※この作品はR-18です。

淫魔の鎧   作:らんふぉりんくす

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第34話 拘束・de・失神

 ゴブリンが巣くった洞窟の前に薪を積みながら、クオムが淫魔の鎧に話しかけた。

 

「あれから考えてみたですけど、今日クオムはスリープクラウドとブリーズ、フレアストームのスペルを用意してきたです。この三つだけです」

 あえて示唆したことの真逆をいったクオムに、淫魔の鎧は好ましげな視線を向け、続きを促した。

 たしかに閉ざされた空間でフレアストームのスペルなど使われたら、間違いなく窒息で全員が危ない。

 以前のアバナホール調査でゴブリンの群れに放った大火球程度であれば、その周辺が一時的な低酸素状態になるだけで、離れていればさほどの危険はない。

 だが、今回クオムが用意してきたフレアストームは、かなり広範囲にわたって酸素を消費し尽くすだろう。

 淫魔の鎧がスペルの炎を無効化したとしても、酸素を作り出すことまではできない。

 それもあって、炎のスペル禁止という誘導をしてあった。

 

「気を悪くしないで欲しいです。聞いてくれるですか?」

 難詰が飛んでくるかと思っていたクオムは、好意的な視線を向けている淫魔の鎧に戸惑いながら、話を続けていいか尋ねた。

 膨大な知識と経験を持ち、この場にいる誰よりも戦いというものに精通している淫魔の鎧が禁じていたことだ。

 自身の浅い経験と浅はかな考えで覆して、いい感情を持たれるとは思わなかった。

 

「クオム嬢が考え抜いてのことだろう? なぜ、俺が気を悪くしなければならないんだ? 聞かせてもらうさ」

 淫魔の鎧の返事に、レミルも喜ばしいという表情でクオムを後押ししている。

 ひとり、ルシアだけが頭の上に疑問符を浮かべていた。

 

「はい、です。昨日、淫魔の鎧さんは、狭い場所で炎のスペルを使うと、窒息の危険があると言っていたです。今回は長期戦も覚悟して、魔鉱石はたっぷり準備してきたです。それから、普段は使いきれないですけど、クオムはスペルブックにフレアストームを載せているです。まだクオムの精神力では、フレアストームは一発が限界で、後は立ってるのがやっとで、何もできなくなるです。悔しいですけど……」

 スペルユーザーは、スペルを覚えていれば使えるというものではない。

 自身が所持するスペルブックに、その魔力の源となる存在に記載しもらわなければならない。

 魔力の源になる存在とは、神であり、悪魔であり、精霊だ。

 大まかな分類としては、治癒や防御にかかるスペルは神から、攻撃に関わるスペルなら悪魔からとなっているが、神から攻撃のスペルを授かることもある。

 精霊は地水火風の四大元素に関わるスペルを司り、治癒や攻撃や防御だけでなく、自然現象に干渉したり、日常生活に役立つスペルまで、異様に幅が広い。

 勿論、攻撃のスペルも日常生活に応用できるが、威力の調整が難しく、精神力の消費が低い精霊のスペルがある以上、わざわざ転用する者はいなかった。

 

 神や悪魔や精霊と何らかの代償を捧げて契約することで、スペルブックに記載してもらう。

 そして、安寧を確保された場所でスペルブックを読み直し、詠唱の言葉とともに心に刻みつけることで、初めてスペルの行使が可能になる。

 一度行使してしまえば、再度スペルブックを読み直すまで、そのスペルは行使できない。

 当然、タスクの前に読み直していなければ、スペルブックに記載されていても、そのスペルは使えない。

 精神力には限りがあり、一回のタスクにどのスペルを用意していくかは、重要な選択になっていた。

 

 クオムにとってフレアストームは、行使はできるが他のスペルのほとんどを捨てていかなければならないほど、精神力をごっそり削られる。

 下手をすれば、一回こっきりで昏倒しかねないレベルだった。

 今回は触媒となる魔鉱石の大盤振る舞いで、強引に乗り切るつもりだ。

 それでもタスクに必要なスリープクラウドとブリーズを使えば、限界を超える危険性もはらんでいた。

 

「まず、スリープクラウドを洞窟に流してから、薪の煙をブリーズで洞窟に送り込むです。これだけでも、ゴブリンは煙に巻かれて死ぬかもです。でも、今回はそこにフレアストームをぶち込んでやるです。これで、掃討戦も確実に楽になるですよ。あと、クオムはそこでぶっ倒れるですけど、なんとかブリーズは維持するです。そうすれば、かなり臭いも飛ぶはずです。レミルさんとルシアが、きっと楽になるです」

 昨晩考え抜いた作戦を、クオムは三人に開示した。

 何度も頭の中でシミュレートし、スペルブックを読み終えたところで、ルシアの喘ぎ声が聞こえていた。

 もし、シミュレーションやスペルブックの読み込みの合間に、クオムが休息していたり、ルシアができあがるのが早かったりしたら、危ないところだった。

 

 ルシアと淫魔の鎧の甘いひとときに怒鳴り込み、それををぶった斬ったとしても、安寧など訪れない。

 間違いなく、そのあとはオナニーに耽って、スペルブックの読み込みどころではなかっただろう。

 触手セックスの終わりを待つなど、もっと無理な相談だ。

 下手をすれば、ルシアの喘ぎ声をオカズに、失神するまでオナニーに没入していたかもしれない。

 幸か不幸か、昨晩は放心していたところにルシアの淫りゃんにゃん娘発言に怒り狂って正気を取り戻していたが。

 当然のことだが、そんな精神状態でスペルブックの読み込みなどできるはずもなく、かなりギリギリのタイミングだった。

 そんな葛藤を、触手セックスに耽溺していたルシアが知るはずもなく、クオムの話に驚嘆するだけだった。

 

「……いいんじゃないかしら? 淫魔の鎧さん、いかが? 私はクオムの案でいいかと思うわ。ただ、スペル行使後のクオムの護衛をなくするわけにはいかないでしょう? あの洞窟にはいるのがいやなわけじゃないけど、独りで行くのもどうかと思うわ。そこでお願いなんですけど、あなたの触手で偵察と生き残りがいた場合の捕縛、そしてここまでの連行をお願いできないかしら?」

 クオムが考えに考え抜いた策を、レミルは採用してやりたかった。

 もうひとりいれば、突入も安心して行えるが、万が一を考えると独りは不安だ。

 ルシアと淫魔の鎧であればその不安もないが、それであれば淫魔の鎧を頼ってしまうことに変わりはない。

 ならば、最初から手間を省くべきだ。

 レミルはそう判断した。

 

「クオム嬢、完璧だ。レミル嬢、承知した。ご主人の戦闘経験なら、あとでいくらでも、どうとでもなる。ならば、話は早い。さあ、さっさとやってしまおう。早くリリムをアレイ・バーグに連れて行く方が優先だろうしな」

 

 

 あとは簡単だった。

 洞窟にスリープクラウドをブリーズで流し込み、その微風に乗せてたき火の煙も流し込む。

 火勢が上がったところで、適当に切ってきた生木を加え、さらに煙の量を上げていく。

 頃合いを見計らい、クオムがフレアストームを洞窟に叩き込んだ。

 昏倒したクオムをレミルが介抱し、ルシアは煙を浴びながら洞窟の前に立つ。

 美麗なフルプレートアーマーから触手が展開され、洞窟へと進入していった。 ゴブリンたちにしてみれば、たまったものではない。

 眠らされたまま煙に燻され、息苦しくなってのたうち回るところに、強引なまでの炎が叩き込まれた。

 この世界、この時代に酸素の知識はなかった。

 だが、そんなことはお構いなしに、炎は残り少ない酸素を一瞬で消費し尽くす。

 そして、一〇〇を超えるゴブリンどもを、いとも簡単に絶命させていた。

 

 まるで反応のない洞窟に、淫魔の鎧は触手を展開していく。

 道具を道具として、正しく使おうとしたレミルの判断に間違いはなかった。

 淫魔の鎧にしても、レミルの判断に異を唱える気はない。

 生き残りがいれば、引きずり出してルシアたちにトドメを刺させるだけだ。

 そこで戦闘が発生するならば、最低限のフォローだけで経験を積ませるつもりだった。

 

 四人で打ち合わせた結果、触手で全ての死体と、いるならば生き残りを引きずり出すことにした。

 触手を以て洞窟内を確認し、以後の危険がないならそれで終わり。

 引きずり出したゴブリンどもの生き残りに、トドメを刺して完了だ。

 そして、予想以上に生き残りは多く、ルシアとレミルは三〇体近くトドメを刺すことになっていた。

 

 

 

 夜、打ち上げもそこそこに部屋に戻ったルシアは、感情と性欲の高ぶりを抑えられずにいた。

 十数回に及ぶ絶頂の抑制は、ルシアの中で熾火のようにくすぶっている。

 

「……ねぇ……僕がイきそうになる度、キミは魔力を吸ってくれたんだよね……」

 ゴブリンにトドメを刺す度、ルシアは絶頂寸前で引き潮のようなもどかしさを感じていた。

 勿論、絶頂したかったわけではない。

 気を緩めることなどできない戦いの中で、そんなことを望むほどの莫迦ではない。はず。

 だが、今は平穏な世界だ。

 あのとき得られたはずの絶頂を、ルシアは取り戻したかった。

 

「……そうか……そうくるか……ご主人……これは理想的だ。ならば、俺は全力を以て、ご主人の期待に応えよう。ご主人……ルシア、何回、イきたいんだ? 殺した数か? 剣に快感を感じた数か? 数えてもらおう。ご主人が満足するまで。俺の全力を以て応えようとも。俺の愛しいご主人様」

 

 

「うん、あのね。ボク、あのときって何回イってたかなかあ? キミが全部引き受けてくれたんだよね? うん、一五回、くらいかな。いつも何回イって、何回気絶してるかなんて数えてないから、多いのか足りないのか判んないや」

 ゴブリンにトドメを刺す度、ルシアはイっていたはずだった。

 精神力を振り絞りすぎたクオムには休息を取らせ、レミルと折半していたからだいたい一五といったところか。

 軽い絶頂まで含めれば、触手セックスでの絶頂は、一五回どころではない。

 逆に、放心や失神までいくような絶頂を一五回も繰り返したら、今度はルシアの身体か精神が保たないかもしれなかった。

 もっとも、その前に失神から目を覚まさず眠り込んでしまうか、放心したまま脳が反応を拒否するかだが。

 

「それは、俺も数えたことはないな。おもしろい試みじゃないか。ご主人、今夜はイく度に何回目か、俺に教えてくれないか。俺も今夜はちょっと趣向を変えてみよう。俺の愛しく恋しいご主人……ルシア。ベッドではなく、こちらのソファに掛けてくれ」

 淫魔の鎧は、訝るルシアをソファに誘った。

 まだ目を覚ます気配も見せないリリムは、部屋に戻ってすぐにルシアがクローゼットに放り込んである。

 いくら心配はないと言われても、万が一意識を取り戻したときに触手セックスを見せてやる気など、ルシアには欠片もなかった。

 

「昨日は目隠しされちゃって、いつもよりドキドキしちゃった♥。あれ、すごかったんだよ♥。今夜のキミは、どんな趣向で、うふっ、ボクを淫乱にゃん娘にしてくれるのかなぁ?♥ えへ、ボクの大好きなご主人様?♥ あ、今夜はクオムに聞かせちゃやだよ? また、怒鳴り込まれたらやだもん」

 その辺りは、自分の性欲と上手く折り合いをつけているレミルなら構わない。

 なんなら、乱入も。

 とはいえ、触手は独占したい。

 ルシアの常識は固執しつつも、音を立てて崩れていた。

 

「承った、ご主人。ひとつ確認しておこう。完全に、誰ひとりの例外もなく、ご主人の声は聞かせない。それがお望みだな? そしてこれは確認ではなく、ご主人の願いを聞きたいが。一気に登り詰めたいか? それとも、最初はとろけるようになりたいか? 結局はあとになれば一緒だがな」

 このところ、わざとクオムやレミルには喘ぎ声を届けていた。

 だが、明確に拒絶の意志があるならば、防音シールドをこの部屋に展開する。

 ちょっとしたいたずら心でしかないのだから、ルシアの意志か希望が最優先だ。

 そしてルシアが望むなら、いきなりクライマックスまで絶頂させることも、うぶな恋人同士のような優しくとろかすようなことも自由自在だ。

 触手に嫌悪感があるなら話にもならないが、淫魔の鎧に全幅の信頼を寄せ、触手を完全に受け入れているならば、どんな希望にも受け応えられる。

 

「えへ。じゃあ……ボク、とろけちゃいたいな♥。キミの言うとおり、一回イっちゃったらもう分かんなくなっちゃうかもしれないけど、それまではボクも一緒に楽しみたい♥。キミも魔力の補充なんかじゃなく、ボクと一緒に気持ちよくなれないなら、楽しもうよ♥。ね、ボクをとろけさせて♥」

 いつもいつも、強引なばかりではない。

 とろけるような触手セックスは、何度もあった。

 数瞬の迷いのあと、ルシアはきっぱりと言い切った。

 

 淫魔の鎧に快感という感覚がないのであれば、共に楽しむとしか言いようがない。

 ルシアが一方的に絶頂と共にあらゆる体液を放出し、それを淫魔の鎧が吸収するだけでは心が満たされない。

 せめて絶頂する姿に満足し、絶頂への過程を共有したい。

 ルシアは、そう望んでいた。

 

「承った、俺の大事な愛しいご主人。ならば、そうさせていただこう」

 勿論、淫魔の鎧に嫌はない。

 全身全霊を以て、ルシアの望みに応えるまでだ。

 淫魔の鎧は、そう作られている。

 第一義は、主人を守ること。

 そのためには、主人の淫液が魔力の元になる。

 女を犯すことを目的に作られているわけではない。

 過去にもその点で純潔を守りたい所有者候補と、折り合いがつかずに分かれたことも度々あった。

 だが、今現在所有する主人が許すなら、どんなことにも応える。

 すとんとひとり掛けソファに座ったルシアに応えるべく、淫魔の鎧は触手を展開し始めた。

 

「……ふあっ?♥ ……恥ずかしいよ、こんな格好♥……ぞくぞくしちゃう……♥」

 触手がソファに座ったルシアの脚を持ち上げ、肘掛けに拘束した。

 同時にルシアの両腕が、ソファの背もたれの後ろで触手に縛り付けられる。

 ワンピース型の寝間着の内側に無数の触手が這い出し、ルシアの全身を舐め回すように蠢き始めた。

 

「きゃうっ!♥ んあっ!♥ あんっ!♥ ああああっ!♥ そ、そ、なぁっ!♥ くすぐったいよっ!♥ あいっ!♥ いいっ!♥ あ、ぁぁぁ♥……ほんとに♥……とろけ、ちゃう♥……ボク……とろとろに♥……ぁぁぁ♥………溶けちゃうよぉ♥……♥」

 ぬるぬるとした感触が全身を覆い、性感帯だろうがそうでなかろうがお構いなしに触手が這い回っている。

 脇腹や腋の下、足の指からくすぐったさが這い登ってくるが、即座に快感へとルシアの脳は変換していた。

 そのくすぐったさが快感に変換される度、ルシアの身体がぴくんと跳ねる。

 そんな中で、ルシアの背中を指圧のように触手が押していく。

 軽い痛みと開放感に、ルシアはとろけたような表情を晒していた。

 

「んぁ♥……ぁぁぁ♥……ぃぃょ♥……んひっ!♥ おっぱい♥……ぁぁぁぁぁぁぁぁ♥……きもちぃの♥……キミの触手で♥……こねこねされて♥……ボク、これ、好き♥……おっぱいだけで♥……ボク、イっちゃう♥……あ、あああ♥……あひっ!♥ い、いっか、あうっ!♥ い、めぇ……」

 無数の触手が柔らかな双丘を揉みしだき、固い芯ができあがった乳首をこね回す。

 おっぱいを包み込んだ柔らかな快感の中から、乳首を弄ぶ鋭い快感がルシアの脳に突き刺さる。

 にちゃにちゃと粘液がいやらしい音を立て、寝間着の下でルシアの肌を濡らしていた。

 乳首への刺激だけでイかされたことは理解していたが、おまんこやおしりの穴はおろか、クリトリスすらまだ弄くられていないことをルシアは気付いていない。

 それどころか、いつもふたつの穴を埋め尽くしている触手が抜け落ちていることすら、乳首から広がる快感でルシアは気付きもしなかった。

 

「ふぁ♥……あんっ!♥ ひうっ!♥ きもちぃ♥……よぉ♥……おっぱい♥、きもちぃ♥……のぉ♥……あああっ!♥ あっ!♥ あひぃっ!♥ 来るっ!♥ 来ちゃうっ!♥ 二回目、もう来ちゃうぅぅぅっ!♥ ボクっ!♥ あああああああっ!♥ ああああああああああっ!♥ イくイくイくイくイくうっ!♥ に、かい♥……めぇ♥……あひっ!?♥」

 おっぱいを這い回る無数の触手と、乳首への粘着タッチでルシアはあっさりと二回目の絶頂へ駈け登っていた。

 肘掛けに固定された脚が戦慄き、つま先がぎゅっと丸められている。

 固く閉じられた両目から随喜の涙をこぼし、だらしなく開かれた唇からはよだれを垂れ流していた。

 おまんこからは愛液が溢れ出し、おしりの穴を濡らしながら寝間着を通してソファへと流れていく。

 恥丘を這い回る触手がクリトリスに到達し、ゆっくりと淫核を包み込んでいった。

 ざらつく触手がルシアのクリトリスを優しくこすりあげ、快感で脳をとろけさせていく。

 

「だめ♥……もう、ボク、溶けちゃう♥……そんなしたら♥……あんっ!♥ 溶けちゃうよぉ♥……いいの♥……きもちぃの♥……ぁぁぁ♥……とろかして♥……キミの触手で♥……ボクをもっと♥……とろかしてぇ♥……ああ♥……しゅごいぃぃぃ♥」

 乳首とクリトリスの三つの突起が、触手の粘着タッチで極限まで勃起している。

 ゆるやかな快感がルシアの全身を包み込み、思考能力を奪い去っていく。

 いつもの暴虐のような快感の嵐ではなく、女の芯を溶かすような柔らかい快感がいつまでも持続していた。

 やがて、乳首とクリトリスを弄くる触手以外から、不規則な電流のパルスがルシアの身体に流され始める。

 絶頂を強制するような刺激ではないが、ルシアの身体は少しずつできあがっていった。

 

「……っ!?♥ ぴりぴり♥……あんっ!♥ あんっ!♥ あんっ!♥ あんっ!♥ ああんっ!♥ しゅきぃ♥……今、おっぱい♥とクリ♥にそれ来たら♥……すぐ三回目イっちゃうよぉ♥……あひっ!♥ お腹も♥……首♥……耳ぃ♥……きもちぃ♥……きもちぃよぉ♥……ボクの身体、全部クリ♥になっひゃう♥……ああああああ♥……イくぅ♥……三回目ぇ♥……イっちゃう♥……あっ!♥ ひっ!♥ ぅあっ!♥ イっ!♥ ……三回目ぇ♥……ボク、イっちゃったぁ♥……おっぱいも♥……クリも♥ぴりぴりまだなのにぃ♥……ボク、イっちゃったよぉ♥……も、ちょうだい?♥ おっぱい♥とクリ♥……ぴりぴり♥……びりびり♥……してほしいの♥……♥」

 触手からのパルスは、まだ乳首もクリトリスにも届いていない。

 ただひたすら優しく、丁寧に突起をこね回しているだけだ。

 脇腹や腋の下、うなじや耳に軽い電流が走り、それだけでルシアは三回目の絶頂を迎えていた。

 相変わらず全身を無数の触手が這い回り、粘液まみれのルシアは大きく開かれた両足を痙攣させるしかできない。

 指の間も触手に絡め取られ、そこから這い登る快感が絶頂を後押ししていた。

 ついに、ルシアが快感を求める。

 淫魔の鎧が、それに応えないはずかない。

 それまで焦らすように乳首とクリトリスを弄んでいた触手から、軽いパルスが走り始めた。

 

「あんっ!♥ 来たぁっ!♥ あああんっ!♥ ボク、これらいしゅきなのぉっ!♥ いいっ!♥ もっとぉっ!♥ んあっ!♥ ひっ!♥ イちゃっ!♥ イっちゃうううっ!♥ あお゛っ!♥ ひゅごっ!♥ イぐっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ イぐっ!♥ イくイくイくイくイくイくイくイくイくイくっ!♥ あ゛ーっ!♥ 四回目ぇっ!♥ あ゛ーっ!♥ あ゛ーっ!♥ イっぢゃうううううっ!♥」

 今までの緩やかで優しい絶頂とはまるで違う激しさに、ルシアは絶叫しながら潮を噴き散らす。

 肘掛けに固定された両脚をバタつかせ、仰け反りながら硬直と弛緩を繰り返している。

 だらしなく開かれた口から舌を突き出し、半ば白目を剥きながらルシアは絶頂に酔いしれていた。

 ワンピース型の寝間着は潮とよだれにしとどに濡れ、淫魔の鎧に魔力として吸収されていく。

 一回目の潮吹きを吸収し切った淫魔の鎧は、ルシアの視覚を犯すべく触手を残してステルス化した。

 寝間着が消え、ルシアの視界には無数の触手に集られた、自身の裸体が映し出される。

 それが劣情を後押しし、さらに快感を高めていく。

 ルシアは、無意識のうちにおしっこを垂れ流し始めていた。

 

「……ああ♥……きもちぃの♥……あ……ボク、おしっこ♥……お漏らし♥……してるよぉ♥……あああああ♥……お漏らし♥……きもちぃよぉ♥……びりびりぃ♥……いいのぉ♥……ボク♥……溶けてりゅ♥……五……か……い♥、あ♥……ん♥……♥」

 全身をパルスから与えられる快感に委ねながら、ルシアは意識を手放した。

 五回目の絶頂にとろけたルシアは、放心する間もなく完全失神状態に追い込まれている。

 勿論、そこに勝ち負けなどあるはずもなく、淫魔の鎧はさらなる絶頂へとルシアを誘っていくつもりだ。

 なにせ、一五回は絶頂させると約束している。

 主人の望みを叶えるため、淫魔の鎧はその能力を開放しつつあった。

 

「ご主人……ルシア、落ちるにはまだ早いぞ。いつもなら、まだ始まったばかりだろう?」

 ルシアの大淫唇を、触手が大きく広げた。

 肌色の秘裂の中に、ピンク色の肉襞が震えている。

 そのピンク色を掻き分け、触手がおまんこへと侵入していった。

 失神しているルシアの身体が、跳ねるように痙攣する。

 失神していようが、身体は快感に敏感に反応していた。

 

「……あぎっ!?♥ イくっ!?♥ ボク、イってりゅっ!?♥ ああああああっ!♥ 何回目っ!?♥ も、わかんにゃいっ!♥ イきゅっ!♥ イきゅ!♥ あひぃあっ!♥ イってりゅからぁっ!♥ あああああお゛っ!♥ らめぇっ!♥ あぎぃっ!♥ イってりゅぅっ!♥ ボク、またイってりゅっ!♥ 数えらんにゃいっ!♥ ひっ!♥ あああああああああああっ!♥ これでおしり♥に、きたら、ボク♥、こあれりゅ♥……♥」

 触手の暴虐に、ルシアの意識が強制的に引き戻された。

 その瞬間に、また絶頂へと駈け登ったルシアは、もう回数を数えることなどできなくなっていた。

 おまんこを貫く触手にイかされ、ソファにまき散らす液体が潮なのかおしっこなのかも判らないまま、ルシアは六回目の絶頂に絶叫している。

 ピストン運動ではなく、Gスポットを抉るような触手の動きに、ルシアはイかされ続けていた。

 

「ルシア、今ので六回目だ。もう七回目になったか? やっと半分に近くなったな。あと八回。最低でも、な」

 まだ、おしりの穴は放置されたままだ。

 やっとそれに気付いたルシアは、両穴陵辱に戦慄した。

 淫魔の鎧の主人である矜持はもう崩れ去り、快感を与えてくれるご主人様への服従がルシアの思考を占め始めている。

 だらしなく開かれた唇が戦慄き、よだれを垂らしながら言葉を紡ぎ始める。

 信頼と信用を全幅に預け、ルシアは心をへし折った。

 

「♥ごひゅじんしゃま♥……ボクをもっとこあひて♥……くらひゃい♥……おまんこ♥とおしりのあにゃ♥……はやくほしいの♥……ボク、もっとイきたいにゃ♥……あああああああっ!♥ 中でぐにぐにしてるの♥、しゅごいよぉっ!♥ 八、回、目?♥ ボク、イっひゃ♥……ああああああっ!♥ イぢゃっ!♥ イっぢゃうううううううっ!♥」

 絶叫と共にルシアはイき果て、潮を噴き散らしたあとにおしっこを垂れ流しにする。

 あらゆる液体が流れ落ち、おしりの穴を濡らしていった。

 ルシアのおしりの穴は、ヒクつきながら触手の陵辱を待ち望んでいる。

 そのヒクつく肉の穴に、触手がめり込んでいった。

 

「あっぎぃぃぃぃっ!♥ イきゅっ!♥ イきゅのぉっ!♥ ボク、おひりでイっぢゃうっ!♥ きゅっ!♥ 九回目ぇっ!♥ イくイくイくイくイくイくイくイくうっ!♥ しゅごいよぉっ!♥ あひっ!♥」

 ぶつりと、ルシアの意識が途絶えた。

 ソファの上で、ルシアは失神したまま、快感に痙攣を繰り返している。

 淫魔の鎧は、まだ責めを緩めるつもりはなかった。

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