2022/1/4 R-18日間ランキング 14位になりました。皆様、ありがとうございます。
釘崎野薔薇
関東某所。山奥にある進学校の旧校舎。そこの一室。机を並べて上にマットを敷いて作っただけの即席ベッドがある。ベッドに腰かけるのは二人の男女。共に年齢は十代半ばか後半に思われた。
女性は染めた明るく鮮やかな茶髪をボブにしてあり、伸びた髪はあご先くらいに切り揃えてある。やや垂れ目の双眸、桜色の唇。呪術高専の制服を隆起させる程よいふくらみのある胸、くびれのある少し細めの腰、少し小さめなお尻。気の強さが現れている瞳の輝きも含めて魅力的な少女だった。
そんな彼女の隣にいるのは同年代と思わしき少年だった。やや小柄だが引き締まった体躯を持つ。
少女の名前は
同じ学生ではあるが城太郎は野薔薇とは異なり階級は高い。彼は五条悟のスカウトを受けて瞬く間に一級呪術師になった麒麟児。
城太郎は元々、軍神を報じる神職出身の有能な呪術師の家系であり、呪霊を祓う生業としていた名門だったが、力を持つ者が産まれなくなったことで衰退していき、後継者を迎えようとするも結局は廃業の憂き目にあう。没落して長い年月を経ていたが城太郎が誕生した。
幼い頃に母を亡くし、呪霊を見る力を持つがゆえの弊害で一族からも疎まれながらも、
城太郎は呪術師としても術式の覚醒から実家の蔵に残る文献をもとにした独学で、その上術式の覚醒たった一ヶ月たらずで術式の解明から呪力による身体強化を会得して戦闘スタイルを確立した。
五条にスカウトされて高専に入学するまでの数か月の特別指導で、一級術師クラスの戦闘能力にまで成長したまぎれもない天才だった。
鹿島城太郎と釘崎野薔薇は
その主である一級呪霊あるいは特級呪霊と思わしき存在と遭遇してしまったのだった。
◇◆◇
時は少し遡る。
「悪い、やらかした……」
「もう気にしなくていいって。はぁ~、野薔薇ちゃんって真面目だよねぇ。そういうの疲れない? 切り替えていこうよ。先を考えなきゃ。俺もそうするから」
野薔薇は自分の失態によって引き起こした現状を悔いているとともに、自己嫌悪で胸やけしそうであった。
対して、城太郎は一見悠然とした笑みを浮かべている。
「この生得領域の主はあの呪霊……ピアノお化けでいいか。あれを祓うのが手っ取り早いな。姿を確認できたら俺の術式でなんとかなるんだけど。そう上手くはいかないよねー」
そう言いながら、城太郎は右手で伸縮式警棒を弄んでいる。
「姿を現さず、呪いを込められた演奏をする。……陰に籠る面倒な奴ね」
「本当にな! ……で、何回聴いたの? 野薔薇ちゃん」
いつもの飄然とした笑みを消した城太郎に、野薔薇はやや気圧される。
「……三回」
現地での単独行動中に三回演奏を聴いた。何度目で呪殺が成立するのかは不明だが、人間の負の想念より生まれる存在である呪霊であることを考えれば……。
「四回目は聴かないほうがいいな」
「わ、わかっているわ! だけど近づかないとは」
「祓えないな。探索するには今のままじゃ厳しいかな」
「今のまま?」
「野薔薇ちゃんにも協力してもらえば、できるんだけど。それはちょっとお願いしづらいなぁ」
城太郎は何とも言い難いという表情をする。打開する方法はある。しかし、それを野薔薇には提案し難いのだ。
「どういうことだ。あたしじゃできないっての?」
「う~ん、むしろ君じゃなとできないことなんだけど。……うちに残されていた呪力操法で陰陽術式というのがある。反転術式みたいな技術でさ、これは男女が交わることで互いの呪力を活性化させ増強する、そういうやつ」
「……」
普段は男勝りで快活な野薔薇だが、今は年相応に困惑した女の子の表情を浮かべている。
「これはオーガズムの深さによって増幅の度合いは変化する。そして精液を膣内に出さなければ効果はなくて体外に射精したり、コンドームを使用しては効果がない」
反応がないことを気にしつつ、城太郎は野薔薇へ説明を終える。
「あとは……いや、まあ、こういうもんでね。野薔薇に協力してもらうわけには」
「……やるぞ」
「え?」
「やってやるって言ってんだよ。コノヤロウ!!」
鬼気迫る表情で城太郎に詰め寄る野薔薇。今にも絞め殺しそうな気迫で襟首を掴まれた城太郎は流石に困惑していた。
「……おい」
「え、何?」
「喜べ。お前に釘崎野薔薇の初めての男という栄誉を与えてやる」
「……恐悦至極。というか、マジで乗ってくるとは思わんかったわ」
普段の笑みとは異なる。苦笑を浮かべる城太郎。野薔薇は先ほどまでの世惑いはなく、いつもの凛とした彼女だ。
「あんたとあたしの実力差ならば無理やりねじ伏せて、あたしを犯すこともできたはず。それをしないあんたの男気を汲んでやるわ」
「そいつはどうも。……念のため、聞くけど今日は大丈夫?」
「危ない日は終わったから、大丈夫……なはず」
「そっか。……ああ、もしものときは全力で責任取ります」
誓います、と宣誓するかのように城太郎は手を挙げて宣言する。
それは紛れもなく城太郎の意思だった。
「よろしい。というか、当然だろ。兎に角、 きっちり仕事をこなさないとぶっ飛ばす!」
「了解了解。じゃ、まずはベッドを作ろうか」
◇◆◇
そして時は現在に戻る。
「野薔薇ちゃん」
「…っ! お、おう……っ!」
城太郎は緊張している彼女をそっと、力を入れず、包み込むように、野薔薇を抱きしめた。
存外に背が一六〇cm未満の彼女は城太郎の腕に収まるという事実が興奮する。
「わわっ、じょ、城太郎!?」
どうしたら良いのかわからないのか、野薔薇は直立不動のまま動かなかった。野薔薇の腕は若干震えが感じるのだが、特に逃げようという力は感じられない。
城太郎は無言で野薔薇を抱きしめ続ける。鼻孔をくすぐる女の臭いが、否応なく城太郎の中の男を刺激する。先ほどまで激しい運動をしていたのだ。適度に汗をかき、匂いが顕著になっている。それはまるでスパイスの効いた料理のようだ。
野薔薇の頭に顔を押し当て、鼻で深呼吸をして臭いを嗅ぐ。
「あの、城太郎……?」
困惑するような声色が聞こえるが、無視する。ただ、その声音はいつもの気丈な彼女とは異なる。まるでおぼこな娘のような声音だった。そのギャップが城太郎を昂らせる。無言のまま、野薔薇を抱きしめる腕の力を強くする。
城太郎は先にベッドに腰掛け、隣をぽんぽんと叩いてそこに座るよう指示した。おずおずと近寄ってきた野薔薇が、そこに座る。城太郎は彼女の腰を抱いてお互いに身体を横にねじって見つめ合う。
野薔薇の瞳はいつもの気丈さだけではない、これから行われることへの羞恥と緊張によって潤んでいた。
その瞳に吸い込まれるように、城太郎は抱きつくようにしてキスを求めた。
「ちょ、ちょっと、それ必要!?」
「前戯だ。これがないとただ辛いだけだぞ?」
「ぐぅ……」
ぐうの音も出ない、という様子の野薔薇。
あっち方面では野薔薇は経験皆無の新兵である。熟達な兵士の彼の掌で踊らされるだけだった。
「んっ……あぁん……んちゅ………はぁ……」
城太郎のキスによる舌の絡め方に野薔薇は翻弄される。城太郎はちゅっちゅっとわざとらしく音を立て、教室にいやらしい雰囲気を作る。
深いキスをしようと城太郎が野薔薇の背中と後頭部を抱きしめると、なんと野薔薇のほうも抱きしめ返してきた。手が震えている。感嘆するほど負けん気が強い女だ。
城太郎は右手で軽く野薔薇の乳房を撫でつつ、左手は肩に添えて口内のねぶりを続ける。
「じょ、じょうたろうぅ……んっちゅ……ちゅぅ…………あぁん」
悩乱す女のとろけるような甘い声が耳元で囁かれ、城太郎の肉幹に熱が集まってくる。野薔薇の美声で囁かれるのは気持ちが良い。
まるで舌を通して野薔薇と一体になったかのような、熱い融合を感じた。
彼女の肩に乗せた城太郎の左手には力がこもり、乳房の輪郭をなぞるように撫でていた右手もだんだんと揉むように動き始める。
すると野薔薇も膝の上に乗せていた両手を城太郎の両肩に乗せる。それは滑るように移動していきやがて城太郎の頭に縋るような形になっていった。
彼女のほうが背は低いので、城太郎の唾液が野薔薇の中に流れ込んできて彼女の肉欲が刺激される。
「……ちゅ……んっ……ちぅ……はぁ、はぁ……んーっ!」
激しい吸引に、野薔薇は耐えるどころかむしろ応戦するような形で吸引をし返してきた。お互いに肺活量の限界に挑戦するようなキスを貪る。
二人の男女は口を離す。城太郎と野薔薇がつきだした舌からたらりと唾液が銀の糸となって繋がる様子は、なんとも淫美な光景であった。淫蕩に酔う野薔薇の表情は実に艶めかしい。
「はぁ、はぁ……。城太郎……」
「野薔薇……」
少女の顔が少しづつ紅潮していく。どんなに勝気でも、ひとりの生身の女の子だと、熱を持つ肢体が証となる。
舌を絡ませるキスを楽しむと、城太郎は野薔薇を押し倒そうとする。しかし、彼女の身体は強張ってしまう。
「……せめてシャワーを浴びたかったわ」
残念そうに野薔薇は呟く。
「大丈夫だ」
城太郎は強い口調で断言した。お互い、特に汗をかいてはいない。野薔薇の身体を嗅いだときも、城太郎は不快な臭いとは感じなかった。旧校舎を歩き回ったせいかすこし埃っぽいくらいだ。むしろ彼女が漂わせる女の臭いに興奮したくらいだ。
「そんなことで、俺はお前を不快に思ったりなどしないよ」
城太郎は片腕で野薔薇を抱きかかえながら、スカートに手を入れてまだ見ぬ花園への侵入を開始する。城太郎は五指を蛇のように這わせ、あえて一直線には向かわず、足首からふくらはぎ、太ももと、手のひらで感触を味わうように進んで行く。
まだ思春期の野薔薇だが成人女性のように身体つきは女性らしい丸みも多い。股近くの太ももを触ったあたりで、野薔薇の足がぱたんととじられ、両足に手が挟まれてしまった。
やわらかくて、温かい。
「あっ、城太郎っ、そんなところっ、汚いっ」
「そんなことないさ」
ニュルニュルッと指をくねらせ、太ももプレスを開いていく。城太郎は野薔薇へ軽く額にキスをすると身体が弛緩したように足は開き、秘所へのルートが作られる。
「あっ」
指先が軽く触れると、野薔薇の甘い吐息が漏れ、耳にかかった。そして、野薔薇の陰部がもうすでに、ぐっちょりと濡れていることが指先から伝わってくる。パンティとタイツ越しにも感じているのだが、彼女は濡れやすいのかもしれない。
城太郎はすこしだけ意地悪をしたい気持ちが湧いてきた。城太郎はタイツを裂いて、下着のクロッチ部分の愛液を拭うように指を動かし、それを野薔薇に見せつけた。べとべとになった指先を。
わざとらしく指と指を閉じたり開いたりすると、透明な液が糸を引くように垂れる。
「野薔薇、実は結構楽しみにしているのかな?」
「そ、そんなわけないだろう! これはあくまでも緊急事態だから仕方なくだ……!」
「こんなに濡らして、いけない娘だなぁ~野薔薇ちゃん?」
顔を真赤にして首を横に振る野薔薇が城太郎には愛おしくなり、もういよいよ我慢ができなくなった。抱きかかえていた腕に力をいれて、四つん這いになるよう野薔薇の身体を動かす。
彼女のほうも城太郎の要望を理解したのかそれとも本人が求めているのかわからないが、すんなりと城太郎の意思に従って彼にむかって尻を向けた。
「いやらしい女の子にはイタズラが必要だな」
ベッドの上で四つん這いになり尻をつきだした野薔薇にあわせて、城太郎は膝立ちになり、勃起して固くなった肉幹を握った。
スカートで隠された尻を、布の上からさわさわと撫で、感触を確かめる。柔らかくて良い触りごたえだった。
野薔薇も上着を脱いだだけの姿だが、シャツの下には下着を付けている。黒いスカートの奥、黒ストッキングから染みを広げた水色のショーツが覗いており、同色のブラジャーは勃つ乳頭を裏地で虐めた。
「焦らすなよ、セクハラ野郎……」
「ははははっ、悪い気はしてないんだろう?」
ぐいっと腰を引き寄せ、野薔薇のスカートをたくし上げて、タイツとパンティを降ろして陰部を確認する。きっちりと陰毛を処理して、ぬらぬらと濡れて輝く女陰は、男茎をいまかいまかと待っているかのように見えた。
つまり城太郎に、彼女は恥ずかしいところを目前で晒していることになる。
「あっ、んっ、はあああッ、ん、んううっ……」
処女地を隅々まで嘗め尽くしていく野獣めいた男の舌に、野薔薇は艶かしい声をあげて腰や背筋を震わせている。上気している顔や酔ったように陶然とした目を見れば城太郎の行為に快感を得ていることは疑う余地もなく、事実、彼女は彼の行為を助けるように自分で尻を差し出してきた。
(あああ……すごいぃぃ……クセになりそうぅ)
舌先が膣孔をこじ開けて中に入り込んできた瞬間、野薔薇は優しい官能に攻撃されて脳髄を溶かしていた。黒いストッキングに包まれた足の先からショートボブの毛先まで、小さな痙攣に見舞われている。
服は脱がさない。気丈な少女を、学生服を着せたまま、バックから突く。
城太郎は悪戯心を刺激され、そのシチュエーションを実現したいと思ったからだ。
野薔薇の開いた腿の角度を調整し、膝立ちになった城太郎自身の陰茎の高さと合うよう調整した。ちょうどよい塩梅と見つけると、膣穴の入り口に硬くなった男根を添えた。
「いくぞ。野薔薇」
「こ、こいっ。城太郎」
なんとも色気も何もない声だ。
城太郎はにゅるりと野薔薇の秘所に陰茎を滑りこませると、ぶちりとした感触が伝わってきた。
ヒクヒクしている処女孔に亀頭部が触れて、腰の重心移動で徐々に押し込まれていく。
「んあああっ──」
野薔薇が苦悶の声を上げる。膣孔が開かされる強引さは舌とは比べものにならず、肉の隙間が拡張されるたびに官能の電撃が駆け抜け、野薔薇の思考は興奮と緊張で満ちていく。
「あ゛あ゛あ゛あああああ!!」
野薔薇はブチブチと膜を突き破られるような感覚を感じ、すぐに激痛が下腹部に奔る。
「かはッ……ぁッ、ぁっ……ぁぅっ……」
狭い孔をメリメリと抉り開かれる感覚が奥まで及ぶと腹の奥で何かが押し歪められる圧迫感に見舞われ、それが野薔薇の頭まで突き抜け、脳髄が灼き焦がされるようだった。
「あぐぅっ!」
尻を突き出した四つん這いの状態で構えていた野薔薇のシーツを握る手に力が入ったのがわかった。耳まで真っ赤になっている。
彼女の初めてを奪ったことへの満足感で、城太郎の肉幹はさらに固くなる。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫っ! 城太郎、大丈夫。初めてだけど、驚いただけ、だから……」
気丈に、なんでもないとばかりに言う彼女の気持ちが嬉しく思う。城太郎はいきなり激しいピストン運動は避け、男根を挿入して暫く動かない、ただ制服越しに身体や、頭を優しく撫でる。
「ん……」
野薔薇の頭や背を撫で、彼女の耳を
「少し動くぞ。辛いならすぐに言うんだぞ?」
野薔薇は言葉では返事をせず、首をこくこくとしたので、城太郎は野薔薇のお尻を小突くように、跳ね返すイメージで腰を沈めていった。
ゆっくりと、ねっとりと、絡みつくようなヒダにふれながらも亀頭は最深部を目指す。
「あ、ひゃあん! あ、あう、あう、あああッ! ふかっ、ふかいっ、あッ、あッ」
喘いではいなかった。だが、なんだか妙に艶めかしいうめき声をあげる野薔薇を見ると性欲が跳ね上がった。
根本までみっちりと、城太郎の男根がおさまったのだ。スカートが邪魔して結合部が見えないため、ぴらりとめくって確認してみると、やはり感覚通り、根本まで埋まっていた。
「あっ、あっ、あぁっ、んああっ……!」
「ぅん……き、きついぃ」
そのままの姿勢で城太郎は腰の運びをストップし、最奥まで侵入してきた自身の肉幹を締め付ける膣の感触を楽しむ。
動かなくてもそのまま射精できそうなくらい心地よい場所であった。
「あ゛ああぁぁああぁぁぁっ!!」
色っぽい悶え声を続ける野薔薇の腰を引き寄せ、決して抜けないようにする。城太郎を押し返そうと蠢く膣に彼は負けないように、強く姿勢を保つ。
野薔薇は内臓が揺れるような衝撃に声を上げた。
「ひあぁっ! くうっ、ううう! あ、あ……」
肉幹を突き込まれ、腹の奥が歪むたびに身体を中から押し上げられ、野薔薇の目に映る世界が回った。下腹部に受ける打撃により意識も揺れて思考が散漫になり白く染まる。次第に思考を放棄して官能を受け入れ、衝撃に身を委ねて感じるだけになっていた。
「あぁん」
野薔薇の反応を楽しもうと、城太郎は空いた手で野薔薇のクリトリスを手さぐりで探し出して刺激する。
「んあっ! あああああっ!」
城太郎が女体を色々といじってみたところ、どうも野薔薇は淫核を指の腹でぎゅうっと押し潰されるのが好みのようだった。
「あっぐっっっ!? っっっっっ! ぁっ! ぅっ! ぉっ、ほへぇっ」
城太郎が重点的に攻めていると、乙女のうめき声がわずかに喘ぎ声に近くなっていき、指を伝って滴る淫液が手のひらがどんどんぬるぬるになっていった。
「はぁ……はぁっ……あんぁ、んっ、はぁ……、くぅ……」
野薔薇の乱れる呼吸に釣られ、城太郎の肉幹に与えられる快感も蕩けるようだった。
「城太郎ぉ……あんっ……きもちいぃ……」
ふいに呼ばれたことで、身体がびくりと反応した。
「あひぃっ、はあっ、はあっ、んっんっんっあっ、気持ちいいぃ……気持ちいいよぉ……城太郎ぉ……」
艶っぽい、甘えるような告白。射精感が急激に高まり、城太郎は頭が白くなっていくのを感じた。城太郎ははおもいっきり野薔薇を引き寄せた。
最も奥に届くように、彼女の中をすべて白濁色に塗りつぶすように。ただそれだけを考えた。
「野薔薇、出すぞっ!」
無意識のうちに獣のような雄叫びを上げながら、城太郎は射精に達する。
「イグっ! イグううううああああぁぁあああぁぁっ!?」
解き放たれた精液が野薔薇の膣内を占領していく様子が肉幹を奔る白濁液の熱によって城太郎に生々しく届いた気がした。
二人とも服を脱ぎ散らかし、生まれたままの姿になって抱き合っている。
野薔薇が照れながらも城太郎の胸に顔を埋めてきたので、彼はそのまま抱きしめる。
バックからの膣内射精をした後、城太郎と野薔薇はベッドに倒れこみ、じゃれ合うような時間を暫く楽しんでいた。城太郎に乳頭を吸われ、わななく野薔薇。
直近の危機はあるが、法悦が深ければ深いほど術の効力が増す以上、このような行為も肝要であった。
「ぁ……うん」
城太郎は野薔薇の中から肉幹を引き抜く。彼の身体に呪力の充足感が満ちていた。精神が高揚する、身体が熱い。
解放された裸形の野薔薇からは、注ぎこんだ精液が零れる。どれほどの量が彼女に注がれたのかと、自分で驚くほどだった。
「ありがとよ、俺みたいなのにここまで付き合ってくれて。ちゃんと結果を出さないと流石にダサいからね。見せてやるさ……俺の剣!」
野薔薇には自分の上着をかける。服を纏い、城太郎は伸縮式警棒を手に取る。
即席で作った結界陣を越えて、呪霊と対峙する。奏でられる演奏。呪力の流れも、今のブーストがかかった城太郎には容易に潜む場所を見抜けた。
「剣神呪法!」
城太郎が手にした警棒が呪力を纏い大剣を形作る。
手で握った物体を鋭利な魔剣へと変える術式。鉄パイプや食事用ナイフのようなただの器物だろうが、呪具の刀であろうが関係なく魔剣へと変貌させる。シンプルに“斬る”ことを極めた術式だ。
刃渡り一メートルを超す剛剣を城太郎が掲げる。斬るのは呪いが流れる先───
「やれやれ。んじゃま……行くぜぇっ!!」
剣が振るい、刃に呪力を込めて刀身部分を瞬間的に伸ばす。四〇メートルを超えた斬撃によって呪霊は呪いごと両断された。
◇◆◇
「初のペア任務達成、お疲れ様~! 城太郎、野薔薇!」
下山した城太郎たちを迎えたのは五条悟だった。黒塗りの高級車から出てきた最強の呪術師はいつもの軽い口調と高いテンションで教え子たちを出迎えたが、目敏く変化を見て取った。
「……へぇ」
「な、なんですか!」
五条はニヘラと笑い、城太郎に肘打ちを何度もする。「やるじゃないか」とでも言いたげな態度がうざい。
「あ、それと野薔薇。首筋の痕が目立つから隠したほうがいいよ?」
「は? ……あっ!」
何かに気づいた野薔薇は赤面しながら首筋を手で隠す。彼女が隠したところにはキスマークがあった。
城太郎をスカウトした五条は陰陽術式を知っている。つまり、彼らが山で何をしているのか既に知っているのだ。
「所有者の刻印というか、牡のマーキングって感じだね~」
「黙れ、バカメカクシ!」
視線に熱量があれば人間を焼き殺す殺人レーザーになりそうな視線で、野薔薇は五条の揶揄いに反応する。城太郎としては下手に言えばとばっちりを受けそうなので沈黙する。
「まあ、でも。今後は二人とも大変だと思うけど頑張ってね」
「あ、あー。そうだった」
「な、何どういうことよ?」
「いやぁ、それは僕の口からは言えないなぁ」
韜晦する五条、悩む城太郎、意味がわからず戸惑う野薔薇。帰りのみちは賑やかしく、騒がしい時間となった。
◇◆◇
五条が言う大変なこととは、陰陽術式の効果によるものだった。
この術を施した男の男根は妖しき螺旋を持つ肉筒となる。それは女の愛液に濡れたとき、女の肉体にも螺旋が印せられるのだ。この条痕を持つ女は刻んだ男へ愛執の念を持つことになるのだが、その情念がどれほどであるかまでは、個人差があり測ることはできなかった……。
「城太郎……」
「あれ、野薔薇ちゃん? どうしたの、集合時間間違えてた? いま準備するから……」
一週間後、再びのペア任務。城太郎の部屋に野薔薇がやってきた。隣室の伏黒恵は別任務へ出ていて不在だった。
城太郎はすぐに野薔薇の異変に気付いた。眼が恍惚とけぶり、唇が柔らかく濡れていた。
「もしかして、野薔薇ちゃん?」
「……次の任務に向けて、念のため……さ。やらない?」
鈍く、昏い光を瞳に湛えながら、野薔薇は蠱惑的な笑みを浮かべていた。
主人公の性格、級友の虎杖、伏黒ともやっていけそうな人柄にしつつ、ワールドトリガー編の御厨具教とも異なる人柄を考えるのは悩ましかったです。ヘラヘラ笑うことが多いけどいい人です。
ワールドトリガー編がいちゃラブになりましたので、方向性を変えてみました。呪術廻戦ではこの類のお話では誰が人気なのでしょうね?
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