ワールドトリガーの集団での戦闘は書ける自信がなかったので苦肉の策を講じました。具教の戦闘スタイルが少しでも伝われば幸いです。
二月一九日。B級ランク戦五日目・中位グループ夜の部に那須隊は諏訪隊、荒船隊、弓場隊と戦うことになった。
また、より巨視的に見ればこれは
「試合終了! 那須隊の那須隊長、御厨隊員の生存点二点が加算されます! この時点で那須隊は総合九位。B級上位入りの可能性が高まってきました」
試合結果は那須隊 10pt、弓場隊 3pt、荒船隊 1pt、諏訪隊 1pt。
試合終了を告げるのは実況を務めるのはA級三位の
柿崎は具教と友子の共通の友人でもある。
「解説のお二方はこの試合、いかがでしたか?」
「いや、いい試合でした」
柿崎は惜しみない賞賛を各隊員たちに贈った。
「今回、注目するのはやはり那須隊の新しい隊員である御厨でしょう。今までは那須隊長が指揮とエースとしての仕事を兼ねて他の隊員がそれを援護する戦闘スタイルでした。今回は新たなエースとして御厨隊員が加入して戦うことで戦況に大きく影響を与えることになりました」
「さらに言えば、熊谷隊員や日浦隊員も積極的に攻撃に加わる事で、エースと指揮を兼任している那須隊長の負担を減らす方向で成長しようという意識が見られました」
柿崎と蔵内はそれぞれ試合を振り返り、解説する。話題は那須隊が大半を占めていた。
「前年度以外、ランク戦に参加していなかった御厨隊員の戦いを初めて見る隊員も多いかもしれません。お二方から見て、彼の活躍はいかがでしたか?」
三上から振られた話題に、まずは友人の柿崎が答える。
「実力は変わらず、というのが所感です。彼はグラスホッパーを装備する珍しいスタイルの
三上が如才なくPCを操作してスクリーンに試合映像を映し出す。
『少しは楽しめそうじゃねぇか』
獰猛な笑みを浮かべた具教が複数の場所に展開したグラスホッパ―を使い、跳躍して移動する様子はさながら、巣を張った蜘蛛の様だ。
何より、移動しながら銃撃する標的は
続いて、試合も中盤になった頃。建物を遮蔽物として利用して
『んじゃまぁ、ぶちかますかねぇ!』
グラスホッパーを利用した高速機動しながら、具教は正確にトリオン弾を笹森に撃ち込み、友子には無傷となるのは見事な腕前だった。
「ここは驚きの場面でしたね。これは並大抵ではできないのではないでしょうか」
「そうですね。これは御厨隊員くらいのものですね。あれは彼の空中での姿勢の良さに理由があります。姿勢の良さは空中での余裕を得ていることで、標的を正確に狙えるんですよ」
柿崎が脳裏に思い浮かべたのは具教とともに興じたバレーボールで、具教がスパイクを打つ姿。まるで空中で止まっているかと思うほどのフォームによって、相手のガードとタイミングをずらして打ち込む具教の様子だった。
「同じく御厨隊員の活躍で注目したいところで言えば、咄嗟の判断力と大胆な行動力ですね」
蔵内が指摘したのは終盤の弓場隊
足からスコーピオンを生やしたままの
「御厨隊員はB級に昇級した当初、
何故、そんな昔の情報まで知っているのか、という蔵内の情報収集能力について柿崎も三上も驚きつつ、具教から次の話題に移っていく。
◇◆◇
ほぼ一晩中、恋人の
具教の副作用は
那須隊として好成績を上げて、玲や茜や小夜子たちへも戦力として認めさせた五回戦。隊としての祝勝会を作戦室で行ったあと、恋人の友子とともに具教の部屋で恋人同士の営みを行っていた。お互い、精神が高揚していたためいつもより激しかった。
「眩しい……」
カーテンの隙間から、ちょうど具教の顔の位置に強い日光が差し込んでいる。
「あんなにしたのに朝勃ちってのはするもんなのか……」
友子の白い背中を抱くように横臥している具教は、昨夜の情事を思い浮かべる。
求めれば求めるだけ、友子はそれが勤めとばかりに身を捧げてくれた。しかも、その度に、昇りつめる美人JKに具教はますます滾ってくる。
たまらないのは、具教に抱かれるたび、友子のおんな振りが一ランクも二ランクも上がることだ。めくるめく官能の夜を過ごすうち、まさしくその美を磨かれたのだろう。
「あぁ、そういやぁ、今何時だ……? 空が白々しはじめてからは寝て、そのあとぼんやりしてたんだよな……」
一分にも満たない睡眠を終えてからはぼんやりと恋人を眺めたり撫でたりしながら暇つぶしをしていた。下半身の疼くような重さ、収まろうとしない朝勃ちが、異常なまでに痺れ、半ば感覚がないほどに昂っている。
隣で静かに寝息を立てていた友子に、下半身が反応してしまうのだろうかと思った具教だが、答えはすぐにわかった。
「これじゃあ、ムラムラするのも仕方ねえな!」
掛け布団を持ち上げれば、友子が後ろ手に具教のペニスを握りしめていた。しかも、顔所は、妖しい夢でも見ているのか、時折、ぎゅっと握りしめてくる。
「おぉうぅっ! 友子、寝たままでも俺にご奉仕してくれるのかね? だが、どうせならばまんこで鎮めてもらおうか……」
女体を覆う邪魔者である掛け布団を剥ぎ取ると、バスト九五、Gカップの美しい乳房が朝日を浴びて艶光りした。
スラリとした長身スレンダーな女体は、モデル並みに、見事に引き締まっている上に、男の情欲を燃え上がらせるナイスバディだ。
「友子、貰うぞ~」
具教は、友子の掌から肉幹を抜き取ると、彼女の白い太腿に背後から手を回し、側臥位のまま抱え上げた。
扇状に生えた秘毛の下、秘密の花園が丸見えになった。二枚の花びらに縁取りされた縦溝は、長さにして四センチくらい。瑞々しい女陰。おんならしい肉づきの腰部を具教は、横たえたまま背後から襲おうとする。
剥き出しの秘所に肉幹を押しつけた。ヌルヌルの女陰からぬめりを肉幹にまぶし、切っ先を自らの手で牝孔への侵入を試みる。ぬぷんと亀頭部が膣口に埋まった。
「うほおっ」
ぬぷっ、ぢゅぷぷぷ────っと淫らな水音を立て、大きく膨れ上がった亀頭部を若々しい陰唇にめり込ませていく。
「あはぁ! んんっ、んんんっ!」
引き攣れる挿入感覚に、友子が目覚めた。眠気を残した眼差しが、何事かとこちらを振り向くが、その瞳はすぐに淫蕩に蕩けた。
「もう、具教」
甘く詰る友子の口調には、唐突に襲われた怒りは、微塵も感じられない。
「こんな目覚めも悪くはないだろう?」
言いながら具教は、こちらを向いた唇を求めた。
「ちゅちゅっ……友子……」
そのまま舌を伸ばし彼女の唇をペロペロと嘗め回す。友子も長い睫毛をそっと伏せ、具教の求めに応じるように舌を出し、粘膜を絡ませてきた。
舌を絡めたまま具教は、友子の脇から腕を伸ばすと、その豊かなふくらみを掌に捉える。豊かな乳肉を両手いっぱいに揉み潰す。
「あぁはぁ……んうぅ……むほん……くちゅ……あはぁっ」
具教の口腔に、くぐもった喘ぎが艶めかしく響く。性感を嬲られ、敏感な女体がビクンビクンと揺れるのが愉しい。
掌底に擦れ、ピンクの蕾がムクムクとその存在感を増していく。具教は、その小指の先ほどに膨れた勃起乳首を親指と人差し指の腹に捕らえて、くりくりと回してやる。
「ふひっ! んふうううっ……んんっ、あ、そこ……あぁぁん」
友子の鋭い性感が乳首にあることを知っている具教は、乳頭を人差し指で叩いたり、側面を指の腹に擦りつけたりと、様々に変化をつけて嬲る。
「んぅ……むふうう……んんっ、んんんん……っ!」
官能にもがく唇を具教はなおも追いかけ、その甘い粘膜を吸い尽くすから、友子の美貌は息苦しさもあって、見る見るうちに紅潮しはじめる。
友子を苛めれば苛めるほど、その口腔から甘い唾液が溢れる気がした。
「あふううう、んんっ……んぅ……ぶちゅちゅっ……はむんっ!」
甘く痺れるような悦楽に、友子の上半身は溜まらずにくねりはじめる。彼女が上半身を揺すると自然結合したままの下半身も動き、朝勃ちで雄々しく屹立した肉幹がカズノコ天井の極上媚肉に擦れる。
熱く濡れそぼる三段締めの具合のよさに、具教もゆっくりと腰を揺らしはじめた。
友子の名器を堪能しているとき、そこに突然、友子のスマホが鳴り出した。
「ね、ねえ、ちょっと待って……。玲からの連絡が……緊急かも知れないの……」
スマホを気にする友子に、やむなく具教は抽送を中断した。けれど、肉幹を女陰から引き抜こうとはしない。
「電話に出てもいいぞ。だが、このままでも用事は済むよな」
具教が嘯くと、友子は諦めたようにスマホを取り上げた。
「玲、おはよう……」
スマホに出た彼女の白い背筋を具教は優しく撫で回す。友子の性感が醒めたりしないようにするためだ。さらには、再び腕を前方に回して乳頭を指先で弄ぶ。
「うん。うん……そうだね。あ、んん……。い、いえ。何でもないわ……」
友子は玲と会話していた。玲に何か尋ねられているようだった。
「ねえ、具教……お願いやめて……」
声を潜めて、具教を咎める友子。困ったような、恥じらうような表情が、なんとも可愛らしく、具教の悪戯心を煽ってくる。
「嫌だね」
白い背筋に口付け、手指に捉えたままの乳首を甘く捻り潰す。
「んんっ……あぁ、だめぇ……」
弱弱しい声が官能に震える様は、常にはない珍しくて可愛らしい。友子の被虐を帯びた貌が獣欲を刺激するのだ。たまらず具教がゆっくりと下半身を揺らしはじめた。
「あうん……。あ、ごめん。ちょっと体調が悪くて……ううん……」
電話の向こうの玲に、必死で言い訳する友子の女陰を側臥位で突きまわす。途端に、具教の肉幹を愛しいとばかりにやわらかい媚肉がぎゅーっと締め付けてくる。
膣の締りが、いつもより強い気がするのは、羞恥と被虐がブレンドされているせいか。
「んっ……い、いいえ、大丈夫よ。……んんっ、わ、わかった……ううっ……」
友子の様子は苦しい気であり、切なげであり、それでいて彼女もあらぬ官能を刺激されているようで、その感度を上げているのは明白だ。
「ふぅん、あぁ、いやあ……。ぐちゅんぐちゅんって音が……、恥ずかしい、聞かれちゃう……」
昨夜から射精しまくっているが、容易に射精感が湧き上がってきた。友子の被虐を帯びた反応の前に、ついに具教は見境なく腰使いを映えしくさせた。
「きゃううううっ。ああ、ダメッ。イクッ……ダメなのに、イっちゃうぅっ、あ、あああああああぁん……」
プニプニの尻肉を犯す勢いで、激しく肉幹を突き込む。
抽送のままならぬ側臥位だけに、かえって肉幹の角度が様々になり、友子の媚肉のあちこちが突きまくる。
具教は、我を忘れて背後からその豊かな乳房を鷲掴み、たわわな果実をもぎ取らん勢いで揉み潰しながら、ぐいぐいと腰を押し込んだ。
「友子、最高だぁ……俺も
耳元で囁くと、いよいよ肉幹の抜き挿しを大きくさせて、自らの射精衝動を呼び起こした。
「ああああああぁぁぁ。いいィィィ、イク、イクっ。イッちゃう……具教……きゃううううううっ!」
一際甲高い艶声を友子があげたのは、具教が彼女の子宮口を切っ先で叩くほど、ぐりんと深く埋め込んだからだ。
具教の射精態勢を察した友子が、精子の放出を望むように一段と強く締め付けてくる。
「おお、
「
恋人の言葉がきっかけとなったのか、肉幹から多量の白濁の奔流が放たれた。
「ああああああぁぁぁっ、はあ、はあ、はあ……んふううう……あぁ……っ」
昂りきった友子も、啜り啼くようにして官能に酔い痴れ絶頂を彷徨っている。
暫くして、ぶるぶるぅっと女体が震えたことで、友子がおもらししてしまったと気づいた。
「もう、具教のばか……」
頬を真っ赤にして、顔を左右に揺さぶり恥じらう友子。そのあまりの愛らしさに、具教は背後から女体をぎゅっと抱きしめた。
「あれ、電話は?」
「本当に、具教は、意地悪なんだからぁ……」
危険なところで彼女は咄嗟に通話を切ったらしい。艶声を大きくしたのはそんな理由だ。
友子の色っぽい声を那須に聞かせていたらそれはそれで大変だったろうな、と今更ながら綱渡りな経験をしたと具教は戦闘とは異なる種類の緊張を味わった。
本当は那須メイン回も書きたかったのですが、構想がまとまらなかったので一端保留です。もっと友子のお話も書きたいと思っています。
ランク戦の組み合わせや結果、点数の変化とかは考えるのが非常に大変でした。ワールドトリガーは細分までしっかり設定されているのでそこら辺も気になってしまいます。
具教の活躍は初戦だったのでかなり大きいな戦果ですが、以降がここまで戦果を挙げられるかはわかりません。