side未来
昼休み、僕はいつものように購買部で焼きそばパンと牛乳を買ってきてから教室に戻る道中でのこと…
「朝倉先輩、助けてください!」
「どうしたの、急に…何かあったのかい?」
後輩の女の子が僕に助けを求めて廊下を走ってやって来る。普通なら生徒会長の立場として『廊下は走るな!』と怒るべきところだが、余程急なのだろう…
「ちょっと君ぃ〜、逃げないでくれよ〜!俺と一緒にSwitchの桃鉄で3年決戦して遊ばない?昼休みで終わるし、変なことはしねえからさ〜♪」
すると、黒髪を首ぐらいまで伸ばして前髪を左に垂らした童顔の男が追いかけてきた。僕には誰なのかは分かる…
「澄晴(すばる)くん、何をしてるの?」
「えっ、先輩の知り合いなんですか?」
「まあ、ちょっとね…」
「ちょっととは何だよ、未来…俺とお前はお友達じゃねえかよ?」
「それは知ってるよ…で、澄晴くんは一体何で桃鉄を?」
「ああ、ちょっと気に入った女の子に桃鉄やろうって誘ったんだよ。そしたら、逃げられてさ…俺に勝てたら飯を奢るつもりだったんだぞ!?」
自分から食事代を奢ると男気は見せるものの結局はナンパしてるんじゃないのか…こういう行為は迷惑だから止めてほしいと言ってはいるが、まともに聞いてくれなくて少し困っている。
「とりあえず、一旦ここを後にして僕とご飯を食べようか…お昼は何か買っている?」
「心配するな!カレーパンと牛乳は桃鉄をやりながら食べたり飲んだりできるように用意してるぜ?」
「それなら、行こう…澄晴くんが迷惑をかけてごめんね?」
「あっ、はい…」
そして、僕は澄晴くんを連れてどこかへ移動するのであった。本当に彼は自由人だから友達とはいえ、少し扱いに困るものだ…
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僕達は校舎裏にあるベンチに座って昼ごはんを食べながら桃鉄の3年決戦をやっている。そうそう、紹介が遅れたね…彼の名前は大空澄晴(おおぞらすばる)、僕の幼馴染にして唯一無二の親友だ。某大手事務所のVTuberと名前は同じ読みではあるが、あっちは女の子でこっちの澄晴くんは見たまんまの男なのは言うまでもない。そんな彼は美容意識が高くて顔面の偏差値はそこそこ高いのだが、学力の偏差値は低くて僕がいつもテストの度に僕がいつも教えて何とか赤点は回避している模様。性格に関しては簡単に言えば僕とは真逆でチャラくて豪快な性格の持ち主だ…
「うわっ…さくまのヤツ、絶好調モードに入りやがった!この世の終わりじゃねえか!?」
「大丈夫、さくまにはキングボンビーになりそうな貧乏神がついているよ!このまま逃げ切ればいい話だね。」
「そうこう言ってる間に俺に貧乏神擦り付けてきたぞ!さくまめ、ぶっ殺す!!」
澄晴くんはどうやらマジのようだ…彼は昔からこうである。ゲームをやっている中で不都合なことがあったらすぐに怒りを露にしてしまう…それでも、ゲーム機を壊したりはしないことが唯一の救いである。ちなみに、言い忘れていたが…ウチの学園は高等部限定でNintendo SwitchやPSP等の持ち運びのできるゲーム機に関しては授業中に使わない限りは持ち込み可能だ。
「まあまあ、落ち着きなよ?それで、僕から本当にお願いがあるんだけどさ…女の子をナンパするのを止めてくれないかな?僕のところに苦情が来てて女の子達が困ってるんだよ。」
「ふぅーん…で?」
「で、じゃないよ!僕は生徒会長として学校の雰囲気が悪くなることを黙って見過ごす訳にはいかないんだ。たとえ親友だとしても許すわけにはいかないよ…」
「ハハハッ、お前は頭が固いんだよ!そんな調子だとお前の好きな明日奈ちゃんは振り向かねえぜ?」
「あのね…!」
「いいか?俺達、人間というのはいずれ結婚するものだ…そうなるとその相手を一途に愛さないといけない。それはつまり、男の場合は女遊びができねえんだよ!お前も少し女遊びを覚えれば女の子にもっとモテるぜ?」
「そう…かな?」
「ああ、違ぇねえよ!そんな俺は若くて何にも縛られないうちは豪快に火遊びする…それがマイロードだぜ♪」
澄晴くんは奥深いことを言っているのかもしれないが、単に女の子をナンパしたいだけである…普通の人なら呆れるかもしれないが、これが彼の長所。ブレない芯の強さというのは色んなことで発揮されていて、それが僕の生徒会長としての活動に役立つことも結構ある。本当に頼りになる存在だ…
「まあ、とにかく火遊びはほどほどにしないと…火事が起きてからじゃ遅いからね?」
「分かってるって!マッチ1本火事の元、気をつけますよ〜。」
「それならいいけど…」
「あっ、明日奈ちゃん!」
「えっ、どこどこ!?」
「隙あり♪」
「もう、いないじゃないか…ってなんでキングボンビーが僕のところに!?」
「ふはははっ、お前がよそ見してる隙に熟成したキングボンビーを擦り付けておいたぞ!これで俺の勝ちだ〜♪」
「澄晴くううううううん!!」
「やべっ…未来が追いかけてきたぞ、逃げろ〜!」
それからは僕と澄晴くんはコントローラー片手に追いかけっこを繰り広げて桃鉄どころではなくなった…こんな僕と澄晴くんをこれからもよろしくね!
人物紹介
大空澄晴(おおぞらすばる)
CV:吉野裕行
身長:174cm
体重:62kg
誕生日:7月2日
年齢:満18歳
この物語のもう1人の主人公。未来とは幼馴染で大親友のチャラ男で女子にナンパ三昧な無類の女好き。生徒会長の未来に苦情が毎日のように来ていて、彼は手を焼いているが持ち味である芯の強さに助けられていることもあってか大目に見ている。そんな彼はゲーム好きで最近は桃鉄がマイブーム、性格は未来とは正反対で豪快な性格を持っていてエッチも積極的で強引な仕掛けを好む。勉強に関しては苦手でいつも未来に助けられている。
某大手事務所のVTuberと同じ読みの名前ではあるが、本人とは無関係な上に性別も異なる。
こんな感じで、澄晴のこともよろしくお願いしますね!ちなみに、次回はリクエスト話を書く予定です。
ノエルとマリンのマジエチでの一人称は?
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実際と同じ
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『私』で統一