この度、懇意にしている他のオリジナルライダー作家の皆々様の作品に刺激され
挑戦の意味もこめて初めてのR-18作品を執筆するに至りました。
この手のジャンルは手探り状態での処女作となりますので至らない部分が多いかと思われますが生暖かい目で見守っていただければ幸いです。
サブタイにあるように前後編となっておりますので今回は本番行為はありませんので何卒ご了承くださいませ。後編と合わせて一応、愛のお話になる予定(汗)
これは望月沙夜と常若永春が恋人として結ばれてから、ほんの少し未来のお話。
「ハイヤ――!!」
『アアアアァ!!』
人気のない山林の奥で凛としたビャクアの声が響く。
今日も今日とて化神退治に東奔西走する彼女、此度の相手は不格好な茸のような化神だった。
躯を手に入れたばかりなのか、元々知性が低い個体なのか人語を介することもなく獣性に任せて襲ってくる。
「甘い!」
気合一発、放たれた大鎌の刃が周囲の雑木林や敵の触手を一切合切薙ぎ払う。
全身から生える尖った無数の枯れ枝のような触手は厄介だが本能に任せた動き故に単調で読みやすく戦いは終始ビャクアの優勢で進んだ。
「このまま押し切る。オン・カルラ・カン・カンラ――退魔覆滅技法!!」
『ア゛アアアア!?』
「――断邪!!」
一足飛びで相手の懐に侵入したビャクアは化神の腹に押し蹴りを決めて怯ませえると続け様に頭を踏み台に飛翔。愛用の大鎌を神通力で巨大化させると渾身の力で降り降ろした。
『アギャァアアアアアア―――!?』
「え……うっぷっ!? なんですかこれ? キノコの胞子!?」
一刀両断されて沈黙した化神はビャクアの目の前で爆発四散した。
しかし、その際に少々いつもとは違う異変が起きてしまった。
爆風に混ざって不思議な香りの粉末が砂煙のように飛び散ったのだ。そして、それは傍にいたビャクアの全身にも噴きつけられた。
「けほ……こほっ! 少し吸ってしまいましたね。毒ではないといいのですが……用心はしておきますか」
咳き込みながら風上に移動したビャクアは暫く様子を見て自分の体に異変が無いことを確認すると変身を解いた。
生身に戻っても痛みや幻覚症状なども見当たらず、強いて言えば戦闘後特有の体の火照りを感じる程度だ。これぐらいなら何時ものことと思いつつ、沙夜は万が一に備えてハヤテチェイサーに携行している御守衆秘伝の気付けの効能を持った漢方薬を飲んでから帰路に就くことにした。
この選択が数時間後に我が身に大変な事態をもらたすとはこの時は知る由もなかった。
※
化神退治を完了した沙夜は居候先の六角家――ではなく、永春が下宿している笛吹荘にやってきていた。というのも永春と出会ってからあっという間に過ぎた一年以上の歳月の間にちょっとした騒動があって沙夜は数ヶ月前から笛吹荘の下宿人の一人になっていた。
「ふーっ。何でしょう、今日ってこんなに暑かったですっけ?」
駐車場に停めたハヤテチェイサーから降りた沙夜は首筋に浮かぶ汗を拭って熱っぽい吐息を吐く。肌寒く感じるようになった風を切って帰って来た筈なのに体は冷えるどころか激しい運動をした後のように熱い。心なしかだるくて頭がくらくらするような気もする。
「最近、化神退治に遅くまで遠出も多かったですし疲れがたまっているんでしょうか?」
微かな倦怠感と火照りに戸惑う沙夜。
喉の痛みといった風邪の症状は感じられないがどうにも調子が優れない体に首を傾げながらも沙夜はその原因を特に気にすることもなく、途中で寄ったスーパーで買った食材が入ったエコバックを片手に笛吹荘の中へと入っていった。
今日はもう一人の下宿人である水樹は大学の仕事の都合で出張中のため不在。大家の静江も息子家族と一緒に旅行に行っていて留守にしていた。
つまり今夜は永春と二人っきりというわけだ。
一緒に夕飯を食べて、彼の傍でのんびりとくつろげると思うと疲れた足取りも心なしか軽くなっていた。
「ただいま帰りました」
「おかえり沙夜さん。怪我とかしなかった?」
「ご心配なく。バッチリとタイムセールのお肉も手に入れてきましたよ」
「良かった。それにお使いもご苦労さま。じゃあ、ここからはボクが頑張る番だね! 気合を入れて美味しい夕飯作らないとだ」
もうすっかり初々しさも消えて、学友たちから若夫婦などとからかわれるほどに親密になった二人。普段は同じ屋根の下で共同生活をしている大人たちの目もあるので強く自重しているがそれも今夜は気にする必要もなく、存分に甘え合えると思えば自然と表情も緩むものだ。
「くす。期待していますよ……っとと!?」
「沙夜さん!」
そんな時だった。
永春にエコバックを手渡した拍子に沙夜は玄関の段差に躓いてしまった。
転びそうになった沙夜の手を引いて、永春は咄嗟に彼女を手繰り寄せるように抱きしめて受け止める。
「大丈夫!?」
「ん……え、あ……はい。ごめんなさい驚かせてしまって」
永春の腕の中でしばらく呆けていた沙夜は彼の呼び声でハッと我に返った。
ほとんど変わらない身長差ゆえに間近にある童顔な永春の顔に沙夜の体は芯から熱が上がるような感覚を覚えた。
「平気。それより、なんだか顔赤いよ?」
「そう、ですか?」
心配そうに自分の顔を覗き込む永春に沙夜は何故だか無性に気恥ずかしい思いが溢れ出してきて朦朧としつつ、同時にプチパニック状態になっていた。自覚のない間に思考さえおぼつかないようなことになっていると、ただでさえ近かった永春の顔が更に近付いてきた。
「ちょっとごめんね」
「ひゃ……っん」
「うーん? ちょっと熱いけど、風邪ってわけでも無さそうかな? 他に辛いところとかない?」
「ッ……い、いえっ!」
沙夜の体温を確かめようと自分のおでこを彼女のおでこにくっつけた永春の行為に思わず艶っぽい声が漏れてしまう。甘い猫撫で声が自分の口から飛び出した事実に沙夜は心底驚いた。
しかし、理性はすぐに熱に融けていく。
好いた人の顔に見惚れ。
愛する少年のぬくもりに快を感じる。
微かに残った理性でようやく自分の体に起きている異変とその原因を思い浮かべるがもう遅い。実は先刻倒した茸の化神が最後に放出した謎の胞子は催淫効果を持った強力な媚薬だったのだ。
「沙夜さん? もしもーし?」
「ふぅ……んん……あ」
まるで心地の良い温度の湯の中に潜っているような感覚で呆けていた沙夜の意識を永春の声が現実に戻す。しかし、理性を取り戻した間が少々悪かった。
(わ、私ってば……いま、なんてことを!?)
永春が額で熱を測っている間に沙夜は無意識に彼の背中にゆるりと両腕を回して抱きしめていた。力は緩くとも深く密に男の体に身を寄せていたのだ。
自覚は薄いが周囲からは羨まれるほどの豊満な双つの乳肉がつぶれるほどに密着して、気が付けば永春の下半身に自分の股座をすりつける一歩手前という有様だ。
「す、すみません! その、どうやら疲れが溜まっているみたいで今日はなんだか全身だるくて」
「今週の沙夜さん忙しくて帰りも夜遅かったからね。水樹さんの部屋からエナドリかなにか分けてもらってこようか? たぶんこの時間ならメールもすぐに返信くれるだろうし」
無自覚に言葉と行動の乖離が激しくなっていた。
沙夜は隙あらば永春を見つめていた。見つめながら慕情を燃え上がらせていた。
いまここで衣服を破り脱がして、自分のことを裸に剥いて欲求のままに抱いて欲しいと不埒な妄想を夢を見るような感覚でおぼろげに考えては振り払う。
「いえ、お気持ちだけで……ちょっと部屋で休めば大丈夫だと思うので」
「そう? 夕飯作ったら沙夜さんの部屋に持っていくよ。あと、風呂の用意も出来てるから何時でも入ってね」
「……ありがとうございます」
媚薬の猛威はそれを自覚した瞬間にあっという間に沙夜の心身を蝕んでいた。加えて、もしもの事態に備えて服用していた漢方薬が却ってその効能を促すという逆効果までもたらしていた。
情欲に茹った思考の中でどうにかまともな返事を返した彼女はふらついた足取りで自室に戻ると着替えを持って浴室へと向かったのだがその道中では絶えず、クチュリと卑猥な水音が微かに股間から鳴っていた。
※
「はぁ、はぁ……はぁ……これ、まずい」
石鹸で体を洗う余裕もなく沙夜は適当にかけ湯をして笛吹荘の広い湯船に飛び込んだ。
数人が一度に入れる広い湯船に揺蕩う彼女の肢体は傍から見ればとても艶やかで悩ましい。
170cmのすらりとした長身と凹凸がくっきりした瑞々しい女体は本人の預かり知らぬところで今までも多くの男を悶々とさせてきた。
しかし、そんな彼女はいま生まれたままの姿で真っ赤な顔を両手を覆い、いまの自分の非常事態に大いに狼狽していた。
「なんとかしないと……洗濯物も……あんなのバレたら永春くんに嫌われちゃう」
前髪の間から見える熱っぽく潤んだ瞳が恐怖で曇る。
脱衣所で服を脱いだ際には彼女の下着はじっとりと愛液の染みができていたのだ。
その事実が沙夜を自分は淫らな娘だと糾弾している様な気持にさせた。
「どうしたら……うぅ……ん……あぁ」
想像以上に切迫した事態に頭を抱えて嘆いた時だ。
ふいに沙夜自身の肘が湯船に浮かんだ片乳の先端に触れた。その瞬間、熱く蕩けた刺激が彼女を襲った。娼婦のような嬌声が惜しげもなく反響する。
「う、うそ……いまの私の声?」
沙夜とて年頃の少女だ。長らく光姫の許で女所帯で暮らしていたこともあってそういう知識もあるし、抗えない性衝動に隠れて自分を慰めた経験もゼロではない。
だが、それも普段は控え目だ。更に言えば御守衆の任務故に多忙な彼女はむしろ同世代の少女たちと比べればその手の行為は淡白な方である。
当然ならが恋人の永春ともキスや仲睦まじいスキンシップこそすれど、それ以上のことはまだ未経験だ。意識しなかったわけではないが環境やお互いに責任が持てる年齢と立場になるまではと我慢していた。
そんな清楚で無垢な彼女の心身は一度突き崩されてしまうと底なしの淫欲の前に相性は最悪であまりにも無力だった。
「は、恥ずかしいですが光姫さんに連絡して……いえ……まだきっと何か方法が」
広い湯船の真ん中で迷子のように身を縮めて沙夜は襲ってくる不安とこみ上げてくる情欲に耐える。けれど、形のない脅威は容易く彼女を籠絡する。自分たちは敵ではない、むしろ貴女の味方なのよと甘い囁きをするように――気が付けば沙夜は何を考えることもなくまるで呼吸をするようなさも当然といった所作で自然と自らの秘部を弄り始めてしまっていた。
「くぅん……あっ……ひゃうぅぅぅんっっ、あっ……あぁん」
拙い手つきで陰核も陰裂も関係なく白い指で掻き乱す。
一番風呂のお湯に自らの卑猥な蜜が混じってしまうことがイケないことだと感じならも、背徳感に抗えない。
「ハァ……ハァ……あぅん……んぉおお♡」
自分の体だからこその無遠慮な力加減でクリトリスを抓り、膣口をぐりぐり、ぐちゅぐちゅとほじる。電流のように全身を駆け廻る刺激にだらしのない喘ぎ声を漏らして、波のように押し寄せる快楽に溺れていく。
「だ、だめ……こんなことをしては……いけません」
しかし、絶頂を迎える寸前で指は止る。
御伽装士として戦う気丈な心がギリギリで沙夜の理性を繋ぎ止め自制を促す。
容易く色欲の甘楽に流されることができないそれはある意味で酷なことだ。
「昔から心頭滅却という言葉もあります……気持ちで負けてはいけません」
上気したふやけた顔に喝を入れて、彼女はふらつきなら一度湯船を出ると洗面器に冷水を張った。滝行というわけではないが一か八かで淫快を別の刺激で相克しようと試みたのである。
「化神が撒いた媚薬なんかに負けるものですか……!!」
卑劣な悪足掻きになんて屈しないと沙夜は気合を入れ直して思いっきり冷たい水を頭から被った。
「ひあぅ……いぃ♡ んっ、んんぅううくぅうううぅぅぅぅんんっ♡」
口から飛び出した大嬌声を最後に残った一握りの理性でなんとか押し殺すも既に媚薬で全身が性感帯に――否、念入りにほぐされた性器のように敏感になっていた沙夜は水の冷たさをも強烈な愛撫に変換して盛大に潮を吹いて絶頂してしまった。
糸が切れたマリオネットのように沙夜の肢体は水色のタイル床に横たわってしまう。陸に打ち上げられた魚のようにビクビクと痙攣しながら、達してしまった余韻に震える彼女の秘部に生え揃った艶っぽい陰毛はお湯とは違う水気でぐっしょりと濡れてふやけていた。
「そん、な……もう、私一人じゃ……ふうぅ♡ 太刀打ちできな……いぃ♡」
理性ではこの状況を憂わなければいけないのに、本能がそれを許さない。
快感を貪れと疼いている。
淫蕩に全身を染めてしまえと誘惑する。
羞恥心さえ溶けて消えてしまった沙夜は無我夢中でオナニーに耽る。
全身を震わせるエクスタシーの波に完敗してしまったのだ。
「ふうぅっ♡ くうぅぅん♡ とめら、れ……ない! あぁん……永春くん♡」
右手で秘部を激しくねっとりと弄りまわしながら、左手で豊かな乳房を揉みしだく。
涎を垂らした唇からは自然と彼の名前が出た。
先程の熱っぽい抱擁の感覚と永春の顔を極上のオカズにして、沙夜は淫らに自慰に没頭する。
「あつい♡ 熱いぃ……んふぅ、ふわぁぁ♡」
陰部への愛撫を一度やめて、一糸纏わぬ全裸では動くたびにゆさっと躍動する柔肉の双丘を両手で激しく慰める。キツい仕置きをするように乱暴に、繊細に力に緩急をつけて揉みこめば沙夜の乳房は粘土のように形を変えて、卑しくも快感に震えるのだ。
「じゅるっ……ずじゅるるるっ♡ やだ……たりない。ホントは永春くんに……吸ってほしい、のに♡」
血液が乳房によく巡り、色鮮やかな桃色の乳首は真っ赤に充血してコリコリと勃起している。大きさがなせる業か沙夜は片方のおっぱいをぐいっと持ち上げると自らの口に乳首を含んで愛撫を始める。はしたなく啜りあげる水音を鳴らして、舌で玩んだり歯を立てて甘噛みしてみたりと底なしに湧きあがる情欲に身を任せて、永春に抱かれる妄想を一切の自重なく巡らせて乱れる。
頭の片隅にはこの淫欲を発散させれば症状は治まるのではという一抹の期待もあった。いいや、それは単に自らの淫乱な痴態を受け容れられずに用意した浅はかな言い訳かもしれない。
「あああっ♡ イクぅっ!!」
朱に染まった秘部が震えて、淫蜜を微かに噴いた。
沙夜の頭の中でパチパチと火花が飛び、体中が蕩けきる。
もう、何度目かも忘れた絶頂を堪能しながら、沙夜は膝立ちでへたり込んで大きく肩で息をしていた。
「はー……はー……たりない。これじゃ……きっと治せないんだ。もっと、きもちよくないとダメなんだ♡」
媚薬の淫毒に犯された彼女の口から出た言葉に常識や脈絡は欠片もない。
ただ一抹残った羞恥心からくる淫行に耽る自分を正当化させるための言い訳を考え出す程度の知恵だけがそんな普段の沙夜からでは絶対に考えられない情婦のような言葉を吐かせた。
いやらしく育った自分の体だけでは満足する快楽が手に入らない。
乳首やクリトリスを愛撫する手を休ませることなく、すがるような眼差しで周囲を見渡していた沙夜の視線は壁際に設けられたシャワーヘッドに吸い込まれた。
「あ……いいもの見つけました」
快楽を得るために思いついた妙案に沙夜の息が荒くなる。
心臓がドクドクと高鳴って指先を揺らすようだった。
これからすることへの好奇心と罪悪感が絶世のスパイスとなって情欲に抗えない沙夜を刺激する。
「どうなっちゃうんだろう……こわい、でも……んっ、くぅん♡」
蛇口に手を掛けたら後戻りはできないと彼女の理性だった燃えカスが最終警告を鳴らす。しかし、いまの彼女は止らない。むしろ、無理に止れば狂える性欲によって壊れてしまうかもしれない。
事実、ずっと淫らにオナニー中毒のように快楽を貪っていた沙夜の痴態を写し出していた浴室の鏡には泣き出しそうなぐらい不安そうな眼差しで口元をにやけさせる、何とも艶めかしく罪深い表情をした沙夜が写っていた。
「あは……♡」
だらしのない笑みを浮かべた沙夜がシャワーヘッドを手に取った。
彼女はゆっくりとそれを自らの股間に近づける。
冷たく硬い金属パーツがついに秘部に触れると膣肉が擦れて、ぬちゅりと卑猥な水音が立つ。
「ハァ……ハッ……お願い……イかせてください♡」
念のため、永春に気付かれないに手拭を猿轡のように口に咥える。
口いっぱいに溜まった唾を音を立てて飲み込むと淫らな欲求はもう止められない。
発情した雌犬のように荒い息使いで沙夜はシャワーの蛇口を思いっきり捻った。
シャワーヘッドから勢い良くきめ細かく無数の水流が噴き出した。
「んおおおおおおっ♡ イっくぅううううううっ♡」
熱く激しいシャワーの水流が沙夜の秘裂に衝突した瞬間に彼女の頭は夥しい快楽の前に真っ白になった。指とは違う永続的にクリトリスや膣口さらにはその奥まで攻め立てる水流の愛撫は想像絶するもので沙夜はビクンと海老反りにのけぞって拷問と錯覚するような快楽に打ち震える。
「くぅん♡ んあ゛っ♡ あは……ふああっ♡ また、イクッ♡」
潰れたカエルのような不格好な体勢で床にのびた沙夜は長い黒髪も濡れ乱し、熱く蕩ける連続絶頂に溺れ耽る。両手でしっかりと握り締めたシャワーヘッドを痛いほど強く陰部に押し当てて、刺激的な快感を貪って、気付けば一人で滑稽にへこへこと腰を振っていた。
「ふーっ♡ ふぅーっ♡ おっ♡」
ひとしきり淫楽を貪って満足した沙夜は艶めかしい肢体をだらしなく投げ出して放心したようにタイルの床に伏して、熱っぽい吐息を繰り返す。そして、最後に短く卑しくて甘ったるく喘ぎぐったりと動かなくなってしまった。
最後に全身の力が緩みきったことにより愛液で濡れほそり、宝石のようにキラキラと煌めく秘部から恥ずかしい金色の聖水をちょろちょろと垂れ流して、彼女のささやかな独り淫宴はひとまずの幕引きを迎えた。
※
「あふぅっ……ダメですぅ♡ やっぱり、なおらない」
あれから再び色欲の火が点いて何度自らを慰めて、絶頂の快感に耽ったのだろう。
沙夜の体はもうオナニーでは満足できなくなっていた。
よろよろと立ち上がった彼女は怖いほど静かに風呂場を出ると半ば適当に体を拭いて寝巻着にしている浴衣を一枚だけ羽織る。
「永春くん……沙夜を
卑しく淫らに愛しい少年の名を喘いで沙夜は遊女のように彼を求めてふらりと歩を進めはじめる。濡れた前髪の奥に隠れた沙夜のつぶらな紫瞳は淫らに蕩けて爛々と煌めいていた。