※この作品はR-18です。

愛のままにわがままに   作:生死郎

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転生したら一般人だった件さん、kitiさんからリクエストを頂いたフィオレのエピソードです。

女性マスターの中でも謙虚かつ穏やかな淑女という珍しい彼女で淫らな関係を作るのは、自分でもかなり力が入ってしまいました。


Fate編
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア


 フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアの生家はかつて彼女の一門が魔術協会に対立して彼らに敗れ、家は解体され消滅した。

 

 かつてフィオレの両脚に存在していた魔術回路は生まれついて変質しており、その影響によって両足が動かず、時に耐えがたい苦痛に襲われ、車椅子による生活を強いられていた。そして現在のフィオレはフォルヴェッジ家の後継者であることを辞め、足を治療するためには魔術師としての生を棄てた。嫡女としては廃嫡されたフィオレはヨーロッパからアメリカへと偽名で渡り、現在はユグドミレニアとフォルヴェッジ家の双方の影響力が弱いアメリカで大学に通い、足が不自由だった自身の境遇から義肢を造る職業を目指し、勉学している。

 ……だが魔術師を廃業して魔術業界から距離を取っていても、フィオレは魔術業界から完全に縁を切ることはできなかった。

 

 フィオレは現在、ニューヨーク某所の高級ホテルのスウィーダニーにいた。対面するのは金髪、薄青緑の瞳を持つ、色気を漂わせる美男子だった。名前はダニエル・ロジャース。

 三〇代頃に見えるが彼の正確な年齢を知る者はいない。俗世間では美術商を生業にするこの男もまた、魔術師である。魔術業界では魔術礼装や呪体など神秘に属するものを取り扱っていて魔術業界のマーケット売買しているのだ。

 実はフィオレがかつて参加した聖杯大戦で彼女に先端に青黒い血が付いた古びた矢を売ったのはロジャースだった。

 

「ロジャースさん。弟を……カウレスを守っていただいて、ありがとうございます」

 

 栗色のくせのある長い髪を揺らす。優婉な気品に満ちた顔が憂いで曇っている。

 

「これも契約だからね。ちゃんと遵守するよ」

 

 フィオレと対面して座る男。三〇代半ばとも見えるが、正確な年齢はわからない。

 彼の視線がフィオレを絡めとる。姫君のように気品があって優雅な乙女へ自身の執念を隠そうともしない。

 

「それとロジャースだなんて他人行儀な呼び方でなくてもいいよ。これらからはダニーと呼んで欲しい」

「はい……。わかりました、ダニー」

 

 フィオレはこのロジャースとの契約を交わしていた。

自分に代わってユグドミレニア最後の当主となってユグドミレニアを解体して、人質としての魔術協会へ行った弟であるカウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアに関わることであった。

 カウレスは彼を憎悪する親族から刺客を向けられていた。それ自体は今までもあったことだ。時計塔に人質として入り、ロード・エルメロイ二世のダニーも身を置くことで守られてきたが、その守りも万全ではない。

 ロード・エルメロイ二世の不在を狙った刺客をロジャースが撃退してカウレスを守ったのだ。そして、フィオレにはどのようにしたのか想像できないが親族たちからのカウレスへの一切の干渉を止めた。

 

 無論、ロジャースはこれらを何の対価もなく行ったのではない。彼は報酬を得ていた。フィオレという存在そのものが、彼が得た報酬だった。

 彼は表の職業と裏の生業から得た情報網から得たユグドミレニア当主の危機をフィオレに伝え、それが真実だと理解させた。カウレスとの連絡や会う事は禁じられており、魔術師としての力も失ったフィオレには弟を助けることができなかった。

 思い悩む乙女にロジャースは、悪魔の弟子めいた笑みでその身を捧げる契約を迫りそれを誓わせたのだ。

 

 そしてロジャースは手に入れた。天然自然の美しさを持つ人間(芸術)を。

 ロジャースは美を愛していた。美と芸術に属する魔術全般に長じており、表世界でも美術商を生業としている。

 西洋絵画を始めとして東洋美術、彫刻、陶芸、古美術、骨董品、民芸品まで美術品全般に造詣が深く、知識や観察力に優れる。その一方で裏では税金逃れの横流し品、盗品などの表のマーケットで扱えない真作を扱う闇商売をしており、美術界の厄介者扱いされている。

 悪徳美術商と見なされることもあるが彼は美に対しては真摯であり、裏商売も、美を解さずただ大金で買うような相手に対しては真作と偽って贋作を売りつけるが、逆に美を理解する者に対しては真作を安値で売ることも厭わない。正道な手段でなくとも美術品の紛失や散逸を防ぎたいという考えによるものだ。

 

 さて、そんな美の信奉者であるロジャースが得た至宝はソファに座っている。緊張しながらも毅然としていた。凛とした貴人としての在り様にロジャースは満足げだ。

 

「ダニー、カウレスを守って頂き、ありがとうございます」

 

 ほうと安堵するように深く息を吐いて、フィオレは肩の力を抜いた。それほど彼女はカウレスのことを大切に想っているのだろう。

 大事な弟のために体を差し出すという献身的な姉。健気でとても可愛い。これは是非とも可愛がってあげないといけないと、ロジャースは思う。

 

「礼を言うのは早いだろう? お前には契約を守ってもらう。……もしも」

 

 ロジャースは薄く笑みを浮かべ、フィオレを見る。彼女にはロジャースの眼差しは無形の鎖となって自分を絡めとっているように感じた。

 

「お前が契約を違えることがあれば……まあ、それも君の勝手だ。けど、そうなった場合、誰が代わりに報いを受けると思う?」

「……」

「カウレスだ。せっかく手に入れた至宝を自ら疵付けるつもりは俺にはない。だがあいつには何の興味もない。そして、今の状況であいつが“不慮の死”を遂げたところで誰も大事にはしない」

「───ッ! や、やめてください! カウレスは関係ありません!」

「おいおい、関係ないなんて言うなよ。お前の大事な弟だろう?」

「わかっています! 約束は、守ります……絶対に」

 

 フィオレは凛然とした表情でロジャースを見た。

 彼女はロジャースの情婦になる。それをロジャースの契約を承知して受け入れたのだ。

 

「良い心がけだ。何、お前もそのうち、楽しくなってくるさ。大いに、楽しもうじゃないあか」

 

 そういいながらロジャースがフィオレの腰に手を回す。ほっそりとしていながら、引き締まったくびれから流れるような曲線、そして女性の柔らかさを持った肢体。彼女が着ている服は楚々とした装いは清涼感のある美貌とよく合っている。プリッとしたお尻にお椀型のバストは、清廉ながら男の獣性を引き出させる引力を持っていた。

 

「ちょ、ちょっと、いきなり抱き寄せるなんて、ひゃぁん!」

 

 ロジャースに手を握られ、フィオレが声を漏らした。が、そのときにはもう、肩を抱き寄せられ、目の前にロジャースの顔が迫っていた

老若の判別がつかない美貌が正面にある。薄青緑の瞳がじっとフィオレを見つめる。

 一瞬、たじろいだときにはもう、フィオレの可憐な唇はロジャースの唇に塞がれてしまっていた。

 

「ん、んぐ」

 

 嫌だ、と思いつつも逃れるすべもなく蹂躙されるフィオレの口腔内。舌でなぶられ、唾液が流れこむ。

 

 ピクンピクン、と震えるフィオレ。ロジャースの唾液を思わず飲み込み、喉が鳴る。次第に彼女はボーッ、と頭の中がしびれてくる。

 

(ダメよ……屈しては……)

 

 フィオレは最後の矜持として彼に身体を捧げてしまったとしても、心までは許すつもりはない。

 

「そうだ。上手だフィオレ。次はもっといやらしく舌をからませてみようじゃないか」

「はぁ……。はぁ……。こ……こんな……ひゃいでふゅか?」

 

 キスで高揚した精神は、さらに自分からも舌をからませるうちに、どんどん不思議な感覚がフィオレの中に湧き上がってくる。

 

「はぁ……いいね……素敵だぞ」

 

 すっかりお互いに舌を吸い合い、唾液を啜り合うディープキスへと変わる。フィオレの唇から漏れた唾液が顎を伝って滴る。

 

「とても気持ちがいい。初めてとは思えないほどだ」

「はぁ、はぁ。そ……そう、ですか? 自分では……よ、よくわかりません。……きゃっ」

 

 湧き上がる奇妙な気持ちにフィオレが戸惑ううちに、ロジャースがその胸を服越しに乳肉を掴み上げられ、思わず甘い声を漏らしてしまう。無遠慮な手つきなはずなのに、大きな手はフィオレの感じる場所を心得ているようだった。

 

「ん……っ、あっ……」

 

 フィオレがつい声を出す。彼女の反応を見てロジャースは力加減や揉み方を変えて、よりフィオレが気持ちよいと感じるように変えてきた。

 ロジャースはブラウスの前の合わせをグッ、と広げる。いつの間にかボタンを外していたのだ。と同時にフィオレのブラを一気にめくり上げた。

 

「あっ!?」

 

 ぷるんっ! と大きく揺れながら飛び出すフィオレの乳房。乳首までも完全に曝してしまう。色素の薄い白磁の肌と同じく乳首や乳輪も色素は薄い、美しい薄桃色が外界に曝される。

 

「ダ、ダニー? あ、あの……おっぱい……見えて……っ」

 

 焦るフィオレ。彼女の動揺する様子を楽しみながら、むにゅっ、むにゅっ、と剥き出しの乳房を直に揉み込む。

 揉むごとに柔らかくなる。張りのある肌に綺麗な乳首。ロジャースは心を昂らせる。

 

「は……恥ずかしい」

「大丈夫。どんどん慣れてくるから」

「ちょ、ん! まって、まち、なさい! いきなり、そんな、あ! ふぅ……! ふぅ……んぎ! 乳首、つまむの、だめぇ!」

 

 僅かに抗うフィオレをいなしながら、掌で乳房全体を揉みこみながら、親指と人差し指で挟むようにフィオレの乳首を軽くつまみあげる。

 人差し指だけで、ピン、ピンッ、と乳首を弾くと、フィオレの可憐な乳首がみるみる硬く勃起した。

 

「んっ……。は、はぁ、はぁ。あ……っ」

「乳首が硬くなってきたよ。わかるかい?」

 

 ロジャースの指が勃起乳首を転がす。

 

「あ……っ!」

 

 ピンッ、ピンッ、とすっかり両方の乳首ともに屹立させながら、ビクンッとフィオレの肢体が震えた。

 

 ロジャースの淫技はフィオレに快感を与え、正常な判断が奪わせる。大きな手で乳房を掴み上げられ、乳首を弄られるだけでフィオレは堪らずに喘ぎ声が漏れてしまう。吐息は発情した雌のように淫らさが含まれる。弄られるたびに電流のような快感が走り、ビクビクとフィオレの身体が震えてしまう。

 

「は、んぎぃ! そんな、つま、まないで! なん、で、っう! そんな、かんじるの! あん! しらない、こんな、気持ちいいの! しら、ないぃ!」

 

 数分にも満たない愛撫でフィオレの身体は大きな快感に襲われる。乳肉を揉まれただけだと言うのに、既に自慰をする時以上に感じていた。声を我慢しようとしても、堪えきれず端麗な唇から嬌声が漏らす。腰を浮かせ、まるで襲い来る快楽から逃れようと身体を白い波濤のようにくねらせるが、それすらも許されなかった。

「逃げるなよ、痛い思いはさせないから」

 

 色気に粘る声音、優しいロジャースの言葉に嘘はない。快楽の泉に頭の先まで浸された。

 

「はぁ……! あっ……んぅ……! こんな、ふうに、ひぃっ! されたところで……あぁん! わたしの、心までは! あ、んん! はぁ……! 奪わ、れることはありませんっ!」

 

 うっすらと浮かび上がる玉のような汗、熱を帯びた甘い臭いは、男を興奮させる魔性の魅力を宿していた。息を吸う度に乳房は上下に揺れる。気丈に振舞うようにロジャースは睨みつけてくるが、瞳には蕩けた雌獣めいた色が見てとれる。

 

「イイ女だな。ますますお前を啼かせたくなった」

 

 ロジャースはニヤリと笑う。

 

「さて、胸はこのくらいにして、次にいこうか」

 

 ロジャースがフィオレの乳房を離す。ホッと安堵するフィオレ。だがそれもつかの間、ロジャースに手を取られて、そのままベッドに誘われる。

 

「さあ、フィオレ、拡げて見せろ」

「えっ、なにを」

「股だよ。これからやることはわかっているだろう」

 

 ロジャースは瞬く間にフィオレに迫る。ベッドに腰かける彼女の身体をベッドの奥にまで移動させ、自分はフィオレの直前に陣取っていた。

 

「あの……、これで……いいのでしょうか?」

 

 膝をついたまま、わずかに両脚を開く。ギシッ……、ベッドの軋む音が響いた。

 

「ダメだな。そんなんじゃよく見えないだろう。セックスするのだから恥ずかしがらず、しっかり見させてもらおうか」

「ま、待って、ください……、ちょっと待って。こ、心の準備が……」

「いいだろう、三秒あげよう」

「え、そんな」

 

 戸惑うフィオレの膝を掴むとロジャースは、ぐいっ、と大きく開脚する。

 

「あっ……」

 

 尻もちをつき、体育座りのような姿勢を左右いっぱいに広げられるフィオレ。

 

「飾り気のないシンプルなデザインだが、フィオレには似合うね」

「ああ……こんな姿を殿方に見せてしまうなんて……」

 

 スカートは完全にまくれ上がり、フィオレの太ももの中心に、ぷっくらと真っ白い下着が露わになる。ロジャースは覗き込む。

 

「ち、ちちちち近いです……!」

 

 ロジャースの指が、フィオレのショーツを撫でまわしていた。下着越しに、肉裂の形をなぞるように何度も何度も。

 

「う……うん」

「このまま挿入する痛いだろうから、ちゃんと濡らしてほぐしておこう」

「え……、ほ、ほぐす……?」

「こうやってだ」

 

 ロジャースの顔が近づくと思えば、フィオレの股間にぶつかるように鼻先を埋めていた。ペロッ、と嘗め上げる。

 

「ひゃっ……!?」

 

 びくんっ……! 震えるフィオレに、しかしロジャースはショーツの上からだけではなく、指で布地を押しのけると直に、ちゅぷっ、ちゅぷっ、と肉裂を嘗め始める。

 

「ひっ、あっ、んんっ、あああっ! そんな、嘗められてる……私、あそこを……っ!」

 

 狼狽するフィオレ。しかしロジャースを押しのけたり、逃げたり拒絶することもできない。

 肉裂を剥き出しにされ、ロジャースの舌も唇も、縦横無尽に這いまわる。

 

「ひぅ……!」

 

 ビクッ、ビクッ、フィオレはこみ上げる声を、口に手を当てて抑えるのがやっとだった。

 

「ここ、感じるか? どこが一番好き?」

 

 探るようにロジャ―スの舌先がフィオレの肉裂のすみずみまでを掻き回す。

 

「そこ……そこ……っ」

「ここかな?」

「あっ! アァァッ!」

 

 仰け反るフィオレ。雪白の裸体が跳ね上がり三日月のように仰け反る。

 淫核が勃起し、愛液もしとどに溢れ出す。フィオレの身体は快楽に侵されつつあった。ロジャースの愛撫がたっぷり三〇分は執拗に続けられた。

 

「はぁ……、はぁ、あ……」

 

 もうフィオレは、されるがまま。まったく抵抗などできずに、ロジャースの愛撫を受け入れている。肉裂から溢れた愛液が自身の内腿だけでなく、シーツまでもぐっしょりと濡らしていた。

 自分の情欲を煽られ、気持ちよくなって一線を越えることができないもどかしさ、もっと気持ちよくなりたいという欲求が、フィオレのロジャースに心を許してはいけないという思いに、罅を入れた。

 ───そうなるように、ロジャースが仕向けたのである。わざと絶頂させないギリギリを見極めて愛撫し続ける。イカせそうになれば愛撫を緩め、また情欲が鎮まりそうとみれば刺激を強く与える。経験など皆無のフィオレはいいように操られていた。

 

「それじゃあ、もっと別のことをしようか」

 

 ロジャースがショーツに手をかけ、スカートごと脱がせても、フィオレは抗うどころか、腰をわずかに浮かせて脱がす作業を手伝った。

 スンナリしているようでも、リハビリで鍛えたからである。肉がよくついて、大理石できざんだ処女のようなフィオレの裸身であった。V字大開脚で裸の股間を晒しても、脚を閉じることさえできない。

 

 隠すものがなくなった肉唇にロジャースの指がじかにかかり、くぱぁっ、と左右に広げる。中のサーモンピンクの膣前庭が、その中心に膣孔までが開けているのが見える。陰核包皮を半ば脱ぎ捨てた淫核が、顔を出していた。

 

「すっかり濡れて、準備万端だな」

 

 ロジャースは意地悪い笑みを浮かべながらも、内心感嘆していた。

 フィオレは秘所も菊門も綺麗だと彼は思った。秘毛は処理しているのか無毛の恥丘が外界に曝されていた。

 

「ここは剃っているのか? それとも元から生えてないのか?」

「ん……っ、そ、剃っています。このほうが蒸れないですし、すっきりして気持ちがいいので……」

「なるほどね。これはこれでいいもんだな」

 

 恥丘を直接弄られながらロジャースに問われ、フィオレは夢見心地のような酔ったような表情で訊ねられたことをまま素直に答える。従順な様子を見せはじめた。

 荒い息をつき胸を上下させるフィオレ。ときおり、ビクッ、と震えるのはロジャースの指によるものだ。

 

 開ききった肉裂から、透明な愛液があふれて肛門までも濡らすと、ぴくんっ! とフィオレはまたも下半身を震わせる。

 

 良い塩梅だ。そう判断したロジャースは自分もズボンと下着を脱ぎ捨てる。剝き出しになった股間からは、肉幹が聳え立っていた。

 ロジャースが下になって、その股間の上へ、背中から抱くようにしてフィオレを乗せる。

 

「よし、それじゃあ挿入するぞ。ちょっと痛いかもしれないけど、頑張ってくれ」

「は……はい。あの……ゆっくり挿れてください、ね?」

 

 いっぱいに広げたフィオレの股間。その肉裂にはもう、ロジャースの肉幹の先がはめ込まれている。そうやって肉幹の位置や角度をロジャースが調整する間も、ドキドキ、はぁはぁと動悸を高めるフィオレ。

 

「勿論、優しくするよ。気持ちよくさせてあげるから」

 

 ぐっ、と亀頭が膣前庭に触れる粘性が強い水音が鳴る。ロジャースはがっちりつかまえたフィオレの腰を、少しずつ落としていく。フィオレ自身の体重もあってずぶ……ぬぷっ、埋まり込んでいくロジャースの肉幹。

 

「あっ、あっ……!?」

 

 戸惑うフィオレ。ぐ……ぐぐっ、ミキミキ……ロジャースの肉幹が、限界まで処女膣を押し広げる。

 

「挿入(はい)ってくる……ッ! あっ……、私のなかに……んっ。あ゛あぁっ!……あ~っ!」

 

 ロジャースの亀頭の先端が、処女膣に突き入っていく。

 フィオレの悲鳴とともに、肉幹が埋まりきる。ロジャースの肉幹がすべてフィオレの膣内に埋没した、亀頭の先がキスするように子宮口の入口に触れ、押しつけ、押し上げる。ロジャースの股間とフィオレの股間がぴったり密着する。

 亀頭の先から肉幹の根元まで、すべてが膣内に没入しきっていた。濡れきった膣襞の温かさと繊細さ。征服感と興奮がゾクゾクと、ロジャースの中を駆け抜ける。

 

 ぐったりと、ロジャースに身を預けきっているフィオレの裸身を下から支えながら、耳元で甘い言葉を囁き、彼女の身体を労わるように撫で、また嘗める。

 わずかに肉幹を引き抜く。たったいま、処女を失ったばかりの膣から、肉幹が亀頭を残して抜き出される。

 肉幹はびっしょりと濡れて、ところどころに鮮血をまとわりつかせていた。それこそがフィオレの処女がたったいま散った証左である。

 

「はっ……、あっ、あ゛っ」

 

 途切れ途切れにフィオレが小さくうめく声を上げる。そんな中、ロジャースも興奮に息を弾ませながら、

 

「こうやって動くと、お互いに粘膜がこすれ合って、もっと気持ちいいんだよ」

 

 フィオレの秘所がきつく締めつけてきて、ロジャースの腰にも痺れるような快感が襲う。フィオレの両脚を抱え上げると、上下に揺すりたてる。

 

「っ……、あっ……!? 待って……無理……っ。これ無理! 動かさない、でっ!」

「マン肉もプリプリで柔らかく、なかなかの名器だな。きつさも心地よい」

 

 手前勝手の評価を言いつつ、フィオレからの願いに構わずロジャースの側からも、腰をつき上げて、抽送を開始する。

 

「痛い……っ! 痛いです、ダニー……っ、あ゛っ」

 

 フィオレが顔をしかめ、苦痛を訴える。だがそんな姿もロジャースには好色を煽る。片手をフィオレの頭に添える。

 

「今までにない経験の快感だろう。だんだん痛みが薄れて快感しか残らない」

 

 抽送を続けながら、フィオレの耳元に囁いた。暗示による鎮痛と感覚の鋭敏化だ。

 

「はぁっ、あっ!? えっ……?」

 

 戸惑うフィオレ。つい先ほどまでの、破瓜の痛みや、ひと突きごとに引き攣れるような苦痛が噓のように消えていく。

 そして、残ったのは快感だけ。

 

「な、なにこれ……っ、あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」

 

 ゾクゾクとした快感が溢れてくる。いままでに感じたことがない、胸の奥も、膣奥も、温かく満たされる多幸感。

 ロジャースが認識を歪めるまでもなく、痛みをなくし感覚が鋭くなるだけでフィオレはセックスによる快楽に酔いはじめた。

 

「はっ、ちょ、ちょっと待っ……、ダニー……っ、あっ!」

 

 フィオレの脳天を貫く。゛ぬるゔ……引き抜かれると、思わず肉幹を引き留めたくて、膣を締めつけてしまうほど。

 

「っ……!」

 

 再びロジャースに突きこまれる。頭の中に火花が飛び散る。爆発しそうな快楽の嵐が、フィオレの身体のうちを蹂躙して、彼女の口をついて出る。

 

「゛あっ、あっ! あ゛ーーーっ!!」

 

 身を震わせ、嬌声を上げて快感を訴えるフィオレに、

 

「あぁ、よかった。ちゃんと感じてくれているようだ」

「あっ、うそっ……!」

「ほら、いいだろう。もっと感じてくれフィオレ」

「あ゛っ、あんっ!」

「やっぱりセックスは一緒に気持ちよくならないと楽しくはないもんな」

 

 背後から密着し、リズミカルな抽送を送り込んでいくロジャース。打撃を加えるロジャースの腰とフィオレのプリッとしたお尻がぶつかり、プニプニとした弾力が心地よい。

 もはや濡れきった膣擦れの音が鳴り響いてやまない。つい数分前まで処女だった膣洞を搔き回され、

 

「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ、あーーーっ!!」

 

 身悶えするフィオレ。ただ胎内、体内を荒れ狂う快感に翻弄され、汗ばんだ裸身を揺らす。

 

「はあっ、う゛ううっ! っ────! っ! ぁっ、っっ! ぁぁっ、っっっ! 私……お、おかしく……っ」

 

 背後から腰を打ちつける音が響く。まるで別の生き物のように、てらてらと濡れ光る肉幹に血管を浮き立たせて、肉幹がフィオレの肉壺を出入りする。

 突きこまれると、肉裂もキュッと押し込まれて縮まるようだし、肉幹を吐き出すときには中の恥肉までもが引き出されて、サーモンピンクの鮮やかな花びらが開く。

 フィオレの弱い性感帯を見つけ出すように腰を動かす。

 

「あっ!? あっ、あ、あっ」

 

 濡れきった膣洞を肉幹がリズミカルに擦り上げ、さらに高まる膣擦れの音。

 ロジャースはフィオレをシーツの上へ仰向けにし、その上へとのしかかっていく。フィオレの両脚を大きく広げ、掲げさせた屈曲位で責めたてる。

 

「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」

「かわいい反応を愉しみながらやるのは愉しいね」

 

 屈曲位は肉幹の挿入が深く、角度も真上からに近い。膣奥のポルチオを存分に突き上げられ、フィオレはもう失神寸前だ。

 

「あっぐっっっ!? っっっっっ! ぁっ! ぅっ! ぉっ、ほへぇっ」

 

 フィオレの裸身を抱え込んだロジャースの、真上からパイルドライバーのように落ちてくる肉幹。

 

「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ、ん゛お゛おっ、えへぇっ、え゛ぐっ! へぐぅっ! ん゛へえぇぇっ! っ゛っ゛っ゛!」

 

 串刺しにされて喘ぐ、フィオレ。ロジャースの射精衝動が押し寄せて、深く突き刺したロジャースの肉幹が弾ける。フィオレの膣内、その最奥で灼熱した精液が大量に噴き出す。

 

「はああぁぁぁ……、あつぅいぃぃ……! ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 

 胎内に熱い奔流を感じて、狼狽え、けれど快感のもっとも大きな波に押し上げられるフィオレ。ロジャースの射精と同時に、生まれて初めての膣絶頂を味わわせられて声を上げる。

 

 最後の一滴までもフィオレの膣内に注ぎ込み、引き抜き股間を離しながら、ロジャースが尋ねる。

 

「どうだった? ちゃんとフィオレを気持ちよくできたかな?」

 

 ずるん……、膣から抜けた肉幹の先からは、まだ精液が零れ落ちる。肉幹を抜き取られてもまだフィオレの膣孔は閉じきらない。

 ぽっかりと濃いピンクの穴を開けたまま、膣奥から逆流してきた精液を、ごぽっ……、溢れさせた。

 

「……はい……、気持ち……よかった、です……ありがと……ございます……」

 

 絶頂に達した直後の淡い意識のままに漏らす言葉は、ロジャースに感謝さえ告げていた。行為を始まる前のフィオレにあったロジャースへの叛意が消えていた。最早自分が抵抗しようという考えが誤りだったのだと、彼の愛玩物となることを認めるべきだったのだと。

 それでも構わないとフィオレは考えた。この底知れぬ欲望を抱え持つ男、ダニエル・ロジャース。この御方にだけは逆らってはならない。堕落して屈服した心が再起することはせず、フィオレはロジャースへの恭順の道を選んだ。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 フィオレがロジャースの情婦となってから半年が経った。

 言葉にすればその時間は短いが、体感するには長いものだった。そして、フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアという女性の心根が変容するには十分すぎるほどの時間だった。

 

 ロジャースは最後の客をフィオレとともに見送った。現在のフィオレは大学に通いながら彼の助手として店を手伝っていた。

 

「今日は早めに店を閉めるとしよう。クリスマスは家族と過ごすものだからな」

「はい、そうしましょう」

 

 今日はクリスマス。いつもより、少し早めに店を閉じる。そのまま、ロジャースが所有する高級マンションの一室へと帰る。

 宴の準備を終えたフィオレがロジャースの前に現れる。

 

 フィオレはセクシーテディを身に纏っていた。ブラ部分とショーツが一体になったランジェリーは紐のような生地なので露出が多く、上下の繋がれていることによってフィオレの女性的な曲線美がさらに強調されており、そこに紐のようなデザインのランジェリーによって肢体が縛られているようにも見えることで、官能的な美しさを表現している。

 蠱惑的に腰を揺らしながらフィオレがロジャースに背を向ければ、Tバッグで尻肉に食い込んでいてほとんど尻が露出している。

 

「おおっ、いきなりメインディッシュを喰うことができるとは。いや、お前がもう我慢できないのかな? フィオレ」

 

 ロジャースの言葉にフィオレはその言葉に即座に顔を赤らめ、婀娜っぽい笑みを浮かべた。

 

「はい…っ! ダニー………。朝からずっと疼いていたこの淫らなメスの肉体を……ご堪能くださいませ………っ!!」

 

 淫らに甘えるフィオレの様子に気分を良くしたロジャース。彼を煽ることができたと判断したフィオレはランジェリーを脱ぎ捨て、一糸まとわない全裸となる。

 きめの細かい健康的な白磁の肌。綺麗な乳輪や乳首。無毛の恥丘が、肉の割れ目が丸見えになる。薄ピンク色に濡れたフィオレの肉芽がピンと立ち上がっている。

 

 ロジャースがもう何度も見ても見飽きない美しい姿だ。土手高で恥丘全体がぷっくら盛り上がっているのを、フィオレは恥じらっていたがロジャースとしては可愛げがあってよい。

 

「ぁぁぁ、ダニー……オチンチンハメてくださいぃぃ……私のエッチなオマンコで気持ちよくなってぇぇ……?」

「いいだろう。いつも健気で従順なお前にご褒美をやろう」

 

 そう言うと、ロジャースがフィオレの上へとのしかかる。そして肉裂の間に沈んでいく肉幹。

 

「ふああっ、ああぁっ……おちんちんきたぁっ、ん……」

 

 歓喜の声を上げるフィオレ。膣洞を貫き、濡れきった膣襞を掻き分けて、肉幹が膣奥までも達する。

 

「ひあっ、ぁっ、ありがとうございますぅっ、んんっ! くうんっ!」

 

 肉幹が中へ沈んで、顎を浮かせたフィオレの身体がピクピクとざわめき立った。長い髪までも細かく震えている。

 

「イッたのか? まだ入ってないぞ?」

「やあぁぁ……だってぇぇ、ダニーのオチンチンがぁぁ……もう、ぁぁっ……」

 

 フィオレが自分から腕を伸ばしてロジャースの首にからめてくる。

 二人の唇が引かれ合ってキスをする。かつて、フィオレが初めて交わしたキスとは異なる互いを貪るような情熱的なキス。いっそ、淫蕩とさえみえるフィオレの舌使いと吐息。それは彼女がロジャースとのセックスを心から悦んでいることの証左である。

 

「んちゅう……れろっ……ずずっ……れろれろ……んはっ……ちゅううっ」

 

 フィオレは舌をからめ合い、ロジャースの唾液を啜り、彼もまたフィオレの唾液を啜る。そしてひとしきり、キスに興じてから

 

「ぁあーん!」

 

 いったんフィオレから上体を離して、上から見下ろすように腰だけを動かすロジャース。

 正常位のままフィオレの乳房を揉み、乳首を吸う。フィオレの法悦にわななく嬌声を訊きながら愛撫を続ける。

 

「あひぁああぁっ! んんっ、あへへっ、えへぇぇっ……」

 

 正常位、フィオレの身体を起こし対面座位、脚を入れ合って松葉崩し、フィオレの両脚を抱え込んで屈曲位へと、次々と結合の仕方を変えていくロジャース。

 

「ぁ、あんっ! ひっ! ん、きゃっ、ぅん、ぁああっ、ん……! はぁ、はぁっ」

 

 喘ぎながらフィオレが体位に応じて悩乱する。快楽によってフィオレの頭の中で火花を散らしている。端麗な表情が崩れてきて、大きく開いていた目が蕩け、口から赤い舌先を突き出していた。

 

 ロジャースが覆いかぶさるようにフィオレを抱きしめながら、激しく腰を打ち付けていく。フィオレもしっかりロジャースの背中に腕をまわし、自分から両脚も彼の腰にからめる。いわゆる『大好きホールド』の形。

 ロジャースの唇がフィオレの可憐な唇を貪る。

 

「んっ、ぅっ……んっ! んぅ!」

 

 キスをしながらも、ロジャースは腰を振り続ける。ただ腰をぶつけるだけでなく、ぐりぐりと、膣内に挿入したまま、より深く押しつけて、亀頭の先で子宮口を抉るように打ち付ける。深い密着感を味わい、フィオレは歓喜のあまり、瞳を潤ませる。

 

「んんあっ! ご主人しゃまおちんぽぉっ、しゅきっ、しゅきれすぅっ、子宮キッス、しゅごくれっ、しゅてきぃぃっ」

 

 ロジャースを昂らせる言葉を選んでフィオレは歓喜の念を言葉にする。ロジャースが再び激しい抽送となって、彼は腰を叩きつける。ロジャースの腰にからめたフィオレの両脚も外れそうになるほどだ。

 

「ひゃいいっ、あぐっ、ふあっ、ああっ、わたし、フィオレはっ、ダニーに気持ちよくなってもらうために、生まれてきまひらぁっ、んっ、あっ、はあんっ! じゃーめんっ、らしてぇっ、めしゅいぬの、フィオレの、おまんこに、ダニーのきちょーなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」

 

 ビクンビクン! 裸身を大きく痙攣させるフィオレ。ロジャースに強くしがみつきながら、絶頂に達した。その膣内にロジャースは射精する。

 

「あ゛あぁっ! ありがとうございますぅっ、ありがとうございますううぅっ! ああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! っ────!!」

 

 ロジャースがようやく股間を離そうとすると、フィオレは膣孔に力を入れて抜けることを拒んだ。

 

「ぅぅ……ダニー」

 

 名残惜しいとばかりに、ギュッ、としがみつくフィオレ。繋がったまま二人は互いに睦言を囁きながら、愛撫を繰り返した。




フィオレとカウレスの関係を思い出してすぐにこのシチュエーションを思い浮かんだ私は随分と汚れてしまっているようです。快楽堕ちという展開も今後は入れていきたいと思います。

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