城太郎について悩んでいるのは剣神呪法で領域展開するならどういうものにしようか、と考えてます。渋谷事変とか死滅回游とかどうしよう……
「あ、真希さん起きましたか」
「……城太郎か」
目覚めた真希は不機嫌そうに城太郎から手渡された眼鏡を受け取る。
「ここどこだ? というか、私はどのくらい寝てたんだ」
「ここは高専と連携している病院。そして真希さんはだいたい二一時間ぐらい寝てた」
「ほぼ一日じゃねぇか」
「あと一日、僕らはここで様子見の入院です。この病室も二人だけで患者は入りません」
「悪かったな、城太郎。お前が私を連れて降りてくれたんだろう」
「いやいや、大したことはしていませんよ」
城太郎の話では人事不省になった真希を抱きかかえて、補助監督の到着を待たず近場の病院まで走ってきたらしい。その距離や時間を考えれば驚異的な走力で駆け抜けたと推察できる。
「ここまで連れてきたことだけじゃねえよ。呪霊を祓うときにもヘマしちまった」
「気にしないでくださいよ。フォローし合うためのペアなんですから。まあ、そういう真希さんの丁寧なところいいと思うけど」
「……うるせぇよ」
彼らは上層部から下された命令で呪霊退治に関東の某所へ赴いた。討滅対象の呪霊は一級以上の存在だった。その呪霊は記憶を遡らせる事ができ、人々の諍いを楽しむかなり悪質な呪霊だった。
呪霊そのものは退治できたが、消滅する際に拡散した呪力の余波を受けたためか、真希は誰かの記憶を垣間見てしまったようだ。
「こんなことならば、やっておけばよかったな」
「いきなり何言っているんですか。……一度だけ、という話だったでしょう」
「まあ、そうなんだがな!」
すっと目をそらしながら言う真希を、胡乱げに城太郎は見た。
城太郎と真希が関係を持つようになったのは、今年の三月頃。級友の釘崎野薔薇よりも前に男女の仲になっていた。
きっかけは野薔薇と同じく、やはり窮地から脱するために行ったことだったのだが真希とはその一回が初めてだった。
初めて会った頃に城太郎は真希に惹かれたものの、彼女にいい仲の先輩がいると知って落ち込んだが、窮地に陥ったときの成り行きで関係を持ったときは気分が高揚したものだった。
禪院真希は一七〇cmのスラリとしたモデルのような美しいスタイルの美人だった。つり目は長い睫毛で一層妖艶な美少女。前髪は眉のところで切り揃えられており、後ろでまとめられたポニーテールは、髪の一本一本が黒絹のように美しい。
色白のキメの細かいスベスベの美肌にスラリとしたボディ、長く伸びた手足がとても美しい。鍛えられているが筋肉はつき過ぎることはなく女性的魅力を損なうことがない肢体。
城太郎とて健全な青少年だ。それほど魅力的な美女に心惹かれないわけがなかった。そして真希の冷遇する禪院家を見返すために鋭意努力する彼女の人柄そのものも好ましく思うのだ。
「なんかおかしいですよ真希さん」
「……」
苦虫を嚙み潰したよう顔を顰める真希。自分が今、常態とは異なることには気づいていた。
「お前さ、野薔薇を抱いただろう?」
「!? なんでそう思ったんですか?」
「いや、わかるだろう……」
真希はやや呆れた様子で嘆息した。城太郎と野薔薇の距離感が変わったように感じたのは随分前だった。
変化は城太郎だけではない、野薔薇が城太郎と接するときに今までにはない──女の艶めいたものを発しているように見受けられた。そして時折向けられる視線の熱っぽさを気づいてしまった。
城太郎は野薔薇と関係を持つに到った経緯を真希に話した。
「そして今も野薔薇ちゃんとは色々やっているわけです」
「色々か……」
「色々です……」
恥ずかしさと野薔薇の名誉のため、城太郎は詳細な内容は話さなかった。
城太郎に真希が追及しなかったのは自分自身の気持ちにも困惑していたからだ。
真希は気づいてしまった。何度も城太郎と関係を持つ野薔薇に嫉妬していることを。
「……まったく、だせぇな、私は」
そう呟いた真希が城太郎を見たときの目は、何かを決断した表情だった。
◇◆◇
真希は仕切りカーテンを閉めて、靴を脱いで、城太郎のベッドにあがってくる。
彼女の瞳には昏い光が宿っている。真希が本気であることを城太郎は察した。
「……本気ですか?」
「ああ、本気だ。ずっと我慢していた……だけど野薔薇にばかり取られるのは嫌だ」
陰陽術式の影響は確実に真希にも及んでいた。城太郎を求める飢えを耐えるため、毎晩自慰に耽るものの、満足ができない日々を送っていた。その溜まった不満がついに理性の箍を外して、現れた。
「……ここまで煽られて、こっちも止まりませんよ」
城太郎は手を伸ばし、入院服の胸元をはだけさけ、グレーのキャミソ―ルをめくりあげると、タプン、と乳肉を弾ませながら艶めかしい乳房を露わにさせる。
形がよくふっくらと弾力がある、玉椀を伏せたような乳房。その頂点にはツンと勃つ淡い色の乳首が乗っている。
真希のズボンを脱がすと、真希も城太郎の意向に従ってズボンを脱ぎ、パンティも片方の足首からんだままになり、下はノーパンになった。恥毛は濃く、城太郎をより昂らせる。
真希は悪戯めいた笑みを浮かべると、城太郎は仰向けに押し倒された。
「ふふっ」
普段とは異なる、女という顔で笑みを浮かべる美麗な呪具使いが、城太郎の入院着の前をはだけさせて、ズボンとパンツを下ろし、足先から豪快に抜き取った。
肉幹はすでに、天を衝くほどにそそり勃っている
「エンジン全開だなぁ、真希さん」
「興奮しちまったんだ」
拗ねたように言う様子が、城太郎には可愛らしく思えた。
「野薔薇だけ抱いて私を抱くつもりがないと思われたら、そう考えたらどうしてもお前とこういうことをしたい、そう思って興奮が静まらないんだ」
真希が肉幹を握ってくる。しなやかな指の感触が気持ちよくて、ペニスがさらにふくらんで硬くなる。真希は右手で肉幹をキュッ、キュッとシゴいてくる。
「くっ……ううっ……、真希さん。乙骨先輩はどうするんですか?」
「乙骨を嫌いになったわけじゃない。あいつへの感情が変わったわけじゃない」
真希の中で乙骨への親しみ、好意は、城太郎と交わることがあっても増えることも減ることもなかった。
「だが、失っては凄く後悔するそういう男に出会っちまったんだ」
クスリと笑う真希の、情欲に燃えた顔。乙骨への感情は変わらない、だが、このわずかな期間でも城太郎への思いがますます強くなっていた。奇しくも、野薔薇という後輩の存在が真希の中で城太郎の存在が強くなるきっかけだった。
野薔薇だけのものになって欲しくない、自分も失いたくないという願いを彼女に自覚させたのだ。
真希に肉幹の根元からこすられる。城太郎は「くっ」と声を漏らして、腰を震わせる。
「ああっ、大きくなった。ふふふ」
肉幹を離した真希は、キャミソールを乳房の上端に引っ掛けたまま、入院着の胸元をさらに大きく広げて美乳を見せつけてくる。
入院着の裾をまくり上げ、ピンクの恥部を見せてくる。
「おお……エロ。そんな格好を見せてくれるとは」
「そりゃあ、こんなこと、したことないからなっ」
真希は切れ長の美しい目元を吊り上げる。真希が知る男は城太郎だけだ。彼にしたことがなければ、彼女にも経験があるわけがなかった。
城太郎の脚を開き、その脚の間で真希は四つん這いになる。
肉幹の根元を握ると、ゆっくりと身体を預けるようにして、口元を寄せてくる。
「おおっ」
亀頭部に、チュッ、チュッと唇でキスされただけで城太郎の股間が滾る。さらに、真希はゆっくりと上から肉幹を頬張って、ペニスが生温かい粘りに包まれた。
「くっ!」
肉幹が蕩けそうな思いだった。
真希はいったん勃起を口から離すと、ぺろぺろと亀頭の裏側を嘗めながら、上目遣いに城太郎を見つめてくる。
胸元がはだけて、白い乳房が見えている。そして入院着がまくれて見えている恥部。
「すごく、エロいですよ、真希さん」
震えるような興奮で、城太郎は思わず声を漏らした。
真希は涼しげな目元をピンク色に染めながら、「ううんっ」と存外に可愛らしく呻いて、ツゥーと舌を表皮に這わせてくる。
快楽に呻く城太郎の様子を見て、真希はますます情熱的に顔を上に向かせて、勃起を包むように先端を刺激しながら、唾液まみれの舌でカリ首の裏側の感じるところを嘗めている。
「……っ!」
下腹部が痺れるようになり、城太郎は悶えてシーツを握りしめる。真希はOの字にした口で頬張り、温かい口腔内で城太郎の分身はこすられる。
「うううっ」
とろけるような快感に、城太郎はうっとり目を細める。
ぐちゅぐちゅという唾液の音を立てながら、真希は顔を打ち振って、唇で表皮をシゴいてくる。
下ろしている長い黒髪がゆっくりと動いていた。魅力的な先輩が、洗ってもいない汚い性器を口に咥えている。城太郎はまじまじと見つめた。
「……むふんっ」
城太郎の視線を感じたのだろう。真希はちらりとこちらを見てから、すぐに恥ずかしそうに目を伏せる。
だが、少し顔の角度を変えて横から見れば、肉幹が端麗な口から出入りしているのがはっきりと見える。
「スゲー気持ちいいです」
「うまくやれるようになったか」
勃起をちゅるっと吐き出した真希が、言った。目尻の切れあがった涼やかな双眸を向けてくる。そして微笑むと、またぱっくりと咥え込んできた。
「ああっ……」
城太郎が大きく仰け反ったときだった。ガラッと扉が開いて、病室に級友の伏黒恵が入ってくるのが目に入った。
(まずいっ)
城太郎が股座に顔を埋める真希を見た。彼女も強張った顔をして、勃起を吐き出した様子をうかがっている。
ベッドの三方は白いカーテンで覆われていて、外からは見えない。だが枕元の部分は、寝ている顔だけが見えるようになっている。
寝たふりしようかと思ったが、もう恵と目が合ってしまったから無理だ。
「鹿島……大丈夫か?」
「やあ恵君。一応大丈夫だけど、今日中は寝て療養中さ」
「そうか、まあ養生しろ。……禪院先輩は?」
城太郎の股座で真希がビクッと身体を震わせた。
「え……あー」
どうしようかと思って横目で見れば、真希がジロッと睨んできた。
「あぁ、なんか暇だからって出て行った。散歩でもしているんじゃない?」
「……いいのか、それ?」
「まあ、よくはないかもね。だけど天与呪縛で身体は頑健だし、立ち直りは早いんじゃないかな」
真希は呪術師における天与呪縛と呼ばれるものがその身に課せられている。彼女は本来持って生まれたはずの術式と呪力を持たない代わりに人間離れした身体能力を得ているのだ。
「みんなはどうしてる? 悠二君とか……野薔薇ちゃんとか、うっ!」
思わず呻き声が漏れる。見れば、真希が不機嫌そうな目をして勃起している肉幹を咥えてきたのだ。
「ん? どうした?」
胡乱げに恵が見てくる。城太郎はいつものへらへらした笑みを浮かべた。
「なんでもないよー」
会話しながらも、下腹部は美人呪術師におしゃぶりされている。
(本気かコイツ!)
城太郎が真希に目を向けて訴えるのが、彼女は上目遣いににっこりと微笑むと、再び情熱的に顔を打ち振ってくるのだ。
長い黒髪がさらさらと腹をくすぐってくる。
城太郎が恵と会話しているのが辛くなってくる。野薔薇や悠二なら兎も角、恵の性格上わざわざカーテンをめくることもなく、城太郎が寝るベッドからも距離を取って話しかけている辺り、彼なりの気遣いだろう。城太郎もそれには感謝している。特に今。
「……んんぅん……ううんん」
カーテンの中では、真希が小さく色っぽい呻きを漏らして、献身的とも思えるほどに、一心不乱に頭を打ち振るってくる。
恵との会話に集中しようとしても、肉幹が蕩けるように痺れてきて、どうにもならなかった。
「んふっ……」
真希は咥えたまま、ニヤリと笑う。おしゃぶりをやめるどころか、根元まで強くシゴいてくる。
四つん這いになった真希の生ヒップが、もどかしそうに、ぷりんっ、ぷりんっと横に動いている。
悪戯しているだけでなく、感じてきているのは間違いなかった。
そんな悩ましい美人呪術師の痴態を見せつけられて、城太郎が興奮してしまうのも無理はなかった。
スリルと相俟って、下腹部は射精前の疼きがこみ上げてきた。恵の隙をついて慌てて上体を起こした城太郎は、真希の顔をペニスから離させた。
真希がムッという顔をするも、それならばと、今度は自分で入院着をまくって、大胆に城太郎の腰を跨いできた。
(マジかよオイ!)
城太郎は大きく目を見開き、真希を見た。
入院着の胸元をはだけた美人呪術師が、騎乗位で後輩の生のチンポを挿入しようとしている。
近くに級友がいるので焦っているが、とろんとした目で見つめられると、なんとも色っぽくて、強く抗えなくなっていく。
真希がM字に開脚して、肉幹を持って自分のワレ目にめり込ませていく。ゆっくりと肉幹が奥に嵌っていく。
真希は腰を落としきり、城太郎の肉幹は真希のおまんこに呑み込まれた。
「ンンッ!」
真希は声を漏らしそうになり、慌てて自分の指の背を噛んで、喘ぎ声をこらえる。
膣中はきつく、締めつけがかなり強かった。とろとろにとろけた媚肉が、ギュギュッと食いしめつけてくるのだ。久しぶりの感触だなと、一瞬だけ恵を忘れて真希の身体を堪能した。
(なんだこの状況?)
城太郎は思った。寝そべったまま、横を向けば近くに立っている恵と話しているのだが、正面を向けば、カーテンに隠れた美しい呪術師が、騎乗位で城太郎と繋がっている。
このような異様なシチュエーションで、興奮しないわけはない。
真希は片手で口を塞ぎながら、もう片方の手を城太郎の腹部においてバランスを取りながら、くいっ、くいっ、と腰を前後に動かしはじめた。
(やべっ、腰使いがうまくなってる!)
あまりに気持ちよくて、驚いた。真希はそれでも音を立てず、カーテンにシルエットが出ないように気を付けながら、静かに腰を動かしている。
そして、そのゆっくりとした腰の動きが、逆にいい。真希は汗ばんでいて、乳房にも玉のような汗粒がついている。
汗と体臭の濃厚な匂いに、城太郎はくらくらした。真希と汗だくになりながら交わりたい。そう思っていたとき、恵が知らず知らずのうちにアシストした。
「じゃあ、俺はもう帰る」
「そうか、わざわざありがとうね。明日退院だから、お昼頃には高専に帰れると思う」
「そうか」
恵が部屋を後にする。ドアが閉まり、数拍して城太郎と真希は同時に安堵のため息をつく。病室はまた二人きりになった。
「驚きました。ジョークでもたち悪いですよ」
「私とイイ事している最中に他の女のことを訊くほうが悪い」
真希はうっすらと口角をあげる。騎乗位で繋がりながら、真希がクスクス笑って身体を揺する。その振動が、ペニスから城太郎に伝わってくる。
「くうう……だ、だけど、そんなに野薔薇ちゃんとやるのが気に食わなかったんですか?」
「そうなるな。自分でも驚きだ。私から抱いてくれと言ったことだし、別にもう野薔薇を抱くなとは言わない。だが私とのことをこれっきりにするのは嫌だと思ったんだ」
真希がじっと見つめてくる。城太郎は大いに驚いた。
「陰陽術式の影響ですか? まさかここまで影響があっただなんて、すみません」
陰陽術式をもって交わった女は施術者である男に妄執を抱くようになる。文献ではどの程度の影響か、個人差などが記述はなかった。真希は一度交わって以降、表面的には変わりがなかったため、野薔薇が特別強い影響があったかと思っていた。まさか、真希がここまで思いつめるほどに精神へ影響が及んでいたとは……。
「謝る必要はねえよ。私の中ではもう納得できている。術式の影響だろうがこの気持ちを受け入れるってな」
真希がまじまじと見つめてくる。濡れきった瞳に城太郎はドキッとする。
乙骨を差し置いて、真希と交わるのは本当によいのか。彼女が妄執に囚われて正常な判断ができなくなったのではないか。
城太郎にはわからない。でも今は、彼女の言葉を信じておきたい。
「なあ、突いてくれ。お前のが、私の中、いっぱいになってる」
そうおねだりしながら、真希が腰を揺する。城太郎は真希の象牙の柱のような腰を掴み寄せて、下から腰を押し上げる。
「んあっ! あああああっ!……いいっ、いいっ」
下ろした長い黒髪が、真希の身体の揺れに合わせて、暴れている。
「はあん……ああっ、な、なあっ、キスしようっ」
上になっていた美人呪術師は、前傾して顔を寄せてくる。そして城太郎をギュッと抱きしめて、舌をからませてきた。城太郎もそれに応じる。
美女の甘い唾液と、押しつけられた乳房の感触に肉幹がビクビクする。もっと味わいたいと、真希の生尻を掴み、グイグイと奥まで突き入れると、
「アンッ、あんっ……」
気丈な真希には珍しい、女性的でなよやかな嬌声を上げた。それが本当に感じているように思えて、城太郎の心は踊る。
「気持ちいいっ、オチンチンっ、城太郎のオチンチンが中でかき混ぜてくるっ、あんっ、いやっ、あああんっ」
たまらないとばかりに、キスをほどいてしがみついてくる。普段の彼女を知る者ならば信じられない、可愛い仕草でこられたら、城太郎でもたまらない。
真希の尻たぶに指を食い込ませ、ずん、ずん、と下から腰を突き上げていく。
「あんっ、ああっ……すごいっ、城太郎、気持ちいいっ」
一撃、一撃をゆっくりと腰を打ち付けながら、真希を抱きしめつつ、右手で下から乳首をいじる。
タプンタプンと揺れる乳肉はさらなる刺激にさらされる。
「あんっ……ヤバいっ……それはヤバい……気持ちいいっ、良すぎるぅ……」
真希は乳頭部が感じやすいと知っている城太郎は、彼女の反応を楽しむように乳房の先を指で撫でたりひねったりすると、
「あぁっ、んあっ、んあぁっ、はあぁっ……!」
真希の欲情した声に、さらに切羽詰まったような音色が混ざり合う。ぬちゃぬちゃと粘っこい淫液の音がして、真希の腰がうねってくる。
「んひんっ、イ、イクっ、ビリビリゾクゾクっ、体中にっ、すごいのっ、来る! んああっ! っっっ、ふううっ、っ、ぁぁっ……!」
「もっと感じさせてあげますよ。先にイッてください」
真希が顎をあげて、可愛らしく悶える。城太郎は迫りくる射精のしたくなる衝動を堪えながら、下から媚肉にずんずんと突き込んだ。
真希の膣がキュウウと締まった。
「あっ、ダメッ……ああんっ、イクッ……あふんっ……イクゥゥ!」
真希が叫んだ。上に乗って城太郎にしがみついたまま、真希は入院着のまとわりついた腰をガクンガクンと淫らに痙攣させる。
その動きに呼応して、亀頭部に一気に熱いものがせりあがってくる。
「出るっ……真希さんっ、出しますよ」
城太郎が一気に腰を打ち付けて、膣奥にしぶかせる。
「お゛おっ、ほっ、あ゛ああっ、んぉっ……熱いのいっぱい出てるっ……」
騎乗位の体位で射精するのは、城太郎にもあまり経験がないことだった。真希はさらにギュッと抱きしめてくる。
「あんっ、な、なにこれっ……またイッちゃう! ああんっ、気持ちいいっ!」
真希が耳元で叫んだ。身体が小刻みに震え、腰が再びガクガクと大きくうねる。
(おお、連続イキだっ!)
女性はイキッぱなしになることがある、とAV等では見たことがあるが、演出だと思っていた。だが、現実で上に乗っている美しい先輩が、続けざまにイッているのだ。
「くうう……」
長い射精ののち、城太郎はようやくすべてを出した。真希は暫く抱き着いたまま、はあはあと肩で息をしている。目を閉じたのはエクスタシーの余韻に浸っているのだろうか。
「大丈夫?」
城太郎が訊くと、
「お、降りられない……」
珍しく情けない声音で言うので、城太郎はギュッと抱きしめたまま身体を入れ替えて、肉幹をずるっと真希から抜いた。
「あぁ……気持ちいい。今まで避けてたのが馬鹿みたいだ」
恍惚とした表情でそう呟く真希の艶姿に、城太郎の下腹部は早くも反応した。
「おい、城太郎」
「なんです?」
「退院したら野薔薇とも話をつけよう」
「……まあ、なあなあにしないでしっかり話したほうがいいだろうな。僕、殺されるかもしれないけど」
「そしたら、私がお前をフォローしてやるよ」
真希が城太郎に微笑みかける。彼女は上体を起こしてキスをしてくる。
「んん……」
城太郎が真希の舌をからめるキスをしていると、官能に酔った声を彼女はあげる。徐々に力を取り戻した己の分身の塩梅を見て、まだやれるなと城太郎は思ってしまった。
◇◆◇
後日、鹿島城太郎、禪院真希、釘崎野薔薇の間でいくつかの取り決めが秘密裏にできた。
・表向きは今までの通り生活して関係については秘匿すること
・関係を秘匿するためには全員協力すること
・陰陽術式を使用するしないに関わらず避妊を心がけること
・もしも第三者をこの関係に加える場合は城太郎だけでなく、真希や野薔薇の意向も尊重すること
禪院真希の人生において深く関わることになった鹿島城太郎によって、彼女の人生はどのような影響があるのか、それは未だ誰も知らない。
原作が辛すぎるのでここでくらいは真希と真依は救いたいな……
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