窓の外に敵意がないことを確認した淫魔の鎧は、パッシブエネミーソナーだけを残してスリープモードに切り替える。
部屋の中は、何事もなかったかのように静まりかえり、ルシアの寝息だけが聞こえていた。