「──だったら、毎日私のこと犯していいよ」
妹がそう口にした夜。その日から僕たち兄妹の生活は変わった。
「あっ、アっ、んっ……にい、さんっ……! す、ごっ……おちんちん、あっ、ん、オっ、すご、おっきいっ──!」
冬休みも明けたある日の朝。リビングのテレビから流れるニュースの音に、乾いた音と淫らな声が混ざる。
僕は優香をテーブルに手をつかせて後ろから犯していた。今日はいつも通り学校がある日だから、お互いに制服姿。
僕は下半身を露出させ、優香はスカートをめくりあげて下着をずらしている。そのまま、ただ性欲を処理するためだけのセックスをする。
「優香、出るっ、中に出すから……っ!」
「アっ、あっ、あんっ……にい、さんっ……わたしも、イクっ、イっちゃう──!!」
愛液でどろどろの膣肉を擦りながら、好きなだけ生殖器を抜き差しする。朝で時間が少ないから、その動きは激しい。
朝に作られた精液はあっという間にどくどくと昇ってきて、優香の中に射精することしか考えられない。
「優香っ、イクっ──うっ!」
「あっ、アんっ、イクっ! あっ、ひああっ!」
どくん、と全身が脈動して絶頂する。弾けるような快楽と一緒に、どぶどぶと精液が吐き出される。
虚脱感と充足感が同時にもたらされて、ぞくぞくと気持ちがいい。
「……っは、ぁ……抜く、ぞ」
「うん──っア、んっ……」
ぬぽん、と優香の中から生殖器が抜ける。たくさん出してしまったから、僕のソレは白濁でどろどろに汚れていた。
だけどそれほど射精したというのに、僕のはまだ萎えていなかった。昨日は忙しくて一回しかしなかったからだろうか。でももう一回している時間なんかない。
「はぁ……っ、兄さん──いっぱい、出したね」
自らの秘部から垂れてくる白濁を手ですくいながら優香は呟いた。くす、と微笑むと、それをぱくりと口に含んだ。
「ん──朝だからすごく濃い……」
うっとりとした声で言う優香に、またぐつぐつと劣情が昂りそうになるがそれはなんとか抑える。学校に遅刻させるわけにはいかない。
「悪い、優香。もう学校行かなきゃだよな」
「え? あ、ほんとだ、もうこんな時間」
テレビ画面に映る時刻表示を見て、優香ははっとした様子で言った。
慌てて制服と下着をただすと、傍らに置いてあった鞄を手に取った。
「行ってきます! 兄さん!」
そのまま笑顔で僕に手を振ると、玄関に駆けていった。さっきまであんな淫らに喘いでいたのに、すぐにいつもの優香に戻った。
最近じゃよくあることだ。僕だけが知っている優香の顔を見て、少しの胸の痛みと引き換えに安心感を得る。そんな、歪んだセックスをしている。
「僕も出るかな」
僕の高校は優香の中学よりも近いが、うかうかしていると遅刻してしまう。制服を着なおして僕も学校に向かった。
その日はあまり授業に身が入らなかった。もう少し優香としたいところで中断して来たから。
優香が僕を受け入れるようになってから、僕の性欲は増す一方だ。最近は一日に二、三回くらいはしている気がする。
だから、僕は夕方のホームルームが終わってすぐ家に直行した。
「あ、優香」
帰り道の途中で、少し先の交差点に優香の姿を見かけた。授業時間の関係上、大抵優香のほうが早く家に着く。だからこうして妹の姿を見かけるのは珍しい。
走って行って声をかけようとしたが、足が止まった。優香の隣には同じ同級生らしき男子生徒の姿があった。
僕の知らない生徒だ。なにやら優香と楽しそうに話をしている様子だった。
だが、優香が待っている信号が青になり、そこで別れた。それと同時に僕も走って優香に追いついた。
「あ、兄さん?」
優香は後ろから走ってきた僕にすぐに気がついた。
「珍しいな。今日何か学校で用事でもあったのか?」
「うん。図書委員の仕事があって、ちょっと遅くなっちゃった。──あ、でも兄さんと一緒に帰れるからラッキーだったかも」
えへへ、と照れくさそうに優香が笑う。柔らかなその表情に、僕も「そっか」と答えて優香の髪を撫でた。
このまま適当な話をして帰ろうかとも思ったが、どうしても気になって口を開いた。
「優香。その、さっき誰かと一緒にいなかったか?」
「え? ああ、うん。同じ図書委員の子だよ」
何でもない口ぶりで優香は答える。
「仲いいのか?」
「んークラス違うしなぁ。あ、でも話は面白いよ」
にこりと微笑みながら優香は言う。さっき楽しそうに話していた様子からも、それは本当のことだろう。
僕の心にわずかな影が差す。優香と関係を持つようになってから少しはマシになったが、嫉妬してしまう癖は治らない。
僕は優香の手を握って、家への足を早めた。
家に帰ってきて早々、僕は優香を求めた。制服のまま僕の部屋に連れ込んで、妹の唇を奪った。
「んっ……ぁ、む……っ、ん、にい、さ──んっ、ぁ、ん……」
無遠慮に舌を突っ込んで、その口腔を蹂躙する。唾液で濡れた優香の舌と擦れると、一気に情欲が刺激されてしまう。
すぐに我慢ができなくなって、ゆっくりと舌を引き抜いた。
「んは──っ、ぁ……」
とろけた顔をしている優香。僕のに引っ張られるように突き出された舌は、僕のと唾液の橋が架かっていた。
「優香、口でして」
優香は僕の言葉に素直に頷く。
そのまま僕たちはベッドに移動した。腰掛けた僕の股間の前に優香がしゃがむ。
僕の制服のズボンは既にはち切れそうなほど膨らんでいた。
「苦しそう……。脱がすね、兄さん」
優香はそう言って微笑むと、僕のベルトに手をかけた。それを、慣れた手つきで外して、下着ごとおろされる。
びん、と反り返る僕の生殖器。優香は暴れだしそうなソレを両手で包むと、先端をかぷりと口に含んだ。
「ぁ、む……っ、ん……」
優香の小さな口に飲み込まれると同時に、ぞくんと快感が走る。敏感な亀頭に熱い感覚が伝わって、びくんとそれが震えてしまう。
そのまま、ゆっくり優香の顔が動き始めた。僕のものを先端だけ口に含んだまま、優香の髪が前後に揺れる。
「んっ……ふっ、ン、ちゅ……っ」
くぷ、くぷ、とカリの部分が優香の口の中に出たり入ったりする。そのたびに全身が震えるほどの快楽が走る。
我慢ができなくなった僕は、優香の頭をつかんで奥へ強引に挿入させた。
「ンっ──! ん、ぅうっ、ン……っ」
唾液と熱でいっぱいの口内を擦って奥に突き入れる。優香の口からは少し苦しげな声が漏れたが、それくらいでは止まれなかった。
そうやって優香の頭をつかんで前後に動かす。妹の口を性処理の道具にする感覚。いけないことなのに、それが背徳的な快感をもたらす。
「んっ、ぶ、っン、んぐ……っ! ん、ぉごっ……ん、ぁ、んぶ……!」
ごちゅごちゅと優香の喉奥を抉るように頭を動かす。しびれるような快楽が全身を包んで、すぐに射精欲がせりあがってくる。
合間に漏れる優香の苦しそうな声さえも興奮する。その声を発している優香の喉奥に精液をどくどくと注ぎ込みたくなってしまう。
「く……っ、優香──もう、でる……っ」
「んぶっ、ン、ぶ……っ、ぁ、ぐ、ぉ、ご……っ!」
昇ってくる白濁をせかすように優香の頭を前後に揺り動かす。ぶぽぶぽと卑猥な音を響かせながら、柔らかい唇とざらついた舌を擦る。
あっという間に精液が尿道を昇ってきて、それを吐き出すことしか考えられなくなる。
「優香──! でる、イクっ!」
「んンっ──! っん、ぐ、んんっ……」
びちゃん、と優香の喉奥に射精する。それは一度じゃ終わらず、何度も優香の口の中を凌辱してしまう。
少し苦しそうな顔をしながらも、優香はそれらをすべて受け止めてくれる。僕もそんな妹に甘えて、柔らかい髪を撫でながら射精を続けた。
「んっ……ん、は──ぁ、ふ……っ」
僕がすべて出し終えたあと、優香はゆっくりと唇を離した。全部飲んでくれたようで、引き抜かれた肉棒に白濁は一滴もついていなかった。
「ん……すごいね、精液、たくさん……」
恍惚とした顔で優香が僕を見上げる。その頬をさらりと撫でた。
「ごめん、苦しかったよな」
「ううん。兄さんが気持ちよくなってくれたならいいよ」
屈託のない笑顔を見せて優香は言った。
僕が何度求めても、優香はその笑顔を崩さない。それが少しだけ僕の胸を締め付ける。
その日は、風呂の後にもう一回した。
求める僕と、拒まない妹。それを止めるものが何もないから、僕たちのそんな爛れた生活はもう半月ほど続いてしまっていた。