ナーベラルはアニメでさらに好きになりました。
この作品では書籍版の世界観で書いています。
ナーベラル・ガンマ
ここはナザリック地下大墳墓の第十階層にある玉座の間。
長らく続いたVRMMORPG『ユグドラシル』がサービス終了を迎えるため、彼はゲーム内で所属していたギルド『アインズ・ウール・ゴウン』に顔を出していた。
彼──プレイヤー名ローランはギルド長のモモンガを除けば唯一の現役メンバーであった。
久しぶりに再会したメンバーと雑談に興じ、最後だからといつもならばやらなかった悪戯をした上で、二人だけのギルドでサービス終了を迎えた。──はずだった。
既に日付は変わり、ユグドラシルのサービスは終了しているはずである。しかしローランの目前には変わらぬナザリックの光景。
NPCたちが意思を持って動き出し、ローランたちもゲームの中で自分らが作ったキャラクターとなってしまっていることに気づいた。ナザリック大墳墓は、ユグドラシルとは似通っているが異なる世界に転移していたのだ。
そして、紆余曲折してローランとモモンガが階層守護者として作り出したNPCたちとの謁見を終えた後、円卓の間に辿り着いたローランはモモンガとともに席へ着いた途端、疲れたようにため息をついた。
肉体的な疲労というよりも、心的な疲労が原因のため息だった。
「つ……疲れた」
そうぼやくのは肉や皮が一切ない、完全な骨人間。漆黒の衣と豪奢な装飾を身に着けて眼窩には眼光は赤黒く光っており、いかにも魔王といった姿のモモンガ。これは彼がユグドラシルで取得した種族オーバーロードのものだ。
「まったくだ。慣れないことはするもんじゃないな」
凝りをほぐすように首を回すのは、翼を持つ
疲れたと思いつつも二人で状況について推測混じりで相談をしていた。そしてついに二人は自分たちが異世界にいると判断して、さらに別の話題へと移った。
「ローランさん、あなたは元の世界に戻りたいですか?」
不意のモモンガの問いに、今までずっと自分の考えに没頭していたローランは、チラッと視線をモモンガへと向ける。
モモンガは円卓の上で組んだ自分の骨の両手を見つめながら、独り言のように言葉を零していった。
「……俺は正直、元の世界に戻りたいとは思えないんです。家族や友人がいれば戻りたいとも思うんでしょうけど、俺にはそんなものはありませんでした……。おかしいと思われるかもしれませんが俺にとっては、このナザリックこそが全てだったんです」
かつての楽しかったユグドラシルの記憶を思い出しながら、モモンガは語る。骨だけの身でいかにして発声しているか疑問ではあるが、声は僅かに揺れていた。
「俺も、元の世界に戻りたいとは思わないな。家族はもういないし、正直に言えば俺はあの世界に疲れていたんだ。ここにきて、かつての世界から解き放たれて俺は初めて、あの世界に未練を覚えないほど疲れていたことがわかったよ」
自分が持つ聖剣の柄尻を見つめながら、ローランは自分の考えをまとめて言語化していた。ローランの言葉をモモンガはじっと黙って聞いていた。
「むしろ、俺はこの異常な事態にこそ心が躍る思いだ。もっとこの世界のことを知りたい。そのためにあの世界に帰ることができないならば、それでもいいと思っている」
「……ローランさん」
「実際にNPCが生きているように動いて、俺たちもキャラクターの身体になっている。この時点で凄く面白い! だから、この世界をもっと知ろう!」
ローランの飄然とした態度にモモンガは呆然となり、じわっと温かな感情が胸に溢れてくるのを感じた。
今はじめてアンデッドで良かったと思ってしまう。もし生身の身体を持っていたら、格好悪くも泣いてしまっていただろう。アンデッドの精神抑制が何度も発動するが、揺れる感情は止まらなかった。
◇◆◇
「それで、ローランさん。アレ、どうするんですか!」
「あれ?」
「あの悪戯ですよ!」
「あれか……。まあ、役得ってことで?」
「役得って!」
「だってどうしようもないでしょう。まさか、こんなことになるとは思わないじゃないか。モモンガさんだって悪乗りしていただろう?」
「う……」
ローランとモモンガが言う悪戯とは、サービス終了日だからと一部NPCの設定を部分的に書き換えてしまったのである。友人たちが作り出した子どもたちの在り方を歪めてしまったと、モモンガは気に病んでいた。
対してローランはモモンガほど後悔していなかった。「やってしまったものはしょうがない」と開き直ったとも言える。
取り敢えず会議は終了して各自九階層にある自室へと引き上げたローランたち。ローランは自室に向かえば、部屋の前に一人のメイドが立っていた。
きめの細かい色白の肌に、黒の瞳、切れ長の眼、長い黒髪をポニーテールにしている美しい顔立ちをしているメイドだ。ロングスカートのそのメイドは、見た目年齢は一〇代後半から二〇代前半くらいで、楚々としたお淑やかな雰囲気をしている。
「君は……ナーベラル・ガンマ」
「お帰りなさいませ、ローラン様!」
メイドは深々と頭を下げてローランに挨拶した。彼女こそはローランの友人である弐式炎雷が作り出したNPC。ナザリック地下大墳墓における六人の戦闘メイド『プレアデス』の一人である。
ナーベラルの作成にはローランも関わっていて、色々と提案や素材の持ち出しなどをしていた。
そして、ナーベラルはサービス終了日前にローランが設定を変えてしまったNPCだったのである。改変内容は『ローランの愛人である』。
(改めて考えてみると、酷い設定だな!)
少し前の自分の背中を蹴り飛ばしたい。設定していた当初のイメージは悪徳貴族がメイドをお手付きするものだったのだ。
弐式炎雷にバレたら「お父さん、娘さんをください」とお願いしますよ等と、モモンガに軽口を飛ばしていたがこのようおな結果になるといかにもばつが悪い。
(だが、モモンガさんもふざけて『モモンガを愛している』なんて書き込んでいたし、罪はあっても俺と同罪のはず!)
などとローランが考えているとナーベラルからの視線に気づく。
彼女の眼差しが熱情を宿っているのは気のせいではない。愛人であるだけでなく、彼女からの愛情も勝ち得ているらしい。クールビューティな美貌がまるで恋する乙女のようだ。
「可愛いな……」
「えっ!? ……ぁぅ……」
ローランは思わず真顔で呟いた。率直な感想だった。
ナーベラルの
「おいおい、なんだそれ可愛すぎるだろ」
ローランは再び真顔で率直な感想を言った。そして、昂る思いを抑えてナーベラルに提案する。
「とりあえず、君も我が部屋に入りなさい」
「はい、失礼します」
ナーベラルに扉を開けてもらったローランは自室に入り、ナーベラルもともに入室させた。ローランは適当にベッドへ腰かけるが、ナーベラルは適度に距離を取って姿勢よく立っている。
それでも、たまにベッドのほうをチラッと見て慌てて目を伏せる様子が可愛らしい。
「ナーベラル。君は俺の……」
「はい、私は至高の御方の忠実なるシモベ。そして、畏れ多くローラン様からのご寵愛を賜る身でございます」
ナーベラルは真っ直ぐローランを見据えていうのである。
「既に私はローラン様のもの……こんな私でよろしければ、もよおした時にはいかようにもお使い下さい」
誇らしげに言うナーベラルに対して、ローランは誤魔化すように頭を掻く。
「……君の誠意は充分わかった。だが、おそらく……俺は、まだ君のことを」
「はい、まだ私はローラン様に閨へ誘われたことはございません。勿論、私がローラン様を除いて身体を許すこと等あり得ません」
婉曲に訊ねようとしたローランだがナーベラルは直截的に答えた。そしてローランの考えていたことは当たっていた。やはり愛人設定が現実化していても実際にセックスをしたことがあるという事実は作られていないようだ。
いい機会だからと、ローランはナーベラルが転移前のことを覚えているかと婉曲的に訊ねてみれば、彼女は転移前のことも覚えていたらしい。
色々と訊き出してみると、ナーベラルが恥じらうような表情をした。恥ずかしいけれど不快ではない、むしろ好ましいという様子。
「ローラン様や弐式炎雷様が……、私のお尻を情熱的に眺めて頂いたことを覚えています」
「───ああ、そんなことがあったね……」
絶句するローラン。そして思い出した。自分と友人が何度かナーベラルを連れ歩いていたことがあったのだ。
ローランと弐式炎雷が前を歩かせるナーベラルの律動的な歩き方で揺れる尻を眺めていたのを、彼女は知っていたのだ。
(仕方ないじゃないか! プレイ中に男の尻を見ても楽しくないもん! 女の子のお尻を眺めたり、高いところを昇らせたり、ジャンプさせたりするのが楽しんじゃないか!)
同意してくれた友人とともにパーティの先頭をナーベラルに歩かせたり、走らせたりして揺れるお尻、翻るスカートからちらっと覗く脚を眺め。よじ登る姿や高所から着地する様子を下から眺めたりしていたものだ。
(俺、意外とナーベラルが気に入っていたんだな)
過去の自分の行いがバレていたのは恥ずかしいが、ここまで自分のスケベ心がバレバレでそれで尚、好きだと思ってくれているのは悪い気はしない。しかし、同時に罪悪感もある。
「すまない、ナーベラル。俺は君の設定を書き換えてしまったんだ。それ故に君を愛人ということに」
「存じております、ローラン様」
「……何?」
あっけに取られるローラン。ナーベラルは真摯な眼差しでローランに言う。彼女は自分の設定をローランが書き換えたことを知っていることであり、それで尚自分はその改変を悦ぶのだと。
「弐式炎雷様からはご不興を被るかもしれません。ですが、私の創造にもご尽力頂き、至高の御方々が去られた後も、私を見守り続けて下さったローラン様がそうあれと望んでいただいことは……私にはとても嬉しく思います」
「……」
弐式炎雷が引退するとき、ローランは彼からナーベラルを譲り受けていた。それからサービス終了日までは毎日ではないものの、彼女を見に来たり装備を調整したりしていた。それは創造主が去った後の彼女にとっては、もう一人の親ともいえる存在に見守られているような幸福であったのだった。
「そうか、君にそこまで言って貰えれば俺も気が楽になる。ありがとう」
「そ、そんな! お礼を言われることはでは……」
慌てるナーベラルを可愛いなと思い、ローランは微笑した。下を向いたままのナーベラルの顔が桜色に染まっていくのがわかった。
ローランは昂りを感じて、そのままナーベラルを抱き締めたい思いに駆られた。しかし、天使という身体では行為に及べるのか。少し考えたローランはあることを閃いて、アイテムボックスから一つの指輪を取り出した。
それは
異種族のみ装着が可能なマジックアイテムで、装着者の異種族を人間種へと変えるマジックアイテム。人間種以外の種族でのスキルや人間種ではなれない職業でのスキルが使用できなくなる。
ローランが指輪を付ければ天使の姿が変わる。
人間へと変身した
ローランの変身に驚いているナーベラルに、彼は距離を縮める。思わず後退りするナーベラルの顔の左右に、ローランは左右に両手をついた。
所謂、壁ドンというものだ。
ナーベラルはそのまま固まってしまった。一五センチもない間近な距離で真正面から見つめ合った。ナーベラルの瞳は黒曜石のように、輝いていた。透き通るほど白い肌の頬だけがポッと染まっていた。
ぷっくりと濡れた唇をわずかに開き、ゆっくりと息をしていた。
ナーベラルは軽く顎を上げて、瞳を静かに閉じた。唇を半開きにして、待ち受けているようにしか見えない。
ローランはナーベラルの両肩にそっと手を添え、唇を重ねていった。ピクッと肩が弾んで、あぅっと甘い鼻息が漏れた。
ナーベラルの唇はマシュマロのように柔らかく、果実のように湿り気を帯びていた。
お互いの唇が開いていく。そして半開きの唇の間で、舌と舌が嘗めあった。ローランが大胆に攻めると、ナーベラルがおずおずとそれを受け入れるように応じる。
そっと抱き寄せたナーベラルの肩は、予想以上に華奢で心が揺さぶられる。
メイド服の背中を撫で回しながら耳元に顔を寄せると、甘やかなナーベラルの匂いが、行動部まで満ちて来た。
すっと顔をずらして、形の良い耳に息を吹きかける。
「あんっ!」
ナーベラルの身体がくねる。耳たぶを唇で挟む。入り組んだ耳の窪みに舌先を這わせていくと、抱きしめた身体が蠢きうねる。
「ああ……はっ、あん、はうぅっ」
恥ずかしそうに漏れる声が、艶っぽくローランの鼓膜を震わせる。
耳の穴に、舌先を埋め込んで、掘り起こすように弾いていく。
メイド服に包まれた肢体が震え、わななき、切なげな吐息が漏れてきた。充分な膨らみがあり柔らかいバストの感触が胸の間で押しつぶされた。
ローランは思わずそれをクイッと揉んだ。「はうっ」とナーベラルの頭が仰け反った。乳房に指を埋めて揉みつけると、艶やかなポニーテールが左右に揺れた。
「あぁん、んはあっ、んあっ……!」
腕の力をギュッと引き締め、その勢いで再びナーベラルの口を塞いだ。
「んぐっ、むうう」
ナーベラルを強く抱きしめて、夢中で唇を貪る。舌先で唇をこじ開け、少しずつ口の中にねじ込んでいった。二人の荒い息遣いが混じり合った。ヌルッと舌が入り込むと、ナーベラルの身体から力が抜けて、瞳がゆっくりと閉じられていった。悩まし気に髪を揺らすナーベラルのなめらかな舌が、ローランの舌に生き物のようにまとわりついてきた、密着した唇の間で二人の舌が絡まり合い、瞬く間に唇が粘り、口角が泡立ち、音を立てた。
「グジュッジュッ、ふぐぐ、ブジュゥッ」
貪るようなキスを交わしながら、ローランはメイド服に浮かぶ女の稜線に手のひらを這わせていった。背筋、二の腕、脇腹、腰周りを撫でまわし、プリッッと丸いヒップを手のひらで包み込む。生地の手触りの奥に、マシュマロのような肉が息づいていた。
興奮に震える指先をお尻の肉に、ムニュッと一気に突き立てた。ナーベラルの全身が、キュン! と背伸びをするように弾んだ。
左右に膨らみに十本指を突き立て、円を描くように動かした。揉み寄せる力で二人の股間が密着した。
ナーベラルの桃尻は程よく大きく、エッチな揉み心地で、手を離すことができなかった。転移する前の現実では、このような素晴らしい女のお尻は揉んだことはなかった。
「ろ、ローラン様、もう私……」
ナーベラルの熱がこもったうっとりした瞳で見上げてきた。濡れた唇を開き、困ったように身悶えていた。
ローランは装備を外して裸形になる。一ミリも無駄なく絞られて鍛えられた身体が現れる。軽量級ボクサーやバレーダンサーを思わせる体型。
ナーベラルは緊張した面持ちで身体を熱くしながら、服を脱ぎ捨てた。ブラのホックを外す。
……たゆん。
乳肉の揺れる音が、ローランの耳に感動的に響いた。
形もバランスも良いおっぱい。乳輪の大きさも程よく見栄えもよい。ボリュームのある隆起の頂点に、美しい色合いで花開いていた。
ローランの指示でナーベラルは腕を背に回して立っている。ローランの視線を感じて身体悶え、それにつられて乳肉もプルンプルンと揺れ動いていた。
揺れる巨乳ではなく、その少し下、あばらのところにローランは手のひらをあてがった。
「んっ!」
ローランの手は、騎士とは思えないほど柔らかい。十指がナーベラルの裸身を這い回る。
「はうっ、んっ、ん、くぅ……!」
脇腹から腰にかけて撫でられ、ナーベラルはしきりに声を漏らす。艶っぽく、悶えている。ローランの手は、腰から下へ動き、ショーツの尻を大きく握った。尻から太ももへ滑り、また尻へ戻って、布地ごと大胆に揉みしだく。掌には弾力と柔らかさがスカート越しよりも伝わってくる。
「あ……きもち……」
汗ばんで、甘い香りが強くなっている。麗しい女体が、芯が溶けたように柔らかくなっており、支えるローランにもたれかかってきた。
ローランは、色づいた乳首が存在を強く主張しているおっぱいを、片手で支えるように持ち、揉み始める。
「んっ、んっ、ん……あ…感じる……はぁ……」
乳首には触れていない。だがナーベラルはとろんとした目をして、ローランのするにまかせた。彼の手もまた、乳肉に包まれる。とてつもなく柔媚でありながら、手が埋まる前に弾力が押し返す。
乳首は避けて揉んでいるのに、ローランは手からの快感に陶酔し───ナーベラルも恍惚な表情で、揉まれるがままになっていた。
「それじゃあ、そろそろ本番といこうか」
ローランの指示に従順に従い、ナーベラルはベッドの上で四つん這いになっていた。顔を枕に埋めている状態だ。
「ああ、いい感じだな。さっきの段階でもわかっていたがちゃんと設定していない細部も現実になっているんだな」
(し、至高の御方の寝具を、私のような者が使うだなんて……!)
恐れ多いという思いと、これから処女を捧げるのが恥ずかしさでナーベラルは全身がぐんぐん熱くなってゆくのを痛いほど自覚した。
「いいお尻しているね、ナーベラル。大きくて、だらしない感じがしない。綺麗なお尻だ」
「あ、ありがとうございます。自分ではよくわからないのですが、至高の御方々にそのように創造いただけたことを感謝いたします」
ナーベラルは何も着ていない。全裸。最後の一枚のショーツも脱いで、その上で顔を枕に埋めて隠し、お尻を持ち上げ突き出している。
「ナーベラルの背中も凄く素敵だ」
ローランが賞賛するように、背中を愛撫された。愛おしい至高の御方に褒められるのは嬉しい。触られるのは気持ちいい。
最愛の男に求められるということに、恥ずかしい部分が熱く疼いた。
ローランの手が背骨をなぞり、腰に降りてきて、お尻にさしかかる。
お尻を鷲掴みにされて、歓喜に打ち震える。掌の温かさ、安心感が広がり、気持ち良くて、だらしい声が漏れてしまう。
腰に手をかけられ、ローランの身体が、ナーベラルのお尻に近づいてきた。ナーベラルは思わず、伏せていた顔を振り向いて、様子を伺う。
「あ……!」
勃起した肉幹をローランが握り、ガチガチに硬くなっているソレを水平にして、狙いを定めているところを視界に入り、ナーベラルは息を呑んだ。
「それじゃ、
先端が触れてきた。指よりも太く、硬くて熱い。心臓が危険な打ち方をし始める。
「はぁっ、はぁぁっ……くださいっ。私にお恵みください」
先端をあてがわれた状態で言われて、ナーベラルは緊張が強まる。
ナーベラルの腰が勝手に動きそうになったところで、ローランの手と腰に力がこもった。まったく引っかかることもなく、異物が入ってきた。
「あーーっ!? あ゛っひぃ! き、たぁ! おちんぽ、ふ、かいとこ、きたぁ!」
大きい。すごく大きい。熱い。押し広げ、侵入してくる。痛みはあるにはあるが、ローランへの献身することができる嬉しさで和らいでいた。
「はあっ、う゛ううっ! っ────! っ! ぁっ、っっ! ぁぁっ、っっっ!」
漠然と想像していたものよりも、はるかに深く、熱のかたまりがどんどん入り込んでくる。
お腹の中まで、すっぽりと、内臓が押され、肺も圧迫されている。呼吸が苦しくなる。
「はぁぁ……これが、ナーベラルのなかか……」
ローランが気持ちよさそうに呟く。彼が快感を得ていることにナーベラルは安心した。これで彼が冷静だったらいたたまれないところだ。
「い……いかが……でしょうか……大丈夫……ですか?」
自分の性器について、ナーベラルは訊ねた。ちゃんと至高の御方を満足させる奉仕をすることができるものかと。
「はぁ、とてもいいよ。よく濡れているから初めてでも、こんなに素直に入れることができた。肉ヒダがちんこに絡みついてきて……こんなにいやらしいおまんこなら、いっぱい、出せそうだ」
「あ、ありがとうございます! ……んっ、ぁあ……あ、あ、あ……!?」
安堵した途端に、ナーベラルは瞠目して切迫した声を漏らし始める。裸身もびくっ、びくっと震え出して止められない。
身体の奥が疼き、その疼きが腰ばかりか、脳が痺れる。ものを考えられなくなる。それでいて身体は逆に、敏感になり、挿入されたモノが、輪郭まではっきり感じられるようになり、肌も、自分のお尻に触れてくれるローランの身体を強く意識する。
「俺のモノが気持ちいいみたいだな。濡れ具合、吸いつき具合でわかるよ」
深く差し込まれた肉幹が、ナーベラルの中を動いた。角度を変えて、内側の奥の方、とある場所を擦る。
「あっ!?」
途端に、疼く場所から、快美恍惚の電撃が放たれた。
「ひゃうっ! ひあっ!」
「ここら辺が、ナーベラルが気持ちよく感じられる場所なのかな?」
ローランの肉幹がナーベラルの中を動いた。奥に入り込んだ状態から、少しだけ、先程の場所をつついてきた。
「あっ、あっ、あっ!」
そのたびに電流が走る。子宮が反応している。肉幹が徐々に、ピストン運動になってゆく。
「ああっ、あっ、あっ、んっふっ、ふっ、んんっっっっ」
快感が大きくなりナーベラルの喘ぎは大きくなる。ペニスが前後に膣内を動くたびに、腰全体が燃えるようになって、巨大な感覚がズンズンと突き上げてくる。
ローランは腰を動かし……入口付近に移動する。ペニスを抜き気味にして、奥から離した。
「んっ、んっ、んっ、あんっ、んっ……はぁっ……あ、あ、はぁん」
立て続けに、強い快感に襲われる。入口近くの抜き差しが、途方もない気持ちよさをもたらす。広がった亀頭に擦られるたびに甘い声が勝手に出てしまい、愛液も分泌されて、ぐちゅぐちゅと恥ずかしい音も鳴り始めている。
「はぁぁっ……ロー……ラン……様……っ」
奥に欲しいと、ナーベラルは思った。絶対者と仰ぐ至高の御方の子供が欲しいと願ってしまった。
ローランのピストン運動でナーベラルはさらに快感が高まる。膣口が気持ちいい。濡れたものの出し入れ、擦られているのがとても気持ちいい。甘い声が後から漏れ出てしまう。
「はうっ!」
電撃が走った。抽挿されている股間からではなく、胸、乳首からだ。四つん這いになっていたのだが、いつの間にか腕の力が抜けて、上体が落ちて乳首がベッドに触れていた。
「おっ、締まる……なるほど、おっぱいか」
ローランにはすぐにナーベラルの様子が見抜かれた。恥ずかしいと思いながらも、止められず自分から乳首を擦ってしまう。背中をくねらせ、ナーベラルは乳首を擦りながらローランに犯され続ける。乳首の刺激は股間に走る。自分の穴が収縮している。ヒクヒク、締めつけている。
「はぁっ、あっ、あっ、ああ……はぁっ!」
自分のなかで何か爆発する予感が、ナーベラルは感じた。
「あ゛あ゛ぁぁ! ふかいの、すごいぃ! あああっ!」
汗で濡れたナーベラルの一糸まとわぬ肢体が、淫らにうねり喘ぎ声を上げる。白い爆発が頭の中で起きて……。
「お゛おぉ! イ、っく! んはあぁぁぁぁぁぁ……!」
そうか、これがイクということなのか、と快楽の波に飲みこまれながら、ナーベラルは理解した。そのまま幸せに包まれるはずだった。
「お゛っほぉ! イ、イったのに! ま、まってくださ、゛あ、ひぃん! イったばっかで! 感じすぎてぇ! んぎ! お待ちにぃ! またイく! んぢゅ! ぢゅぞぞ! ぢゅぱぁ!」
ナーベラルはローランに顔を向けさせられ、だらしなく垂れた舌を啜られる。腰を打ち付けるたびに尻肉が波打ち、再びの絶頂でくぐもった喘ぎ声が響く。さらにはローランからも乳首を弄られて、さらにイッた。
自分の身体にローランの手指が食い込む感覚でゾクゾクとする凄い鳥肌が立った。
動きを止めてお尻を、指を立てて撫で回されただけで、プルプル震えて止まらなくなった。
「はぁぁぁん!」
ナーベラルははしたないと思っても、堪えきれず声を上げてしまう。
「うlっ、うlっ、うぅぅ、くぅっ……ふっ、はっ、あん……!」
肉幹が膣の浅いところをうまく動き続け、敏感になった身体は愛液がとめどなく溢れ、だらしなく舌を垂らして痙攣した。その姿は淫らで、美しい。
「はあぁぁぁ……!」
物凄い鳥肌が立ち物凄い身震いが始まり、子宮が熱く強烈な疼きを発した。想像を絶する快楽の波の接近を、ナーベラルは本能で感じ取っていた。
自分が崇拝して愛してやまない至高の存在に欲求をぶつけられて本能が悦び、理性は蒸発し思考は溶融し、ナーベラルはただただ、それに応えたいという欲望だけになる。
「おお、凄い……穴が、凄くなっているぞ……それじゃあ、そろそろ出すぞ」
「ん゛んあああっあぁぁっ! ひゃいいっ、あぐっ、ふあっ、ああっ、ローランしゃまぁっ、じゃーめんっ、らしてぇくだしゃいっ、わたしの、おまんこに、ローランしゃまのきちょーなじゃーめんっ、たっぴゅりっ、お恵みくらひゃいぃぃっ」
ナーベラルの精神も肉体も、歓喜に花開いた。肉幹が猛然と動く。ぐちゅぐちゅ激しく音を立て、張り詰めた亀頭で濡れた穴を擦り、射精にむけてのラストスパート。
子宮口に刺激が来る。細かく強い刺激で、子宮口が叩かれる。
「あひ、ひ、ひ、ひぃ、は、はっ、はっ、あんっ!」
そのたびにナーベラルはイッた。連続でイッた。
そして肉幹から白濁液が解き放たれた。
「゛あっ!」
ナーベラルの意識は天空へと舞い上がる。解放感、高揚感で思考が真っ白になる。
「んっほおぉぉ! き、たぁ! んぉ! ザーメン! 子宮、叩いてるぅ! あつくって、濃いのが! お゛お゛ぉぉ……!」
燃える子宮とは別に、膣が、お尻の穴と一緒にひくひくと動く。ペニスの脈動と重なって、精液を徹底的に搾り取ろうとする。
「おおおっ、これはっ……すごい!」
「あふうぅ……」
ナーベラルは肉幹に吸いついたまま、だんだんと意識がはっきりとし始めた。
(す……すごい……幸せ……あふれて……て……)
「素晴らしい奉仕だったぞ、ナーベラル」
「こ……光栄……です……」
ローランの賞賛にとってさらに多幸感が高まる。とてつもない快感だった。幸せの海に沈みこむ。
「はぁっ……はぁっ……」
ローランの肉幹が膣から抜き取られる。しかし、ナーベラルは起き上がるどころか
まともに手足を動かすこともできず、身体をピクピクと痙攣させるだけ。
だらしなく開いたままになった両脚の間からは、抜けたペニスを追って、白い粘液がどろどろと溢れてきた。
ただただ、幸福で、何も考えることができなかった。
ユグドラシルにはわからない点も多いので、ローランの設定とかだいぶオリジナルが入っています。
今後、他のヒロインを扱うとしたらレイナース。あとはアルベドは人気次第ですかね。モモンガと同じ文字数の名前のオリ主なのでアルベドにあの改変もできますし。